JP2014118896A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス通路の通路断面内における脱離性能の不均一化を抑制し、パージ時における脱離性能の向上を図る。
【解決手段】ケーシング10の内部に形成されるガス通路14,15に、蒸発燃料を吸着及び脱離する粒状の活性炭Cを充填する。ガス通路14,15の通路断面内の外側部分32に比して、通路断面内の中央部分31における蒸発燃料の脱離を促進するように、中央部分31に充填される第1活性炭C1の粒径を外側部分32に充填される第2活性炭C2の粒径よりも大きくする。
【選択図】図1
【解決手段】ケーシング10の内部に形成されるガス通路14,15に、蒸発燃料を吸着及び脱離する粒状の活性炭Cを充填する。ガス通路14,15の通路断面内の外側部分32に比して、通路断面内の中央部分31における蒸発燃料の脱離を促進するように、中央部分31に充填される第1活性炭C1の粒径を外側部分32に充填される第2活性炭C2の粒径よりも大きくする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車の燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着及び脱離して処理する蒸発燃料処理装置に関する。
特許文献1等に記載されているように、ガソリンを燃料とする自動車では、燃料タンク内の蒸発燃料が大気に放出されることを抑制するために、蒸発燃料処理装置としてのキャニスタが用いられている。このキャニスタは、周知のように、ケーシングの内部に形成されるガス通路に、蒸発燃料を吸着及び脱離する粒状の活性炭等の吸着材が充填されたものである。
近年、環境規制が厳しくなってきており、更には自動車のハイブリッド化によるパージ(脱離)時における空気量の低下により、低空気量のパージ時における蒸発燃料のブリードエミッション(以下、単に「ブリード」と略す)の抑制が求められている。ブリードの抑制には、パージ時における蒸発燃料の脱離効率を向上させることが有効である。
この脱離効率に関し、脱離時における粒状の吸着材の温度低下や通路断面におけるパージガスの流れの不均一化が、脱離効率を大きく下げる要因となっており、脱離効率を向上するためには、これらを改善することが有効である。
ここで、理論的・力学的には、ある通路内を流体が流れる場合、通路断面のうちで壁面に近い外側部分が中央部分に比して壁面抵抗により流れ難くなる。しかしながら、粒状の活性炭(吸着材)が充填されるキャニスタにあっては、中央部分では活性炭同士が立体的に配置されて、活性炭と活性炭との間に活性炭が入り込むなどによって空隙が小さくなるのに対し、壁面近傍では活性炭と壁面との間の空隙が大きくなる傾向にあることから、外側部分が中央部分に比して摩擦(圧力損失)が小さくなり、パージ時にパージガスが流れ易くなり、逆に中央部分でパージガスが流れ難くなる。
この結果、通路断面での脱離効率が不均一化となり、つまり通路断面の中央部分でパージが促進され難くなって、燃料蒸気が中央部分で局部的に残存し易くなるために、キャニスタの容量に見合った所期の性能を発揮することができず、蒸発燃料の大気中への放出(ブリード)を有効に抑制することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、通路断面内での脱離性能の不均一化を抑制することによって、パージ時における脱離性能の向上を図ることを目的としている。
そこで本発明では、ケーシングの内部に形成されるガス通路に、蒸発燃料を吸着及び脱離する粒状の吸着材が充填された蒸発燃料処理装置において、上記ガス通路の通路断面内の外側部分に比して、上記通路断面内の中央部分における蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設けたことを特徴としている。
このように、通路断面内の中央部分における蒸発燃料の脱離を促進することで、通路断面内での脱離効率の不均一化を抑制して、キャニスタの容量に見合った所期の蒸発燃料の脱離性能を得ることができ、ひいては蒸発燃料の大気中への放出(ブリード)を有効に抑制することができる。
上記脱離促進手段の具体例として、第1に、上記中央部分に充填される第1の吸着材が上記外側部分に充填される第2の吸着材よりも粒径が大きい。このように中央部分に充填される第1の吸着材の粒径を大きくすることで、吸着材の間の空隙が大きくなって、中央部分のガス流れが促進され、ひいては中央部分の脱離を促進することができる。
第2に、上記中央部分に充填される第1の吸着材が上記外側部分に充填される第2の吸着材に比して自己放出特性が高い。このように、中央部分に充填される第1の吸着材の自己放出特性を高くすることによっても、中央部分の脱離を促進することができる。
第3に、上記ガス通路の通路断面を横断するようにグリッドが設けられ、このグリッドにガス流れを許容する複数の通気孔が形成され、上記中央部分の通気孔が上記外側部分の通気孔よりも大きい。この場合にも、中央部分のガス流れが促進され、ひいては中央部分の脱離を促進することができる。
以上のように本発明によれば、通路断面の中央部分における蒸発燃料の脱離を促進することで、通路断面の中央部分と外側部分との間での脱離効率の不均一化を抑制することができる。この結果、蒸発燃料の脱離効率を向上し、ひいては蒸発燃料の大気中への放出を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい一実施例を図面を参照して説明する。図1は、この発明に係る蒸発燃料処理装置としてのキャニスタの一実施例を示す断面図で、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
このキャニスタは、軽量かつ安価な合成樹脂材料によって形成されたケーシング10を主体としている。ケーシング10は、略有底箱状をなすケース本体10Aと、このケース本体10Aのケース縦方向(図1の左右方向)L1の一端に開口形成された開口部10Bを塞ぐように、この開口部10Bに接合・固定される板状の底蓋部10Cと、により構成されている。ケース本体10Aの開口部10Bと反対側の他端には、ポート11〜13を有するポート壁部10Dが設けられている。つまり、ポート壁部10Dには、図示せぬ配管を介して燃料タンクに接続されるチャージポート12と、同じく配管を介してエンジンの吸気部に接続されるパージポート11と、大気(外気)に連通するドレンポート13と、が一体的に形成されている。
ケーシング10の内部には、ガスが通流する一連のガス通路14〜16が形成されており、このガス通路14〜16の一方の端部に上記のチャージポート12及びパージポート11が配置され、他方の端部にドレンポート13が配置されている。ここで、本実施例のガス通路14〜16は、ケース縦方向L1に沿う一対の第1ガス通路14及び第2ガス通路15と、両ガス通路14,15の端部同士を接続するUターン通路16と、により構成されている。つまり、Uターン通路16により折り返される略U字状の通路構造をなしており、コンパクトなケーシング10内に長いガス通路を形成する構造となっている。チャージポート12とパージポート11は第1ガス通路14に繋がっており、ドレンポート13は第2ガス通路15に繋がっている。図2にも示すように、ケーシング10は、第1ガス通路14を構成する略矩形の筒状をなす第1筒部17と、第2ガス通路15を構成する円筒形の第2筒部18とが、薄板状をなす仕切壁部19によって一体的に接続された構造となっている。
第1ガス通路14と第2ガス通路15の内部には、それぞれ粒状の吸着材としての活性炭C(C1,C2)が充填されている。また、各ガス通路14,15の両端部には、活性炭Cが漏れ出すことのないように、通気性を有する不織布等のスクリーン(フィルタ)21〜24が配設されている。つまり、各ガス通路14,15に充填された活性炭Cがスクリーン21〜24の間に挟持されている。更に、Uターン通路16の側では、スクリーン22,23と底蓋部10Cとの間に、リターンスプリング25,26及びグリッド27,28が介装されている。グリッド27,28は、ガス通路14,15の通路断面を横断するように設けられたプレート状の部材であり、ガス流れを許容するための複数の通気孔30が貫通形成されている。リターンスプリング25,26がグリッド27,28と底蓋部10Cとの間に圧縮状態で介装されることで、長期の使用に伴って活性炭Cが摩耗しても、ガス通路14,15内に充填される活性炭Cに所定のテンションが与えられ、活性炭Cがぐらつくことなく安定して保持される。
製造時には、底蓋部10Cが取り付けられる前のケース本体10Aの開口部10Bを上向きにした状態で、この開口部10Bより上述したスクリーン21〜24,活性炭C,グリッド27,28,及びリターンスプリング25,26がケース本体10A内に挿入・組み付けられ、最後に底蓋部10Cがケース本体10Aの開口端面に接合される。
このキャニスタの基本的な作用について説明すると、吸着時には、チャージポート12から蒸発燃料を含んだガスが導入され、第1ガス通路14,Uターン通路16及び第2ガス通路15の順に流れる際に、蒸発燃料が活性炭Cに吸着され、残りのクリーンガスがドレンポート13より大気に放出される。一方、脱離(パージ)時には、ドレンポート13より大気ガスが導入され、第2ガス通路15,Uターン通路16及び第1ガス通路14の順に流れる際に、活性炭に吸着している蒸発燃料が脱離されて、パージポート11を介して内燃機関の吸気部へと供給されて、燃焼室内で燃焼・処理される。
次に、本実施例の要部をなす構成について説明する。ガス通路14,15内に粒状の活性炭Cが充填されるキャニスタにあっては、上述したように、壁面近傍では壁面との間に空隙ができ易くなることから、ガス通路14,15の通路長手方向(L1)に対して直交する通路断面のうち、壁面近傍の外側部分32に比して中央部分31でガスが流れ難く、このような流れの不均一化によって、中央部分31の脱離効率が低下し、キャニスタの容量に見合うだけの脱離性能が得られない、という課題がある。このような課題に対し、本実施例においては、ガス通路14,15の通路断面内の外側部分32に比して、通路断面内の中央部分31における蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設けることで、通路断面内でのガス流れや脱離効率の不均一化を抑制し、キャニスタの容量に見合う所期の脱離性能を確保することで、蒸発燃料の大気への放出を十分に抑制するものである。このような脱離促進手段の具体例として、以下に3つの例を説明する。
先ず、脱離促進手段の第1の例として、図1及び図2に示すように、ガス通路14,15の通路断面内の中央部分31に充填される第1活性炭C1(第1の吸着材)が、通路断面内の外側部分32に充填される第2活性炭C2(第2の吸着材)に比して、空隙率が高くなるように粒径(平均の粒径)が大きいものが使用されている。つまり、通路断面内の中央部分31が外側部分32よりもガスが流れ易くなるように、中央部分31と外側部分32とで充填する活性炭の粒径(大きさ)を異ならせている。
なお、充填方法としては、例えばガス通路14,15内に第1,第2活性炭C1,C2を充填する際に、中央部分31と外側部分32との境界33となる部分に円筒状のカラー部材を入れておき、充填後にカラー部材を抜き取るようにすれば良い。
図3はパージ中における活性炭内の温度変化を示したものであり、図中のα0は、壁面近傍の外側部分(32)の温度特性を示している。また、図中のα1は通路断面の中央部分31と外側部分32とに同じ粒径の活性炭を均一に充填した比較例における中央部分31の温度変化を示しており、α2は上記実施例における通路断面の中央部分31の温度変化を示している。
同図に示すように、比較例では、壁面近傍の外側部分32の温度特性α0に対し、中央部分31の温度特性α1におけるパージ完了時間(変曲点α1’)が大幅に遅くなっており、中央部分31でのパージが促進されていない状態となっている。このように中央部分31でのみパージが完了していない不均一な状態が継続すると、中央部分31にのみ蒸発燃料が脱離せずに残存し易くなり、ひいては蒸発燃料の大気へのブリード(放出)を十分に抑制することができない。これに対して本実施例では、中央部分31の温度特性α2におけるパージ完了時間(変曲点α2’)が、壁面近傍の外側部分32の温度特性α0のものとほぼ同等となっている。つまり、空隙が生じ易い壁面近傍の外側部分32に比して中央部分31の活性炭の粒径を大きくすることで、結果的に、通路断面でのガス流れを均一化し、中央部分31と外側部分32とでパージ完了時間をほぼ同一とすることができる。従って、キャニスタの容量に見合った脱離性能を得ることができ、ひいては蒸発燃料の大気へのブリード(放出)を十分に抑制することができる。
図4は、通路断面内の中央部分31と外側部分32とに同じ活性炭を用いた比較例と、上記実施例と、のパージ性能(所定量空気を流した場合に、活性炭に吸着している全吸着量に対して脱離したパージ量の割合)を示している。同図に示すように、中央部分31に粒径の大きい第1活性炭C1を用いた本実施例では、中央部分31にも外側部分32と同一の粒径の活性炭を用いる比較例に比して、パージ性能が10%近く改善することが確認された。
図5は、キャニスタ吸着量に対するブリード特性(Bleed EM特性)を示している。同図に示すように、中央部分31に粒径の大きい第1活性炭C1を用いた本実施例では、比較例に比して、ブリード特性(蒸発燃料の大気への放出量)が抑制され、キャニスタからの蒸発燃料の漏れ出しが十分に抑制されることが確認された。
次に、脱離促進手段の第2の例について図6を参照して説明する。この図6は、活性炭の自己放出のし易さを示す自己放出特性を示している。同図に示すように、中央部分31に充填される第1活性炭C1は、外側部分32に充填される第2活性炭C2に比して、自己放出特性の高いものが使用されている。このように中央部分31に自己放出特性に優れた第1活性炭C1を用いることによっても、この中央部分31の脱離を促進することができる。
次に、脱離促進手段の第3の例について図7を参照して説明する。この図7は、第2ガス通路15の一端に設られる上記のグリッド28を単体で示している。なお、第1ガス通路14に設けられるグリッド27についても同様の構造となっており、ここでは説明を省略する。同図に示すように、グリッド28に形成される通気孔30は、中央部分30Aが大きくなり、外側部分30Bが小さくなるように、より具体的には、中央部分30Aに近づくに従って大きくなり、外側部分30Bに近づくに従って小さくなるように設定されている。言い換えると、通路断面内で中央部分31が外側部分32よりも空隙率が大きくなるように、通気孔30の寸法やレイアウト(密集度合い)が設定されている。このように、中央部分31の通気孔30Aを大きくすることによっても、上記第1の例と同様に、中央部分31のガス流れを促進し、中央部分31での脱離を促進することができる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記実施例では脱離促進手段として上記3つの例を組み合わせて用いているが、これら3つの例をそれぞれ単独もしくは2つを組み合わせて用いるようにしても良い。
また、上述した脱離促進手段の第1,第2の例では、境界33を境に中央部分31と外側部分32とで活性炭の粒径や自己放出特性を2段階に切り換えているが、これに限らず、外側部分32から中央部分31へ向かうに従って段階的あるいは徐々に活性炭の粒径が大きくなり、あるいは自己放出特性が高くなるように構成しても良い。
更に、上述した脱離促進手段の第3の例では、通路断面の中央部分31と外側部分32とで個々の通気孔30(30A,30B)の大きさ・寸法を変更しているが、個々の通気孔30自体の大きさを変えることなく、中央部分31では外側部分32に比して通気孔30を密集して配置することによって、中央部分31の通気孔30の全体的な大きさを大きくするようにしても良い。
10…ケーシング
14,15…ガス通路
27,28…グリッド
30…通気孔
31…中央部分
32…外側部分
C…活性炭(吸着材)
C1…第1活性炭(第1の吸着材)
C2…第2活性炭(第2の吸着材)
14,15…ガス通路
27,28…グリッド
30…通気孔
31…中央部分
32…外側部分
C…活性炭(吸着材)
C1…第1活性炭(第1の吸着材)
C2…第2活性炭(第2の吸着材)
Claims (4)
- ケーシングの内部に形成されるガス通路に、蒸発燃料を吸着及び脱離する粒状の吸着材が充填された蒸発燃料処理装置において、
上記ガス通路の通路断面内の外側部分に比して、上記通路断面内の中央部分における蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 上記脱離促進手段は、上記中央部分に充填される第1の吸着材が上記外側部分に充填される第2の吸着材よりも粒径が大きいことを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
- 上記脱離促進手段は、上記中央部分に充填される第1の吸着材が上記外側部分に充填される第2の吸着材に比して自己放出特性が高いことを含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置。
- 上記ガス通路の通路断面を横断するように設けられたグリッドを備え、
このグリッドには、ガス流れを許容するための複数の通気孔が形成されており、
上記脱離促進手段は、上記中央部分の通気孔が上記外側部分の通気孔よりも大きいことを含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置。
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