JP6455071B2 - 液体吐出ヘッド、画像形成装置 - Google Patents

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本発明は液体吐出ヘッド、画像形成装置に関する。
液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)として、液滴を吐出するノズルが配列された2つのノズル列がそれぞれ通じる個別液室が配列された2つの個別液室列を形成した流路板を備えるものがある。
従来の液体吐出ヘッドとして、個別液室列間で生じる列間クロストークを低減するため、個別液室の壁面を形成する振動板の一部の剛性を低下させる構成としたものが知られている(特許文献1)。
また、流路板の2つの個別液室列(圧力発生室列)間に空間部を形成して、空間部内に低膨張率部材を収容したものが知られている(特許文献2)。
特開2006−256317号公報 特開2006−218776号公報
上述したように1つの流路板に2つの個別液室列が隣接して配置されていると、一方のノズル列を駆動したときに、2つの個別液室列間の隔壁部を通じて、他方の個別液室列に通じるノズルからの滴吐出特性に影響を与える列間クロストークが生じる。
ここで、特許文献1に開示されているように、振動板の一部の剛性を低下させると、個別液室内の液体を加圧したときの圧力効率が低下するという課題がある。
また、特許文献2に開示されているように、流路板の2つの個別液室列間に設けた空間部内に低膨張率部材を収容した場合には、列間クロストークを十分低減できないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、列間クロストークを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第1個別液室列と第2個別液室列とが形成された流路板と、
前記ノズルが形成されたノズル板と、を有し、
前記流路板は、第1個別液室列と第2個別液室列との間に、ノズル配列方向に沿って、前記流路板を厚み方向に貫通する中空穴を有し
前記ノズル板には、前記流路板の中空穴に対応して貫通穴が形成されている
構成とした。
本発明によれば、列間クロストークを低減することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例の外観斜視説明図である。 図1のA―A線に沿うノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図である。 図1のB−B線に沿うノズル配列方向(液室短手方向)の断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドの図5のC−C線に相当するノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 同ヘッドの流路板の平面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 同じくノズル板の平面説明図である。 同じく振動板部材の平面説明図である。 本発明の第3実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 同じく流路板部分の平面説明図である。 本発明の第5実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第7実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 同じくノズル板部分の平面説明図である。 本発明の第8実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 同じく振動板部材部分の平面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の説明に供する機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドについて図1ないし図3を参照して説明する。図1は同ヘッドの外観斜視説明図、図2は図1のA―A線に沿うノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図、図3は図1のB−B線に沿うノズル配列方向(液室短手方向)の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板1と、流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3を変位させる圧電アクチュエータ11と、共通流路部材としてのフレーム部材20とを備えている。
ノズル板1は、液滴を吐出する複数のノズル4を配列した第1ノズル列4A、第2ノズル列4Bを有している。
流路板2には、ノズル4が通路5を介して通じる個別液室6と、個別液室6に液体を供給する流体抵抗部7と、流体抵抗部7に通じる液導入部8とを有している。第1ノズル列4Aの各ノズル4が通じる複数の個別液室6を通じる第1個別液室列6Aとし、第2ノズル列4Bの各ノズル4が通じる複数の個別液室6を通じる第2個別液室列6Bとする。
そして、フレーム部材20の共通流路としての共通液室10から振動板部材3に形成した開口部9を通じて、液導入部8、流体抵抗部7を経て個別液室6に液体が供給される。なお、開口部9にはフィルタが設けられても良い。
ここで、ノズル板1は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造したものを用いている。これに限らず、その他の金属部材、樹脂部材、樹脂層と金属層の積層部材などを用いることができる。ノズル板1には、各個別液室6に対応してノズル4を形成し、流路板2と接着剤接合している。また、このノズル板1の液滴吐出側面には撥液膜を設けている。
流路板2は、単結晶シリコン基板をエッチングして、個別液室6、流体抵抗部7、液導入部8などを形成する溝部を形成している。なお、シリコン基板に限らず、例えばSUSなどの金属部材などを使用することもできる。
振動板部材3は、個別液室6の一部の壁面を形成する壁面部材である。この振動板部材3は、個別液室6側から第1層3a、第2層3b、第3層3cの3層(2層又は4層以上でもよい。)からなる複層構造としている。そして、第1層3aで個別液室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を形成している。
この振動板部材3は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造したものを用いている。これに限らず、その他の金属部材、樹脂部材、樹脂層と金属層の積層部材などを用いることができる。
そして、この振動板部材3の個別液室6とは反対側に、振動板部材3の振動領域30を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ11を配置している。
この圧電アクチュエータ11は、ベース部材13上に接着剤接合した複数の積層型圧電部材12を有し、圧電部材12にはハーフカットダイシングによって溝加工して1つの圧電部材12に対して所要数の圧電柱12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成している。
圧電部材12の圧電柱12A、12Bは、同じものであるが、駆動波形を与えて駆動させる圧電柱を駆動圧電柱(駆動柱)12A、駆動波形を与えないで単なる支柱として使用する圧電柱を非駆動圧電柱(非駆動柱)12Bとして区別している。
そして、駆動柱12Aを振動板部材3の振動領域30に形成した島状の厚肉部である凸部30aに接合している。また、非駆動柱12Bを振動板部材3の厚肉部である凸部30bに接合している。
この圧電部材12は、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極が設けられ、駆動柱12Aの外部電極に駆動信号を与えるための可撓性を有するフレキシブル配線基板としてのFPC15が接続されている。
フレーム部材20は、例えばエポキシ系樹脂或いは熱可塑性樹脂で射出成形により形成し(材質が限定されるものではない)、図示しないヘッドタンクや液体カートリッジから液体が供給される共通液室10が形成されている。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば駆動柱12Aに印加する電圧を基準電位から下げることによって駆動柱12Aが収縮し、振動板部材3の振動領域30が外方に引かれて個別液室6の容積が膨張することで、個別液室6内に液体が流入する。
その後、駆動柱12Aに印加する電圧を上げて駆動柱12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4方向に変形させて個別液室6の容積を収縮させることにより、個別液室6内の液体が加圧され、ノズル4から液滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動柱12Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板部材3の振動領域30が初期位置に復元し、個別液室6が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室10から個別液室6内に液体が充填される。そこで、ノズル4のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、本発明の第1実施形態について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態に係るヘッドの図5のC−C線に相当するノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図、図5は同ヘッドの流路板の平面説明図である。
流路板2には、ノズル板1の第1、第2ノズル列4A、4Bの各ノズル4が通じる複数の個別液室6を配列した2つの第1個別液室列6A、6Bが設けられている。なお、流体抵抗部7や液導入部8も複数存するが、説明では省略する。
ここで、流路板2には、第1個別液室列6Aと第2個別液室列6Bとの間の列間隔壁部60に、ノズル配列方向に沿って、個別液室列のノズル配列方向の長さ以上の長さを有し、流路板2を厚み方向に貫通する中空穴61を有している。中空穴61は、流路板2を貫通する貫通穴を形成して、当該貫通穴内をそのまま空間として残すことで形成できる。
このように構成したので、例えば第1ノズル列4Aから液滴を吐出するために第1個別液室列6Aの所要の個別液室6内の液体を加圧したとき、流路板2の第1個別液室列6A側が持ち上げられる現象が生じる。
このとき、従前のように第2個別液室列6Bとの間の列間隔壁部60が中実である(中空穴61がない)と、滴吐出を行っていない第2個別液室列6B側も持ち上げられる。そのため、第2個別液室列6Bの第2ノズル列4Bのノズル4から滴吐出を行うときに滴吐出特性のバラツキが発生する(列間クロストーク)。
そこで、本実施形態では、流路板2の第1個別液室列6Aと第2個別液室列6Bとの間の列間隔壁部60に、流路板2を厚み方向に貫通する中空穴61を介在させている。
これにより、第1、第2個別液室列6A、6Bの一方の個別液室列の液体を加圧したときの影響が他方の個別液室列に及ぶ列間クロストークが低減して、他方の個別液室列に通じるノズルからの滴吐出特性のバラツキが抑制される。
なお、この場合、振動板部材3の流路板2の中空穴61に対応する領域部分を薄肉部(本実施形態では、第1層3aのみの層)とすることで、伝播振動を吸収して列間クロストークをより低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図6ないし図8を参照して説明する。図6は同実施形態に係るヘッドのノズル配列方向と直交する方向の要部断面説明図、図7は同じくノズル板の平面説明図、図8は同じく振動板部材の平面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の構成に加えて、ノズル板1の流路板2の中空穴61に対応して貫通穴62を設けている。また、振動板部材3の流路板2の中空穴61に対応して貫通穴63を設けている。
なお、貫通穴62、63のノズル配列方向の長さは中空穴61のノズル配列方向の長さ以下とし、ノズル配列方向と直交する方向の幅は中空穴61の幅以下としているが、これに限るものではない。
これにより、前記第1実施形態と同様に、流路板2自体の列間隔壁部60を介して伝播する変動だけでなく、ノズル板1及び振動板部材3を介して生じる変動の伝播も抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の構成に加えて、前記第2実施形態と同様に、ノズル板1の流路板2の中空穴61に対応して貫通穴62を設けている。一方、振動板部材3には第2実施形態の貫通穴63は設けていない。
すなわち、ノズル板1をワイピングするときに、振動板部材3にも貫通穴が形成されていると、液体が圧電アクチュエータ11内まで入り込むことになる。そこで、振動板部材3には貫通穴を形成しないようにしている。
次に、本発明の第4実施形態について図10及び図11を参照して説明する。図10は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図、図11は同じく流路板部分の平面説明図である。
本実施形態では、第1個別液室列6Aを形成した第1流路板2Aと、第2個別液室列6Bを形成した第2流路板2Bとを有している。
そして、第1流路板2Aと第2流路板2Bとを、ノズル配列方向と直交する方向に離間させて配置して、第1流路板2Aと第2流路板2Bとの間に隙間71を形成している。
このように構成しても、流路板の列間隔壁部がなくなるので、前記第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、流路板が2つに分割されていることで、一方の個別液室列の圧力変動による影響が他方の個別液室列に及ぶことをより確実に防止できる。
次に、本発明の第5実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態において、第1流路板2Aと第2流路板2Bに共通のノズル板1として、前記第2実施形態で説明したノズル板1と同様に、隙間61に対応して貫通穴62を形成したものを使用している。ただし、ノズル板1は、第1流路板2Aと第2流路板2Bに共通であるので、貫通穴62のノズル配列方向の長さは隙間61の長さよりも短くなる。
これにより、ノズル板1を介した変動の伝播も抑制できる。
次に、本発明の第6実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態において、第1流路板2Aと第2流路板2Bに共通の振動板部材3として、前記第2実施形態で説明した振動板部材3と同様に、隙間61に対応して貫通穴63を形成したものを使用している。ただし、振動板部材3は、第1流路板2Aと第2流路板2Bに共通であるので、貫通穴63のノズル配列方向の長さは隙間61の長さよりも短くなる。
これにより、振動板部材3を介した変動の伝播も抑制できる。
次に、本発明の第7実施形態について図14及び図15を参照して説明する。図14は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図、図15は同じくノズル板部分の平面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態において、第1流路板2A及び第2流路板2Bに対応して、ノズル板も、第1ノズル列4Aを有する第1ノズル板1Aと、第2ノズル列4Bを有する第2ノズル板2Aに分けている。
そして、第1ノズル板1Aと第2ノズル板2Bとをノズル配列方向と直交する方向に離間させて配置して、隙間71に対応して隙間72を形成している。
このように、ノズル板も分割されているので、一方の個別液室列の圧力変動による影響が他方の個別液室列に及ぶことを更に確実に防止できる。
次に、本発明の第8実施形態について図16及び図17を参照して説明する。図16は同実施形態に係るヘッドの図4と同様なノズル配列方向と直交する方向の断面説明図、図17は同じく振動板部材部分の平面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態において、第1流路板2A及び第2流路板2Bに対応して、振動板部材も、第1個別液室列6Aに対応する振動領域30の列30Aを有する第1振動板部材3Aと、第2個別液室列6Bに対応する振動領域30の列30Bを有する第2振動板部材3Bに分けている。
そして、第1振動板部材3Aと第2振動板部材3Bとをノズル配列方向と直交する方向に離間させて配置して、隙間71に対応して隙間73を形成している。
このように、振動板部材も分割されているので、一方の個別液室列の圧力変動による影響が他方の個別液室列に及ぶことを更に確実に防止できる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図18及び図19を参照して説明する。図18は同装置の機構部の側面説明図、図19は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持している。そして、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドと同ヘッドに供給するインクを収容するタンクを一体化した記録ヘッド234を搭載している。記録ヘッド234は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する。そして、一方の記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を吐出する。また、他方の記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、1ヘッド当たり4ノズル列配置とし、1個のヘッドで4色の各色を吐出させることもできる。
また、記録ヘッド234のタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニットによって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向する分離パッド244を備えている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えている。さらに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。
この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)を備えている。また、維持回復機構281は、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283を備えている。また、維持回復機構は281は、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置している。この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送される。更に、用紙242は、先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
そして、帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えるので、高画質画像を安定して形成することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
また、圧力発生手段は、圧電アクチュエータに限らず、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用することもできる。
1 ノズル板
1A 第1ノズル板
1B 第2ノズル板
2 流路板
2A 第1流路板
2B 第2流路板
3 振動板部材
4 ノズル
4A 第1ノズル列
4B 第2ノズル列
5 通路
6 個別液室
6A 第1個別液室列
6B 第2個別液室列
10 共通液室
12 圧電部材
20 フレーム部材
60 列間隔壁部
61 中空穴
62、63 貫通穴
71,72、73 隙間
233 キャリッジ
234a、234b 記録ヘッド

Claims (5)

  1. 液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第1個別液室列と第2個別液室列とが形成された流路板と、
    前記ノズルが形成されたノズル板と、を有し、
    前記流路板は、第1個別液室列と第2個別液室列との間に、ノズル配列方向に沿って、前記流路板を厚み方向に貫通する中空穴を有し
    前記ノズル板には、前記流路板の中空穴に対応して貫通穴が形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記個別液室の壁面を形成する壁面部材を有し、
    前記壁面部材には、前記流路板の中空穴に対応して貫通穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第1個別液室列を形成する第1流路板と、
    液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第2個別液室列を形成する第流路板と、を有し、
    前記第1流路板と前記第2流路板とは、ノズル配列方向と直交する方向で、隙間を置いて配置され
    前記ノズルが形成された、前記第1流路板及び前記第2流路板に共通のノズル板を有し、
    前記ノズル板には、前記隙間に対応して貫通穴が形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第1個別液室列を形成する第1流路板と、
    液滴を吐出するノズルが通じる個別液室が配列された第2個別液室列を形成する第2流路板と、を有し、
    前記第1流路板と前記第2流路板とは、ノズル配列方向と直交する方向で、隙間を置いて配置され、
    前記個別液室の壁面を形成する、前記第1流路板及び前記第2流路板に共通の壁面部材を有し、
    前記壁面部材には、前記第1流路板と前記第2流路板の隙間に対応する部分に貫通穴が形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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