JP5976381B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
従来、自動車の燃料タンク等からの蒸発燃料が大気に放出されるのを防止するために、蒸発燃料中の燃料成分を一時的に吸着する蒸発燃料処理装置(以下、キャニスタともいう)が用いられている。
近年、キャニスタにおいては、蒸発燃料の大気への放散量を少なくすることが望まれている。この蒸発燃料の大気への放散量を少なくしたキャニスタとして、図10に示すような、特許文献1記載のキャニスタ101が知られている。このキャニスタ101は、タンクポート102とパージポート103と大気ポート104を形成したケース105を有し、該ケース105内には、タンクポート102側から順に、主吸着室106、第2吸着室107、第3吸着室108が形成されている。前記主吸着室106と第2吸着室107と第3吸着室108内には活性炭が設けられ、第2吸着室107と第3吸着室108との間には蒸発燃料の拡散を抑制するための絞り部を有するプレート部材109が設けられている。
このキャニスタ101では、第2吸着室107と第3吸着室108との間に、絞り部を有するプレート部材109を設けることにより、第2吸着室107から第3吸着室108への蒸発燃料の拡散を抑制することにより、大気ポート104から外部への蒸発燃料成分の吹き抜けを抑制している。
特開2001−323845号公報
しかし、前記従来のキャニスタ101においては、プレート部材109の絞り部が設けられているが、第2吸着室107と第3吸着室108間に設けられたプレート部材109で形成される空間には吸着性能がないために、第2吸着室107から第3吸着室108への蒸発燃料成分の拡散を遅延させる効果は低い。そのため、より一層第3吸着室108への蒸発燃料成分の拡散を遅延させるとともに、第3吸着室内に残存する燃料成分を低減することにより、大気ポート104から外部への蒸発燃料成分の吹き抜けを低減することが望まれている。
そこで、本発明は、従来のキャニスタよりも大気ポートから外部への蒸発燃料成分の吹き抜けを低減する蒸発燃料処理装置を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、内部に流体が流通できる通路を形成し、該通路の一端側にはタンクポート及びパージポートを形成し、前記通路の他端側には大気ポートを形成し、
前記通路には、造粒炭又は破砕炭を充填した複数の吸着室を設け、
前記複数の吸着室のうち最も大気ポート側に位置する第1吸着室と、前記複数の吸着室のうち前記第1吸着室のタンクポート側に位置する第2吸着室との間に支持部材を介装させるとともに、前記第1吸着室と前記支持部材との間には、通路方向全体に亘ってフィルタを設け、前記第2吸着室と前記支持部材との間には、通路方向全体に亘ってフィルタを設けて、前記第1吸着室と第2吸着室との間に遅延拡散室を形成し
前記支持部材の少なくとも一部が、蒸発燃料成分を吸着できるようにし、

前記支持部材が位置する遅延拡散室の断面における支持部材以外の空間部分の面積を、前記タンクポートとパージポートの夫々の開口面積より大きくしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、支持部材の吸着性能を有する部位における単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の吸着量は、第1吸着室内に充填された造粒炭又は破砕炭の単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の吸着量より少ない、又は、パージ後の単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の残存量が少ないことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記支持部材の少なくとも一部は、蒸発燃料成分を吸着できる吸着材とバインダとを混練した混合体を成形してなることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記支持部材の少なくとも一部は、金属材又は樹脂材に蒸発燃料成分を吸着できる吸着材を添着して形成したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記支持部材の少なくとも一部は、ハニカム形状若しくはモノリス形状に形成された活性炭で構成されていることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の発明において、前記支持部材は、前記通路方向の流れに対し、蒸発燃料の拡散を抑制するための絞り部を有することを特徴とするものである
請求項記載の発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の発明において、パージ中において、少なくとも前記第1吸着室と前記第2吸着室との間を加熱することを特徴とするものである。
本発明は、造粒炭又は破砕炭を充填した第1吸着室と第2吸着室とを離間して設け、第1吸着室と第2吸着室との間に、少なくとも一部が蒸発燃料成分を吸着できる支持部材を設けたことにより、第1吸着室と第2吸着室との間において、蒸発燃料を吸着することで、第2吸着室から第1吸着室への蒸発燃料の拡散を遅延させることができ、前記従来のキャニスタよりも大気への蒸発燃料の吹き抜け量を低く抑えることができる。
本発明の実施例1に係る蒸発燃料処理装置を説明するための概略図。 本発明の実施例1に係る蒸発燃料処理装置の概略断面図。 本発明の実施例1に用いる支持部材の一例の断面図。 本発明の実施例1に用いる支持部材の他例の断面図。 本発明の実施例2に係る蒸発燃料処理装置の概略断面図。 本発明の実施例3に係る蒸発燃料処理装置の概略断面図。 本発明の実施例4に係る蒸発燃料処理装置の部分拡大概略断面図。 本発明の実施例5に係る蒸発燃料処理装置の部分拡大概略断面図。 本発明の実施例5に係る蒸発燃料処理装置を説明するための概略図。 従来の蒸発燃料処理装置を示す概略構成断面図。
本発明を実施するための形態を図に基づいて説明する。
[実施例1]
図1乃至図4は、本発明の実施例1を示す。
本発明の蒸発燃料処理装置1は、図2に示すように、ケース2を有し、該ケース2の内部には流体が流通できる通路3が形成され、図2に示すように、前記ケース2における該通路3の一端側端部にはタンクポート4とパージポート5が、他端側端部には大気ポート6が形成されている。
前記通路3には、活性炭である造粒炭又は破砕炭が充填された複数の吸着室が、大気ポート6側から順に、第1吸着室11、第2吸着室12、第3吸着室13に配置して設けられている。ケース2内には仕切り壁2aが設けられ、図2に示すように、前記タンクポート4とパージポート5とに連通する第3吸着室13と、第1吸着室11及び第2吸着室12とに区画され、第3吸着室13と第2吸着室12は、大気ポート6側と反対側のケース2内に形成された空間14により連通し、タンクポート4から大気ポート6へと気体が流れる際には、空間14で折り返して略U字状に流れるようになっている。
前記タンクポート4は、図1に示すように、燃料タンク7の上部気室に連通し、前記パージポート5は、パージ制御弁(VSV)8aを介してエンジンの吸気通路8へ接続されている。このパージ制御弁8aの開度は、電子制御ユニット(ECU)9により制御され、エンジン運転中に、A/Fセンサ10等の測定値等を基にしてパージ制御が行われる。前記大気ポート6は、図示しない通路を介して外部と連通している。
前記ケース2におけるタンクポート4とパージポート5との間には、ケース2における内側面から、前記第3吸着室13の一部にまで達する邪魔板15が設けられている。該邪魔板15により、タンクポート4とパージポート5間を流れる流体が、第3吸着室13を通って流通するようになっている。
前記第1吸着室11、第2吸着室12、第3吸着室13には、活性炭11a,12a,13aである造粒炭又は破砕炭が充填され、夫々吸着材層が形成されている。夫々の吸着室11,12,13内に充填されている活性炭11a,12a,13aとしては、全て同一の種類のものを用いても良いし、異なる種類のものを用いても良いし、複数の種類の活性炭を混合したものを用いても良い。
前記第3吸着室13は、そのタンクポート4側を不織布等からなるフィルタ16で、パージポート5側は不織布等からなるフィルタ17で覆われている。また、第3吸着室13の下面には、その面全体を覆うウレタン等からなるフィルタ18が設けられ、該フィルタ18の下側には多数の連通穴を有するプレート19が設けられている。該プレート19は、スプリング等の付勢手段20によりタンクポート4側へ付勢されている。
前記第2吸着室12の空間14側には、その全体を覆うウレタン等からなるフィルタ21が設けられている。前記フィルタ21の空間14側には多数の連通穴を全面に略均等に設けたプレート22が設けられている。該プレート22は、スプリング等の付勢部材23により大気ポート6側へ付勢されている。
前記プレート19,22とケース2の蓋板24との間に前記空間14が形成され、該空間14により、前記第2吸着室12と第3吸着室13とは連通している。
第1吸着室11の大気ポート6側には、その全体を覆う不織布等からなるフィルタ25が設けられている。
前記第1吸着室11と第2吸着室12の間には、図2に示すように、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散を遅延させる遅延拡散室30が設けられている。該遅延拡散室30内には、流路3の流路方向の略全体に亘って支持部材31が介装され、該支持部材31と第1吸着室11との間には、通路3の断面全体に亘ってウレタン等からなるフィルタ32が設けられ、前記支持部材31と第2吸着室12との間には、通路3の断面全体に亘ってウレタン等からなるフィルタ33が設けられている。
支持部材31の少なくとも一部は、蒸発燃料成分の吸着・脱離を行う吸着能力を有し、吸着能力を有する部位における単位空間体積当たり蒸発燃料成分の吸着量は、第1吸着室11内に充填された造粒炭又は破砕炭11aの単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の吸着量より少ない、又は、パージ後における単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の残存量が、第1吸着室11内に充填された造粒炭又は破砕炭11aの残存量よりも少ないように設定されている。
前記支持部材31は、付勢部材23による付勢力により変形しない強度を有し、前記支持部材31が介装されていることにより、第1吸着室11と第2吸着室12間が離間するようになっている。
また、前記支持部材31は、通路3の流路方向(軸方向)に設けられた金属や樹脂等からなる所定の強度以上の強度を有する板状部材や、軸方向の両端が開口する中空部を有する柱状部材の一部に蒸発燃料成分の吸着・脱離を行う吸着能力を有する吸着材、例えば、活性炭を添着したもの、若しくは、蒸発燃料成分の吸着・脱離を行う吸着能力を有する吸着材、例えば、活性炭と、該吸着材同士を結合できる樹脂等のバインダとを混練したものを成形したもの、例えば、ハニカム形状やモノリス形状に形成された活性炭を、本体部として構成されている。
本実施例における支持部材31は、図3に示すようなハニカム形状、若しくは、図4に示すようなモノリス形状に形成された活性炭(以下、単に活性炭ともいう)35のみで構成されている。このハニカム形状、若しくは、モノリス形状に形成された活性炭は、造粒炭又は破砕炭よりも単位空間体積当たり蒸発燃料成分の吸着量が少なく、パージ後の単位空間体積当たり蒸発燃料成分の残存量も少ないものである。前記活性炭35は、図2に示すように、通路3の流路断面全体に亘って設けられ、該活性炭35の両端にフィルタ32,33が配設されている。また、活性炭35内に設けられた中空部35aの総開口面積は、タンクポート4とパージポート5の開口面積よりも大きく設定されている。
前記の構成により、タンクポート4から蒸発燃料処理装置1内へ流入した蒸発燃料を含有する気体は、第3吸着室13、空間14、第2吸着室12内に流入し、第3吸着室13、第2吸着室12内の活性炭13a,12aで燃料成分が吸着された後、遅延拡散室30内に設けた活性炭35の中空部35a内に流入する。この活性炭35に蒸発燃料が吸着された後、第1吸着室11を通るとともに活性炭11aで燃料成分が吸着され、大気ポート6から大気へと放出される。
一方、エンジン運転中のパージ制御の際、電子制御ユニット(ECU)9によりパージ制御弁8aが開放され、吸気通路8内の負圧により大気ポート6から蒸発燃料処理装置1内に吸入された空気は、前記とは逆方向に流れて、パージポート5からエンジンの吸気通路8へ供給される。その際、活性炭11a,12a,13a,35に吸着されていた燃料成分が脱離し、空気と共にエンジンへ供給される。
本発明の蒸発燃料処理装置1は、上記の構造・構成を有することにより、以下の作用・効果を奏する。
単位空間体積当たりの燃料成分の吸着量が多い造粒炭又は破砕炭を充填した吸着室のうち最も大気ポート6側に位置する第1吸着室11と、造粒炭又は破砕炭を充填した吸着室のうち前記第1吸着室11のタンクポート4側に位置する第2吸着室12との間に、造粒炭又は破砕炭よりも単位空間体積当たりの燃料成分の吸着量の少ないハニカム形状若しくはモノリス形状に形成された活性炭35を設けた遅延拡散室30を設けたことにより、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散を遅延させることができる。
更に、遅延拡散室30内の活性炭35により、遅延拡散室30内の燃料成分を吸着することができるために、遅延拡散室30内の通路3の流通方向での蒸発燃料の濃度勾配を小さくし、前記従来のキャニスタと比較して、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散を、より一層遅延させることができる。
これにより、前記従来技術と比較して、第1吸着室11への燃料成分の拡散を低減し、大気への蒸発燃料の吹き抜け量を低く抑えることができる。
[実施例2]
図5は、本発明の実施例2を示す。
本発明の実施例2は、遅延拡散室30内の支持部材41が、前記実施例1の支持部材31と異なる以外は、前記実施例1と同様の構造である。
図5に示すように、前記支持部材41は、ハニカム形状若しくはモノリス形状に形成された活性炭(以下、活性炭とも言う)42と、該活性炭42の両端に設けた絞り部43,43で構成されている。
活性炭42は、その外径が遅延拡散室30の内径よりも小さく設定され、活性炭42の外周面と遅延拡散室30の内周面との間には空間44が形成されている。
前記絞り部43,43は、その一端部が、図5に示すように、活性炭42の両端部の外周面に嵌合するように形成され、絞り部43の一端側の開口面積は、他端側の開口面積より小さくなるように形成されている。絞り部43により、活性炭42の両端とフィルタ32,33との間には、空間45,45が形成されている。なお、絞り部43の一端部と活性炭42との間にシーリング材を設けてもよい。
なお、絞り部43は、活性炭42側の開口部よりも、第1吸着室11若しくは第2吸着室12側の開口部が大きくなるように形成されていれば、その形状は任意に形成する。例えば、図5に示すように、絞り部43の一端を他端よりも縮径するとともに、その両端に一つの開口孔を形成しても良いし、絞り部43を軸方向全体に同径に形成し、他端側の一部を閉塞するようにしてもよい。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、その説明を省略し、前記実施例1と同じ部材には同じ符号を付す。
本実施例2においても前記実施例1と同様の効果を奏する。
更に、本実施例2においては、第1吸着室11若しくは第2吸着室12から流入した蒸発燃料が、フィルタ33,32と絞り部43内の空間45で拡散することにより、前記実施例1と比較して、活性炭42内の中空部42a内を略全体に亘って流入するため、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散をより遅延させ、大気への蒸発燃料の吹き抜け量を低く抑えることができる。
更に、第2吸着室12と第1吸着室11との間に、絞り部43を設けたことにより、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散を遅延させ、大気への蒸発燃料の吹き抜け量を低く抑えることができる。
[実施例3]
図6は、本発明の実施例3の一例を示す。
本実施例3の蒸発燃料処理装置51は、本体キャニスタ52と、サブキャニスタ53とを有し、本体キャニスタ52とサブキャニスタ53とは連通管54により連通されている。
サブキャニスタ53内には、その大気ポート55側に造粒炭又は破砕炭を充填した第1吸着室61が形成され、本体キャニスタ52内には、造粒炭又は破砕炭を充填した第2吸着室62と、第3吸着室63が形成されている。第3吸着室63は、前記実施例1、2の第3吸着室13と同様に構成されている。第2吸着室62の空間14側には、空間形成部材65が設けられ、該空間形成部材65は、スプリング等の付勢手段66により連通管54側へ付勢されるとともに、空間形成部材65により空間67が形成されている。前記空間形成部材65の両端部には、流路3の通路断面積を減少させる絞り部65a,65aが形成されている。
サブキャニスタ53内における第1吸着室61の連通管54側には、前記実施例1,2の遅延拡散室30と同様の遅延拡散室68が設けられ、その遅延拡散室68内には、前記実施例1,2の支持部材31,41と同様の支持部材が設けられている。図6には、前記実施例2の支持部材41と同様の構造を有する支持部材69を適用した例を示す。
その他の構造は前記実施例1,2と同様であるため、その説明を省略し、前記実施例1,2と同じ部材には同じ符号を付す。
本実施例3においても前記実施例1,2と同様の効果を奏する。
[実施例4]
図7は、本発明の実施例4を示す。
前記実施例2,3においては、支持部材41の両端部に、絞り部43,43の一端部を嵌合したが、図7に示すように、該絞り部材43と43との間に、支持部材41を内部に収納できる筒状部材71を設け、絞り部材43,43と筒状部材71を一体に成形するようにしても良い。
その他の構造は前記実施例2,3と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例4においても前記実施例2,3と同様の効果を奏する。
[実施例5]
図8,9は、本発明の実施例5を示す。
本実施例5は、前記実施例1〜4の蒸発燃料処理装置1,51のパージ中に、少なくとも支持部材31,41,69を任意の加熱手段75により加熱するようにしたものである。該加熱手段75は、電子制御ユニット(ECU)9により制御されている。
本実施例においては、支持部材31,41,69の外周面に、加熱手段75を巻設したが、パージ中に、少なくとも支持部材31,41,69を加熱することができれば任意の加熱手段を採用することができる。
なお、パージ中に、支持部材31,41,69と同時に吸着室11,12,13を加熱するようにしてもよいし、蒸発燃料処理装置1,51全体を過熱するようにしても良い。
その他の構造は前記実施例1〜4と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例5においても前記実施例1〜4と同様の効果を奏する。
本実施例5においては、更に、パージ中に支持部材31,41,69を加熱することにより、前記実施例1〜4と比較して、遅延拡散室30,68内の活性炭35,42における燃料成分の残存量を低減することができ、第2吸着室12から第1吸着室11への蒸発燃料の拡散を、より一層遅延させて大気への蒸発燃料の吹き抜け量を低く抑えることができる。
[その他の実施例]
造粒炭又は破砕炭を充填した複数の吸着室を設け、前記複数の吸着室のうち最も大気ポート側に位置する第1吸着室と、前記複数の吸着室のうち前記第1吸着室のタンクポート側に位置する第2吸着室間との間に支持部材を有する遅延拡散室を設けていれば、蒸発燃料処理装置の形状や、活性炭を収納した吸着室の数及び形状や、活性炭が充填されていない空間室の数及び形状は、任意に設定し、また、前記吸着室と空間室の配列順序も任意に設定することができる。また、吸着室内に収納する活性炭の種類も任意に設定することができる。
1,51 蒸発燃料処理装置
2 ケース
3 通路
4 タンクポート
5パージポート
6 大気ポート
11,12,13,61,62,63 吸着室
31,41,69 支持部材
43 絞り部
75 加熱手段

Claims (7)

  1. 内部に流体が流通できる通路を形成し、該通路の一端側にはタンクポート及びパージポートを形成し、前記通路の他端側には大気ポートを形成し、
    前記通路には、造粒炭又は破砕炭を充填した複数の吸着室を設け、
    前記複数の吸着室のうち最も大気ポート側に位置する第1吸着室と、前記複数の吸着室のうち前記第1吸着室のタンクポート側に位置する第2吸着室との間に支持部材を介装させるとともに、前記第1吸着室と前記支持部材との間には、通路方向全体に亘ってフィルタを設け、前記第2吸着室と前記支持部材との間には、通路方向全体に亘ってフィルタを設けて、前記第1吸着室と第2吸着室との間に遅延拡散室を形成し
    前記支持部材の少なくとも一部が、蒸発燃料成分を吸着できるようにし、
    前記支持部材が位置する遅延拡散室の断面における支持部材以外の空間部分の面積を、前記タンクポートとパージポートの夫々の開口面積より大きくしたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 支持部材の吸着性能を有する部位における単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の吸着量は、第1吸着室内に充填された造粒炭又は破砕炭の単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の吸着量より少ない、又は、パージ後の単位空間体積当たりの蒸発燃料成分の残存量が少ないことを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 前記支持部材の少なくとも一部は、蒸発燃料成分を吸着できる吸着材とバインダとを混練した混合体を成形してなることを特徴とする請求項1又は2記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 前記支持部材の少なくとも一部は、金属材又は樹脂材に蒸発燃料成分を吸着できる吸着材を添着して形成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記支持部材の少なくとも一部は、ハニカム形状若しくはモノリス形状に形成された活性炭で構成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記支持部材は、前記通路方向の流れに対し、蒸発燃料の拡散を抑制するための絞り部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の蒸発燃料処理装置。
  7. パージ中において、少なくとも前記第1吸着室と前記第2吸着室との間を加熱することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の蒸発燃料処理装置。
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