JP4629003B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4629003B2 JP4629003B2 JP2006190288A JP2006190288A JP4629003B2 JP 4629003 B2 JP4629003 B2 JP 4629003B2 JP 2006190288 A JP2006190288 A JP 2006190288A JP 2006190288 A JP2006190288 A JP 2006190288A JP 4629003 B2 JP4629003 B2 JP 4629003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker arm
- cylinder head
- internal combustion
- combustion engine
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、シリンダヘッドにロッカーアーム軸を備える内燃機関の動弁装置において、ロッカーアーム軸の軸回りの回転を良好に抑えることを目的とする。
請求項2に記載した発明は、前記規制部材は、単一の前記ボルト挿通部(85)及び締結ボルト(83)で前記シリンダヘッド(20)又はカムホルダ(71)に固定されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記押圧部(86)は、前記ボルト挿通部(85)の長手方向の略延長上に位置することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、シリンダ軸方向において、前記規制部材(82)の両端部の一部の高さを、前記切り欠き部(81)の前記回り止め部(84)との係合面から上端までの高さ寸法よりも小さくして、前記各ロッカーアーム軸(58,59)の軸端面が前記規制部材(82)の両端部の上方から露出するようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記規制部材(82)は、その一側面を前記カムホルダ(71)の一側面に当接させた状態で、前記カムホルダ(71)に固定され、前記カムホルダ(71)の頂部端面と、前記押圧部(86)の頂部とがほぼ面一に構成されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記規制部材(82)の底辺部の中央から、前記押圧部(86)よりも幅広をなして前記シリンダヘッド(20)側に突出するヘッド側凸部(87)を形成し、前記ヘッド側凸部(87)を、前記カムホルダ(71)の側部に設けられカムシャフト(55)を支持するボールベアリング(72)の側面に当接させることで、前記ボールベアリング(72)の移動を規制するようにしたことを特徴とする。
シリンダ本体23内には前記シリンダ軸線Cに沿うシリンダボア39が形成され、該シリンダボア39内にピストン40が往復動可能に嵌装される。ピストン40はコンロッド41を介してクランクシャフト42に連結され、ピストン40の往復動がクランクシャフト42の回転動に変換される。以下、クランクシャフト42の回転軸線(クランク軸線)をC1とする。
各ステムの先端側にはリテーナを介してバルブスプリングのバネ力が入力され、該バネ力により前記バルブ体が上方に付勢されて各ポート49,50の燃焼室側開口を閉塞する。一方、バルブスプリングのバネ力に抗して各ステム(各バルブ51,52)を下方に移動させることで、前記各バルブ体が各ポート49,50の燃焼室側開口から離間してこれらを開放させる。
カムシャフト55の左端部にはドリブンスプロケット56aが同軸固定され、該ドリブンスプロケット56aとクランクシャフト42に設けたドライブスプロケット56bとの間に無端状のカムチェーン56cが巻き掛けられることで、カムシャフト55がクランクシャフト42と連係して回転駆動する。なお、カムシャフト55における排気カム55bの右側には、エンジン20始動時の圧縮工程時に排気バルブ52を開動作させるデコンプカム57が設けられる(図4参照)。
そして、カムシャフト55の回転駆動に伴い各カム55a,55bの外周パターンに応じて各ロッカーアーム60,61が揺動することで、各バルブ51,52がそのステムに沿って往復動して各ポート49,50の燃焼室側開口を開閉させる。
また、各切り欠き部81は、各ロッカーアームシャフト58,59がカムホルダ71に挿入された状態において、切り欠き端面81bがカムホルダ71の左側面と略面一になるように形成される。
規制プレート82は例えば平鋼板からなる平板状のもので、軸線C2,C3と略直交するように配置され、その一側面(右側面)をカムホルダ71の左側面に当接させた状態で、単一の締結ボルト83によりカムホルダ71ひいてはシリンダヘッド24に固定される。なお、規制プレート82に代わり凹凸や屈曲形状等を有する規制部材を設けてもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、スクータ型車両等の様々な車両にも適用できることはもちろん、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
20 エンジン(内燃機関)
24 シリンダヘッド
51 吸気バルブ(吸気弁)
52 排気バルブ(排気弁)
55a 吸気カム
55b 排気カム
58 吸気側ロッカーアームシャフト(ロッカーアーム軸)
59 排気側ロッカーアームシャフト(ロッカーアーム軸)
60 吸気側ロッカーアーム(ロッカーアーム)
61 排気側ロッカーアーム(ロッカーアーム)
71 カムシャフトホルダ(カムホルダ)
81 切り欠き部
82 規制プレート(規制部材)
83 締結ボルト
84 回り止め部
85 ボルト挿通孔(ボルト挿通部)
86 凸部(押圧部)
Claims (6)
- シリンダヘッド(20)内に一対のロッカーアーム軸(58,59)を互いに間隔を隔てて並列に配置し、吸排気カム(55a,55b)と吸排気弁(51,52)とのそれぞれの間に跨る一対のロッカーアーム(60,61)を設け、該各ロッカーアーム(60,61)を前記各ロッカーアーム軸(58,59)のそれぞれに揺動可能に支持すると共に、前記各ロッカーアーム軸(58,59)の一部に切り欠き部(81)を形成し、かつ該各切り欠き部(81)に当接して前記各ロッカーアーム軸(58,59)の回転を規制する一対の回り止め部(84)を有する規制部材(82)を備えた内燃機関の動弁装置において、
前記規制部材(82)は、平板状に形成されるとともに、ロッカーアーム軸方向から見て、シリンダ前後方向の寸法を抑えた二等辺三角形状をなし、その底辺方向での両端部が、それぞれ前記各ロッカーアーム軸(58,59)の前記切り欠き部(81)に係合する前記回り止め部(84)とされ、
前記回り止め部(84)の各端部は、前記各ロッカーアーム軸(58,59)の前記切り欠き部(81)のうち互いに離反した両外側端部から所定間隔を置いて内側に位置され、
前記規制部材(82)に、これを前記各回り止め部(84)と切り欠き部(81)とを密接させる側に押圧可能とする押圧部(86)を設けると共に、前記押圧方向に長いボルト挿通部(85)を設け、前記押圧部(86)を用いて前記規制部材(82)を押圧して前記各回り止め部(84)と切り欠き部(81)とを互いに密接させた状態で、前記ボルト挿通部(85)に挿通した締結ボルト(83)を用いて前記規制部材(82)を前記シリンダヘッド(20)に固定することを特徴とする内燃機関の動弁装置。 - 前記規制部材は、単一の前記ボルト挿通部(85)及び締結ボルト(83)で前記シリンダヘッド(20)又はカムホルダ(71)に固定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
- 前記押圧部(86)は、前記ボルト挿通部(85)の長手方向の略延長上に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の動弁装置。
- シリンダ軸方向において、前記規制部材(82)の両端部の一部の高さを、前記切り欠き部(81)の前記回り止め部(84)との係合面から上端までの高さ寸法よりも小さくして、前記各ロッカーアーム軸(58,59)の軸端面が前記規制部材(82)の両端部の上方から露出するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の動弁装置。
- 前記規制部材(82)は、その一側面を前記カムホルダ(71)の一側面に当接させた状態で、前記カムホルダ(71)に固定され、
前記カムホルダ(71)の頂部端面と、前記押圧部(86)の頂部とがほぼ面一に構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の動弁装置。 - 前記規制部材(82)の底辺部の中央から、前記押圧部(86)よりも幅広をなして前記シリンダヘッド(20)側に突出するヘッド側凸部(87)を形成し、
前記ヘッド側凸部(87)を、前記カムホルダ(71)の側部に設けられカムシャフト(55)を支持するボールベアリング(72)の側面に当接させることで、前記ボールベアリング(72)の移動を規制するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006190288A JP4629003B2 (ja) | 2006-07-11 | 2006-07-11 | 内燃機関の動弁装置 |
CN2007101283258A CN101105143B (zh) | 2006-07-11 | 2007-07-06 | 内燃机的气门传动装置 |
BRPI0702799A BRPI0702799B1 (pt) | 2006-07-11 | 2007-07-09 | dispositivo operacional de válvula de um motor de combustão interna |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006190288A JP4629003B2 (ja) | 2006-07-11 | 2006-07-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008019737A JP2008019737A (ja) | 2008-01-31 |
JP4629003B2 true JP4629003B2 (ja) | 2011-02-09 |
Family
ID=38999200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006190288A Expired - Fee Related JP4629003B2 (ja) | 2006-07-11 | 2006-07-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4629003B2 (ja) |
CN (1) | CN101105143B (ja) |
BR (1) | BRPI0702799B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6898377B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2021-07-07 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の動弁構造 |
CN111188659B (zh) * | 2019-09-19 | 2021-07-13 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种错位分布小进排气夹角的配气机构 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09177511A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 頭上カム式エンジン |
JP2000073717A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Fuji Heavy Ind Ltd | シム交換用治具 |
JP2004278435A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | ロッカーアームの位置決め構造 |
JP2004285845A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Honda Motor Co Ltd | ロッカーアーム軸の回り止め装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3526836B2 (ja) * | 2001-09-14 | 2004-05-17 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の動弁装置におけるロッカアームシャフトの回り止め装置 |
-
2006
- 2006-07-11 JP JP2006190288A patent/JP4629003B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2007
- 2007-07-06 CN CN2007101283258A patent/CN101105143B/zh active Active
- 2007-07-09 BR BRPI0702799A patent/BRPI0702799B1/pt not_active IP Right Cessation
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09177511A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 頭上カム式エンジン |
JP2000073717A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Fuji Heavy Ind Ltd | シム交換用治具 |
JP2004278435A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | ロッカーアームの位置決め構造 |
JP2004285845A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Honda Motor Co Ltd | ロッカーアーム軸の回り止め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101105143A (zh) | 2008-01-16 |
BRPI0702799B1 (pt) | 2018-11-13 |
CN101105143B (zh) | 2010-12-15 |
JP2008019737A (ja) | 2008-01-31 |
BRPI0702799A (pt) | 2008-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4550018B2 (ja) | 車両用内燃機関 | |
JPS644045B2 (ja) | ||
JP2009243401A (ja) | 4サイクルエンジンにおけるシリンダヘッド構造 | |
JPS6243050B2 (ja) | ||
JP4629003B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP4245224B2 (ja) | 動弁駆動装置 | |
JP5049874B2 (ja) | エンジンにおけるシリンダヘッド構造 | |
JP5415363B2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッド構造 | |
JP5481283B2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッド構造 | |
JP4574521B2 (ja) | ツインカム式エンジン | |
JP4657937B2 (ja) | 車両用内燃機関 | |
JP6495060B2 (ja) | 筒内噴射式内燃機関 | |
JP6637357B2 (ja) | パワーユニット | |
JP5830880B2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッドカバー構造 | |
JP6680822B2 (ja) | 鞍乗型車両用内燃機関の吸気構造 | |
JP4606432B2 (ja) | Ohc型内燃機関の動弁装置 | |
JP3919017B2 (ja) | スクータ用エンジン | |
WO2015174519A1 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッド | |
JP2010019191A (ja) | エンジン | |
JP6897212B2 (ja) | エンジンの排気浄化装置及び車両 | |
JP2024021974A (ja) | 内燃機関の油路構造 | |
JP6035977B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
EP1106810A1 (en) | Small motorcycle with engine | |
JP2004249939A (ja) | リヤサスペンション | |
JPS63235606A (ja) | 1頭上カム軸式エンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |