JP5969398B2 - 異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異物検知センサ及び同異物検知センサの製造方法に関するものである。
従来、モータ等の駆動力により電動でドアパネルを移動させて車体に形成された開口部(乗降口、後部開口部等)を開閉する電動ドア開閉装置には、開口部の周縁部とドアパネルとの間への異物の挟み込みを防止するために、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知するための異物検知センサを備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載された異物検知センサは、異物から加えられる外力によって弾性変形されることで当該異物を検知するものである。異物検知センサを構成する長尺な紐状をなす中空絶縁体には、同中空絶縁体を長手方向に貫通する中空孔が形成されている。そして、中空絶縁体の内側には、同中空絶縁体の長手方向に延びる複数の電極線が設けられている。また、中空絶縁体の長手方向の一端部には、同中空絶縁体の長手方向の一端部から引出された電極線が溶接等により電気的に接続されるターミナルを支持する支持部材が取り付けられている。支持部材は、中空絶縁体の中空孔に挿入されるスペーサを備えるとともに、該スペーサの断面形状は、中空孔の断面形状に対応した形状をなしている。また、支持部材は、隣り合う中空絶縁体の長手方向の一端部と共に、絶縁性の合成樹脂材料からなる端末成形部材にて被覆されている。この端末成形部材は、射出成形若しくはトランスファ成形により形成されている。
特開平11−237289号公報
ところで、特許文献1に記載された異物検知センサにおいては、端末成形部材を成形する場合、支持部材及びスペーサが挿入された中空絶縁体の長手方向の端部が配置された成形型内に、端末成形部材を形成するための溶融した樹脂材料を充填することになる。このとき、溶融した樹脂材料を成形型内に充填する際の圧力が高いために、溶融した合成樹脂材料がスペーサの外周面と中空孔の内周面との間から中空絶縁体の内部に侵入し、更にはスペーサを越えて中空孔の奥まで入り込んでしまうという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、端末成形部材を形成するための樹脂材料が中空絶縁体の内部へ侵入することを抑制できる異物検知センサ及び該異物検知センサの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、長尺状をなし絶縁性及び弾性を有する中空状の中空絶縁体と、前記中空絶縁体の内部で互いに離間して配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向の端部からその一部が前記中空絶縁体の外部に引出された複数の電極線と、絶縁性の端末成形用樹脂材料からなり前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を埋設した端末成形部材と、前記中空絶縁体の長手方向の端部に設けられ、前記端末成形用樹脂材料の前記中空絶縁体の内部への侵入を遮断する遮断部材とを備えた異物検知センサとしたことをその要旨としている。
同構成によれば、端末成形部材を構成する端末成形用樹脂材料は、遮断部材によって中空絶縁体の内部に侵入することが遮断される。従って、端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサの製造時に端末成形用樹脂材料による不良品の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の異物検知センサにおいて、前記遮断部材は、前記中空絶縁体の長手方向の端部に前記遮断部材を構成する遮断用樹脂材料を塗布して形成、若しくは前記中空絶縁体の長手方向の端部が内部に配置された遮断部材形成用成形型に前記遮断用樹脂材料を充填して形成されたものであることをその要旨としている。
同構成によれば、遮断部材は、遮断用樹脂材料から形成されるため、当該遮断部材を所望の形状に形成しやすい。従って、端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入する経路の途中に容易に遮断部材を設けることができるため、端末成形用樹脂材料の中空絶縁体の内部への侵入を遮断部材によってより効果的に遮断することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサにおいて、前記中空絶縁体の長手方向の端部と隣り合うように配置され、前記電極線同士の接触を防止しつつ前記中空絶縁体の外部に引出された前記電極線を支持する支持部材を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、中空絶縁体の外部に引出された前記電極線は、支持部材によって電極線同士の接触が防止されるとともに支持されるため、電極線同士の電気的な短絡が抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の異物検知センサにおいて、前記支持部材は、前記中空絶縁体の内部に挿入されるスペーサを有することをその要旨としている。
同構成によれば、中空絶縁体の内部にスペーサが挿入されることにより、端末成形用樹脂材料によって端末成形部材を成形する際に中空絶縁体の長手方向の端部に作用する圧力や、端末成形用樹脂材料が硬化する際の収縮によって中空絶縁体の長手方向の端部に作用する力により中空絶縁体の長手方向の端部が変形することを抑制できる。従って、中空絶縁体の長手方向の端部において、電極線同士の電気的な短絡をより抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の異物検知センサにおいて、前記支持部材若しくは前記中空絶縁体の少なくとも一方には、前記中空絶縁体の長手方向に対向する前記支持部材と前記中空絶縁体の長手方向の端部との間に前記遮断用樹脂材料を誘導する誘導部が設けられていることをその要旨としている。
同構成によれば、遮断部材を形成する際、流動性を有する状態の遮断用樹脂材料は、誘導部によって中空絶縁体の長手方向に対向する支持部材と中空絶縁体の長手方向の端部との間に誘導される。中空絶縁体の長手方向に対向する支持部材と中空絶縁体の長手方向の端部との間は、端末成形部材の形成時に端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入しようするときに同端末成形用樹脂材料が通る経路となる。従って、誘導部によって中空絶縁体の長手方向に対向する支持部材と中空絶縁体の長手方向の端部との間に遮断用樹脂材料を誘導することで、中空絶縁体の長手方向に対向する支持部材と中空絶縁体の長手方向の端部との間に遮断部材を形成することができる。その結果、中空絶縁体の内部に端末成形用樹脂材料が侵入することを更に効果的に抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の異物検知センサにおいて、前記支持部材は、前記中空絶縁体の内部に挿入されるスペーサを有し、前記中空絶縁体の長手方向の端部には、前記中空絶縁体に挿入された前記スペーサの外周面と前記中空絶縁体の内周面との間への前記遮断用樹脂材料の入り込みを許容する開口部が設けられていることをその要旨としている。
同構成によれば、中空絶縁体の長手方向の端部に設けられた開口部から、中空絶縁体の長手方向の端部に挿入されたスペーサの外周面と中空絶縁体の内周面との間に遮断用樹脂材料が入り込むことができる。従って、中空絶縁体の長手方向の端部においては、スペーサの外周面と中空絶縁体の内周面との間が遮断用樹脂材料からなる遮断部材によって閉塞されやすくなる。その結果、端末成形部材を成形する際に、端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入することを一層効果的に抑制することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の異物検知センサにおいて、前記遮断部材は、ホットメルト樹脂若しくは光硬化性樹脂からなることをその要旨としている。
同構成によれば、ホットメルト樹脂及び光硬化性樹脂は、低圧若しくは無圧で流動性を示すため、取り扱いが容易である。従って、遮断部材を形成する工程を簡素化することができる。また、ホットメルト樹脂及び光硬化性樹脂は、低圧若しくは無圧で流動性を示すため、遮断部材となるホットメルト樹脂若しくは光硬化性樹脂が中空絶縁体の奥まで入り込むことが容易に抑制される。
請求項8に記載の発明は、長尺状をなし絶縁性及び弾性を有する中空状の中空絶縁体と、前記中空絶縁体の内部で互いに離間して配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向の端部からその一部が前記中空絶縁体の外部に引出された複数の電極線と、前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を埋設した端末成形部材とを備えた異物検知センサの製造方法であって、前記中空絶縁体の長手方向の端部に絶縁性の遮断用樹脂材料を付着させて前記遮断用樹脂材料にて前記中空絶縁体の長手方向の端部を閉塞した後に、前記遮断用樹脂材料を硬化させる硬化工程と、前記硬化工程の後に、硬化した前記遮断用樹脂材料を埋設するように絶縁性の端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成する端末成形工程とを備えたことをその要旨としている。
同方法によれば、硬化工程において、中空絶縁体の長手方向の端部を遮断用樹脂材料によって閉塞するとともに、該遮断用樹脂材料を硬化している。そして、硬化工程の後に端末成形工程を行うため、端末成形工程において、溶融した端末成形用樹脂材料が高い圧力で射出される場合であっても、当該端末成形用樹脂材料は、硬化した遮断用樹脂材料によって中空絶縁体の内部に侵入することが遮断される。従って、端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサの製造時に端末成形用樹脂材料による不良品の発生を抑制することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の異物検知センサの製造方法において、前記遮断用樹脂材料は、前記端末成形用樹脂材料よりも短時間で硬化する樹脂材料であり、前記硬化工程では、前記遮断用樹脂材料は、流動性を有する状態で前記中空絶縁体の長手方向の端部に付着されることをその要旨としている。
同方法によれば、遮断用樹脂材料は、端末成形用樹脂材料よりも短時間で硬化するため、硬化工程にかかる時間を短くして端末成形工程に早く移ることができる。従って、異物検知センサの生産性が向上する。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は請求項9に記載の異物検知センサの製造方法において、前記硬化工程よりも前に、前記中空絶縁体の内部に挿入されて前記中空絶縁体の長手方向の端部で複数の前記電極線同士の接触を防止するスペーサを有する支持部材を、前記スペーサを前記中空絶縁体の内部に挿入しつつ前記中空絶縁体の長手方向の端部と隣り合うように配置し、前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を前記支持部材によって支持する支持部材組付け工程を備え、前記端末成形工程では、前記支持部材の少なくとも一部及び硬化した前記遮断用樹脂材料を埋設するように前記端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成することをその要旨としている。
同方法によれば、硬化工程よりも前に支持部材組付け工程が行われて、中空絶縁体の長手方向の端部において複数の電極線同士の接触がスペーサによって防止されるとともに、該スペーサを備えた支持部材によって、電極線における中空絶縁体の長手方向の端部から引出された部分が支持される。従って、電極線同士の電気的な短絡を抑制しつつ硬化工程及び端末成形工程を行うことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の異物検知センサの製造方法において、前記硬化工程では、前記スペーサが挿入された前記中空絶縁体の長手方向の端部に前記遮断用樹脂材料を付着させた後に前記遮断用樹脂材料を硬化させ、前記端末成形工程では、前記支持部材を埋設するように前記端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成することをその要旨としている。
同方法によれば、硬化工程では、スペーサが挿入されて支持部材が中空絶縁体の長手方向の端部に取り付けられた状態で、中空絶縁体の長手方向の端部に流動性を有する遮断用樹脂材料を付着させて硬化することにより、硬化した遮断用樹脂材料によって中空絶縁体の長手方向の端部を閉塞している。そして、硬化工程の後に端末成形工程を行うため、端末成形工程において、溶融した端末成形用樹脂材料が高い圧力で射出される場合であっても、当該端末成形用樹脂材料は、硬化した遮断用樹脂材料によって中空絶縁体の内部に侵入することが遮断される。従って、端末成形用樹脂材料が中空絶縁体の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサの製造時に端末成形用樹脂材料による不良品の発生を抑制することができる。
本発明によれば、端末成形部材を形成するための樹脂材料が中空絶縁体の内部へ侵入することを抑制できる異物検知センサ及び該異物検知センサの製造方法を提供できる。
異物検知装置を搭載した車両の概略図。 電動バックドア装置の電気的構成を示すブロック図。 センサ部の断面図(図5におけるA−A断面図)。 第1実施形態の異物検知センサの断面図(図5におけるB−B断面図)。 第1実施形態の異物検知センサの部分断面図。 第1実施形態の異物検知センサの部分断面図。 第1実施形態の異物検知センサの分解斜視図。 第1実施形態の異物検知センサの部分断面図。 第1実施形態の異物検知センサの部分断面図。 (a)及び(b)は第1実施形態の異物検知センサの部分断面図、(c)は第1実施形態の異物検知センサの断面図。 (a)及び(b)は第2実施形態の異物検知センサの部分断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1は電動バックドア装置2を搭載している。車両1を構成する車体3の後部には、後部開口部4が形成されるとともに、この後部開口部4は、該後部開口部4に対応した形状をなすドアパネル5によって開閉される。ドアパネル5は、その上端部が車体3の後部側面の上端部に回動可能に連結されており、車体3との連結部分を回動中心として、該ドアパネル5の下端部が上下方向に移動するように回動可能である。尚、ドアパネル5は、全閉位置と全開位置との間で移動される。全閉位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に閉鎖する位置であり、全開位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に開放する位置である。
図1及び図2に示すように、ドアパネル5には、アクチュエータ6を備え車体3側に配置された駆動機構(図示略)が接続されている。電動バックドア装置2では、このアクチュエータ6が駆動されると、ドアパネル5が上下方向に回動されて後部開口部4を開閉するようになっている。
図2に示すように、前記アクチュエータ6は、モータ7と、該モータ7の回転を減速して出力する減速機構(図示略)とを備えている。また、アクチュエータ6内には、モータ7の回転を検出する位置検出装置8が配置されている。位置検出装置8は、例えば、モータ7の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転するように設けられた磁石と、該磁石に対向配置されたホールIC(図示略)とから構成されている。そして、ホールICは、位置検出信号として、磁石の回転による該磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の開閉を指示するための操作スイッチ9を備えている。図1及び図2に示すように、この操作スイッチ9は、車両1の搭乗者等によって後部開口部4を開放するように操作されると、後部開口部4を開放するようにドアパネル5を回動させる旨の開信号を出力する。一方、操作スイッチ9は、搭乗者等によって後部開口部4を閉鎖するように操作されると、後部開口部4を閉鎖するようにドアパネル5を回動させる旨の閉信号を出力する。この操作スイッチ9は、車室内の所定箇所(ダッシュボード等)、ドアパネル5のドアレバー(図示略)、イグニッションキーと共に携行される携行品(図示略)等に設けられている。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の周縁部と、後部開口部4におけるドアパネル5の周縁部と対向する周縁部との間に存在する異物を検知するための異物検知装置11を備えている。異物検知装置11は、ブラケット12を介してドアパネル5の周縁部に取り付けられた異物検知センサ13と、該異物検知センサ13に電気的に接続された通電検知部14とを備えている。
図1に示すように、ブラケット12は、ドアパネル5における後部開口部4の周縁部と対向する周縁部に固定されており、詳しくは、ドアパネル5の内側面(即ちドアパネル5の車室側の側面)における左右方向の両端部にそれぞれ固定されている。各ブラケット12は、ドアパネル5の左右方向の両端部に沿って同ドアパネル5の上下に延びる略帯状をなしている。
前記異物検知センサ13は、長尺な紐状をなしている。異物検知センサ13は、長尺な紐状をなすセンサ部21と、該センサ部21の両端部にそれぞれ設けられた第1端末部31及び第2端末部71とを備えている。
図3に示すように、センサ部21を構成する長尺状の中空絶縁体22は、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)により形成されている。この中空絶縁体22の外周面には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる帯状の貼着面22aが形成されている。貼着面22aは、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面(即ち図3に示す断面)において直線状をなしている。また、中空絶縁体22の外周面において貼着面22aを除く部分は、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面において貼着面22a側に開口する略U字状をなしている。従って、中空絶縁体22は、長手方向と直交する断面の形状が略D形状をなしている。
また、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる中空孔22bが形成されている。この中空孔22bは、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面において周方向に4箇所に外周側に向かって凹設された離間凹部22cを中空絶縁体22の断面における略中央部で連結した形状をなすことにより、中空絶縁体22の長手方向と直交する方向の断面形状が略X字状をなしている。そして、中空孔22bは、4つの離間凹部22cがそれぞれ螺旋状となるように中空絶縁体22の長手方向に沿って延びている。この中空孔22bを有することにより中空絶縁体22は中空状をなしている。
また、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22にて保持される2本の電極線23,24が互いに離間して対向配置されている。各電極線23,24は、導電性細線を撚り合わせて形成され可撓性を有する中心電極25と、導電性及び弾性を有し中心電極25の外周を被覆する円筒状の導電被覆層26とから構成されている。そして、2つの電極線23,24は、中空絶縁体22の内側で、周方向に並ぶ4つの前記離間凹部22cの間であって、電極線23と電極線24との間に離間凹部22cが2つずつ介在される位置に配置されている。更に、図3及び図7に示すように、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の内側に周方向に等角度間隔(本実施形態では180°間隔)に配置されるとともに、互いの間隔(周方向の間隔)を一定に維持したまま、螺旋状に延びる離間凹部22cに沿って中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。また、電極線23,24は、その一部が中空絶縁体22の内側で同中空絶縁体22に埋設されることにより、同中空絶縁体22によって保持されている。そして、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の長手方向の何れの位置においても中空孔22bを介して中空絶縁体22の長手方向と直交する方向に対向している。
図5に示すように、中空絶縁体22の長手方向の一端部(図2においては左側の端部)に前記第1端末部31が設けられている。尚、図5及び図10(a)に示すように、本実施形態では、中空絶縁体22の長手方向の両端部のうち、第1端末部31が設けられた端部を第1端部22dとし、第1端部22dと反対側の端部を第2端部22eとする。第1端末部31は、中空絶縁体22の第1端部22dと隣り合うように配置される第1支持部材41と、該第1支持部材41を埋設した第1端末成形部材51とを備えている。
図5乃至図7に示すように、第1支持部材41は、第1ターミナル支持部42と、該第1ターミナル支持部42に一体に形成された第1スペーサ43とを備えている。
第1ターミナル支持部42は、略円板状をなしている。第1ターミナル支持部42の外径は、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面形状よりも小さく且つ中空孔22bにおける中空絶縁体22の長手方向と直交する断面形状よりも大きく形成されている。この第1ターミナル支持部42の厚さ方向の一端面(即ち中空絶縁体22と反対側の端面)は、平面状の配置面44となっている。そして、前記第1スペーサ43は、第1ターミナル支持部42における配置面44と反対側の端部中央から配置面44と反対方向に突出している。第1スペーサ43は、円柱状をなすとともに、その中心線L1は配置面44と直交する。また、図4に示すように、第1スペーサ43の直径は、中空絶縁体22の内側で互いに対向する電極線23,24間の隙間の幅D1と略等しく形成されている。
図5、図7及び図8に示すように、第1ターミナル支持部42には一対の支持溝45が形成されている。この一対の支持溝45は、第1ターミナル支持部42の周縁部で180°間隔となる2箇所に形成されている。そして、一対の支持溝45は、第1ターミナル支持部42の外周面42aから同第1ターミナル支持部42の中央に向かって凹設されるとともに、第1ターミナル支持部42を同第1ターミナル支持部42の厚さ方向(第1スペーサ43の突出方向に同じ)に貫通している。また、各支持溝45の幅D2は、前記中心電極25の外径と略等しく(僅かに広く)形成されるとともに、各支持溝45の深さは、中心電極25の外径よりも深く形成されている。
図5乃至図7に示すように、第1ターミナル支持部42における配置面44と反対側の端部には、一対の当接面46が形成されている。一対の当接面46は、2つの支持溝45間にそれぞれ形成されるとともに、第1スペーサ43の周囲で180°間隔となる2箇所に形成されている。各当接面46は、第1スペーサ43の中心線L1と直角をなすとともに、配置面44と平行をなしている。そして、第1支持部材41は、中空絶縁体22の第1端部22d側から中空孔22bに第1スペーサ43を挿入するとともに、中空絶縁体22の第1端部22d側の端面に一対の当接面46が当接した状態で中空絶縁体22に対して組み付けられている。図4に示すように、第1端部22d側から中空孔22b(中空絶縁体22の内部)に挿入された第1スペーサ43は、第1端部22dで2本の電極線23,24間に介在されて当該電極線23,24同士の接触を防止している。尚、図5に示すように、第1端部22dは、中空絶縁体22における第1端末部31が設けられた側の長手方向の端面と、同中空絶縁体22における第1スペーサ43が挿入された部分とを含む部分である。
図5乃至図7に示すように、第1ターミナル支持部42における当接面46側の端部には、一対の第1誘導部47が形成されている。第1誘導部47は、第1スペーサ43の周囲で180°間隔となる2箇所であって、2つの当接面46の間にそれぞれ形成されている。本実施形態では、第1ターミナル支持部42を当接面46側から見た場合に、一対の第1誘導部47の形成位置は、一対の支持溝45の形成位置と等しくなっている。そして、一対の第1誘導部47は、第1ターミナル支持部42の当接面46側の端部において2つの支持溝45の周囲であって一対の当接面46の間となる部分で、それぞれ第1ターミナル支持部42の外周面42aから第1スペーサの基端部までの範囲に亘って形成されている。また、各第1誘導部47は、配置面44側に凹設された形状をなしており、当接面46よりも第1スペーサ43の先端側に突出する部分を備えない形状となっている。更に、各第1誘導部47は、両側の一対の当接面46から一対の当接面46間に形成された支持溝45に向かうに連れて深さが深くなるように凹設されている。また、一対の第1誘導部47は、第1ターミナル支持部42における当接面46側の端部の略中央部で互いに繋がっており、互いの境界部分から支持溝45の底部45a付近まで互いの境界部分から遠ざかるに連れて徐々にその深さが深くなるように形成されている。そして、一対の当接面46と第1スペーサ43の基端部との間には、2つの第1誘導部47のうちの何れかの第1誘導部47が介在されており、当接面46と第1スペーサ43とは直接隣り合う部分が無い。即ち、第1スペーサ43の基端部は、2つの第1誘導部47によって囲繞されている。
図5及び図7に示すように、この第1誘導部47が第1ターミナル支持部42に形成されたことにより、中空孔22bに第1スペーサ43が挿入されて中空絶縁体22の第1端部22d側の端面に一対の当接面46が当接した状態では、第1ターミナル支持部42と第1端部22dとの間に第1ターミナル支持部42の外周面42aに開口し中空孔22bに繋がる間隙S1が形成される。また、第1スペーサ43が挿入された中空絶縁体22の第1端部22dにおいて、中空孔22bは、第1スペーサ43によって完全に閉塞されてはいない。第1スペーサ43が挿入された中空絶縁体22の第1端部22dにおいて、中空孔22bを構成する各離間凹部22cにおける外周側の部分は第1スペーサ43が配置されず第1スペーサ43によって閉塞されていない。そのため、中空絶縁体22の第1端部22d側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第1スペーサ43が配置されない開口部(第1スペーサ43によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、第1誘導部47に向けて開口しており、間隙S1と中空孔22bの内部とを連通している。
図8及び図9に示すように、第1ターミナル支持部42は、同第1ターミナル支持部42における配置面44側の端部に、第1支持部材41を構成する一対の第1ターミナル48を支持している。各第1ターミナル48は、導電性を有するとともに、略長方形状の板状をなしている。一対の第1ターミナル48は、第1ターミナル支持部42における配置面44側の端部において、一対の前記支持溝45と同様に180°間隔となる2箇所に埋設されている。詳しくは、一対の第1ターミナル48は、その厚さ方向の一端面が配置面44と面一となるように第1ターミナル支持部42にそれぞれ埋設されるとともに、互いに離間している。また、各第1ターミナル48には、支持溝45と重なる部分に、第1ターミナル支持部42を配置面44側から見て同支持溝45と同様の形状をなす接続溝48aが形成されている。
また、配置面44上には、一対の第1ターミナル48に跨るようにチップ型の抵抗器49が配置されている。そして、中空絶縁体22の第1端部22dから2本の電極線23,24の中心電極25がそれぞれ引出されている。この2本の中心電極25は、それぞれ一対の支持溝45に挿入されて同支持溝45によって支持されるとともに、その先端部がそれぞれ接続溝48aに挿入されている。そして、各第1ターミナル48上で半田付けが施されることにより、各第1ターミナル48と、各第1ターミナル48の接続溝48aに挿入された中心電極25と、該中心電極25と隣り合う抵抗器49とが半田によってそれぞれ接合されて電気的に接続されている。即ち、図2に示すように、2本の電極線23,24は、その長手方向の一端部(図2において左側の端部)が抵抗器49を介して電気的に接続されている。尚、本実施形態では、第1支持部材41は、第1ターミナル支持部42にて支持した2つの第1ターミナル48に、中空絶縁体22の第1端部22dから引出された電極線23,24の中心電極25がそれぞれ接続されることにより、第1端部22dから引出されたこれらの電極線23,24を支持している。
図4、図5及び図9に示すように、中空絶縁体22の第1端部22dには、後述の第1端末成形部材51を構成する第1端末成形用樹脂材料52の中空絶縁体22の内部への侵入を遮断する第1遮断部材61が設けられている。第1遮断部材61を構成する第1遮断用樹脂材料62には、本実施形態では紫外線硬化性樹脂材料が用いられている。第1遮断部材61は、第1ターミナル支持部42の外周面42a、各第1ターミナル48における第1ターミナル支持部42から露出した部分、抵抗器49の表面、第1ターミナル48と中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を被覆している。更に、第1遮断部材61は、第1ターミナル支持部42と第1端部22dとの間に形成された前記間隙S1内を埋めるとともに、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第1スペーサ43の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋めている。即ち、第1遮断部材61は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部を閉塞している。尚、第1遮断部材61において、第1ターミナル支持部42の外周面42a、各第1ターミナル48における第1ターミナル支持部42から露出した部分、抵抗器49の表面、第1ターミナル48と中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を被覆している部分は、膜状をなしている。
図4及び図6に示すように、第1端末成形部材51を構成する第1端末成形用樹脂材料52は、絶縁性の樹脂材料である。第1端末成形部材51は、第1支持部材41を埋設する第1端末被覆部53と、センサ部21をブラケット12に固定するための第1ブラケット係合部54とから構成されている。
第1端末被覆部53は、中空絶縁体22の第1端部22dに一体的に形成されている。この第1端末被覆部53は、第1支持部材41の第1ターミナル支持部42を内部に埋設するとともに、中空絶縁体22の第1端部22dの外周面を被覆している。そして、第1端末被覆部53は、第1ターミナル支持部42、一対の第1ターミナル48、抵抗器49及び第1ターミナル48と中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を液密且つ気密に封止している。また、第1端末被覆部53の外形形状は、中空絶縁体22の外形形状を一回り大きくした形状をなしており、第1端末被覆部53におけるセンサ部21の長手方向と直交する断面の形状は、略D形状をなしている。
前記第1ブラケット係合部54は、第1端末被覆部53の外周面のうち平面状をなす平面部53aに一体に形成されている。第1ブラケット係合部54は、平面部53aの幅方向の中央部から平面部53aの幅よりも狭い幅で同平面部53aに対して直角をなすように突出するとともに、その先端部(図4において下端部)においては平面部53aと略等しい幅に形成されている。従って、第1ブラケット係合部54は、センサ部21の長手方向と直交する断面の形状が略T字状をなしている。
図10(a)及び図10(b)に示すように、中空絶縁体22の長手方向の他端部(図2においては右側の端部)に第2端末部71が設けられている。第2端末部71は、中空絶縁体22の第2端部22eと隣り合うように配置される第2支持部材81と、該第2支持部材81を埋設した第2端末成形部材91とを備えている。
第2支持部材81は、第2ターミナル支持部82と、該第2ターミナル支持部82に一体に形成された第2スペーサ83とを備えている。
第2ターミナル支持部82は、略直方体状をなしている。第2ターミナル支持部82は、中空絶縁体22よりも細く形成される一方、中空孔22bより太く形成されている。そして、第2ターミナル支持部82の長手方向の両端面のうち中空絶縁体22の第2端部22eと隣り合う端面の中央から第2スペーサ83が同第2ターミナル支持部82の長手方向に突出している。第2スペーサ83は、前記第1スペーサ43(図7参照)と同様の円柱状をなしている。詳しくは、第2スペーサ83は、第2ターミナル支持部82よりも細く形成されている。また、第2スペーサ83の直径は、中空絶縁体22の内側で互いに対向する電極線23,24間の隙間の幅D1と略等しく形成されている。そして、第2支持部材81は、中空絶縁体22の第2端部22e側から中空孔22bに第2スペーサ83の先端側の部分が挿入された状態で中空絶縁体22に対して組み付けられている。本実施形態では、第2スペーサ83は、その先端から3分の2程度の部分が中空孔22b内に挿入されており、第2ターミナル支持部82における中空絶縁体22側の長手方向の端部と中空絶縁体22の第2端部22eとは同中空絶縁体22の長手方向に離間している。従って、第2スペーサ83の基端部付近(即ち第2スペーサ83において中空絶縁体22に挿入されていない部分の周囲)に、第2ターミナル支持部82における中空絶縁体22側の長手方向の端部と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に間隙S2が形成される。また、第2スペーサ83が挿入された中空絶縁体22の第2端部22eにおいて、中空孔22b(図3参照)は、第2スペーサ83によって完全に閉塞されてはいない。第2スペーサ83が挿入された中空絶縁体22の第2端部22eにおいて、中空孔22bを構成する各離間凹部22c(図3参照)における外周側の部分は第2スペーサ83が配置されず第2スペーサ83によって閉塞されていない。そのため、中空絶縁体22の第2端部22e側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第2スペーサ83が配置されない開口部(第2スペーサ83によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、間隙S2に向けて開口しており、間隙S2と中空孔22bの内部とを連通している。そして、この間隙S2によって第2誘導部84が構成されるとともに、この第2誘導部84は、第2スペーサ83の外周側に開口するとともに中空孔22bに繋がっている。また、第2端部22e側から中空孔22b(中空絶縁体22の内部)に挿入された第2スペーサ83は、図4に示す第1端部22d側から中空孔22bに挿入された第1スペーサ43と同様に、第2端部22eで2本の電極線23,24間に介在されて当該電極線23,24同士の接触を防止している。尚、図10(a)に示すように、第2端部22eは、中空絶縁体22における第2端末部71が設けられた側の長手方向の端面と、同中空絶縁体22における第2スペーサ83が挿入された部分とを含む部分である。
図10(a)及び図10(b)に示すように、第2ターミナル支持部82は、その長手方向の中央部に形成された直方体状(四角柱状)をなすターミナル配置部85と、同ターミナル配置部85の長手方向の一端(第2スペーサ83側の端)に一体に形成された電極案内部86と、同ターミナル配置部85の長手方向の他端に一体に形成されたリード線案内部87とから構成されている。
ターミナル配置部85の外周面を構成する4つの平面のうち互いに反対方向を向いた2つの平面は、一対の配置面85aとなっている。そして、各配置面85a上にそれぞれ第2ターミナル88が配置されている。第2支持部材81を構成する各第2ターミナル88は、導電性を有するとともに、それぞれ長方形の板状をなしている。そして、各第2ターミナル88は、それぞれが配置される配置面85aと各第2ターミナル88の厚さ方向とが直交するように同配置面85a上に配置されている。また、各第2ターミナル88の長手方向の長さは、配置面85aの長手方向の長さと略等しく形成されるとともに、各第2ターミナル88の幅は、配置面85aの幅よりも若干狭く形成されている。また、各配置面85aにおける電極案内部86側の端部には、それぞれ一対の固定突起89が形成されている。各配置面85a上において対をなす固定突起89は、配置面85aにおける電極案内部86側の端部で同配置面85aの幅方向の両端部から突出するように形成され、配置面85aとの間に第2ターミナル88を挟み込んでいる。
前記電極案内部86における配置面85aと直交する方向の両端部には、案内面86aが形成されている。各案内面86aは、配置面85aと第2スペーサ83の基端部との間に形成されている。そして、2つの案内面86aは、第2ターミナル支持部82の長手方向に沿って第2スペーサ83の基端部に近づくにつれて電極案内部86の厚さ(電極案内部86における配置面85aと直交する方向の厚さ)を薄くするように、即ち配置面85aと直交する方向に互いに近づくように傾斜している。
中空絶縁体22の第2端部22eから2本の電極線23,24の中心電極25がそれぞれ引出されている。2本の電極線23,24のうち一方の電極線23の中心電極25(図10(a)において紙面手前側の中心電極25)は、電極案内部86における配置面85aと直交する方向の一方の端部に形成された案内面86a上を通り、同案内面86aに案内されながらその先端部が一方の第2ターミナル88上に配置されている。そして、一方の電極線23の中心電極25は、溶接により一方の第2ターミナル88に電気的に接続されている。同様に、2本の電極線23,24のうち他方の電極線24の中心電極25(図10(a)において紙面奥側の中心電極25)は、電極案内部86における配置面85aと直交する方向の他方の端部に形成された案内面86a上を通り、同案内面86aに案内されながらその先端部が他方の第2ターミナル88上に配置されている。そして、他方の電極線24の中心電極25は、溶接により他方の第2ターミナル88に電気的に接続されている。尚、本実施形態では、第2支持部材81は、第2ターミナル支持部82にて支持した2つの第2ターミナル88に、中空絶縁体22の第2端部22eから引出された電極線23,24の中心電極25がそれぞれ接続されることにより、第2端部22eから引出されたこれらの電極線23,24を支持している。
前記リード線案内部87は、第2ターミナル支持部82の長手方向に沿って配置面85aと反対側となる端部(即ち第2ターミナル支持部82における第2スペーサ83と反対側の端部)に一対のリード線保持部87aを有する。一対のリード線保持部87aは、配置面85aと直交する方向に沿って互いに反対方向に突出している。そして、図10(c)に示すように、各リード線保持部87aには、各リード線保持部87aの先端部から基端部に向かって保持凹部87bが凹設されている。保持凹部87bは、第2ターミナル支持部82の長手方向から見た形状が円弧状をなすとともに、リード線保持部87aを第2ターミナル支持部82の長手方向に貫通している。
また、図10(a)及び図10(b)に示すように、リード線案内部87は、第2ターミナル支持部82の長手方向に沿って配置面85a側となる端部に一対の導線案内部87cを有する。一対の導線案内部87cは、配置面85aと直交する方向に沿って互いに反対方向に突出している。そして、導線案内部87cは、前記リード線保持部87aとは第2ターミナル支持部82の長手方向に離間している。また、各導線案内部87cには、各導線案内部87cの先端部から基端部に向かって案内凹部87dが凹設されている。図10(c)に示すように、案内凹部87dは、第2ターミナル支持部82の長手方向から見た形状が矩形状をなすとともに、導線案内部87cを第2ターミナル支持部82の長手方向に貫通している。
図10(a)乃至図10(c)に示すように、上記のリード線案内部87は2本のリード線101,102を保持している。各リード線101,102は、導電性を有する金属線103を絶縁性の絶縁被膜104にて被覆してなる被覆導線である。各リード線101,102の先端部は、絶縁被膜104が除去されて金属線103が露出している。また、リード線101,102の外径は前記保持凹部87bの内径と略等しく、更に、金属線103の外径は前記案内凹部87dの幅(配置面85aの幅方向と同方向の幅)と略等しくなっている。そして、2本のリード線101,102は、絶縁被膜104の先端部がそれぞれ一対のリード線保持部87aの保持凹部87bに圧入されるとともに、その先端において露出した金属線103が導線案内部87cの案内凹部87d内に挿入される。これにより、2本のリード線101,102は、リード線案内部87にて各々の先端部が第2ターミナル88の方へ案内された状態で保持される。そして、各リード線101,102の先端部で露出した金属線103は、案内凹部87dに案内されてそれぞれ一対の第2ターミナル88上に配置されるとともに、溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続されている。従って、図2及び図10(b)に示すように、2本の電極線23,24は、その長手方向の他端部(図2において右側の端部)が第2ターミナル88を介してリード線101,102にそれぞれ電気的に接続されている。尚、2本のリード線101,102のうち一方のリード線101の第2ターミナル88と反対側の端部は通電検知部14に電気的に接続されるとともに、他方のリード線102の第2ターミナル88と反対側の端部はグランドGNDに接続(即ち車体3に接地)される。
図10(a)及び図10(b)に示すように、中空絶縁体22の第2端部22eには、後述の第2端末成形部材91を構成する第2端末成形用樹脂材料92の中空絶縁体22の内部への侵入を遮断する第2遮断部材111が設けられている。第2遮断部材111を構成する第2遮断用樹脂材料112には、本実施形態では、前記第1遮断用樹脂材料62と同様の紫外線硬化性樹脂材料が用いられている。第2遮断部材111は、各第2ターミナル88における各電極線23,24の中心電極25が接続された部分を被覆するように、第2ターミナル88を支持した第2ターミナル支持部82における第2スペーサ83側の長手方向の端部の外周を被覆している。更に、第2遮断部材111は、第2誘導部84(間隙S2)内を埋めるように第2スペーサ83の基端部表面を被覆するとともに、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋めている。即ち、第2遮断部材111は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部を閉塞している。尚、第2遮断部材111において、第2ターミナル支持部82、各第2ターミナル88及び第2ターミナル88と中心電極25との接続部分を被覆している部分は、膜状をなしている。
前記第2端末成形部材91を構成する第2端末成形用樹脂材料92は、前記第1端末成形用樹脂材料52と同様の絶縁性の樹脂材料である。第2端末成形部材91は、第2支持部材81を埋設する第2端末被覆部93と、センサ部21をブラケット12に固定するための第2ブラケット係合部94とから構成されている。
図10(a)乃至図10(c)に示すように、第2端末被覆部93は、中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に一体に形成されている。この第2端末被覆部93は、第2支持部材81の第2ターミナル支持部82及び第2スペーサ83における中空絶縁体22の外部に配置された部分を内部に埋設している。そして、第2端末被覆部93は、第2ターミナル支持部82、一対の第2ターミナル88、第2ターミナル88と中心電極25との接続部分、及び第2ターミナル88とリード線101,102との接続部分を液密且つ気密に封止している。また、第2端末被覆部93の外形形状は、中空絶縁体22の外形形状と同様に形成されており、第2端末被覆部93におけるセンサ部21の長手方向と直交する断面の形状は、略D形状をなしている。そして、第2端末被覆部93における中空絶縁体22の第2端部22e側の端面は、同第2端部22eに液密且つ気密に密着している。
第2ブラケット係合部94は、第2端末被覆部93の外周面のうち平面状をなす平面部93aに一体に形成されている。第2ブラケット係合部94は、平面部93aの幅方向の中央部から平面部93aの幅よりも狭い幅で同平面部93aに対して直角をなすように突出するとともに、その先端部(図10(c)において下端部)においては平面部93aと略等しい幅に形成されている。従って、第2ブラケット係合部94は、センサ部21の長手方向と直交する断面の形状が略T字状をなしている。また、第2ブラケット係合部94は、2つの第2ターミナル88にそれぞれ接続された2本のリード線101,102の先端側の部分を埋設している。第2ターミナル支持部82のリード線案内部87から第2スペーサ83と反対側に出た2本のリード線101,102は、第2ターミナル支持部82における中空絶縁体22の第2端部22eと反対側の端部内で略U字状に折り返された後、第2ブラケット係合部94内でセンサ部21の長手方向に沿って互いに平行に延びている。更に、2本のリード線101,102は、第2ブラケット係合部94における中空絶縁体22の第2端部22e側の端部から同第2ブラケット係合部94の外部に引出されている。
図1、図6及び図10(b)に示すように、上記のように構成された異物検知センサ13においては、第1端末成形部材51の第1ブラケット係合部54の基端部が、ブラケット12の長手方向の一端部に形成された係合溝(図示略)に挿入されるとともに、第2端末成形部材91の第2ブラケット係合部94の基端部が、ブラケット12の長手方向の他端部に形成された係合溝(図示略)に挿入されている。更に、中空絶縁体22の貼着面22aが両面テープ(図示略)にてブラケット12に貼着されることにより、異物検知センサ13はブラケット12に対して固定されている。また、第2ブラケット係合部94から延びる2本のリード線101,102は、ドアパネル5の内部に引き込まれ、同ドアパネル5の内部で前記通電検知部14及びグランドGNDにそれぞれ接続されている。
図1及び図2に示すように、前記通電検知部14はドアパネル5の内部に配置されている。この通電検知部14は、電極線23に電流を供給している。そして、センサ部21に押圧力等の外力が加えられていない通常の状態では、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器49を介して電極線24に流れる。一方、センサ部21を潰すような外力が加えられると、外力が加えられた部位の中空絶縁体22が弾性変形するとともに該中空絶縁体22の弾性変形に伴って電極線23,24が撓曲し、電極線23と電極線24とが接触して短絡される。すると、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器49を介さずに電極線24に流れることになる。従って、例えば、一定の電圧で電極線23に電流を供給している場合には、電流値が変化するため、通電検知部14は、このときの電流値の変化を検知することにより、センサ部21に接触した異物を検知する。そして、通電検知部14は、この電流値の変化を検知すると、即ち異物検知センサ13に接触した異物を検知すると、後述のドアECU121に異物検知信号を出力する。尚、センサ部21に対する外力が取り除かれると、中空絶縁体22が復元し、電極線23,24も復元して非導通状態となる。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の内部に前記アクチュエータ6によるドアパネル5の開閉作動を制御するドアECU121を備えている。ドアECU121は、ROM(Random access Memory)、RAM(Random access Memory)等を備えマイクロコンピュータとしての機能を有するとともに、車両1のバッテリ(図示略)から電源の供給を受けている。また、ドアECU121は、該ドアECU121に電気的に接続された通電検知部14に電流を供給している。そして、ドアECU121は、操作スイッチ9、位置検出装置8及び通電検知部14等から入力される各種信号に基づいてアクチュエータ6を制御する。
次に、上記のように構成された電動バックドア装置2の動作を統括的に説明する。
ドアECU121は、操作スイッチ9から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。尚、ドアECU121は、位置検出装置8から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。本実施形態では、ドアECU121は、位置検出信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU121はアクチュエータ6を停止する。
一方、操作スイッチ9から閉信号が入力されると、ドアECU121は、ドアパネル5を閉作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU121はアクチュエータ6を停止する。尚、ドアパネル5の閉作動中に、異物検知センサ13のセンサ部21に異物が接触して同センサ部21に外力が加えられると、異物検知センサ13において中空絶縁体22が弾性変形されることにより電極線23と電極線24とが接触して短絡される。その結果、電極線23に供給する電流の電流値が変化するため、通電検知部14がドアECU121に異物検知信号を出力する。ドアECU121は、異物検知信号が入力されると、アクチュエータ6を反転させてドアパネル5を所定量だけ開作動させた後にアクチュエータ6を停止する。
次に、図3乃至図10を参照して、本第1実施形態の異物検知センサ13の製造方法を、同異物検知センサ13の作用と合わせて説明する。
まず、第1支持部材41及び第2支持部材81を中空絶縁体22に対して組み付ける支持部材組付け工程を行う。この支持部材組付け工程では、中空絶縁体22の第1端部22d側から中空孔22bに第1スペーサ43を挿入することにより第1支持部材41を同第1端部22dに組み付ける。第1スペーサ43は、第1ターミナル支持部42の一対の当接面46が中空絶縁体22の第1端部22dに当接するまで中空孔22bに挿入される。また、第1端部22dから引出した2本の電極線23,24の中心電極25をそれぞれ支持溝45に挿入し、それぞれ第1ターミナル48の接続溝48a内に配置する。そして、各第1ターミナル48と、各第1ターミナル48の接続溝48a内に配置された中心電極25と、該中心電極25と隣り合う抵抗器49の側面とを、半田付けによりそれぞれ電気的に接続する。
また、支持部材組付け工程では、第2支持部材81を、中空絶縁体22の第2端部22e側から中空孔22bに第2スペーサ83を挿入することにより第2支持部材81を同第2端部22eに組み付ける。第2スペーサ83は、その先端から3分の2程度の部分が中空孔22b内に挿入される。そして、第2端部22eから引出した2本の電極線23,24の中心電極25を、各第2ターミナル88と隣り合う案内面86aにて案内しながら各中心電極25の先端部を2つの第2ターミナル88上にそれぞれ配置した後に、各中心電極25を溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続する。また、2本のリード線101,102の先端部を一対のリード線保持部87aの保持凹部87bにそれぞれ圧入するとともに、2本のリード線101,102の先端部において絶縁被膜104が除去されて露出した金属線103を一対の導線案内部87cの案内凹部87dに挿入する。そして、案内凹部87dによって第2ターミナル88の方へ案内された各リード線101,102の先端部を、溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続する。
次に、第1遮断部材61及び第2遮断部材111を形成する硬化工程を行う。この硬化工程では、第1支持部材41における中空絶縁体22の外部に出ている部分に、配置面44側から硬化前の流動性のある第1遮断用樹脂材料62を塗布して付着させる。第1遮断用樹脂材料62は、配置面44上に所定量が配置され、第1支持部材41の表面を伝って配置面44側から中空絶縁体22の第1端部22dの方へ流れていく。そして、第1遮断用樹脂材料62は、第1ターミナル支持部42の外周面42a、各第1ターミナル48における第1ターミナル支持部42から露出した部分、抵抗器49の表面、第1ターミナル48と中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を被覆する。また、第1支持部材41は、第1ターミナル支持部42に第1誘導部47を有するため、中空孔22bに第1スペーサ43が挿入されて中空絶縁体22の第1端部22d側の端面に一対の当接面46が当接した状態では、第1ターミナル支持部42と第1端部22dとの間に第1ターミナル支持部42の外周面42aに開口し中空孔22bに繋がる間隙S1が形成されている。そのため、第1支持部材41の表面を伝って配置面44側から中空絶縁体22の第1端部22dの方へ流れる第1遮断用樹脂材料62は、第1誘導部47に誘導されて第1ターミナル支持部42における第1スペーサ43側の端部と中空絶縁体22における第1端部22dとの間(即ち間隙S1の内部)に流れ込みやすくなっている。また、中空絶縁体22の第1端部22d側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第1スペーサ43が配置されない開口部(第1スペーサ43によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、第1誘導部47に向けて開口しているため、中空絶縁体22に挿入された第1スペーサ43の外周面と中空絶縁体22の内周面との間への第1遮断用樹脂材料62の入り込みを許容する。従って、第1遮断用樹脂材料62は、間隙S1内を埋めるとともに、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第1スペーサ43の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋める。即ち、第1遮断用樹脂材料62は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部を閉塞する。そして、第1遮断用樹脂材料62に紫外線を照射して硬化させることにより、第1遮断用樹脂材料62から第1遮断部材61を形成する。
また、硬化工程では、第2支持部材81における中空絶縁体22の外部に出ている部分であって、第2ターミナル支持部82の長手方向の略中央部から第2スペーサ83側の部分に、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料112を塗布して付着させる。第2遮断用樹脂材料112は、第2ターミナル支持部82の長手方向の略中央部に所定量が配置され、第2支持部材81及び第2ターミナル88の表面を伝って中空絶縁体22の第2端部22eの方へ流れていく。そして、第2遮断用樹脂材料112は、各第2ターミナル88における各電極線23,24の中心電極25が接続された部分を被覆するとともに、第2ターミナル88を支持した第2ターミナル支持部82における第2スペーサ83側の長手方向の端部の外周を被覆する。また、第2スペーサ83の基端部付近(即ち第2スペーサ83において中空絶縁体22に挿入されていない部分の周囲)には、第2ターミナル支持部82における中空絶縁体22側の長手方向の端部と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に、中空孔22bに繋がる間隙S2からなる第2誘導部84が形成されている。そのため、第2支持部材81の表面を伝って中空絶縁体22の第2端部22eの方へ流れる第2遮断用樹脂材料112は、第2誘導部84に誘導されて第2ターミナル支持部82における第2スペーサ83側の端部と中空絶縁体22の第2端部22eとの間(即ち第2誘導部84(間隙S2)内)に流れ込みやすくなっている。また、中空絶縁体22の第2端部22e側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第2スペーサ83が配置されない開口部(第2スペーサ83によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、間隙S2に向けて開口しているため、中空絶縁体22に挿入された第2スペーサ83の外周面と中空絶縁体22の内周面との間への第2遮断用樹脂材料112の入り込みを許容する。従って、第2遮断用樹脂材料112は、第2誘導部84(間隙S2)内を埋めるように第2スペーサ83の基端部表面を被覆するとともに、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋める。即ち、第2遮断用樹脂材料112は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部を閉塞する。そして、第2遮断用樹脂材料112に紫外線を照射して硬化させることにより、第2遮断用樹脂材料112から第2遮断部材111を形成する。
次に、第1端末成形部材51及び第2端末成形部材91を形成する端末形成工程を行う。この端末成形工程では、第1支持部材41及び中空絶縁体22の第1端部22dを、第1端末成形部材51を形成するための図示しない成形型内に配置し、溶融した第1端末成形用樹脂材料52を同成形型内に射出して充填する。即ち、本実施形態では、射出成形により第1端末成形部材51を形成する。このとき、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部は第1遮断部材61によって閉塞されているため、溶融した第1端末成形用樹脂材料52は、この第1遮断部材61によって、第1端部22d側から中空孔22bの内部、即ち中空絶縁体22の内部に侵入することが遮断されている。従って、溶融した第1端末成形用樹脂材料52が第1スペーサ43の外周面と中空孔22bの内周面との間から中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、溶融した第1端末成形用樹脂材料52が第1スペーサ43を越えて中空孔の奥まで入り込むことが抑制される。また、第1遮断部材61は、各第1ターミナル48と各中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を被覆しているため、第1端末成形用樹脂材料52を成形型内に充填するときに当該半田による接続部分が第1遮断部材61によって保護される。そして、成形型内で第1端末成形用樹脂材料52が固化することにより、第1端末成形部材51が形成される。こうして、センサ部21の長手方向の一端部に第1端末部31が形成される。
また、端末成形工程では、第2支持部材81及び中空絶縁体22の第2端部22eを、第2端末成形部材91を形成するための図示しない成形型内に配置し、溶融した第2端末成形用樹脂材料92を同成形型内に射出して充填する。即ち、本実施形態では、射出成形により第2端末成形部材91を形成する。このとき、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部は第2遮断部材111によって閉塞されているため、溶融した第2端末成形用樹脂材料92は、この第2遮断部材111によって、第2端部22e側から中空孔22bの内部、即ち中空絶縁体22の内部に侵入することが遮断されている。従って、溶融した第2端末成形用樹脂材料92が第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間から中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、溶融した第2端末成形用樹脂材料92が第2スペーサ83を越えて中空孔の奥まで入り込むことが抑制される。また、第2遮断部材111は、各第2ターミナル88と各中心電極25との接続部分を被覆しているため、第2端末成形用樹脂材料92を成形型内に充填するときに当該接続部分が第2遮断部材111によって保護される。そして、成形型内で第2端末成形用樹脂材料92が固化することにより、第2端末成形部材91が形成される。こうして、センサ部21の長手方向の他端部に第2端末部71が形成される。そして、端末成形工程が完了すると異物検知センサ13が完成する。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)第1端末成形部材51を構成する第1端末成形用樹脂材料52は、第1端末成形部材51の形成時に第1遮断部材61によって中空絶縁体22の内部(即ち中空孔22bの内部)に侵入することが遮断される。同様に、第2端末成形部材91を構成する第2端末成形用樹脂材料92は、第2端末成形部材91の形成時に第2遮断部材111によって中空絶縁体22の内部(即ち中空孔22bの内部)に侵入することが遮断される。従って、第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92が中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサ13の製造時に第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92による不良品の発生を抑制することができる。
(2)第1遮断部材61は樹脂材料である第1遮断用樹脂材料62から形成されるとともに、第2遮断部材111は樹脂材料である第2遮断用樹脂材料112から形成されるため、これらの第1遮断部材61及び第2遮断部材111を所望の形状に形成しやすい。従って、第1端末成形用樹脂材料52が中空絶縁体22の内部に侵入する経路の途中に容易に第1遮断部材61を設けることができるとともに、第2端末成形用樹脂材料92が中空絶縁体22の内部に侵入する経路の途中に容易に第2遮断部材111を設けることができる。そのため、第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92の中空絶縁体22の内部への侵入を第1及び第2遮断部材61,111によってより効果的に遮断することができる。
(3)第1端部22dから中空絶縁体22の外部に引出された電極線23,24は、第1支持部材41によって電極線23,24同士の接触が防止されるとともに支持されるため、第1端部22dから中空絶縁体22の外部に引出された電極線23,24同士の電気的な短絡が抑制される。また、第2端部22eから中空絶縁体22の外部に引出された電極線23,24は、第2支持部材81によって電極線23,24同士の接触が防止されるとともに支持されるため、第2端部22eから中空絶縁体22の外部に引出された電極線23,24同士の電気的な短絡が抑制される。
(4)第1端部22d側から中空絶縁体22の内部に第1スペーサ43が挿入されることにより、第1端末成形用樹脂材料52によって第1端末成形部材51を成形する際に中空絶縁体22の第1端部22dに作用する圧力や、第1端末成形用樹脂材料52が硬化する際の収縮によって中空絶縁体22の第1端部22dに作用する力により中空絶縁体22の第1端部22dが変形することを抑制できる。従って、中空絶縁体22の第1端部22dにおいて、電極線23,24同士の電気的な短絡をより抑制することができる。また、第2端部22e側から中空絶縁体22の内部に第2スペーサ83が挿入されることにより、第2端末成形用樹脂材料92によって第2端末成形部材91を成形する際に中空絶縁体22の第2端部22eに作用する圧力や、第2端末成形用樹脂材料92が硬化する際の収縮によって中空絶縁体22の長手方向の端部に作用する力により中空絶縁体22の第2端部22eが変形することを抑制できる。従って、中空絶縁体22の第2端部22eにおいて、電極線23,24同士の電気的な短絡をより抑制することができる。
(5)第1遮断部材61を形成する際、流動性を有する状態の第1遮断用樹脂材料62は、第1誘導部47によって中空絶縁体22の長手方向に対向する第1支持部材41の第1ターミナル支持部42と中空絶縁体22の第1端部22dとの間に誘導される。中空絶縁体22の長手方向に対向する第1支持部材41の第1ターミナル支持部42と中空絶縁体22の第1端部22dとの間は、第1端末成形部材51の形成時に第1端末成形用樹脂材料52が中空絶縁体22の内部に侵入しようするときに同第1端末成形用樹脂材料52が通る経路となる。従って、第1誘導部47によって中空絶縁体22の長手方向に対向する第1支持部材41の第1ターミナル支持部42と中空絶縁体22の第1端部22dとの間に第1遮断用樹脂材料62を誘導することで、中空絶縁体22の長手方向に対向する第1支持部材41の第1ターミナル支持部42と中空絶縁体22の第1端部22dとの間に第1遮断部材61を形成することができる。同様に、第2遮断部材111を形成する際、流動性を有する状態の第2遮断用樹脂材料112は、第2誘導部84によって中空絶縁体22の長手方向に対向する第2支持部材81の第2ターミナル支持部82と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に誘導される。中空絶縁体22の長手方向に対向する第2支持部材81の第2ターミナル支持部82と中空絶縁体22の第2端部22eとの間は、第2端末成形部材91の形成時に第2端末成形用樹脂材料92が中空絶縁体22の内部に侵入しようするときに同第2端末成形用樹脂材料92が通る経路となる。従って、第2誘導部84によって中空絶縁体22の長手方向に対向する第2支持部材81の第2ターミナル支持部82と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に第2遮断用樹脂材料112を誘導することで、中空絶縁体22の長手方向に対向する第2支持部材81の第2ターミナル支持部82と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に第2遮断部材111を形成することができる。その結果、中空絶縁体22の内部に第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92が侵入することを更に効果的に抑制することができる。
(6)中空絶縁体22の第1端部22dには、第1端部22dから中空絶縁体22に挿入された第1スペーサ43の外周面と中空絶縁体22の内周面との間への第1遮断用樹脂材料62の入り込みを許容する開口部が設けられている。よって、中空絶縁体22の第1端部22dに設けられた当該開口部から、中空絶縁体22の第1端部22dに挿入された第1スペーサ43の外周面と中空絶縁体22の内周面との間に第1遮断用樹脂材料62が入り込むことができる。従って、中空絶縁体22の第1端部22dにおいては、第1スペーサ43の外周面と中空絶縁体22の内周面との間が第1遮断用樹脂材料62からなる第1遮断部材61によって閉塞されやすくなる。その結果、第1端末成形部材51を成形する際に、第1端末成形用樹脂材料52が第1端部22d側から中空絶縁体22の内部に侵入することを一層効果的に抑制することができる。また、中空絶縁体22の第2端部22eには、第2端部22eから中空絶縁体22に挿入された第2スペーサ83の外周面と中空絶縁体22の内周面との間への第2遮断用樹脂材料112の入り込みを許容する開口部が設けられている。よって、中空絶縁体22の第2端部22eに設けられた当該開口部から、中空絶縁体22の第2端部22eに挿入された第2スペーサ83の外周面と中空絶縁体22の内周面との間に第2遮断用樹脂材料112が入り込むことができる。従って、中空絶縁体22の第2端部22eにおいては、第2スペーサ83の外周面と中空絶縁体22の内周面との間が第2遮断用樹脂材料112からなる第2遮断部材111によって閉塞されやすくなる。その結果、第2端末成形部材91を成形する際に、第2端末成形用樹脂材料92が第2端部22e側から中空絶縁体22の内部に侵入することを一層効果的に抑制することができる。
(7)第1遮断部材61及び第2遮断部材111は、紫外線硬化性樹脂からなる。紫外線硬化性樹脂は、低圧若しくは無圧で流動性を示すため、取り扱いが容易である。従って、第1遮断部材61及び第2遮断部材111を形成する工程(即ち硬化工程)を簡素化することができる。また、紫外線硬化性樹脂は、低圧若しくは無圧で流動性を示すため、第1遮断部材61及び第2遮断部材111となる紫外線硬化性樹脂が中空絶縁体22の奥まで入り込むことが容易に抑制される。
(8)硬化工程においては、中空絶縁体22の第1端部22dを第1遮断用樹脂材料62によって閉塞するとともに、該第1遮断用樹脂材料62を硬化している。同様に、硬化工程においては、中空絶縁体22の第2端部22eを第2遮断用樹脂材料112によって閉塞するとともに、該第2遮断用樹脂材料112を硬化している。そして、硬化工程の後に端末成形工程を行うため、端末成形工程において、溶融した第1端末成形用樹脂材料52及び第2端末成形用樹脂材料92が高い圧力で射出される場合であっても、第1端末成形用樹脂材料52及び第2端末成形用樹脂材料92は、硬化した第1遮断用樹脂材料62(即ち第1遮断部材61)及び第2遮断用樹脂材料112(即ち第2遮断部材111)によって中空絶縁体22の内部に侵入することがそれぞれ遮断される。従って、第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92が中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサ13の製造時に第1及び第2端末成形用樹脂材料52,92による不良品の発生を抑制することができる。
(9)硬化工程よりも前に支持部材組付け工程が行われて、中空絶縁体22の第1端部22dにおいて2本の電極線23,24同士の接触が第1スペーサ43によって防止されるとともに、該第1スペーサ43を備えた第1支持部材41によって、電極線23,24における中空絶縁体22の第1端部22dから引出された部分が支持される。同様に、中空絶縁体22の第2端部22eにおいて2本の電極線23,24同士の接触が第2スペーサ83によって防止されるとともに、該第2スペーサ83を備えた第2支持部材81によって、電極線23,24における中空絶縁体22の第2端部22eから引出された部分が支持される。従って、中空絶縁体22の長手方向の両端部において、電極線23,24同士の電気的な短絡を抑制しつつ硬化工程及び端末成形工程を行うことができる。
(10)硬化工程では、第1スペーサ43が挿入されて第1支持部材41が中空絶縁体22の第1端部22dに取り付けられた状態で、中空絶縁体22の第1端部22dに流動性を有する第1遮断用樹脂材料62を付着させて硬化することにより、硬化した第1遮断用樹脂材料62(即ち第1遮断部材61)によって中空絶縁体22の第1端部22dを閉塞している。同様に、硬化工程では、第2スペーサ83が挿入されて第2支持部材81が中空絶縁体22の第2端部22eに取り付けられた状態で、中空絶縁体22の第2端部22eに流動性を有する第2遮断用樹脂材料112を付着させて硬化することにより、硬化した第2遮断用樹脂材料112(即ち第2遮断部材111)によって中空絶縁体22の第2端部22eを閉塞している。そして、硬化工程の後に端末成形工程を行うため、端末成形工程において、溶融した第1端末成形用樹脂材料52が高い圧力で射出される場合であっても、当該第1端末成形用樹脂材料52は、硬化した第1遮断用樹脂材料62(即ち第1遮断部材61)によって中空絶縁体22の内部に侵入することが遮断される。同様に、端末成形工程において、溶融した第2端末成形用樹脂材料92が高い圧力で射出される場合であっても、当該第2端末成形用樹脂材料92は、硬化した第2遮断用樹脂材料112(即ち第2遮断部材111)によって中空絶縁体22の内部に侵入することが遮断される。従って、第1端末成形用樹脂材料52及び第2端末成形用樹脂材料92が中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、異物検知センサ13の製造時に第1端末成形用樹脂材料52及び第2端末成形用樹脂材料92による不良品の発生を抑制することができる。
(11)第1遮断部材61は、各第1ターミナル48と各中心電極25と抵抗器49との半田による接続部分を被覆しているため、第1端末成形用樹脂材料52を成形型内に充填するときに当該半田による接続部分が第1遮断部材61によって保護される。同様に、また、第2遮断部材111は、各第2ターミナル88と各中心電極25との接続部分を被覆しているため、第2端末成形用樹脂材料92を成形型内に充填するときに当該接続部分が第2遮断部材111によって保護される。従って、端末成形工程において、第1端末成形用樹脂材料52及び第2端末成形用樹脂材料92を射出するときに、電極線23,24の中心電極25と第1ターミナル48及び第2ターミナル88との電気的な接続部分に負荷がかかることを抑制することができる。
(12)第1支持部材41を中空絶縁体22の第1端部22dに組み付ける際、中空絶縁体22の第1端部22d側の端面に一対の当接面46を当接させることにより、第1支持部材41における中空絶縁体22の長手方向の位置決めを容易に行うことができる。従って、第1支持部材41の中空絶縁体22への組付けを容易に行うことができる。
(13)硬化工程では、第1支持部材41における中空絶縁体22の外部に出ている部分に、配置面44側から硬化前の流動性のある第1遮断用樹脂材料62を塗布することにより、中空絶縁体22の第1端部22dに第1遮断用樹脂材料62を付着させて、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第1端部22d側の開口部を閉塞する。同様に、硬化工程では、第2支持部材81における中空絶縁体22の外部に出ている部分であって、第2ターミナル支持部82の長手方向の略中央部から第2スペーサ83側の部分に、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料112を塗布することにより、中空絶縁体22の第2端部22eに第2遮断用樹脂材料112を付着させて、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部を閉塞する。そして、第1遮断部材61及び第2遮断部材111を形成するために成形型を使用しなくてもよいため、異物検知センサ13を製造するための設備費を低減することができる。
(14)第1支持部材41は、支持溝45によって中心電極25を支持している。そのため、硬化工程において第1遮断用樹脂材料62を第1支持部材41の外周面に塗布するときに、中心電極25が第1支持部材41に対して位置ずれすること、ひいては第1ターミナル48及び抵抗器49に対して中心電極25が位置ずれすることを抑制できる。従って、第1遮断部材61の形成時に、中心電極25、第1ターミナル48及び抵抗器49との電気的な接続部分に負荷がかかることを抑制できる。
(15)第1誘導部47は凹部という簡単な形状である。従って、第1支持部材41の形状が複雑化されることが抑制されている。また、第2誘導部84は、第2ターミナル支持部82と中空絶縁体22の第2端部22eとを中空絶縁体22の長手方向に離間させて構成しただけの簡単な形状をなしている。従って、第2支持部材81及び第2端部22eの形状が複雑化されることが抑制されている。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、上記第1実施形態と同一の構成に同一の符号を付してその説明を省略する。
図11(a)及び図11(b)に示すように、本第2実施形態の異物検知センサ141は、上記第1実施形態の異物検知センサ13に代えて異物検知装置11に備えられるものである。本第2実施形態の異物検知センサ141は、上記第1実施形態の異物検知センサ13と比較すると、第2端末部71に代えて第2端末部142を備えている。
第2端末部142は、中空絶縁体22の第2端部22eと隣り合うように配置される第2支持部材151と、該第2支持部材151を埋設した第2端末成形部材161とを備えている。
第2支持部材151は、一対の第2ターミナル88を支持する第2ターミナル支持部152と、該第2ターミナル支持部152に一体に形成された第2スペーサ83とを備えている。
第2ターミナル支持部152は、中空絶縁体22の長手方向に離間した電極案内部153とリード線案内部154とから構成されている。電極案内部153は、中空絶縁体22の直径方向に長い略直方体状をなしている。そして、この電極案内部153の長手方向(即ち中空絶縁体22の直径方向に沿った一方向)の中央部から、中空絶縁体22の第2端部22e側(即ちリード線案内部154と反対側)に第2スペーサ83が突出している。
また、電極案内部153には、第2スペーサ83の径方向の両側(電極案内部153の長手方向に沿って第2スペーサ83の両側)で、中空絶縁体22の第2端部22eと同中空絶縁体22の長手方向に対向する部位に、一対の当接面153aが形成されている。この当接面153aは、第2スペーサ83の中心線L2方向と直交するように形成されている。そして、第2支持部材151は、中空絶縁体22の第2端部22e側から中空孔22bに第2スペーサ83を挿入するとともに、中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に一対の当接面が当接した状態で中空絶縁体22に対して組み付けられている。尚、一対の当接面153aは、中空孔22bの外周側で中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に当接している。
また、電極案内部153には、各当接面153aと第2スペーサ83の基端部との間にそれぞれ第2誘導部153bが形成されている。各第2誘導部153bは、中空絶縁体22の第2端部22e側に開口した略矩形状の凹部であり、電極案内部153の長手方向と直交し且つ第2スペーサ83の中心線L2と直交する方向(図11(a)において紙面垂直方向)に同電極案内部153を貫通している。この第2誘導部153bが電極案内部153に形成されたことにより、中空孔22bに第2スペーサ83が挿入されて中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に一対の当接面153aが当接した状態では、電極案内部153と第2端部22eとの間に電極案内部153の外周面に開口し中空孔22b(中空絶縁体22の内部)に繋がる間隙S3が形成される。また、第2スペーサ83が挿入された中空絶縁体22の第2端部22eにおいて、中空孔22b(図3参照)は、第2スペーサ83によって完全に閉塞されてはいない。第2スペーサ83が挿入された中空絶縁体22の第2端部22eにおいて、中空孔22bを構成する各離間凹部22c(図3参照)における外周側の部分は第2スペーサ83が配置されず第2スペーサ83によって閉塞されていない。そのため、中空絶縁体22の第2端部22e側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第2スペーサ83が配置されない開口部(第2スペーサ83によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、間隙S3に向けて開口しており、間隙S3と中空孔22bの内部とを連通している。
また、電極案内部153には、同電極案内部153の長手方向の中央部と、同電極案内部153の長手方向の両端部との合計3箇所に、案内凸部153cが形成されている。3つの案内凸部153cは、電極案内部153の長手方向と直交し且つ第2スペーサ83の中心線L2と直交する方向の一方側(図11(b)において紙面手前側)に突出している。また、3つの案内凸部153cのうち中央の案内凸部153cは、2つの第2誘導部153bの間に形成されている。
また、電極案内部153は、長方形の板状をなす2つの第2ターミナル88の長手方向の一端部を保持している。第2支持部材151を構成する2つの第2ターミナル88は、その幅方向が電極案内部153の長手方向と一致するように互いに離間して並設されており、電極案内部153は、2つの第2ターミナル88の長手方向の一端部を部分的に埋設することにより保持している。電極案内部153は、一方の第2ターミナル88の長手方向の一端部を、3つの案内凸部153cのうち中央の案内凸部153cと電極案内部153の長手方向の一端部に位置する案内凸部153cとの間に保持するとともに、他方の第2ターミナル88の長手方向の一端部を、中央の案内凸部153cと電極案内部153の長手方向の他端部に位置する案内凸部153cとの間に保持している。
中空絶縁体22の第2端部22eから引出された2本の電極線23,24の中心電極25は、中央の案内凸部153cの両側でそれぞれ2つずつの案内凸部153cによって案内されながら、その先端部が一対の第2ターミナル88上にそれぞれ配置されている。電極線23,24の中心電極25は、溶接により一対の第2ターミナル88にそれぞれ電気的に接続されている。尚、本実施形態では、第2支持部材151は、第2ターミナル支持部152にて支持した2つの第2ターミナル88に、中空絶縁体22の第2端部22eから引出された電極線23,24の中心電極25がそれぞれ接続されることにより、第2端部22eから引出されたこれらの電極線23,24を支持している。
前記リード線案内部154は、電極案内部153と共に一対の第2ターミナル88を支持している。リード線案内部154は、電極案内部153の長手方向と平行に延びる略直方体状をなしている。そして、リード線案内部154は、一対の第2ターミナル88の長手方向の他端部を埋設することにより保持している。電極案内部153とリード線案内部154とによって支持された一対の第2ターミナル88は、互いに離間した状態でセンサ部21の長手方向に沿って平行に延びている。
リード線案内部154は、電極案内部153と反対側の端部に、第2ターミナル88の厚さ方向と平行な方向に突出したリード線保持部154aを有する。リード線保持部154aは、電極案内部153において案内凸部153cが突出した方向と同方向に突出している。このリード線保持部154aには、一対の保持凹部154bが形成されている。2つの保持凹部154bは、一対の第2ターミナル88と同じ間隔でリード線保持部154aに形成されている。各保持凹部154bは、リード線保持部154aの先端部から基端部に向かって凹設されるとともに、リード線保持部154aを第2ターミナル88の長手方向(センサ部21の長手方向に同じ)に貫通している。各保持凹部154bの幅(第2ターミナル88の幅方向と同方向の幅)は、各リード線101,102の外径と略等しく形成されている。
また、リード線案内部154は、電極案内部153側の端部に、第2ターミナル88の厚さ方向と平行な方向に突出した2対の導線案内部154cを有する。これらの導線案内部154cは、リード線保持部154aと同方向に突出している。2対の導線案内部154cは、一対の第2ターミナル88と同じ間隔で第2ターミナル88の幅方向に離間した状態でリード線保持部154aに形成されている。各導線案内部154cは、第2ターミナル88の厚さ方向に沿って立設された四角形の板状をなしている。また、対をなす導線案内部154cは、第2ターミナル88の幅方向に離間するとともに、互いの間の間隔は、金属線103の外径と略等しく形成されている。
そして、リード線案内部154は2本のリード線101,102を保持している。2本のリード線101,102は、絶縁被膜104の先端部がそれぞれ一対の保持凹部154bに圧入されるとともに、その先端において露出した金属線103が対をなす導線案内部154c間にそれぞれ挿入されている。これにより、2本のリード線101,102は、リード線案内部154にて各々の先端部が一対の第2ターミナル88の方へそれぞれ案内された状態で保持される。そして、各リード線101,102の先端部で露出した金属線103は、対をなす導線案内部154cに案内されてそれぞれ一対の第2ターミナル88上に配置されるとともに、溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続されている。
中空絶縁体22の第2端部22eには、後述の第2端末成形部材161を構成する第2端末成形用樹脂材料162の中空絶縁体22の内部への侵入を遮断する第2遮断部材171が設けられている。第2遮断部材171を構成する第2遮断用樹脂材料172には、本第2実施形態では、上記第1実施形態の第1遮断用樹脂材料62(図9参照)と同様の紫外線硬化性樹脂材料が用いられている。第2遮断部材171は、各第2ターミナル88における各電極線23,24の中心電極25が接続された部分を含む電極案内部153側の端部、及び電極案内部153の外周面を被覆している。更に、第2遮断部材171は、電極案内部153と第2端部22eとの間に形成された間隙S3内を埋めるとともに、中空孔22b(図3参照)における中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋めている。即ち、第2遮断部材171は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部を閉塞している。尚、第2遮断部材171において、各第2ターミナル88、電極案内部153の外周面を被覆している部分は、膜状をなしている。
前記第2端末成形部材161を構成する第2端末成形用樹脂材料162は、上記第1実施形態の第1端末成形用樹脂材料52(図9参照)と同様の絶縁性の樹脂材料である。第2端末成形部材161は、第2支持部材151を埋設する第2端末被覆部163と、センサ部21をブラケット12に固定するための第2ブラケット係合部164とから構成されている。
第2端末被覆部163は、中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に一体に形成されている。この第2端末被覆部163は、第2支持部材151の電極案内部153及びリード線保持部154aと、一対の第2ターミナル88とを内部に埋設している。そして、第2端末被覆部163は、第2ターミナル支持部152、一対の第2ターミナル88、第2ターミナル88と中心電極25との接続部分、及び第2ターミナル88とリード線101,102との接続部分を液密且つ気密に封止している。また、第2端末被覆部163は、中空絶縁体22の第2端部22eを内部に埋設し、液密且つ気密に封止している。この第2端末被覆部163の外形形状は、略直方体状をなしている。
第2ブラケット係合部164は、第2端末被覆部163の外周面のうち、案内凸部153c及びリード線保持部154aとは反対側(裏側)となる平面状の平面部163aに一体に形成されている。第2ブラケット係合部164は、平面部163aの幅方向の中央部から平面部163aの幅よりも狭い幅で同平面部163aに対して直角をなすように突出するとともに、その先端部(図11(b)において下端部)においては基端側の部分よりも幅が広く形成されている。従って、第2ブラケット係合部164は、センサ部21の長手方向と直交する断面の形状が略T字状をなしている。また、第2ブラケット係合部164は、2つの第2ターミナル88にそれぞれ接続された2本のリード線101,102の先端側の部分を埋設している。第2ターミナル支持部152のリード線案内部87から第2スペーサ83と反対側に出た2本のリード線101,102は、第2ターミナル支持部152における中空絶縁体22の第2端部22eと反対側の端部内で略U字状に折り返された後、第2ブラケット係合部164内でセンサ部21の長手方向に沿って互いに平行に延びている。更に、2本のリード線101,102は、第2ブラケット係合部164における中空絶縁体22の第2端部22e側の端部から同第2ブラケット係合部164の外部に引出されている。この第2ブラケット係合部164は、異物検知センサ141をブラケット12に固定する際に、同ブラケット12の長手方向の他端部に形成された係合溝(図示略)にその基端部が挿入される。
次に、図3、図11(a)及び図11(b)を参照して、本第2実施形態の異物検知センサ141の製造方法を、同異物検知センサ141の作用と合わせて説明する。尚、中空絶縁体22の第1端部22d側に設けられる第1端末部31については上記第1実施形態と同様に製造されるため、中空絶縁体22の第2端部22e側に設けられる第2端末部142について製造方法を説明する。
まず、第2支持部材151を中空絶縁体22に対して組み付ける支持部材組付け工程を行う。この支持部材組付け工程では、中空絶縁体22の第2端部22e側から中空孔22bに第2スペーサ83を挿入することにより一対の第2ターミナル88を支持した第2支持部材151を同第2端部22eに組み付ける。第2スペーサ83は、一対の当接面153aが中空絶縁体22の第2端部22eに当接するまで中空孔22bに挿入される。そして、第2端部22eから引出した2本の電極線23,24の中心電極25を、3つの案内凸部153cにて案内しながら各中心電極25の先端部を2つの第2ターミナル88上にそれぞれ配置した後に、各中心電極25を溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続する。また、2本のリード線101,102の先端部を一対の保持凹部154bにそれぞれ圧入するとともに、2本のリード線101,102の先端部において絶縁被膜104が除去されて露出した金属線103を2対の導線案内部154cにそれぞれ挿入する。そして、対をなす導線案内部154cによって第2ターミナル88の方へ案内された各リード線101,102の先端部を、溶接によりそれぞれ第2ターミナル88に電気的に接続する。
次に、第2遮断部材171を形成する硬化工程を行う。この硬化工程では、第2支持部材151における中空絶縁体22の外部に出ている部分であって、第2ターミナル88における中心電極25が接続された部分から第2スペーサ83側の部分に、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料172を塗布して付着させる。第2遮断用樹脂材料172は、2つの第2ターミナル88における中心電極25との接続部分に所定量が配置され、第2ターミナル88の表面及び電極案内部153の外周面を伝って中空絶縁体22の第2端部22eの方へ流れていく。そして、第2遮断用樹脂材料172は、各第2ターミナル88における各電極線23,24の中心電極25が接続された部分を被覆するとともに、電極案内部153の外周面を被覆する。また、第2支持部材151は、電極案内部153に第2誘導部153bを有するため、中空孔22bに第2スペーサ83が挿入されて中空絶縁体22の第2端部22e側の端面に一対の当接面153aが当接した状態では、電極案内部153と第2端部22eとの間に電極案内部153の外周面に開口し中空孔22bに繋がる間隙S3が形成されている。そのため、電極案内部153の表面を伝って中空絶縁体22の第2端部22eの方へ流れる第2遮断用樹脂材料172は、第2誘導部153bに誘導されて電極案内部153における第2スペーサ83側の端部と中空絶縁体22の第2端部22eとの間(即ち間隙S3の内部)に流れ込みやすくなっている。また、中空絶縁体22の第2端部22e側の長手方向の端面において、中空孔22bは、第2スペーサ83が配置されない開口部(第2スペーサ83によって閉塞されない開口部)を有する。この開口部は、間隙S3に向けて開口しているため、中空絶縁体22に挿入された第2スペーサ83の外周面と中空絶縁体22の内周面との間への第2遮断用樹脂材料172の入り込みを許容する。従って、第2遮断用樹脂材料172は、第2誘導部153b(間隙S3)内を埋めるように第2スペーサ83の基端部表面を被覆するとともに、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部から同中空孔22b内に入り込み第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間を埋める。即ち、第2遮断用樹脂材料172は、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部を閉塞する。そして、第2遮断用樹脂材料172に紫外線を照射して硬化させることにより、第2遮断用樹脂材料172から第2遮断部材171を形成する。
次に、第2端末成形部材161を形成する端末形成工程を行う。この端末成形工程では、第2支持部材151及び中空絶縁体22の第2端部22eを、第2端末成形部材161を形成するための図示しない成形型内に配置し、溶融した第2端末成形用樹脂材料162を同成形型内に射出して充填する。即ち、本実施形態では、射出成形により第2端末成形部材161を形成する。このとき、中空孔22bにおける中空絶縁体22の第2端部22e側の開口部は第2遮断部材171によって閉塞されているため、溶融した第2端末成形用樹脂材料162は、この第2遮断部材171によって、第2端部22e側から中空孔22bの内部、即ち中空絶縁体22の内部に侵入することが遮断されている。従って、溶融した第2端末成形用樹脂材料162が第2スペーサ83の外周面と中空孔22bの内周面との間から中空絶縁体22の内部に侵入することが抑制されるため、溶融した第2端末成形用樹脂材料162が第2スペーサ83を越えて中空孔の奥まで入り込むことが抑制される。また、第2遮断部材171は、各第2ターミナル88と各中心電極25との接続部分を被覆しているため、第2端末成形用樹脂材料162を成形型内に充填するときに当該接続部分が第2遮断部材171によって保護される。そして、成形型内で第2端末成形用樹脂材料162が固化することにより、第2端末成形部材161が形成される。こうして、センサ部21の長手方向の他端部に第2端末部142が形成されて端末成形工程が完了することにより、異物検知センサ141が完成する。
上記したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(14)と同様の効果に加えて以下の効果を有する。
(16)第2誘導部153bは凹部という簡単な形状である。従って、第2支持部材151の形状が複雑化されることが抑制されている。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、第1ターミナル48と中心電極25との電気的な接続部分を第1遮断部材61にて被覆するとともに、第2ターミナル88と中心電極25との電気的な接続部分を第2遮断部材111,171にて被覆している。しかしながら、第1遮断部材61は、第1端末成形用樹脂材料52の中空絶縁体22の内部への侵入を遮断するように形成されるのであれば、必ずしも第1ターミナル48と中心電極25との電気的な接続部分を被覆しなくてもよい。同様に、第2遮断部材111,171は、第2端末成形用樹脂材料92,162の中空絶縁体22の内部への侵入を遮断するように形成されるのであれば、必ずしも第2ターミナル88と中心電極25との電気的な接続部分を被覆しなくてもよい。
・上記第1実施形態において、第1遮断用樹脂材料62は、第1端末成形用樹脂材料52よりも短時間で硬化する樹脂材料であってもよい。同様に、第2遮断用樹脂材料112は、第2端末成形用樹脂材料92よりも短時間で硬化する樹脂材料であってもよい。そして、硬化工程では、第1遮断用樹脂材料62は、流動性を有する状態で中空絶縁体22の第1端部22dに付着される。また、第2遮断用樹脂材料112は、流動性を有する状態で中空絶縁体22の第2端部22eに付着される。このようにすると、第1遮断用樹脂材料62は、第1端末成形用樹脂材料52よりも短時間で硬化するため、硬化工程にかかる時間を短くして端末成形工程に早く移ることができる。同様に、第2遮断用樹脂材料112は、第2端末成形用樹脂材料92よりも短時間で硬化するため、硬化工程にかかる時間を短くして端末成形工程に早く移ることができる。従って、異物検知センサ13の生産性が向上する。また、上記第2実施形態において、第2遮断用樹脂材料172は、第2端末成形用樹脂材料162よりも短時間で硬化する樹脂材料であってもよい。そして、硬化工程では、第2遮断用樹脂材料172は、流動性を有する状態で中空絶縁体22の第2端部22eに付着される。このようにすると、第2遮断用樹脂材料172は、第2端末成形用樹脂材料162よりも短時間で硬化するため、硬化工程にかかる時間を短くして端末成形工程に早く移ることができる。従って、異物検知センサ141の生産性が向上する。
・上記各実施形態では、第1遮断用樹脂材料62は、第1端末成形用樹脂材料52とは異なる種類の樹脂材料である。しかしながら、第1遮断用樹脂材料62は、第1端末成形用樹脂材料52と同じ種類の樹脂材料であってもよい。この場合、第1遮断用樹脂材料62は、硬化工程において、例えば圧力がかからない状態で第1支持部材41における中空絶縁体22の出ている部分に付着される。このようにすると、1種類の樹脂材料から第1遮断部材61及び第1端末成形部材51が形成されるため、複数種類の樹脂材料を準備しなくてもよい。従って、製造コストを低減させることができる。また、上記第1実施形態では、第2遮断用樹脂材料112は、第2端末成形用樹脂材料92とは異なる種類の樹脂材料である。しかしながら、第2遮断用樹脂材料112は、第2端末成形用樹脂材料92と同じ種類の樹脂材料であってもよい。この場合、第2遮断用樹脂材料112は、硬化工程において、例えば圧力がかからない状態で第2支持部材81における中空絶縁体22の出ている部分に付着される。このようにすると、1種類の樹脂材料から第2遮断部材111及び第2端末成形部材91が形成されるため、複数種類の樹脂材料を準備しなくてもよい。従って、製造コストを低減させることができる。このことは、上記第2実施形態の第2端末成形用樹脂材料162及び第2遮断用樹脂材料172についても同様である。
・上記各実施形態では、第1遮断部材61を構成する第1遮断用樹脂材料62及び第2遮断部材111,171を構成する第2遮断用樹脂材料112,172は、何れも紫外線硬化性樹脂材料である。しかしながら、第1遮断用樹脂材料62及び第2遮断用樹脂材料112,172は、紫外線硬化性樹脂材料以外の光硬化性樹脂材料であってもよい。また、第1遮断用樹脂材料62及び第2遮断用樹脂材料112,172は、ホットメルト樹脂(二液硬化型の樹脂材料)であってもよい。
・上記第1実施形態では、第1支持部材41は、第1スペーサ43を備えているが、必ずしも第1スペーサ43を備えなくてもよい。また、第2支持部材81は、第2スペーサ83を備えているが、必ずしも第2スペーサ83を備えなくてもよい。また、上記第2実施形態では、第2支持部材151は、第2スペーサ83を備えているが、必ずしも第2スペーサ83を備えなくてもよい。
・第1誘導部47及び第2誘導部84の形状は、上記第1実施形態の形状に限らない。第1誘導部は、第1支持部材41及び中空絶縁体22の第1端部22dの少なくとも一方に、中空絶縁体22の長手方向に対向する第1支持部材41と中空絶縁体22の第1端部22dとの間に第1遮断用樹脂材料62を誘導するように形成されていればよい。例えば、第1誘導部は、中空絶縁体22の第1端部22dに中空孔22bに繋がるように形成された切欠きであってもよい。また、当接面46と第1端部22dとが中空絶縁体22の長手方向に離間するように第1支持部材41を中空絶縁体22に組み付け、この場合に第1ターミナル支持部42と第1端部22dとの間に形成され中空孔22bに繋がる空隙を第1誘導部としてもよい。同様に、第2誘導部は、第2支持部材81及び中空絶縁体22の第2端部22eの少なくとも一方に、中空絶縁体22の長手方向に対向する第2支持部材81と中空絶縁体22の第2端部22eとの間に第2遮断用樹脂材料112を誘導するように形成されていればよい。また、このことは、上記第2実施形態の第2誘導部153bについても同様である。
・上記第1実施形態では、異物検知センサ13は、第1支持部材41及び第2支持部材81を備えているが、必ずしも第1支持部材41及び第2支持部材81を備えなくてもよい。また、上記第2実施形態では、異物検知センサ141は、第1支持部材41及び第2支持部材151を備えているが、必ずしも第1支持部材41及び第2支持部材151を備えなくてもよい。
・上記各実施形態では、第1支持部材41における中空絶縁体22の外部に出ている部分に、硬化前の流動性のある第1遮断用樹脂材料62を塗布することにより、中空絶縁体22の第1端部22dに第1遮断用樹脂材料62を付着させて、第1遮断用樹脂材料62から第1遮断部材61を形成している。同様に、第2支持部材81,151における中空絶縁体22の外部に出ている部分に、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料112,172を塗布することにより、中空絶縁体22の第2端部22eに第2遮断用樹脂材料112,172を付着させて、第2遮断用樹脂材料112,172から第2遮断部材111,171を形成している。しかしながら、第1遮断部材61は、第1支持部材41及び中空絶縁体22の第1端部22dが内部に配置された遮断部材形成用成形型に第1遮断用樹脂材料62を充填して形成してもよい。同様に、第2遮断部材111,171は、第2支持部材81,151及び中空絶縁体22の第2端部22eが内部に配置された遮断部材形成用成形型に第2遮断用樹脂材料112,172を充填して形成してもよい。このようにすると、第1遮断部材61及び第2遮断部材111,171の膜厚を一定に形成しやすい。尚、第1遮断用樹脂材料62及び第2遮断用樹脂材料112,172は、第1スペーサ43及び第2スペーサ83を越えて中空絶縁体22の奥まで入り込まないような圧力で遮断部材形成用成形型に充填される。
また、第1スペーサ43を中空孔22bに挿入して第1支持部材41を中空絶縁体22の第1端部22dに取り付けた後に、硬化前の流動性のある第1遮断用樹脂材料62をシリンジで中空絶縁体22の第1端部22dに付着させて、当該第1遮断用樹脂材料62から第1遮断部材61を形成してもよい。この場合、硬化前の流動性のある第1遮断用樹脂材料62は、中空孔22bにおける第1端部22d側の端部(中空絶縁体22の内部)にシリンジにて注入され、その後硬化されることにより第1遮断部材61となる。尚、上記第1実施形態のように第1支持部材41に第1誘導部47が設けられていると、第1誘導部47を通って中空孔22bにおける第1端部22d側の開口部にシリンジにて容易に第1遮断用樹脂材料62を注入することができる。
同様に、第2スペーサ83を中空孔22bに挿入して第2支持部材81を中空絶縁体22の第2端部22eに取り付けた後に、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料112をシリンジで中空絶縁体22の第2端部22eに付着させて、当該第2遮断用樹脂材料112から第2遮断部材111を形成してもよい。この場合、硬化前の流動性のある第2遮断用樹脂材料112は、中空孔22bにおける第2端部22e側の端部(中空絶縁体22の内部)にシリンジにて注入され、その後硬化されることにより第2遮断部材111となる。尚、上記第2実施形態のように第2支持部材81及び中空絶縁体22に第2誘導部84が形成されていると、第2誘導部84を通って中空孔22bにおける第2端部22e側の開口部にシリンジにて容易に第2遮断用樹脂材料112を注入することができる。
・上記各実施形態では、第1支持部材41は、第1ターミナル48を備えているが、必ずしも第1ターミナル48を備えなくてもよい。この場合、第1支持部材41は、中空絶縁体22の第1端部22dから引出された電極線23,24の中心電極25を支持するとともに、当該中心電極25と抵抗器49とが半田等により直接(第1ターミナル48を介することなく)電気的に接続される。このようにすると、硬化工程において第1遮断用樹脂材料62を第1支持部材41の外周面に塗布するときに、中心電極25が第1支持部材41に対して位置ずれすること、ひいては抵抗器49に対して中心電極25が位置ずれすることを抑制できる。従って、第1遮断部材61の形成時に、中心電極25と抵抗器49との電気的な接続部分に負荷がかかることを抑制できる。同様に、第2支持部材81,151は、第2ターミナル88を必ずしも備えなくてもよい。この場合、第2支持部材81,151は、中空絶縁体22の第2端部22eから引出された電極線23,24の中心電極25を支持するとともに、当該中心電極25とリード線101,102とが溶接等により直接(第2ターミナル88を介することなく)電気的に接続される。このようにすると、硬化工程において第2遮断用樹脂材料112,172を第2支持部材81,151の外周面に塗布するときに、中心電極25が第2支持部材81,151に対して位置ずれすること、ひいてはリード線101,102に対して中心電極25が位置ずれすることを抑制できる。従って、第2遮断部材111,171の形成時に、中心電極25とリード線101,102との電気的な接続部分に負荷がかかることを抑制できる。
・上記第1実施形態では、支持部材取付け工程において、第2支持部材81を中空絶縁体22の第2端部22eに組み付けた後に、2本のリード線101,102を第2ターミナル88に電気的に接続している。しかしながら、2本のリード線101,102は、第2支持部材81を中空絶縁体22の第2端部22eに組み付ける前(即ち第2スペーサ83を第2端部22e側から中空孔22bに挿入する前)に予め2つの第2ターミナル88にそれぞれ電気的に接続しておいてもよい。このことは、上記第2実施形態の支持部材取付け工程においても同様である。
・上記各実施形態では、電極線23,24は、中空絶縁体22の内部で螺旋状に延びている。しかしながら、電極線23,24は、必ずしも螺旋状をなさなくてもよい。例えば、電極線23,24は、中空絶縁体22の長手方向に沿って直線的に延びるものであってもよい。
・上記各実施形態では、中空絶縁体22の内部には2本の電極線23,24が配置されている。しかしなら、中空絶縁体22の内部に配置される電極線の数は、2本に限らず、3本以上であってもよい。
・上記各実施形態では、異物検知センサ13,141は、ドアパネル5の周縁部に配置されている。しかしながら、異物検知センサ13,141は、ドアパネル5の周縁部と対向する後部開口部4の周縁部に配置されてもよい。また、異物検知センサ13,141は、電動バックドア装置2に備えられる異物検知装置11に限らず、ドアパネルをスライド移動させて車両の側面に設けられた乗降口を開閉する電動スライドドア装置に備えられる異物検知装置に使用されてもよい。また、異物検知センサ13,141は、モータ等の駆動力によってドアパネルを移動させて開閉作動させるドア開閉装置に備えられる異物検知装置に使用される以外に、異物の接触を検知するための装置に使用されてもよい。
上記各実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の異物検知センサにおいて、前記中空絶縁体の長手方向の端部と隣り合うように配置され、前記電極線同士の接触を防止しつつ前記中空絶縁体の外部に引出された前記電極線を支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記中空絶縁体の外部に引出された前記電極線が電気的に接続されるターミナルを備え、前記遮断部材は、前記電極線と前記ターミナルとの電気的な接続部分を被覆していることを特徴とする異物検知センサ。同構成によれば、遮断部材は、ターミナルと電極線との電気的な接続部分を被覆しているため、端末成形用樹脂材料から端末成形部材を形成するときにターミナルと電極線との電気的な接続部分が遮断部材によって保護される。従って、端末成形用樹脂材料から端末成形部材を形成するときに、ターミナルと電極線との電気的な接続部分に負荷がかかることを抑制することができる。
13,141…異物検知センサ、22…中空絶縁体、22d…中空絶縁体の長手方向の端部としての第1端部、22e…中空絶縁体の長手方向の端部としての第2端部、23,24…電極線、41…支持部材としての第1支持部材、43…スペーサとしての第1スペーサ、47…誘導部としての第1誘導部、51…端末成形部材としての第1端末成形部材、52…端末成形用樹脂材料としての第1端末成形用樹脂材料、61…遮断部材としての第1遮断部材、62…遮断用樹脂材料としての第1遮断用樹脂材料、81,151…支持部材としての第2支持部材、83…スペーサとしての第2スペーサ、84,153b…誘導部としての第2誘導部、91,161…端末成形部材としての第2端末成形部材、92,162…端末成形用樹脂材料としての第2端末成形用樹脂材料、111,171…遮断部材としての第2遮断部材、112,172…遮断用樹脂材料としての第2遮断用樹脂材料。

Claims (11)

  1. 長尺状をなし絶縁性及び弾性を有する中空状の中空絶縁体と、
    前記中空絶縁体の内部で互いに離間して配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向の端部からその一部が前記中空絶縁体の外部に引出された複数の電極線と、
    絶縁性の端末成形用樹脂材料からなり前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を埋設した端末成形部材と、
    前記中空絶縁体の長手方向の端部に設けられ、前記端末成形用樹脂材料の前記中空絶縁体の内部への侵入を遮断する遮断部材と
    を備えたことを特徴とする異物検知センサ。
  2. 請求項1に記載の異物検知センサにおいて、
    前記遮断部材は、前記中空絶縁体の長手方向の端部に前記遮断部材を構成する遮断用樹脂材料を塗布して形成、若しくは前記中空絶縁体の長手方向の端部が内部に配置された遮断部材形成用成形型に前記遮断用樹脂材料を充填して形成されたものであることを特徴とする異物検知センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサにおいて、
    前記中空絶縁体の長手方向の端部と隣り合うように配置され、前記電極線同士の接触を防止しつつ前記中空絶縁体の外部に引出された前記電極線を支持する支持部材を備えたことを特徴とする異物検知センサ。
  4. 請求項3に記載の異物検知センサにおいて、
    前記支持部材は、前記中空絶縁体の内部に挿入されるスペーサを有することを特徴とする異物検知センサ。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の異物検知センサにおいて、
    前記支持部材若しくは前記中空絶縁体の少なくとも一方には、前記中空絶縁体の長手方向に対向する前記支持部材と前記中空絶縁体の長手方向の端部との間に前記遮断用樹脂材料を誘導する誘導部が設けられていることを特徴とする異物検知センサ。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の異物検知センサにおいて、
    前記支持部材は、前記中空絶縁体の内部に挿入されるスペーサを有し、
    前記中空絶縁体の長手方向の端部には、前記中空絶縁体に挿入された前記スペーサの外周面と前記中空絶縁体の内周面との間への前記遮断用樹脂材料の入り込みを許容する開口部が設けられていることを特徴とする異物検知センサ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の異物検知センサにおいて、
    前記遮断部材は、ホットメルト樹脂若しくは光硬化性樹脂からなることを特徴とする異物検知センサ。
  8. 長尺状をなし絶縁性及び弾性を有する中空状の中空絶縁体と、
    前記中空絶縁体の内部で互いに離間して配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向の端部からその一部が前記中空絶縁体の外部に引出された複数の電極線と、
    前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を埋設した端末成形部材と
    を備えた異物検知センサの製造方法であって、
    前記中空絶縁体の長手方向の端部に絶縁性の遮断用樹脂材料を付着させて前記遮断用樹脂材料にて前記中空絶縁体の長手方向の端部を閉塞した後に、前記遮断用樹脂材料を硬化させる硬化工程と、
    前記硬化工程の後に、硬化した前記遮断用樹脂材料を埋設するように絶縁性の端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成する端末成形工程と
    を備えたことを特徴とする異物検知センサの製造方法。
  9. 請求項8に記載の異物検知センサの製造方法において、
    前記遮断用樹脂材料は、前記端末成形用樹脂材料よりも短時間で硬化する樹脂材料であり、
    前記硬化工程では、前記遮断用樹脂材料は、流動性を有する状態で前記中空絶縁体の長手方向の端部に付着されることを特徴とする異物検知センサの製造方法。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の異物検知センサの製造方法において、
    前記硬化工程よりも前に、前記中空絶縁体の内部に挿入されて前記中空絶縁体の長手方向の端部で複数の前記電極線同士の接触を防止するスペーサを有する支持部材を、前記スペーサを前記中空絶縁体の内部に挿入しつつ前記中空絶縁体の長手方向の端部と隣り合うように配置し、前記中空絶縁体の長手方向の端部から引出された前記電極線を前記支持部材によって支持する支持部材組付け工程を備え、
    前記端末成形工程では、前記支持部材の少なくとも一部及び硬化した前記遮断用樹脂材料を埋設するように前記端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成することを特徴とする異物検知センサの製造方法。
  11. 請求項10に記載の異物検知センサの製造方法において、
    前記硬化工程では、前記スペーサが挿入された前記中空絶縁体の長手方向の端部に前記遮断用樹脂材料を付着させた後に前記遮断用樹脂材料を硬化させ、
    前記端末成形工程では、前記支持部材を埋設するように前記端末成形用樹脂材料にて前記端末成形部材を形成することを特徴とする異物検知センサの製造方法。
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