JP2008038675A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008038675A
JP2008038675A JP2006211623A JP2006211623A JP2008038675A JP 2008038675 A JP2008038675 A JP 2008038675A JP 2006211623 A JP2006211623 A JP 2006211623A JP 2006211623 A JP2006211623 A JP 2006211623A JP 2008038675 A JP2008038675 A JP 2008038675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canister
adsorbent
pipe
adsorption chamber
fuel gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006211623A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Kido
克之 木戸
Takashi Kosugi
隆司 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2006211623A priority Critical patent/JP2008038675A/ja
Publication of JP2008038675A publication Critical patent/JP2008038675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】大型化を招くことなく吸着室の容量を確保でき、蒸発燃料ガスの通過長も確保できるキャニスタを得る。
【解決手段】キャニスタ本体14内には隔壁20によって第一吸着室22と第二吸着室24とが構成され、さらに第二吸着室24には貫通配管38が貫通している。第一吸着室22及び第二吸着室24には吸着体30が充填され、貫通配管38内にも吸着体40が配置される。これにより、大型化を招くことなく、キャニスタ12全体として吸着室の容量を確保でき、蒸発燃料ガスの通過長も長く確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャニスタに関する。
燃料タンク等で発生した蒸発燃料ガスを処理するためのキャニスタとして、特許文献1には、容器に、流路の主通流方向に沿って延在する大気側筒部を形成し、この大気側筒部の内部に、隔離層で隔離された2つの吸着室を形成した蒸発燃料処理装置が記載されている。
しかし、特許文献1の構成では、2つの吸着体が単に直列配置されているため、キャニスタ全体として大型化を招くことなく、必要な吸着室の容量確保と、蒸発燃料ガスの通過長確保の双方を両立することが難しい場合がある。
特開平10−339218号公報
本発明は上記事実を考慮し、大型化を招くことなく吸着室の容量を確保でき、蒸発燃料ガスの通過長も確保できるキャニスタを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、蒸発燃料ガスが導入されるキャニスタ本体と、前記キャニスタ本体に設けられた吸着室と、前記吸着室に収容され蒸発燃料ガスを吸着する第一吸着体と、前記吸着室を貫通して配置され、端部が大気開放された貫通配管と、前記貫通配管に収容され、前記第一吸着体を通過した蒸発燃料ガスが通過する第二吸着体と、を有することを特徴とする。
このキャニスタでは、吸着室を貫通して貫通配管が収容されており、吸着室内には第一吸着体が、貫通配管側には第二吸着体がそれぞれ収容されている。キャニスタ本体に導入された蒸発燃料ガスは、吸着室内で且つ貫通配管の外側で第一吸着室を通過し、さらに、大気連通管内で第二吸着体を通過する。貫通配管は吸着室を貫通して配置されているので、貫通配管に代えて、配管が吸着室と直列に配置された構成や、単に並列された構成と比較して、キャニスタ全体の大型化を招くことなく吸着室の容量を確保できる。しかも、蒸発燃料ガスは第一吸着室を通過後に、さらに第二吸着室を通過するので、蒸発燃料ガスが吸着体を通過する通過長を長く確保できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記第二吸着体に弾性力を作用させて保持する弾性保持部材、を有することを特徴とする。
弾性保持部材の弾性力により、第二吸着体を確実に貫通配管内で固定できる。また、たとえば第二吸着体に振動等の外力が作用しても、弾性保持部材の弾性によりこのエネルギーが吸収されるので、第二吸着体の変形や損傷が防止される。弾性保持部材を設けるだけなので、簡素な構造で済む。
本発明は上記構成としたので、大型化を招くことなく吸着室の容量を確保でき、蒸発燃料ガスの通過長も確保できる。
図1には、本発明の第一実施形態のキャニスタ12が示されている。このキャニスタ12は、略箱状に形成されたキャニスタ本体14を有している。キャニスタ本体14の内部には、一端壁14A及び他端壁14Bのそれぞれに対して平行に、不織布等で構成されたフィルタ膜16、18が備えられている。
また、キャニスタ本体14の一端壁14Aからは、フィルタ膜18に達する隔壁20が延出されている。この隔壁20とフィルタ膜16、18により、キャニスタ本体14内には第一吸着室22と第二吸着室24とが構成されている。これら2つの吸着室のうち、特に第二吸着室24が、本発明に係る「吸着室」となっている。
フィルタ膜16からは、第二吸着室24を貫通し、さらにフィルタ膜18を貫通して他端壁14Bに達する貫通配管38が設けられている。また、キャニスタ本体14には、第一吸着室22に対応する位置に、図示しない燃料タンクに接続された導入配管32が設けられている。また、同じく第一吸着室22に対応する位置に、図示しないエンジンに接続された排出配管34が設けられている。さらに、貫通配管38に連続して、大気と連通された大気連通配管36が設けられている。
これら第一吸着室22及び第二吸着室24には、たとえば活性炭をバインダと練り合わせて粒状に形成した吸着体30が充填されている。また、貫通配管38内には、同様に活性体をバインダと練り合わせ、貫通配管38内に密着配置される形状(本実施形態では貫通配管38を円筒状としており、これに対応して円柱状)の吸着体40が配置されている。吸着体40には複数の気体通過孔が形成されており、吸着体40内を気体が通過するようになっている。そして、第二吸着室24内で、且つ貫通配管38の外側の吸着体30が、本発明に係る「第一吸着体」を構成している。また、貫通配管38内の吸着体40が、本発明に係る「第二吸着体」となっている。
第二吸着室24に対応する部分での、一端壁14Aとフィルタ膜16の間の層(空気層)は、第二吸着室24の吸着体30と、貫通配管38の吸着体40とを隔離する隔離層42となっている。この隔離層42は、拡散防止空気層として作用している。
また、吸着体40の、他端壁14B側の端部にもフィルタ膜44が配置されており、さらにフィルタ膜44と他端壁14Bの間に、板バネ46が配置されている。板バネ46は吸着体40に対し、弾性力をフィルタ膜44を介してフィルタ膜16に向かって作用させている。これにより、吸着体40は、フィルタ膜16を介して板バネ46で弾性的に保持されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
給油時等には燃料タンク内で蒸発燃料ガスが生じるが、この蒸発燃料ガスは、図1に矢印F1で示すように、導入配管32を経てキャニスタ12に導入される。そして、導入された蒸発燃料ガスは、第一吸着室22から、フィルタ膜18と他端壁14Bの間の空間28を経て第二吸着室24に至る。さらに蒸発燃料ガスは、隔離層42を経て、貫通配管38内の吸着体40を通過する。このように、複数の吸着体を順に通過することで、蒸発燃料ガス中の蒸発燃料成分が吸着され、浄化された空気が大気連通配管36を経て大気開放される。また、車両走行時等には、ぞれぞれの吸着体に吸着された蒸発燃料成分が脱離される。そして、大気連通配管36を経て導入された空気と共に、排出配管34からエンジンに送られる。
このように、本実施形態では、第二吸着室24に貫通配管38を設け、第一吸着室22及び第二吸着室24の吸着体30だけでなく、貫通配管38の吸着体40においても蒸発燃料ガスの処理を行っている。したがって、たとえば、貫通配管38に代えて、配管が第二吸着室24と直列に配置された構成や、単に並列に配置された構成では、全体として大型化を招くことになるが、これらと比較して、本実施形態では、大型化を招くことなく、キャニスタ12全体として吸着室の容量を確保できる。そして、第二吸着室24内における蒸発燃料ガスの通過経路を、第二吸着室24内で且つ貫通配管38の外側と、貫通配管38の内側とで長く確保しているので、キャニスタ12全体としても、蒸発燃料ガスの通過長が長く確保される。
なお、一般に、活性炭を含んだ吸着体では、蒸発燃料ガスの吸着時には温度が上昇して吸着能力が低下し、脱離時には温度が低下して脱離能力が低下する。本実施形態では、貫通配管38内を蒸発燃料ガスが通過することで、吸着体30の温度変化(吸着時の温度上昇及び離脱時の温度低下)が緩和される。このため、吸着体30の温度変化による性能低下を低減することができる。
また、本実施形態では、板バネ46によって吸着体40を弾性的に保持している。このため、たとえば、吸着体40に振動等の外力が作用しても、板バネ46の弾性によりこのエネルギーが吸収される。これにより、外力に起因する吸着体40の変形や損傷を防止できる。しかも、このように吸着体40の変形や損傷を防止するために本実施形態では板バネ46を設けるだけであり、複雑な構造やあらたな追加部材等を必要としないので、簡素な構造で済む。
図2には、本発明の第二実施形態のキャニスタ72が示されている。以下、第一実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第二実施形態のキャニスタ72では、フィルタ膜16の、第二吸着室24に対応する部分が、第一吸着室22に対応する部分よりも他端壁14B側に設定されている。すなわち、第二実施形態では、第一吸着室22の長さL1と比較して、第二吸着室24の長さL2が短くなっており、その分、隔離層42の長さL3が長くされて、その容量も大きく確保されている。
また、隔離層42内にも板バネ76が配置され、貫通配管38内のフィルタ膜16を介して、弾性力を吸着体40に作用させている。
このような構成とされた第二実施形態のキャニスタ72においても、第一実施形態のキャニスタ12と同様の作用効果を奏するが、さらに第二実施形態のキャニスタ72では、上記したように、隔離層42の容量が大きく確保されており、拡散を防止する効果を高めることができる。
また、吸着体40を、板バネ46、76で挟み込むようにして弾性的に保持しているので、吸着体40に作用した外力のエネルギーをより確実に吸収して、吸着体40の変形や損傷を防止可能となる。
なお、上記実施形態では、本発明の弾性保持部材として板バネ46、76を挙げたが、弾性保持部材は、このような板バネに限定されず、他の種類のバネでもよく、さらには、蒸発燃料ガスに対する耐性や温度変化に対する耐性があれば、弾性を有する樹脂材料等を本発明の弾性保持部材として使用してもよい。また、本発明の弾性保持部材は、キャニスタ本体14や貫通配管38と別体とされている必要はなく、これらから一体的に突出されたバネ片等であってもよい。
本発明の第一実施形態のキャニスタを示す概略断面図である。 本発明の第二実施形態のキャニスタを示す概略断面図である。
符号の説明
12 キャニスタ
14 キャニスタ本体
14A 一端壁
14B 他端壁
16 フィルタ膜
18 フィルタ膜
20 隔壁
22 第一吸着室
24 第二吸着室(吸着室)
28 空間
30 吸着体
32 導入配管
34 排出配管
36 大気連通配管
38 貫通配管
40 吸着体(第二吸着体)
42 隔離層
44 フィルタ膜
46 板バネ(弾性保持部材)
72 キャニスタ
76 板バネ(弾性保持部材)

Claims (2)

  1. 蒸発燃料ガスが導入されるキャニスタ本体と、
    前記キャニスタ本体に設けられた吸着室と、
    前記吸着室に収容され蒸発燃料ガスを吸着する第一吸着体と、
    前記吸着室を貫通して配置され、端部が大気開放された貫通配管と、
    前記貫通配管に収容され、前記第一吸着体を通過した蒸発燃料ガスが通過する第二吸着体と、
    を有することを特徴とするキャニスタ。
  2. 前記第二吸着体に弾性力を作用させて保持する弾性保持部材、を有することを特徴とする請求項1に記載のキャニスタ。
JP2006211623A 2006-08-03 2006-08-03 キャニスタ Pending JP2008038675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006211623A JP2008038675A (ja) 2006-08-03 2006-08-03 キャニスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006211623A JP2008038675A (ja) 2006-08-03 2006-08-03 キャニスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008038675A true JP2008038675A (ja) 2008-02-21

Family

ID=39174008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006211623A Pending JP2008038675A (ja) 2006-08-03 2006-08-03 キャニスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008038675A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237116A (ja) * 2013-06-11 2014-12-18 宇部興産株式会社 ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジ
JP2015000364A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 宇部興産株式会社 ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジ
WO2015111575A1 (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 フタバ産業株式会社 キャニスタ
KR101685498B1 (ko) * 2015-07-23 2016-12-13 주식회사 리한 차량용 캐니스터
JP2017067003A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 マツダ株式会社 蒸発燃料処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237116A (ja) * 2013-06-11 2014-12-18 宇部興産株式会社 ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジ
JP2015000364A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 宇部興産株式会社 ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジ
WO2015111575A1 (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 フタバ産業株式会社 キャニスタ
JP2015137610A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 フタバ産業株式会社 キャニスタ
US10138848B2 (en) 2014-01-23 2018-11-27 Futaba Industrial Co., Ltd. Canister
KR101685498B1 (ko) * 2015-07-23 2016-12-13 주식회사 리한 차량용 캐니스터
JP2017067003A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 マツダ株式会社 蒸発燃料処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101633981B1 (ko) 증발 연료 처리 장치
JP6030025B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
WO2017104816A1 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2007002709A (ja) 活性炭及びそれを用いた蒸発燃料処理装置
JP2012007501A (ja) キャニスタ
JP5976381B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2009144684A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2004143950A (ja) キャニスタ用フィルタ
JP2010168908A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2008038675A (ja) キャニスタ
JP2014043836A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2014043837A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP5847572B2 (ja) キャニスタ
JP2004225550A (ja) キャニスタ
JP2017218908A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2010031711A (ja) キャニスタ
JP7181254B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2015048841A (ja) キャニスタ
JP2023072474A (ja) キャニスタ
JP2012036734A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2009203838A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP5921987B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
CN112302833A (zh) 蒸发燃料处理装置
US9587594B2 (en) Evaporated fuel processing apparatus
JP2019124171A (ja) 蒸発燃料処理装置