JP2005081545A - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成によりクロストーク現象を無くすことができるインクジェットプリンタヘッドを提供する。
【解決手段】 キャビティユニット10を、圧力室23が設けられたベースプレート22と、インク供給源からのインクを溜めた後前記各圧力室に補充するマニホールド室26が圧力室23と少なくとも一部が積層方向に重なる位置に設けられたマニホールドプレート17、18と、ベースプレート22とマニホールドプレート18との間に介挿する3枚のスペーサプレート19、20、21と、各圧力室23に連通するノズル11aが設けられたノズルプレート11とにより積層構成し、1枚のスペーサプレート19の板厚を厚くすることで、その剛性を、他のプレートの剛性より高くなるように形成し、圧電アクチュエータ12の駆動により、キャビティユニット10全体が大きく撓んで、他のノズル列からインクが吐出する、クロストーク現象を抑制する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、圧電式等のインクジェットプリンタヘッドに関するものである。
先行技術のオンデマンド型の圧電式等のインクジェットプリンタヘッドにおいては、例えば、特許文献1では、印字方向(キャリッジの移動方向であって、主走査方向という、以下同じ)に対してノズル列を直交方向に配置したインクジェットヘッドユニット(以下単にヘッドユニットという)は、複数個のノズルとそのノズル毎にそれぞれ形成された圧力室と、その複数の圧力室にインクを供給するマニホールド室を備えたキャビティユニットと、このキャビティユニットの背面側に設けて前記各圧力室にそれぞれ対応する活性部を有する圧電アクチュエータと、この圧電アクチュエータに電気的信号を送信するフレキシブルフラットケーブルとから構成されたものが開示されている。
そして、特許文献1の構成では、前述のように、キャビティユニットは板厚の薄いプレートを複数枚互いに接着剤を介して固着したもので、その背面(上面)に同じく積層板状の圧電アクチュエータを接着固定してヘッドユニットとしたものであるので、このヘッドユニットをその背面側に位置する部材に固定する構成として、前記特許文献1に開示されているように、支持本体としての合成樹脂製のヘッドホルダの底板にヘッドユニットにおける前記キャビティユニットの背面(上面)の側縁部分を接着剤を介して固定し、このヘッドホルダの上面にインクカートリッジを着脱自在に装着できるように構成したものであった。
特開2002−144590号公報(図7及び図12〜図16参照)
しかしながら、前記キャビティユニットは、前記圧力室が設けられたベースプレートと、インク供給源からのインクを溜めた後前記各圧力室に補充するマニホールド室が前記圧力室と少なくとも一部が積層方向に重なる位置に設けられたマニホールドプレートと、前記ベースプレートとマニホールドプレートとの間に介挿する少なくとも一枚のスペーサプレートと、前記各圧力室に連通するノズルが設けられたノズルプレートとにより積層構成されている。その各プレートの材質は、ニッケル合金鋼板製であって、各プレートの板厚さも50〜150μm程度の薄い板であった。
従って、例えば、ノズル数が多くなって、ノズル列方向にキャビティユニットが長くなったり、前記キャビティユニットにおけるノズル列を用紙搬送と直交する主走査方向に4列等の複数列となした場合、用紙搬送方向(副走査方向)に長い直線等を印刷すべく、その1列の多数(又は全部)のノズルからインクを吐出させるように圧電アクチュエータを駆動させたときに、その多数の活性部の変位により、前記偏平で剛性が低いキャビティユニットの全体が波打つような撓み変形する圧力波(振動波)が発生し、インクを吐出させるべきでないノズル列に対応する圧力室やマニホールド室に前記の変位による圧力波(振動波)が作用(波及)して、そのノズル列からもインクが不用意に吐出してしまうという、いわゆるクロストーク現象が発生するという問題があった。このクロストーク現象は、前記偏平なキャビティユニットの四周をヘッドホルダに強固に接着・固定しても解消できず、特に、前記各ノズル列毎にインク色を黒、シアン、イエロー、マゼンタのように異ならせたカラー印刷が可能なインクジェットプリンタヘッドの場合、印刷されたカラー画像の品質を極度に悪化させるという問題があった。
本発明は、上記問題を解消すべくなさたものであって、簡単な構成によりクロストーク現象を無くすことができるインクジェットプリンタヘッドを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明におけるインクジェットプリンタヘッドは、複数個のノズル及びこの各ノズル毎の圧力室を列状に備えたキャビティユニットと、各圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有し、インクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、
前記キャビティユニットを、前記圧力室が設けられたベースプレートと、インク供給源からのインクを溜めた後前記各圧力室に補充するマニホールド室が前記圧力室と少なくとも一部が積層方向に重なる位置に設けられたマニホールドプレートと、前記ベースプレートとマニホールドプレートとの間に介挿する少なくとも一枚のスペーサプレートと、前記各圧力室に連通するノズルが設けられたノズルプレートとにより積層構成し、前記少なくとも1枚のスペーサプレートの剛性を、他のプレートの剛性より高くなるように形成したものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記剛性の高いスペーサプレートは、その板厚を他のプレートの板厚より大きく設定されているものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記剛性の高いスペーサプレートは、その材質の強度を他のプレートのそれより大きく設定されているものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記剛性の高いスペーサプレートの外周縁が、前記他のプレートの外周縁よりも外側に張出しているものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記剛性の高いスペーサプレートの張出し外周部位を、ヘッドユニットの支持本体に対して固定したものである。
請求項1の発明によれば、アクチュエータの動作に伴って、キャビティユニットの全体が波打つような撓み変形する圧力波(振動波)が発生しても、前記剛性の大きいスペーサプレートの存在により、キャビティユニット全体の歪みを抑えることができるから、インクを吐出させるべきでないノズル列に対応する圧力室やマニホールド室に前記の変位による圧力波(振動波)が作用(波及)して、そのノズル列からもインクが不用意に吐出してしまうという、いわゆるクロストーク現象を抑止することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、前記スペーサプレートの剛性を大きくするために、当該スペーサプレートの板厚さを他のプレートの板厚より大きくするだけであるから、製造コストの上昇も少なくできる。
請求項3の発明によれば、前記スペーサプレートの剛性を大きくするために、当該スペーサプレートの材質の強度を他のプレートの板厚より大きくするだけであるから、キャビティユニット全体の寸法は従来のものと大きく変化させないので、製造工程の変更等を極力なくすることができるという効果を奏する。
そして、請求項4の発明によれば、剛性の高い(大きい)スペーサプレートの平面視形状も、他のプレートに比して大きくしたから、その張出し部分のみを掴んでもキャビティユニットに変形するような不都合がなく、取り扱いが容易となるという効果を奏する。
そして、請求項5の発明によれば、剛性の高い(大きい)スペーサプレートの張出部分を利用して、ヘッドユニットの支持本体に対して固定するから、固定の効果を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用するインクジェットプリンタの斜視図、図2は第1の実施形態におけるプリンタヘッドを背面側から見た平面図、図3は図2のIII ―III 線矢視断面図、図4はヘッドユニットの各部品の斜視図、図5はキャビティユニットの要部の部分拡大斜視図、図6(a)は図4のVI−VI線矢視断面図、図7は図4のVII −VII 線矢視断面図である。
本発明に係るカラーインクジェットプリンタ100は、図1に示すように、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがぞれぞれ仕切られて充填されたインクカートリッジ61と、用紙(被記録媒体)62に印字するためのインクジェットプリンタヘッド(以下単にプリンタヘッドという)63と、前記インクカートリッジ61とプリンタヘッド63が搭載されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を前記用紙62の搬送方向(副走査方向、以下Y方向という)と直交する方向(主走査方向、以下X方向という)に往復移動させる駆動ユニット65、キャリッジ64の往復移動方向に延び、前記プリンタヘッド63と対向配置されたプラテンローラ66と、パージ装置67とを備えている。
駆動ユニット65は、キャリッジ64の下端部に配置されてプラテンローラ66と平行に延びるキャリッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されてキャリッジ軸71と平行に延びるガイド板72と、キャリッジ軸71とガイド板72との間にあって、キャリッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリ73、74とこの両プーリ73,74に巻き掛けしたタイミングベルト75とからなる。
モータ76の駆動に従って回転する一方のプーリ73からの駆動力により、タイミングベルト75に接合されているキャリッジ64が、前記キャリッジ軸71とガイド板72に支持されて直線往復移動できる。
図示しない給紙部からY方向(副走査方向)に搬送される用紙62は、前記プラテンローラ66とプリンタヘッド63との間に導入されて、後述するようにプリンタヘッド63から吐出されるインクにより所定の印字がなされ、その後排紙される。
パージ装置67はプラテンローラ66の側方に設けられ、プリンタヘッド63がリセット位置にある時に、プリンタヘッド63に対向するように配置されている。このパージ装置67は、プリンタヘッド63の後述する複数のノズル11aを覆うように当該ノズルの開口面に対して当接するパージキャップ81と、ポンプ82及びカム83と、インク貯留部84とを備えている。プリンタヘッド63がリセット位置にあるときに、プリンタヘッド63の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引することにより、プリンタヘッド63の回復を図るようにしている。なお、吸引された不良インクはインク貯留部84に貯められる。
パージ装置67におけるプラテンローラ66側の位置には、パージ装置67に隣接してワイパ部材86が配置されている。このワイパ部材86はへら状に形成されており、キャリッジ64の移動に伴って、プリンタヘッド63のノズル面を拭くものである。ノズル面を拭く場合に、ワイパ部材86は上方に突出され、ノズル面を拭かない場合には下方に後退している。
キャップ85は、インクの乾燥を防止するため、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリッジ64に搭載されたプリンタヘッド63の複数のノズル11aを覆うものである。
プリンタヘッド63は、図3に示すように、前面(図3における下面)に列状に配置された複数個のノズル11aを有するヘッドユニット6と、このヘッドユニット6の背面側を後述のように接着剤を介して固定支持するためのヘッドホルダ1とを備えている。なお、この実施形態では、ヘッドホルダ1が請求項に記載の「ヘッドユニットの支持本体」に相当するが、ヘッドユニット6の背面側に図示しない金属製のフレームを接着剤を介して固定し、さらにこのフレームをヘッドホルダ1に直接取り付けられる構成としても良い。
ヘッドホルダ1には、前述したインクカートリッジ61を搭載する搭載部3が備えられ、このインクカートリッジ61からヘッドユニット6に、後述する各色毎のインク供給用のスリーブ4を介して、インクが供給されるようになっている。
まず、ヘッドユニット6の構成から説明する。ヘッドユニット6は、図4〜図7に示すように、複数枚の金属プレートを積層して構成されたキャビティユニット10と、このキャビティユニット10に対して接着剤または接着シートを介して接着し積層されるプレート型の圧電アクチュエータ12と、その背面(上面)に外部機器との電気的接続のために重ね接合されたフレキシブルフラットケーブル40とにより構成されている。
この実施形態のヘッドユニット6は、図2及び図4に示すように、ノズル11aが多数設けられてY方向(副走査方向)に長く構成された長尺型のヘッドであり、ヘッドユニット6が取り付けられるプリンタヘッド63も、図2に示すように、Y方向(副走査方向)に長く構成されている。
前記キャビティユニット10は図2〜図7に示すように構成されている。すなわち、下層から順にノズルプレート11、カバープレート15、ダンパープレート16、二枚のマニホールドプレート17,18、3枚のスペーサプレート19,20,21及び圧力室23が形成されているベースプレート22の合計9枚の偏平な板をそれぞれ接着剤にて重ね接合して積層した構成である。
そして、前記複数枚のスペーサプレート19〜21のうち、少なくとも1枚のスペーサプレートの剛性を、他のプレート(ノズルプレート、カバープレート、ダンパープレート、マニホールドプレート、スペーサプレート、ベースプレートを含む)の剛性よりも大きく(高く)なるように設定されているものである。
本発明では、プレートの積層方向(板厚さ方向)の寸法が平板面の縦横寸法に比してかなり小さい偏平なキャビティユニットの平面が湾曲するような外力に対しての剛性の大小をいう。例えばキャビティユニットの平板の外周部を固定した状態で、当該平板面と垂直な方向の外力により、キャビティユニットの平板が撓み振動または曲げ変形する等に対する曲げ剛性(縦弾性係数と断面二次モーメントとの積)をいう。
剛性を高く(大きく)するための第1実施形態としては、合成樹脂製のノズルプレート11を除き、各プレート15〜22は、42%ニッケル合金鋼板製であり、カバープレート15、ダンパープレート16、マニホールドプレート17、18、上側2枚のスペーサプレート20、21及びベースプレート22の板厚さを50μm〜150μm程度の厚さを有する。一方、前記マニホールドプレート18の直上に配置される第1スペーサプレート19の板厚は、300μm〜500μm程度で、他のプレート11、15〜18、20〜22の剛性よりはるかに大きく設定されている。また図示実施形態では、前記第1スペーサプレート19の平面視形状を、他のプレートの平面視形状より大きくする。例えば、平面視矩形形状の他のプレート11、15〜18、20〜22の外周に対して、同じく平面視矩形の第1スペーサプレート19の外周縁が適宜寸法H1だけ張り出すように形成されている。
前記第1スペーサプレート19の剛性を高める手段の他の実施形態の1つでは、前記板厚の他、プレートの材質の強度(引張強さ)を大きくする。例えば、第1スペーサプレート19を除くプレートの材質をクロム強じん鋼とし、第1スペーサプレート19の材質をニッケル・クロム・モリブデン鋼、ステンレス鋼、タングステン鋼、コバルト・クロム・タングステン鋼にする等、引張強さの異なる材料を用いる。また、炭素鋼、合金鋼を焼入れすることにより、剛性を高めても良い。
前記実施形態では、マニホールドプレート17、18の直上に隣接する第1スペーサプレート19の剛性を大きくしたが、圧力室23を有するベースプレート22の直下(下面に隣接する)第3のスペーサプレート21の剛性を大きくしても良いし、第2のスペーサプレート20の剛性を大きくしても良いし、両者の剛性を大きくすることもできる。ベースプレート22とマニホールドプレート18との間に介挿されるスペーサプレートが1枚の場合、それの剛性を大きくする。
前記ノズルプレート11には、微小径(実施形態では25μm程度)の多数のインク噴出用のノズル11aが、当該ノズルプレート11における第1の方向(キャビティユニット10の長辺方向であり、図1及び図3において、Y軸方向、副走査方向)に沿ってなした列が4列千鳥配列状に設けられている。
即ち、キャビティユニット10を図1のX軸方向(短辺方向、主走査方向)に沿って切断し、且つ前記短辺の中央線Cより右側のみ示す図6(a)において、右側位置の第1列のノズル11a−1と、前記中央線Cに近い側の第2列のノズル11a−2とは、ノズルプレート11の前記第1の方向に延びる2つの平行状の近接した基準線(図示せず)に沿って各々微小ピッチPの間隔で千鳥状配列にて多数個穿設されており、同様に、前記中央線Cより左側においても、第3列のノズル11a−3と第4列のノズル11a−4(但し、図6(a)には図示せず)とは、同じく前記第1の方向(Y軸方向)に延びる2つの平行状の近接した基準線に沿って、各々微小ピッチPの間隔で千鳥状配列にて多数個穿設されている。また、第1列のノズル11a−1と第2列のノズル11a−2との組と、第3列のノズル11a−3と第4列のノズル11a−4との組は、キャビティユニット10の短辺方向(第2の方向、図1において、X軸方向、主走査方向))に間隔をおいて平行に配置されている。実施例では、第1列〜第4列の各々のノズル列の長さは2インチ、各々のノズル11aの数は150個で、つまり配列密度は75(dpi[ドット・パー・インチ])である。
図4に示すキャビティユニット10の最上層であるベースプレート22には、圧力室23が、前記各ノズル11aに対応して同じピッチPだけ隔てて板厚さ方向に貫通するように設けられ、且つキャビティユニット10の短辺と略平行状に細長く形成され、圧力室23の列はキャビティユニット10の長辺方向(Y軸方向)に列状に配置されている。従って、隣接する圧力室23の間は、キャビティユニット10の短辺と略平行状の細長い隔壁70にて隔絶されている。該各隔壁70の幅寸法W2は、圧力室23の幅寸法W1よりも若干小さく設定されている(図5を参照)。
そして、第1列の圧力室23−1は前記第1列のノズル11a−1と対応する。同様にして、第2列の圧力室23−2は第2列のノズル11a−2と、第3列の圧力室23−3は第3列のノズル11a−3と、第4列の圧力室23−4は第4列のノズル11a−4と、各々対応関係にある。
次に、キャビティユニット10の最上層であるベースプレート22における圧力室23の配置関係を、その上に前記ノズル11aの列方向(第1の方向、Y軸方向)に縦列させて配置する2つの圧電アクチュエータ12(個別には符号12a、12bを付する)における活性部の配置との関係から説明する。
1つの圧電アクチュエータ12a(または12b)が、前記4列のノズル11aの個数のうちの列方向の半数(1列につき75個)の圧力室23を作動させるように75個の活性部を有して配置される。従って、図1及び図3に示すように、キャビティユニット10の上面のうち長手方向(前記Y軸方向)の前半部に一方の圧電アクチュエータ12aが配置され、後半部に他方の圧電アクチュエータ12bが配置される。
そして、各圧電アクチュエータ12a(または12b)は、後述するように、圧電シートを積層方向に挟んで形成されている個別電極36とコモン電極間の圧電シートが各圧力室23に対応する活性部となっている。そして、任意の個別電極36とコモン電極との間に電圧を印加することにより、その印加された個別電極36に対応した圧電シートの活性部に、当該積層方向に圧電縦効果による歪みが発生するものである。該活性部は、圧力室23の数と同一の数で同一の列にてその対応する位置に形成されている。
即ち、前記活性部は、ノズル11a(圧力室23)の列方向(Y軸方向)に沿って並べられ、且つ前記ノズルの列の数(4つ)と同じ数だけ、第2の方向に並べられている。また、各活性部は、前記第2の方向(キャビティユニット10の幅方向、X軸方向)に圧力室23の長手方向に長く形成され、且つ隣接する活性部の配置間隔(ピッチP)も後述する圧力室23の配置と同様であって、千鳥状配列されることになる。
前記圧力室23は、2つの圧電アクチュエータ12a、12bと対応してベースプレート22の長手方向(Y軸方向)に2グループに分けて配置される。つまり、一方のアクチュエータ12aに対応するグループの圧力室23は、ノズル11aの列方向(Y軸方向)の前半部のものに対応し、他方のアクチュエータ12bに対応するグループの圧力室23は、ノズル11aの列方向(Y軸方向)の後半部のものに対応して、それぞれノズル11aの配置間隔(ピッチP)と同じ間隔で、且つ2列の千鳥状配列を2組、計4列をなして配置されている(図1参照)。
前記各圧力室23は、ベースプレート22の幅方向(第2の方向、X軸方向)に長く、且つベースプレート22を厚さ方向に貫通して形成されている。その各圧力室23の入口端23bは、スペーサプレート19、20、21に形成された第2インク通路30、絞り部28、第1インク通路29を介して後述するマニホールド室26に連通する(図5及び図6(a)参照)。
また、各圧力室23の流出端23aは、ベースプレート22とノズルプレート11との間に位置するスペーサプレート19、20、21、マニホールドプレート17、18、ダンパープレート16及び中間プレート15に形成されたインク流通路としての各連通路25を介して各ノズル11aに連通するが、この連通路25の一部は、ベースプレート22とノズルプレート11との間の積層されるプレート15〜21のうち少なくとも1枚(1層)のプレートにはその平板面(表面または裏面)と略平行状の凹溝状流通路50を備えることにより、前記各圧力室23に対応するノズル11aの位置を、前記各圧力室23の流出端23a(インク流出部)から、ベースプレート24の表面と直交する直線(垂線)がノズルプレート11に至る個所より、横方向(プレートの第1方向に沿った方向、Y軸方向)に距離L3だけずれた位置に設定することができるものである(図7参照)。
つまり、図4及び図7に示すごとく、圧電アクチュエータ12a,12bの2つのグループの圧力室23の間は、ベースプレート22の長手方向に圧力室23の配置間隔(ピッチP)よりも広い間隔L2に設定されている。これは、各圧電アクチュエータ12a,12bの製作上、最列端の個別電極36、36とそれに近接する圧電アクチュエータ12aの一端部44(他方の圧電アクチュエータ12bの一端部45)との距離L1を、個別電極36のピッチPの1/2以下に製作することが困難なため、距離L1を圧電アクチュエータ12a,12bの製作しやすい大きさとして、それよりも大きい間隔L2を設定したのである。
そして、一方の圧電アクチュエータ12aの一端部44と、これに隣接する他方の圧電アクチュエータ12bの一端部45とを相対向させて、且つ該対向する両端部44、45の間隔を距離L4だけ隔てて、両圧電アクチュエータ12a,12bを直列状に配置することになる(図7参照)。
これにより、ノズル11aのピッチPは、その列方向に一定に設定されているが、対応する圧力室23の位置とはプレートの板厚に垂直な線(垂線)に対して横方向(Y軸方向)に距離L3だけずれているから、対応する各圧力室23の流出端23aからノズル11aに接続する連通路25のうち少なくとも一部を、上記したように、プレートの平板面と平行な凹溝状連通路50にて構成することにより、その他のプレートにおける連通路25は各プレートの板厚方向に垂直に貫通させて、この凹溝状連通路50の一端部及び他端部に連通させるだけで、前記横ずれに対応させることができる。なお、前記凹溝状連通路50は前記横ずれとともに圧力室23の延長方向にも延び、2グループの圧力室23の間隔L2の中央を境にして対称に傾斜している。
本実施形態では、圧力室23が設けられたベースプレート22の下面側に隣接する第3スペーサプレート21に凹溝状連通路50が設けられるものであって、この凹溝状連通路50の構成をさらに詳述すると、図5及び図7(a)に示すように、第3スペーサプレート21の表面(上面)側に開放されて、対応する圧力室23の流出端23aに連通する一端50aと、該第3スペーサプレート21の裏面(下面)側に開放された凹溝状水平通路部50bと、下側の第2スペーサプレート20における垂直状の連通路25の上端に連通する他端50cとからなる。
このように、圧力室23から対応するノズル11aまでのインク流通路としての連通路25のうちの一部をプレートの平面と平行状に延びる凹溝状連通路50に形成し、その他の連通路25をプレートの平面と垂直な方向に貫通させる形状を採用することにより、圧力室23と対応するノズル11aの位置が平面視で大きくずれていても、その両者を簡単に連通させるようなインク流通路の設計ができる。また、各圧力室23から対応するノズル11aまでのインク流通路としての連通路25の全長(凹溝状連通路50を含む距離)を等しくするように制御することも至極簡単となる。
前記二枚のマニホールドプレート17、18には、マニホールド室26が、前記ノズル11aの列に沿って延びるように穿設されている。さらに詳述すると、各マニホールド室26の長さは、前記各ノズル列方向に並ぶ圧力室23を適宜数毎に分割した長さであり、実施例では、圧力室23の1グループ(1グループの1列の圧力室23の数が75)の長さにわたった長さを有し、且つキャビティユニット10には、圧力室23の列が4列あるので、その1つの列毎に配置する。従って、実施例では、8本のマニホールド室26が形成されている。各マニホールド室26の長手方向一端部は、その上方の積層されたスペーサプレート19〜21及びベースプレート22の端部に穿設されたインク供給孔31に連通する。図示しないインクタンク等のインク供給源から供給されるインク中の塵を除去するためのフィルタ32が、最上のベースプレート22の端部に穿設されたインク供給孔31の上面に張設されている。
また、各マニホールド室26の深さはマニホールドプレート17、18の板厚さ全体にわたるようエッチング加工等にて穿設形成され、この二枚を合わせたマニホールドプレート17、18の直上層の第1スペーサプレート19と、下層のダンパープレート16とにより積層されることにより密閉される構造となっている。なお、ダンパープレート16には、前記マニホールド室26と平面視形状が同じで下面側をエッチング加工により板厚を薄くしたダンパー室27を形成する。
圧電アクチュエータ12の駆動により圧力室23に作用する圧力波のうち、インクにより伝播されてマニホールド室26の方向に向かう後退成分を、板厚の薄いダンパープレート16の振動により吸収し、いわゆるクロストークが発生することを防止するのである。
また、第2スペーサプレート20には、インク流の絞り部28を、前記各圧力室23毎に対応させて形成する。この絞り部28の平面視形状は、図6(b)に示すように、長手方向の両端部28a,28bの面積が大きく、その中間の面積が小さく形成されている。また、各絞り部28の長手方向を前記圧力室23の長手方向と平行状になるように形成されている。そして、第2スペーサプレート20の下面側に前記第1スペーサプレート19を、上面側に第3スペーサプレート21をそれぞれ積層することにより、前記絞り部28が密閉されている。第1スペーサプレート19に穿設された第1インク通路29は、前記マニホールド室26を前記絞り部28における一端部28aに連通させている。他方、第3スペーサプレート21に穿設された第2インク通路30は、前記絞り部28における他端部28bを圧力室23の入口端23bに連通させている(図5及び図6(a)参照)。
前記インク供給孔31は、図4に示すように、各マニホールド室26毎に計8個設けられている。そしてインク供給孔31は、2個(1色)を一組として、その上面にそれぞれインクカートリッジ61から供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ32が接着剤にて固定されている。
また、各フィルタ32(2個1組のインク供給孔31)上には、インクカートリッジ61からインクの供給を受けるために、筒状のスリーブ4が各々突設されている(図2参照)。各スリーブ4は、内部にインク通路を有するとともに、下部に外径の大きい大径部と、上部に外径の小さい小径部とを有しており、その各下端面が、前記各フィルタ32上にエポキシ樹脂等にて強固に接着固定されている。また、前記小径部の外周には、インクカートリッジ61と接続する流路部材との接続に際して、インク漏れを防止するために、環状の弾性シール体であるゴム製のパッキンもしくはOリング等が被嵌される(図示せず)。
一方、図4及び図7に示す圧電アクチュエータ12(12a,12b)は、複数枚の圧電シートを積層した構造であり、特開平4−341851号公報に記載のように、前記各圧電シートのうち最下段の圧電シートとそれから上方へ数えて奇数番目の圧電シートの上面には、前記キャビティユニット10における各圧力室23の箇所ごとに細幅の個別電極36(図7参照)が形成されている。下から偶数番目の圧電シートの上面には、複数個の圧力室23に対して共通のコモン電極(図示せず)が形成されている。前記最上段のトップシートの上面には、表面電極30として、前記各個別電極の各々に対して電気的に接続した個別用の表面電極と、前記コモン電極に対して電気的に接続したコモン用の表面電極とが設けられている。
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ12は、前記キャビティユニット10に対して、この圧電アクチュエータ12における各個別電極が前記キャビティユニット10における圧力室23の各々に対応するように固定される。この実施形態では、キャビティユニット10が長尺であるため、2つの圧電アクチュエータ12a、12bが長辺側(Y方向)に沿って並べて固定される。
また、圧電アクチュエータ12における背面(上面)側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記表面電極30の各々に電気的に接合される。この実施形態では、2つの圧電アクチュエータ12a、12bにそれぞれフレキシブルフラットケーブル40、40が接合されている。また、この実施形態の各フレキシブルフラットケーブル40には、ICチップ40aが搭載されたタイプを使用している。
この構成において、前記圧電アクチュエータ12における各個別電極のうち任意の個別電極と、コモン電極との間に電圧を印加することにより、圧電シートのうち前記電圧を印加した個別電極に対応した活性部に圧電による積層方向の歪みが発生し、この歪みにて前記各個別電極に対応する圧力室23の内容積が縮小されることにより、この圧力室23内のインクが、ノズル11aから液滴状に吐出して、所定の印字が行われる。
なお、この実施形態のヘッドユニット6では、1つのキャビティユニット10に対して2つの圧電アクチュエータ12a,12bを固定する構成であったが、ヘッドユニット6の構成、数は任意であり、例えば1つのヘッドユニット6を、1つのキャビティユニット10に対して1つの圧電アクチュエータ12を固定する構成としても良いし、このように1つのキャビティユニット10に1つの圧電アクチュエータ12を固定したヘッドユニット6を複数個配列する構成でも良い。また、ヘッドユニット6におけるキャビティプレート10は金属材料の他、セラミックス材であっても良い。さらに、本発明のインクジェットプリンタの駆動手段は、上記のプレート状の圧電アクチュエータ12の他の形式であっても良いし、静電気により、圧力室の背面を覆う振動板を振動させてインクをノズル11aから吐出させる構成であっても良い。
次に、前記ヘッドユニット6を支持本体としてのヘッドホルダ1の下面に固定する構成について説明する。前述したように、ヘッドユニット6における圧電アクチュエータ12が一部分で積層方向の歪みが生じると、その圧力室に対して圧力を付与するだけでなく、キャビティユニット10の他の部分にも歪みを生じ、他の部分の圧力室においてインク吐出動作を行う際にいわゆるクロストークが起きる。そのため、本発明では、キャビティユニット10における複数枚のスペーサプレートのうちの少なくとも1枚のスペーサプレートの剛性を他のプレート(15、16、17、18、20、21、22)の剛性よりも大きくし、且つその剛性の高いスペーサプレート19の外周縁19a(四周縁)を前記他のプレートの外周縁よりも外側に適宜寸法H1だけ張り出させる。そしてこの張出部分の背面側の複数部分(又は全周)とポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材の射出成形品のヘッドホルダ1とを接着剤51にて固定することにより、圧電アクチュエータ12の動作に伴って、キャビティユニット10の全体がノズル11aの列間方向(主走査方向)に波打つような撓み変形する圧力波(振動波)が発生しても、キャビティユニット10全体の歪みを抑えることができるから、インクを吐出させるべきでないノズル11a列に対応する圧力室23やマニホールド室26に前記の変位による圧力波(振動波)が作用(波及)して、そのノズル列からもインクが不用意に吐出してしまうという、いわゆるクロストーク現象を抑止することができるのである。
その場合、図2及び図3に示すように、インクカートリッジ61の搭載部3の下面となるヘッドホルダ1の底板1aには、ヘッドユニット6に固定されたフレキシブルフラットケーブル40を引き出すためのスリット53と、ヘッドユニット6に突設された4本の筒状のスリーブ4を挿通させるため挿通孔54,54と、前記剛性の高いスペーサプレート19の張出し部をヘッドホルダ1に固定する接着剤51用の流し込み孔55が穿設されている。接着剤51として、例えば光硬化型接着剤であるUV接着剤を注入する。
前記スリット53は、底部1aの中央付近において長辺側(Y方向)に沿って細長く形成されている。流し込み孔55は、底板1aにおける下面側の開口の面積が上面側の開口の面積よりも小さい側断面視で逆向き台形状に形成され、底板1aの左右両長辺(Y方向)に沿って複数箇所設けられている。この各流し込み孔55は前記剛性の高いスペーサプレート19の張出し部の上面に対向して開口されている。
なお、前記剛性の大きいスペーサプレートをヘッドホルダ1の底板1a等に固定する手段として、接着剤に変えて、図示しない、機械的なクリップやビスを使用しても良い。
本発明を適用するインクジェットプリンタの斜視図である。 第1の実施形態におけるプリンタヘッドを背面側から見た平面図である。 図2のIII ―III 線矢視断面図である。 ヘッドユニットの各部品の斜視図である。 キャビティユニットの要部の部分拡大斜視図である。 (a)は図4のVI−VI線矢視断面図、(b)は絞り部の拡大平面図である。 図4のVII −VII 線矢視断面図である。
符号の説明
1 ヘッドホルダ
1a 底板
3 搭載部
4 スリーブ
6 (インクジェット)ヘッドユニット
10 キャビティユニット
11 ノズルプレート
11a ノズル
15 カバープレート
16 ダンパープレート
17、18 マニホールドプレート
19、20、21 スペーサプレート
22 ベースプレート
23 圧力室
17 貫通路
19a インク供給口
12(12a,12b) 圧電アクチュエータ
40 フレキシブルフラットケーブル
51 接着剤
55 流し込み孔
61 インクカートリッジ
62 用紙
63 (インクジェット)プリンタヘッド
64 キャリッジ
100 インクジェットプリンタ

Claims (5)

  1. 複数個のノズル及びこの各ノズル毎の圧力室を列状に備えたキャビティユニットと、各圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有し、インクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、
    前記キャビティユニットを、前記圧力室が設けられたベースプレートと、インク供給源からのインクを溜めた後前記各圧力室に補充するマニホールド室が前記圧力室と少なくとも一部が積層方向に重なる位置に設けられたマニホールドプレートと、前記ベースプレートとマニホールドプレートとの間に介挿する少なくとも一枚のスペーサプレートと、前記各圧力室に連通するノズルが設けられたノズルプレートとにより積層構成し、前記少なくとも1枚のスペーサプレートの剛性を、他のプレートの剛性より高くなるように形成したことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  2. 前記剛性の高いスペーサプレートは、その板厚を他のプレートの板厚より大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  3. 前記剛性の高いスペーサプレートは、その材質の強度を他のプレートのそれより大きく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  4. 前記剛性の高いスペーサプレートの外周縁が、前記他のプレートの外周縁よりも外側に張出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
  5. 前記剛性の高いスペーサプレートの張出し外周部位を、ヘッドユニットの支持本体に対して固定したことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタヘッド。
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