JP6878248B2 - キャニスタ - Google Patents

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本発明は、キャニスタに関する。詳しくは、主として自動車等の車両に搭載される蒸発燃料処理装置としてのキャニスタに関する。
従来、例えば、自動車の燃料タンク等からの蒸発燃料が大気に放出されるのを防止するために、蒸発燃料を一時的に吸着するキャニスタが用いられている。キャニスタには、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1のキャニスタは、タンクポートとパージポートと大気ポートとを形成したケースを有し、ケース内に活性炭を充填した4つの吸着層が直列状に配設され、隣接する吸着層の間に活性炭を充填しない空間層が形成されている。
特開2014−234797号公報
キャニスタの吸着材の吸脱着性能の低下を抑制するには、空間層の通路長さを長くすることによって、吸着材の吸脱着時における一方の吸着層から他方の吸着層への熱伝達を抑制することが考えられる。しかし、特許文献1のキャニスタによると、空間層を含む通路が直線状に形成されているため、空間層の通路長を長くするにともなって、ケースの長さが長大化し、キャニスタが大型化することになる。
本発明が解決しようとする課題は、吸着材の吸脱着性能の低下を抑制しつつ大型化を抑制することのできるキャニスタを提供することにある。
前記した課題は、本発明のキャニスタにより解決することができる。
第1の発明は、ケースの内部に流体が流通する通路が形成されており、前記通路の一端側には、タンクポート及びパージポートが形成されており、前記通路の他端側には、大気ポートが形成されており、前記通路内には、蒸発燃料を吸着する吸着材が充填されかつ流体の流れ方向に並ぶ少なくとも2つの吸着層、及び、該両吸着層の間に前記吸着材を充填しない空間層が設けられる、キャニスタであって、前記空間層は、流体の流れ方向を折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層である、キャニスタである。
第1の発明によると、2つの吸着層の間に設けられる空間層が、流体の流れ方向を折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層である。したがって、延長空間層によって、吸着材の吸脱着時における一方の吸着層から他方の吸着層への熱伝達を抑制し、吸着材の吸脱着性能の低下を抑制することができる。また、延長空間層によって、ケースの長さを短小化し、キャニスタの大型化を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記延長空間層の通路壁には、放熱用フィンが形成されている、キャニスタである。
第2の発明によると、放熱用フィンにより延長空間層の通路壁の放熱性を向上することにより、延長空間層を流れる流体の放熱性を向上することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記延長空間層の最小通路面積は、該延長空間層を除いた残りの前記通路の最小通路面積以上である、キャニスタである。
第3の発明によると、延長空間層の最小通路面積が延長空間層を除いた残りの通路の最小通路面積以下である場合と比べて、延長空間層の流量低下を抑制することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記延長空間層の前記大気ポート側の端部内に吸着層が設けられている、キャニスタである。
第4の発明によると、延長空間層外に大気ポート側の吸着層を設ける場合に比べて、キャニスタの大型化を抑制することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記延長空間層は、前記ケースに中空箱状に形成された空間室と、該空間室内に配置された通路形成部材と、によって形成されており、前記通路形成部材は、前記ケースに熱的に接合されている、キャニスタである。
第5の発明によると、通路形成部材がケースに熱的に接合されているので、通路形成部材からケースへの放熱性を向上することにより、延長空間層を流れる流体の放熱性を向上することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記通路形成部材は、前記延長空間層の前記大気ポート側とは反対側の吸着層の端面に所定間隔を隔てて対面する壁面を有しており、前記通路形成部材の壁面には、輻射熱を遮熱する遮熱部材が設けられている、キャニスタである。
第6の発明によると、延長空間層の前記大気ポート側とは反対側の吸着層から延長空間層への輻射熱を遮熱部材によって遮熱することができる。このため、輻射熱による延長空間層の温度上昇を抑制することができる。
第7の発明は、第5又は6の発明において、前記通路形成部材は、多重筒構造を有する、キャニスタである。
第7の発明によると、多重筒構造を有する通路形成部材により、折り返し通路からなる延長空間層を形成することができる。
本発明のキャニスタによると、吸着材の吸脱着性能の低下を抑制しつつ大型化を抑制することができる。
実施形態1に係るキャニスタを示す概略図である。 キャニスタの要部を示す概略図である。 実施形態2に係るキャニスタの要部を示す概略図である。 実施形態3に係るキャニスタの要部を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
本実施形態では、自動車等の車両に搭載されるU字フロー構造のキャニスタを例示する。図1はキャニスタを示す概略図である。なお、図1を基に上下左右の方位を定めるが、キャニスタの配置方向を特定するものではない。
(キャニスタの構成)
図1に示すように、キャニスタ10は、樹脂製で、ボックス形状のケース12を有する。ケース12は、有底筒状の本体部分と、その本体部分の上面開口部を閉鎖する上壁部13を含む蓋部分と、を熱溶着等によって接合してなる。ケース12内は、下壁部14から上壁部13の近くに立ち上がる仕切壁15が形成されている。仕切壁15により、ケース12内が左室と右室とに仕切られている。両室は、ケース12内の上端部の連通空間17を介して連通されている。これにより、ケース12内に流体(蒸発燃料を含むガス)が流通するU字状(図1では逆U字状)の通路18が形成されている。両室の上下方向の長さは同じである。
ケース12の下壁部14には、右室に連通するタンクポート20及びパージポート21と、左室に連通する大気ポート22が形成されている。タンクポート20は、図示しない燃料タンクの上部気室に連通されている。パージポート21は、図示しないパージ制御弁(VSV)を介してエンジンの吸気通路に連通されている。パージ制御弁の開度は、電子制御ユニット(ECU)により制御され、エンジン運転中にA/Fセンサ等の測定値等を基にしてパージ制御が行われる。大気ポート22は、大気に連通されている。
通路18には、3つの吸着層すなわち第1吸着層24、第2吸着層25及び第3吸着層26が直列状に配置されている。詳しくは、右室には最も大きい容積を有する第1吸着層24が配置されている。また、左室には第2吸着層25及び第3吸着層26が上下に配置されている。各吸着層24〜26には、蒸発した燃料成分いわゆる蒸発燃料を吸着する吸着材28が所定の密度で充填されている。本実施形態では、吸着材28として粒状の活性炭が用いられている。活性炭としては、造粒炭や破砕炭を用いることができる。
タンクポート20とパージポート21との相互間には、第1吸着層24の下部を含む右室の下部を左右に仕切る邪魔板30が設けられている。これにより、タンクポート20からパージポート21へ流れる流体が第1吸着層24を通るようになっている。
邪魔板30で仕切られた第1吸着層24の左右の両下端面には、その面を覆う不織布等からなるフィルタ32がそれぞれ設けられている。また、第1吸着層24の上端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ33が設けられている。フィルタ33の上面には、多数の貫通孔を有する多孔板34が重ね合わされている。多孔板34は、スプリング等の付勢手段(図示略)により下方へ付勢されている。
第2吸着層25の上端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ36が設けられている。フィルタ36の上面には、多数の貫通孔を有する多孔板37が重ね合わされている。多孔板37は、スプリング等の付勢部材(図示略)により下方へ付勢されている。また、第2吸着層25の下端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ38が設けられている。フィルタ38の下面には、多数の貫通孔を有する多孔板39が重ね合わされている。
第3吸着層26の上端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ41が設けられている。フィルタ41の上面には、多数の貫通孔を有する多孔板42が重ね合わされている。第3吸着層26の下端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ43が設けられている。フィルタ43の下面には、多数の貫通孔を有する多孔板44が設けられている。
第2吸着層25と第3吸着層26との間すなわち対向する多孔板39,42の相互間には、吸着材28を充填しない空間層46が設けられている、なお、両多孔板39,42は、位置決め部材(図示略)によりケース12内に位置決めされている。また、第1吸着層24と第2吸着層25との間すなわち連通空間17は、吸着材28を充填しない空間層でもある。
第3吸着層26の下側の多孔板44とケース12の下壁部14との対向面間には、中空箱状の空間室48が形成されている。図2に示すように、空間室48内には、樹脂製の内外二重筒構造を有する通路形成部材50が同心状に配置されている。通路形成部材50は、内筒部材52と外筒部材54とを同心状にかつ一体に有する。内筒部材52は、円筒状に形成されている。外筒部材54は、円筒状に形成された筒本体部55と、筒本体部55の上端開口部を閉鎖する端板部56と、を有する。内筒部材52と外筒部材54の筒本体部55とは、径方向に所定の環状隙間を隔てて同心状に配置されている。また、ケース12の空間室48を囲む筒状の側壁部(符号、60を付す)と筒本体部55とは、径方向に所定の環状隙間を隔てて同心状に配置されている。
内筒部材52と外筒部材54の端板部56とは、上下方向に所定の間隔を隔てて配置されている。第3吸着層26の下側の多孔板44と外筒部材54の端板部56とは、上下方向に所定の間隔を隔てて配置されている。内筒部材52の下端は、筒本体部55の下端よりも下方へ突出されており、ケース12の下壁部14に対して樹脂の熱溶着によって熱的に接合されており、大気ポート22に接続されている。通路形成部材50により、空間室48において流体の流れ方向を径方向に折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層68が形成されている。また、内筒部材52と外筒部材54とは、樹脂の熱溶着によって熱的に接合されている。また、ケース12と通路形成部材50とは、樹脂の熱溶着によって熱的に接合されている。
延長空間層68の最小通路面積は、延長空間層68を除いた残りの通路18の最小通路面積以上とされている。延長空間層68を除いた残りの通路18の最小通路面積としては、例えば大気ポート22の通路面積が相当する。
延長空間層68の大気ポート22側の端部すなわち内筒部材52内には、吸着層(「第4吸着層」という)70が配置されている。第4吸着層70は、第1〜3吸着層24〜26と共に直列に配置されている。第4吸着層70には、第1〜3吸着層24〜26の吸着材と同様の吸着材28が所定の密度で充填されている。このため、本実施形態では、折り返し通路のうち、第4吸着層70を除いた部分が吸着材28を充填しない延長空間層68とされている。なお、各吸着層24〜26,70に充填される吸着材28は、異なる吸着材でもよい。
第4吸着層70の下端面には、その面を覆う不織布等からなるフィルタ72が設けられれている。また、第4吸着層70の上端面には、その面を覆うウレタン等からなるフィルタ74が設けられている。フィルタ74の上面には、多数の貫通孔を有する多孔板75が重ね合わされている。なお、両多孔板75は、位置決め部材(図示略)により内筒部材52内に位置決めされている。
(キャニスタ10の作動)
前記したキャニスタ10において、タンクポート20からキャニスタ10内へ流入した蒸発燃料は、各吸着層24〜26,70の吸着材28に吸着された後、大気ポート22から大気へと放出される。
エンジン運転中のパージ制御の際には、電子制御ユニット(ECU)によりパージ制御弁が開かれる。すると、吸気通路内の負圧により大気ポート22からキャニスタ10内に吸入された空気が、吸着時とは逆方向に流れた後、パージポート21からエンジンの吸気通路へ導出される。その際、各吸着層24〜26,70の吸着材28から蒸発燃料が脱離される。
(キャニスタ10の利点)
前記したキャニスタ10によると、第3吸着層26と第4吸着層70との間に設けられる空間層が、流体の流れ方向を折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層68である。したがって、延長空間層68によって、吸着材28の吸脱着時における一方の吸着層から他方の吸着層への熱伝達を抑制し、吸着材28の吸脱着性能の低下を抑制することができる。詳しくは、吸着時には、第3吸着層26から第4吸着層70への熱伝達を抑制し、第4吸着層70の吸着材28の吸着性能の低下を抑制することができる。また、脱離時には、第4吸着層70から第3吸着層26への熱伝達を抑制し、第3吸着層26の吸着材28の脱離性能の低下を抑制することができる。なお、図2に吸着時の流体の流れが実線矢印で示されており、また、脱離時の流体の流れが点線矢印で示されている。
また、延長空間層68によって、ケース12の長さ(図1において上下方向の長さ)を短小化し、キャニスタ10の大型化を抑制することができる。
また、延長空間層68によって、延長空間層68の通路壁の表面積を増大し、延長空間層68を流れる流体の放熱性を向上することができる。また、ボックス形状のケース12の右室の軸方向(図1において上下方向)長さと同じ軸方向長さの左室内において、第2吸着層25、空間層46、第3吸着層26、延長空間層68が設けられている。このため、延長空間層68の通路長さを長くしつつキャニスタ10の大型化、特にケース12の軸方向の大型化を抑制することができる。
また、延長空間層68の最小通路面積は、延長空間層68を除いた残りの通路の最小通路面積以上である。したがって、延長空間層68の最小通路面積が延長空間層68を除いた残りの通路の最小通路面積以下である場合と比べて、延長空間層68の流量低下を抑制することができる。
また、延長空間層68の大気ポート22側の端部内に第4吸着層70が設けられている。したがって、延長空間層68外に大気ポート22側の吸着層を設ける場合に比べて、キャニスタ10の大型化を抑制することができる。
また、通路形成部材50がケース12に熱溶着により熱的に接合されているので、通路形成部材50からケース12への放熱性を向上することにより、延長空間層68を流れる流体の放熱性を向上することができる。
また、多重筒構造を有する通路形成部材50により、折り返し通路からなる延長空間層68を形成することができる。
[実施形態2]
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図3はキャニスタの要部を示す概略図である。図3に示すように、延長空間層68の通路壁には多数の放熱用フィン77が形成されている。詳しくは、通路形成部材50の内筒部材52の外面、外筒部材54の内外両面、ケース12の空間室48を囲む側壁部60のうちの外気に晒される壁部分の内外両面に、多数の放熱用フィン77が形成されている。側壁部60のうち、外気に晒されない壁部分である仕切壁15には、放熱用フィン77は配置されていない。
本実施形態によると、放熱用フィン77により延長空間層68の通路壁の放熱性を向上することにより、延長空間層68を流れる流体の放熱性を向上することができる。なお、仕切壁15に代え、側壁部60に外気に晒される壁部分が存在する場合には、その壁部分に放熱用フィン77を形成するとよい。放熱用フィン77は、延長空間層68の通路壁のうち、任意の壁部の内面及び/又は外面に全面的あるいは部分的に配置してもよい。なお、延長空間層68の通路壁としては、通路形成部材50の内筒部材52及び外筒部材54、ケース12の側壁部60及び下壁部14が相当する。
[実施形態3]
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図4はキャニスタの要部を示す概略図である。図4に示すように、通路形成部材50の外筒部材54の端板部56の上面には、輻射熱を遮熱する赤外線反射シート79が貼付されている。なお、赤外線反射シート79は本明細書でいう「遮熱部材」に相当する。また、第3吸着層26は、「延長空間層68の大気ポート22側とは反対側の吸着層」に相当する。また、端板部56の上面は、「第3吸着層26の端面に所定間隔を隔てて対面する壁面」に相当する。
本実施形態によると、第3吸着層26から延長空間層68への輻射熱を赤外線反射シート79によって遮熱することができる。このため、輻射熱による延長空間層68の温度上昇を抑制することができる。
[他の実施形態]
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、前記した実施形態では、ケース12内の通路がU字状のU字フロー構造のキャニスタ10を例示したが、ケース12内の通路がI字状のI字フロー構造のキャニスタに本発明を適用してもよい。また、本発明は、2つ又は4つ以上の吸着層を有するキャニスタに適用してもよい。また、本発明は、1つ以下又は3つ以上の空間層を有するキャニスタ10に適用してもよい。また、延長空間層68の断面形状は、環状の他、長細形状、円形状、多角形状等に変更してもよい。また、延長空間層68の折り返し方向は、任意してもよい。また、通路形成部材50は、三重以上の多重筒構造を有するものでもよい。また、第4吸着層70は、延長空間層68外に設けてもよい。
10 キャニスタ
12 ケース
18 通路
20 タンクポート
21 パージポート
22 大気ポート
24 第1吸着層
25 第2吸着層
26 第3吸着層
28 吸着材
48 空間室
50 通路形成部材
68 延長空間層
70 第4吸着層
77 放熱用フィン
79 赤外線反射シート(遮熱部材)

Claims (6)

  1. ケースの内部に流体が流通する通路が形成されており、
    前記通路の一端側には、タンクポート及びパージポートが形成されており、
    前記通路の他端側には、大気ポートが形成されており、
    前記通路内には、蒸発燃料を吸着する吸着材が充填されかつ流体の流れ方向に並ぶ少なくとも2つの吸着層、及び、該両吸着層の間に前記吸着材を充填しない空間層が設けられる、キャニスタであって、
    前記空間層は、流体の流れ方向を折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層であり、
    前記延長空間層は、前記ケースに中空箱状に形成された空間室と、該空間室内に配置された通路形成部材と、によって形成されており、
    前記通路形成部材は、前記延長空間層の前記大気ポート側とは反対側の吸着層の端面に所定間隔を隔てて対面する壁面を有しており、
    前記通路形成部材の壁面には、輻射熱を遮熱する遮熱部材が設けられている、キャニスタ。
  2. ケースの内部に流体が流通する通路が形成されており、
    前記通路の一端側には、タンクポート及びパージポートが形成されており、
    前記通路の他端側には、大気ポートが形成されており、
    前記通路内には、蒸発燃料を吸着する吸着材が充填されかつ流体の流れ方向に並ぶ少なくとも2つの吸着層、及び、該両吸着層の間に前記吸着材を充填しない空間層が設けられる、キャニスタであって、
    前記空間層は、流体の流れ方向を折り返し状に変化させる折り返し通路からなる延長空間層であり、
    前記延長空間層は、前記ケースに中空箱状に形成された空間室と、該空間室内に配置された通路形成部材と、によって形成されており、
    前記通路形成部材は、多重筒構造を有する、キャニスタ。
  3. 請求項1又は2に記載のキャニスタであって、
    前記延長空間層の通路壁には、放熱用フィンが形成されている、キャニスタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のキャニスタであって、
    前記延長空間層の最小通路面積は、該延長空間層を除いた残りの前記通路の最小通路面積以上である、キャニスタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のキャニスタであって、
    前記延長空間層の前記大気ポート側の端部内に吸着層が設けられている、キャニスタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のキャニスタであって、
    前記通路形成部材は、前記ケースに熱的に接合されている、キャニスタ。

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