JP5951412B2 - ソレノイド - Google Patents

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Description

本発明は、相手側ターミナルのタブ端子(雄型端子)と嵌合接続する音叉端子(雌型端子)を有するターミナルを備えたソレノイドに関するもので、特に移動体を駆動する電磁アクチュエータに使用されるソレノイドに係わる。
[従来の技術]
従来より、図9に示したように、スプール制御弁の弁体であるスプールバルブJ1をスリーブJ2のスプール孔J3のアジャストスクリューJ4側(スプール孔J3の開口側)へ移動させる電磁アクチュエータ(以下ソレノイド)が公知である(例えば、特許文献1参照)。
このソレノイドは、プランジャ101と、コイル内周側固定コア(円筒状のステータコア102、103、磁気抵抗部104)と、コイル外周側固定コア(有底円筒状のヨーク105)と、コイル106と、第1、第2ターミナル107、108と、ターミナルホルダ109とを備えている
ここで、第1ターミナル107は、コイル106を形成する導体(導線)に導通接合される内部接合部を有するコイル側のコイルターミナルとして使用されている。
第2ターミナル108は、相手側ターミナルのタブ端子と嵌合接続する音叉端子およびターミナル107に溶接、カシメ等により導通接合される中間接合部を有する外部側のコイルターミナルとして使用されている。
[従来の技術の不具合]
ところが、従来のソレノイドにおいては、コイルターミナルを第1ターミナル107と第2ターミナル108との2分割構造とし導通接合手段(溶接、カシメ等)にて一体化しているので、第1ターミナル107と第2ターミナル108との内部接続部における通電信頼性の確保が容易ではなかった。
また、ヨーク105の底壁部111の外面(ヨーク天面112)に挿通孔113を開口してターミナルホルダ109からヨーク側に突出した弾性係合片114の先端部(スナップフィット爪部115)をヨーク105の底壁部111の内面に設けた係止部116に引っ掛けるようにしてヨーク天面112にターミナルホルダ109をスナップフィット結合している。
このように、ヨーク105に対するターミナルホルダ109の固定方法がスナップフィット結合であるため、スナップフィット結合部において必ずガタが発生する。このスナップフィット結合のガタによって、第1ターミナル107と第2ターミナル108との内部接続部の位置ズレ、および第2ターミナル108と相手側ターミナルとの外部接続部の位置ズレが発生する。これにより、内部接続部および外部接続部における通電信頼性の確保が更に困難であるという問題がある。
韓国公開特許第10−2009−0084753号公報
本発明の目的は、ターミナルの内部接続部および外部接続部における通電信頼性を容易に確保することのできるソレノイドを提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、ターミナルの外部接続部と内部接続部との間に、内部接続部の端部と接続されている第1の連結部と、端部が第1の連結部および外部接続部の端部と接続されている第2の連結部と、が設けられている。
そして、外部接続部、第1の連結部、第2の連結部および内部接続部は、金属からなる平板状の導電性部材により一体部品で構成されている
また、内部接続部は、ヨークの天面からコイル中心軸方向の外部側へ向かって突き出している。
また、第1の連結部および第2の連結部は、共にその厚み方向に折り曲げられている。 また、外部接続部は、平板状の該外部接続部の厚み面に対する垂直方向が、コイル中心軸方向(A)に平行となるように設けられている。これにより、内部接続部、第1の連結部、第2の連結部および外部接続部が一体化されているので、2部品(第1、第2ターミナル)を接合した従来のソレノイドに対して、ターミナルの内部接続部および外部接続部における通電信頼性を容易に確保することができる。
また、従来のソレノイドのように、第1ターミナルと第2ターミナルとを導通接合する作業が不要となるので、生産性が向上し、製造コストを削減することができる。
請求項に記載の発明によれば、ターミナルの外部接続部と内部接続部との間に、内部接続部の端部と接続されている第1の連結部と、端部が第1の連結部および前記外部接続部の端部と接続されている第2の連結部と、が設けられている。
そして、外部接続部、第1の連結部、第2の連結部および内部接続部は、金属からなる平板状の導電性部材により一体部品で構成されている。
また、内部接続部は、ヨークの天面からコイル中心軸方向の外部側へ向かって突き出している。
また、第1の連結部は、その厚み方向に折り曲げられている。
また、第2の連結部は、その厚み方向に所定角度ひねられた状態であるひねり部を有している。
また、外部接続部は、平板状の該外部接続部の厚み面に対する垂直方向が、コイル中心軸方向に平行となるように設けられている。これにより、内部接続部、第1の連結部、第2の連結部および外部接続部が一体化されているので、2部品(第1、第2ターミナル)を接合した従来のソレノイドに対して、ターミナルの内部接続部および外部接続部における通電信頼性を容易に確保することができる。
また、従来のソレノイドのように、第1ターミナルと第2ターミナルとを導通接合する作業が不要となるので、生産性が向上し、製造コストを削減することができる。
請求項及びに記載の発明によれば、加工後のターミナルにヨークの天面に組み付けられるホルダの開口部(収容孔への外部接続端子挿入口)に、テーパガイド面を有するガイド溝を設けたことにより、加工後のターミナルの外部接続部の位置ズレをガイド溝によって吸収できるので、加工後のターミナルの外部接続部の位置出しを実施することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、ヨークの天面から突出してホルダの組付方向に沿うように複数のボスを設け、複数のボスが挿通する複数の挿通孔をホルダに設けている。これによって、ヨークの天面に対してホルダを位置ズレすることなく組み付けることができる。したがって、ホルダに収容保持される外部接続部の指定位置に対する位置ズレ量を小さくできるので、ターミナルの外部接続部における通電信頼性を容易に確保することができる。
請求項に記載の発明によれば、ホルダの挿通孔にボスを嵌合(貫通)させることで、ヨークの天面に対して外部接続部およびホルダの位置決めを行った後に、環状のクリップ(または環状のウェーブワッシャ等)で、ヨークの天面にホルダを固定している。そして、ヨークの天面のボスとホルダの挿通孔の位置関係を調整することにより、外部接続部の位置精度を向上できるので、ターミナルの外部接続部における通電信頼性を容易に確保することができる。
(a)〜(c)はリニアソレノイドのターミナルの曲げ加工工程を示した説明図である(実施例1)。 リニアソレノイドのヨークに対してホルダを組み付けた状態を示した斜視図である(実施例1)。 ホルダ単体を示した斜視図である(実施例1)。 (a)はリニアソレノイドのターミナル構造を示した断面図で、(b)はリニアソレノイドの主要部を示した平面図で、(c)は(b)のIV−IV断面図である(実施例1)。 (a)、(b)はヨーク天面に一体化されたボスの具体例を示した断面図である(実施例1)。 (a)〜(c)はリニアソレノイドのターミナルの曲げ加工工程を示した説明図である(実施例2)。 (a)〜(c)はリニアソレノイドのターミナルの曲げ加工工程を示した説明図である(実施例3)。 (a)〜(d)はリニアソレノイドのターミナルの曲げ加工工程を示した説明図である(実施例4)。 リニアソレノイドを備えた電磁スプール制御弁を示した断面図である(従来の技術)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1の構成]
図1ないし図5は、本発明を適用したリニアソレノイドのターミナル構造(実施例1)を示したものである。
本実施例の油圧制御装置は、例えば自動車等の車両に搭載される自動変速機の変速制御に使用されるものである。
自動変速機のハウジングは、自動変速機ケース(トランスミッションケース)とオイルパンとを組み合わせて構成されている。
自動変速機ケースの中には、ポンプ、タービンおよびステータ等により構成されるトルクコンバータと、このトルクコンバータのタービンに接続される多段歯車式の変速機構が収容されている。変速機構は、油圧制御装置から供給される油圧に応じて係合または解放される複数の摩擦係合要素(クラッチまたはブレーキ)を備えている。
そして、自動変速機は、各摩擦係合要素の係合または解放の組み合わせに従ってシフトレンジが切り替わる。これにより、自動変速機の変速制御が実行される。
自動変速機の油圧制御装置は、オイルパン内のオイルを吸入して圧送するオイルポンプと、複数の油路を有するバルブボディと、このバルブボディに取り付けられて、バルブボディの油路と共に油圧回路を構成する複数の電磁油圧制御弁と、ドライバー等から要求された変速状態を実現するように複数の電磁油圧制御弁を制御する制御ユニット(TCU)とを備えている。
オイルポンプは、エンジンのクランクシャフト(または電動モータ)によって回転駆動される油圧発生手段である。このオイルポンプの吐出側には、オイル供給流路(油路)が接続されている。
複数の電磁油圧制御弁のうちの少なくとも1つの電磁油圧制御弁(電磁スプール制御弁:以下電磁弁)は、自動変速機に使用する作動油(オイル)の油圧を調圧して出力するスプールバルブ(スプール制御弁)と、このスプールバルブを駆動する電磁アクチュエータであるリニアソレノイドLSとによって構成されている。
スプールバルブは、バルブボディの凹部内に嵌合される円筒状のスリーブと、このスリーブのスプール孔内に往復移動(摺動)可能に支持されるスプールと、このスプールをリニアソレノイド側(デフォルト位置側)へ付勢するリターンスプリングとを備えている。
スリーブは、スリーブの内部と外部とを連通すると共に、スプール孔の軸線方向に対して垂直な半径方向に延びる複数のポートを備えている。
複数のポートは、オイル供給流路の下流端に接続されて、オイルポンプからオイルが圧送供給される入力ポート、スプールバルブで調圧した出力圧が出力される出力ポート、この出力ポートに連通し、スプールをフィードバックするフィードバックポート、および低圧側(オイルパン等)にオイルを排出するドレンポート等により構成されている。
スプールは、スプールバルブの弁体(バルブ本体)を構成するもので、スリーブのスプール孔内に往復摺動可能に嵌合支持されている。このスプールは、スプール孔の内部からリニアソレノイドLSの内部まで延びるシャフトの軸方向の一端面と当接している。このシャフトの軸方向の他端面は、プランジャS1の接触部に当接している。これにより、スプールバルブは、プランジャS1がその軸線方向に移動することで、シャフトを介してスプールをその軸線方向へ駆動するように構成される。
リニアソレノイドLSは、非磁性体製のシャフトを介して、スプールと一体移動可能に連結した磁性体製のプランジャ(可動コア)S1と、通電されると周囲に磁束を発生するソレノイドコイル(以下コイル)SCと、このコイルSCより外側に引き出された一対のコイルリード線1の一部分を埋設固定する合成樹脂製のコイルボビン(以下ボビン2)と、コイルSCの内周側に磁路を形成するコイル内周側固定コア(円筒状のステータコアS2、磁気抵抗部)と、コイルSCの外周側に磁路を形成するコイル外周側固定コア(有底円筒状のヨークS3)と、コイルSCと外部回路(外部電源や外部制御回路:TCU)との接続を行うための外部接続用コネクタとを備えている。
また、外部接続用コネクタは、ヨークS3の底壁部4の外面(以下ヨーク天面5)からヨークS3の外部へ向かって突き出すように配置(セット)される一対のコイルターミナル(コネクタターミナル:加工前のターミナルBT、加工中のターミナルMT、加工後のターミナルAT)と、加工後のターミナルATを収容保持するターミナルホルダ(以下ホルダ6)と、ヨーク天面5にホルダ6を固定する円環状の固定用クリップ(以下複数のクリップ7)とを備えている。
複数のクリップ7には、ヨークS3の底壁部4の挿通孔8近傍に設けられる複数の嵌合ボス9がその軸線方向(嵌合方向)に貫通してそれぞれ嵌合する複数のボス嵌合孔10が設けられている。
なお、クリップ7の代わりに環状のウェーブワッシャ等のホルダ固定具を使用しても良い。
一対のターミナルBT、MT、ATは、ヨークS3のヨーク天面5において互いに音叉分の中心軸が平行に配置(セット)された音叉型並行ターミナルである。
加工後のターミナルATは、導電性を有する金属薄板(金属素材)をプレス装置等により打ち抜き加工が施されている。また、加工後のターミナルATは、打ち抜き加工と同時に折り曲げ加工が施される予備屈曲部(折り曲げ加工前の予備折り曲げ部)11、および打ち抜き加工後に折り曲げ加工が施される複数の屈曲部(折り曲げ部)12、13を有している。
また、加工後のターミナルATには、断面四角形状(棒軸状)の内部接続部(内部導体接続端子:以下接続端子14)、平板形状の外部接続部(外部導体接続端子:以下音叉端子15)、断面四角形状(棒軸状)の第1の連結部(以下連結部21)、および断面四角形状(棒軸状)の第2の連結部(以下連結部22)が一体的に形成されている。
なお、外部接続用コネクタの詳細は、後述する。
プランジャS1は、コイルSCへの通電に伴って形成される磁気回路の一部を構成する磁性部品であって、ステータコアS2内をその軸線方向に往復摺動可能な可動コア(ムービングコア)である。このプランジャS1は、コイルSCが通電されると励磁(磁化)される磁性金属(例えば鉄等の強磁性材料)よりなる円柱形状の磁性移動体である。
ここで、シャフトは、プランジャS1の軸線方向の一端面に当接して、スプールとプランジャS1とを連結する連結部である。
コイルSCは、電力の供給を受けると(通電されると)、プランジャS1を引き寄せる磁力を発生する磁束発生手段(磁力発生手段)である。コイルSCが通電されると、プランジャS1、ステータコアS2およびヨークS3を磁束が集中して通る磁気回路が形成される。
コイルSCは、磁力によってスプール、シャフトおよびプランジャS1を、スリーブとスプールの軸線方向の一方側(前方側)へ駆動するものである。
コイルSCは、絶縁性を有する合成樹脂製のボビン2に、絶縁被膜を施した導線を複数回巻装したソレノイドコイルである。また、コイルSCは、ボビン2に巻装されたコイル部と、このコイル部の巻き始め端部および巻き終わり端部より引き出された一対のコイルリード線1を有している。
一対のコイルリード線1は、ボビン2、つまり一対の鍔状部間および円筒部の外周に巻装されるコイルSCを形成する導体(導電)であって、外部接続用コネクタのターミナル(外部接続端子)ATを介して、外部回路(外部電源や外部制御回路:TCU)と接続されている。
これらのコイルリード線1の中間部は、ボビン2の一方の鍔状部2aおよびこれに連なるボス部2bに形成されるスリットを挿通してボビン2の外部(ヨークS3の外部)に取り出されている。
一対のコイルリード線1は、ボビン2の一方の鍔状部2aより突出し、ボス部2bのスリットを挿通する第1突出部を有している。これらの第1突出部は、ヨークS3の底壁部4に形成された挿通孔8を貫通して、ヨークS3の外部側に取り出されている。そして、ヨークS3の底壁部4およびボビン2のボス部2bの外面より突出した第2突出部は、加工前のターミナルBTの各接続端子14に螺旋状に絡げられる絡げ部分、および加工前のターミナルBTの各接続端子14にヒュージング接合されるリード線端末部分を有している。
ボビン2は、絶縁性を有する合成樹脂(モールド樹脂材)によって一体的に形成されている。このボビン2は、一対の鍔状部間および円筒部の外周に絶縁被膜を施した導線を複数回巻装している。ボビン2の一方の鍔状部2aには、一対のコイルリード線1の中間部をガイドするリード線ホルダとして機能するボス部2bが設けられている。
また、一対の鍔状部間および円筒部の外周には、コイルSCを収納するコイル収納空間が形成される。
ヨークS3は、磁性鋼板をプレス装置等により絞り加工することにより、円筒部の一端側(スプールバルブ側)は開口し、円筒部の他端側(ホルダ側)が円板状の底壁部4により閉塞された有底円筒形状に形成されている。このヨークS3は、コイルSC、プランジャS1、ステータコアS2と共に磁気回路を構成している。
ヨークS3は、コイルSCの周囲を周方向に取り囲むように設置されている。このヨークS3の内部には、ヨークS3以外のリニアソレノイド構成部品(コイルSC、ボビン2、シャフト、プランジャS1、ステータコアS2等)を収容するソレノイド収納空間が形成されている。
ヨークS3の円筒部の一端側の円筒開口部は、スリーブの円環状フランジにかしめ結合されている。
ヨークS3の円筒部の他端側の底壁部4には、一対のコイルリード線1の第1突出部が挿通する円弧状の挿通孔8が形成されている。この挿通孔8は、底壁部4の内面(ヨーク底面)と外面(ヨーク天面5)とを連通するようにソレノイド(コイル)中心軸線方向と同一方向(底壁部4の板厚方向)に貫通している。
また、ヨークS3の底壁部4には、ヨーク天面5からソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に突出する複数の嵌合ボス9が一体的に形成されている。これらの嵌合ボス9は、ヨークS3の底壁部4と一体化されている。複数の嵌合ボス9は、ヨーク天面5から突出してヨーク天面5に対するホルダ6の組付方向に沿うように押し出し成形等によりヨークS3の底壁部4に一体成形されている。
なお、複数の嵌合ボス9をヨークS3に対して別体部品(金属製品)で構成しても良い。例えば図5(b)に示したようなヨークS3の底壁部4に形成される圧入孔4aに圧入嵌合される断面T字状の嵌合ピン9aを嵌合ボス9として採用しても良い。
次に、本実施例の外部接続用コネクタの詳細を図1ないし図に基づいて説明する。
外部接続用コネクタは、一対のコイルリード線1と外部回路とを電気接続する加工後のターミナルATと、相手側コネクタとの嵌合方向(コネクタ接続方向)へ向けて延設された角筒状のホルダ6と、複数の嵌合ボス9に圧入嵌合する複数のクリップ7とを備えている。
加工後のターミナルATは、例えば銅合金またはアルミニウム合金等の金属導体板であって、表面(および裏面)には、錫メッキが施されている。
また、加工前のターミナルBTは、打ち抜き加工後にボビン2の内部に(ボビン2のボス部2b)にモールド樹脂材によるインサートにより固定(埋設保持)される基端部を有している。
そして、加工後のターミナルATの基端側には、ボビン2のボス部2bの外面より突出すると共に、ヨークS3の底壁部4に形成された挿通孔8を貫通して、ヨークS3の外部側に突き出した接続端子14がそれぞれ設けられている。これらの接続端子14は、一対のコイルリード線1を絡げるリード線絡げ部31、このリード線絡げ部31より延伸された断面四角形状の接触部(平面部)32、およびこの接触部32へ向けて折り返すように折り曲げられる折り曲げ片33を有している。
リード線絡げ部31には、一対のコイルリード線1の絡げ部分を螺旋状に絡げるための螺旋状のガイド溝が形成されている。
接続端子14には、ヒュージング接合によって、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分が導通接合(電気接続)されている。
加工後のターミナルATの先端側には、相手側コネクタに収容保持される相手側ターミナルのタブ端子(雄型端子)と嵌合接続する音叉端子15がそれぞれ設けられている。
音叉端子15は、相手側ターミナルのタブ端子を挟み込んで接触するアーム状の挟持片41、42を有するコネクタ端子(雌型端子)である。この音叉端子15は、挟持片41、42間に、相手側ターミナルのタブ端子が開口側から奥側へ向かって挿入されるスロット43を有している。このスロット43の奥側には、音叉端子15の基端部(根元部)44が設けられている。
ここで、図1(a)に示した折り曲げ加工前のターミナルBTにおいては、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に向いている。つまりスロット43の開口部は、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に開放されている。
また、図1(c)に示した折り曲げ加工後のターミナルATにおいては、音叉端子15のスロット開口側が、相手側ターミナルのタブ端子の挿入方向(コネクタ嵌合方向、コネクタ接続方向)、すなわちソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に向いている。つまりスロット43の開口部は、ソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に開放されている。
また、加工後のターミナルATは、予備屈曲部11、および複数の屈曲部(折り曲げ部)12、13を有している。
予備屈曲部11は、ターミナルMT、ATの折り曲げ加工前(例えば打ち抜き加工と同時)に、予め連結部21、22に所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される曲げ部である。
屈曲部12は、加工前のターミナルBTの各連結部22に所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される第1曲げ部である。
屈曲部13は、加工中のターミナルMTの各連結部21、22に所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される第2曲げ部である。
ターミナルBT、MT、ATは、接続端子14の先端と音叉端子15の基端部44との中間部分に、接続端子14と音叉端子15とを一体化する連結部21、22がそれぞれ設けられている。これにより、加工後のターミナルATは、基端側から先端側に至るまで1つの金属素材によって一体的に形成されている。
ここで、連結部21と連結部22との間には、打ち抜き加工後に円弧状の挿通孔8を挿通可能となるように、打ち抜き加工と同時または打ち抜き加工後に予め折り曲げ加工される曲げ軸(予備屈曲部11)が設けられている。この曲げ軸は、連結部22の連結部21側部における図示上方側面(表面、内側面)において板厚方向に垂直な板幅方向に形成されている。
また、連結部22は、折り曲げ加工前において、接続端子14の先端から接続端子14と同一方向に延伸された連結部21に対して直角方向に突出するように設けられている。この連結部22には、1回目の折り曲げ加工時に、音叉端子15の基端部44を連結部22に対して所定の曲げ角度で折り曲げる曲げ軸(屈曲部12)が設けられている。この曲げ軸は、連結部22の基端部44側部における図1において図示上方側面(表面、内側面)において板厚方向に垂直な板幅方向に形成されている。
また、連結部21には、2回目の折り曲げ加工時に、音叉端子15および連結部21、22を接続端子14の先端に対して所定の曲げ角度(例えば直角)で折り曲げる曲げ軸(屈曲部13)が設けられている。この曲げ軸は、連結部22の基端側(接続端子14側)部における図1において図示上方側面(表面、内側面)において板厚方向に垂直な板幅方向に形成されている。
ホルダ6は、絶縁性を揺するモールド樹脂材(合成樹脂)による一体成形で構成されている。このホルダ6は、ターミナルATの折り曲げ加工後に、ヨーク天面5上に固定(セット)されている。
また、ホルダ6は、相手側コネクタが嵌合する角筒状のコネクタケース51としての機能を有している。このホルダ6の内部には、加工後のターミナルATの各音叉端子15をそれぞれ収容保持する一対の端子収容凹部(端子収容孔)52、および一対の相手側ターミナルの各タブ端子をそれぞれ収容保持する一対の端子収容凹部(端子収容孔)53を有し、一対の端子収容凹部52と一対の端子収容凹部53とが直角に交差するように設けられている。
端子収容凹部52は、一端側が開口し、ヨーク天面5に対するホルダ6の組み付け時に、加工後のターミナルATの各音叉端子15を各端子収容凹部52に挿入するための開口部(音叉端子挿入口)を有している。この開口部には、音叉端子15を端子収容凹部52の所定の位置に誘導するガイド溝54が設けられている。このガイド溝54には、その開口側から奥側(端子収容凹部52側)へ向かって徐々に開口面積が小さくなるテーパガイド面が設けられている。
端子収容凹部53は、一端側が開口し、コネクタケース51に対する相手側コネクタの嵌合時に、相手側ターミナルの各タブ端子を各端子収容凹部53に挿入するための開口部(タブ端子挿入口)を有している。この開口部には、タブ端子を端子収容凹部53の所定の位置に誘導するガイド溝55が設けられている。このガイド溝55には、その開口側から奥側(端子収容凹部53側)へ向かって徐々に開口面積が小さくなるテーパガイド面が設けられている。
また、コネクタケース51の内部には、一対の端子収容凹部52を区画する仕切り壁56が設けられている。
ホルダ6のヨークS3側開口端(角筒端部57)には、ホルダ6の側壁の外面からヨーク天面5の面方向に外側へ突き出すように一対のフランジ60が設けられている。また、角筒端部55およびフランジ60には、ヨーク天面5と接触する取付け座が設けられている。また、フランジ60には、ヨークS3の複数の嵌合ボス9が挿通するボス挿通孔61が形成されている。
複数のクリップ7は、ヨークS3の複数の嵌合ボス9に嵌合する複数のボス嵌合孔10、この複数のボス嵌合孔10から放射方向に延びる複数のスリットを有している。これらの複数のクリップ7は、自身が複数の嵌合ボス9に圧入嵌合することで、ヨークS3のヨーク天面5にホルダ6を固定する。
[実施例1の組付方法]
次に、本実施例のリニアソレノイドLSのヨーク天面5に外部接続用コネクタを組み付ける手順を説明する。
先ず、ボビン2のボス部2bの内部に、加工前のターミナルBTの基端部をインサート成形することで、ターミナルBTの基端部をボビン2に固定する。
次に、ターミナルBTの各接続端子14のリード線絡げ部31に、一対のコイルリード線1の絡げ部分を螺旋状に絡げる。
次に、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分とターミナルBTの各接続端子14とをヒュージング接合する。
ここで、ヒュージング接合とは、ターミナルBTの基端側の接触部と折り曲げ片33との間に、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分を挿通した後に、パンチ等で折り曲げ片33をかしめて折り曲げ片33がU字状に折り返すように折り曲げ、続いて、接触部32と折り曲げ片33からなる接続端子14全体にその板厚方向の両側から一対のヒュージング電極を当てて、加圧しながらヒュージング電極を通電することで、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分に施された絶縁被膜を剥離(溶融除去)し、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分とターミナルBTの各接続端子14との導通状態(電気接続)を得るターミナル接続方法である。
次に、コイルSC、ボビン2等をヨークS3の内部空間(ソレノイド収納空間)に収容する。
次に、一対のコイルリード線1の各リード線端末部分を挿通孔8を通してヨーク天面5の外側に出す。
次に、ヨーク天面5からソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に突き出した加工前のターミナルBTを順次、または同時に第1曲げ加工装置のダイとパンチとの間にセットして、ターミナルBTの各連結部22の曲げ軸(屈曲部12)にパンチから曲げ荷重を加える。
これにより、加工前のターミナルBTの各連結部22の曲げ軸(屈曲部12)において、音叉端子15の基端部44を連結部22に対して所定の曲げ角度で折り曲げることで、加工中のターミナルMTが製作(成形)される(1回目の折り曲げ加工工程:第1曲げ工程)。
次に、上記の1回目の折り曲げ加工後に、加工中のターミナルMTを順次、または同時に第2曲げ加工装置のダイとパンチとの間にセットして、ターミナルMTの各連結部22の曲げ軸(屈曲部12)にパンチから曲げ荷重を加える。
これにより、加工中のターミナルMTの各連結部21の曲げ軸(屈曲部13)において、音叉端子15および連結部21、22を接続端子14の先端に対して所定の曲げ角度(例えば直角)で折り曲げることで、加工後のターミナルATが製作(成形)される(2回目の折り曲げ加工工程:第2曲げ工程)。
以上の2回曲げによって、折り曲げ加工前は、図1(a)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に向いていたターミナルBTを、折り曲げ加工後は、図1(c)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に向けることができる。
次に、ヨークS3の底壁部4と一体化された一対の嵌合ボス9に、ホルダ6の各フランジ60に形成されるボス挿通孔61を嵌め込み、ヨーク天面5にホルダ6を組み付ける。 次に、ホルダ6の各フランジ60よりも外側に突き出した嵌合ボス9に各クリップ7を圧入固定することで、ヨーク天面5に対するホルダ6が固定される。
このとき、ヨーク天面5からソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に突き出したターミナルAT、特に音叉端子15は、ホルダ6のガイド溝54を通って各端子収容凹部52内に収納される。
このようにヨーク天面5にホルダ6を組み付ける際に、加工後のターミナルATの各音叉端子15が端子収容凹部52に対して多少位置がズレていた場合であっても、音叉端子15は、ホルダ6のガイド溝54に形成されたテーパガイド面によりガイド溝54の中心部に誘導される。これにより、端子収容凹部52の中心部(適正な位置)に各音叉端子15は誘導されるため、相手側ターミナルの各タブ端子とターミナルATの各音叉端子15との接続状態が安定する。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の電磁油圧制御弁におけるリニアソレノイドLSのターミナル構造においては、接続端子14と音叉端子15とが一体部品で構成されている。つまり接続端子14と音叉端子15とが一体化されたターミナルATを採用している。
また、ヨーク天面5からコイル中心軸方向(A)の外部側へ向かって突き出した加工前のターミナルBTにおける、接続端子14と音叉端子15との中間部分(屈曲部12、13)に所定の曲げ角度の折り曲げ加工を施している。
具体的には、ヨーク天面5からコイル中心軸方向(A)の外部側へ向かって突き出した加工前のターミナルBTにおける、接続端子14と音叉端子15との中間部分(屈曲部12、13)に2回折り曲げ加工を施しているので、加工後のターミナルATにおいて接続端子14と音叉端子15とを一体化させることができる。これにより、従来のソレノイドでは必要であった第1ターミナル107と第2ターミナル108との接続構造(または接続作業)が不要となる。
したがって、加工後のターミナルATの接続端子14と音叉端子15との内部導通部(内部接続部)における通電信頼性を容易に確保することができる。
また、従来のソレノイドのように、第1ターミナル107と第2ターミナル108とを導通接合する接続作業(溶接作業またはカシメ作業等)が不要となるので、生産性が向上し、製造コストを削減することができる。
また、一対のターミナルATの折り曲げ加工後にヨーク天面5に固定されるホルダ6の開口部(音叉端子挿入口)に、テーパガイド面を有するガイド溝54を設けたことにより、加工後のターミナルATの音叉端子15の位置ズレをガイド溝54によって吸収できるので、加工後のターミナルATの音叉端子15の位置出しを容易に実施することが可能となる。
なお、ガイド溝54の入口寸法を最適値となるように設定することで、加工後のターミナルATの音叉端子15を、相手側ターミナルのタブ端子と確実に電気接続可能な指定位置にガイド(誘導)することができる。
また、ヨーク天面5から突出してホルダ6の組付方向に沿うように複数の嵌合ボス9を設け、複数の嵌合ボス9とそれぞれ嵌合する複数のボス挿通孔61をホルダ6のフランジ60に設けている。これによって、ヨーク天面5に対してホルダ6を位置ズレすることなく組み付けることができる。したがって、ホルダ6に収容保持される音叉端子15の指定位置に対する位置ズレ量を小さくできるので、加工後のターミナルATの音叉端子15と相手側ターミナルのタブ端子との導通接合部(外部接続部)における通電信頼性を容易に確保することができる。
すなわち、嵌合ボス9を複数設定することにより、ヨーク天面5(平面)上のホルダ6の回転方向への移動を規制し、端子収容凹部52に対する音叉端子15の位置精度を高めることができる。なお、嵌合ボス9の突出高さを高くすることにより、ホルダ6の固定に使用するクリップ7の挿入性と組付確認を容易化することが可能となる。
また、ホルダ6のフランジ60の挿通孔61に嵌合ボス9を嵌合(貫通)させることで、ヨーク天面5に対して音叉端子15およびホルダ6の位置決めを行った後に、クリップ7で、ヨーク天面5にホルダ6を固定している。そして、ヨーク天面5の嵌合ボス9とホルダ6の挿通孔61の位置関係を調整することにより、端子収容凹部52に対する音叉端子15の位置精度を向上できるので、加工後のターミナルATの音叉端子15と相手側ターミナルのタブ端子との導通接合部(外部接続部)における通電信頼性を容易に確保することができる。
また、ヨークS3のヨーク天面5に一体化された嵌合ボス9に対し被締結部を固定するクリップ7の挿入荷重は、ボス自体を圧縮し圧延し被締結部を固定する際の圧縮荷重に対して十分小さくヨーク天面5の平面度を悪化させることはない。これにより、プランジャS1、ステータコアS2、ヨークS3等の部品間の磁力線の受け渡しを高レベルで維持することができる。
ところで、従来のリニアソレノイドにおいては、ヨーク105の天面に挿通孔113を開口してターミナルホルダ109から突出した弾性係合片114を挿通孔113に引っ掛けるようにしてヨーク105の底壁部にターミナルホルダ109をスナップフィット結合しているので、ヨーク105の挿通孔113からヨーク105の内部空間であるソレノイド収納空間、特にプランジャ101とステータコア102、103との間の摺動クリアランスに異物が侵入する可能性がある。
このようにリニアソレノイドの摺動クリアランスに異物が侵入すると、プランジャ101の摺動不良(スティックやロック等)の要因となるという問題がある。
それに対し、本実施例のリニアソレノイドLSにおいては、ヨークS3の底壁部4にスナップフィット結合用の挿通孔113を開口していないので、ヨーク天面5からヨークS3の内部空間(ソレノイド収納空間)への異物の侵入を防止することができる。
したがって、ステータコアS2内に摺動可能に支持されるプランジャS1の摺動不良(スティックやロック等)は発生しない。
また、従来のリニアソレノイドにおいては、ヨーク105に対するターミナルホルダ109の固定方法がスナップフィット結合であるため、ヨーク105の底壁部111とコイルボビン117の鍔状部との間に、弾性係合片114の先端部(スナップフィット爪部115)が差し込まれる空間(デッドスペース)が必要となる。これにより、リニアソレノイド内の性能スペースの縮小化による性能低下が懸念される。
そこで、本実施例のリニアソレノイドLSにおいては、ヨークS3に対するホルダ6の固定方法としてスナップフィット結合を採用していない。具体的には、上述したように、ヨーク天面5に対するホルダ6の固定方法としてヨークS3の嵌合ボス9にホルダ6のボス挿通孔61を嵌め込み、ホルダ6の各フランジ60よりも外側に突き出した嵌合ボス9に各クリップ7を圧入固定することで、ヨーク天面5にホルダ6を位置決め固定しているので、ヨークS3の内部にデッドスペースを必要としない。
[実施例2の構成]
図6は、本発明を適用したリニアソレノイドのターミナル構造(実施例2)を示したものである。
ここで、実施例1と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例の加工後のターミナルATは、図6(c)に示したように、接続端子14と音叉端子15との中間部分(第1の連結部:以下連結部23、第2の連結部:以下連結部24)に、所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される屈曲部(曲げ部)66、および所定の曲げ角度のひねりが加えられるひねり部67を備えている。
次に、本実施例のリニアソレノイドLSのヨーク天面5に外部接続用コネクタを組み付ける手順を説明する。
先ず、ヨーク天面5からソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に突き出した加工前のターミナルBT(図6(a)参照)を曲げ加工装置のダイとパンチとの間にセットして、ターミナルBTの各連結部23の曲げ軸(屈曲部66)にパンチから曲げ荷重を加える。 これにより、加工前のターミナルBTの各連結部23、24の曲げ軸(屈曲部66)において、音叉端子15の基端部44を連結部23に対して所定の曲げ角度で折り曲げることで、図6(b)に示したように、加工中のターミナルMTが製作(成形)される(折り曲げ加工工程:曲げ工程)。
次に、上記の加工後に、加工中のターミナルMTの各連結部24をひねり加工装置の治具で挟みながら捩じることで、ターミナルMTの各連結部24のひねり軸(ひねり部67)にひねり荷重を加える。
これにより、加工中のターミナルMTの各連結部24のひねり軸(ひねり部67)において、音叉端子15を連結部24に対して所定のひねり角度でねじられることで、図6(c)に示したように、加工後のターミナルATが製作(成形)される(ひねり工程)。
以上の曲げおよびひねりによって、加工前は、図6(a)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に向いていた加工前のターミナルBTを、加工後は、図6(c)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に向けることができる。
また、ヨーク天面5からコイル中心軸方向(A)の外部側へ向かって突き出した加工前のターミナルBTにおける、接続端子14と音叉端子15との中間部分に1回折り曲げ加工を施した後に、さらにひねりを加えることにより、加工後のターミナルATにおいて接続端子14と音叉端子15とを一体化させることができる。これにより、従来のソレノイドでは必要であった第1ターミナル107と第2ターミナル108との接続構造(または接続作業)が不要となる。
したがって、加工後のターミナルATの接続端子14と音叉端子15との内部導通部(内部接続部)における通電信頼性を容易に確保することができる。
以上のように、本実施例のリニアソレノイドLSのターミナル構造においては、実施例1と同様な効果を奏する。
[実施例3の構成]
図7は、本発明を適用したリニアソレノイドのターミナル構造(実施例3)を示したものである。
ここで、実施例1及び2と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例の加工後のターミナルATは、図7(b)に示したように、接続端子14と音叉端子15との中間部分(連結部23、24)に、所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される第1、第2屈曲部(曲げ部)71、72を備えている。
本実施例のリニアソレノイドLSのヨーク天面5に外部接続用コネクタを組み付ける手順は、実施例1と同様なため、説明を省略する。
以上の2回折り曲げ加工によって、加工前および加工中は、図7(a)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に向いていた加工前および加工中のターミナルBT、MTを、加工後は、図7(b)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に向けることができる。
また、本実施例の加工後のターミナルATは、図7(c)に示したように、接続端子14と音叉端子15との中間部分(連結部73)に、所定の曲げ角度の折り曲げ加工と同時に、所定の曲げ角度のひねりが加えられる曲げひねり部74を備えている。
図7(c)に示した加工後のターミナルATは、接続端子14と音叉端子15との中間部分(連結部73)に、折り曲げ加工を施すと同時に、ひねりを加えている。
以上のように、本実施例のリニアソレノイドLSのターミナル構造においては、実施例1及び2と同様な効果を奏する。
[実施例4の構成]
図8は、本発明を適用したリニアソレノイドのターミナル構造(実施例4)を示したものである。
ここで、実施例1〜3と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例の加工後のターミナルATは、図8(b)に示したように、接続端子14と音叉端子15との中間部分(連結部23、24)に、所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される屈曲部(曲げ部)75、および所定の曲げ角度のひねりが加えられるひねり部76を備えている。
本実施例のリニアソレノイドLSのヨーク天面5に外部接続用コネクタを組み付ける手順は、実施例2と同様なため、説明を省略する。
また、本実施例の加工後のターミナルATは、図8(d)に示したように、接続端子14と音叉端子15との中間部分(連結部23、24)に、所定の曲げ角度のひねりが加えられるひねり部77、および所定の曲げ角度の折り曲げ加工が施される屈曲部(曲げ部)78を備えている。
次に、本実施例のリニアソレノイドLSのヨーク天面5に外部接続用コネクタを組み付ける手順を説明する。
先ず、ヨーク天面5からソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に突き出した加工前のターミナルBTをひねり加工装置の治具で挟みながら捩じることで、ターミナルMTの各連結部24のひねり軸(ひねり部77)にひねり荷重を加える。
これにより、加工中のターミナルMTの各連結部24のひねり軸(ひねり部77)において、音叉端子15を連結部24に対して所定のひねり角度でねじられることで、図8(c)に示したように、加工中のターミナルMTが製作(成形)される(ひねり工程)。
次に、上記の加工後に、加工中のターミナルMTを曲げ加工装置のダイとパンチとの間にセットして、ターミナルBTの各連結部23の曲げ軸(屈曲部78)にパンチから曲げ荷重を加える。
これにより、加工前のターミナルBTの各連結部23、24の曲げ軸(屈曲部78)において、音叉端子15の基端部44を連結部23に対して所定の曲げ角度で折り曲げることで、図8(d)に示したように、加工後のターミナルATが製作(成形)される(折り曲げ加工工程:曲げ工程)。
以上のひねりおよび曲げによって、加工前または加工中は、図8(a)、(c)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に向いていた加工前または加工中のターミナルBT、MTを、加工後は、図8(b)、(d)に示したように、音叉端子15のスロット開口側が、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するソレノイド(コイル)中心軸直角方向(B)に向けることができる。
以上のように、本実施例のリニアソレノイドLSのターミナル構造においては、実施例1〜3と同様な効果を奏する。
[変形例]
本実施例では、本発明のソレノイドを、自動車の自動変速機の油圧制御を行う油圧制御装置に組み込まれるスプールバルブを駆動するリニアソレノイドLS(電磁アクチュエータ)に適用しているが、本発明のソレノイドを、電動機(モータ)、発電機(オルタネータ)、電磁スイッチ、点火コイルや変圧器等のコイル装置に適用しても良い。
なお、コイルに接続する導体とは、モータのロータコイルに電気接続する整流子(コンミテータ)に押圧接触するブラシが考えられる。また、オルタネータのロータコイルに電気接続する集電環(スリップリング)に押圧接触するブラシが考えられる。
また、加工後のターミナルとしては、ブラシに導通接合される内部接続部、および相手側ターミナルと嵌合接続する外部接続部を一体化したブラシターミナルを採用できる。
本実施例では、本発明のソレノイドを、自動車の自動変速機の油圧制御を行う油圧制御装置に組み込まれるスプールバルブを駆動するリニアソレノイドLSに適用しているが、本発明のソレノイドを、流体圧制御、流量制御、流路切替制御に用いるスプールバルブを駆動するリニアソレノイドに適用しても良い。
また、本発明のソレノイドを、エンジンの吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング装置(VVT)に使用される電磁油路切替弁(OCV)の弁体であるスプールバルブを駆動するリニアソレノイドに適用しても良い。
また、スプールバルブの代わりに、ボールバルブ、ポペットバルブ等の他の形状のバルブを駆動するリニアソレノイドに本発明を適用しても良い。
また、シャフトとプランジャS1とが一体構造の可動コアに本発明の構造を適用しても良い。また、シャフトを磁性体で構成しても良い。
本実施例では、相手側ターミナルの挿入方向を、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して直交するコイル中心軸直角方向(B)に設定しているが、相手側ターミナルの挿入方向を、ソレノイド(コイル)中心軸方向(A)と異なる方向またはソレノイド(コイル)中心軸方向(A)に対して所定の角度範囲(例えば85°〜105°)内の異なる方向に設定しても良い。
1 コイルリード線(コイルSCを形成する導体)
5 ヨーク天面
6 ホルダ
7 クリップ
14 接続端子(内部接続部)
15 音叉端子(外部接続部)
S3 ヨーク
BT 加工前のターミナル
MT 加工中のターミナル
AT 加工後のターミナル

Claims (9)

  1. コイル(SC)を形成する導体(1)またはコイルに接続する導体に導通接合される内部接続部(14)、および相手側ターミナルと嵌合接続する外部接続部(15)を有するターミナル(AT)が、前記コイル(SC)と共に磁気回路を形成する有底筒状のヨーク(S3)の天面(5)に配置されるソレノイドにおいて、
    前記ターミナル(AT)の前記外部接続部(15)と前記内部接続部(14)との間には、
    前記内部接続部(14)の端部と接続されている第1の連結部(21、23)と、
    端部が前記第1の連結部(21、23)および前記外部接続部(15)の端部と接続されている第2の連結部(22、24)と、が設けられており、
    前記外部接続部(15)、前記第1の連結部(21、23)、前記第2の連結部(22、24)および前記内部接続部(14)は、金属からなる平板状の導電性部材により一体部品で構成され、
    前記内部接続部(14)は、前記ヨーク(S3)の天面(5)からコイル中心軸方向(A)の外部側へ向かって突き出しており、
    前記第1の連結部(21、23)および前記第2の連結部(22、24)は、共にその厚み方向に折り曲げられており、
    前記外部接続部(15)は、平板状の該外部接続部(15)の厚み面に対する垂直方向が、前記コイル中心軸方向(A)に平行となるように設けられていることを特徴とするソレノイド。
  2. コイル(SC)を形成する導体(1)またはコイルに接続する導体に導通接合される内部接続部(14)、および相手側ターミナルと嵌合接続する外部接続部(15)を有するターミナル(AT)が、前記コイル(SC)と共に磁気回路を形成する有底筒状のヨーク(S3)の天面(5)に配置されるソレノイドにおいて、
    前記ターミナル(AT)の前記外部接続部(15)と前記内部接続部(14)との間には、
    前記内部接続部(14)の端部と接続されている第1の連結部(21、23)と、
    端部が前記第1の連結部(21、23)および前記外部接続部(15)の端部と接続されている第2の連結部(22、24)と、が設けられており、
    前記外部接続部(15)、前記第1の連結部(21、23)、前記第2の連結部(22、24)および前記内部接続部(14)は、金属からなる平板状の導電性部材により一体部品で構成され、
    前記内部接続部(14)は、前記ヨーク(S3)の天面(5)からコイル中心軸方向(A)の外部側へ向かって突き出しており、
    前記第1の連結部(21、23)は、その厚み方向に折り曲げられており、
    前記第2の連結部(22、24)は、その厚み方向に所定角度ひねられた状態であるひねり部を有しており、
    前記外部接続部(15)は、平板状の該外部接続部(15)の厚み面に対する垂直方向が、前記コイル中心軸方向(A)に平行となるように設けられていることを特徴とするソレノイド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のソレノイドにおいて、
    前記外部接続部(15)は、前記相手側ターミナルが開口側から奥側へ向かって挿入されるスロット(43)を有していることを特徴とするソレノイド。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のソレノイドにおいて、
    記ターミナル(AT)は、前記外部接続部(15)のスロット開口側が前記相手側ターミナルの挿入方向(B)に向くように設けられていることを特徴とするソレノイド。
  5. 請求項4に記載のソレノイドにおいて、
    前記相手側ターミナルの挿入方向とは、前記コイル中心軸方向(A)と異なる方向(B)、且つ前記コイル中心軸方向(A)に対して直交するコイル中心軸直角方向(B)のことであることを特徴とするソレノイド。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載のソレノイドにおいて、
    前記ソレノイドは、前記ヨーク(S3)の天面(5)に組み付けられて、前記加工後のターミナル(AT)を収容保持するホルダ(6)を備えたことを特徴とするソレノイド。
  7. 請求項6に記載のソレノイドにおいて、
    前記ホルダ(6)は、前記外部接続部(15)を収容する収容孔(52)、および前記外部接続部(15)を前記収容孔(52)に誘導するガイド溝(54)を有し、
    前記ガイド溝(54)は、その開口側から奥側へ向かって徐々に開口面積が小さくなるテーパガイド面を有していることを特徴とするソレノイド。
  8. 請求項6または請求項7に記載のソレノイドにおいて、
    前記ヨーク(S3)の天面(5)から突出して前記ホルダ(6)の組付方向に沿うように設けられる複数のボス(9、9a)を有し、
    前記ホルダ(6)は、前記複数のボス(9、9a)が挿通する複数の挿通孔(61)を有していることを特徴とするソレノイド。
  9. 請求項8に記載のソレノイドにおいて、
    前記複数のボス(9、9a)とそれぞれ嵌合する複数の嵌合孔(10)を有し、前記ヨーク(S3)の天面(5)に前記ホルダ(6)を固定するクリップ(7)を備えたことを特徴とするソレノイド。
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