JP6914174B2 - タッチセンサユニットの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、障害物の接触を検出するのに用いられるタッチセンサユニットの製造方法に関する。
従来、自動車等の車両に設けられる自動開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、開閉体を駆動する電動モータと、電動モータをオンまたはオフする操作スイッチと、を備えている。そして、操作者により操作スイッチが操作されることで電動モータが駆動され、これにより開閉体が開駆動または閉駆動される。また、自動開閉装置は、操作スイッチの操作以外の条件によっても、開閉体を駆動できるようになっている。
例えば、自動開閉装置は、開口部と開閉体との間に障害物が挟まれたことを検出するのにタッチセンサユニットを用いている。タッチセンサユニットは、開口部または開閉体に固定されて、障害物の接触を検出するようになっている。そして、自動開閉装置は、タッチセンサユニットからの検出信号の入力に基づいて、操作スイッチの操作に依らず閉駆動されている開閉体を開駆動させたり、閉駆動されている開閉体をその場で停止させたりする。
このような自動開閉装置に用いられるタッチセンサユニットの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された異物検知センサ(タッチセンサユニット)は、長尺状の中空絶縁体(絶縁管)を備え、その内部には2本の電極線がらせん状に設けられている。中空絶縁体の長手方向端部には端末成形部材(端末部)が設けられ、当該端末成形部材の内部には、支持部材および抵抗器(インサート部品)が埋設されている。ここで、支持部材は、2本の電極線の端部を絶縁状態で保持するために用いられる。また、抵抗器は、2本の電極線の端部に電気的に接続され、2本の電極線が短絡したのを検知するために用いられる。
特開2013−225477号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたタッチセンサユニットでは、端末部をインサート成形等する際に、以下のような問題を生じ得る。すなわち、インサート部品が装着された絶縁管の端部を金型にセットするが、その際に金型の内部では、インサート部品が何にも支持されない宙づりの状態になり得る。
これにより、金型の内部への溶融樹脂の射出圧力により、金型の内部でインサート部品ががたついてしまい、ひいては製品毎にインサート部品の位置がずれたり、半田が剥がれたりする等の問題を生じ得る。
本発明の目的は、端末部の成形精度を向上させて、製品毎のばらつきの発生を抑えて歩留まりを良くすることができるタッチセンサユニットの製造方法を提供することにある。
本発明のタッチセンサユニットの製造方法では、障害物の接触を検出するのに用いられるタッチセンサユニットの製造方法であって、前記タッチセンサユニットは、外力の付加により弾性変形される中空の絶縁管と、前記絶縁管の内部に設けられ、前記絶縁管の弾性変形により互いに接触される複数の電極と、前記複数の電極の長手方向端部に設けられ、前記複数の電極が互いに短絡するのを防止する絶縁部材と、前記絶縁管の長手方向端部に設けられ、前記絶縁部材を覆う端末部と、を備え、前記端末部が、前記絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部を、第1金型に支持させる第1工程と、前記第1金型に第2金型を突き合わせて、前記絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部を、前記第2金型に支持させる第2工程と、前記第1金型および前記第2金型の内部に、溶融樹脂を流し込む第3工程と、を経て形成され、前記絶縁部材に、当該絶縁部材の長手方向と交差する方向に延びる係合部が設けられ、前記第1工程において、前記係合部を前記第1金型に設けられた可動式被係合部に係合させ、前記第3工程において、前記可動式被係合部の前記係合部に対する係合を解除した状態で、前記第1金型および前記第2金型の内部に前記溶融樹脂を流し込む
本発明の他の態様では、前記第1工程において、前記絶縁部材の前記係合部以外の部分も、前記第1金型に支持させる。
本発明によれば、複数の電極の長手方向端部に、複数の電極が互いに短絡するのを防止する絶縁部材(インサート部品)が設けられ、絶縁管の長手方向端部に、絶縁部材を覆う端末部が設けられ、絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部と、絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部とが、それぞれ外部に露出されている。
これにより、インサート成形等により端末部の内部に絶縁部材を埋設する際に、絶縁部材を一方側の金型と他方側の金型とで支持させることが可能となり、このときの絶縁部材の金型で支持された部分が、外部に露出される部分となる。
したがって、端末部に対する絶縁部材の位置ずれを気にすること無く、端末部を形作る溶融樹脂等を金型の内部に所定圧で射出可能となる。よって、製造工程の簡素化が図れるとともに、端末部の成形精度を向上させることができ、ひいては製品毎にばらつきが発生するのを抑えて、歩留まりを良くすることができる。
車両のパワースライドドア(PSD)を示す側面図である。 図1のPSD用タッチセンサユニットを示す斜視図である。 図2の破線円A部を拡大した斜視図である。 図2の破線円B部を拡大した斜視図である。 (a),(b)は、図3の第1端末部の外観を示す斜視図である。 (a),(b)は、第1セパレータを示す斜視図である。 (a),(b)は、図4の第2端末部の外観を示す斜視図である。 (a),(b)は、第2セパレータを示す斜視図である。 PSD用タッチセンサユニットの先端部分の第1製造工程を説明する断面図である。 PSD用タッチセンサユニットの先端部分の第2製造工程を説明する断面図である。 PSD用タッチセンサユニットの先端部分の第3製造工程を説明する断面図である。 車両のパワーテールゲート(PTG)を示す側面図である。 図12のPTG用タッチセンサユニットを示す斜視図である。 図13の破線円C部を拡大した斜視図である。 図13の破線円D部を拡大した斜視図である。 (a),(b)は、図14の第1端末部の外観を示す斜視図である。 (a),(b)は、図15の第2端末部の外観を示す斜視図である。 PTG用タッチセンサユニットの先端部分の第1製造工程を説明する断面図である。 PTG用タッチセンサユニットの先端部分の第2製造工程を説明する断面図である。 PTG用タッチセンサユニットの先端部分の第3製造工程を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は車両のパワースライドドア(PSD)を示す側面図を、図2は図1のPSD用タッチセンサユニットを示す斜視図を、図3は図2の破線円A部を拡大した斜視図を、図4は図2の破線円B部を拡大した斜視図を、図5(a),(b)は図3の第1端末部の外観を示す斜視図を、図6(a),(b)は第1セパレータを示す斜視図を、図7(a),(b)は図4の第2端末部の外観を示す斜視図を、図8(a),(b)は第2セパレータを示す斜視図をそれぞれ示している。
図1に示される車両10は、所謂ミニバンタイプの車両であり、当該車両10の側面部分には、乗員が昇降したり大きな荷物を出し入れしたりする開口部11が形成されている。開口部11は、車両10の後方側でかつ側面部分に設けられたガイドレール12等よりなるガイド機構(詳細図示せず)を介して、車両10の前後方向(図中左右方向)に移動されるスライドドア(開閉体)13により開閉される。
また、車両10には、パワースライドドア(PSD)装置14が搭載されている。パワースライドドア装置14は、スライドドア13を開閉させる減速機付きのアクチュエータ(ACT)15と、操作スイッチ(図示せず)の操作信号に基づいてアクチュエータ15を制御するコントローラ(ECU)16と、障害物BLの接触を検出する1本のPSD用タッチセンサユニット20と、を備えている。なお、PSDの表記は、Power Slide Doorの省略表記である。
PSD用タッチセンサユニット20は、固定対象物であるスライドドア13の車両前方側(図中右側)に設けられている。より具体的には、PSD用タッチセンサユニット20は、スライドドア13の車両前方側の端部の湾曲形状に沿うようにして装着されている。つまり、PSD用タッチセンサユニット20は、ドア枠の湾曲形状に倣って湾曲状態とされ、当該湾曲状態のもとで、スライドドア13に固定されている。
これにより、開口部11とスライドドア13との間において、障害物BLがPSD用タッチセンサユニット20に接触されると、当該PSD用タッチセンサユニット20を形成するセンサ部30(図2参照)が直ぐに弾性変形される。
そして、PSD用タッチセンサユニット20は、コントローラ16に電気的に接続され、センサ部30の弾性変形時に発生する検出信号は、コントローラ16に入力される。コントローラ16は、PSD用タッチセンサユニット20からの検出信号の入力に基づき、操作スイッチの操作に依らず閉駆動されているスライドドア13を開駆動させるか、または閉駆動されているスライドドア13をその場で停止させる。これにより、障害物BLの挟み込みが未然に防止される。
ここで、図3に示されるように、センサ部30には一対の電極32,33が設けられ、その先端側(図中右側)には抵抗Rが電気的に接続されている。これにより、センサ部30が弾性変形されていない状態では、一対の電極32,33は互いに接触されず、コントローラ16には、抵抗Rの抵抗値が入力される。つまり、コントローラ16は、抵抗Rの抵抗値が入力されている場合には、障害物BLの挟み込みが無いと判断して、スライドドア13の閉駆動を継続して実行する。
これに対し、PSD用タッチセンサユニット20に障害物BLが接触して、センサ部30が弾性変形されると、一対の電極32,33が互いに接触されて短絡される。すると、コントローラ16には、抵抗Rを介さない抵抗値(無限大)が入力されるようになる。これにより、コントローラ16は抵抗値の変化を検出して、当該抵抗値の変化をトリガにスライドドア13を開駆動させるか、またはスライドドア13をその場で停止させる制御を実行する。
図2ないし図4に示されるように、PSD用タッチセンサユニット20は、長尺の紐状に形成され、かつ障害物BL(図1参照)の接触により弾性変形されるセンサ部30と、当該センサ部30をコントローラ16(図1参照)に電気的に接続するための配線部40と、を備えている。なお、破線円Bの部分が、センサ部30と配線部40との境界部分となっている。
図3および図4に示されるように、センサ部30は、その外郭を形成する絶縁管31を備えている。絶縁管31は、可撓性を備えたゴム管等を所定の長さに切断して形成され、所定の大きさの外力の付加により弾性変形される。絶縁管31の径方向内側(内部)には、一対の電極32,33が互いに非接触の状態で螺旋状に固定されている。これらの電極32,33は、可撓性を備えた導電ゴム等よりなる導電管32a,33aを備え、その内部には複数の銅線を束ねてなる導電線32b,33bが設けられている。
ここで、絶縁管31の内径寸法は、一対の電極32,33の直径寸法の約3倍の大きさに設定されている。これにより、絶縁管31の軸心を中心に互いに対向配置された一対の電極32,33の間には、電極が約1本入る程度の微小な隙間が形成されている。これにより、絶縁管31(センサ部30)の周方向に沿うどの位置に障害物BL(図1参照)が接触しても、略同じ条件(押圧力)で一対の電極32,33は互いに接触されて短絡するようになっている。
なお、スライドドア13(図1参照)に用いられるPSD用タッチセンサユニット20では、絶縁管31の直径寸法は約5mm程度となっている。したがって、PSD用タッチセンサユニット20のスライドドア13に対する取り廻しや、検出感度を考慮すると、直径寸法が1mm程度の一対の電極32,33を、絶縁管31の内部に螺旋状に設けるのが望ましい。
例えば、本実施の形態では、センサ部30を半径が4mmの小径の支柱に巻き掛けた場合でも、一対の電極32,33は互いに短絡されなかった。これに対し、比較例として、例えば同じ絶縁管の内部に4本の同じ電極を平行に設けたものでは、センサ部を半径が7.5mmの大径の支柱に巻き掛けた場合でも各電極が短絡された。
このように、本実施の形態、つまり、絶縁管31の内部に一対の電極32,33を螺旋状に設けたものにおいては、鋭角から鈍角までの比較的広い角度範囲で湾曲されたスライドドア13の装着部分に対して、容易に対応可能となっている。
また、図2および図4に示されるように、センサ部30の長手方向に沿う基端部(図2中左側)には、配線部40の長手方向一端部が電気的に接続されている。配線部40は、一対の配線コード41,42を備えており、これらの配線コード41,42は、柔軟性を有するゴム管43によって覆われている。そして、一対の配線コード41,42は、それぞれ絶縁管41a,42aを備えており、その内部には複数の銅線を束ねてなる電線41b,42bが設けられている。なお、ゴム管43は、絶縁管31と同じゴム材料により形成されている。
また、配線部40の長手方向他端部には、コントローラ16(図1参照)のメス型コネクタ(図示せず)に差し込まれるオス型コネクタ44が設けられている。これにより、センサ部30からの短絡信号(抵抗値の変化信号)が、配線部40を介してコントローラ16に入力され、コントローラ16は障害物BL(図1参照)の挟み込みを検知する。
図3および図5に示されるように、センサ部30の先端部(長手方向端部)には、端末部としての第1モールド樹脂部45が一体に設けられている。第1モールド樹脂部45は、センサ部30の端末を保護するもので、絶縁管31の先端部および一対の電極32,33の先端部を覆っている。また、第1モールド樹脂部45の内部には、絶縁部材としての第1セパレータ50と、1つの抵抗Rと、2つのかしめ部材SWと、がインサート成形により埋設されている。つまり、第1モールド樹脂部45は、第1セパレータ50を覆っている。
ここで、図3においては、第1モールド樹脂部45の内部構造を判り易くするために、第1モールド樹脂部45の記載を省略し、第1モールド樹脂部45の外郭を破線で示している。
このように、第1モールド樹脂部45は、絶縁管31の先端部,一対の電極32,33の先端部,第1セパレータ50の一部を除く殆どの部分,抵抗R,一対のかしめ部材SWが、それぞれ外部に露出されるのを防止して、これらの構成部品を保護している。
ただし、図5の網掛部分に示されるように、第1セパレータ50の一部は、外部に露出され、これにより第1モールド樹脂部45が無用に大型化されるのを避けている。ここで、第1セパレータ50の外部に露出される部分は、外部に露出されても機能的にかつ耐久性に支障の無い部分となっている。
また、図3に示されるように、抵抗Rの両端部には、長尺接続部P1と短尺接続部P2とが設けられている。そして、長尺接続部P1を短尺接続部P2に対して180度折り返すことで、長尺接続部P1および短尺接続部P2は、一対の電極32,33の導電線32b,33bに対して、一対のかしめ部材SWによりそれぞれ電気的に接続されている。このように、一対の電極32,33の先端部は、抵抗Rを介して互いに電気的に接続されている。
なお、一対のかしめ部材SWは、電工ペンチ等のかしめ治具(図示せず)によりかしめられるもので、これにより抵抗Rは、一対の電極32,33のそれぞれの導電線32b,33bに強固に電気的に接続される。また、一対のかしめ部材SWは、第1セパレータ50の隔壁51dを中心にその両側にそれぞれ配置され、これにより互いに短絡されることが防止されている。
ここで、第1モールド樹脂部45は、第1セパレータ50や抵抗R等が組み付けられた絶縁管31の先端部を、下金型70および上金型80(図9参照)にセットして、これらの金型70,80内に溶融されたゴム材料等を射出することで形成される。つまり、第1セパレータ50や抵抗R等の構成部品は、第1モールド樹脂部45の内部にインサート成形により埋設されている。
また、第1モールド樹脂部45は、絶縁管31と同じゴム材料により形成され、十分な柔軟性を有している。ただし、例えば、第1モールド樹脂部45の内部に埋設された第1セパレータ50や抵抗R等をより確実に保護すべく、絶縁管31よりも高い硬度のゴム材料で形成することもできる。
図5に示されるように、第1モールド樹脂部45は、センサ部30の延在方向に延びる略円柱形状に形成されている。そして、第1モールド樹脂部45の長手方向基端部は、絶縁管31の先端部の一部を覆いつつ、絶縁管31の先端部に一体化されている。
一方、第1モールド樹脂部45の長手方向先端部には、第1モールド樹脂部45の短手方向に貫通された貫通孔45aが設けられている。この貫通孔45aは、スライドドア13(図1参照)側に設けられた固定部(図示せず)に係合されるようになっている。これにより、センサ部30の先端部がスライドドア13に対してがたつくこと無く固定される。
図6に示されるように、第1モールド樹脂部45の内部に埋設される第1セパレータ50は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。第1セパレータ50は、一対の電極32,33の長手方向端部に設けられ、一対の電極32,33が互いに短絡するのを防止しており、抵抗Rおよび一対のかしめ部材SWを収容する収容本体部51を備えている。収容本体部51は、略バスタブ形状に形成され、その長手方向先端側(図中右側)が先細りとなっている。
具体的には、収容本体部51は、その長手方向基端側(図中左側)に配置された第1底壁部51aと、長手方向先端側に配置された第2底壁部51bとを備えている。そして、第1底壁部51aおよび第2底壁部51bの周囲には、これらの第1,第2底壁部51a,51bに対して起立するように、側壁部51cが一体に設けられている。
なお、収容本体部51の長手方向基端側には側壁部51cが設けられていない。すなわち、収容本体部51の長手方向基端側は、第1セパレータ50の長手方向に開口されている。これにより、収容本体部51内に設けられた一対のかしめ部材SWに対して、一対の電極32,33(図3参照)のそれぞれの導電線32b,33bを導くことができる。
また、収容本体部51の内側には、第1セパレータ50の長手方向に延在された隔壁51dが設けられている。隔壁51dは、収容本体部51の内側をその短手方向に2分割しており、一対のかしめ部材SWを短絡させないようにする機能を有する。さらに、隔壁51dの第1,第2底壁部51a,51bからの突出高さh1(図9参照)は、側壁部51cの第1,第2底壁部51a,51bからの突出高さh2(図9参照)よりも高くなっている(h1>h2)。
また、隔壁51dの長手方向に沿う導電線32b,33b側(図中左側)には、絶縁管31(図3参照)の先端部に差し込まれる差し込み部51eが一体に設けられている。差し込み部51eは、第1セパレータ50の長手方向に延在され、略円柱形状に形成されるとともにその先端側は先細りとなっている。よって、差し込み部51eは絶縁管31に差し込み易くなっている。
より具体的には、差し込み部51eは、絶縁管31の内部の一対の電極32,33の間に差し込まれる。これにより、抵抗Rおよび一対のかしめ部材SWを保持した第1セパレータ50が、絶縁管31の先端部にがたつくこと無く保持される。
図6(b)に示されるように、第1底壁部51aには、収容本体部51の外側から内側に向けて窪んだ窪み部51fが設けられている。窪み部51fの断面形状は、略長方形形状に形成されている。すなわち、窪み部51fは、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に延び、かつ第1セパレータ50の長手方向に沿う断面が非円形となっている。ここで、窪み部51fは、本発明における係合部を構成している。
そして、第1セパレータ50の窪み部51fは、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部45に埋設した状態のもとで、図5(b)の網掛部分に示されるように外部に露出されている。ここで、窪み部51fの外部に露出された部分を第1露出部E1とする。
また、第2底壁部51bの表面の一部においても、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部45に埋設した状態のもとで、図5(b)の網掛部分に示されるように外部に露出されている。ここで、第2底壁部51bの外部に露出された部分を第2露出部E2とする。
さらには、側壁部51cの表面の一部においても、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部45に埋設した状態のもとで、図5(a),(b)の網掛部分に示されるように外部に露出されている。ここで、側壁部51cの外部に露出された部分を第3露出部E3とする。なお、第3露出部E3は、第1モールド樹脂部45の長手方向と交差する方向、つまり短手方向に対向するようにして、2箇所に設けられている。
また、図5(a)の網掛部分に示されるように、第1セパレータ50の隔壁51dの表面においても、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部45に埋設した状態のもとで、外部に露出されている。ここで、隔壁51dの外部に露出された部分を第4露出部E4とする。
第4露出部E4(隔壁51dの露出部分)は、第1モールド樹脂部45の表側に配置され、第1露出部E1(窪み部51fの露出部分)および第2露出部E2(第2底壁部51bの露出部分)は、第1モールド樹脂部45の裏側に配置されている。つまり、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う表側(一方側)の第4露出部E4(一部)と、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う裏側(他方側)の第1,第2露出部E1,E2(一部)とが、それぞれ外部に露出されている。
これらの第1露出部E1ないし第4露出部E4は、下金型70および上金型80(図9参照)にそれぞれ支持される部分となっている。言い換えれば、第1モールド樹脂部45の第1露出部E1ないし第4露出部E4以外のその他の部分(図5の網掛けが施されていない部分)が、一対の金型70,80の内部に形成されたキャビティCA(図11参照)に露出される部分となっている。
このように、第1セパレータ50は、第1モールド樹脂部45を射出成形する際に、一対の金型70,80にそれぞれ支持される部分を備えている。したがって、第1セパレータ50に保持された抵抗Rや一対のかしめ部材SW(図6(a)参照)が、所定圧で充填される溶融樹脂MR(図11参照)によって、一対の金型70,80のキャビティCA内で暴れたりすることが抑えられる。
図4および図7に示されるように、センサ部30の基端部(長手方向端部)と配線部40の一端部との間には、端末部としての第2モールド樹脂部46が一体に設けられている。第2モールド樹脂部46は、センサ部30および配線部40の端末を保護するもので、絶縁管31の基端部および一対の電極32,33の基端部を覆い、かつゴム管43の一端部および一対の配線コード41,42の一端部を覆っている。そして、第2モールド樹脂部46の内部には、絶縁部材としての第2セパレータ60と、2つのかしめ部材SWと、がインサート成形により埋設されている。
ここで、一対のかしめ部材SWは、電工ペンチ等のかしめ治具によりかしめられ、これにより一対の電極32,33の基端部と、一対の配線コード41,42の一端部とが、それぞれ強固に電気的に接続される。また、一対のかしめ部材SWは、第2セパレータ60の隔壁61cを中心にその両側にそれぞれ配置され、これにより互いに短絡されることが防止されている。
また、図4においては、第2モールド樹脂部46の内部構造を判り易くするために、第2モールド樹脂部46の記載を省略し、第2モールド樹脂部46の外郭を破線で示している。
このように、第2モールド樹脂部46は、絶縁管31の基端部,一対の電極32,33の基端部,ゴム管43の一端部,一対の配線コード41,42の一端部,第2セパレータ60の一部を除く殆どの部分,一対のかしめ部材SWが、それぞれ外部に露出されるのを防止して、これらの構成部品を保護している。
ただし、図7の網掛部分に示されるように、第2セパレータ60の一部は、外部に露出され、これにより第2モールド樹脂部46が無用に大型化されるのを避けている。ここで、第2セパレータ60の外部に露出される部分は、外部に露出されても機能的にかつ耐久性に支障の無い部分となっている。
そして、第2モールド樹脂部46は、第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等が組み付けられた絶縁管31の基端部およびゴム管43の一端部を、下金型および上金型(図示せず)にセットして、これらの金型内に溶融されたゴム材料等を射出することで形成される。つまり、第2モールド樹脂部46においても、第1モールド樹脂部45と同様に形成され、第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等の構成部品は、第2モールド樹脂部46の内部にインサート成形により埋設されている。
また、第2モールド樹脂部46は、絶縁管31およびゴム管43と同じゴム材料により形成され、十分な柔軟性を有している。ただし、例えば、第2モールド樹脂部46の内部に埋設された第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等をより確実に保護すべく、絶縁管31およびゴム管43よりも高い硬度のゴム材料で形成することもできる。
図7に示されるように、第2モールド樹脂部46は、センサ部30および配線部40の延在方向に延びる略円柱形状に形成されている。そして、第2モールド樹脂部46の長手方向両端部は、それぞれ絶縁管31の基端部およびゴム管43の一端部を覆いつつ、絶縁管31の基端部およびゴム管43の一端部に一体化されている。
図8に示されるように、第2モールド樹脂部46の内部に埋設される第2セパレータ60は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。第2セパレータ60は、一対のかしめ部材SWを収容する収容本体部61を備えている。収容本体部61は、略側溝形状に形成され、その長手方向両側は開口されている。
具体的には、収容本体部61は、平板状の底壁部61aと、当該底壁部61aの短手方向両側から起立された一対の側壁部61bと、を備えている。このように、収容本体部61の長手方向両側を開口させることで、収容本体部61内に設けられた一対のかしめ部材SWに対して、一対の電極32,33(図4参照)のそれぞれの導電線32b,33bと、一対の配線コード41,42(図4参照)のそれぞれの電線41b,42bと、を導くことができる。
また、収容本体部61の内側には、第2セパレータ60の長手方向に延在された隔壁61cが設けられている。隔壁61cは、収容本体部61の内側をその短手方向に2分割しており、一対のかしめ部材SWを短絡させないようにする機能を有する。さらに、隔壁61cの底壁部61aからの突出高さは、側壁部61bの底壁部61aからの突出高さよりも高くなっている。
また、隔壁61cの長手方向に沿う導電線32b,33b側(図中右側)には、絶縁管31(図4参照)の基端部に差し込まれる差し込み部61dが一体に設けられている。差し込み部61dは、第2セパレータ60の長手方向に延在され、略円柱形状に形成されるとともにその先端側は先細りとなっている。よって、差し込み部61dは絶縁管31に差し込み易くなっている。
より具体的には、差し込み部61dは、絶縁管31の内部の一対の電極32,33の間に差し込まれる。これにより、一対のかしめ部材SWを保持した第2セパレータ60が、絶縁管31の基端部にかたつくこと無く保持される。
図8(b)に示されるように、底壁部61aにおける収容本体部61の外側に対応する部分には、内側に向けて窪んだ窪み部61eが設けられている。窪み部61eは、略長方形形状に開口されている。より具体的には、窪み部61eは、第2セパレータ60の長手方向と交差する方向に延び、かつ第2セパレータ60の長手方向に沿う断面が非円形(略長方形形状)となっている。ここで、窪み部61eは、本発明における係合部を構成している。
そして、第2セパレータ60の窪み部61eとその周辺の底壁部61aの一部は、第2セパレータ60を第2モールド樹脂部46に埋設した状態のもとで、図7(b)の網掛部分に示されるように外部に露出されている。ここで、窪み部61eおよび底壁部61aの外部に露出された部分を第5露出部E5とする。
また、一対の側壁部61bの表面においても、第2セパレータ60を第2モールド樹脂部46に埋設した状態のもとで、図7(a),(b)の網掛部分に示されるように外部に露出されている。ここで、一対の側壁部61bの外部に露出された部分を第6露出部E6とする。
さらに、図7(a)の網掛部分に示されるように、第2セパレータ60の隔壁61cの表面においても、第2セパレータ60を第2モールド樹脂部46に埋設した状態のもとで、外部に露出されている。ここで、隔壁61cの外部に露出された部分を第7露出部E7とする。
第7露出部E7(隔壁61cの露出部分)は、第2モールド樹脂部46の表側に配置され、第5露出部E5(窪み部61eおよび底壁部61aの露出部分)は、第2モールド樹脂部46の裏側に配置されている。つまり、第2セパレータ60の長手方向と交差する方向に沿う表側(一方側)の第7露出部E7(一部)と、第2セパレータ60の長手方向と交差する方向に沿う裏側(他方側)の第5露出部E5(一部)とが、それぞれ外部に露出されている。
これらの第5露出部E5ないし第7露出部E7は、下金型および上金型(図示せず)に支持される部分となっている。言い換えれば、第2モールド樹脂部46の第5露出部E5ないし第7露出部E7以外のその他の部分(図7の網掛けが施されていない部分)が、一対の金型の内部に形成されたキャビティ(図示せず)に露出される部分となっている。
このように、第2セパレータ60においても、第1セパレータ50と同様に、第2モールド樹脂部46を射出成形する際に、下金型および上金型にそれぞれ支持される部分を備えている。したがって、第2セパレータ60に保持された一対のかしめ部材SW(図8(a)参照)が、所定圧で充填される溶融樹脂(図示せず)によって、上下金型のキャビティ内で暴れたりすることが抑えられる。
次に、以上のように形成されたセンサ部30の長手方向両側の端末の処理手順、すなわち、第1モールド樹脂部45および第2モールド樹脂部46の成形手順について、図面を用いて詳細に説明する。
なお、第1モールド樹脂部45および第2モールド樹脂部46は、何れも同様の手順で成形されるため、第1モールド樹脂部45を代表して、その成形手順について説明する。
図9はPSD用タッチセンサユニットの先端部分の第1製造工程を説明する断面図を、図10はPSD用タッチセンサユニットの先端部分の第2製造工程を説明する断面図を、図11はPSD用タッチセンサユニットの先端部分の第3製造工程を説明する断面図を示している。
PSD用タッチセンサユニット20の先端部分を形成する第1モールド樹脂部45(図5参照)は、図9に示されるような射出成形装置MA1によって成形される。第1モールド樹脂部45の成形手順の説明に先立ち、射出成形装置MA1を形成する下金型70および上金型80の構造について説明する。
射出成形装置MA1は、図示しない基台に固定された下金型(第1金型)70を備えている。下金型70は、サブアッセンブリSA1が所定の隙間を持って収容される第1凹部71を備えている。ここで、サブアッセンブリSA1とは、図9に示されるように、センサ部30の先端部に、抵抗R,一対のかしめ部材SWおよび第1セパレータ50が組み付けられた状態のものを言う。
下金型70の第1凹部71には、第1セパレータ50の窪み部51fに差し込まれる差し込み突起(固定式被係合部)72が一体に設けられている。差し込み突起72は、第1凹部71の底部から所定の高さで突出され、窪み部51fに対してがたつくこと無く、略ぴったりと差し込まれるようになっている。
このように、互いに係合される窪み部51fおよび差し込み突起72を、それぞれ第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に延び、かつ第1セパレータ50の長手方向に沿う断面が非円形とすることで、第1セパレータ50を下金型70に対してがたつくこと無く精度良く支持されるようにして、第1セパレータ50を下金型70に容易にセット可能としている。
また、下金型70には、センサ部30の先端部の周囲が密着されて保持される第1保持凹部73が設けられている。これにより、下金型70に上金型80を付き合わせた状態のもとで、キャビティCA(図11参照)内に充填された溶融樹脂MR(図11参照)の外部への漏洩が防止される。
さらに、下金型70には、第1セパレータ50の第2底壁部51bに先端部分が当接される当接突起74が設けられている。当接突起74は、第1凹部71の最も浅い部分(図中右側)の近傍に配置されている。
また、第1凹部71の開口側(図中上側)には、第1セパレータ50の側壁部51c(図5参照)を支持する第1側壁支持面71aが設けられている。
射出成形装置MA1は、図示しない昇降機構により昇降される上金型(第2金型)80を備えている。上金型80は、サブアッセンブリSA1が所定の隙間を持って収容される第2凹部81を備えている。第2凹部81の最深部分には、第1セパレータ50の隔壁51dを支持する支持面81aが設けられている。これにより、下金型70に対して上金型80を突き合わせた状態のもとで、第1セパレータ50は上金型80に対してがたつくこと無く支持される。
さらに、上金型80には、溶融樹脂MRが流れる流通路82が設けられ、流通路82の出口側(図中下側)は、第2凹部81に開口されている。一方、流通路82の入口側(図中上側)には、溶融樹脂MRを供給するディスペンサDPが設けられている。これにより、所定圧の溶融樹脂MRが、ディスペンサDPから流通路82(キャビティCA)に供給される。
また、上金型80には、センサ部30の先端部の周囲が密着されて保持される第2保持凹部83が設けられている。これにより、下金型70に上金型80を付き合わせた状態のもとで、キャビティCA内に充填された溶融樹脂MRの外部への漏洩が防止される。
さらに、第2凹部81の開口側(図中下側)には、第1セパレータ50の側壁部51cを支持する第2側壁支持面81bが設けられている。なお、上金型80の流通路82の出口側の近傍に設けられた突出部84は、第1モールド樹脂部45の貫通孔45a(図5参照)を形成するためのものである。
[第1製造工程]
図9に示されるように、まず、別の製造工程で組み立てられたサブアッセンブリSA1を準備する。次いで、サブアッセンブリSA1の第1セパレータ50側を、下金型70に臨ませる。その後、実線矢印M1に示されるように、サブアッセンブリSA1を移動させて、差し込み突起72を窪み部51fに差し込む。すると、差し込み突起72が窪み部51fに完全に差し込まれ、第2底壁部51bが当接突起74に支持されるとともに、センサ部30の先端部の周囲が第1保持凹部73に密着される。
これにより、窪み部51fが差し込み突起72に係合されて、サブアッセンブリSA1の下金型70へのセットが完了する。すなわち、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部(窪み部51fおよび第2底壁部51b)が下金型70に支持されて、第1製造工程(第1工程)が完了する。
[第2製造工程]
次に、図10の実線矢印M2に示されるように、射出成形装置MA1の昇降機構(図示せず)を駆動して、上金型80を下金型70に突き当てる。
これにより、図11に示されるように、第1セパレータ50の隔壁51dが、上金型80の支持面81aに当接して支持されるとともに、センサ部30の先端部の周囲が第2保持凹部83に密着される。また、上金型80の突出部84が、下金型70の第1凹部71の最も浅い部分(図中右側)に当接される。つまり、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部(隔壁51d)が上金型80に支持されて、第2製造工程(第2工程)が完了する。
したがって、下金型70の第1凹部71と上金型80の第2凹部81との間に、第1モールド樹脂部45(図5参照)を形作るキャビティCAが形成される。よって、下金型70および上金型80の第1セパレータ50に接触される部分、すなわち、差し込み突起72,当接突起74,支持面81a,第1側壁支持面71aおよび第2側壁支持面81bの部分が、第1モールド樹脂部45の外部に露出されることになる。
[第3製造工程]
次に、図11の実線矢印M3に示されるように、ディスペンサDPを駆動して、溶融樹脂MRを流通路82に対して所定圧で圧送する。すると、一対の金型70,80内に形成されたキャビティCAに溶融樹脂MRが流れ込み、キャビティCAが、実線矢印M4に示されるように、溶融樹脂MRで満たされていく。このとき、溶融樹脂MRはキャビティCAに対して圧送されていくので、キャビティCAの隅々まで溶融樹脂MRが行き渡る。
ここで、溶融樹脂MRの圧力は、第1セパレータ50や抵抗Rさらには一対のかしめ部材SWにも付加される。しかしながら、第1セパレータ50は、下金型70および上金型80の双方に、図中上下方向および図中奥行き方向から支持されているため、第1セパレータ50がキャビティCA内で移動したり振れたりすることが無い。したがって、第1セパレータ50に保持された抵抗Rや一対のかしめ部材SWにおいても、その移動や振れが防止される。
よって、第1セパレータ50等のインサート部品に対して、無理な力が掛かることが効果的に抑えられ、ひいては第1モールド樹脂部45(図5参照)の成形精度が部品毎に異なることが抑制される。これにより、第1モールド樹脂部45が形成されて、第3製造工程(第3工程)が完了する。
その後、硬化された第1モールド樹脂部45を、一対の金型70,80から離型させる。これにより、図5に示されるように、第1露出部E1ないし第4露出部E4を備えたPSD用タッチセンサユニット20が完成する。
以上詳述したように、実施の形態1によれば、一対の電極32,33の長手方向端部に、一対の電極32,33が互いに短絡するのを防止する第1セパレータ50が設けられ、絶縁管31の長手方向端部に、第1セパレータ50を覆う第1モールド樹脂部45が設けられ、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部(第4露出部E4)と、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部(第1露出部E1,第2露出部E2)とが、それぞれ外部に露出されている。
これにより、インサート成形(射出成形)により第1モールド樹脂部45の内部に第1セパレータ50を埋設する際に、第1セパレータ50を下金型70と上金型80とで支持させることができ、このときの第1セパレータ50の一対の金型70,80で支持された部分が、外部に露出される部分(第1露出部E1〜第4露出部E4)となる。
したがって、第1モールド樹脂部45に対する第1セパレータ50の位置ずれを気にすること無く、第1モールド樹脂部45を形作る溶融樹脂MRを一対の金型70,80の内部に所定圧で射出することができる。よって、製造工程の簡素化が図れるとともに、第1モールド樹脂部45の成形精度を向上させることができ、ひいては製品毎にばらつきが発生するのを抑えて、歩留まりを良くすることができる。
また、実施の形態1によれば、第1セパレータ50に、当該第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に延び、かつ第1セパレータ50の長手方向に沿う断面が非円形の窪み部51fがそれぞれ設けられ、[第1製造工程]において、窪み部51fを下金型70に設けられた差し込み突起72に係合させる。
これにより、第1セパレータ50を下金型70に対してがたつくこと無く精度良く支持されるようにしつつ、第1セパレータ50を下金型70に容易にセットすることができる。これによっても、製造工程の簡素化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態1における作用効果は、第2セパレータ60および第2モールド樹脂部46側でも同様に発揮し得る作用効果である。すなわち、第2セパレータ60の窪み部61e(図8参照)には、図示しない下金型の差し込み突起(固定式被係合部)が差し込まれる。また、図7に示されるように、第5露出部E5(窪み部61eおよび底壁部61aの露出部分)が下金型に支持され、第7露出部E7(隔壁61cの露出部分)が上金型(図示せず)に支持される。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12は車両のパワーテールゲート(PTG)を示す側面図を、図13は図12のPTG用タッチセンサユニットを示す斜視図を、図14は図13の破線円C部を拡大した斜視図を、図15は図13の破線円D部を拡大した斜視図を、図16(a),(b)は図14の第1端末部の外観を示す斜視図を、図17(a),(b)は図15の第2端末部の外観を示す斜視図をそれぞれ示している。
図12に示される車両100は、所謂ハッチバックタイプの車両であり、当該車両100の後方側には、大きな荷物を車室内に出し入れし得る開口部101が形成されている。開口部101は、車両100の天井部の後方側に設けられたヒンジ(図示せず)を中心に回動されるテールゲート102により開閉される。
また、車両100には、パワーテールゲート(PTG)装置103が搭載されている。パワーテールゲート装置103は、テールゲート102を開閉させる減速機付きのアクチュエータ104と、操作スイッチ(図示せず)の操作信号に基づいてアクチュエータ104を制御するコントローラ(ECU)105と、障害物BLの接触を検出する一対のPTG用タッチセンサユニット120(図示では一方のみ示す)と、を備えている。なお、PTGの表記は、Power Tale Gateの省略表記である。
PTG用タッチセンサユニット120は、固定対象物であるテールゲート102の車幅方向両側にそれぞれ設けられている。より具体的には、一対のPTG用タッチセンサユニット120は、テールゲート102の車幅方向両側のドア枠の湾曲形状に沿わせて配置されている。つまり、一対のPTG用タッチセンサユニット120は、ドア枠の湾曲形状に倣って湾曲状態とされ、当該湾曲状態のもとで、テールゲート102にそれぞれ固定されている。
これにより、開口部101とテールゲート102との間において、障害物BLがPTG用タッチセンサユニット120に接触されると、当該PTG用タッチセンサユニット120を形成するセンサ部30(図14参照)が直ぐに弾性変形される。
そして、一対のPTG用タッチセンサユニット120は、それぞれコントローラ105に電気的に接続され、センサ部30の弾性変形時に発生する検出信号は、コントローラ105に入力される。コントローラ105は、PTG用タッチセンサユニット120からの検出信号の入力に基づき、操作スイッチの操作に依らず閉駆動されているテールゲート102を開駆動させるか、または閉駆動されているテールゲート102をその場で停止させる。これにより、障害物BLの挟み込みが未然に防止される。
図13ないし図20に示されるように、PTG用タッチセンサユニット120においては、センサ部30がセンサホルダ130により保持されている。この点が、実施の形態1のPSD用タッチセンサユニット20(図2参照)と異なっている。よって、PTG用タッチセンサユニット120の方が、PSD用タッチセンサユニット20よりも、センサ部30が設けられる部分が太くなっている。
また、センサホルダ130を有することに伴って、センサ部30およびセンサホルダ130の長手方向端部にそれぞれ設けられる第1モールド樹脂部140および第2モールド樹脂部150の形状においても、実施の形態1に比して異なっている。
センサホルダ130は、可撓性を有する絶縁ゴム材を押し出し成形等することで長尺に形成され、内部にセンサ部30が収容された中空のセンサ保持筒131と、テールゲート102のドア枠に固定されるセンサブラケット(図示せず)に固定される土台部132と、を備えている。そして、センサ保持筒131の肉厚は、絶縁管31の肉厚よりも薄くなっている。つまり、センサ保持筒131は、外力の付加により容易に弾性変形可能となっている。
したがって、絶縁管31に保持された一対の電極32,33は、センサ保持筒131および絶縁管31の弾性変形により互いに容易に接触され、よって、センサ部30の十分な検出性能が確保されている。
土台部132は、センサ保持筒131に対して、その長手方向に沿うように一体に設けられている。土台部132は、センサ保持筒131をセンサブラケットに固定する機能を備え、センサ保持筒131および絶縁管31は、土台部132を介してセンサブラケットに装着されている。
また、土台部132は、センサホルダ130の短手方向に沿う断面形状が、略台形形状に形成され、土台部132の底面132aには、センサホルダ130をセンサブラケットに固定するための両面テープ133(図16および図17参照)が貼り付けられている。
さらに、センサ保持筒131および土台部132は、一対の傾斜面TPにより互いに滑らかに連結されている。このように、センサ保持筒131と土台部132との間に傾斜面TPを設けることで、センサ保持筒131と土台部132との間に応力が集中して亀裂等が生じるのを抑えている。これにより、センサホルダ130の耐久性を向上させている。
このように、センサホルダ130は、その長手方向と交差する方向(短手方向)に沿う断面形状を非円形形状としている。これにより、センサ保持筒131および絶縁管31を弾性変形し易くしつつ、土台部132の剛性を十分に高めて両面テープ133によるセンサブラケットへの固定強度を向上させている。
図14および図16に示されるように、センサ部30の先端部(長手方向端部)には、端末部としての第1モールド樹脂部140が一体に設けられている。第1モールド樹脂部140は、センサ部30の端末を保護するもので、絶縁管31の先端部,センサホルダ130の先端部および一対の電極32,33の先端部を覆っている。また、第1モールド樹脂部140の内部には、第1セパレータ50と、1つの抵抗Rと、2つのかしめ部材SWと、がインサート成形により埋設されている。つまり、第1モールド樹脂部140は、第1セパレータ50を覆っている。
ここで、図14においては、第1モールド樹脂部140の内部構造を判り易くするために、第1モールド樹脂部140の記載を省略し、第1モールド樹脂部140の外郭を破線で示している。
このように、第1モールド樹脂部140は、絶縁管31の先端部,センサホルダ130の先端部,一対の電極32,33の先端部,第1セパレータ50の一部を除く殆どの部分,抵抗R,一対のかしめ部材SWが、それぞれ外部に露出されるのを防止して、これらの構成部品を保護している。
ただし、図16の網掛部分に示されるように、第1セパレータ50の一部は、外部に露出され、これにより第1モールド樹脂部140が無用に大型化されるのを避けている。ここで、第1セパレータ50の外部に露出される部分は、外部に露出されても機能的にかつ耐久性に支障の無い部分となっている。
ここで、第1モールド樹脂部140は、第1セパレータ50や抵抗R等が組み付けられた絶縁管31の先端部およびセンサホルダ130の先端部を、下金型160および上金型170(図18参照)にセットして、これらの金型160,170内に溶融されたゴム材料等を射出することで形成される。つまり、第1セパレータ50や抵抗R等の構成部品は、第1モールド樹脂部140の内部にインサート成形により埋設されている。
また、第1モールド樹脂部140は、絶縁管31と同じゴム材料により形成され、十分な柔軟性を有している。ただし、例えば、第1モールド樹脂部140の内部に埋設された第1セパレータ50や抵抗R等をより確実に保護すべく、絶縁管31よりも高い硬度のゴム材料で形成することもできる。
図16に示されるように、第1モールド樹脂部140は、その長手方向と交差する方向の断面形状が、略半楕円形形状に形成されている。そして、第1モールド樹脂部140の長手方向基端部は、センサホルダ130の先端部の一部を覆いつつ、センサホルダ130の先端部に一体化されている。
一方、第1モールド樹脂部140の長手方向先端部には、第1モールド樹脂部140の長手方向に突出された係合突起141が一体に設けられている。この係合突起141は、センサブラケットに設けられた固定部(図示せず)に係合されるようになっている。これにより、センサホルダ130の先端部がテールゲート102に対してがたつくこと無く固定される。
そして、図16(a)の網掛部分に示されるように、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部140に埋設した状態のもとで、第1セパレータ50における隔壁51dの表面の一部が外部に露出されている。ここで、隔壁51dの外部に露出された部分を第8露出部E8とする。
また、図16(b)の網掛部分に示されるように、第1セパレータ50を第1モールド樹脂部140に埋設した状態のもとで、第1セパレータ50における第2底壁部51bの表面の一部においても外部に露出されている。ここで、第2底壁部51bの外部に露出された部分を第9露出部E9とする。
第8露出部E8(隔壁51dの露出部分)は、第1モールド樹脂部140の裏側に配置され、第9露出部E9(第2底壁部51bの露出部分)は、第1モールド樹脂部140の表側に配置されている。つまり、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う裏側(一方側)の第8露出部E8(一部)と、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う表側(他方側)の第9露出部E9(一部)とが、それぞれ外部に露出されている。
これらの第8露出部E8および第9露出部E9は、下金型160および上金型170(図18参照)にそれぞれ支持される部分となっている。言い換えれば、第1モールド樹脂部140の第8露出部E8および第9露出部E9以外のその他の部分(図16の網掛けが施されていない部分)が、一対の金型160,170の内部に形成されたキャビティCA(図20参照)に露出される部分となっている。
図15および図17に示されるように、センサホルダ130(センサ部30)の基端部(長手方向端部)と配線部40の一端部との間には、端末部としての第2モールド樹脂部150が一体に設けられている。第2モールド樹脂部150は、センサ部30および配線部40の端末を保護するもので、絶縁管31の基端部,センサホルダ130の基端部および一対の電極32,33の基端部を覆い、かつゴム管43の一端部および一対の配線コード41,42の一端部を覆っている。そして、第2モールド樹脂部150の内部には、第2セパレータ60と、2つのかしめ部材SWと、がインサート成形により埋設されている。
また、図15においては、第2モールド樹脂部150の内部構造を判り易くするために、第2モールド樹脂部150の記載を省略し、第2モールド樹脂部150の外郭を破線で示している。
このように、第2モールド樹脂部150は、絶縁管31の基端部,センサホルダ130の基端部,一対の電極32,33の基端部,ゴム管43の一端部,一対の配線コード41,42の一端部,第2セパレータ60の一部を除く殆どの部分,一対のかしめ部材SWが、それぞれ外部に露出されるのを防止して、これらの構成部品を保護している。
ただし、図17の網掛部分に示されるように、第2セパレータ60の一部は、外部に露出され、これにより第2モールド樹脂部150が無用に大型化されるのを避けている。ここで、第2セパレータ60の外部に露出される部分は、外部に露出されても機能的にかつ耐久性に支障の無い部分となっている。
そして、第2モールド樹脂部150は、第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等が組み付けられた絶縁管31およびセンサホルダ130の基端部と、ゴム管43の一端部とを、下金型および上金型(図示せず)にセットして、これらの金型内に溶融されたゴム材料等を射出することで形成される。つまり、第2モールド樹脂部150においても、第1モールド樹脂部140と同様に形成され、第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等の構成部品は、第2モールド樹脂部150の内部にインサート成形により埋設されている。
また、第2モールド樹脂部150は、絶縁管31およびゴム管43と同じゴム材料により形成され、十分な柔軟性を有している。ただし、例えば、第2モールド樹脂部150の内部に埋設された第2セパレータ60や一対のかしめ部材SW等をより確実に保護すべく、絶縁管31およびゴム管43よりも高い硬度のゴム材料で形成することもできる。
図17に示されるように、第2モールド樹脂部150は、センサホルダ130および配線部40の長手方向と交差する方向の断面形状が、略半楕円形形状に形成されている。そして、第2モールド樹脂部150の長手方向両端部は、それぞれセンサホルダ130の基端部およびゴム管43の一端部の一部を覆いつつ、センサホルダ130の基端部およびゴム管43の一端部に一体化されている。
そして、図17(a)の網掛部分に示されるように、第2セパレータ60を第2モールド樹脂部150に埋設した状態のもとで、第2セパレータ60における隔壁61cの表面の一部が外部に露出されている。ここで、隔壁61cの外部に露出された部分を第10露出部E10とする。
また、図17(b)の網掛部分に示されるように、第2セパレータ60を第2モールド樹脂部150に埋設した状態のもとで、第2セパレータ60における底壁部61aの表面および窪み部61eにおいても外部に露出されている。ここで、底壁部61aおよび窪み部61eの外部に露出された部分を第11露出部E11とする。
第10露出部E10(隔壁61cの露出部分)は、第2モールド樹脂部150の裏側に配置され、第11露出部E11(底壁部61aおよび窪み部61eの露出部分)は、第2モールド樹脂部150の表側に配置されている。つまり、第2セパレータ60の長手方向と交差する方向に沿う裏側(一方側)の第10露出部E10(一部)と、第2セパレータ60の長手方向と交差する方向に沿う表側(他方側)の第11露出部E11(一部)とが、それぞれ外部に露出されている。
これらの第10露出部E10および第11露出部E11は、下金型および上金型(図示せず)に支持される部分となっている。言い換えれば、第2モールド樹脂部150の第10露出部E10および第11露出部E11以外のその他の部分(図17の網掛けが施されていない部分)が、一対の金型の内部に形成されたキャビティ(図示せず)に露出される部分となっている。
なお、第2モールド樹脂部150は、より具体的には、実施の形態1の第2モールド樹脂部46(図7参照)と同様の手順を踏んで、インサート成形(射出成形)により形成される。すなわち、実施の形態1の第1モールド樹脂部45,実施の形態1の第2モールド樹脂部46および実施の形態2の第2モールド樹脂部150は、それぞれ上述した[第1製造工程],[第2製造工程],[第3製造工程]を経て形成される。
ここで、実施の形態2の第1モールド樹脂部140は、上述した製造工程とは一部異なる手順を踏んで形成される。以下、第1モールド樹脂部140の成形手順について、図面を用いて詳細に説明する。
図18はPTG用タッチセンサユニットの先端部分の第1製造工程を説明する断面図を、図19はPTG用タッチセンサユニットの先端部分の第2製造工程を説明する断面図を、図20はPTG用タッチセンサユニットの先端部分の第3製造工程を説明する断面図をそれぞれ示している。
PTG用タッチセンサユニット120の先端部分を形成する第1モールド樹脂部140(図16参照)は、図18に示されるような射出成形装置MA2によって成形される。第1モールド樹脂部140の成形手順の説明に先立ち、射出成形装置MA2を形成する下金型160および上金型170の構造について説明する。
射出成形装置MA2は、図示しない基台に固定された下金型(第1金型)160を備えている。下金型160は、サブアッセンブリSA2が所定の隙間を持って収容される第1凹部161を備えている。ここで、サブアッセンブリSA2とは、図18に示されるように、センサ部30およびセンサホルダ130の先端部に、抵抗R,一対のかしめ部材SWおよび第1セパレータ50が組み付けられた状態のものを言う。
下金型160の第1凹部161には、第1セパレータ50の窪み部51fに差し込まれる可動突起(可動式被係合部)162が設けられている。可動突起162は、図示しない駆動機構により、第1凹部161の底部から上金型170に向けて進退自在となっている。そして、窪み部51fに対してがたつくこと無く、略ぴったりと差し込まれるようになっている。
このように、互いに係合される窪み部51fおよび可動突起162を、それぞれ第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に延び、かつ第1セパレータ50の長手方向に沿う断面が非円形とすることで、第1セパレータ50を下金型160に対してがたつくこと無く精度良く支持されるようにして、第1セパレータ50を下金型160に容易にセット可能としている。
ここで、可動突起162は、サブアッセンブリSA2を下金型160にセットするときに、図18に示されるように下金型160の内部に突出された状態で固定される。これにより、窪み部51fに可動突起162を容易に差し込み可能となっている。
下金型160には、さらに、センサホルダ130の先端部の周囲が密着されて保持される第1保持凹部163が設けられている。これにより、下金型160に上金型170を付き合わせた状態のもとで、キャビティCA(図20参照)内に充填された溶融樹脂MR(図20参照)の外部への漏洩が防止される。
また、下金型160には、第1セパレータ50の第2底壁部51bに先端部分が当接される当接突起164が設けられている。当接突起164は、第1凹部71の最も浅い部分(図中右側)に配置されている。
射出成形装置MA2は、図示しない昇降機構により昇降される上金型(第2金型)170を備えている。上金型170は、サブアッセンブリSA2が所定の隙間を持って収容される第2凹部171を備えている。第2凹部171には、下金型160に向けて所定の高さで突出された支持突起172が設けられている。この支持突起172は、第1セパレータ50の隔壁51dを支持するようになっている。これにより、下金型160に対して上金型170を突き合わせた状態のもとで、第1セパレータ50は上金型170に対してがたつくこと無く支持される。
また、上金型170には、センサホルダ130の先端部の周囲が密着されて保持される第2保持凹部173が設けられている。これにより、下金型160に上金型170を付き合わせた状態のもとで、キャビティCA内に充填された溶融樹脂MRの外部への漏洩が防止される。
[第1製造工程]
図18に示されるように、まず、別の製造工程で組み立てられたサブアッセンブリSA2を準備する。次いで、サブアッセンブリSA2の第1セパレータ50側を、下金型160に臨ませる。その後、実線矢印M5に示されるように、サブアッセンブリSA2を移動させて、可動突起162を窪み部51fに差し込む。すると、下金型160に対して固定状態とされた可動突起162が窪み部51fに完全に差し込まれ、第2底壁部51bが当接突起164に支持されるとともに、センサホルダ130の先端部の周囲が第1保持凹部163に密着される。
これにより、サブアッセンブリSA2の下金型160へのセットが完了する。すなわち、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部(窪み部51fおよび第2底壁部51b)が下金型160に支持されて、第1製造工程(第1工程)が完了する。
[第2製造工程]
次に、図19の実線矢印M6に示されるように、射出成形装置MA2の昇降機構(図示せず)を駆動して、上金型170を下金型160に突き当てる。
これにより、図20に示されるように、第1セパレータ50の隔壁51dが、上金型170の支持突起172に支持されるとともに、センサホルダ130の先端部の周囲が第2保持凹部173に密着される。つまり、第1セパレータ50の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部(隔壁51d)が上金型170に支持されて、第2製造工程(第2工程)が完了する。
したがって、下金型160の第1凹部161と上金型170の第2凹部171との間に、第1モールド樹脂部140(図16参照)を形作るキャビティCAが形成される。このとき、第1セパレータ50は、上金型170を下金型160に突き当てた状態では、これらの金型160,170に挟持されるようにして、その内部でがたつくこと無く安定して固定される。
具体的には、第1セパレータ50は、窪み部51f以外の第2底壁部51bも、下金型160の当接突起164に支持されるため、上金型170を下金型160に突き当てた状態では、可動突起162による第1セパレータ50の支持が不要となる。そのため、図20の実線矢印M7に示されるように、上金型170を下金型160に突き当てた後に、可動突起162が下降駆動され、これにより、窪み部51fに対する可動突起162を差し込み(係合)が解除される。このときの可動突起162の移動量は、図20に示されるように、可動突起162の先端面と第1凹部161の底面とが面一となる移動量に設定されている。
これにより、下金型160および上金型170の第1セパレータ50に接触される部分、すなわち、当接突起164および支持突起172の部分が、第1モールド樹脂部140の外部に露出されることになる。
[第3製造工程]
次に、図20に示されるように、可動突起162を後退させた状態(窪み部51fに対する係合を解除した状態)において、実線矢印M8に示されるように、ディスペンサDPを駆動して、溶融樹脂MRを流通路82に対して所定圧で圧送する。すると、一対の金型160,170内に形成されたキャビティCAに溶融樹脂MRが流れ込み、キャビティCAが、実線矢印M9に示されるように、溶融樹脂MRで満たされていく。このとき、溶融樹脂MRはキャビティCAに対して圧送されていくので、キャビティCAの隅々まで溶融樹脂MRが行き渡る。これにより、第1モールド樹脂部140が形成されて、第3製造工程(第3工程)が完了する。
その後、硬化された第1モールド樹脂部140を、一対の金型160,170から離型させる。これにより、図16に示されるように、第8露出部E8および第9露出部E9を備えたPTG用タッチセンサユニット120が完成する。
このように、実施の形態2のPTG用タッチセンサユニット120では、実施の形態1に比して、窪み部51fは外部に露出されない。すなわち、実施の形態2では、窪み部51fは、下金型160に対してサブアッセンブリSA2をセットする時のみに使用され、第1モールド樹脂部140の成形後には樹脂材料で埋設される。
以上詳述したように、実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、実施の形態1に比して、第1セパレータ50の外部に露出される部分を少なくできる。したがって、PTG用タッチセンサユニット120の見栄えを良くすることができるとともに、第1モールド樹脂部140の内部のインサート部品を、より確実に保護することが可能となる。
なお、第1モールド樹脂部140には、図16(a)に示されるように、上金型170の支持突起172による穴HLが形成されるが、この穴HLは両面テープ133によって塞がれる。したがって、第1モールド樹脂部140の内部のインサート部品に対して、雨水や埃等が到達することは無い。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態では、絶縁管31の内部に一対の電極32,33を螺旋状に固定したものを示したが、本発明はこれに限らず、電極の太さや必要とされる検出性能等に応じて、4本や6本等の電極を螺旋状に設けたり平行に設けたりしても良い。
また、上記各実施の形態においては、タッチセンサユニットを、車両10のスライドドア13やテールゲート102に固定した場合を示したが、本発明はこれに限らず、車両のサンルーフに固定しても良いし、車両の車体側に固定することもできる。さらには、車両10への適用に限らず、建物の出入り口を開閉するための自動ドア装置等にも適用することができる。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。
10 車両
11 開口部
12 ガイドレール
13 スライドドア
14 パワースライドドア装置
15 アクチュエータ
16 コントローラ
20 PSD用タッチセンサユニット(タッチセンサユニット)
30 センサ部
31 絶縁管
32,33 電極
32a,33a 導電管
32b,33b 導電線
40 配線部
41,42 配線コード
41a,42a 絶縁管
41b,42b 電線
43 ゴム管
44 オス型コネクタ
45 第1モールド樹脂部(端末部)
45a 貫通孔
46 第2モールド樹脂部(端末部)
50 第1セパレータ(絶縁部材)
51 収容本体部
51a 第1底壁部
51b 第2底壁部
51c 側壁部
51d 隔壁
51e 差し込み部
51f 窪み部(係合部)
60 第2セパレータ(絶縁部材)
61 収容本体部
61a 底壁部
61b 側壁部
61c 隔壁
61d 差し込み部
61e 窪み部(係合部)
70 下金型(第1金型)
71 第1凹部
71a 第1側壁支持面
72 差し込み突起(固定式被係合部)
73 第1保持凹部
74 当接突起
80 上金型(第2金型)
81 第2凹部
81a 支持面
81b 第2側壁支持面
82 流通路
83 第2保持凹部
84 突出部
100 車両
101 開口部
102 テールゲート
103 パワーテールゲート装置
104 アクチュエータ
105 コントローラ
120 PTG用タッチセンサユニット(タッチセンサユニット)
130 センサホルダ
131 センサ保持筒
132 土台部
132a 底面
133 両面テープ
140 第1モールド樹脂部(端末部)
141 係合突起
150 第2モールド樹脂部(端末部)
160 下金型(第1金型)
161 第1凹部
162 可動突起(可動式被係合部)
163 第1保持凹部
164 当接突起
170 上金型(第2金型)
171 第2凹部
172 支持突起
173 第2保持凹部
BL 障害物
CA キャビティ
DP ディスペンサ
E1〜E11 第1露出部〜第11露出部
HL 穴
MA1,MA2 射出成形装置
MR 溶融樹脂
P1 長尺接続部
P2 短尺接続部
R 抵抗
SA1,SA2 サブアッセンブリ
SW かしめ部材
TP 傾斜面

Claims (2)

  1. 障害物の接触を検出するのに用いられるタッチセンサユニットの製造方法であって、
    前記タッチセンサユニットは、
    外力の付加により弾性変形される中空の絶縁管と、
    前記絶縁管の内部に設けられ、前記絶縁管の弾性変形により互いに接触される複数の電極と、
    前記複数の電極の長手方向端部に設けられ、前記複数の電極が互いに短絡するのを防止する絶縁部材と、
    前記絶縁管の長手方向端部に設けられ、前記絶縁部材を覆う端末部と、
    を備え、
    前記端末部が、
    前記絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う一方側の一部を、第1金型に支持させる第1工程と、
    前記第1金型に第2金型を突き合わせて、前記絶縁部材の長手方向と交差する方向に沿う他方側の一部を、前記第2金型に支持させる第2工程と、
    前記第1金型および前記第2金型の内部に、溶融樹脂を流し込む第3工程と、
    を経て形成され
    前記絶縁部材に、当該絶縁部材の長手方向と交差する方向に延びる係合部が設けられ、
    前記第1工程において、前記係合部を前記第1金型に設けられた可動式被係合部に係合させ、
    前記第3工程において、前記可動式被係合部の前記係合部に対する係合を解除した状態で、前記第1金型および前記第2金型の内部に前記溶融樹脂を流し込む、
    タッチセンサユニットの製造方法。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサユニットの製造方法において、
    前記第1工程において、前記絶縁部材の前記係合部以外の部分も、前記第1金型に支持させる、
    タッチセンサユニットの製造方法。
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