JP6003756B2 - 送風装置及び画像形成装置 - Google Patents

送風装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6003756B2
JP6003756B2 JP2013063583A JP2013063583A JP6003756B2 JP 6003756 B2 JP6003756 B2 JP 6003756B2 JP 2013063583 A JP2013063583 A JP 2013063583A JP 2013063583 A JP2013063583 A JP 2013063583A JP 6003756 B2 JP6003756 B2 JP 6003756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
longitudinal direction
flow dividing
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013063583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014191018A (ja
Inventor
照代 竜崎
照代 竜崎
長森 由貴
由貴 長森
かづき 井波
かづき 井波
裕智 百村
裕智 百村
雅史 工藤
雅史 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2013063583A priority Critical patent/JP6003756B2/ja
Priority to US14/038,170 priority patent/US9228592B2/en
Priority to CN201310551825.8A priority patent/CN104076668A/zh
Publication of JP2014191018A publication Critical patent/JP2014191018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003756B2 publication Critical patent/JP6003756B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/441Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/403Casings; Connections of working fluid especially adapted for elastic fluid pumps
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/1645Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts for conducting air through the machine, e.g. cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

この発明は、送風装置及び画像形成装置に関するものである。
現像剤で構成される画像を記録用紙に形成する画像形成装置においては、例えば、感光体等の潜像保持体を帯電させる工程又は除電する工程や、記録用紙に未定着像を転写させる工程などにおいてコロナ放電を行うコロナ放電装置を使用するものがある。
また、コロナ放電装置では、放電ワイヤやグリッド電極等の構成部品に紙粉、放電生成物等の不要物が付着することを未然に防ぐため、その構成部品に向けて空気を吹き付ける送風装置が併設されることがある。この場合の送風装置は、一般に、空気を送る送風機と、その送風機から送られる空気をコロナ放電装置等の対象構造物まで導いて送り出すダクト(送風管)とで構成されている。
そして、従来においては、送風装置等について、空気を放電ワイヤ等の構成部品の長手方向に対して均一に吹きつけることを可能にするための改良等が各種行われている。特に、このような送風装置等としては、ダクトの空気を流す通路空間の形状を特殊な形状で形成する構成や、ダクトの通路空間内に空気の流れる方向を調整する整流板などを配設する構成を採用したものとして、以下のような送風装置等が提案されている。
特許文献1は、チャージワイヤにおけるダクトの空気取入口付近の部分に、空気が供給されやくなる画像形成装置を提供することを目的とし、ダクトの一端側に空気取入口が設けられており、空気取入口からダクト内に取り込まれた空気を、空気取入口付近から複数等分して、チャージワイヤが長さ方向に複数等分された部分に均等に送るために、空気取入口付近からダクト内にのびた1または複数の仕切り壁がダクト内に設けられ、この仕切り壁によってダクト内に複数個のダクト部が形成されているものである。
特許文献2は、長尺な清掃対象物の長手方向に対して空気を可及的に満遍なく吹き付けられるようにして、その清掃対象物の浮遊物がむらのある状態で付着することを防止することができる空気吹付け清掃装置を提供することを目的とし、対象物の長尺な清掃対象部位に沿って対向する長尺な空気吹き出し口が一端部側に開設された中空構造の送風ダクトと、この送風ダクトの中空内部に空気を吹き込む送風ファンと、この送風ファンの空気を空気吹き出し口の長手方向に間隔をあけて区分される領域からそれぞれ分配して吹き出すように送風ダクトの中空内部にその空気吹き出し口の手前まで至る複数の流路を形成するめに設けられた複数の仕切板とを備えるよう構成したものである。
特許文献3は、被送風部材にその長手方向に沿って均一に送風可能な送風装置を提供するため、被送風部材の背面側にその長手方向に沿って配置される送風用のダクト部材と、送風用ダクト部材の長手方向の一端部側に配置され、送風用ダクト部材に送風するための送風手段とを備え、送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設けられた送風口に連通し、送風用ダクト部材の長手方向の略中央部まで延びた導入通路と、導入通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の長手方向に沿って開口した送風用開口部と、送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向と略平行に設けられた整流板部とを備えるよう構成したものである。
特許文献4は、コロナ帯電手段の帯電ワイヤーへの汚れ等の付着を防ぎ、感光体の帯電不良に起因する画像欠陥の発生を防いで良好な画像を安定して得ることができる画像形成装置を提供することを目的とし、感光体を帯電するための着脱自在なコロナ帯電手段と、コロナ帯電手段を感光体に対向する位置に導くレール手段と、コロナ帯電手段に空気を供給するための風路を有する画像形成装置において、風路に導かれた空気の流路を規制する風路規制手段をレール手段に設けるよう構成したものである。
特許第3926962号公報 特許第4760085号公報 特開2000−137425号公報 特開2001−331016号公報
ところで、この発明が解決しようとする課題は、送風管の出口から空気を長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向で風速のむらが低減された状態、かつ圧力損失が増加するのを抑制した状態で出すことが可能な送風装置及び画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、空気を送る送風機と、
前記送風機から送られる空気を取り入れる入口と、その入口から取り入れた空気を吹き付けるべき長尺な対象構造物の長手方向の部分と向き合う状態で配置されて当該空気を当該長手方向と直交する方向に沿って流れるように出す出口と、その入口と出口の間をつないで空気を流すための通路空間が形成された本体部とを有し、前記出口が前記対象構造物の長手方向の部分と平行する長尺な開口形状で形成されている送風管と、
前記送風管の本体部の通路空間に前記長尺な対象構造物の長手方向に沿って複数配置され、前記入口から取り入れられた空気を、前記長尺な対象構造物の長手方向に区分された複数の吹き出し領域のうち一の吹き出し領域と当該一の吹き出し領域よりも下流側の領域とに分配して流す複数の分流板と、
を備え、
前記分流板は、前記入口の開口形状を前記長尺な対象構造物の長手方向に沿って投影した投影面に対して直交するよう配置され、前記入口から取り入れられた空気を分配する分配部と、前記分配部によって分配された空気の向きを前記複数の吹き出し領域のうち一の吹き出し領域へと変更する変更部とを有し、
前記各分流板の変更部は、長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向の下流側に行くに従って、その曲率半径が順次大きくなる部分を有するように設定されているとともに、
前記各分流板の分配部は、前記長尺な対象構造物の長手方向と交差する方向に沿って位置を異ならせて配置され、かつ隣り合った分配部が長手方向同位置に重ならないことを特徴とする送風装置である。
請求項2に記載された発明は、前記各分流板のうち、最下流側に配置された分流板を除く分流板のうち少なくとも1つは、その変更部の後端が前記通路空間から前記出口側へ向けて延長されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置である。
請求項3に記載された発明は、前記各分流板のうち、最上流側に配置された分流板は、その変更部の後端が前記通路空間から前記出口側へ向けて延長されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風装置である。
請求項4に記載された発明は、空気を吹き付けるべき長尺な対象構造物と、
前記対象構造物の長手方向の部分に向けて空気を吹き付ける送風装置とを備え、
前記送風装置として、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の送風装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、送風管の出口から空気を長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向で風速のむらが低減された状態、かつ圧力損失が増加するのを抑制した状態で出すことが可能な送風装置を提供することができる。
請求項1に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、各分流板の分配部の位置によって吹き出し領域へと流す空気の量を調整することが可能となる。
請求項1に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、圧力損失を小さくすることが可能となる。
請求項2に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向の速度成分が大きい、最下流側に配置された分流板を除く分流板のうち少なくとも1つで分流された空気を、最下流側に配された吹き出し領域を除く吹き出し領域へと導くことが可能となる。
請求項3に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向の速度成分が大きい最上流側の分流板で分流された空気を、最上流側の吹き出し領域へと導くことが可能となる。
請求項4に記載された発明によれば、その構成を有しない場合に比べて、送風装置の長尺な対象構造物に対する空気の長手方向に沿った方向での風速むらに起因した対象構造物の性能劣化がなく、かかる性能劣化に影響した画質のむらが発生することを抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る送風装置を適用した画像形成装置を示す概略構成図である。 帯電装置を示す斜視図である。 送風装置を示す斜視図である。 送風装置を示す断面構成図である。 送風装置を示す平面構成図である。 送風ダクトを示す斜視構成図である。 実験結果を示す図である。 実験結果を示すグラフである。 実験結果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る送風装置を示す要部構成図である。 実施の形態1に係る送風装置を示す要部構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る送風装置を適用した画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置に使用されており、その送風装置より空気を吹き付けるべき対象構造物としての帯電装置を示し、図3はその送風装置の概要を示している。
画像形成装置1は、図1に示すように、支持フレーム、外装カバー等で構成される筐体10の内部空間に、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成して被記録材の一例としての用紙9に転写する作像ユニット20と、作像ユニット20に供給する用紙9を収容するとともに搬送する給紙装置30と、作像ユニット20で形成されたトナー像を用紙9に定着する定着装置35を設置している。実施の形態1では、作像ユニット20として1つのみで構成されるものを例示しているが、複数のもので構成される作像ユニットを使用しても差し支えない。
上記作像ユニット20は、例えば公知の電子写真方式を利用して構成されるものであり、矢印Aで示す方向(図中において時計回り方向)に回転駆動する感光体ドラム21と、感光体ドラム21の像形成領域となる周面を所要の電位に帯電させる帯電装置4と、帯電後の感光体ドラム21の表面に外部から入力される画像情報(信号)に基づく光(矢付き点線)を照射して電位差のある静電潜像を形成する露光装置23と、その静電潜像をトナーによりトナー像に現像する現像装置24と、そのトナー像を用紙9に転写する転写装置25と、転写後の感光体ドラム21の表面に残留するトナー等を除去する清掃装置26とで主に構成されている。
このうち帯電装置4としては、コロナ放電器が使用されている。このコロナ放電器からなる帯電装置4は、図2等に示すように、感光体ドラム21の軸方向に沿って配置される覆い部材としてのシールドケース40を備えている。シールドケース40は、感光体ドラム21の軸方向に沿って延在する長方形状の天板40aと、この天板40aの長手方向Bに沿って延びる長辺部から下方に垂れ下がった状態の側板40b、40cとを有した外観形状からなり、感光体ドラム21と対向する下端部に開口部を備えている。シールドケース40の長手方向Bにおける両端部(短辺部)には、図示しない支持部材がそれぞれ取り付けられており、この支持部材には、シールドケース40の内部空間を通過して感光体ドラム21の軸方向に沿ってほぼ直線状に張り渡した状態で単数又は複数本(図示例では2本)のコロナ放電ワイヤ(放電電極)41A,41Bが取り付けられている。また、帯電装置4は、シールドケース40の下部開口部に、放電ワイヤ41A,41Bと感光体ドラム21の周面との間に存在した状態で取り付けられる格子状のグリッド電極42(電界調整板)を備えている、いわゆるスコロトロン型のコロナ放電器を構成している。図4等に示す符号40dは、2本のコロナ放電ワイヤ41A,41Bが配置される空間を仕切る隔壁(仕切り部材)である。
また、帯電装置4は、コロナ放電ワイヤ41A,41Bが感光ドラム21の周面と所要の間隔(例えば放電ギャップ)をあけて対向する状態でかつ感光体ドラム21の回転軸の方向に沿ってその像形成対象領域に少なくとも存在する状態になるよう配置される。また、帯電装置4は、画像形成時になると、図示しない電源装置からコロナ放電ワイヤ41A,41B(と感光体ドラム21との間)に帯電用の電圧が印加されるようになっている。なお、帯電装置4は、グリッド電極42に図示しない電源装置から感光体ドラム21の帯電電位を調節するための電圧が印加される。
さらに、帯電装置4は、その使用に伴ってコロナ放電ワイヤ41及びグリッド電極42に、用紙9の紙粉、コロナ放電により生成される放電生成物、トナーの外添剤等の物質(不要物)が付着して汚染されることでコロナ放電が十分に又は均一に行われなくなって帯電むら等の帯電不良が発生することがある。このため、帯電装置4には、コロナ放電ワイヤ41A,41B及びグリッド電極42に不要物が付着することを防止又は抑制するためコロナ放電ワイヤ41A,41Bとグリッド電極42に対して空気を吹きつけるための図示しない送風装置が併設されている。また、帯電装置4のシールドケース40の上面40aには、送風装置5からの空気を取り込むための開口部43が形成されている。開口部43は、その開口形状が長方形になるよう形成されている。なお、送風装置5の詳細については後述する。
給紙装置30は、画像の形成に使用する所要のサイズ、種類等からなる複数枚の用紙9を積み重ねた状態で収容する、トレイ形式、カセット形式等の用紙収容体31と、その用紙収容体31に収容される用紙9を1枚ずつ搬送路に向けて送り出す送出装置32とを備え、給紙の時期が到来すると、用紙9を1枚ずつ送り出すようになっている。用紙収容体31は、利用態様に応じて複数装備される。図1における矢付きの二点鎖線は、用紙9が主に搬送されて通過する搬送路を示す。この用紙9の搬送路は、複数の用紙搬送ロール対33a,33bや、図示しない搬送ガイド部材等で構成されている。
定着装置35は、用紙9が通過する導入口及び排出口が形成された筐体36の内部に、表面温度が加熱手段により所要の温度に加熱されて保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体37と、この加熱回転体37の軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト形態等の加圧回転体38とを備えている。この定着装置35は、その加熱回転体37と加圧回転体38との間に形成される定着処理部にトナー像が転写された後の用紙9を導入して通過させることで定着を行う。
この画像形成装置1による画像形成は、次のようにして行われる。ここでは、用紙9の片面に画像を形成するときの基本的な画像形成動作を例に挙げて説明する。
画像形成装置1では、その制御装置等が画像形成動作の開始指令を受けると、作像ユニット20において、回転始動する感光体ドラム21の周面が帯電装置4により所定の極性及び電位に帯電される。このとき、帯電装置4では、コロナ放電ワイヤ41に帯電用の電圧が印加されて放電ワイヤ41と感光体ドラム21の周面との間に電界を形成した状態でコロナ放電を発生させ、これにより感光体ドラム21の周面を所要の電位に帯電させる。この際、感光体ドラム21の帯電電位はグリッド電極42により調整される。
続いて、帯電された感光体ドラム21の周面に対して、露光装置23から画像情報に基づく露光が行われて所要の電位差で構成される静電潜像が形成される。しかる後、感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24を通過する際に、その現像ロール24aから供給される所要の極性に帯電された状態のトナーにより現像されてトナー像として顕像化される。
次いで、感光体ドラム21上に形成されたトナー像は、感光体ドラム21の回転により転写装置25と対向する転写位置まで搬送されると、このタイミングに合わせて給紙装置30から搬送路を通して供給される用紙9に対して転写装置25により転写される。この転写後の感光体ドラム21の周面は、清掃装置26で清掃される。
続いて、作像ユニット20においてトナー像が転写された用紙9は、感光体ドラム21から剥離された後に定着装置35に導入されるように搬送され、定着装置35における加熱回転体37と加圧回転体38との間の定着処理部を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が溶融して用紙9に定着される。この定着が終了した後の用紙9は、定着装置35から排出されて筐体10の外部等に形成される図示しない排紙収容部等に搬送されて収容される。
以上により、1枚の用紙9の片面に対して1色のトナーで形成される単色画像が形成され、基本的な画像形成動作が終了する。複数枚の画像形成動作の指示がある場合は、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。
次に、送風装置5について説明する。
送風装置5は、図1や図3等に示すように、空気を送る回転ファンを有する送風機50と、その送風機50から送られる空気を取り入れて送風対象の帯電装置4にまで導いて噴出させる送風ダクト51とを備えている。
送風機50としては、例えば輻流型の送風ファンが使用され、所要の風量の空気を送るように駆動制御される。また、送風ダクト51は、図3〜図6に示すように、送風機50から送られる空気を取り入れる入口52と、その入口52から取り入れた空気を吹きつけるべき長尺な帯電装置4の長手方向Bの部分(シールドケース40の上面40a)と向き合う状態で配置されてその空気を長手方向Bと直交する方向に沿って流れるように出す出口53と、その入口52と出口53の間をつないで空気を流すための通路空間54aが形成された本体部54とを有した形状のものである。
送風ダクト51の本体部54は、図3に示すように、一端部が入口52を設けて開口され、他端部が閉鎖されており、全体が帯電装置4の長手方向に沿って延びるように形成された角筒形状の導入通路部54Aと、導入通路部54Aの他端部寄りの部位から通路空間の幅を広げた状態でほぼ水平方向(座標軸Xとほぼ平行する方向)にほぼ直角に曲げられて延びるように形成された角筒形状の第1曲げ通路部54Bと、第1曲げ通路部54Bの一端部から通路空間の幅が同じ状態のままで下方に向かう鉛直方向(座標軸Yとほぼ平行する方向)に曲げられて帯電装置4に向けて延びるように形成された第2曲げ通路部54Cとで構成されている。第2曲げ通路部54Cの終端部には、その終端部の通路空間の断面形状と同じ開口形状からなる出口53が形成されている。第1曲げ通路部54B及び第2曲げ通路部54Cの通路空間54aはいずれも、その幅(長手方向Bに沿う寸法)がほぼ同じ寸法に設定されている。
送風ダクト51の入口52は、開口形状がほぼ正方形になるよう形成されている。この入口52には、送風機50との間を接続して送風機50からの空気を送風ダクト51の入口52にまで送るための接続ダクト55が取り付けられている(図3)。また、送風ダクト51の出口53は、その開口形状が帯電装置4の長手方向Bの部分と平行する長尺な形状(例えば長方形)になるよう形成されている。このため、送風ダクト51は、入口52と出口53とが互いに異なる開口形状で形成されている関係になっている。なお、入口52と出口53が同じ形状である場合も、その開口面積が互いに異なるよう形成されているとき(相似形状であるとき)には、互いに異なる開口形状で形成されている関係に含まれる。
ここで、このように入口52と出口53とが互いに異なる開口形状で形成されている送風ダクト51では、その入口52と出口53の間をつなぐ本体部54に通路空間54aの断面形状が途中で変更される部分が存在する。ちなみに、この送風ダクト51では、導入通路部54Aのほぼ正方形からなる通路空間54aの断面形状が、第1曲げ通路部54Bにおいて(高さがかわらず)水平方向のみに広がった長方形からなる通路空間54aの断面形状に変更されている。換言すれば、導入通路部54Aの通路空間54aの断面形状が、第1曲げ通路部54Bにおいて急激に広くなった通路空間54aの断面形状になっている。
また、このような通路空間54aの断面形状が変化する部分が存在する送風ダクト51の場合は、その断面形状が変化する部分において空気の流れに剥離や渦等の乱れが生じ、このため入口52から均一な風速の空気を取り入れても出口53から出る空気はその風速が不均一となってしまう傾向がある。なお、このように出口53から出る空気の風速が最終的に不均一になる傾向は、通路空間54aの断面形状の変化の有無にかかわらず、送風ダクト51における空気を流す(進行)方向が変化する場合も同様に発生する。
そこで、この送風装置5は、図3及び図5等に示すように、送風ダクト51の本体部54の通路空間54aに帯電装置4の長手方向Bに沿って複数配置された分流部材としての分流板611〜616を備えている。また、送風ダクト51の出口53は、帯電装置4の長手方向Bに沿って複数(図示例では6つ)の吹き出し領域621〜626に等しい間隔で区分されている。上記各分流板611〜616は、入口52から取り入れられた空気を、帯電装置4の長手方向Bに区分された複数の吹き出し領域621〜626のうち一の吹き出し領域62と当該一の吹き出し領域62よりも下流側の領域とに分配して流すものである。そして、本体部54の通路空間54aには、複数の吹き出し領域621〜626に対応させて複数の分流板611〜626を設けている。また、上記各分流板61の間には、帯電装置4の長手方向Bに沿って所要の間隙Gが設定されており、各分流板61は、帯電装置4の長手方向Bに沿って重なることがないよう互いに位置をずらして配置されている。
図5のように、隣り合った分流板61の分配部61aが長手方向同位置に重ならないようにすることで、狭い流路がなくなるため圧力損失が小さくなる。
上記各分流板611〜616は、図6に示すように、送風ダクト51の本体部54の通路空間54aのうち、導入通路部54Aから第1曲げ通路部54Bにわたって設けられており、入口52の開口形状を帯電装置4の長手方向Bに沿って投影した投影面Tに対して直交するよう配置され入口52から取り入れられた空気を分配する分配部61aと、分配部61aによって分配された空気の流れの向き(風向)を複数の吹き出し領域621〜626のうち、当該分流板61に対応した一の吹き出し領域62へと変更する変更部61bとを備えている。
各分流板61の分配部61aは、平板状に形成されており、入口52の開口形状を帯電装置4の長手方向Bに沿って投影した投影面に対して直交するように、本体部54の通路空間54aの導入通路部54Aを構成する底面に垂直に立設され、且つ帯電装置4の長手方向Bに沿って配置されている。その結果、導入通路54Aは、当該導入通路部54Aの底面と天井面との間にわたって存在する分配部61aによって仕切られている。
また、各分流板61の分配部61aは、図5に示すように、帯電装置4の長手方向Bと直交する方向(X方向)に沿って所要の距離xを隔てて互いに平行に存在するよう設けられており、下流側の分流板61ほど出口63から離間した位置に配置されている。距離xは、例えば、各分流板61において等しい値に設定されるが、すべてを等しい値に設定する必要はなく、一部又は全部を異なる値に設定しても良い。上記隣接する分流板61の分配部61aの距離xは、隣接する2つの分流板61のうち、下流側に位置する分流板61に対応した吹き出し領域62へと分配する空気の量を決定するものである。
また、上記各分流板61の変更部61bは、図3乃至図6に示すように、導入通路部54Aから第1曲げ通路部54Bにわたり存在するよう配置されており、その分配部61aの下流側に一体的に連続した状態で設けられている。更に説明すると、上記各分流板61の変更部61bは、分配部61aと同様に、本体部54の通路空間54aを形成する底面と天井面との間にわたって、当該通路空間54aを仕切るように配置されている。また、各分流板61の変更部61bは、分配部61aによって分配された空気の向き(風向)を複数の吹き出し領域621〜626のうち対応する一の吹き出し領域62へと変更するよう、例えば平面略円弧形状等に湾曲した形状に形成されている。また、上記各分流板61の変更部61bは、帯電装置4の長手方向Bに沿った方向の下流側に行くに従って、その曲率半径が順次大きくなるように設定されている。
なお、最下流側に位置する分流板616は、当該分流板61よりも下流側へ空気を分配する必要がないため、分流板61の分配部61aは、本体部54の導入通路54Aを形成する側壁71と一体に形成されている(導入通路54Aの側壁71が分配部61aを兼ねている。)。
上記送風ダクト51の本体部54の導入通路部54Aは、図5に示すように、入口52の帯電装置4の長手方向Bと直交するX方向に沿った一方の側壁71が、入口52側の端部から閉塞された奥側の端部にわたって平板状に形成されている。これに対して、入口52の帯電装置4の長手方向Bと直交するX方向に沿った他方の側壁72は、導入通路54Aから第1の曲げ通路部54Bへと至る領域のうち、最も入口52に近い領域が、導入通路部54Aの開口幅が急激に拡大する部分であり、入口52から取り入れられた空気が第1曲げ通路部54Bの内壁面から剥離し渦等が発生し易い領域となっている。
そのため、この実施の形態では、導入通路部54Aから第1曲げ通路部54Bへと急激に開口幅が拡大する領域に、導入通路部54Aの側壁72から第1曲げ通路部54Bを介して第2曲げ通路部54Cまで延長するように配置された傾斜壁73を設けている。この傾斜壁73は、導入通路部54Aに対して傾斜した状態で第1曲げ通路部54Bから第2曲げ通路部54Cにわたって配置されており、その後端部73aは、第2曲げ通路部54Cの内部において帯電装置4の長手方向Bと直交する向きに湾曲した形状となっている。このように、送風ダクト51の内部に傾斜壁73を設けることにより、出口53の帯電装置4の長手方向に沿った開口長さは、第2曲げ通路部54Cの全長よりも傾斜壁73が設けられている領域に相当する長さだけ短く設定されている。なお、吹き出し領域62は、傾斜壁73が設けられた領域を考慮したものとなっている。
次に、各分流板の構成について詳細に説明する。
上記複数の分流板611〜616のうち、帯電装置4の長手方向に沿った最も上流側に位置する第1の分流板611は、入口52から取り入れられた空気を第1の吹き出し領域621から吹き出す空気と、第1の吹き出し領域621よりも下流側の領域(第2〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに分配するとともに、分配された空気を対応する第1の吹き出し領域621へと向きを変えて流すものである。
第1の分流板61は、図5に示すように、その分配部61aが他の分配部61bと比較して長く形成されており、その先端は、傾斜壁73の中間部に相当する位置まで延長されている。また、第1の分流板61の分配部61aは、帯電装置4の長手方向Bと直交する方向の位置が、入口52から取り入れられる空気の量を第1の吹き出し領域621から吹き出す空気と第1の吹き出し領域621よりも下流側の領域(第2〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに例えば1:5の割合で分配するよう設定されている。
また、第1の分流板61の変更部61bは、他の変更部61bと比較して最も小さい曲率半径を有している。さらに、第1の分流板61の変更部61bは、他の分流板と同様に、その後端部61b’が帯電装置4の長手方向と直交する方向に向けて短い平板状に形成されている。
また、第2の分流板612は、第1分流板611の変更部61bの下流側端部に対して間隙Gを介して配置されている。第2の分流板612の分配部61aは、第1の分流板611の分配部61aに対して帯電装置4の長手方向Bと直交する方向に距離xを隔てて存在するよう設けられている。また、第2の分流板612の分配部61aは、帯電装置4の長手方向Bと直交する方向の位置が、第1の分流板611によって分配された空気の量を第2の吹き出し領域622から吹き出す空気と第2の吹き出し領域622よりも下流側の領域(第3〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに例えば1:4の割合で分配するよう設定されている。
なお、第3以降の分流板についても基本的に同様に構成されている。
以下、この送風装置5の動作について説明する。
送風装置5は、画像形成時などの駆動設定時期になると、まず送風機50が回転駆動して所要の風量の空気を送り出す。始動した送風機50から送られる空気は、接続ダクト55を通して送風ダクト51の入口52から本体部54の通路空間54a内に取り入れられる。
続いて、送風ダクト51に取り入れられた空気(E)は、図4及び図5に示すように、導入通路部54Aの通路空間54aに配置された第1の分流板61の分配部61aによって、第1の分流板61に対応した第1の吹き出し領域621と当該第1の吹き出し領域621よりも下流側の吹き出し領域(第2〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに分配される。
第1の分流板61の分配部61aによって第1の吹き出し領域621へと分配された空気は、分流板61の変更部61bに沿って向きが変更され、出口53から第1の吹き出し領域621へと吹き付けられる。
また、第1の分流板611の分配部61aによって下流側の吹き出し領域(第2〜第6の吹き出し領域)へと分配された空気は、第1の分流板61の下流側に間隙Gを介して配置された第2の分流板611の分配部61aによって、第2の分流板612に対応した第2の吹き出し領域622と当該第2の吹き出し領域622よりも下流側の吹き出し領域(第3〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに分配される。第2の吹き出し領域622へと分配された空気は、分流板612の変更部61bに沿って向きが変更され、出口53から第2の吹き出し領域622へと吹き付けられる。
以下同様に、第2の分流板612の分配部61aによって下流側の吹き出し領域(第3〜第6の吹き出し領域)へと分配された空気は、下流側に位置する第3〜第5の分流板613〜615の分配部61aによって、当該第3〜第5の分流板613〜615に対応した第3〜第5の吹き出し領域623〜625に流す空気と、第3〜第5の吹き出し領域623〜625よりも下流側の吹き出し領域(第4〜第6の吹き出し領域)へと流す空気とに分配されるとともに、分流板61の変更部61bに沿って向きが変更され、出口53から第3〜第6の吹き出し領域623〜626へと吹き付けられる。
このように、各分流板61の分配部61aは、対応する吹き出し領域62へ流す空気と、当該吹き出し領域62よりも下流側の吹き出し領域へ流す空気とに分配するのみでよく、比較的短い平板状に形成したものであり、送風ダクト51の入口52までわたって延長されるものではなく、分配部61aが空気の流動抵抗となって圧力損失が増大することを回避することができる。
また、各分流板61の分配部61aによって分配された空気の流れ(E)は、各分流板61の変更部61bによって向きが対応する吹き出し領域62へと変更され、対応する吹き出し領域62にほぼ揃った状態で空気を吹き付けることが可能となる。また、各分流板61の変更部61bは、空気の流れの向きを変更するものであり、当該変更部61bにおいても圧力損失が増大することが回避される。
以上により、送風ダクト51の出口53からそれぞれ出る空気はいずれも、その進行方向が出口の長手方向とほぼ直交する方向になって送り出されるとともに、その風速がほぼ揃った状態になる。
これにより、2本の放電ワイヤ41A,41Bとグリッド電極42にそれぞれ付着しようとする紙粉、トナーの外添剤、放電生成物などの不要物を遠ざけることができる。この結果、帯電装置4における放電ワイヤ41A,41Bやグリッド電極42に不要物がまばらに付着することが原因で帯電性能にむら等の劣化が発生することが防止され、感光体ドラム21の周面をより均一(その軸方向と回転方向に沿う周方向との双方に対して均一)に帯電することが可能になる。また、帯電装置4を備えた作像ユニット20で形成されるトナー像ひいては用紙9に最終的に形成される画像は、帯電むら等の帯電不良に起因した画質不良(濃度むら等)の発生が低減された良好な画像として得られるようになる。
実験例
図7は、送風装置4の性能特性をコンピュータを用いたシミュレーションによって求めた実験結果を示す。
実験は、図5に示す送風ダクト51の形状及び寸法をシミュレーションを実行するプログラムに入力し、送風ダクト51の入口52から速度の均一な空気を導入した場合に、その出口53の長手方向における風速分布をコンピュータを用いたシミュレーションにより求めることによって行った。なお、風速は長手方向と直交する方向における中央部における出口53の下方2mmの位置における値である。
送風ダクト51としては、その全体の形状が図3〜図6に示すようなものであり、その入口52が22mm×23mmのほぼ正方形の開口形状であり、出口53が17.5mm×350mmの長方形の開口形状であるものを使用した。
図8に示すように、送風ダクト51の出口53の長手方向における風速は、分流板61に対応した狭いピッチの山谷(増減)が見られるものの、帯電装置4の長手方向Bに沿ってほぼ1〜3m/sの範囲内にあり、帯電装置4の長手方向Bに沿った一方の端部が高くなることがなく、良好な結果が得られた。
なお、分流板61に対応した狭いピッチの山谷(増減)は、送風ダクト51の出口53や出口53よりも下流側の部分でほぼ揃った状態に均すことが可能である。これに対して、帯電装置4の長手方向Bに沿った一方の端部が高くなる傾向を示す速度分布は、出口53よりも下流側の部分で揃えることが困難であり、そのまま残る傾向があるため問題となる。
比較例
比較例の送風ダクトとして、図7(a)に示すように、各分流板61の分配部61aを帯電装置4の長手方向と直交する方向にずらすことなく、帯電装置4の長手方向と直交する方向の同じ位置に配置して構成したものである。
図9は上記比較例の送風ダクト51におけるダクト内部の空気の流れを示す模式図と出口から吹き出される空気の流れの速度(風速)を測定した結果を示すグラフである。
この図9から明らかなように、比較例の送風ダクト51では、入口52側の風速が相対的に遅いのに対して、最も下流側の風速が急激に速くなり、帯電装置4の長手方向に沿って大きな傾きを有する風速分布であることが判った。
[実施の形態2]
図10は、実施の形態2に係る送風装置を示すものであり、その送風装置における送風ダクトを示している。
この送風ダクト51は、図10に示すように、入口52に最も近い第1の分流板61の変更部61bの後端部61b’を、第2の曲げ通路部54Cから出口53へ向けて延長して配置したものである。
第1の分流板61は、図11に示すように、入口52に最も近い位置に配置されており、当該分流板61によって分配された空気の流れの速度(風速)が他の分流板と比較して速い。そのため、第1の分流板によって第1の吹き付け領域62へと分配された空気は、当該第1の分流板61の変更部61bにより帯電装置4の長手方向Bと直交する方向に向きが変更された後も、帯電装置4の長手方向Bの成分の流れが強く残っている。
その結果、送風ダクト51の出口53の風速を求めると、第1の分流板611に対応した領域の風速が他の分流板と比較して相対的に低くなる傾向がある。
そこで、この実施形態では、図10に示すように、入口52に最も近い第1の分流板の変更部の後端部を、第2の曲げ通路部から出口53へ向けて延長して配置することにより、第1の分流板によって分配された空気の流れが下流側の領域に逸れることを抑制し、第1の分流板に対応した領域の風速が他の分流板と比較して相対的に低くなるのを回避することができる。
図10(b)はこの実施の形態2に係る送風ダクト51を用いた場合の出口53から流れる空気の風速をシミュレーションにより求めた結果を示したグラフである。
この図から明らかなように、第1の分流板611の変更部61bの後端部61b’を、第2曲げ通路部54Cから出口53へ向けて延長して配置することで、第1の分流板611に対応した領域の風速が他の分流板と比較して相対的に低くなるのを回避することができることが判る。
なお、図10(b)に示す例では、第1の分流板611に対応した領域の風速が他の分流板と比較して相対的に速くなっているが、これは、第1の分流板の変更部の後端部を延長させる長さを調節(短く)することで、第1の分流板611に対応した領域の風速を他の分流板と同程度にすることが可能となる。
また、複数の分流板61に対応した領域の風速がその他の分流板と比較して相対的に低くなる場合、それら複数の分流板61の変更部61bの後端部を第2の曲げ通路部54Cから出口53へ向けて延長して配置することにより、それら複数の分流板61の変更部61bによって分配された空気の流れが下流側の領域に逸れることを抑制し、それら複数の分流板61に対応した領域の風速が他の分流板と比較して相対的に低くなるのを回避できる。
5…送風装置
51…送風ダクト
52…入口
53…出口
61…分流板
61a…分配部
61b…変更部

Claims (4)

  1. 空気を送る送風機と、
    前記送風機から送られる空気を取り入れる入口と、その入口から取り入れた空気を吹き付けるべき長尺な対象構造物の長手方向の部分と向き合う状態で配置されて当該空気を当該長手方向と直交する方向に沿って流れるように出す出口と、その入口と出口の間をつないで空気を流すための通路空間が形成された本体部とを有し、前記出口が前記対象構造物の長手方向の部分と平行する長尺な開口形状で形成されている送風管と、
    前記送風管の本体部の通路空間に前記長尺な対象構造物の長手方向に沿って複数配置され、前記入口から取り入れられた空気を、前記長尺な対象構造物の長手方向に区分された複数の吹き出し領域のうち一の吹き出し領域と当該一の吹き出し領域よりも下流側の領域とに分配して流す複数の分流板と、
    を備え、
    前記分流板は、前記入口の開口形状を前記長尺な対象構造物の長手方向に沿って投影した投影面に対して直交するよう配置され、前記入口から取り入れられた空気を分配する分配部と、前記分配部によって分配された空気の向きを前記複数の吹き出し領域のうち一の吹き出し領域へと変更する変更部とを有し、
    前記各分流板の変更部は、長尺な対象構造物の長手方向に沿った方向の下流側に行くに従って、その曲率半径が順次大きくなる部分を有するように設定されているとともに、
    前記各分流板の分配部は、前記長尺な対象構造物の長手方向と交差する方向に沿って位置を異ならせて配置され、かつ隣り合った分配部が長手方向同位置に重ならないことを特徴とする送風装置。
  2. 前記各分流板のうち、最下流側に配置された分流板を除く分流板のうち少なくとも1つは、その変更部の後端が前記通路空間から前記出口側へ向けて延長されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記各分流板のうち、最上流側に配置された分流板は、その変更部の後端が前記通路空間から前記出口側へ向けて延長されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風装置。
  4. 空気を吹き付けるべき長尺な対象構造物と、
    前記対象構造物の長手方向の部分に向けて空気を吹き付ける送風装置とを備え、
    前記送風装置として、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の送風装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2013063583A 2013-03-26 2013-03-26 送風装置及び画像形成装置 Active JP6003756B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063583A JP6003756B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 送風装置及び画像形成装置
US14/038,170 US9228592B2 (en) 2013-03-26 2013-09-26 Blowing device, and image forming apparatus
CN201310551825.8A CN104076668A (zh) 2013-03-26 2013-11-07 吹送装置和图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063583A JP6003756B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 送風装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014191018A JP2014191018A (ja) 2014-10-06
JP6003756B2 true JP6003756B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=51598010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013063583A Active JP6003756B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 送風装置及び画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9228592B2 (ja)
JP (1) JP6003756B2 (ja)
CN (1) CN104076668A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6589418B2 (ja) * 2015-07-08 2019-10-16 株式会社リコー 冷却装置及び画像形成装置
CN107202415B (zh) * 2016-03-17 2019-07-19 倚世节能科技(上海)有限公司 一种稳流结构及应用该稳流结构的通风设备
JP6465067B2 (ja) * 2016-04-27 2019-02-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN106379241A (zh) * 2016-10-31 2017-02-08 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的后视镜
JP7225724B2 (ja) * 2018-11-16 2023-02-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置
CN112303784A (zh) * 2019-07-31 2021-02-02 浙江琦远科技有限公司 一种排风装置
JP2022130949A (ja) 2021-02-26 2022-09-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228832A (ja) * 1986-03-31 1987-10-07 Kojima Press Co Ltd 空調用ダクトの空気流偏向装置
JPH07134532A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2706222B2 (ja) * 1994-02-10 1998-01-28 通彦 川野 案内羽根入りエルボ
DE69520700T2 (de) * 1994-02-10 2001-08-09 Michihiko Kawano Rohrkrümmer mit Leitschaufeln
JPH11143259A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 定着装置
JP2000055435A (ja) * 1998-08-06 2000-02-25 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 工場建屋の排気装置
JP2000137425A (ja) 1998-10-30 2000-05-16 Fuji Xerox Co Ltd 送風装置及びこの送風装置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置を用いた画像形成装置
AU2826900A (en) * 1999-03-08 2000-09-28 Michihiko Kawano Method of ventilating by rotating air flow
JP3926962B2 (ja) 2000-02-24 2007-06-06 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2001331016A (ja) 2000-05-19 2001-11-30 Canon Inc 画像形成装置
JP3491199B2 (ja) * 2000-10-05 2004-01-26 ミネベア株式会社 回路基板用冷却装置
JP2003270911A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Konica Corp 画像形成装置
JP4305334B2 (ja) * 2004-08-31 2009-07-29 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP4760085B2 (ja) * 2005-03-28 2011-08-31 富士ゼロックス株式会社 空気吹付け清掃装置およびそれを用いた画像形成装置
US20110277969A1 (en) * 2007-09-28 2011-11-17 Neng Tyi Precision Industries Co., Ltd. Heat dissipation device which is pre-built with an air vent structure
JP5150522B2 (ja) * 2009-01-22 2013-02-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5402568B2 (ja) * 2009-11-25 2014-01-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5585298B2 (ja) * 2010-08-23 2014-09-10 富士ゼロックス株式会社 送風装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014191018A (ja) 2014-10-06
US20140294580A1 (en) 2014-10-02
US9228592B2 (en) 2016-01-05
CN104076668A (zh) 2014-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6003756B2 (ja) 送風装置及び画像形成装置
JP2013088731A (ja) 送風装置及び画像形成装置
JP5949454B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP5942411B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP5919813B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
US9044788B2 (en) Blowing target structure, and image forming apparatus
US9904246B2 (en) Blowing tube, blowing device, and image forming apparatus
US9075336B2 (en) Blower pipe, blowing device, and image forming apparatus
JP6003761B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP5999011B2 (ja) 送風管及び画像形成装置
JP5900396B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
CN107239018B (zh) 吹送管、吹送装置和图像形成装置
JP5644349B2 (ja) 導風体、放電装置、および画像形成装置
JP6232917B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP5887921B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP6237361B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP6347123B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP6269180B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP6662084B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP6610153B2 (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP2017067814A (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP2018066906A (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP2018063353A (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP2017067815A (ja) 送風管、送風装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350