JP6007052B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、シリンダヘッドに作業用開口が設けられる内燃機関に関する。
シリンダヘッド内部の加工、シリンダヘッド内部に収容されるロッカーアームの組付け、ロッカーアームに対するタペット調整等のために、シリンダヘッドの外壁に作業用開口を設ける内燃機関が従来から知られている(特許文献1等参照)。
特開2011−256836号公報
上記のような内燃機関における作業用開口は、上記で説明した種々の作業を良好に実施できるようにするために、作業スペースを大きく確保できるようにすることが望まれるが、作業用開口を大型化しようとする場合には、これに応じて内燃機関も大型化する必要が生じてしまう場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シリンダヘッドを小型化した場合にあっても、作業用開口の大きさを確保し、作業用開口を通して行う作業の作業スペースを確保して当該作業を良好に実施できるとともに、シリンダヘッドの加工をも容易にする内燃機関を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、ピストン(30)を摺動可能に収容するシリンダボア(26)が形成されるシリンダブロック(24)に連結して、前記シリンダボア(26)の中心を通るシリンダ中心軸線(L1)に沿って延び、該シリンダ中心軸線(L1)の延長線上に、前記シリンダボア(26)に面する燃焼室(42)が形成されるとともに、該燃焼室(42)を開閉する動弁機構を収容するシリンダヘッド(25)を備え、前記動弁機構は、前記シリンダヘッド(25)に回転可能に支持されるカムシャフト(47)と、前記シリンダヘッド(25)に支持され、前記カムシャフト(47)に沿って延びるロッカーアームシャフト(61)と、前記ロッカーアームシャフト(61)に揺動可能に支持され、前記カムシャフト(47)に設けられたカム(59)によって揺動するロッカーアーム(46)と、前記ロッカーアーム(46)の揺動に応じて前記燃焼室(42)を開閉するバルブ(44)と、を備え、前記シリンダヘッド(25)の先端側の壁部には、少なくとも前記ロッカーアーム(46)を外部に露出させてメンテナンスを可能とする長円形状の作業用開口(83)が形成される内燃機関において、前記ロッカーアーム(46)は、前記ロッカーアームシャフト(61)が挿通される基部(74)と、該基部(74)から延びて、その先端部から前記バルブ(44)を摺動させる作用力を該バルブ(44)に付与するアーム部(76)と、を備え、前記作業用開口(83)の開口方向から見た場合に、前記作業用開口(83)は、その長軸が前記シリンダ中心軸線(L1)に対して傾斜するように形成されるとともに、前記基部(74)が前記ロッカーアームシャフト(61)を支持する支持ボス部(79)に当接する位置は、前記長軸が前記シリンダ中心軸線(L1)に対して傾斜する側に設定され、前記基部(74)は、前記シリンダ中心軸線(L1)から離れた位置で、前記ロッカーアームシャフト(61)に当接支持され、前記アーム部(76)は、前記基部(74)から前記作業用開口(83)側に向けて傾斜して延び、前記作業用開口(83)は、その長軸が前記アーム部(76)の傾斜と同方向に傾斜するように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の内燃機関において、前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部に、前記シリンダ中心軸線(L1)方向視で、前記シリンダボア(26)を囲むように四つのボルト挿通孔(63)が形成され、前記ボルト挿通孔(63)は、前記先端側の壁部から前記シリンダブロック(24)側に貫通し、該ボルト挿通孔(63)にボルトを挿通させることで、前記シリンダヘッド(25)が前記シリンダブロック(24)に連結され、前記作業用開口(83)の周縁部には、該作業用開口(83)を閉じる蓋体(85)を取付けるためのボルトを挿通させて締結する蓋体用ボルト締結孔(87B)が複数形成され、複数の前記蓋体用ボルト締結孔(87B)のうちの少なくとも1つが、隣接する前記ボルト挿通孔(63)を結んで形成される矩形状の領域(R)内に、その少なくとも一部を入り込ませるように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関において、前記アーム部(76)は、前記ロッカーアームシャフト(61)から前記作業用開口(83)側に向けて延び、前記ロッカーアーム(46)が前記カム(59)によって揺動せず、前記バルブ(44)が閉じ状態となる該ロッカーアーム(46)のベース位置で、前記アーム部(76)の前記先端部が、前記作業用開口(83)の内側に入り込むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関において、前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部の内側に、前記カムシャフト(47)の中心軸線に直交する平面に沿って延びるガイドリブ(88)が形成され、該ガイドリブ(88)により、前記カムシャフト(47)の回転時に飛散される潤滑油をガイドさせ、前記ロッカーアーム(46)と前記バルブ(44)を潤滑し、前記ガイドリブ(88)は、前記作業用開口(83)の前記長軸を挟んで一側であって、前記シリンダヘッド(25)内に形成されて前記ロッカーアームシャフト(61)を挿通させて支持する前記支持ボス部(79)の端面よりも該支持ボス部(79)の軸線方向で該支持ボス部(79)側に形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関において、前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部に、前記シリンダ中心軸線(L1)方向視で、前記シリンダボア(26)を囲むように四つのボルト挿通孔(63)が形成され、前記ボルト挿通孔(63)は、前記先端側の壁部から前記シリンダブロック(24)側に貫通し、該ボルト挿通孔(63)にボルトを挿通させることで、前記シリンダヘッド(25)が前記シリンダブロック(24)に連結され、前記ボルト挿通孔(63)に前記ボルトを挿通させた状態で、前記ボルトが各別に、前記ロッカーアームシャフト(61)の左端部及び右端部に当接することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関において、前記作業用開口(83)は、その軸線方向に沿った、前記作業用開口(83)の外側開口縁の投影面内に、前記ロッカーアーム(46)の前記基部(74)、前記アーム部(76)、タペット調整ねじ(75A)及びナット(75B)が少なくとも位置するように開口寸法が設定されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関において、前記作業用開口(83)における軸線方向で前記シリンダヘッド(25)内側に位置する部位であって、前記シリンダブロック(24)側に位置する部位は、前記バルブ(44)のスプリング44Cを避けるように切り欠かれて、前記作業用開口(83)は当該部位において拡開しており、前記作業用開口(83)で拡開した部位は、前記作業用開口(83)の軸線方向に対して傾斜し、前記スプリング(44C)に近接して前記スプリング(44C)の軸線方向に沿って延びていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、作業用開口の大きさを小さくした場合であっても、作業用開口を通してシリンダヘッド内部の加工を行う際に、基部がロッカーアームシャフトを支持する支持ボス部に当接する位置を、ロッカーアームシャフトの軸線方向に沿う方向において比較的大きく外部に露出させることができるため、当該位置に対する加工を容易に行えるようにすることができる。また、ロッカーアームシャフトの軸線方向に沿う方向において比較的広く切削刃等の挿入スペースを確保できる。これにより、作業用開口の大きさを抑えて、シリンダヘッドを小型化した場合にあっても、作業用開口を通して行う作業の作業スペースを確保して当該作業を良好に実施できるとともに、シリンダヘッドの加工をも容易できる。また、作業用開口の大きさを小さくした場合であっても、ロッカーアームを作業用開口から外部に比較的大きく露出させることができるので、ロッカーアームに対するタペット調整や、シリンダヘッド内部に収容されるロッカーアームの組付け等の作業を容易に実施できる。
請求項に記載の発明によれば、ボルト挿通孔間のスペースを利用して、ボルト挿通孔と蓋体用ボルト締結孔とを集約させることで、シリンダヘッドを小型化できる。
請求項に記載の発明によれば、作業用開口内のデッドスペースを利用して、このデッドスペースにアーム部の先端部が入り込むようにすることで、シリンダヘッドのシリンダ中心軸線方向の寸法を低く抑え、シリンダヘッドを小型化できる。
請求項に記載の発明によれば、ロッカーアーム等に対して潤滑油を飛散させて好適に潤滑させることができるとともに、作業用開口から切削刃を挿入してロッカーアームのボス部を加工する際に、切削刃がガイドリブに接触し難い構造となるため、加工作業を容易に行うことができ、製造コストを抑制できる。


本発明の実施形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車の左側面図である。 上記内燃機関の縦断面図である。 図2のA−A線に沿う展開断面図である。 図3の拡大図である。 図4のD−D線に沿う断面図である。 図2の拡大図である。 図6の矢印B方向にシリンダヘッドを見た図である。 図6の矢印C方向にシリンダヘッドを見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。また、本実施形態では、車両の向きを用いて内燃機関の向きを説明するが、本発明に係る内燃機関の向きは、車両の向きに限定されるものではない。
図1は本実施形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車1の左側面図である。まず、この自動二輪車1について説明すると、自動二輪車1の車体フレーム2は、前端に位置するヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方に延びた後に、下方に延びるメインフレーム4と、ヘッドパイプ3から下方に延びるダウンフレーム5と、を有している。ヘッドパイプ3には、前輪6を軸支する左右一対のフロントフォーク7がステアリングステム8を介して操舵可能に枢支されている。ステアリングステム8の上部には、操舵用のバーハンドル9が取り付けられている。一方で、メインフレーム4の下端には、下方に延びるピボットプレート10が設けられ、ピボットプレート10には、図示省略するスイングアームが上下方向に揺動可能に支持される。
上記自動二輪車1において、本実施形態の内燃機関20はピボットプレート10とダウンフレーム5との間に配置される。内燃機関20は空冷単気筒エンジンであり、クランクケース21と、クランクケース21の前側上部から前上方に突出するシリンダ部22と、を備えている。
内燃機関20は、クランクケース21の前部がダウンフレーム5に支持されるとともに、クランクケース21の後部がピボットプレート10に支持されることで、車体フレーム2に支持されている。クランクケース21には、その前方側内部にクランク軸23が収容されるとともに、クランク軸23の後方に変速機Mが収容されている。すなわち、内燃機関20は、駆動源と変速機とが一体化される所謂パワーユニット型となっている。
シリンダ部22は、クランクケース21と直接的に連結されるシリンダブロック24と、シリンダブロック24に連結されるシリンダヘッド25と、で構成されている。
図2を参照し、シリンダブロック25にはシリンダボア26が形成されている。図中L1は、シリンダボア26のシリンダ中心軸線を示し、シリンダ中心軸線L1は、垂直方向に対して前方側にやや傾斜している。
図中C1はクランク軸23の中心軸線(以下、クランク軸線と呼ぶ)を示し、クランク軸線C1は、車幅方向に沿って延びている。また、本実施形態では、シリンダヘッド25は、その先端側の壁部が所謂ヘッドカバーとして機能し、ヘッドカバーとシリンダヘッドとを一体に有する構造となっている。なお、本実施形態では、シリンダブロック24とクランクケース21とが一体に形成され、シリンダブロック24とシリンダヘッド25は着脱可能に連結される構成であるが、シリンダブロック24とクランクケース21は、別体で連結される構成であってもよい。
図1及び図2を併せて参照し、シリンダヘッド25の後壁には、吸気管の一端が接続される吸気ポート25INが形成され、シリンダヘッド25の前壁には、排気管29の一端が接続される排気ポート25EXが形成されている。吸気管の他端はキャブレター等の吸気量調整装置の下流側が接続され、排気管29はシリンダヘッド25の前壁から車両後方に延びている。
図2及び図3を参照し、シリンダブロック24のシリンダボア26内にはピストン30が摺動可能に嵌装され、ピストン30はコンロッド31を介してクランク軸23に連結されている。コンロッド31は、ピストン30の往復動を、クランク軸23の回転動に変換する。
図3に示すように、クランク軸23は、クランクケース21内においてエンジン幅方向中央(図中、直線CL上の位置)から両側に離間して配置された左ベアリング32及び右ベアリング33に回転可能に支持されている。クランク軸23において右ベアリング33から車幅方向外側に突出する右端部には、オイルフィルタ34とドライブスプロケット35とが設けられている。右ベアリング33と、ドライブスプロケット35との間に配置されるオイルフィルタ34は、円盤状に形成されている。ドライブスプロケット35の回転動は、上記変速機Mに伝達される。
ドライブスプロケット35は、クランク軸23の後方に配置されたメインシャフト36に相対回転可能に支持されたドリブンスプロケット37に噛み合っている。メインシャフト36の右端部においてドリブンスプロケット37よりも車幅方向で外側には、クラッチ38が設けられ、クランク軸23の回転動は、ドライブスプロケット35からドリブンスプロケット37を介してクラッチ38に伝達され、クラッチ38からメインシャフト36に伝達され、その後、メインシャフト36から変速歯車群39を介してカウンタシャフト40に伝達される。
なお、本実施形態において変速機Mは、主に上記メインシャフト36、カウンタシャフト40及び変速歯車群39によって構成される。また、図2において符号41は、変速機Mの変速段を切り替えるチェンジ機構を示している。
図2を参照し、シリンダヘッド25の後壁に一端を開口させる吸気ポート25IN、及びシリンダヘッド25の前壁に一端を開口させる排気ポート25EXが示され、これら吸気ポート25IN及び排気ポート25EXはそれぞれの他端を、シリンダヘッド25内に形成された燃焼室42に開口させている。
燃焼室42は、シリンダヘッド25の底面におけるシリンダ中心軸線L1の延長線上に形成され、シリンダボア26に面してこれに連通している。吸気ポート25IN及び排気ポート25EXの燃焼室42側の開口は、吸気バルブ43、排気バルブ44によりそれぞれ開閉可能とされている。吸気バルブ43による吸気ポート25INの開閉動作は、吸気ロッカーアーム45の揺動によって行われ、排気バルブ44による排気ポート25EXの開閉動作は、排気ロッカーアーム46の揺動によって行われ、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46は、単一のカムシャフト47によって揺動される。
吸気バルブ43は、吸気ポート25INの燃焼室42側の開口に当接して閉塞する傘状のバルブ本体43Aと、バルブ本体43Aにその基端部を連結して、シリンダヘッド25の先端側に、その先端部を延ばし、シリンダヘッド25内に形成された吸気側ガイド孔251に摺動可能に挿通されるバルブステム43Bと、を備えている。
また、排気バルブ44は、排気ポート25EXの燃焼室42側の開口に当接して閉塞する傘状のバルブ本体44Aと、バルブ本体44Aにその基端部を連結して、シリンダヘッド25の先端側に、その先端部を延ばし、シリンダヘッド25内に形成された排気側ガイド孔252に摺動可能に挿通されるバルブステム44Bと、を備えている。
吸気バルブ43及び排気バルブ44は、カムシャフト47の中心軸線C2方向に見て、バルブステム43Bとバルブステム44Bとが、シリンダヘッド25の先端側に向けて相互の間の距離を次第に離間させるV字状をなすように配置されている。
カムシャフト47は、その中心軸線C2を、クランク軸線C1に平行に車幅方向に沿わせて配置され、燃焼室42よりもシリンダヘッド25の先端側においてシリンダヘッド25内に形成される動弁機構室48に配置される。図3に示すように、クランク軸23の左端部には、カムドライブスプロケット50が設けられ、このカムドライブスプロケット50とカムシャフト47に設けられたカムドリブンスプロケット49とにカムチェーン51が巻きかけられている。カムシャフト47は、カムチェーン51を介して、クランク軸23によって駆動される。
なお、図2に示すように、バルブステム43Bとバルブステム44Bのそれぞれ先端部は、動弁機構室48内に進入しており、動弁機構室48内には、バルブステム43Bの外周側に配置され、吸気バルブ43が閉じる方向に向けてバルブステム43Bの先端部に付勢力を付与するスプリング43Cと、バルブステム44Bの外周側に配置され、排気バルブ44が閉じる方向に向けてバルブステム44Bの先端部に付勢力を付与するスプリング44Cと、が配置されている。
図4を参照し、カムシャフト47は、シリンダヘッド25の動弁機構室48内において、シリンダヘッド25に一体に形成された左右一対の左側支持壁52、右側支持壁53に支持され、左側支持壁52にはカムシャフト47の左端部側に設定されるジャーナル部を回転可能に支持する左ベアリング54の嵌合孔55が貫通して設けられ、右側支持壁53にはカムシャフト47の右端部に設定されるジャーナル部を回転可能に支持するベアリング56の嵌合孔57が穿設されている。また、左側支持壁52の左側にはカムチェーン室62が形成され、上記カムチェーン51は、このカムチェーン室62に収容される。
図2も参照し、カムシャフト47は、吸気ロッカーアーム45に当接して、この吸気ロッカーアーム45を揺動させる吸気カム58(図2では二点鎖線で示す)と、排気ロッカーアーム46に当接して、この排気ロッカーアーム46を揺動させる排気カム59と、を有している。これら吸気カム58及び排気カム59は、カムシャフト47の外周面に形成され、カムシャフト47の中心軸線C2方向で並んで形成されている。
動弁機構室48内では、吸気ロッカーアーム45が、カムシャフト47に沿って延びるように配置された吸気側ロッカーアームシャフト60に揺動可能に支持され、排気ロッカーアーム46は、カムシャフト47に沿って延びるように配置された排気側ロッカーアームシャフト61に揺動可能に支持されている。
吸気側ロッカーアームシャフト60は、カムシャフト47よりもシリンダヘッド25の先端側であって、シリンダ中心軸線L1に対して吸気バルブ43のバルブステム43B側に偏倚した位置に配置され、排気側ロッカーアームシャフト61は、カムシャフト47よりもシリンダヘッド25の先端側であって、シリンダ中心軸線L1に対して排気バルブ44のバルブステム44B側に偏倚した位置に配置されている。図5に示すように、吸気側ロッカーアームシャフト60及び排気側ロッカーアームシャフト61はそれぞれの左右端部を、上記左側支持壁52、右側支持壁53に支持されている。
ここで、図5においてはシリンダボア26を破線で示すが、符号63は、このシリンダボア26を囲むように四つ形成されたボルト挿通孔を示している。これらボルト挿通孔63は、シリンダヘッド25をシリンダブロック24に連結させるボルトを挿通させる際に用いられる。詳しくは、図6〜図8を参照し、シリンダヘッド25の先端側の壁部には、上記ボルト挿通孔63の位置に対応して、シリンダ中心軸線L1に沿って外側に膨出する断面円形の四つのボス部64が形成され、上記ボルト挿通孔63は、ボス部64の先端からシリンダブロック24側に延出して、図5に示すように左側支持壁52又は右側支持壁53を貫通した後、さらに延出してシリンダヘッド25の底面で開口する。
ボルト挿通孔63は、シリンダヘッド25においてシリンダ中心軸線L1周りに概ね90度の間隔で形成され、隣接するボルト挿通孔63同士を直線で結んだ際には、矩形状の領域R(二点鎖線で示す)が形成される。図7及び図8において、符号65は、ボルト挿通孔63に挿通されたボルトを示し、これらボルト65は、ボルト挿通孔63に挿通されて、シリンダヘッド25の底面から突出している。これらボルト65をシリンダブロック24に形成される図示省略するボルト締結孔に締結することで、シリンダヘッド25がシリンダブロック24に連結される。
また、図5に示すように、左側支持壁52には、吸気側ロッカーアームシャフト60の左端部、排気側ロッカーアームシャフト61の左端部をそれぞれ支持する左支持孔66,67が形成され、右側支持壁52には、吸気側ロッカーアームシャフト60の右端部、排気側ロッカーアームシャフト61の右端部をそれぞれ支持する右支持孔68,69が形成されている。ここで、四つの上記ボルト挿通孔63は各別に、左支持孔66,67及び右支持孔68,69のいずれかの領域内に入り込んでいる。そして、四つの上記ボルト挿通孔63にボルト65が挿通された際には、四つのボルト65が各別に、吸気側ロッカーアームシャフト60の左端部及び右端部、並びに排気側ロッカーアームシャフト61の左端部及び右端部のいずれかに当接するようになっている。これにより、吸気側ロッカーアームシャフト60及び排気側ロッカーアームシャフト61は、軸方向での移動を規制されるようになっている。
図5及び図6を参照し、吸気ロッカーアーム45は、吸気側ロッカーアームシャフト60が挿通される筒状の基部70と、基部70から吸気バルブ43のバルブステム43Bの先端側に延び、その先端部に設けたタペット調整ねじ71Aを介して、バルブステム43Bの先端に当接し、吸気バルブ43が開く方向にバルブステム43Bを摺動させる作用力をこれに付与するアーム部72と、基部70からカムシャフト47側に延び、先端部に設けたローラを介して吸気カム58に当接するカム側延出部73と、を備えている。タペット調整ねじ71Aは、アーム部72の先端部に形成された穴部に挿入され、アーム部72の先端部のバルブステム43Bと対向する面の反対の面に配置されたナット71Bによって固定されており、ナット71Bを回動調整することで、バルブステム43Bとの間のクリアランスを調整可能とされている。
なお、図6においては、カム側延出部73及び吸気カム58を便宜上二点鎖線で示している。
一方、排気ロッカーアーム46は、排気側ロッカーアームシャフト61が挿通される筒状の基部74と、基部74から排気バルブ44のバルブステム44Bの先端側に延び、その先端部に設けたタペット調整ねじ75Aを介して、バルブステム44Bの先端に当接し、排気バルブ44が開く方向にバルブステム44Bを摺動させる作用力をこれに付与するアーム部76と、基部74からカムシャフト47側に延び、先端部に設けたローラを介して排気カム59に当接するカム側延出部77と、を備えている。タペット調整ねじ75Aは、アーム部76の先端部に形成された穴部に挿入され、アーム部76の先端部のバルブステム44Bと対向する面の反対の面に配置されたナット75Bによって固定されており、ナット75Bを回動調整することで、バルブステム44Bとの間のクリアランスを調整可能とされている。
ここで、図5において、D1は、シリンダ中心軸線L1を通り、かつカムシャフト47の中心軸線C2に直交する直線が通る平面を示している。本実施形態では、平面D1に対して吸気ロッカーアーム45の基部70が左側に離間して位置し、シリンダ中心軸線L1方向視で、アーム部72が基部70からシリンダ中心軸線L1側、すなわち、平面D1側に向けて傾斜し、バルブステム43B側に延びるように、吸気ロッカーアーム45が吸気側ロッカーアームシャフト60に当接支持されている。また、平面D1に対して排気ロッカーアーム46の基部74は右側に離間して位置し、シリンダ中心軸線L1方向視で、アーム部76が基部74からシリンダ中心軸線L1側、すなわち、平面D1側に向けて傾斜し、バルブステム44B側に延びるように、排気ロッカーアーム46が排気側ロッカーアームシャフト61に当接支持されている。
なお、本実施形態では、平面D1に対して基部70の略全体が左側に位置し、平面D1に対して基部74の略全体が右側に位置するが、基部70又は基部74から延びるアーム部72又はアーム部76が平面D1に対する一方側から傾斜して平面D1に向けて延びるのであれば、基部70又は基部74の一部が平面D1に重なっていてもよい。
また、本実施形態では、右側支持壁53に、左側に突出して概ね平面D1まで至り、吸気側ロッカーアームシャフト60を挿通させる吸気側ボス部78が形成され、吸気側ボス部78の端面と左側支持壁52との間に、吸気ロッカーアーム45の基部70が配置されることで、基部70が上記の位置(平面D1に対して左側の位置)で保持されている。また、左側支持壁52には、右側に突出して概ね平面D1まで至り、排気側ロッカーアームシャフト61を挿通させる排気側ボス部79が形成され、排気側ボス部79と右側支持壁53との間に、排気ロッカーアーム46の基部74が配置されることで、基部74が上記の位置(平面D1に対して右側の位置)で保持されている。吸気側ボス部78は筒状であり、外形寸法は基部70と同等であり、排気側ボス部79は筒状であり、外形寸法は基部74と同等とされている。
図6〜図8を参照し、本実施形態では、吸気バルブ43のバルブステム43Bの先端延長線上に位置するシリンダヘッド25の壁部25Rが、シリンダヘッド25の先端側に向かうに従いシリンダ中心軸線L1側に延びる傾斜状に形成されている、また、排気バルブ44のバルブステム44Bの先端延長線上に位置するシリンダヘッド25の壁部25Fが、シリンダヘッド25の先端側に向かうに従いシリンダ中心軸線L1側に延びる傾斜状に形成されている。なお、図6において、直線L2は壁部25Rの概略の傾斜方向を示し、直線L3は壁部25Fの概略の傾斜方向を示している。
ここで、本実施形態では、壁部25Rに、外側に膨出する断面長円形状の吸気側膨出部80が形成され、この吸気側膨出部80の径方向の内側には、吸気側膨出部80の長円形状に沿ってこれよりも一回り小さい、長円形状の吸気側作業用開口81が形成されている。この吸気側作業用開口81は、吸気側膨出部80を貫通して、吸気側膨出部80の高さ分の深さを有して形成され、吸気ロッカーアーム45等を外部に露出させてメンテナンスを可能とする。
また、壁部25Fには、外側に膨出する断面長円形状の排気側膨出部82が形成され、この排気側膨出部82の径方向の内側には、排気側膨出部82の長円形状に沿ってこれよりも一回り小さい長円形状の排気側作業用開口83が形成されている。この排気側作業用開口83は、排気側膨出部82を貫通して、排気側膨出部82の高さ分の深さを有して形成され、排気ロッカーアーム46等を外部に露出させてメンテナンスを可能とする。
これら吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83は、タペット調整ねじ71A及び75Aの調整を可能とすることに加え、本実施形態の内燃機関20では吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46の組付けにも用いられる。さらに、本実施形態では、上記吸気側ボス部78及び排気側ボス部79が、左側支持壁52及び右側支持壁53に対して切削加工を行うことで形成されるが、これら吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83は、吸気側ボス部78及び排気側ボス部79を加工する際の切削刃を挿入する際の開口としても用いられる。
ここで、図5及び図8を参照し、直線L4は、吸気ロッカーアーム45のアーム部72が傾斜する方向に沿う直線を示し、直線L5は、吸気側作業用開口81の長円形状の長手方向に延びる長軸方向に沿う直線を示し、これら直線L4と直線L5は、図8の視点で重なっており、同一面上に位置している。すなわち、本実施形態では、吸気側作業用開口81は、その長軸がアーム部72の傾斜と同方向に傾斜するように形成されている。図8を参照しさらに説明すると、本実施形態では、シリンダ中心軸線L1に直交する方向から見た場合に、吸気側作業用開口81は、その長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜するように形成されており、基部70が吸気側ロッカーアームシャフト60を支持する吸気側支持ボス部78に当接する位置は、吸気側作業用開口81の長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜する側に設定されている。換言すれば、基部70が吸気側支持ボス部78に当接する支持される位置は、吸気側作業用開口81における上記長軸を挟んで両側の領域うちの、いずれか一方側に設定される。
また、図5及び図7を参照し、直線L6は、排気ロッカーアーム46のアーム部76が傾斜する方向に沿う直線を示し、直線L7は、排気側作業用開口83の長円形状の長手方向に延びる長軸方向に沿う直線を示し、これら直線L6と直線L7は、図7の視点で重なっており、同一面上に位置している。すなわち、この排気側作業用開口83も、その長軸がアーム部76の傾斜と同方向に傾斜するように形成されている。図7を参照しさらに説明すると、本実施形態では、シリンダ中心軸線L1に直交する方向から見た場合に、排気側作業用開口83は、その長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜するように形成されており、基部74が排気側ロッカーアームシャフト61を支持する排気側支持ボス部79に当接する位置は、排気側作業用開口83の長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜する側に設定されている。換言すれば、基部74が排気側支持ボス部79に当接する支持される位置は、排気側作業用開口83における上記長軸を挟んで両側の領域のうちの、いずれか一方側に設定される。
そして、図6〜図8を参照して明らかなように、吸気側作業用開口81は、その軸線方向に沿った、該吸気側作業用開口81の外側開口縁の投影面内に、吸気ロッカーアーム45の基部70、アーム部72、タペット調整ねじ71A及びナット71Bが少なくとも位置するように開口寸法(開口面積)が設定されており、この吸気側作業用開口81では、吸気側作業用開口81を通して、上記各種部材へのアクセスを容易に行えるようになっている。また、排気側作業用開口83についても同様である。
また、図6では、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46のそれぞれが、吸気カム58及び排気カム59によって揺動せず、吸気バルブ43及び排気バルブ44は閉じ状態となった状態を示しているが、この状態で、吸気ロッカーアーム45のアーム部72は、吸気側作業用開口81の内側に入り込み、排気ロッカーアーム46のアーム部76は、排気側作業用開口83の内側に入り込むようになっている。
また、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83におけるそれぞれの軸線方向でシリンダヘッド25内側に位置する部位であって、シリンダブロック24側に位置する部位はそれぞれ、スプリング43C及びスプリング44Cを避けるように切り欠かれて、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83は当該部位において拡開している。吸気側作業用開口81で前述のように拡開した部位は、吸気側作業用開口81の軸線方向に対して傾斜し、吸気バルブ43のスプリング43Cに近接してスプリング43Cの軸線方向に沿って延びている。
また、排気側作業用開口83で前述のように拡開した部位は、排気側作業用開口83の軸線方向に対して傾斜し、排気バルブ44のスプリング44Cに近接してスプリング44Cの軸線方向に沿って延びている。これにより、本実施形態の内燃機関20では、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83からスプリング43C及び44Cへのアクセスも容易にしつつ、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83を大きくすることなく、スプリング43C及び44Cとの干渉を回避して、シリンダヘッド25の小型化を図っている。
一方で、図2を参照し、吸気側作業用開口81には、着脱可能に吸気側蓋体84が取付けられ、排気側作業用開口83には、着脱可能に排気側蓋体85が取付けられる。
ここで、図8に示すように、吸気側作業用開口81の上縁の周縁部、すなわち、吸気側膨出部80の先端面には、吸気側作業用開口81の直線L5に沿う長軸を挟んで、シリンダヘッド25の先端側と基端側とに、吸気側作業用開口81の長円形状の周縁部から外周側へ膨出するように形成された座部86Aが形成され、これら座部86Aにはそれぞれボルト締結孔86Bが形成されている。
同様に、図7に示すように、排気側作業用開口83の上縁の周縁部、すなわち、排気側膨出部82の先端面には、排気側作業用開口83の直線L7に沿う長軸を挟んで、シリンダヘッド25の先端側と基端側とに、排気側作業用開口83の長円形状の周縁部から外周側へ膨出するように形成された座部87Aが形成され、これら座部87Aにはそれぞれボルト締結孔87Bが形成されている。
図6、図7及び図8から明らかなように、本実施形態では、シリンダヘッド25の先端側のボルト締結孔86B及び87Bが、シリンダヘッド25をシリンダブロック24に連結するために形成された上記ボルト挿通孔63で形成される矩形状の領域R内にその一部を入り込ませるように、吸気側作業用開口81の周縁部又は排気側作業用開口83の周縁部に形成されている。さらに詳しくは、図6に示すように、カムシャフト47の中心軸線C2方向視で、シリンダヘッド25の先端側のボルト締結孔87Bの一部(底部)は、ボルト挿通孔63の一部(開口縁側の部位)に重なっている。なお、図示省略するが、ボルト締結孔86Bも、上記と同様の位置構成になっている。
また、これに伴い、座部86A及び座部87Aの一部も、上記ボルト挿通孔63で形成される矩形状の領域R内にその一部を入り込ませている。そして、図2に示すように、吸気側蓋体84に挿通させた締結ボルト92をボルト締結孔86Bに締結することで、吸気側蓋体84が吸気側作業用開口81を閉じ、排気側蓋体85に挿通させた締結ボルト93をボルト締結孔87Bに締結することで、排気側蓋体85が排気側作業用開口83を閉じる。
一方で、図4、図6、図7及び図8を参照し、シリンダ中心軸線L1方向においてカムシャフト47よりもシリンダヘッド25の先端側に位置するシリンダヘッド25の先端側の壁部の内側には、カムシャフト47の中心軸線C2に直交する平面に沿って延びるガイドリブ88が形成されている。ガイドリブ88は、中心軸線C2に方向に薄い板状であり、シリンダ中心軸線L1方向で、シリンダブロック24側に向けて突出して、シリンダ中心軸線L1方向で、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46に近接している。
図6に示すように、ガイドリブ88は、排気側作用開口83の内側に一端部を入り込ませるようにして、吸気側作業用開口81側に延びて、吸気ロッカーアーム45の基部70(吸気側ボス部78)を横切り、他端部を、吸気側作業用開口81の内側に入りこませるように形成されている。このガイドリブ88は、各ロッカーアームシャフト軸方向で、吸気ロッカーアーム45と排気ロッカーアーム46との間に位置するとともに、カムシャフトの軸方向で見た場合には、これら吸気ロッカーアーム45と排気ロッカーアーム46に沿って延びている。
ここで、図8に示すように、ガイドリブ88は、吸気側作業用開口81の長軸を挟んでシリンダヘッド25の先端側であって、吸気側ロッカーアームシャフト60を挿通させて支持する吸気側ボス部78の端面よりも、この吸気側ボス部78の軸線方向でこの吸気側ボス部78側に形成されている。
換言すれば、図7に示すように、このガイドリブ88は、排気側作業用開口83の長軸を挟んでシリンダヘッド25の先端側であって、排気側ロッカーアームシャフト61を挿通させて支持する排気側ボス部79の端面よりも、この排気側ボス部79の軸線方向でこの排気側ボス部79側に形成されている。
本実施形態においてカムシャフト47は、図示省略する給油通路から潤滑油を供給され、その外周面に突出し、回転に伴い潤滑油を飛散させることで、動弁機構室48内の各部材を潤滑させる。ここで、上記ガイドリブ88は、カムシャフト47によって飛散された潤滑油を、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46の先端側にガイドし、主にアーム部72及びアーム部76の先端部側及びバルブステム43B及びバルブステム44Bの先端部側を潤滑するように機能する。
以上に記載したように本実施形態の内燃機関20では、吸気ロッカーアーム45が、吸気側ロッカーアームシャフト60が挿通される基部70と、基部70から延びて、その先端部から吸気バルブ43を摺動させる作用力を付与するアーム部72と、を備えている。また、排気ロッカーアーム46は、排気側ロッカーアームシャフト61が挿通される基部74と、基部74から延びて、その先端部から排気バルブ44を摺動させる作用力をこの排気バルブ44に付与するアーム部76と、を備えている。そして、シリンダ中心軸線L1に直交する方向から見た場合に、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83は、それぞれの長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜するように形成されるとともに、吸気ロッカーアーム45の基部70が吸気側支持ボス部78に当接する位置、及び排気ロッカーアーム46の基部74が排気側支持ボス部79に当接する位置は、対応する作業用開口の長軸がシリンダ中心軸線L1に対して傾斜する側に設定されている。
このような構成では、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83の大きさを小さくした場合であっても、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83を通してシリンダヘッド内部の加工を行う際に、基部70が吸気側支持ボス部78に当接する位置、及び基部74が排気側支持ボス部79に当接する位置を、ロッカーアームシャフト軸線方向に沿う方向において比較的大きく外部に露出させることができるため、当該位置に対する加工を容易に行えるようにすることができる。また、ロッカーアームシャフト軸線方向に沿う方向において比較的広く切削刃等の挿入スペースを確保できる。これにより、作業用開口の大きさを抑えて、シリンダヘッド25を小型化した場合にあっても、作業用開口を通して行う作業の作業スペースを確保して当該作業を良好に実施できるとともに、シリンダヘッドの加工をも容易できる。
また、詳しくは本実施形態では、各アーム部72,76は、それぞれの基部70,74からそれぞれに対応する吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83側に向けて傾斜して延び、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83は、その長軸が対応するロッカーアームのアーム部の傾斜と同方向に傾斜するように形成されている。
この場合、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83の大きさを小さくした場合であっても、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46を対応する作業用開口から外部に比較的大きく露出させることができるので、これら吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46に対するタペット調整や、シリンダヘッド25内部に収容される上記各ロッカーアームの組付け等の作業を容易に実施できる。
また、本実施形態では、シリンダヘッド25の先端側の壁部に、シリンダ中心軸線L1方向視で、シリンダボア26を囲むように四つのボルト挿通孔63が形成され、ボルト挿通孔63が、上記先端側の壁部からシリンダブロック24側に貫通し、ボルト挿通孔63にボルト65を挿通させることで、シリンダヘッド25がシリンダブロック24に連結される。そして、本実施形態では、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83の周縁部にはそれぞれ、吸気側蓋体84及び排気側蓋体85を取付けるための締結ボルト92及び締結ボルト93を挿通させる蓋体用のボルト締結孔86B及びボルト締結孔87Bが二つ形成されている。そして、上記ボルト締結孔86B及びボルト締結孔87Bのうちのシリンダヘッド25の先端側に位置するものが、シリンダヘッド25をシリンダブロック24に連結されるためのボルト挿通孔63を結んで形成される矩形状の領域R内に、その少なくとも一部を入り込ませるように形成されている。
この構成によれば、ボルト挿通孔63間のスペースを利用して、ボルト挿通孔63と蓋体用のボルト締結孔86B及びボルト締結孔87Bとを集約させることで、シリンダヘッド25を小型化できる。
また、本実施形態では、吸気ロッカーアーム45のアーム部72が吸気側ロッカーアームシャフト60から吸気側作業用開口81側に向けて延び、吸気ロッカーアーム45が吸気カム58によって揺動せず、吸気バルブ43が閉じ状態となる吸気ロッカーアーム45のベース位置で、そのアーム部72の先端部が、吸気側作業用開口81の内側に入り込むようになっている。また、排気ロッカーアーム46のアーム部76が、排気側ロッカーアームシャフト61から排気側作業用開口83側に向けて延び、排気ロッカーアーム46が排気カム59によって揺動せず、排気バルブ44が閉じ状態となる排気ロッカーアーム46のベース位置で、そのアーム部76の先端部が、排気側作業用開口83の内側に入り込むようになっている。
この構成によれば、各作業用開口内のデッドスペースを利用して、このデッドスペースにアーム部72及びアーム部76の先端部が入り込むようにすることで、シリンダヘッド25のシリンダ中心軸線L1方向の寸法を低く抑え、シリンダヘッド25を小型化できる。
さらに、本実施形態では、シリンダヘッド25の先端側の壁部の内側に、カムシャフト47の中心軸線C2に直交する平面に沿って延びるガイドリブ88が形成され、ガイドリブ88により、カムシャフト47の回転時に飛散される潤滑油をガイドさせ、吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46と吸気バルブ43及び排気バルブ44を潤滑する。そして、ガイドリブ88が、吸気側作業用開口81の長軸を挟んで一側(シリンダヘッド25の先端側)であって、吸気側ロッカーアームシャフト60を挿通させて支持する吸気側ボス部78の端面よりも該ボス部の軸線方向で該ボス部側に形成されるとともに、排気側作業用開口83の長軸を挟んで一側(シリンダヘッド25の先端側)であって、排気側ロッカーアームシャフト61を挿通させて支持する排気側ボス部79の端面よりも該ボス部の軸線方向で該ボス部側に形成される。
この構成によれば、吸気ロッカーアーム45、排気ロッカーアーム46等に対して潤滑油を飛散させて好適に潤滑させることができるとともに、吸気側作業用開口81又は排気側作業用開口83から切削刃を挿入して支持ボス部である吸気側ボス部78及び排気側ボス部79を加工する際に、切削刃が上記各ガイドリブに接触し難い構造となるため、加工作業を容易に行うことができ、製造コストを抑制できる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、内燃機関20が、クランクケース21の前側上部からシリンダ部22を上方に向けて立設させる構成であるが、シリンダ部22をクランクケース21から前方に突出させる水平シリンダの構成としてもよい。また、上記実施形態では、内燃機関20が単気筒内燃機関である構成を説明したが、多気筒内燃機関でもよく、この場合は、気筒の数に応じて作業用開口を増やしてもよい。
また、上記実施形態では、排気側作業用開口83の周縁部に形成したボルト締結孔87Bが2つである例を説明したが、このボルト締結孔87Bは3つ以上あってもよい。
また、上記実施形態では、カムシャフト46の吸気カム58及び排気カム59によって吸気ロッカーアーム45及び排気ロッカーアーム46をそれぞれ揺動させるSOHCの内燃機関を説明したが、例えば、吸気バルブ43を吸気カム58で直打ちして摺動させ、排気バルブ44は排気側ロッカーアーム46を介して揺動させるような内燃機関としてもよく、この場合には、排気側ロッカーアームに対して作業用開口を設ければよい。
また、上記実施形態では、SOHCの内燃機関を説明したが、本発明はDOHCの内燃機関においても適用可能である。
また、本実施形態では、吸気側作業用開口81及び排気側作業用開口83を長円形状と説明し、実施形態の長円形状は、完全な楕円形でなく、長方形の長手方向の両端部に半円形を足したような形状であるが、この長円形状は、ロッカーアームのアーム部に沿って長く延びる形状であれば楕円形や長方形の4隅の角部をそれぞれ円弧状に面取りした形状等としてもよい。シリンダ中心軸線L1に直交する方向で見た場合に、基部70から延びるアーム部72又は基部74から延びるアーム部76がシリンダ中心軸線L1側に向けて傾斜して延びる構成を説明したが、アーム部72及びアーム部74は必ずしもシリンダ中心軸線L側に傾斜していなくてもよい。
20 内燃機関
24 シリンダブロック
25 シリンダヘッド
26 シリンダボア
30 ピストン
42 燃焼室
44 排気バルブ(バルブ)
46 排気ロッカーアーム(ロッカーアーム)
47 カムシャフト
59 排気カム(カム)
61 排気側ロッカーアームシャフト
63 ボルト挿通孔
74 基部
76 アーム部
79 支持ボス部(支持ボス部)
83 排気側作業用開口(作業用開口)
85 排気側蓋体(蓋体)
87B ボルト挿通孔
88 ガイドリブ
L1 シリンダ中心軸線
R 領域

Claims (7)

  1. ピストン(30)を摺動可能に収容するシリンダボア(26)が形成されるシリンダブロック(24)に連結して、前記シリンダボア(26)の中心を通るシリンダ中心軸線(L1)に沿って延び、該シリンダ中心軸線(L1)の延長線上に、前記シリンダボア(26)に面する燃焼室(42)が形成されるとともに、該燃焼室(42)を開閉する動弁機構を収容するシリンダヘッド(25)を備え、
    前記動弁機構は、
    前記シリンダヘッド(25)に回転可能に支持されるカムシャフト(47)と、
    前記シリンダヘッド(25)に支持され、前記カムシャフト(47)に沿って延びるロッカーアームシャフト(61)と、
    前記ロッカーアームシャフト(61)に揺動可能に支持され、前記カムシャフト(47)に設けられたカム(59)によって揺動するロッカーアーム(46)と、
    前記ロッカーアーム(46)の揺動に応じて前記燃焼室(42)を開閉するバルブ(44)と、を備え、
    前記シリンダヘッド(25)の先端側の壁部には、少なくとも前記ロッカーアーム(46)を外部に露出させてメンテナンスを可能とする長円形状の作業用開口(83)が形成される内燃機関において、
    前記ロッカーアーム(46)は、前記ロッカーアームシャフト(61)が挿通される基部(74)と、該基部(74)から延びて、その先端部から前記バルブ(44)を摺動させる作用力を該バルブ(44)に付与するアーム部(76)と、を備え、
    前記作業用開口(83)の開口方向から見た場合に、前記作業用開口(83)は、その長軸が前記シリンダ中心軸線(L1)に対して傾斜するように形成されるとともに、前記基部(74)が前記ロッカーアームシャフト(61)を支持する支持ボス部(79)に当接する位置は、前記長軸が前記シリンダ中心軸線(L1)に対して傾斜する側に設定され
    前記基部(74)は、前記シリンダ中心軸線(L1)から離れた位置で、前記ロッカーアームシャフト(61)に当接支持され、
    前記アーム部(76)は、前記基部(74)から前記作業用開口(83)側に向けて傾斜して延び、前記作業用開口(83)は、その長軸が前記アーム部(76)の傾斜と同方向に傾斜するように形成されることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部に、前記シリンダ中心軸線(L1)方向視で、前記シリンダボア(26)を囲むように四つのボルト挿通孔(63)が形成され、
    前記ボルト挿通孔(63)は、前記先端側の壁部から前記シリンダブロック(24)側に貫通し、該ボルト挿通孔(63)にボルトを挿通させることで、前記シリンダヘッド(25)が前記シリンダブロック(24)に連結され、
    前記作業用開口(83)の周縁部には、該作業用開口(83)を閉じる蓋体(85)を取付けるためのボルトを挿通させて締結する蓋体用ボルト締結孔(87B)が複数形成され、
    複数の前記蓋体用ボルト締結孔(87B)のうちの少なくとも1つが、隣接する前記ボルト挿通孔(63)を結んで形成される矩形状の領域(R)内に、その少なくとも一部を入り込ませるように形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
  3. 前記アーム部(76)は、前記ロッカーアームシャフト(61)から前記作業用開口(83)側に向けて延び、前記ロッカーアーム(46)が前記カム(59)によって揺動せず、前記バルブ(44)が閉じ状態となる該ロッカーアーム(46)のベース位置で、前記アーム部(76)の前記先端部が、前記作業用開口(83)の内側に入り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部の内側に、前記カムシャフト(47)の中心軸線に直交する平面に沿って延びるガイドリブ(88)が形成され、該ガイドリブ(88)により、前記カムシャフト(47)の回転時に飛散される潤滑油をガイドさせ、前記ロッカーアーム(46)と前記バルブ(44)を潤滑し、
    前記ガイドリブ(88)は、前記作業用開口(83)の前記長軸を挟んで一側であって、前記シリンダヘッド(25)内に形成されて前記ロッカーアームシャフト(61)を挿通させて支持する前記支持ボス部(79)の端面よりも該支持ボス部(79)の軸線方向で該支持ボス部(79)側に形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記シリンダヘッド(25)の前記先端側の壁部に、前記シリンダ中心軸線(L1)方向視で、前記シリンダボア(26)を囲むように四つのボルト挿通孔(63)が形成され、
    前記ボルト挿通孔(63)は、前記先端側の壁部から前記シリンダブロック(24)側に貫通し、該ボルト挿通孔(63)にボルトを挿通させることで、前記シリンダヘッド(25)が前記シリンダブロック(24)に連結され、
    前記ボルト挿通孔(63)に前記ボルトを挿通させた状態で、前記ボルトが各別に、前記ロッカーアームシャフト(61)の左端部及び右端部に当接することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 前記作業用開口(83)は、その軸線方向に沿った、前記作業用開口(83)の外側開口縁の投影面内に、前記ロッカーアーム(46)の前記基部(74)、前記アーム部(76)、タペット調整ねじ(75A)及びナット(75B)が少なくとも位置するように開口寸法が設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  7. 前記作業用開口(83)における軸線方向で前記シリンダヘッド(25)内側に位置する部位であって、前記シリンダブロック(24)側に位置する部位は、前記バルブ(44)のスプリング44Cを避けるように切り欠かれて、前記作業用開口(83)は当該部位において拡開しており、
    前記作業用開口(83)で拡開した部位は、前記作業用開口(83)の軸線方向に対して傾斜し、前記スプリング(44C)に近接して前記スプリング(44C)の軸線方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
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