JP5941026B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、例えば現像剤像を担持する現像剤像担持部を備える画像形成装置に適用し得るものである。
例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、露光により形成された静電潜像に現像剤が付着することにより現像剤像を担持する現像剤像担持部としての感光体ドラムを有している。感光体ドラム上の現像剤像は搬送ベルトにより搬送されてきた媒体(例えば用紙)に転移され、媒体上の像は定着装置により加圧・加熱されて定着され、媒体上に画像が形成される。
従来、画像形成装置において例えば連続印刷等がなされると、画像形成装置内部の温度が上昇し、これに伴い感光体ドラムの表面温度が上昇することがある。このような場合、現像剤特性が低下し、印刷品質の低下が生じ得る。
特許文献1には、印刷品質を向上させるため、感光体ドラムの表面温度を検知し、その検知温度に基づいて画像形成処理を制御することが記載されている。具体的に、特許文献1の記載技術は、感光体ドラムと当接する搬送ベルトの温度を検知し、その検知温度を感光体ドラムの表面温度とみなして画像形成処理を制御している。
特開2004−212968号公報
しかしながら、上述した特許文献1の記載技術は、搬送ベルトを介して感光体ドラムの表面温度を検知している。そのため、感光体ドラムを冷却するために送風を行うと、搬送ベルト自体が冷却されてしまい、感光体ドラムの表面温度を正確に検知することができないという問題が生じ得る。
また、カラープリンタ等の画像形成装置は搬送ベルトを有するものが多いが、モノクロプリンタ等の画像形成装置は搬送ベルトを有さないものが多い。そのため、搬送ベルトを備えない画像形成装置においては、搬送ベルトを介して感光体ドラムの温度検知を行うことが困難となるという問題も生じ得る。
そのため、印刷品質を向上させるために、現像剤像担持部の温度を正確に検知することができる画像形成装置が強く求められている。
かかる課題を解決するために、本発明は、現像剤像を担持させる現像剤像担持部と、現像剤像担持部と接触して媒体を搬送しながら現像剤像を媒体上に転写させる転写部とを備え、媒体上に画像を形成する画像形成装置において、(1)現像剤像担持部と転写部との接触部に対して媒体搬送方向の下流側に設けられ、当該画像形成装置の内部の空気を排気するファンと、(2)現像剤像担持部と転写部との接触部に対して媒体搬送方向の上流側に設けられ、現像剤像担持部の周囲の雰囲気温度を検知する温度検知部と、(3)温度検知部の周囲を囲み、現像剤像担持部の近傍に形成された第1の開口部と、第2の開口部とを有する仕切部材と、(4)ファンと第1の開口部との間を連通する連通路とを備え、前記仕切部材が、上部仕切部材と、底部仕切部材と、前記底部仕切部材に対して略垂直方向に設けられた媒体搬送方向の上流側の第1の仕切部材と、前記底部仕切部材に対して略垂直方向に設けられた媒体搬送方向の下流側の第2の仕切部材とを備え、第1の開口部が、上部仕切部材の端部と第1の仕切部材の端部とで形成され、第2の開口部が、上部仕切部材の端部と第2の仕切部材の端部とで形成されることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、現像剤像担持部の温度を正確に検知することができ、印刷品質を向上させることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の筐体内部を透視した内部構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における温度検知部の周辺の詳細な構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラムの駆動制御の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における送風装置による気流の形成及び温度検知部による温度検知の動作を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る温度検知部の検知温度を用いた感光体ドラムの駆動制御を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の筐体内部を透視した内部構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置における温度検知部の周辺の詳細な構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置における送風装置による気流の形成及び温度検知部による温度検知の動作を説明する説明図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、電子写真方式を採用した画像形成装置に本発明を適用する場合を例示して説明する。第1の実施形態の画像形成装置は、モノクロプリンタの場合を例示するが、カラープリンタや複写機やファクシミリ装置等の様々な画像形成装置に広く適用することができる。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の筐体内部を透視した内部構成を示す断面図である。
図1において、第1の実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成ユニット2、用紙カセット24、感光体ドラム4、転写ローラ10、給紙ローラ11、分離ローラ8及び9、第1レジストローラ12、第1プレッシャローラ13、第2レジストローラ14、第2プレッシャローラ15、搬送ローラ16及び17、定着ユニット19、定着バックアップローラ20、定着ユニット28、排出ローラ21及び22、排出ローラ211及び212、送風装置30、温度検知部40を有する。
用紙カセット24は、媒体としての用紙を収納するカセットである。
給紙ローラ11は、用紙カセット24に収納されている最上位に位置している用紙を繰り出して、分離ローラ8及び9に用紙を送るものである。
分離ローラ8及び9は、給紙ローラ11から送られた用紙を1枚ずつ分離して搬送路に送り出すものである。
第1レジストローラ12及び第1プレッシャローラ13は、分離ローラ8及び9により1枚ずつ分離された用紙を、搬送路を介して第2レジストローラ14及び第2プレッシャローラ15に送るものである。
第2レジストローラ14及び第2プレッシャローラ15は、第1レジストローラ12及び第1プレッシャローラ13からの用紙を、搬送路を介して搬送ローラ16及び17に送るものである。
搬送ローラ16及び17は、第2レジストローラ14及び第2プレッシャローラ15からの用紙を、画像形成ユニット2の感光体ドラム4と転写ローラ10とが接触するニップ部130(図2参照)に向けて送るものである。
画像形成ユニット2は、感光体ドラム4を構成要素として含むものであり、感光体ドラム4の表面に露光した静電潜像を形成し、その静電潜像に現像剤を付着させた現像剤像を、搬送ローラ16及び17から搬送されてきた用紙に転移させて画像を形成するものである。
感光体ドラム4は、露光により形成された静電潜像に現像剤が付着された現像剤像を担持するものである。感光体ドラム4は、転写ローラ10と対向して設けられており、転写ローラ10と接触しながら回動するものである。搬送ローラ16及び17により搬送された用紙は、感光体ドラム4と転写ローラ10との間のニップ部130(図2参照)に送られ、感光体ドラム4の表面に担持された現像剤像が用紙上に転写される。なお、感光体ドラム4は、現像剤像担持部を含むものである。
また、感光体ドラム4は、交換可能なものである。感光体ドラム4の交換方法は、種々の方法を用いることができる。例えば、感光体ドラム4は画像形成ユニット2と一体となっており、画像形成ユニット2の交換により感光体ドラム4を交換できるものとしても良い。感光体ドラム4を交換した場合でも、交換後の感光体ドラム4は転写ローラ10と接触してニップ部130(図2参照)を形成できるようにする。
転写ローラ10は、画像形成ユニット2の感光体ドラム4と対向して設けられており、ニップ部130(図2参照)において感光体ドラム4との間の用紙に感光体ドラム4の表面の現像剤像を転写させるものである。なお、転写ローラ10は、転写部を含むものである。
定着ローラ19及び定着バックアップローラ20は、定着ユニット28による定着を行うために、感光体ドラム4及び転写ローラ10からの用紙を定着ユニット28内部に送るものである。
定着ユニット28は、例えばハロゲンランプ等の発熱体を有し、転写された像を有する用紙に対して加熱及び加圧により現像剤の定着を行うものである。
排出ローラ21及び22は、定着ユニット28により現像剤が定着された用紙を排出ローラ211及び212に送るものである。
排出ローラ211及び212は、排出ローラ21及び22からの用紙を、用紙積載面29に排出するものである。
送風装置30は、現像剤担持部としての感光体ドラム4の表面温度の上昇を抑えるためのファンである。送風装置30は、感光体ドラム4と転写ローラ10とが接触するニップ部130(図2参照)を境界として用紙搬送方向の下流側に配置されている。送風装置30は、感光体ドラム4と転写ローラ10とが接触するニップ部130(図2参照)を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を外部に排気することにより、画像形成装置1内部の温度上昇を抑え、感光体ドラム4の表面温度の上昇を抑える。なお、送風装置30の配置位置は、感光体ドラム4と転写ローラ10とが接触するニップ部130(図2参照)を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を排気することができる位置であれば特に限定されるものではない。
温度検知部40は、感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を検知するものである。つまり、表面温度が上昇した感光体ドラム4の放熱により感光体ドラム4の雰囲気温度が変化することになる。温度検知部40は、感光体ドラム4の表面から放熱される感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を検知する。温度検知部40は、例えば、非接触型サーミスタや非接触型温度センサ等を用いることができる。
また、温度検知部40は、感光体ドラム4と転写ローラ10との間のニップ部130(図2参照)を境界として用紙搬送方向の上流側に配置される。なお、感光体ドラム4の雰囲気温度を検知することができる位置であれば、温度検知部40の配置位置は特に限定されるものではない。
なお、上述した送風装置30が、感光体ドラム4と転写ローラ10との間のニップ部130(図2参照)を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を排気することにより、ニップ部130を境界とした用紙搬送方向の上流側の空気もわずかながら温度検知部40の方に流れ得る。これにより、温度検知部40による感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度の検知精度を向上させることができる。
この実施形態では、ニップ部130を境界とした用紙搬送方向の上流側から送風装置30に向けて流れる気流が形成されて、感光体ドラム4の周囲の空気を温度検知部40の近傍に移動させるものとしている。しかし、上記のような気流を形成させて、温度検知部40に向かって感光体ドラム4の周囲の空気を移動させない形態であっても十分に感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を検知することができる。つまり、上記のような気流を形成させない場合でも、温度検知部40の位置を感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を検知できる位置に配置させることで、感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を検知することを実現できる。
また、温度検知部40は、感光体ドラム4の駆動制御をさせるために、検知した温度情報を制御部に与える。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1における温度検知部40の周辺の詳細な構成を示す構成図である。
図2において、画像形成装置1の温度検知部40の周辺の構成は、感光体ドラム4、現像ローラ5、帯電ローラ6、クリーニングブレード7、転写ローラ10、送風装置30、温度検知部40、転写フレーム50、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60、用紙搬送方向上流側フレーム60a、用紙搬送方向下流側ガイド送風壁60b、用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70を有する。
帯電ローラ6、現像ローラ5、クリーニングブレード7は、画像形成ユニット2の内部に設けられている。帯電ローラ6は、感光体ドラム6の表面を一様に帯電させるものである。現像ローラ5は、図2の矢印方向に回動する感光体ドラム4に対して、感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130の上流側に設けられており、感光体ドラム4の表面に形成された静電潜像に現像剤を付着させるものである。つまり、現像ローラ5は、感光体ドラム4と当接しており、感光体ドラム4に従動して回転することにより、画像形成ユニット2の現像剤収容部に収容されている現像剤を感光体ドラム4に移す。クリーニングブレード7は、図2の矢印方向に回動する感光体ドラム4に対して、ニップ部130の下流側に設けられており、現像剤像の転写後の感光体ドラム4の表面に残った現像剤を除去するものである。
図2において、送風装置30は、感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130を境界として用紙搬送の下流側から送風装置30への方向に流れる気流を形成するものである。送風装置3は、ファンにより画像形成装置1の内部の空気を外部に排気する。これにより、送風装置30は、感光体ドラム4と転写ローラ10とが接触するニップ部130を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を外部に排気することにより、画像形成装置1内部の温度上昇を抑え、感光体ドラム4の表面温度の上昇を抑えることができる。
また、送風装置30が感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を外部に排気することにより、ニップ部130を境界とした上流側の空気も送風装置30に向かって補助的な気流が生じ得る。これにより、感光体ドラム4の周囲に溜まった空気を温度検知部40の方に移動させることができるため、温度検知部40による温度検知の精度を向上させることができる。
例えば、ニップ部130を境界とした上流側の空気も送風装置30に向かって補助的な気流は、用紙搬送方向上流側空間140と、転写ローラ10と転写ローラ10を保持する転写フレーム50との間に形成される転写フレーム開口部51と、用紙搬送下流ガイド70の下面部と転写ローラ10との間の下流側風路80とを含む通気路を通ることでなし得る。
用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60は、搬送ローラ16及び17(図1参照)から搬送される用紙を案内するものである。用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60は、搬送される用紙を案内するために上面部が平坦となっている。また、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の下面部には温度検知部40が保持されている。さらに、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の下部には、水平方向に仕切部材601が配設されている。
用紙搬送方向上流側フレーム60aは、水平方向に配設された底部に対して垂直方向に、仕切部材602及び603が設けられている。
ここで、仕切部材601、602及び603は、感光体ドラム4の長手方向に沿って配設される板材等を用いることができ、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の下面部に設けられた温度検知部40を囲むようにして設けられる。そのため、仕切部材601、602及び603は、感光体ドラム4の周囲の雰囲気温度を除く空気を遮断する遮断部として機能するものである。また、水平方向に配設された仕切部材601の先端部と、垂直方向に配設された仕切部材602の先端部とは接触しておらず、温度検知部40の感熱部40aが感光体ドラム4の雰囲気温度を検知できるようにするための感熱開口部61が形成されている。
温度検知部40の感熱部40aは、感光体ドラム4の雰囲気温度を検出するために、転写フレーム開口部51に近傍に位置するように設けられる。つまり、感熱開口部61は、転写フレーム開口部51の近傍に形成されるようにし、感熱開口部61を通じて、温度検知部40の感熱部40aが転写フレーム開口部51の雰囲気温度を検知するようにしている。
用紙搬送方向下流側ガイド送風壁60bは、用紙搬送方向上流側フレーム60aの端部から送風装置30付近の方向に傾斜して設けられており、空気を送風装置30の近傍まで案内するものである。
用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70は、感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130から排出される用紙の搬送を案内するものである。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置1における感光体ドラム4の駆動制御の構成を示すブロック図である。
図3において、画像形成装置1における制御系として、制御部200は、温度感知部40、送風装置30の駆動を行う送風装置駆動部35、感光体ドラム4を駆動する感光体ドラム駆動部45と接続している。
制御部200は、画像形成装置1における処理機能を司るものである。制御部200は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部等を有するものである。制御部200は、例えば、CPUがROMに記憶される処理プログラムを実行することにより、画像形成装置1の機能を実現するものである。なお、処理プログラムは、インストールにより構築することができ、その場合でも機能的には図3に示すことができる。制御部200は、制御手段に含まれるものである。制御部200は、機能的には、送風駆動制御部201と、感光体ドラム駆動制御部202とを有する。
送風駆動制御部201は、画像形成動作中に送風装置30のファンを駆動させるため、印刷命令を受けると送風装置駆動部35に対して駆動開始を指示し、印刷が終了すると送風装置駆動部35に対して駆動終了を指示する。なお、送風駆動制御部201は、画像形成動作中に常時、送風装置30のファンを駆動させるようにしても良いし、連続印刷の命令があった場合や画像形成装置1の長時間の電源ONの場合等、画像形成装置1の内部温度が上昇している状態時に送風装置30のファンの駆動を制御するようにしても良い。
感光体ドラム駆動制御部202は、温度検知部40から検知温度を取得し、その検知温度と、1又は複数の閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、感光体ドラム4の回転動作を制御するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置1における動作を説明する。
まず、図1に示されるような画像形成装置1における画像形成処理の動作を説明する。
画像形成装置1において印刷命令が与えられると、用紙カセット24に積載された最上位の用紙100が給紙ローラ11により繰り出され、分離ローラ8及び9により1枚ずつの用紙が第1レジストローラ12と第1プレッシャローラ13へと搬送される。さらに、第1レジストローラ12と第1プレッシャローラ13により用紙は第2レジストローラ14と第2プレッシャローラ15に搬送される。第2レジストローラ14と第2プレッシャローラ15とにより搬送された用紙100は、画像形成ユニット2の感光体ドラム4と転写ローラ10とに搬送される。
感光体ドラム4と転写ローラ10は、図示されていない高圧電源から転写ローラ10に電圧をかけて、感光体ドラム4の表面に形成された現像剤像を用紙100の表面に画像として転写して搬送する。画像が転写された用紙100は定着ユニット28に搬送され、定着ユニット28によって加熱、加圧されて画像が用紙100に定着される。画像が定着された用紙100は用紙積載面29に堆積される。
ここで、連続した画像形成動作中は、感光体ドラム4は常時回転している。このとき画像形成ユニット2内部の現像ローラ5や帯電ローラ6との摺動、クリーニングブレード7との摩擦によって感光体ドラム4の表面温度は上昇する。また、連続した画像形成動作中、定着ユニット28内の定着ローラ19は一定温度を保持するために図示されていないヒータによって加熱しつづける。これにより、画像形成装置1の内部温度が上昇し、感光体ドラム4の表面温度は上昇する。
このような場合、現像剤であるトナーは温度が高くなるにつれて流動性が低下し、凝固していく。これにより、表面温度が高い感光体ドラム4の表面に形成された現像剤像(トナー像)は用紙100に転写されず、印刷品質不良を起こすことがある。
そこで、第1の実施形態では、印刷品質の低下を防止するために、感光体ドラム4に関する温度を正確に検知し、その検知温度に応じて画像形成処理を行うようにする。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置1における送風装置30による気流の形成及び温度検知部40による温度検知の動作を説明する説明図である。
例えば連続した画像形成動作中に、制御部200の制御を受けて、送風装置30のファンが駆動する。送風装置30のファンが駆動すると、図4の白抜き矢印の方向に画像形成装置1の内部の空気が送風装置30に向かって流れる気流が生じ、送風装置30は外部に空気を排気する。
第1の実施形態に係る画像形成装置1においては、感光体ドラム4と転写ローラ10のニップ部130を境界として用紙搬送方向の下流側の空気が送風装置30に向かって流れる。
また、送風装置30が感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を外部に排気することにより、ニップ部130を境界とした上流側の空気も送風装置30に向かってわずかに流れる。つまり、感光体ドラム4の近傍の用紙搬送方向上流側空間140の空気が、転写フレーム開口部51を介して、下流側風路80に向かって流れる。
画像形成装置1の内部温度が上昇すると、感光体ドラム4の表面温度と共に、感光体ドラム4の周囲の感光体ドラム雰囲気温度110も上昇する。上述したように、ニップ部130を境界として下流側に形成される空気の流れ(図4の白抜き矢印)により、感光体ドラム4は冷却され、感光体ドラム4の表面温度の上昇を抑えることができる。
また、用紙搬送方向上流側空間140における空気は上流側の通気路を介してわずかに下流側風路80に向かって移動する。そのため、感光体ドラム雰囲気温度110の影響を受けた空気が転写フレーム開口部51及び感熱開口部61に移動し、温度検知部40の感熱部40aが、感熱開口部61を通じて、感光体ドラム雰囲気温度110を検知することができる。
ここで、温度検知部40の感熱部40aは、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の仕切部材601と、用紙搬送方向上流側フレーム60aの仕切部材602及び603とにより囲まれている。また、感光体ドラム4と転写ローラ10との間でニップ部130が形成されている。このとき、用紙搬送方向下流側の空気は、画像形成装置1内部の対流により流れ込む場合も生じ得る。しかし、感光体ドラム4と転写ローラ10との間でニップ部130が形成されており、かつ、温度検知部40の感熱部40aは、仕切部材601、602及び603により囲まれているため、用紙搬送方向下流側気流の流れ込みを遮断することでき、感熱部40aは、用紙搬送方向上流側の感光体ドラム4の周囲の感光体ドラム雰囲気温度110温度を検知することができる。
温度検知部40の感熱部40aによる検知温度は電気信号に変換されて、その電気信号が検知温度情報として制御部200に通知される。
図5は、第1の実施形態に係る温度検知部40の検知温度を用いた感光体ドラム4の駆動制御を説明する説明図である。
図5において、縦軸は温度を示し、横軸は時間を示す。また、Taは感光体ドラム4の表面温度を示し、Tbは、温度検知部40により検知された検知温度(感光体ドラム雰囲気温度)を示す。
図5(A)において、画像形成装置1において印刷命令を受けると、制御部200は感光体ドラム駆動部45に対して感光体ドラム4の駆動開始を指示する。このとき、感光体ドラム4の表面は当接する現像ローラ5や帯電ローラ6との摺動、クリーニングブレード7との摩擦により、感光体ドラム4の表面温度Taは上昇していく。また、感光体ドラム4の表面温度の上昇に伴い、感光体ドラム雰囲気温度110も上昇するため、図5(a)に示すように、温度検知部40の検知温度Tbも上昇していることが分かる。
また、図5(A)に示すように、画像形成装置1において、連続した印刷命令を受けている間、感光体ドラム4は常時駆動する。そのため、感光体ドラム4の表面温度Taは上昇し続けている。これに対して、温度検知部40により検知温度Tbも、感光体ドラム4の表面温度Taと一定の関係を保ちながら上昇し続けていることが分かる。
ここで、制御部200は、温度検知部40からの検知温度Tbと減速動作温度閾値δ1とを比較する。そして、温度検知部40の検知温度Tbが減速動作温度閾値δ1を超えたときに、制御部200は、感光体ドラム4の回転速度を減速させるため、感光体ドラム駆動部45に対して減速動作制御を行う。具体的には、制御部200は、モータ等の感光体ドラム駆動部45への駆動電流をサーボ等で制御して回転数を制御することで実現できる。例えば、制御部200は、感光体ドラム4を15%程度減速させるようにする(図5(B)参照)。
これにより、感光体ドラム4の表面温度Taの温度上昇勾配は緩やかになる。また、温度検知部40の検知温度Tbの温度上昇勾配も、感光体ドラム4の表面温度Taと一定の関係も保ちながら緩やかになる。
印刷命令を継続して受けている間に、制御部200は、温度検知部40の検知温度と停止温度閾値δ2とを比較する。そして、温度検知部40の検知温度が停止温度閾値δ2を超えると、制御部200は、感光体ドラム駆動部45に対して感光体ドラム4の駆動停止を制御する(図5(C)参照)。
これにより、感光体ドラム4の表面温度Taは下降する。また、温度検知部40の検知温度Tbも、感光体ドラム4の表面温度Tbと一定の関係を保ちながら下降する。
その後、制御部200は、温度検知部200の検知温度Tbと減速動作温度閾値δ1と比較し、温度検知部200の検知温度Tbが減速動作温度閾値δ1より低くなると、感光体ドラム4を駆動させるため、制御部200は、感光体ドラム駆動部45に減速動作制御を行う(図5(D)参照)。すなわち、制御部200は感光体ドラム4の駆動を復帰させる。
ここで、δdは、上述した現像剤特性の悪化に基づく印刷品質の不良が発生する感光体ドラム危険温度である。感光体ドラム4の表面温度Taは、感光体ドラム危険温度δdに達しないように、制御部200は制御することが求められる。
これに対して、上記のように、温度検知部40の検知温度Tbは、感光体ドラム4の表面温度Taと一定の関係を保ちながら変化する。そこで、感光体ドラム4の表面温度Taと温度検知部40の検知温度Tbとの関係に基づいて、感光体ドラム4の表面温度Taが感光体ドラム危険温度δdに達しないように、停止温度閾値δ2、減速動作温度閾値δ1を設定する。
なお、図5の例では、温度検知部40の検知温度Tbと比較する閾値の一例として、減速動作温度閾値δ1、停止温度閾値δ2の2個とする場合を例示したが、閾値の数は特に限定されるものではない。閾値は1個であっても良いし、3個以上であっても良い。
また、図5(C)の感光体ドラム4の停止状態から図5(D)の感光体ドラム4の動作復帰をさせる際、制御部200は、図5(A)の状態から図5(B)の状態への遷移に用いた減速動作温度閾値δ1と同じ閾値を用いる場合を例示した。しかし、検知温度Tbの上昇勾配に応じた状態遷移の繰り返しを回避するために、減速動作温度閾値δ1よりも値が小さい閾値(動作復帰に係る閾値)を用いるようにしても良い。
さらに、動作復帰後、制御部200は、感光体ドラム4の回転速度がより遅くなるように減速動作制御するようにしても良い。例えば、図5(A)の通常動作から図5(B)の減速動作の際、通常動作の回転速度に対して例えば15%程度減速させるものとすると、動作復帰させる際には、通常動作の回転速度に対して例えば20%程度減速させるようにしても良い。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、感光体ドラム4及び転写ローラ10の用紙搬送方向上流側に温度検知部40を設け、送風装置30のファンにより感光体ドラム4と転写ローラ10のニップ部130を境界として用紙搬送方向の下流側の空気を移動させることにより、感光体ドラム4を冷却すると同時に、温度検知部40が用紙搬送方向上流側の感光体ドラム雰囲気温度100を検知することができ、感光体ドラム4の表面温度を正確に検知することができるという効果が得られる。
また、第1の実施形態によれば、感光体ドラム4の表面温度を正確に検知することにより、更なる印刷速度の高速化を実現することができるという効果が得られる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態は、電子写真方式を採用した両面印刷対応の画像形成装置に本発明を適用する場合を例示して説明する。第2の実施形態の画像形成装置は、モノクロプリンタの場合を例示するが、カラープリンタや複写機やファクシミリ装置等の様々な画像形成装置に広く適用することができる。
(B−1)第2の実施形態の構成
図6は、第2の実施形態に係る画像形成装置1Aの筐体内部を透視した内部構成を示す断面図である。図6では、第1の実施形態に係る画像形成装置1と同一又は対応する構成要素には、第1の実施形態に係る図1と同一の符号を付している。
図6において、第2の実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成ユニット2、用紙カセット24、感光体ドラム4、転写ローラ10、給紙ローラ11、分離ローラ8及び9、第1レジストローラ12、第1プレッシャローラ13、第2レジストローラ14、第2プレッシャローラ15、搬送ローラ16及び17、定着ユニット19、定着バックアップローラ20、定着ユニット28、排出ローラ21及び22、排出ローラ211及び212、送風装置30、温度検知部40、両面搬送部120を有する。
排出ローラ21及び22は、両面印刷の場合、定着ユニット28から搬送された用紙を、両面搬送部120に搬送するものである。なお、片面印刷の場合には、第1の実施形態と同様に、排出ローラ21及び22は、定着ユニット28から搬送された用紙を排出ローラ211及び212に搬送する。
両面搬送部120は、両面印刷を行う場合に、定着ユニット28により画像が定着された用紙が排出ローラ21及び22から搬送され、その用紙を第1レジストローラ12と第1プレッシャローラ13とに搬送するものである。
図7は、第2の実施形態に係る画像形成装置1Aにおける温度検知部40の周辺の詳細な構成を示す構成図である。
図7において、画像形成装置1Aの温度検知部40の周辺の構成は、感光体ドラム4、現像ローラ5、帯電ローラ6、クリーニングブレード7、転写ローラ10、送風装置30、温度検知部40、転写フレーム50、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60、用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70、用紙搬送方向下流側フレーム70a、用紙搬送方向上流側ガイド送風壁70bを有する。
帯電ローラ6、現像ローラ5、クリーニングブレード7は、第1の実施形態と同様に、画像形成ユニット2の内部に設けられている。
図6において、送風装置30は、感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130を境界として用紙搬送方向上流側に設けられている。送風装置30は、用紙搬送方向上流側から感光体ドラム4に向けて送風するものである。つまり、送風装置30は、ファンの駆動により、用紙搬送方向上流側から感光体ドラム4に向けて風を吹きつける。
ここで、両面印刷の場合、画像定着後の用紙100が、再度、画像形成ユニット2に給紙される。そのため、感光体ドラム4の表面温度だけでなく、用紙温度も比較的高くなっている。第2の実施形態では、送風装置30が、感光体ドラム4及び用紙100に向けて送風することにより、感光体ドラム4及び用紙100を冷却することができる。
用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60は、第1の実施形態と同様に、搬送ローラ16及び17(図6参照)から搬送される用紙を案内するものである。用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60は、搬送される用紙を案内するために上面部が平坦となっている。また、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の下部には、水平方向に仕切部材601が配設されている。
転写フレーム50は、転写ローラ10を保持するものであり、垂直方向に仕切部材50aを有する。
転写フレーム50の仕切部材50aと、用紙搬送方向上流側ガイドフレーム60の仕切部材601とにより上流側風路90が形成されている。これにより、送風装置30から送風される気流が、上流側風路90から感光体ドラム4に向けて流れる。
用紙搬送方向上流側ガイド送風壁70bは、用紙搬送方向上流側フレーム70aの端部から送風装置30付近の方向に傾斜して設けられており、送風装置30から送風される気流を、上流側風路90に向けて案内する。
用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70は、第1の実施形態と同様に、感光体ドラム4と転送ローラ10から排出される用紙を搬送案内するものである。また、用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70の下部には、略水平方向に設けられた仕切部材701がある。
温度検知部40は、感光体ドラム4と転写ローラ10とのニップ部130を境界として用紙搬送方向下流側に設けられている。例えば、温度検知部40は、図7に示すように、用紙搬送方向下流側ガイドフレーム70の仕切部材701に保持されている。
用紙搬送方向下流側フレーム70aは、水平方向に配設された底部に対して垂直方向に、仕切部材702及び703が設けられている。
ここで、仕切部材701、702及び703は、感光体ドラム4の長手方向に沿って配設される板材等を用いることができ、後述する感熱開口部71を除いて気流の流れ込みを遮断するため、温度検知部40を囲むようにして設けられている。また、水平方向に配設された仕切部材701の先端部と、垂直方向に配設された仕切部材702の先端部とは接触しておらず、温度検知部40の感熱部40aが感光体ドラム4の雰囲気温度を検知できるようにするための感熱開口部71が形成されている。
なお、転写ローラ10と転写フレーム50との間から用紙搬送方向上流側からの気流の流れ込みを遮断できるようにするため、仕切部材702は、転写フレーム50の水平方向の保持部50bの位置よりも高い位置まで延ばされている。
温度検知部40の感熱部40aは、感光体ドラム4の雰囲気温度を検出するために、用紙搬送方向下流側気流が流れる感熱開口部71に近傍する位置に設けられる。つまり、感熱開口部71を通じて、温度検知部40の感熱部40aが、用紙搬送方向下流側における感光体ドラム4の雰囲気温度を検知するようにする。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置1Aにおける動作を説明する。
第2の実施形態に係る画像形成装置1Aにおける片面印刷を行う場合の画像形成動作は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
両面印刷を行う際、画像形成装置1Aにおいて、定着ユニット28によって加熱、加圧されて、一方の用紙面に画像が定着された用紙100は定着ユニット28から排出された後、一旦排出ローラ21及び22に搬送される。その後、排出ローラ21及び22が逆回転して、用紙100は両面搬送部120に搬送される。
両面搬送部120から搬送された用紙100は、第1レジストローラ12と第1プレッシャローラ13へと搬送される。このとき、用紙100の用紙面は反転し、画像の定着されていない用紙面が上面となった状態で、用紙100が画像形成ユニット2に搬送される。これにより、画像が定着していない用紙面に画像が形成される。
ここで、第1の実施形態と同様に、連続した画像形成動作中、画像形成装置1の内部温度が上昇し、感光体ドラム4の表面温度は上昇する。また、両面印刷を行う際、一方の用紙面に画像が定着した用紙が、画像形成ユニット2に再給紙される。そのため、用紙100の表面温度が高く、感光体ドラム4と転写ローラ10によって転写される際に、用紙100の表面温度が感光体ドラム4に伝わり、感光体ドラム4の表面温度が上昇する。
その結果、現像剤であるトナーは温度が高くなるにつれて流動性が低下し、凝固していく。これにより、表面温度が高い感光体ドラム4の表面に形成された現像剤像(トナー像)は用紙100に転写されず、印刷品質不良を起こすことがある。
そこで、第2の実施形態では、印刷品質の低下を防止するために、感光体ドラム4に関する温度を正確に検知し、その検知温度に応じて画像形成処理を行うようにする。
図8は、第2の実施形態に係る画像形成装置1Aにおける送風装置30による気流の形成及び温度検知部40による温度検知の動作を説明する説明図である。
例えば連続した画像形成動作中又は両面印刷の際に、制御部200の制御を受けて、送風装置30のファンが駆動する。図8の白抜き矢印の方向に送風装置30のファンから送風される空気は用紙搬送方向上流側ガイド送風壁70bに沿って流れ、空気は上流側風路90から感光体ドラム4に向かって流れる。
つまり、感光体ドラム4の表面温度が上昇しており、感光体ドラム雰囲気温度が上昇しているが、送付装置30が送風する空気の温度は感光体ドラム雰囲気温度よりも低い温度である。そのため、表面温度が上昇した感光体ドラム4を底却することができる。また両面印刷の場合には、用紙100の温度も冷却できる。
一方、感光体ドラム4及び転写ローラ10のニップ部130を境界とした用紙搬送方向下流側150では、感光体ドラム4の周囲の感光体ドラム雰囲気温度110が、感光体ドラム4の表面温度と共に上昇している。
感光体ドラム雰囲気温度110は、感熱開口部71が開口していることにより温度検知部40の感熱部40aによって検知される。
ここで、温度検知部40の感熱部40aは、仕切部材701、702及び703により囲まれている。また、感光体ドラム4と転写ローラ10との間でニップ部130が形成されている。このとき、用紙搬送方向上流側の空気が画像形成装置1内部の対流により流れ込む場合も生じ得る。しかし、感光体ドラム4と転写ローラ10との間でニップ部130が形成されており、かつ、温度検知部40の感熱部40aは、仕切部材701、702及び703により囲まれているため、用紙搬送方向上流側気流の流れ込みを遮断することでき、感熱部40aは、感光体ドラム雰囲気温度110の影響を受けた用紙搬送方向下流側の温度を検知することができる。
温度検知部40の感熱部40aによる検知温度は電気信号に変換されて、その電気信号が検知温度情報として制御部200に通知される。そして、第1の実施形態と同様にして、制御部200による感光体ドラム4の駆動処理は行われる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、感光体ドラム4及び転写ローラ10の用紙搬送方向下流側に温度検知部40を設け、送風装置30のファンにより感光体ドラム4と転写ローラ10のニップ部130を境界として感光体ドラム4に送風することにより、感光体ドラム4及び用紙100を冷却すると同時に、温度検知部40が用紙搬送方向下流側の感光体ドラム雰囲気温度を検知することができ、両面搬送動作においても、感光体ドラム4の表面温度を正確に検知することができるという効果が得られる。
また、第2の実施形態によれば、感光体ドラム4の表面温度を正確に検知することにより、更なる印刷速度の高速化を実現することができるという効果が得られる。
(C)他の実施形態
上述した各実施形態において、種々の変形実施形態を説明したが、本発明は以下のような他の実施形態にも適用することができる。
(C−1)上述した各実施形態では、温度検知部が非接触型サーミスタ等を用いる場合を例示した。しかし、温度検知部は、接触型サーミスタ等のように現像剤像担持部としての感光体ドラムに接触型の温度検知部を用いるようにしても良い。
(C−2)上述した各実施形態において、遮断部としての仕切部材601、602及び603(又は仕切部材701、702及び703)は、温度検知部40の感熱部40aが感光体ドラム雰囲気温度110検知するための感熱開口部51(又は感熱開口部71)を有するものとした。この感熱開口部61又は71は、仕切部材601及び602(又は仕切部材701及び702)が非接触となることで開口部が形成されるものとしても良いし、例えば感熱部40aが温度検知可能なように孔となっているものであっても良い。
(C−3)上述した各実施形態において、温度検知部40が1個である場合を例示したが、感光体ドラム4の長手方向に複数個の温度検知部40を備えるようにしても良い。さらに、複数の温度検知部を備える場合、制御部は、複数の温度検知部からの検知温度を平均した値等を用いて感光体ドラム4の駆動制御を行うようにしても良い。
1、1A…画像形成装置、2…画像形成ユニット、4…感光体ドラム、5…現像ローラ、6…帯電ローラ、7…クリーニングブレード、8及び9…分離ローラ、10…転写ローラ、11…給紙ローラ、12…第1レジストローラ、13…第1プレッシャローラ、14…第2レジストローラ、15…第2プレッシャローラ、16及び17…搬送ローラ、19…定着ローラ、20…定着バックアップローラ、21及び22…排出口一ラ、211及び212…排出ローラ、24…用紙カセット、28…定着ユニット、29…用紙積載面、120…両面搬送部、130…ニップ部、
30…送風装置、40…温度検知部、40a…感熱部、50…転写フレーム、51…転写フレーム開口部、61及び71…感熱開口部、60…用紙搬送方向上流側ガイドフレーム、60a…用紙搬送方向上流側フレーム、60b…用紙搬送方向上流側ガイド送風壁、70…用紙搬送方向下流側ガイドフレーム、70a…用紙搬送方向下流側フレーム、70b…用紙搬送方向上流側ガイド送風壁、601、602及び603…仕切部材、701、702及び703…仕切部材、80…下流送風路、90…上流送風路。

Claims (5)

  1. 現像剤像を担持させる現像剤像担持部と、前記現像剤像担持部と接触して媒体を搬送しながら前記現像剤像を前記媒体上に転写させる転写部とを備え、前記媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像剤像担持部と前記転写部との接触部に対して媒体搬送方向の下流側に設けられ、当該画像形成装置の内部の空気を排気するファンと、
    前記現像剤像担持部と前記転写部との接触部に対して媒体搬送方向の上流側に設けられ、前記現像剤像担持部の周囲の雰囲気温度を検知する温度検知部と、
    前記温度検知部の周囲を囲み、前記現像剤像担持部の近傍に形成された第1の開口部と、第2の開口部とを有する仕切部材と、
    前記ファンと前記第1の開口部との間を連通する連通路と
    を備え
    前記仕切部材が、上部仕切部材と、底部仕切部材と、前記底部仕切部材に対して略垂直方向に設けられた媒体搬送方向の上流側の第1の仕切部材と、前記底部仕切部材に対して略垂直方向に設けられた媒体搬送方向の下流側の第2の仕切部材とを備え、
    前記第1の開口部が、前記上部仕切部材の端部と前記第1の仕切部材の端部とで形成され、
    前記第2の開口部が、前記上部仕切部材の端部と前記第2の仕切部材の端部とで形成される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記温度検知部が、前記仕切部材の前記第1の開口部から流れ込む空気の温度を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記温度検知部により検知された検知温度に基づいて、前記現像剤像担持部の駆動制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度検知部が、前記現像剤像担持部に対して非接触に設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤像担持部が交換可能なものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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