JP6029509B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP6029509B2
JP6029509B2 JP2013067032A JP2013067032A JP6029509B2 JP 6029509 B2 JP6029509 B2 JP 6029509B2 JP 2013067032 A JP2013067032 A JP 2013067032A JP 2013067032 A JP2013067032 A JP 2013067032A JP 6029509 B2 JP6029509 B2 JP 6029509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
grain
sensor
stored
threshold value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013067032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014187943A5 (ja
JP2014187943A (ja
Inventor
大嗣 井上
大嗣 井上
一浩 高原
高原  一浩
池田 博
博 池田
和憲 松藤
和憲 松藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2013067032A priority Critical patent/JP6029509B2/ja
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to EP14773116.0A priority patent/EP2979537B1/en
Priority to US14/780,069 priority patent/US9820436B2/en
Priority to PCT/JP2014/054025 priority patent/WO2014156387A1/ja
Priority to KR1020157030450A priority patent/KR102234179B1/ko
Priority to CN201480023850.1A priority patent/CN105163575B/zh
Publication of JP2014187943A publication Critical patent/JP2014187943A/ja
Publication of JP2014187943A5 publication Critical patent/JP2014187943A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6029509B2 publication Critical patent/JP6029509B2/ja
Priority to US15/730,467 priority patent/US10143132B2/en
Priority to US16/177,801 priority patent/US10945367B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、植立穀稈を刈取る刈取部と、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、穀粒タンクに貯留された穀粒の貯留体積量を計測する計測センサと、が備えられているコンバインに関する。
上記のような従来のコンバインの一例が例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に示されたコンバインには、穀粒タンク(特許文献1では「グレンタンク」)内における穀粒の溜り具合を検知する高さの異なる複数段の貯留レベルを検出できるレベルセンサ(特許文献1では「籾センサ」)が備えられている。このようなコンバインでは、例えば、最上段の計測センサが穀粒を検知した際に、穀粒タンク内の穀粒が一定量に達した旨、例えば満量である旨の報知を運転者へ行うことができる。
特許第5098277号公報
しかしながら、従来の技術では、穀粒タンク内において検出可能な穀粒の貯留体積量は、レベルセンサが設置される高さで決まるため、報知を行うための穀粒タンク内の穀粒の貯留体積量の閾値は固定されていた。このため、例えば、容量が決まっているコンテナや穀粒袋等に丁度収納できる量の穀粒が貯留されたことを報知するというような柔軟な刈取作業は行えなかった。
このような実情に鑑み、穀粒タンク内に所定量の穀粒が貯留されたことを報知することが可能であり、かつ、その所定量を任意に変更できるコンバインの提供が望まれている。
本発明に係るコンバインは、
刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、
前記脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記穀粒タンクに貯留される穀粒の少なくとも水分値を計測する品質センサと、
前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の重量を計測する重量センサと、
前記品質センサにより検出された穀粒の水分値、および、前記重量センサにより計測された前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の重量、に基づいて前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の貯留体積量を演算する演算部と、
記貯留体積量が、体積単位で設定される閾値を超えたか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記貯留体積量が前記閾値を超えたと判定されると、運転者に、前記貯留体積量が前記閾値を超えたことに関する情報を報知する報知部と、
外部サーバとの通信を行う通信部と、
前記外部サーバから受信したデータに基づいて前記閾値を変更可能な変更部と、が備えられているものである。
本発明によると、判定部と報知部とが備えられているので、所定量の穀粒が貯留されたことを運転者が知ることができる。さらに、本発明であると、変更部が備えられているので、排出先の容器等の容量に応じた報知が可能となる。
さらに、本発明によれば、穀粒タンクに貯留された穀粒の重量を重量センサで計測するので、穀粒タンクに貯留された穀粒の貯留体積量を得る際に、高さの固定されたレベルセンサよりも、より細かな値を得ることが可能となる。このため、変更部による閾値の変更も細かく行うことが可能となり、閾値の変更を柔軟に行うことができる。
さらに、本発明によれば、品質センサにより検出された穀粒の水分値、および、重量センサにより計測された穀粒タンクに貯留された穀粒の重量、に基づいて貯留体積量が演算されるので、穀粒の実際の品質が考慮された精度のよい貯留体積量を演算できる。例えば、品質センサによって穀粒タンクに貯留された穀粒の少なくとも水分値を計測することにより、穀粒のおおよその比重が分かるので、重量センサにより計測された穀粒タンクに貯留された穀粒の重量から、穀粒タンクに貯留された実際の穀粒の性状に合致する正確な貯留体積量を得ることが可能となり、演算された貯留体積量と体積単位で設定される閾値とを比較できる。また、体積単位で閾値を設定できるので、例えば、重量単位で設定するのに比較して貯留度合をイメージし易く閾値の設定が行い易くなる。
さらに、本発明によれば、例えば、遠隔の管理センタ等に設置された外部サーバから閾値を変更することができ、外部からの貯留体積量の管理が可能となる。
上記構成において、前記通信部は、前記変更部によって前記閾値が変更された場合、変更結果を前記外部サーバへ送信するように構成されていると好適である。
本構成によれば、変更部によって閾値が変更された場合、変更結果が通信部を介して外部サーバに送信できる。これにより、例えば、運転者が誤って閾値を変更した場合でも、外部サーバにおいて、閾値の変更結果を確認できるので、種々の不都合を回避できる。一例を挙げると、管理センタ等における穀粒の乾燥機等の受け入れ可能な容量が決まっている場合、閾値の変更が望ましくない場合もあり、このような場合に、外部サーバにおいて運転者が閾値を変更した変更結果を確認できるので、閾値の再変更を促す等の適切な対処をとることができる。また、外部サーバによって、閾値を一括管理している場合等に、古いデータを新しいデータに自動的に書き換えることも可能となる。
上記構成において、前記判定部は、複数の前記閾値を設定可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、判定部は、複数の閾値が設定可能とされているので、穀粒タンク内における穀粒の貯留体積量について、複数段階で運転者に報知を行うことが可能となる。つまり、例えば、判定部において、所望量の第1閾値と、第1閾値よりも小さな第2閾値を設定しておいたとすると、第2閾値に貯留体積量が達すると、もうすぐ所望量の貯留がなされる旨の予備報知を運転者に行い、その後、第1閾値に貯留体積量が達すると、所望量の貯留がなされた旨の本報知を運転者に行うといったことができる。このため、運転者にとっては穀粒の貯留状況の把握が行い易くなる。
上記構成において、前記貯留体積量を表示する表示部と、
前記穀粒タンクの底部に設けられ、前記穀粒タンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガと、が備えられ、
前記排出オーガが作動されてから次の刈取作業が行われるまでの間、前記排出オーガの始動前における前記貯留体積量が前記表示部に表示され続けるようになっていると好適である。
本構成によれば、運転者が前回の貯留量を忘れてしまった場合等に次の刈取作業を行うまでは簡単に前回の貯留量を確認できる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 制御構成を示すブロック図である。 別実施形態における制御構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[コンバインの概略構成]
コンバイン10は、クローラ走行式の自脱型コンバインであり、図1〜図3に示すように、コンバイン10には、エンジン11によって回転駆動される走行機構としての左右一対のクローラ走行装置12と、クローラ走行装置12によって自走するように構成された走行機体と、植立穀稈を刈取る刈取部13と、刈取部13により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部14と、脱穀部14によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンク15と、穀粒タンク15に貯留された穀粒を外部へ排出可能なアンローダ16と、運転者が操縦を行う運転操縦部18と、制御装置であるECU19と、外部との通信が可能な通信ユニット20と、が備えられている。
クローラ走行装置12の近傍には、クローラ走行装置12における不図示の回転軸の回転を検出する回転センサ23(図3参照)が備えられている。回転センサ23は、走行速度の検出に利用される。
図1、図2に示すように、刈取部13は、走行機体の機体フレーム25の前部に上下昇降自在に支持されている。刈取部13により刈り取られた刈取穀稈は、脱穀部14へと送り込まれる。刈取部13はエンジン11の動力によって作動される。刈取部13には、穀稈センサとして、刈取部13に存在する刈取穀稈の株元を検出するように構成されている株元センサ26(図3参照)が備えられている。株元センサ26により穀稈の株元が検出されることは、刈取部13が作動していることを意味する。
図1、図2に示すように、脱穀部14は、機体フレーム25の後部に支持されている。脱穀部14は、刈取部13により刈り取られた刈取穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀された穀粒を穀粒タンク15へと送り込む。脱穀部14はエンジン11の動力によって作動される。
図1、図2に示すように、穀粒タンク15は、機体フレーム25のうちの脱穀部14に対して機体右横側に位置しており、エンジン11の後方に配置されている。穀粒タンク15内の前部側には、穀粒タンク15に貯留された穀粒の水分値、タンパク値等を計測可能な品質センサ27が配置されている。品質センサ27は、脱穀部14から穀粒タンク15に送り込まれた穀粒の一部につき、水分値、タンパク値等の品質(食味)の測定を行うものである。また、穀粒タンク15の下部には、重量センサ28(「計測センサ」の一例)が備えられている。重量センサ28は、穀粒が貯留された穀粒タンク15の重量を計測できるように構成されている。つまり、重量センサ28は、穀粒タンク15に貯留された穀粒の重量を計測するために用いられ、重量センサ28による測定に基づく穀粒タンク15に貯留された穀粒の重量は、穀粒タンク15に貯留された穀粒の『貯留体積量』の演算に用いられる。
また、穀粒タンク15内には、穀粒タンク15内に貯留された穀粒の貯留レベルを計測可能なレベルセンサ35が備えられている。レベルセンサ35は、1つ又は配置高さの異なる複数の接触式センサから構成されている。例えば、レベルセンサ35として、下方から上方に向けて、第1センサ36、第2センサ37、第3センサ38、第4センサ39が順に異なる高さに配置されている。第1センサ36は、穀粒タンク15内の後側内面に設けられている。第2センサ37、第3センサ38、第4センサ39は、穀粒タンク15内の前側内面側に設けられている。
また、穀粒タンク15の底部には、排出オーガ41が設けられている。排出オーガ41は、排出クラッチ42(図3参照)を入り状態にすると作動してアンローダ16を通じて穀粒を外部へ排出し、また、排出クラッチ42を切り状態にすると停止して穀粒の排出を行わないように構成されている。排出オーガ41はエンジン11の動力によって作動される。
図1、図2に示すように、運転操縦部18には、運転者が着座する運転座席43と、『貯留体積量』についての『新たな閾値』を操作入力可能な入力装置44と、各種情報を表示可能なディスプレイ45(「表示部」に相当)と、各種音声を出力可能なスピーカ46等が備えられている。
ディスプレイ45は、穀粒タンク15に貯留された穀粒の『貯留体積量』を表示する『貯留体積量モード』、エンジン11における燃料噴射量の積算値である『燃料消費量』を表示可能な『燃料消費量表示モード』等の複数の表示モードが備えられている。ディスプレイ45は、不図示の切替スイッチの短押操作によって特定の表示モードから他の表示モードへと、順繰りに切替可能に構成されている。
[ECU、通信ユニット]
図3に示すように、制御構成として、選択部50、演算部51、判定部52、通信部53、変更部54、表示指令部55、報知部56、が備えられている。選択部50、演算部51、判定部52、変更部54、表示指令部55、報知部56は、ECU19に備えられている。表示指令部55には、記憶部57が備えられている。通信部53は、管理センタ等に設置された外部サーバ60との間で、Wi-Fi規格等の無線通信により情報の送受
信が可能とされており、通信ユニット20に備えられている。
選択部50は、排出クラッチ42、株元センサ26、回転センサ23の各状況に応じて、『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に、リアルタイムの『貯留体積量』、確定された『貯留体積量』のいずれを表示させるべきかを選択する。選択部50は、排出クラッチ42、株元センサ26、回転センサ23、演算部51に接続されている。選択部50は、通常、『リアルタイム表示信号』を演算部51に出力し続けている。但し、排出クラッチ42が切り状態から入り状態になったことを確認すると、『記憶指令信号』を演算部51へ出力するとともに、『リアルタイム表示信号』の代わりに『確定表示信号』を演算部51へ出力し続ける。そして、選択部50は、この状態から、株元センサ26が検出状態になり、かつ、回転センサ23が駆動軸の回転を検出している検出状態になると、再び、『確定表示信号』の代わりに『リアルタイム表示信号』を演算部51へ出力し続ける状態へ復帰する。
演算部51は、重量センサ28および品質センサ27からの情報に基づいて穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『貯留体積量』を演算する。演算部51は、重量センサ28、品質センサ27、判定部52、表示指令部55に接続されている。演算部51は、重量センサ28により計測された穀粒タンク15の重量から、穀粒タンク15の風袋重量を減算して、穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『概算重量』を演算するように構成されている。そして、演算部51は、品質センサ27により測定された穀粒の水分値やタンパク値に基づいて、記憶部57に予め記憶された穀粒の水分値やタンパク値等に対応した『比重値』を読み出す。そして、演算部51は、重量センサ28による計測に基づく穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『概算重量』と、品質センサ27により検出された穀粒の水分値やタンパク値等により決定される『比重値』と、に基づいて、穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『貯留体積量』を演算する。演算部51は、選択部50から『リアルタイム表示信号』を入力している間は、『貯留体積量』をリアルタイムに判定部52および表示指令部55へ出力し続けるように構成されている。また、演算部51は、選択部50から『確定表示信号』を入力すると、排出クラッチ42が切り状態から入り状態になる直前、すなわち、排出オーガ41が作動される直前時に演算した貯留体積量を確定された『貯留体積量』として記憶部57に記憶させる。そして、演算部51は、選択部50から『確定表示信号』を入力している間は、表示指令部55に、『読出表示信号』を出力し続けるように構成されている。
判定部52は、『貯留体積量』が『閾値』を超えたか否かを判定する。判定部52は、演算部51、変更部54、報知部56、に接続されている。判定部52には、体積単位で設定される『閾値』が記憶されている。判定部52は、『閾値』として、複数の『閾値』を設定可能に構成されている。例えば、『閾値』として、穀粒タンク15内に貯留されるべき所望の目標値である『第1閾値』や、所望の目標値よりも値の小さな『第2閾値』等を任意に設定できる。判定部52は、演算部51から入力される『貯留体積量』が、予め設定された『閾値』を超えたか否かを判定するように構成されている。判定部52は、演算部51から入力される『貯留体積量』と『閾値』を比較して、『貯留体積量』が『閾値』を超えると、報知部56へ『報知信号』を出力する。
通信部53は、外部サーバ60から『新たな閾値』等を含む情報を受信すると、その『新たな閾値』を変更部54へ出力するように構成されている。また、通信部53は、変更部54によって『閾値』が変更された場合、その変更結果を外部サーバ60へ送信するように構成されている。つまり、通信部53は、入力装置44によって『閾値』が変更された事実および変更後の『新たな閾値』等が含まれた変更結果の情報を外部サーバ60へ送信するように構成されている。
変更部54は、判定部52に設定された『閾値』を『新たな閾値』に変更する。変更部54は、入力装置44、判定部52、通信部53、に接続されている。変更部54は、入力装置44から『新たな閾値』の入力があると、判定部52において設定されている『閾値』を『新たな閾値』へ変更できるように構成されている。変更部54は、外部サーバ60から通信部53を介して入力された『新たな閾値』等の含まれた情報に基づいて『閾値』を変更可能に構成されている。つまり、変更部54は、通信部53から『新たな閾値』が入力されると、判定部52において設定されている『閾値』を『新たな閾値』へ変更できるように構成されている。変更部54は、入力装置44と通信部53とから同時に『新たな閾値』の入力があると、判定部52において設定されている『閾値』を、通信部53から入力された『新たな閾値』へ変更する。また、変更部54は、入力装置44から『新たな閾値』が入力されると、入力装置44によって『閾値』が変更された事実および変更後の『新たな閾値』等が含まれた変更結果の情報を通信部53へ出力する。
表示指令部55は、リアルタイムの『貯留体積量』、あるいは、確定された『貯留体積量』を、『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に表示させる。表示指令部55は、演算部51、ディスプレイ45、に接続されている。表示指令部55に備えられている記憶部57は、各種情報を記憶・消去可能に構成されている。記憶部57には、記憶された穀粒の水分値やタンパク値毎の『比重値』が予め記憶されている。また、記憶部57には、演算部51から入力される確定された『貯留体積量』が記憶される。また、詳細は省略するが、記憶部57には、エンジン11における燃料噴射量の積算値である『燃料消費量』がリアルタイムに記憶されるように構成されている。表示指令部55は、演算部51からリアルタイムの『貯留体積量』を入力している間は、『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に、そのリアルタイムの『貯留体積量』を『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に表示させ続ける。そして、表示指令部55は、演算部51から『読出表示信号』を入力している間は、記憶部57に記憶されている確定された『貯留体積量』を『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に表示させ続ける。
報知部56は、『貯留体積量』が『閾値』を超えた際に、運転者へ報知を行う。報知部56は、判定部52、ディスプレイ45、スピーカ46に接続されている。報知部56は、判定部52から『報知信号』を入力すると、ディスプレイ45に「穀粒の量が閾値を超えたこと」に関する情報を表示させるとともに、スピーカ46により、「穀粒の量が閾値を超えたこと」を示すブザー音等の音声を出力させる。つまり、報知部56は、判定部52によって穀粒タンク15内の穀粒の『貯留体積量』が『閾値』を超えたと判定されると、運転者に、穀粒タンク15内の穀粒の『貯留体積量』が『閾値』を超えたことに関する情報を報知する。報知の態様としては、例えば、「目的とする貯留体積量の収穫が完了しました。」等の文字、記号、絵をディスプレイ45に表示したり、スピーカ46にてブザー音等を鳴らしたりする等の種々の態様をとりうる。
〔動作説明〕
上記ECU19、通信ユニット20が備えられたコンバイン10の動作を以下に説明する。
例えば刈取作業前や刈取作業中に、例えばコンテナや穀粒袋の容量に相当する『閾値』等の任意の『新たな閾値』を運転者が入力装置44により操作入力する。すると、判定部52における『閾値』が『新たな閾値』に変更されるとともに、その変更結果が通信ユニット20の通信部53を介して外部サーバ60へ送信される。また、外部サーバ60から『新たな閾値』を含む情報が通信ユニット20の通信部53によって受信されると、判定部52における『閾値』が『新たな閾値』に変更される。
判定部52に『新たな閾値』が設定された状態で、刈取作業を進めると、『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に、穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』がリアルタイムに更新されて表示され続ける。そして、穀粒タンク15内に『新たな閾値』を超える『貯留体積量』の穀粒が貯留されると、ディスプレイ45やスピーカ46により表示や音声によって運転者に穀粒タンク15に所望の『貯留体積量』の穀粒が貯留されたことが報知される。
そして、穀粒を外部へ排出するに際し、排出オーガ41が作動されると、排出オーガ41が作動されてから、次の刈取作業が行われるまでの間は、排出オーガ41の始動前における『貯留体積量』が『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45に表示され続ける。次の刈取作業が行われるということは、株元センサ26および回転センサ23のいずれもが検出状態になったことにより判断される。次の刈取作業が行われると、『貯留体積量モード』におけるディスプレイ45は、再び、穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』がリアルタイムに更新されて表示される状態に復帰する。
[燃料消費量のリセット]
ディスプレイ45が、『燃料消費量モード』になっているときには、切替スイッチの短押操作よりも押し時間の長い長押操作によって、記憶部57に格納されている『燃料消費量』の値をゼロにリセットできるように構成されている。そして、リセットされた『燃料消費量』は、ゼロから再カウントされる。このように『燃料消費量』をリセット可能にしていることにより、『燃料消費量モード』におけるディスプレイ45によって、例えば刈取作業を行う圃場毎、運転者毎で、どの位燃料の消費量に違いがあったか等の判断が行い易くなる。
[別の実施形態]
(1)上記実施形態では、『閾値』が体積単位で設定されるものを一例に示したが、これに限られず、『閾値』が重量単位で設定されていてもよい。この場合、判定部52において、重量センサ28による計測に基づく穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『概算重量』と『閾値』が比較される。
(2)上記実施形態では、「計測センサ」としての重量センサ28および品質センサ27に基づいて、穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『貯留体積量』を演算する例を示したが、これに限られない。例えば、レベルセンサ35を「計測センサ」として用い、レベルセンサ35により計測される穀粒タンク15内に貯留された穀粒の貯留レベルに基づいて穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『貯留体積量』を演算するようにされていてもよい。この場合、ECU19において演算部51の代わりに、図4に示すように、レベルセンサ35により測定された貯留レベルに基づいて穀粒タンク15内に貯留された穀粒の『貯留体積量』を演算する演算部151が備えられている。演算部151には、レベルセンサ35としての第1センサ36、第2センサ37、第3センサ38、第4センサ39からの検出信号が夫々入力されている。演算部151は、第1センサ36のみから検出信号が入力されている場合、穀粒タンク15の底部から第1センサ36の位置までの体積を穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』として演算する。また、演算部151は、第1センサ36および第2センサ37から検出信号が入力されている場合、穀粒タンク15の底部から第2センサ37の位置までの体積を穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』として演算する。また、演算部151は、第1センサ36、第2センサ37、および、第3センサ38から検出信号が入力されている場合、穀粒タンク15の底部から第3センサ38の位置までの体積を穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』として演算する。また、演算部151は、第1センサ36〜第4センサ39の全てから検出信号が入力されている場合、穀粒タンク15の底部から第4センサ39の位置までの体積を穀粒タンク15内における穀粒の『貯留体積量』として演算する。そして、この場合、判定部52の『閾値』としては、例えば、第1センサ36〜第4センサ39に対応して4段階にて体積単位で設定可能とされ、変更部54によって判定部52における『閾値』を4段階のうちから任意に変更可能に構成されていると好適である。なお、レベルセンサ35は4つに限られず、1つ〜3つ、または、5つ以上設けられていてもよい。
(3)上記実施形態では、品質センサ27は、穀粒の水分値、タンパク質等の品質の測定を行うものを一例に示したが、これに限られず、品質センサ27は、少なくとも穀粒の水分値が測定できるものであればよい。
(4)上記実施形態では、次の刈取作業が行われるということが、株元センサ26および回転センサ23のいずれもが検出状態になったことにより判断されるようにされている例を示したが、これに限られるものではない。株元センサ26または回転センサ23が単独で検出状態になったことにより、次の刈取作業が行われるということが判断されるようにされていてもよい。
(5)上記実施形態では、判定部52において、『閾値』として、穀粒タンク15内に貯留されるべき所望の目標値である『第1閾値』や、所望の目標値よりも値の小さな『第2閾値』等を設定できる例を示したがこれに限られない。例えば、判定部52において設定可能な閾値の数は、1つまたは3つ以上であってもよい。
(6)上記実施形態では、通信部53が通信ユニット20に備えられている例を示したが、これに限られず、ECU19に通信部53が備えられていてもよい。
本発明は、クローラ走行式の自脱型コンバインの他、ホイール走行式の自脱型コンバインや、全稈投入型コンバイン等にも利用できる。
10 :コンバイン
13 :刈取部
14 :脱穀部
15 :穀粒タンク
27 :品質センサ
28 :重量センサ(計測センサ)
35 :レベルセンサ
45 :ディスプレイ(表示部)
51 :演算部
52 :判定部
53 :通信部
54 :変更部
56 :報知部
60 :外部サーバ

Claims (4)

  1. 植立穀稈を刈取る刈取部と、
    刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、
    前記脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記穀粒タンクに貯留される穀粒の少なくとも水分値を計測する品質センサと、
    前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の重量を計測する重量センサと、
    前記品質センサにより検出された穀粒の水分値、および、前記重量センサにより計測された前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の重量、に基づいて前記穀粒タンクに貯留されている穀粒の貯留体積量を演算する演算部と、
    記貯留体積量が、体積単位で設定される閾値を超えたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記貯留体積量が前記閾値を超えたと判定されると、運転者に、前記貯留体積量が前記閾値を超えたことに関する情報を報知する報知部と、
    外部サーバとの通信を行う通信部と、
    前記外部サーバから受信したデータに基づいて前記閾値を変更可能な変更部と、が備えられているコンバイン。
  2. 記通信部は、前記変更部によって前記閾値が変更された場合、変更結果を前記外部サーバへ送信するように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記判定部は、複数の前記閾値を設定可能に構成されている請求項1または2に記載のコンバイン。
  4. 前記貯留体積量を表示する表示部と、
    前記穀粒タンクの底部に設けられ、前記穀粒タンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガと、が備えられ、
    前記排出オーガが作動されてから次の刈取作業が行われるまでの間、前記排出オーガの始動前における前記貯留体積量が前記表示部に表示され続ける請求項1〜3の何れか一項に記載のコンバイン。
JP2013067032A 2013-03-27 2013-03-27 コンバイン Active JP6029509B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067032A JP6029509B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 コンバイン
US14/780,069 US9820436B2 (en) 2013-03-27 2014-02-20 Combine for measuring the weight of grain retained in a grain tank
PCT/JP2014/054025 WO2014156387A1 (ja) 2013-03-27 2014-02-20 コンバイン
KR1020157030450A KR102234179B1 (ko) 2013-03-27 2014-02-20 콤바인
EP14773116.0A EP2979537B1 (en) 2013-03-27 2014-02-20 Combine
CN201480023850.1A CN105163575B (zh) 2013-03-27 2014-02-20 联合收割机
US15/730,467 US10143132B2 (en) 2013-03-27 2017-10-11 Combine
US16/177,801 US10945367B2 (en) 2013-03-27 2018-11-01 Combine having a temporary retention unit and a shutter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067032A JP6029509B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 コンバイン

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014187943A JP2014187943A (ja) 2014-10-06
JP2014187943A5 JP2014187943A5 (ja) 2016-02-25
JP6029509B2 true JP6029509B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=51834929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067032A Active JP6029509B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6029509B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016131528A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP6494344B2 (ja) * 2015-03-16 2019-04-03 株式会社クボタ コンバイン
JP6710929B2 (ja) * 2015-10-19 2020-06-17 井関農機株式会社 穀物収穫乾燥システム
JP2017108665A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車輌
JP6697964B2 (ja) * 2016-06-27 2020-05-27 株式会社クボタ コンバイン
JP6742889B2 (ja) * 2016-11-21 2020-08-19 株式会社Ihiアグリテック ロールベーラ、及びロールベーラの制御方法
KR102557234B1 (ko) * 2018-01-23 2023-07-20 가부시끼 가이샤 구보다 표시 장치 및 해당 표시 장치가 구비된 콤바인
JP7034734B2 (ja) * 2018-01-23 2022-03-14 株式会社クボタ 表示装置が備えられたコンバイン
JP7152336B2 (ja) * 2019-03-25 2022-10-12 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04267814A (ja) * 1991-02-21 1992-09-24 Kubota Corp コンバイン
JP2006081480A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Yanmar Co Ltd 農業情報管理システム
JP2006246845A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Yanmar Co Ltd コンバイン
US8175775B2 (en) * 2008-06-11 2012-05-08 Cnh America Llc System and method employing short range communications for establishing performance parameters of an exemplar agricultural machine among a plurality of like-purpose agricultural machines
JP2010227078A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2011077980A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Yanmar Co Ltd 農作業機械における処理条件の自動設定

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014187943A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6029509B2 (ja) コンバイン
US10945367B2 (en) Combine having a temporary retention unit and a shutter
US7877181B2 (en) Scalable grain tank fill level display
US9826683B2 (en) Grain mass flow rate determination
JP2009044995A (ja) コンバイン
JP2006254725A (ja) コンバイン
JP6300592B2 (ja) 収穫機
WO2018003321A1 (ja) コンバイン
WO2015152362A1 (ja) コンバイン
JP6494344B2 (ja) コンバイン
KR102302684B1 (ko) 수확기
JP6952652B2 (ja) コンバイン
JP2016202117A (ja) コンバイン
JP6279960B2 (ja) コンバイン
JP6279965B2 (ja) コンバイン
JP2019170277A (ja) コンバイン
JP2018108092A (ja) 収穫機
JP6300591B2 (ja) 収穫機
JP2011167110A (ja) コンバイン
JP2005224222A (ja) コンバインの収穫作業方法
JP2016202114A (ja) コンバイン
JP6208537B2 (ja) コンバイン
CN211580683U (zh) 联合收割机
JP6903185B2 (ja) 穀粒管理システム
JP5512373B2 (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6029509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150