JP3919017B2 - スクータ用エンジン - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延びるよう搭載されるDOHC型の鞍乗型車両におけるエンジンに関する。
【背景技術】
従来、自動二輪車の一例であるスクータに搭載される4サイクルエンジンには、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延び、シリンダヘッドの上面に吸気装置が接続されるとともに、下面に排気管が接続されたものがある。この種のエンジンの多くは、1本のカム軸で吸気弁と排気弁とを駆動するようにした、いわゆるSOHC型の動弁装置が用いられている。この動弁装置では、カム軸に形成された吸気弁用カムと排気弁用カムとにそれぞれロッカアームを介して吸・排気弁が接続されている。
一方、他種の自動二輪車に搭載される4サイクルエンジンには、上述したSOHC型のものの他に、吸気弁と排気弁とをそれぞれ個別のカム軸で駆動するようにしたDOHC型のものがある。このDOHC型のエンジンの動弁装置では、吸気弁の先端部と排気弁の先端部とに有底円筒状を呈するバルブリフタがそれぞれ装着され、このバルブリフタの頂面に吸気カム軸または排気カム軸のカムがカム係合することとされている。前記バルブリフタは、シリンダヘッドのガイド穴に摺動自在に嵌合され、吸・排気弁と同一軸線上に位置付けられている。また、このバルブリフタの内側底面と吸・排気弁との間には、前記頂面とカムのベース円部との間の隙間(バルブクリアランス)を調整するために薄板状のシムが介装されている。
発明者は、スクータ用エンジンとして上述したDOHC型のものを採用し、スクータの走行性能の向上を図ることを考えた。
しかしながら、DOHC型エンジンを、そのシリンダの軸線が車両の前方に向かって延びるようスクータに搭載した場合、この搭載状態のままで、上記カム軸を取外してメンテナンスを行おうとすると、次のような問題点が生じるおそれがある。
すなわち、上述した搭載状態では、吸・排気弁のうち、特に下側に位置する排気弁と、この排気弁の先端部に装着されるバルブリフタとは、その各軸線方向が前下方に向かって延びることとなる。このため、上記状態で、カム軸をシリンダヘッドから取外すと、排気弁用のバルブリフタを止めておく部材がなくなって、このバルブリフタが自重によりシリンダヘッドから脱落する。また、このようにバルブリフタがシリンダヘッドから外れると、バルブリフタと排気弁との間に介装されていたシムも脱落する。このシムは、バルブリフタに較べると小さい部品であり、作業者に気付かれることなくシリンダから落ちると紛失され易い。
【発明の開示】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、DOHC型のエンジンをスクータに搭載するに当たって、メンテナンス時にバルブリフタやシムが脱落しないようにすることを目的とする。
本発明は、吸・排気弁とカム軸との間にバルブリフタが介装され、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延びたスクータ用エンジンにおいて、上記バルブリフタの頂面と対向するストッパーを上記シリンダに取外し可能に固定し、上記カム軸のベース円部が上記バルブリフタの頂面にカム係合している状態において、上記頂面と上記ストッパーとの間に隙間が生じるよう上記ストッパーを設けたものである。
本発明によれば、カム軸がシリンダから取外された状態で、バルブリフタがシリンダから外れる方向に移動すると、バルブリフタの頂面がストッパーに当接し、バルブリフタがシリンダから脱落することは、上記ストッパーによって防止される。よって、メンテナンス時にカム軸が取外されたとしても、バルブリフタはシリンダに組込まれた状態のままに保持される。すなわち、メンテナンス時にバルブリフタが脱落するのを防止しながら、DOHC型のエンジンをスクータに搭載することができる。
上記発明において、吸・排気弁とバルブリフタの内側底面との間にシムを介装してもよい。
ここで、上記シムは、上記バルブリフタに比べると小さい部品であるため、このシムが上記バルブリフタの脱落に伴い脱落したとすると、紛失され易い。しかし、上記したように、バルブリフタの脱落は上記ストッパーによって防止されるため、これにより、シムの脱落も防止されて、その紛失が防止される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係るエンジンを備えたスクータ用ユニットスイング式動力ユニットの右側面図である。
図2は、エンジンのシリンダの左側面図である。
図3は、シリンダヘッドの正面図である。
図4は、図3中、VI−VI線矢視の断面図である。
図5は、ストッパーを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従がってこれを説明する。
図において、符号1は、エンジン2を装備したユニットスイング式動力ユニットである。この動力ユニット1には、エンジン2と後輪3とが一体的に組込まれている。上記動力ユニット1は、エンジン2のクランクケース4の上端部の連結用ボス5に連結されたリンク(図示せず)を介してスクータ6の図示していない車体フレームに上下方向に揺動自在に支持されている。なお、下記する左右とは、上記スクータ6の前方に向かってのこのスクータ6の幅方向をいうものとする。
前記エンジン2は水冷式単気筒DOHC型のものである。このエンジン2は、クランクケース4と、このクランクケース4から突出するシリンダ7とを備えている。また、後輪3の左方域で前後方向に延びる伝動ケース8が設けられている。前記後輪3は、前記伝動ケース8と、クランクケース4から後輪3の右方域で、後方へ延びるリヤアーム9とによって支持されている。また、前記伝動ケース8の後端部と、リヤアーム9の後端部は、それぞれクッションユニット10を介して車体フレームに接続されている。
前記シリンダ7は、図1および図2に示すように、クランクケース4から前方、かつ、斜め上方に突出するシリンダボディ11と、このシリンダボディ11の前端部に取付けられるシリンダヘッド12と、このシリンダヘッド12の前端部に取付けられるヘッドカバー14とで構成され、上記シリンダヘッド12とヘッドカバー14との間に動弁カム室13(図2参照)が形成されている。
上記シリンダ7はクランクケース4から前方、かつ、斜め上方に突出しており、このため、上記シリンダ7の軸線Cは前方、かつ、斜め上方に向かって延びている。この実施の形態では、前記軸線Cは、前輪15の上縁近傍に向かって延びるように僅かに前上がりに傾斜している。
前記シリンダヘッド12には、2本ずつの吸気弁16と排気弁17とが取外し可能に支持され、また、これら吸気弁16と排気弁17とを駆動する動弁装置18や点火プラグ(図示せず)などが支持されている。上記シリンダヘッド12の上面に吸気装置19が接続されるとともに下面に排気管20が接続されている。前記排気弁17の軸線C1は、エンジン2がスクータ6に搭載されている状態では、図2および図4に示すように、前下がりに延びるように傾斜している。前記排気管20は、図1に示すように、クランクケース4の右方域を通るようにシリンダヘッド12から後方へ延出し、前記リヤアーム9の右方域でマフラー21に接続されている。
図1において、エンジン2の前方に設けられた符号22で示すものは燃料タンクである。また、この燃料タンク22の前方に配置された符号23で示すものはラジエータである。さらに、前記エンジン2の上方には収納ボックス24が設けられている。この収納ボックス24は、ヘルメット(図示せず)を2個収納できるように形成されており、上部の出し入れ口がシートによって開閉されるものである。この収納ボックス24における二箇所のヘルメット収納部を符号24a,24bで示す。また、図2において、25は燃焼室を示し、26は吸気弁16によって開閉される吸気ポート、27は排気弁17によって開閉される排気ポート、28はピストン、29はコンロッドをそれぞれ示す。
上記エンジン2の動弁装置18は、前記2本ずつの吸気弁16と排気弁17とを駆動するためのものである。図2および図4に示すように、上記動弁装置18は、上記動弁カム室13に収納され、シリンダの軸線Cを基準として上方と下方とに位置するように配置された吸気カム軸31および排気カム軸32と、これらのカム軸31,32がカム係合するバルブリフタ33と、吸・排気弁16,17を閉方向へ付勢するバルブスプリング34などによって構成されている。吸気弁16の駆動系と、排気弁17の駆動系は、シリンダ7の軸線Cに対して線対称になるように構成されている。
前記吸気カム軸31と排気カム軸32は、その各軸線がスクータ6の幅方向に向かって延び、上記シリンダヘッド12の左側の軸受35,36(図3参照)と右側の軸受37,38とに図示していないカムキャップによってその軸線回りに回転自在、かつ、取外し可能に取付けられている。また、上記吸気カム軸31と排気カム軸32には、それぞれカム31a,32a(図2および図4参照)が二箇所に形成されている。なお、図3は、シリンダヘッド12をスクータ6の前方から見た状態で描いてあるから、同図の右側が左側になっている。前記カムキャップをシリンダヘッド12に固定するための固定用のボルトが螺着されるボルト孔を図3および図4中に符号39で示す。
図3に示すように、シリンダヘッド12には吸・排気弁16,17と対応する位置にそれぞれ左右カム収納用空間40が形成され、前記左側の軸受35,36は、左右カム収納用空間40どうしの間に設けられている。前記右側の軸受37,38は、シリンダヘッド12における右側の端部に形成されたタイミングチェーン収納用空間41と、左右カム収納用空間40,40のうち、右側のカム収納用空間40との間に設けられている。前記左側の軸受35,36のうち、排気カム軸用の軸受36の下方に、後述するストッパー42が設けられている。
前記バルブリフタ33は、図4に示すように、有底円筒状をなしている。また、上記バルブリフタ33は、吸・排気カム軸31,32のカム31a,32aが頂面33aにカム係合する状態でシリンダヘッド12のバルブリフタ用ガイド穴43に摺動自在に嵌合されている。このガイド穴43は、吸・排気弁16,17と同一軸線上に成形され、かつ、これら吸・排気弁16,17の先端部が内嵌するように形成されており、図3に示すように、シリンダヘッド12の前記カム収納用空間40に開口している。
また、バルブリフタ33の内側底面と吸・排気弁16,17の弁軸16a,17aとの間には、バルブクリアランスを調整するためのシム44が介装されている。
前記バルブスプリング34は、図4に示すように、吸・排気弁16,17の軸端部にコッターピン45を介して取付けられたスプリングリテーナ46と、前記ガイド穴43の底に設けられたスプリングシート47との間に設けられている。上記バルブスプリング34は吸・排気弁16,17を閉じる方向へ付勢している。
図3―5に示すように、前記排気カム軸32用の左側の軸受36から下方に縦壁51が延び、この縦壁51の前端面51aは上記シリンダヘッド12におけるヘッドカバー14側の端部を構成している。前記ストッパー42は、上記縦壁51の前端面51aに固定用ねじ52によって取外し可能に固定された支持板42aと、この支持板42aのスクータ6の幅方向の両端部に一体に形成されたストッパー片42b,42bとを備えている。前記前端面51aは、前記軸受36におけるカムキャップが接続される合わせ面36a(図4参照)より低くなるように(後方に位置するように)形成されている。また、前記支持板42aを固定する固定用ねじ52の頭部は前記合わせ面36aより低くなるように構成されている。
前記各ストッパー片42bは、前記カム収納用空間40内を前記縦壁51および前記軸受36の両側面と平行に後方および上方へ延設されている。図2,4で示すように、上記ストッパー42の各ストッパー片42bは、シリンダ7の軸線Cよりも下方に位置する排気弁用の各バルブリフタ33の頂面33aと対向するよう設けられている。より具体的には、図4に示すように、排気カム軸32におけるカム32aのベース円部が排気弁用バルブリフタ33の頂面33aにカム係合している状態において、上記各ストッパー片42bは、前記頂面33aから隙間dだけ離れ、かつ、この頂面33aに対向するように形成されている。これらの2枚のストッパー片42bのうち、右側のストッパー片42bは、右側の排気弁用バルブリフタ33に対向し、左側のストッパー片42bは、左側の排気弁用バルブリフタ33に対向している。
上記のように構成された動弁装置18を備えたエンジン2においては、吸気カム軸31と排気カム軸32とが回転することによって、これら両カム軸31,32のカム31a,32aに追従するようにバルブリフタ33と吸・排気弁16,17とが駆動する。
一方、このエンジン2においては、メンテナンス時などで吸・排気カム軸31,32を交換する作業は、スクータ6に搭載された状態で行われる。このとき、シリンダヘッド12から排気カム軸32が取外されると、排気弁用バルブリフタ33はガイド穴43に沿って自らの重量で下がろうとするが、上記バルブリフタ33はストッパー42に当接して止まり、シリンダ7から脱落することは防止される。
したがって、このエンジン2においては、メンテナンス時に排気カム軸32が取外されたとしても、バルブリフタ33などの部品はシリンダヘッド12に組込まれた状態に保持される。
また、前記したように、吸・排気弁16,17とバルブリフタ33の内側底面との間にはシム44が介装されている。
ここで、上記シム44は、上記バルブリフタ33に比べると小さい部品であるため、このシム44が上記バルブリフタ33と共に脱落したとすると、紛失され易い。しかし、上記したように、バルブリフタ33の脱落は上記ストッパー42によって防止されるため、シム44の脱落も防止されて、その紛失が防止される。
なお、以上は図示の例によるが、上記シリンダ7の軸線Cは前下方に向かって延びていてもよい。また、上記ストッパー42は、吸気弁16用のバルブリフタ33に対し設けてもよい。
本発明は、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延びるよう搭載されるDOHC型の鞍乗型車両におけるエンジンに関する。
【背景技術】
従来、自動二輪車の一例であるスクータに搭載される4サイクルエンジンには、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延び、シリンダヘッドの上面に吸気装置が接続されるとともに、下面に排気管が接続されたものがある。この種のエンジンの多くは、1本のカム軸で吸気弁と排気弁とを駆動するようにした、いわゆるSOHC型の動弁装置が用いられている。この動弁装置では、カム軸に形成された吸気弁用カムと排気弁用カムとにそれぞれロッカアームを介して吸・排気弁が接続されている。
一方、他種の自動二輪車に搭載される4サイクルエンジンには、上述したSOHC型のものの他に、吸気弁と排気弁とをそれぞれ個別のカム軸で駆動するようにしたDOHC型のものがある。このDOHC型のエンジンの動弁装置では、吸気弁の先端部と排気弁の先端部とに有底円筒状を呈するバルブリフタがそれぞれ装着され、このバルブリフタの頂面に吸気カム軸または排気カム軸のカムがカム係合することとされている。前記バルブリフタは、シリンダヘッドのガイド穴に摺動自在に嵌合され、吸・排気弁と同一軸線上に位置付けられている。また、このバルブリフタの内側底面と吸・排気弁との間には、前記頂面とカムのベース円部との間の隙間(バルブクリアランス)を調整するために薄板状のシムが介装されている。
発明者は、スクータ用エンジンとして上述したDOHC型のものを採用し、スクータの走行性能の向上を図ることを考えた。
しかしながら、DOHC型エンジンを、そのシリンダの軸線が車両の前方に向かって延びるようスクータに搭載した場合、この搭載状態のままで、上記カム軸を取外してメンテナンスを行おうとすると、次のような問題点が生じるおそれがある。
すなわち、上述した搭載状態では、吸・排気弁のうち、特に下側に位置する排気弁と、この排気弁の先端部に装着されるバルブリフタとは、その各軸線方向が前下方に向かって延びることとなる。このため、上記状態で、カム軸をシリンダヘッドから取外すと、排気弁用のバルブリフタを止めておく部材がなくなって、このバルブリフタが自重によりシリンダヘッドから脱落する。また、このようにバルブリフタがシリンダヘッドから外れると、バルブリフタと排気弁との間に介装されていたシムも脱落する。このシムは、バルブリフタに較べると小さい部品であり、作業者に気付かれることなくシリンダから落ちると紛失され易い。
【発明の開示】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、DOHC型のエンジンをスクータに搭載するに当たって、メンテナンス時にバルブリフタやシムが脱落しないようにすることを目的とする。
本発明は、吸・排気弁とカム軸との間にバルブリフタが介装され、シリンダの軸線が車両の前方に向かって延びたスクータ用エンジンにおいて、上記バルブリフタの頂面と対向するストッパーを上記シリンダに取外し可能に固定し、上記カム軸のベース円部が上記バルブリフタの頂面にカム係合している状態において、上記頂面と上記ストッパーとの間に隙間が生じるよう上記ストッパーを設けたものである。
本発明によれば、カム軸がシリンダから取外された状態で、バルブリフタがシリンダから外れる方向に移動すると、バルブリフタの頂面がストッパーに当接し、バルブリフタがシリンダから脱落することは、上記ストッパーによって防止される。よって、メンテナンス時にカム軸が取外されたとしても、バルブリフタはシリンダに組込まれた状態のままに保持される。すなわち、メンテナンス時にバルブリフタが脱落するのを防止しながら、DOHC型のエンジンをスクータに搭載することができる。
上記発明において、吸・排気弁とバルブリフタの内側底面との間にシムを介装してもよい。
ここで、上記シムは、上記バルブリフタに比べると小さい部品であるため、このシムが上記バルブリフタの脱落に伴い脱落したとすると、紛失され易い。しかし、上記したように、バルブリフタの脱落は上記ストッパーによって防止されるため、これにより、シムの脱落も防止されて、その紛失が防止される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係るエンジンを備えたスクータ用ユニットスイング式動力ユニットの右側面図である。
図2は、エンジンのシリンダの左側面図である。
図3は、シリンダヘッドの正面図である。
図4は、図3中、VI−VI線矢視の断面図である。
図5は、ストッパーを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従がってこれを説明する。
図において、符号1は、エンジン2を装備したユニットスイング式動力ユニットである。この動力ユニット1には、エンジン2と後輪3とが一体的に組込まれている。上記動力ユニット1は、エンジン2のクランクケース4の上端部の連結用ボス5に連結されたリンク(図示せず)を介してスクータ6の図示していない車体フレームに上下方向に揺動自在に支持されている。なお、下記する左右とは、上記スクータ6の前方に向かってのこのスクータ6の幅方向をいうものとする。
前記エンジン2は水冷式単気筒DOHC型のものである。このエンジン2は、クランクケース4と、このクランクケース4から突出するシリンダ7とを備えている。また、後輪3の左方域で前後方向に延びる伝動ケース8が設けられている。前記後輪3は、前記伝動ケース8と、クランクケース4から後輪3の右方域で、後方へ延びるリヤアーム9とによって支持されている。また、前記伝動ケース8の後端部と、リヤアーム9の後端部は、それぞれクッションユニット10を介して車体フレームに接続されている。
前記シリンダ7は、図1および図2に示すように、クランクケース4から前方、かつ、斜め上方に突出するシリンダボディ11と、このシリンダボディ11の前端部に取付けられるシリンダヘッド12と、このシリンダヘッド12の前端部に取付けられるヘッドカバー14とで構成され、上記シリンダヘッド12とヘッドカバー14との間に動弁カム室13(図2参照)が形成されている。
上記シリンダ7はクランクケース4から前方、かつ、斜め上方に突出しており、このため、上記シリンダ7の軸線Cは前方、かつ、斜め上方に向かって延びている。この実施の形態では、前記軸線Cは、前輪15の上縁近傍に向かって延びるように僅かに前上がりに傾斜している。
前記シリンダヘッド12には、2本ずつの吸気弁16と排気弁17とが取外し可能に支持され、また、これら吸気弁16と排気弁17とを駆動する動弁装置18や点火プラグ(図示せず)などが支持されている。上記シリンダヘッド12の上面に吸気装置19が接続されるとともに下面に排気管20が接続されている。前記排気弁17の軸線C1は、エンジン2がスクータ6に搭載されている状態では、図2および図4に示すように、前下がりに延びるように傾斜している。前記排気管20は、図1に示すように、クランクケース4の右方域を通るようにシリンダヘッド12から後方へ延出し、前記リヤアーム9の右方域でマフラー21に接続されている。
図1において、エンジン2の前方に設けられた符号22で示すものは燃料タンクである。また、この燃料タンク22の前方に配置された符号23で示すものはラジエータである。さらに、前記エンジン2の上方には収納ボックス24が設けられている。この収納ボックス24は、ヘルメット(図示せず)を2個収納できるように形成されており、上部の出し入れ口がシートによって開閉されるものである。この収納ボックス24における二箇所のヘルメット収納部を符号24a,24bで示す。また、図2において、25は燃焼室を示し、26は吸気弁16によって開閉される吸気ポート、27は排気弁17によって開閉される排気ポート、28はピストン、29はコンロッドをそれぞれ示す。
上記エンジン2の動弁装置18は、前記2本ずつの吸気弁16と排気弁17とを駆動するためのものである。図2および図4に示すように、上記動弁装置18は、上記動弁カム室13に収納され、シリンダの軸線Cを基準として上方と下方とに位置するように配置された吸気カム軸31および排気カム軸32と、これらのカム軸31,32がカム係合するバルブリフタ33と、吸・排気弁16,17を閉方向へ付勢するバルブスプリング34などによって構成されている。吸気弁16の駆動系と、排気弁17の駆動系は、シリンダ7の軸線Cに対して線対称になるように構成されている。
前記吸気カム軸31と排気カム軸32は、その各軸線がスクータ6の幅方向に向かって延び、上記シリンダヘッド12の左側の軸受35,36(図3参照)と右側の軸受37,38とに図示していないカムキャップによってその軸線回りに回転自在、かつ、取外し可能に取付けられている。また、上記吸気カム軸31と排気カム軸32には、それぞれカム31a,32a(図2および図4参照)が二箇所に形成されている。なお、図3は、シリンダヘッド12をスクータ6の前方から見た状態で描いてあるから、同図の右側が左側になっている。前記カムキャップをシリンダヘッド12に固定するための固定用のボルトが螺着されるボルト孔を図3および図4中に符号39で示す。
図3に示すように、シリンダヘッド12には吸・排気弁16,17と対応する位置にそれぞれ左右カム収納用空間40が形成され、前記左側の軸受35,36は、左右カム収納用空間40どうしの間に設けられている。前記右側の軸受37,38は、シリンダヘッド12における右側の端部に形成されたタイミングチェーン収納用空間41と、左右カム収納用空間40,40のうち、右側のカム収納用空間40との間に設けられている。前記左側の軸受35,36のうち、排気カム軸用の軸受36の下方に、後述するストッパー42が設けられている。
前記バルブリフタ33は、図4に示すように、有底円筒状をなしている。また、上記バルブリフタ33は、吸・排気カム軸31,32のカム31a,32aが頂面33aにカム係合する状態でシリンダヘッド12のバルブリフタ用ガイド穴43に摺動自在に嵌合されている。このガイド穴43は、吸・排気弁16,17と同一軸線上に成形され、かつ、これら吸・排気弁16,17の先端部が内嵌するように形成されており、図3に示すように、シリンダヘッド12の前記カム収納用空間40に開口している。
また、バルブリフタ33の内側底面と吸・排気弁16,17の弁軸16a,17aとの間には、バルブクリアランスを調整するためのシム44が介装されている。
前記バルブスプリング34は、図4に示すように、吸・排気弁16,17の軸端部にコッターピン45を介して取付けられたスプリングリテーナ46と、前記ガイド穴43の底に設けられたスプリングシート47との間に設けられている。上記バルブスプリング34は吸・排気弁16,17を閉じる方向へ付勢している。
図3―5に示すように、前記排気カム軸32用の左側の軸受36から下方に縦壁51が延び、この縦壁51の前端面51aは上記シリンダヘッド12におけるヘッドカバー14側の端部を構成している。前記ストッパー42は、上記縦壁51の前端面51aに固定用ねじ52によって取外し可能に固定された支持板42aと、この支持板42aのスクータ6の幅方向の両端部に一体に形成されたストッパー片42b,42bとを備えている。前記前端面51aは、前記軸受36におけるカムキャップが接続される合わせ面36a(図4参照)より低くなるように(後方に位置するように)形成されている。また、前記支持板42aを固定する固定用ねじ52の頭部は前記合わせ面36aより低くなるように構成されている。
前記各ストッパー片42bは、前記カム収納用空間40内を前記縦壁51および前記軸受36の両側面と平行に後方および上方へ延設されている。図2,4で示すように、上記ストッパー42の各ストッパー片42bは、シリンダ7の軸線Cよりも下方に位置する排気弁用の各バルブリフタ33の頂面33aと対向するよう設けられている。より具体的には、図4に示すように、排気カム軸32におけるカム32aのベース円部が排気弁用バルブリフタ33の頂面33aにカム係合している状態において、上記各ストッパー片42bは、前記頂面33aから隙間dだけ離れ、かつ、この頂面33aに対向するように形成されている。これらの2枚のストッパー片42bのうち、右側のストッパー片42bは、右側の排気弁用バルブリフタ33に対向し、左側のストッパー片42bは、左側の排気弁用バルブリフタ33に対向している。
上記のように構成された動弁装置18を備えたエンジン2においては、吸気カム軸31と排気カム軸32とが回転することによって、これら両カム軸31,32のカム31a,32aに追従するようにバルブリフタ33と吸・排気弁16,17とが駆動する。
一方、このエンジン2においては、メンテナンス時などで吸・排気カム軸31,32を交換する作業は、スクータ6に搭載された状態で行われる。このとき、シリンダヘッド12から排気カム軸32が取外されると、排気弁用バルブリフタ33はガイド穴43に沿って自らの重量で下がろうとするが、上記バルブリフタ33はストッパー42に当接して止まり、シリンダ7から脱落することは防止される。
したがって、このエンジン2においては、メンテナンス時に排気カム軸32が取外されたとしても、バルブリフタ33などの部品はシリンダヘッド12に組込まれた状態に保持される。
また、前記したように、吸・排気弁16,17とバルブリフタ33の内側底面との間にはシム44が介装されている。
ここで、上記シム44は、上記バルブリフタ33に比べると小さい部品であるため、このシム44が上記バルブリフタ33と共に脱落したとすると、紛失され易い。しかし、上記したように、バルブリフタ33の脱落は上記ストッパー42によって防止されるため、シム44の脱落も防止されて、その紛失が防止される。
なお、以上は図示の例によるが、上記シリンダ7の軸線Cは前下方に向かって延びていてもよい。また、上記ストッパー42は、吸気弁16用のバルブリフタ33に対し設けてもよい。
Claims (2)
- 吸・排気弁(16,17)とカム軸(31,32)との間にバルブリフタ(33)が介装され、シリンダ(7)の軸線(C)が車両の前方に向かって延びたスクータ用エンジンにおいて、上記バルブリフタ(33)の頂面(33a)と対向するストッパー(42)を上記シリンダ(7)に取外し可能に固定し、上記カム軸のベース円部が上記バルブリフタ(33)の頂面(33a)にカム係合している状態において、上記頂面(33a)と上記ストッパー(42)との間に隙間(d)が生じるよう上記ストッパー(42)を設けたことを特徴とするスクータ用エンジン。
- 上記吸・排気弁(16,17)とバルブリフタ(33)の内側底面との間にシム(44)を介装したことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のスクータ用エンジン。
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