JP2009203838A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャニスタ1のパージ効率向上を図る。
【解決手段】活性炭11が充填された第1及び第2充填室12、13がケーシング2内に形成された蒸発燃料処理装置1において、第1充填室12は、仕切壁16の先端16aよりも第1充填室12の他端側に位置する吸着材が充填されていない空間25によって、一端側第1充填室12aと他端側第1充填室12bとに分割され、空間25内の一端側第1充填室12a側には、複数の貫通孔が形成された第1多孔板29が配置され、貫通孔は、圧力勾配を持たせて一端側第1充填室12aのパージされずらい領域に対して空気が流れやすくなるよう、パージポート側に比べてチャージポート側に位置するほど大径となるように形成されている。これによって、キャニスタ1のパージ効率向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用の燃料タンクから蒸発した燃料を吸着して、その燃料をエンジン稼働時に燃焼させるキャニスタに代表される蒸発燃料処理装置に関する。
ガソリンを燃料とする自動車では、燃料タンク内の蒸発燃料が大気に放出されるのを抑制するために、蒸発燃料処理装置としてキャニスタが一般的に用いられている。
キャニスタは、停車時等に燃料タンク内から発生する蒸発燃料を活性炭からなる吸着材に吸着させ、エンジン稼働時にキャニスタを通して吸気を行うことにより、キャニスタの大気ポートから導入した大気によってキャニスタ内をパージし、吸着した蒸発燃料を脱離させてエンジン内で燃焼させる仕組みとなっている。そして、このパージにより蒸発燃料の脱離によって吸着材の吸着性能を復活させ、蒸発燃料を繰り返し良好に吸着することが可能となる。
ところで、北米を中心に蒸発燃料の大気拡散規制が厳しくなっている昨今、排気エミッションへの影響を防止することが望まれており、キャニスタに流入した蒸発燃料が、キャニスタ内の吸着材層を通らず直接パージポートへ抜けてしまわないように構成されたキャニスタが従来から知られている。
例えば、特許文献1には、容器内に吸着材を充填して形成した吸着材室の一端に燃料タンクに連通するチャージポートと吸気系に連通するパージポートとが隣接して接続され、かつチャージポートとパージポートとの間に、吸着材が充填された吸着材室の内部まで突出する仕切壁が設けられた構成が開示されている。
特開2001−234817号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されるようなキャニスタにおいては、吸着材室内に仕切壁が存在することにより、仕切壁の影響によりチャージポート近傍の吸着材層は、パージの際、パージ空気が十分に流入しない為、パージされづらい領域が吸着材室内に生じてしまい、全体としてキャニスタのパージ効率が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明の蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材が充填された第1及び第2充填室がケーシング内に形成され、上記第1充填室の一端側には燃料タンクに接続されるチャージポートとエンジンの吸気側に接続されるパージポートとが隣接して接続され、上記第2充填室には大気に連通する大気ポートが接続され、上記チャージポートは通気性を有する第1スクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記パージポートは通気性を有する第2スクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記第1スクリーン部材と上記第2スクリーン部材とは両者の間に位置するよう上記ケーシングから上記第1充填室内まで突出した仕切壁によって仕切られて構成されたものであって、上記第1充填室は、上記仕切壁の先端よりも上記第1充填室の他端側に位置する吸着材が充填されていない空間によって、一端側第1充填室と他端側第1充填室とに分割され、上記空間内の上記一端側第1充填室側には、複数の貫通孔が形成された第1多孔板が配置され、上記第1多孔板の貫通孔は、圧力勾配を持たせて上記一端側第1充填室のパージされずらい領域に対して空気が流れやすくなるよう、パージポート側に比べてチャージポート側に位置するほど大径となるように形成されている。これによって、上記一端側第1充填室内のパージされずらい領域に向かって圧力勾配を生じさせることで、この一端側第1充填室内のパージされずらい領域を減少させることができる。
また、蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材が充填された第1及び第2充填室がケーシング内に形成され、上記第1充填室の一端側には燃料タンクに接続されるチャージポートとエンジンの吸気側に接続されるパージポートとが隣接して接続され、上記第2充填室には大気に連通する大気ポートが接続され、上記チャージポートは通気性を有するスクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記パージポートには上記スクリーン部材を貫通し、その先端が上記第1充填室内に位置する筒状部材が接続され、上記パージポートは上記筒状部材の先端に取り付けられた通気性を有する先端スクリーン部材を介して、上記第1充填室と連通するよう構成し、上記第1充填室は、上記先端スクリーン部材よりも上記第1充填室の他端側に位置する吸着材が充填されていない空間によって、一端側第1充填室と他端側第1充填室とに分割され、上記空間内の上記一端側第1充填室側には、複数の貫通孔が形成された第1多孔板が配置され、上記第1多孔板の貫通孔は、圧力勾配を持たせて上記一端側第1充填室のパージされずらい領域に対して空気が流れやすくなるよう、パージポート側に比べてチャージポート側に位置するほど大径となるように形成してもよい。この場合にも、上記一端側第1充填室内のパージされずらい領域に向かって圧力勾配を生じさせることで、この一端側第1充填室内のパージされずらい領域を減少させることができる。
そして、上記第1多孔板のチャージポート側の貫通孔を、他端側第1充填室側の開口が一端側第1充填室側の開口よりパージポート側に位置するよう形成してもよい。
また、上記第1多孔板において、チャージポート側の貫通孔の一端側第1充填室側の開口縁のパージポート側に、上記一端側第1充填室に向かって延びるガイド突起を形成してもよい。
そして、上記空間内の上記他端側第1充填室側に、複数の貫通孔が形成された第2多孔板を配置すれば、パージの際に第2多孔板で空気を確実に整流させることができる。
本発明によれば、一端側第1充填室内のパージされずらい領域を減少させることができるので、総じて蒸発燃料処理装置のパージ効率を向上させることができる。
そして、第1多孔板のチャージポート側の貫通孔を、他端側第1充填室側の開口が一端側第1充填室側の開口よりパージポート側に位置するよう形成したり、第1多孔板において、チャージポート側の貫通孔の一端側第1充填室側の開口縁のパージポート側に、一端側第1充填室に向かって延びるガイド突起を形成すれば、さらに効果的に一端側第1充填室内のパージされずらい領域に向かって圧力勾配を生じさせることできる。
また、空間内の他端側第1充填室側に第2多孔板を配置すれば、パージの際にこの第2多孔板で空気を確実に整流させることができるので、第1多孔板により効果的に一端側第1充填室内のパージされずらい領域に向かって圧力勾配を生じさせることができる。つまり、第2多孔板を設けると、一層効果的に一端側第1充填室のパージされづらい領域を減少させることができるので、蒸発燃料処理装置のパージ効率を向上させる上で有利である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る蒸発燃料処理装置1(以下、キャニスタ1と記す)を示している。
このキャニスタ1のケーシング2は、合成樹脂材料からなり、主ケース3と、この主ケース3の長手方向の他端側の開口を閉塞するキャップ4と、から大略構成されている。
主ケース3は、一端側にエンジン(図示せず)の吸気系に接続されるパージポート5と燃料タンク(図示せず)に接続されるチャージポート6とが隣接して設けられた略筒状の細長い第1筒状部7と、一端側に大気に連通する大気ポート8が設けられた細長い第2筒状部9と、を有している。第1筒状部7の他端及び第2筒状部9の他端はそれぞれ開口しており、上述のキャップ4で閉塞される。
これら第1筒状部7と第2筒状部9とは、互いに隣接し合うように配置され補強用のリブ10によって連結されており、主ケース3は、全体として略箱形の直方体形状を呈している。
第1筒状部7及び第2筒状部9の内部には、蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材として活性炭11が充填された細長い第1、第2充填室12,13がそれぞれ形成されている。
第1充填室12の一端側は、通気性を有する第1スクリーン部材14を介してチャージポート6に連通すると共に、通気性を有する第2スクリーン部材15を介してパージポート5に連通している。
第1スクリーン部材14と第2スクリーン部材15とは、第1筒状部7の一端側側壁面7aから第1筒状部7他端側(図1における左側)に向かって第1充填室12内まで突出した仕切壁16によって仕切られ、かつ第1スクリーン部材14が第2スクリーン部材15に対して第1充填室12他端側(図1における左側)にオフセットしている。換言すると、第1充填室12に対するチャージポート6の接続位置が、第1充填室12に対するパージポート5の接続位置に対して、第1充填室12他端側にオフセットしている。
第1充填室12他端側は、通気性を有する第3スクリーン部材17を介して、主ケース3の他端部(図1における左側端部)とキャップ4とによって構成された接続路18に連通している。第3スクリーン部材17は、スプリング19のバネ力を受けた多孔板20により第1充填室12一端側(図1における右側)に向かって付勢されている。
また、第1充填室12は、空間25によって、図1における右側の一端側第1充填室12aと、図1における左側の他端側第1充填室12bとに分割されている(詳細は後述する)。
第2充填室13一端側(図1における右側)は、通気性を有する第4スクリーン部材21を介して大気ポート8に連通している。第2充填室13他端側(図1における左側)は、通気性を有する第5スクリーン部材22を介して接続路18に連通している。第5スクリーン部材22は、スプリング23のバネ力を受けた多孔板24により第2充填室13一端側に向かって付勢されている。
第1充填室12の他端及び第2充填室13の他端は、接続路18を介して接続されており、ケーシング2の内部は、接続路18において折り返す略U字状の通路構造となっている。
ここで、第1充填室12を一端側第1充填室12aと他端側第1充填室12bとに分割する空間25は、仕切壁16の先端16aよりも第1充填室12の他端側(図1における左側)に位置し、かつ仕切壁16の先端16aに近接するよう形成されている。
空間25は、第6スクリーン部材26を介して一端側第1充填室12aと連通し、第7スクリーン部材27を介して他端側第1充填室12bと連通している。
空間25の一端側第1充填室12a側には、図2及び図3に示すように、複数の貫通孔28が形成された略矩形板状の第1多孔板29が配置されている。空間25の他端側第1充填室12b側には、図4及び図5に示すように、複数の同一径の貫通孔30が形成された略矩形板状の第2多孔板31が配置されている。つまり、第1充填室12の一端側から第6スクリーン部材26、第1多孔板29、第2多孔板31、第7スクリーン部材27の順でそれぞれが配置されている。
第1多孔板29の貫通孔28は、パージポート側(図2、図3における右側)に比べてチャージポート側(図2、図3における左側)に位置するほど大径となるように形成されている。
また第1多孔板29は、チャージポート側(図2、図3における左側)の貫通孔28の一端側第1充填室12a側の開口縁のパージポート側(図2、図3における右側)に、一端側第1充填室12a側の開口縁に沿った円弧状を呈し、一端側第1充填室12aに向かって延びるガイド突起29aが形成されている。
尚、各スクリーン部材14,15,17,21,22,26,27は、ウレタンまたは不織布からなり、吸着材である活性炭11のもれを防止しつつ保持する機能を有するものである。また、図1中の32は、第1多孔板29と第2多孔板31とに挟み込まれ、両者の間隔を所定間隔に維持する支持部材である。
キャニスタ1をパージする際には、パージポート5に印加される負圧により、第1充填室12内に圧力勾配が生じる。ここで、上述した本発明の第1実施形態においては、第1充填室12内に活性炭11が充填されていない空間25が設けられ、この空間25内に第1多孔板29、第2多孔板31とが配置されているので、パージの際に第2多孔板31で整流された空気を、第1多孔板29によって、一端側第1充填室12aのチャージポート側に存在するパージされづらい領域に積極的に導入することができる。つまり、一端側第1充填室12aのパージされづらい領域、すなわちチャージポート6の近傍の吸着材層にあるパージされづらい領域に向かって、圧力勾配を生じさせることで、効果的に第1充填室12のパージされづらい領域を減少させることができ、キャニスタ1のパージ効率を向上させることができる。
尚、第1多孔板29のガイド突起29aは省略することも可能である。但し、この場合には、ガイド突起29aが設けられている場合に比べてキャニスタのパージ効率は低下することになる。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態におけるキャニスタ41は、上述した第1実施形態のキャニスタ1と略同一構成となっているが、仕切壁16に相当する構成がなく、第1充填室12の一端が単一のスクリーン部材42によって規定され、チャージポート6はこのスクリーン部材42を介して第1充填室12と連通し、パージポート5にはこのスクリーン部材42を貫通する筒状部材としてのパイプ43が接続されている。そして、パイプ43は、その先端が第1充填室12内に位置するように設定され、かつパイプ43先端に、パイプ43内部に第1充填室12内に充填された活性炭11が入り込まないようにするため、通気性を有する先端スクリーン部材としてのパイプ用スクリーン部材44が取り付けられている。
そして、第1充填室12を一端側第1充填室12aと他端側第1充填室12bとに分割する空間25は、パイプ用スクリーン部材44よりも第1充填室12の他端側(図6における左側)に位置し、かつパイプ用スクリーン部材44に近接するよう形成されている。
このような第2実施形態のキャニスタ41においても、上述した第1実施形態と同様に、パージの際に第2多孔板31で整流された空気を、第1多孔板29によって、一端側第1充填室12aのチャージポート6近傍の吸着材層に存在するパージされづらい領域に積極的に導入することができる。つまり、一端側第1充填室12aのパージされづらい領域、すなわち第1充填室12のパージされづらい領域に向かって、圧力勾配を生じさせることで、第1充填室12のパージされづらい領域を減少させることができ、キャニスタ41のパージ効率を向上させることができる。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、図7及び図8に示すような第1多孔板51を用いることも可能である。この第1多孔板51の貫通孔52は、パージポート側(図7、図8における右側)に比べてチャージポート側(図7、図8における左側)に位置するほど大径となるように形成されている。そして、第1多孔板51のチャージポート側の貫通孔52は、他端側第1充填室12b側の開口が一端側第1充填室12a側の開口よりパージポート側に位置するよう形成されている。換言すれば、第1多孔板51のチャージポート側の貫通孔52は、パージ空気がチャージポート6近傍の吸着材層のパージされずらい領域を指向するように、その軸心が傾くように形成されている。
そして、図示はしないが、この第1多孔板51においても、上述した第1実施形態の第1多孔板29のように、チャージポート側の貫通孔52の一端側第1充填室側の開口縁のパージポート側に、一端側第1充填室側の開口縁に沿った円弧状を呈し、一端側第1充填室12aに向かって延びるガイド突起を形成するようにしてもよい。
また、第1充填室12内に形成される空間25の長さ、すなわち第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間隔を広く設定すれば、第2多孔板31を省略することも可能である。
例えば、図9に示す第3実施形態のキャニスタ61は、上述した第1実施形態のキャニスタ1と略同一構成となっているが、第1実施形態のキャニスタ1に比べて、第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間隔が広くなるよう設定され、第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間に形成される空間62の第1筒状部7の長手方向に沿った長さが、第1実施形態のキャニスタ1の空間25の第1筒状部7の長手方向に沿った長さよりも長くなっている。そして、この第3実施形態においては、第1実施形態における第2多孔板31に相当する構成が省略されている。尚、図9中の63は第1多孔板29と第7スクリーン部材27とに挟み込まれ、両者の間隔を所定間隔に維持する支持部材である。
このような第3実施形態のキャニスタ61においては、第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間隔を広く設定することで、パージの際に他端側第1充填室12bから空間62に流れ込んだ空気を空間62内で十分に整流させることができるので、空間62の他端側第1充填室12b側に、整流のための多孔板を配置することを省略することができる。つまり、上述した第1実施形態における第2多孔板31に相当する構成を省略することが可能となる。
そのため、この第3実施形態においては、上述した第1実施形態の第2多孔板31に相当する構成を省略できる分を部品点数を少なくでき、組み立てが容易になると共に、コストを低減を実現することがすることができる。尚、この第3実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
但し、この第3実施形態のキャニスタ61においては、第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間隔を広く設定するほど、第1充填室12内に充填される活性炭11の充填量が減少することになるので、第6スクリーン部材26と第7スクリーン部材27との間隔は、キャニスタ61に要求される吸着・脱離能力を考慮して設定することが望ましい。
尚、上記第1及び第3実施形態においては、第1充填室12に対するチャージポート6の接続位置が、パージポート5の接続位置よりも第1充填室12他端側にオフセットしているものを示したが、必ずしもオフセットしている必要はなく、チャージポートとパージポートの第1充填室12に対する接続位置が同じであってもよい。
本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)の第1実施形態における装置全体を示す説明図。 本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)に適用される第1多孔板の平面図。 図2のA−A線に沿った断面図。 本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)に適用される第2多孔板の平面図。 図4のB−B線に沿った断面図。 本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)の第2実施形態における装置全体を示す説明図。 本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)に適用される第1多孔板の平面図。 図7のC−C線に沿った断面図。 本発明に係る蒸発燃料処理装置(キャニスタ)の第3実施形態における装置全体を示す説明図。
符号の説明
1…キャニスタ
25…空間
28…貫通孔
29…第1多孔板
30…貫通孔
31…第2多孔板

Claims (5)

  1. 蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材が充填された第1及び第2充填室がケーシング内に形成され、上記第1充填室の一端側には燃料タンクに接続されるチャージポートとエンジンの吸気側に接続されるパージポートとが隣接して接続され、上記第2充填室には大気に連通する大気ポートが接続された蒸発燃料処理装置であって、
    上記チャージポートは通気性を有する第1スクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記パージポートは通気性を有する第2スクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記第1スクリーン部材と上記第2スクリーン部材とは両者の間に位置するよう上記ケーシングから上記第1充填室内まで突出した仕切壁によって仕切られて構成された蒸発燃料処理装置において、
    上記第1充填室は、上記仕切壁の先端よりも上記第1充填室の他端側に位置する吸着材が充填されていない空間によって、一端側第1充填室と他端側第1充填室とに分割され、
    上記空間内の上記一端側第1充填室側には、複数の貫通孔が形成された第1多孔板が配置され、
    上記第1多孔板の貫通孔は、圧力勾配を持たせて上記一端側第1充填室のパージされずらい領域に対して空気が流れやすくなるよう、パージポート側に比べてチャージポート側に位置するほど大径となるように形成されていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材が充填された第1及び第2充填室がケーシング内に形成され、上記第1充填室の一端側には燃料タンクに接続されるチャージポートとエンジンの吸気側に接続されるパージポートとが隣接して接続され、上記第2充填室には大気に連通する大気ポートが接続された蒸発燃料処理装置であって、
    上記チャージポートは通気性を有するスクリーン部材を介して上記第1充填室と連通し、上記パージポートには上記スクリーン部材を貫通し、その先端が上記第1充填室内に位置する筒状部材が接続され、上記パージポートは上記筒状部材の先端に取り付けられた通気性を有する先端スクリーン部材を介して、上記第1充填室と連通するよう構成された蒸発燃料処理装置において、
    上記第1充填室は、上記先端スクリーン部材よりも上記第1充填室の他端側に位置する吸着材が充填されていない空間によって、一端側第1充填室と他端側第1充填室とに分割され、
    上記空間内の上記一端側第1充填室側には、複数の貫通孔が形成された第1多孔板が配置され、
    上記第1多孔板の貫通孔は、圧力勾配を持たせて上記一端側第1充填室のパージされずらい領域に対して空気が流れやすくなるよう、パージポート側に比べてチャージポート側に位置するほど大径となるように形成されていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 上記第1多孔板のチャージポート側の貫通孔は、他端側第1充填室側の開口が一端側第1充填室側の開口よりパージポート側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 上記第1多孔板は、チャージポート側の貫通孔の一端側第1充填室側の開口縁のパージポート側に、上記一端側第1充填室に向かって延びるガイド突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 上記空間内の上記他端側第1充填室側には、複数の貫通孔が形成された第2多孔板が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置。
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