JP5935259B2 - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 - Google Patents

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Description

インクなどの液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の例として、液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッドを備えたインクジェット式のプリンターが広く知られている。インクジェット式のプリンターでは、インクカートリッジなどの液体収容容器から記録ヘッドの内部にインクが導入される。記録ヘッドに導入されたインクは、記録ヘッド内に設けられたインク導入口を通じていったんリザーバーに貯留され、リザーバーから圧力発生室にインクが供給される。そして、圧電素子などの圧力発生素子が圧力発生室内のインクに圧力変動を生じさせることにより、圧力発生室に連通するノズルからインクが噴射される。
特許文献1,2には、2つのリザーバーを組にして合計6つのリザーバーが形成され、組となる2つのリザーバー間にノズル列が形成された構造をもつ記録ヘッドが開示されている。なお、特許文献2に記載の記録ヘッドは、異なる組のリザーバー間について、それぞれのリザーバーに設けられたインク導入口の位置がノズル列方向で異なっている。具体的には、特許文献2に記載の記録ヘッドは、ノズル列方向の中央寄りにインク導入口を設けた第1リザーバーと、第1リザーバーより端部側にインク導入口を設けた第2リザーバーとを備えており、ノズル列方向に関してインク導入口の位置が異なる構成となっている。そして、複数種類のインクのうち、高デューティー駆動時においてメニスカスが大きく引き込まれる種類のインクを第1リザーバーに供給することにより、高デューティー駆動時においても安定した吐出特性を得るようにしている。
特開2009−208443号公報 特開2010−137428号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の記録ヘッドでは、隣りあうリザーバー間について、リザーバーのインク導入口が離れた位置に形成されているため、リザーバー間の間隔を大きく確保する必要があり、記録ヘッドが大型化するという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体を貯留する第1液体貯留室および第2液体貯留室が形成された流路形成部材を備え、前記第1液体貯留室に貯留された液体および前記第2液体貯留室に貯留された液体を噴射する液体噴射ヘッドであって、前記流路形成部材には、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室とが第1方向に間隔を空けて設けられており、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、が形成され、前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第1方向に直交する第2方向について位置が異なり、前記第1方向について少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この構成によれば、第1液体貯留室と第2液体貯留室とが間隔を空けて設けられた第1方向に直交する第2方向について、第1導入口と第2導入口とが異なる位置に配置されるため、第1導入口と第2導入口とが干渉し合うことがない。また、第1導入口と第2導入口とは、第1方向について少なくとも一部が重なり合うよう配置されるため、第1方向についての第1導入口、第2導入口間の距離を狭めることができる。したがって、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間隔が狭い液体噴射ヘッドであっても、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間に第1導入口の位置と前記第2導入口を配置することができ、液体噴射ヘッドの小型化を実現できる。
[適用例2]上記液体噴射ヘッドにおいて、前記流路形成部材には、複数の前記第2液体貯留室が形成され、各第2液体貯留室の前記第2導入口と前記第1液体貯留室の前記第1導入口とは、前記第2方向における位置が異なり、前記第1方向について少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この構成によれば、複数の第2液体貯留室をもつ液体噴射ヘッドの小型化を図ることができる。
[適用例3]上記液体噴射ヘッドにおいて、前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第2方向に並んでいることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この構成によれば、第1導入口と第2導入口とが同じ方向に並ぶため、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間のより狭い間隔に第1導入口と第2導入口とを配置することが可能となり、液体噴射ヘッドをより小型化できる。
[適用例4]上記液体噴射ヘッドにおいて、前記第1液体貯留室および前記第2液体貯留室の少なくとも一方は、他方の液体貯留室の導入口に向かい合う部分が、他方の液体貯留室とは反対側に窪んでいることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この構成によれば、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間に第1導入口および第2導入口を配置しつつ、第1液体貯留室、第2液体貯留室間の間隔をより狭めることができるので、液体噴射ヘッドをより小型化できる。
[適用例5]上記液体噴射ヘッドにおいて、前記流路形成部材には、前記第1液体貯留室に対して前記第2液体貯留室の反対側に設けられ、前記第1液体貯留室に連通する第1圧力発生室および前記第1圧力発生室の液体を噴射する第1ノズルと、前記第2液体貯留室に対して前記第1液体貯留室の反対側に設けられ、前記第2液体貯留室に連通する第2圧力発生室および前記第2圧力発生室の液体を噴射する第2ノズルと、が形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この構成によれば、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間に圧力発生室およびノズルが配置されていないので、圧力発生室およびノズルを配置するために第1液体貯留室と第2液体貯留室との間隔を広める必要がなく、より小型な液体噴射ヘッドを得ることができる。
[適用例6]液体を貯留する第1液体貯留室および第2液体貯留室が形成された流路形成部材を備え、前記第1液体貯留室に貯留された液体および前記第2液体貯留室に貯留された液体を噴射する液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置であって、前記流路形成部材には、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室とが第1方向に間隔を空けて設けられており、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、が形成され、前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第1方向に直交する第2方向について位置が異なり、前記第1方向について少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする液体噴射装置。
この構成によれば、第1液体貯留室と第2液体貯留室との間に第1導入口の位置と第2導入口を配置した、より小型な液体噴射ヘッドを備えることにより、液体噴射装置の小型化を実現できる。
本発明の液体噴射ヘッドは、液体を貯留する第1液体貯留室と、前記1液体貯留室に対して第1方向に間隔をおいて設けられ、液体を貯留する第2液体貯留室と、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、を備え、前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第1方向に直交する第2方向について位置が異なり、前記第2方向において少なくとも一部が重なり合うように配置され、前記第2方向において、前記第1導入口は前記第2液体貯留室に対して少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする。
また、本発明の別の側面として、液体を貯留する第1液体貯留室と、前記1液体貯留室に対して第1方向に間隔をおいて設けられ、液体を貯留する第2液体貯留室と、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、を備え、前記第1導入口は、前記第2導入口よりも前記第2液体貯留室側に配置され、前記第1方向に直交する第2方向において、前記第1導入口は前記第2導入口と少なくとも一部が重なり合うことを特徴とする。
また、本発明の別の側面として、前記第2導入口は、前記第2液体貯留室における前記第2方向の縁部に対して、前記第1方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
本実施形態に係るプリンターの概略構成を示した図である。 記録ヘッドユニットの分解斜視図である。 記録ヘッドユニットの断面図である。 記録ヘッドの断面図である。 ノズルプレートの平面図である。 流路ユニットの平面図である。 補強部材の平面図である。 比較例の構成を示した図である。 変形例1の説明図である。 変形例1の説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置の一例として、インクジェット方式の記録ヘッドを備えたプリンターについて説明する。
図1は、プリンターの概略構成を示した図である。図1に示すように、プリンター1は、液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式の記録ヘッドユニット2と、記録ヘッドユニット2を搭載するキャリッジ3と、液滴の着弾対象となる記録紙Sを支持するプラテン4と、記録紙Sの紙幅方向にキャリッジ3を往復移動させるキャリッジ移動機構5と、記録紙Sを紙送りする紙送り機構6と、を備えている。なお、キャリッジ移動機構5がキャリッジ3を移動させる紙幅方向が主走査方向であり、紙送り機構6が記録紙Sを紙送りする紙送り方向が、主走査方向に直交する副走査方向である。
キャリッジ3には、記録ヘッドユニット2が取り付けられると共に、複数のインクカートリッジ11が着脱可能に取り付けられる。なお、本実施形態では、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクの各色インクに対応して、4つのインクカートリッジ11が着脱可能に取り付けられることとする。
キャリッジ移動機構5は、主走査方向に架設されたガイドロッド7と、主走査方向に沿って設けられたリニアエンコーダーのリニアスケール8と、キャリッジモーター9a、従動ローラー9b間に掛け渡されたタイミングベルト10と、を有している。キャリッジ3は、ガイドロッド7にスライド可能に軸支されており、キャリッジ3の一部がタイミングベルト10に係止されている。したがって、キャリッジモーター9aの駆動により、キャリッジ3はガイドロッド7に沿って移動する。また、主走査方向におけるキャリッジ3の位置は、キャリッジ3のリニアスケール8側に設けられたリニアエンコーダーがリニアスケール8を読み取ることによって検出され、リニアエンコーダーの検出信号はプリンター1のコントローラー(図示なし)に送信される。コントローラーは、この検出信号に基づいて、走査範囲内におけるキャリッジ3の位置、すなわち記録ヘッドユニット2の位置を認識して記録ヘッドユニット2による記録動作を制御する。
次に記録ヘッドユニット2について説明する。図2は記録ヘッドユニット2の分解斜視図、図3は記録ヘッドユニット2の断面図である。図2に示すように、記録ヘッドユニット2は、インクカートリッジ11が取り付けられる保持部材20と、保持部材20のインクカートリッジ11とは反対側となる面に設けられた回路基板30と、回路基板30を挟んで保持部材20に取り付けられる記録ヘッド40と、記録ヘッド40に取り付けられるヘッドカバー50とを備えている。
保持部材20は、記録ヘッド40を保持しつつキャリッジ3に固定される部材である。保持部材20は、インク導入部材21と、環状のシール部材22と、接続流路部材23と、複数のフィルター24と、フィルター保持部材25と、を有している。
インク導入部材21には、インクカートリッジ装着部26が形成されており、インクカートリッジ装着部26には複数のインクカートリッジ11が着脱可能に取り付けられる。また、インクカートリッジ装着部26には、4つのインクカートリッジ11に対応して4つのインク導入針27が形成されている。インクカートリッジ装着部26にインクカートリッジ11が装着されると、インクカートリッジ11にインク導入針27が挿入されて、インク導入針27の内部に形成されたインク導入流路27a(図3参照)を通じて記録ヘッドユニット2内にインクが導入される。
接続流路部材23は、4つのインク導入針27に対応して4つの中間流路28が貫通するようにして形成された平板状の部材であり、環状のシール部材22の内側に配置される。中間流路28の上流側の一端は、インク導入部材21のインク導入針27内部に形成されたインク導入流路27aに連通している。中間流路28の下流側の一端には、接続流路部材23とフィルター保持部材25との間に挟まれるようにしてフィルター24が装着され、このフィルター24を通じてインクが流通するよう構成されている。
シール部材22は、インク導入部材21のインクカートリッジ装着部26とは反対側に取り付けられ、接続流路部材23の外周を囲むように環状の形状を有した樹脂などの弾性部材で構成されている。また、シール部材22は、インク導入部材21とフィルター保持部材25の間に挟まれることによって、インク導入部材21とシール部材22とフィルター保持部材25とによって囲まれる内部空間、すなわち接続流路部材23の周囲を密封する。
フィルター保持部材25は、フィルター24を接続流路部材23とで挟みこんで保持するとともに、記録ヘッド40が取り付けられる部材である。フィルター保持部材25は、板厚方向にインク供給路29が貫通して形成されており、インク供給路29は、上流側の一端でフィルター24を介して接続流路部材23の中間流路28と連通する。そして、このフィルター保持部材25が、シール部材22、接続流路部材23およびフィルター24を挟み込むようにしてインク導入部材21に取り付けられることによって、保持部材20が構成されている。したがって、保持部材20の状態では、インク導入部材21のインク導入流路27a、接続流路部材23の中間流路28、およびフィルター保持部材25のインク供給路29が連通することにより、これらの流路を通じる一連のインク流路100が形成される。インクカートリッジ11内のインクは、インク流路100を通じて記録ヘッド40に供給される。
なお、インク供給路29の下端は、フィルター保持部材25の下面より記録ヘッド40側に突出している。回路基板30には流路挿通孔31が形成されており、インク供給路29の突出した部分は回路基板30の流路挿通孔31を挿通して、挿通したインク供給路29の下端が記録ヘッド40内の流路(後述するケース流路72)と液密に連通する。
回路基板30は、保持部材20と記録ヘッド40との間に設けられる。回路基板30には、IC、抵抗等の電装部品が実装されるとともに、コネクター32が実装される。回路基板30には、記録ヘッド40の圧電振動子とフレキシブルケーブル82を介して電気的に接続されるとともに、コネクター32には、プリンター1の制御部に接続された信号ケーブルが接続される。回路基板30は、信号ケーブルを通じてプリンター1の制御部から送られる駆動信号等を、フレキシブルケーブル82を介して振動子ユニット80に供給することにより、記録ヘッド40によるインクの噴射動作を制御する。
次に記録ヘッド40の構成について説明する。図4は記録ヘッド40の断面図である。図4に示すように、記録ヘッド40は、リザーバー67および圧力発生室65などの流路が形成された流路ユニット(流路形成部材)60と、圧力発生室内のインクに圧力変動を生じさせる圧電振動子を有する振動子ユニット80と、振動子ユニット80を内部に収容するヘッドケース70と、ヘッドケース70と流路ユニット60との間に挟まれた補強部材90と、を備えている。
流路ユニット60は、ノズルプレート61と、流路形成基板62と、振動板63と、を有しており、流路形成基板62の一方面にはノズルプレート61が、ノズルプレート61とは反対側となる流路形成基板62の他方面には振動板63が接着剤などによって固定されている。
ノズルプレート61は、ステンレス鋼板などの薄い金属板であり、記録ヘッドユニット2のドット形成密度に対応して、例えば、180dpiなどの所定のピッチでノズル64が形成されている。また、複数のノズル64が主走査方向に直交する方向に沿って列状に形成され、列状に並んだこれらのノズル64によってノズル列が構成されている。なお、本実施形態のノズルプレート61には、図5に示すように、ノズルプレート61の両端にノズル列が形成されるようにして、2列のノズル列が設けられている。
流路形成基板62には、複数のノズル64に対応して圧力発生室65となる空部が隔壁で区画した状態で複数形成され、さらにインク供給流路66やリザーバー67となる空部が形成されている。流路形成基板62は、ノズルプレート61と振動板63とに挟まれるようにして各空部の開口部が塞がれることによって、リザーバー67、インク供給流路66および圧力発生室65を通じる一連の流路が形成される。なお、本実施形態では、シリコンウェハーをエッチング処理することによって作製されたものを流路形成基板62として用いている。
圧力発生室65は、ノズル列方向に対して直交する方向に細長い室として形成され、インク供給流路66は、圧力発生室65とリザーバー67との間を連通する流路幅の狭い狭窄部として形成される。また、流路形成基板62には、2列のノズル列に対応して、圧力発生室65の列が2列形成されている。リザーバー67は、複数の圧力発生室65に共通の共通液室であり、インクカートリッジ11から供給されるインクを一旦貯留する。リザーバー67には、各圧力発生室65に対応するインク供給流路66が連通しており、インク供給流路66を通じてリザーバー67から複数の圧力発生室65のそれぞれにインクが供給される。
流路ユニット60についてさらに説明する。図6は、流路ユニット60の平面図である。図6に示すように、流路ユニット60には、2列の圧力発生室65のそれぞれについてリザーバー67が設けられている。なお、2列の圧力発生室65のうち一方の列が第1圧力発生室65aであり、他方の列が第2圧力発生室65bである。また、第1圧力発生室65aに連通するノズルが第1ノズル64a、第2圧力発生室65bに連通するノズルが第2ノズル64bである(図5参照)。
本実施形態では、2つのリザーバー67のうち、第2圧力発生室65bに対応するリザーバーは、隔壁で区画されることにより3つの第2リザーバー67bに分割されている。このようにして、流路ユニット60には、4色のインクカートリッジ11に対応して合計4つのリザーバー67が形成されている。なお、分割されていない第1リザーバー67aが第1液体貯留室に相当し、区画された3つの第2リザーバー67bが第2液体貯留室に相当する。
また、リザーバー67の一部は、ノズル列からノズルプレート61の中央側に向けて延在しており、この延在した部分で振動板63に開設されたインク導入口68と連通している。このため、リザーバー67は、振動板63のインク導入口68から、ヘッドケース70に形成されたケース流路72、補強部材90に形成された貫通流路91および保持部材20のインク流路100を通じてインクカートリッジ11と連通すると共に、各圧力発生室65に対応して設けられたインク供給流路66を通じて各圧力発生室65に連通する。これにより、リザーバー67は、インクカートリッジ11から供給されるインクを貯留するとともに、貯留したインクを複数の圧力発生室65のそれぞれに供給する。
また、図6に示すように、第1リザーバー67aと第2リザーバー67bとは主走査方向に間隔を空けるようにして並設されており、主走査方向D1に直交するノズル列方向D2に関して、4つのインク導入口68(第1インク導入口68a、第2インク導入口68b)が異なる位置に配置されている。さらに、4つのインク導入口68がノズル列方向D2に沿って一直線上に並ぶようにして、主走査方向D1に関して第1インク導入口68aと第2インク導入口68bが同じ位置に配置されている。なお、主走査方向が第1方向、ノズル列方向が第2方向に相当する。
さらに、第1リザーバー67aには、第2リザーバー67bの第2インク導入口68bに向かい合う部分に、第2インク導入口68bと反対側に窪んだ逃げ部670aが形成されている。同様に、第2リザーバー67bには、第1リザーバー67aの第1インク導入口68aに向かい合う部分に、第1インク導入口68aと反対側に窪んだ逃げ部670bが形成されている。そして、第1インク導入口68aは、その一部が逃げ部670bに入り込むようにして、逃げ部670bに入り込んだ分だけ第2リザーバー67bにより近い位置に配置される。同様に、第2インク導入口68bは、その一部が逃げ部670aに入り込むようにして、逃げ部670aに入り込んだ分だけ第1リザーバー67aにより近い位置に配置される。なお、第1リザーバー67aおよび第2リザーバー67bの形状は、逃げ部670の窪みによる影響を含めて、圧力発生室65の列を構成する各圧力発生室65に通じるインク供給流路66へのインク供給圧が略均一となるよう設定されている。もっとも、リザーバー67に対してインク導入口68を形成する位置としては、図6に示すように、リザーバー67の中央付近からずれた位置にインク導入口68を配置する形態に限られることなく、リザーバー67の中央付近にインク導入口68を配置することによって、インク供給流路66へのインク供給圧が略均一となるようにしてもよい。
振動板63は、ステンレス鋼などの金属製の支持板63a上にPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの樹脂フィルム63bをラミネート加工した二重構造の板材である。振動板63には、上下方向に貫通させたインク導入口68が4つのリザーバー67に対応して複数開設されており、このインク導入口68を通じて、リザーバー67とケース流路72とが連通する。
また、図4に示すように、振動板63には、圧力発生室65に対応する部分に、圧力発生室65の一方の開口面を封止してこの圧力発生室65の容積を変動させるためのダイヤフラム部69が形成されている。ダイヤフラム部69は、上述した二重構造をもつ板材のうち、圧力発生室65に対応した部分の支持板63aにエッチング加工を施し、当該部分を環状に除去して振動子ユニット80の圧電振動子の自由端部の先端を接合するための島部69aを形成することによって作製されている。この島部69aは圧力発生室65に対応する領域より小さく、エッチング加工によって支持板63aが除去された島部69aの周りの樹脂フィルム63b、すなわち圧力発生室65に対応する領域のうち島部69aが形成されていない領域の樹脂フィルム63bが弾性体膜として機能する。
さらに、振動板63のうちリザーバー67に対応する部分は、流路形成基板62に形成されたリザーバー67となる空部の開口形状に倣って支持板63aがエッチング加工で除去されており、残存した樹脂フィルム63bがコンプライアンス部63cとなっている。このコンプライアンス部63cが、リザーバー67となる空部の一方の開口面を封止することにより、リザーバー67内のインクにコンプライアンスが与えられている。
ヘッドケース70は、振動子ユニット80を収容するための収容空部71が形成された箱状部材であり、その一方面には記録ヘッドユニット2に導入されたインクが流通するインク流路を有する保持部材20が装着され、保持部材20とは反対側となる面に、流路ユニット60が接着固定されている。さらに、ヘッドケース70の内部には、振動子ユニット80を収容する2列の収容空部71と、保持部材20のインク流路から供給されるインクをリザーバー67に供給するためのケース流路72と、が保持部材20から流路ユニット60に向かう方向に貫通して形成されている。
さらに、ヘッドケース70には、4つのリザーバー67に対応して、ヘッドケース70の高さ方向に貫通したケース流路72が4つ並べて形成されている。このケース流路72は、上流端が保持部材20のインク流路100に連通し、下流端が補強部材90の貫通流路91に連通している。
次に補強部材90について説明する。図7は補強部材90の平面図である。補強部材90は、流路ユニット60の振動板63に接合されるヘッドケース70よりも剛性が高い板状の部材である。例えば、樹脂製のヘッドケース70の線膨張率は、流路ユニット60を構成する基板の線膨張率と比較して大きいため、温度や湿度が変化したときの変形量も大きくなる。このようなヘッドケース70の変形が、流路ユニット60や振動子ユニット80に影響を及ぼさないように、ヘッドケース70と流路ユニット60との間に補強部材90を介在させている。このため、本実施形態の記録ヘッド40では、流路ユニット60よりも厚いステンレス鋼板で形成されており、流路ユニット60より剛性が高くなるよう構成されている。また、板厚方向に貫通した挿通口92が、2列の圧力発生室65に対応して2列開口している。挿通口92には、振動子ユニット80の圧電振動子81の先端が挿通され、挿通口92のヘッドケース70側の開口縁部には、振動子ユニット80の固定板83が接合される(図4参照)。さらに、補強部材90の流路ユニット60とは反対側の面には、ヘッドケース70が、ヘッドケース70の収容空部71と補強部材90の挿通口92が連通する状態でヘッドケース70が接合される。そして、補強部材90の2列の挿通口92の間には、一端がヘッドケース70のケース流路72と連通し、他端が振動板63のインク導入口68と連通する4つの貫通流路91が並べて形成されている。貫通流路91の上流側はケース流路72の下流端と液密に連通し、下流側は流路ユニット60のインク導入口68と液密に連通している。
以上に述べたように、本実施形態の記録ヘッド40は、保持部材20のインク流路100、ヘッドケース70のケース流路72、補強部材90の貫通流路91、流路ユニット60のインク導入口68が一連に連通する構造になっている。これにより、インクカートリッジ11のインクは、インク流路100、ケース流路72、貫通流路91、インク導入口68を通じて、流路ユニット60のリザーバー67に供給される。なお、本実施形態では、第1リザーバー67aにはブラックインクのインクカートリッジ11からインクが供給される。3つの第2リザーバー67bには、それぞれシアンインク、マゼンタインク、イエローインクのインクカートリッジ11からインクが供給される。
次に、振動子ユニット80について説明する。図4に示すように、振動子ユニット80は、圧電振動子81と、フレキシブルケーブル82と、固定板83とを有している。圧電振動子81は、細長い櫛歯状に形成されており、数十μm程度の極めて細い幅に切り分けられている。そして、この圧電振動子81は縦方向に伸縮可能な縦振動型の圧電振動子として構成されている。圧電振動子81は、一端を固定板83上に接合することにより固定端部とし、自由端部となる他端を固定板83の先端縁よりも外側に突出させることにより所謂片持ち梁の状態で固定されている。そして、圧電振動子81における自由端部の先端は、流路ユニット60におけるダイヤフラム部69を構成する島部69aに固定される。
また、各圧電振動子81を支持する固定板83は、圧電振動子81からの反力を受け止め得る剛性を備えた金属製の板材によって構成される。固定板83は、例えば、厚さが1mm程度のステンレス鋼板によって作製されている。さらに、フレキシブルケーブル82は、その一端が固定板83とは反対側となる圧電振動子81の側面で圧電振動子81と電気的に接続され、回路基板30に接続されている。これにより、プリンター1のコントローラーからの信号を回路基板30、フレキシブルケーブル82を介して圧電振動子81に送ることにより、圧電振動子81の伸縮が制御される。
また、固定板83の補強部材側の端面の一部は、補強部材90の挿通口92の縁部に接着固定されている。固定板83の補強部材90と対向する端面において、圧電振動子81とは反対側の角部が面取りされた面取り部83aが形成されており、この面取り部83aに接合剤の一種であるUV硬化樹脂を塗布して補強部材90と接続した後、UV照射によりUV硬化樹脂を硬化させることで、固定板83が補強部材90に固定される。
以上のように構成された記録ヘッド40では、圧電振動子81の先端面がダイヤフラム部69の島部69aに接合されているので、駆動回路(図示なし)などの駆動手段によって圧電振動子81を駆動させ、圧電振動子81を伸縮させることにより、ダイヤフラム部69を介して圧力発生室65の容積が変動して圧力発生室65内のインクに圧力変動が生じる。記録ヘッド40は、この圧力変動を利用して、圧力発生室65内のインクをノズル64から噴射することによって、記録用紙などの着弾対象に向けてインク滴が噴射される。
ここで、本実施形態の記録ヘッド40は、上述したように、第1リザーバー67aと第2リザーバー67bとが主走査方向D1に間隔を空けるようにして並設されており、主走査方向D1に直交するノズル列方向D2について、4つのインク導入口68(第1インク導入口68a、第2インク導入口68b)が異なる位置に配置されている。これにより、4つのインク導入口68が互いに干渉することなく、第1リザーバー67aの第1インク導入口68aと第2リザーバー67bの第2インク導入口68bとが、ノズル列方向D2に沿って一列に並ぶよう配置されている。
図8に、本実施形態の比較例として、第1リザーバー67aの第1インク導入口68aと第2リザーバー67bの第2インク導入口68bとを、ノズル列方向D2について同じ位置に配置した流路ユニット60の例を示す。この場合、第1リザーバー67aの第1インク導入口68aに対向する位置に、第2リザーバー67bの第2インク導入口68bが設けられているため、この2つのインク導入口68を第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間に直列に並べるための間隔を確保する必要がある。したがって、第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の間隔が広まり、記録ヘッド40が大型化する。また、流路ユニット60だけではなく、補強部材90など記録ヘッド40の他の構成についても第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の間隔に対応して、より大きな寸法に設定する必要が生じる。
これに対して、本実施形態の記録ヘッド40は、ノズル列方向D2について、第1インク導入口68aと第2インク導入口68bとが異なる位置に配置されているので、第1インク導入口68aと第2インク導入口68bとが干渉することがない。したがって、第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の間隔を広めて、2つのインク導入口68を直列に並べるための間隔を確保する必要がなく、狭い間隔に4つのインク導入口68を1列に並べるようにして収めている。これにより、記録ヘッド40の小型化を実現でき、記録ヘッド40の小型化に伴ってプリンター1の小型化および軽量化を実現できる。
また、図6に示すように、第1圧力発生室および第1ノズルが、第1リザーバー67aに対して第2リザーバー67bの反対側に設けられており、第2圧力発生室および第2ノズルが、第2リザーバー67bに対して第1リザーバー67aの反対側に設けられている。第1リザーバー67aと第2リザーバー67bとの間に圧力発生室およびノズルが配置されないので、圧力発生室およびノズルを配置するために第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の間隔を広める必要がなく、より小型な液体噴射ヘッドを得ることができる。
さらに、第1リザーバー67aには、第2リザーバー67bの第2インク導入口68bに向かい合う部分に逃げ部670aが形成されており、第2リザーバー67bには、第1リザーバー67aの第1インク導入口68aに向かい合う部分に逃げ部670bが形成されている。このため、主走査方向D1に関して、第1リザーバー67aと第2リザーバー67bとをより近づけて配置することができ、記録ヘッド40をより小型化することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの形態に限られることなく、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良により様々な形態とすることができる。また、本発明には、その等価物が含まれることはもちろんである。以下、変形例について説明する。
(変形例1)上記実施形態では、4つのインク導入口68がノズル列方向D2に沿って一直線上に並ぶようにして、主走査方向D1に関して第1インク導入口68aと第2インク導入口68bが同じ位置に配置された場合について説明したが、必ずしも一直線上に並んでいなくともよい。例えば、図9に示すように、主走査方向D1に関して、第1インク導入口68aの範囲Raと第2インク導入口68bの範囲Rbとが一部Roで重なり合い、且つ、ノズル列方向D2に関して、第1インク導入口68aと第2インク導入口68bとを異なる位置に配置した構成としてもよい。この場合、図8に示した比較例に比べると、重複した範囲Roがあるため、第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の距離を狭めることが可能であり、記録ヘッド40の小型化を実現できる。もっとも、上記実施形態のように、第1インク導入口68aと第2インク導入口68bとがノズル列方向Dに関して同じ位置に配置した場合のほうが、記録ヘッドをより小型化できる。
また、図10に示すように、第1インク導入口68aを第2インク導入口68bより第2リザーバー67b側に配置し、第2インク導入口68bを第1インク導入口68aより第1リザーバー67a側に配置してもよい。この場合についても、主走査方向D1について、第1インク導入口68aと第2インク導入口68bとが一部で重なり合うため、第1リザーバー67a、第2リザーバー67b間の距離を狭めることが可能であり、記録ヘッド40の小型化を実現できる。また、インク導入口68からインク供給流路66の入口までの距離をより長く確保できるようになるため、各圧力発生室65に繋がるインク供給流路66へのインク供給圧のばらつきを低減し、より好適な噴射特性を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、第2リザーバー67bが3つに区画されて、区画された3つの第2リザーバー67bに、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクが割り当てたが、区画する数および割り当てるインクの種類はこれに限られない。また、本発明は、第2リザーバー67bを区画していない記録ヘッドに適用することもできる。
(変形例3)上記実施形態では、液体噴射ヘッドの一例として、いわゆる縦振動型の圧電素子を用いてインクを噴射する記録ヘッドについて説明したが、液体噴射ヘッドとしてはこれに限られない。例えば、撓みモードの圧電素子を採用した液体噴射ヘッドやシェアモードを採用した液体噴射ヘッドとしてもよい。また、発熱素子の発熱によって圧力発生室内の液体に圧力変化を生じさせる方式の液体噴射ヘッドや、静電アクチュエーターによって圧力発生室内の液体に圧力変動を生じさせる方式の液体噴射ヘッドとしてもよい。さらに、ライン型の液体噴射ヘッドであってもよい。
(変形例4)上記実施形態では、液体の一例としてのインクを噴射する記録ヘッド、液体噴射装置の一例としてプリンターについて説明したが、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドおよびこの液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置としてもよい。噴射の対象となる液体としては、例えば、液晶ディスプレイのカラーフィルターに用いられる各色材の溶液や、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイに用いられる有機EL材料の溶液、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる液状の電極材料等であってもよい。これらの液体を噴射する液体噴射ヘッドの例としては、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ装置の製造に用いられる色材噴射ヘッド、FED(等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
1…液体噴射装置としてのプリンター、2…インクジェット式記録ヘッドユニット、11…インクカートリッジ、20…保持部材、21…インク導入部材、22…シール部材、23…接続流路部材、24…フィルター、25…フィルター保持部材、30…回路基板、40…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、60…流路形成部材としての流路ユニット、61…ノズルプレート、62…流路形成基板、63…振動板、64a…第1ノズル、64b…第2ノズル、65a…第1圧力発生室、65b…第2圧力発生室、66…インク供給流路、67a…第1液体貯留室としての第1リザーバー、67b…第2液体貯留室としての第2リザーバー、68a…第1導入口としての第1インク導入口、68b…第2導入口としての第2インク導入口、70…ヘッドケース、80…振動子ユニット、90…補強部材、D1…第1方向としての主走査方向、D2…第2方向としてのノズル列方向。

Claims (8)

  1. 液体を貯留する第1液体貯留室と、
    前記第1液体貯留室に対して第1方向に間隔をおいて設けられ、液体を貯留する第2液体貯留室と、
    前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、
    前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、を備え、
    前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第1方向に直交する第2方向について位置が異なり、前記第2方向において少なくとも一部が重なり合うように配置され、
    前記第2方向において、前記第1導入口は前記第2液体貯留室に対して少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
    前記第2液体貯留室は複数備えられ、複数の前記第2液体貯留室の各々に設けられた前記第2導入口と前記第1液体貯留室の前記第1導入口とは、前記第2方向における位置が異なり、前記第1方向において少なくとも一部が重なり合うよう配置されることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  3. 請求項1または2に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
    前記第1導入口と前記第2導入口とは、前記第2方向に並んでいることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
    前記第1液体貯留室および前記第2液体貯留室の少なくとも一方は、他方の液体貯留室の導入口に向かい合う部分が、他方の液体貯留室とは反対側に窪んでいることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
    前記第1液体貯留室に対して前記第2液体貯留室の反対側に設けられ、前記第1液体貯留室に連通する第1圧力発生室および前記第1圧力発生室の液体を噴射する第1ノズルと、
    前記第2液体貯留室に対して前記第1液体貯留室の反対側に設けられ、前記第2液体貯留室に連通する第2圧力発生室および前記第2圧力発生室の液体を噴射する第2ノズルと、が形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  6. 液体を貯留する第1液体貯留室と、
    前記1液体貯留室に対して第1方向に間隔をおいて設けられ、液体を貯留する第2液体貯留室と、
    前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第1液体貯留室に貯留される液体が導入される第1導入口と、
    前記第1液体貯留室と前記第2液体貯留室との間に設けられ、前記第2液体貯留室に貯留される液体が導入される第2導入口と、を備え、
    前記第1導入口は、前記第2導入口よりも前記第2液体貯留室側に配置され、
    前記第1方向に直交する第2方向において、前記第1導入口は前記第2導入口と少なくとも一部が重なり合う
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  7. 請求項6に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
    前記第2導入口は、前記第2液体貯留室における前記第2方向の縁部に対して、前記第1方向において重ならない位置に設けられている
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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