JP2003320664A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2003320664A
JP2003320664A JP2002131852A JP2002131852A JP2003320664A JP 2003320664 A JP2003320664 A JP 2003320664A JP 2002131852 A JP2002131852 A JP 2002131852A JP 2002131852 A JP2002131852 A JP 2002131852A JP 2003320664 A JP2003320664 A JP 2003320664A
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ink chamber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通インク室を圧力室へ連通する接続流路が
共通インク室へ接続する部分において、インクの流速を
増大させ同部分内に気泡が溜まるのを防止する構成を提
供する。 【解決手段】 インクジェットヘッドは、インクが供給
される共通インク室7と、この共通インク室7からイン
クが分配される複数の圧力室とを備えており、共通イン
ク室7と各圧力室とは接続流路により連通されている。
この接続流路が共通インク室7に対し接続する接続部に
は、共通インク室7よりも流路断面積が小さく、かつ、
該共通インク室7内のインクの流れの向きに対し90°
より小さい角度θだけ傾けられた向きの流路45aが形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液をノズル
から噴射して記録用紙等に所要の記録を行うインクジェ
ット式記録装置のインクジェットヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的構成が簡単で、高速印字・
高品質印字が容易な記録装置として、インクジェット方
式の記録装置がよく知られている。また、従来のインク
ジェット方式の記録装置のインクジェットヘッドとし
て、印字面に対しインクを噴射する複数のノズルと、こ
のノズルのそれぞれに対応して設けられるとともに該ノ
ズルに接続される圧力室と、該圧力室に接続流路を介し
てインクを分配して供給するための共通インク室とを有
する、積層構造のものが知られている。この構成におい
て、共通インク室内に供給されたインクは、各接続流路
を通って各圧力室に分配される。そして、各圧力室にお
いて適宜のアクチュエータにより噴射エネルギーを付与
されると、インクは対応するノズルから噴射される。
【0003】上記のインクジェットヘッドの共通インク
室と接続流路との接続部分が図10に示される。この図
に示すように、共通インク室7は第1平板101に形成
され、この共通インク室7の一側を覆うようにして、第
2平板102が第1平板101に隣接して積層される。
この第2平板102には多数の貫通孔110・110・
・・が形成されており、それぞれの貫通孔110の一端
が、共通インク室7に面する開口(110a)をなして
いる。これら貫通孔110は、共通インク室7と各々の
圧力室(図略)とを繋ぐ、接続流路の上流端側を構成し
ている。この構成において、共通インク室7内に供給さ
れたインクは矢印A11の方向に流れ、複数の接続流路
110・110・・・にインク流A12・A12・・・
として分岐しながら導入され、各圧力室に分配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の図
10の構成では、共通インク室7は平板101の面方向
に沿って薄く形成される一方、前記貫通孔110は平板
積層方向に形成されていることから、共通インク室7内
のインクが接続流路(貫通孔110)に導入される際
に、A11→A12と、垂直に向きを変える必要が生じ
る。そのため、共通インク室7と貫通孔110との境目
の部分(共通インク室7から個々の接続流路へ分岐する
部分)である前記開口110a付近で、インク流の壁面
からの剥離が生じて著しい乱流混合を生じ、大きな抵抗
損失が発生して流速が低下することになる。従って、適
宜のパージ機構でノズル側(圧力室側)から吸引して
も、当該開口110a付近のインクを効率良く吸い出す
ことが困難となる。この結果、印字作動中に開口110
a付近の気泡が大きく成長してついには開口110aを
塞いだり、成長した気泡が圧力室側へ移動して、圧力室
やノズルを塞いでインクの噴射が不可能になり、印字面
に空白(ドット抜け)が生じてしまう問題がある。
【0005】本発明は前記課題に鑑みてなされたもので
あり、インクジェット式記録装置のインクジェットヘッ
ドにおいて、共通インク室を圧力室へ連通する接続流路
が共通インク室に対し接続する部分において、インクの
流速を増大させ同部分内に気泡が溜まるのを防止する構
成を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、以下に、該課題を解決する
ための手段を説明する。
【0007】請求項1においては、印字面に対しインク
を噴射する複数のノズルと、このノズルのそれぞれに対
応して設けられるとともに該ノズルに接続される圧力室
と、前記圧力室にインクを分配して供給するための共通
インク室と、この共通インク室と前記圧力室とを連通す
るために、各圧力室ごとに形成された接続流路と、を有
する平板積層構造のインクジェットヘッドであって、前
記接続流路が前記共通インク室に対し接続する部分は、
前記共通インク室よりも流路断面積が小さく、かつ、該
共通インク室内のインクの流れの向きに対し90°より
小さい角度だけ傾けられた向きの流路を構成しているこ
とを特徴としている。
【0008】これにより、共通インク室から接続流路
へ移行する部分においてインクの流れの屈曲の度合いが
小さいから、スムーズな流れとすることができ、共通イ
ンク室内のインクが流速を維持したまま接続流路にスム
ーズに移行できる。接続流路の流路断面積が小さくな
るので、共通インク室内のインクは、接続流路に入り込
んだ段階で流速が増大する。以上より、共通インク
室と接続流路との境目の部分(共通インク室から個々の
接続流路へ分岐する部分)に滞留し易い気泡を、速いイ
ンク流で排出させることができる。従って、プリンタ立
ち上げ等のインク初期導入時や、滞留した気泡除去のた
めのパージ操作において、気泡排出性が向上し、気泡に
よる不噴射がなくなる。
【0009】請求項2においては、請求項1において、
前記接続流路が前記共通インク室に対し接続する部分
は、前記共通インク室の側壁に開口され、かつ、該共通
インク室を形成している平板に設けられていることを特
徴としている。
【0010】これにより、共通インク室を形成する板に
接続流路の接続部分を併せて作り込むことができるの
で、部品点数を低減できる。また、共通インク室の形状
を形成する際に同時に接続流路の接続部分も形成できる
から、製造の手間が低減される。
【0011】請求項3においては、請求項1において、
前記接続流路が前記共通インク室に対し接続する部分
は、前記共通インク室を形成している平板に一側で隣接
する平板に設けられていることを特徴としている。
【0012】これにより、共通インク室の幅方向のコン
パクト化を図れる。
【0013】請求項4においては、請求項1〜3のいず
れか1項において、前記接続流路が前記共通インク室に
対し接続する部分は、圧力室が形成されている平板とは
異なる平板に形成されるとともに、その部分には、イン
ク流を制限する絞り部が構成されていることを特徴とし
ている。
【0014】これにより、接続流路の共通インク室に対
する接続部分を絞り部として兼用する構成であるから、
接続流路の構造を簡素とすることができる。また、圧力
室を形成する平板に絞りを形成する必要がないというメ
リットがある。従って、画像の高解像度化・ヘッドのコ
ンパクト化の要請にも適合的である。更には、圧力室お
よび絞り部の形状精度はインクの噴射性能に大きく影響
するため、該圧力室を形成する平板に併せて絞り部を作
り込む構成では、両者の精度を同時に厳しく管理しなけ
ればならず、歩留まりが低下してコストが増大する問題
がある。この点、請求項4の構成によれば圧力室と絞り
部とが別々の平板に形成されるから、このような問題を
回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明
のインクジェット記録装置としてのカラーインクジェッ
トプリンタの一実施形態を示す斜視図である。
【0016】図1において、このカラーインクジェット
プリンタ100のプリンタヘッド63は、その本体フレ
ーム68に、四色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック)のインクを噴射させるために各色ごとに
配設された計四個の圧電式のインクジェットヘッド6を
固着し、更に、カラーインクがそれぞれ充填される計四
個のインクカートリッジ61を本体フレーム68に脱着
可能に取り付けた構成としている。この本体フレーム6
8は、駆動機構65により直線方向に往復駆動されるキ
ャリッジ64に固着されている。用紙を送るためのプラ
テンローラ66は、その軸線がキャリッジ64の往復移
動方向に沿うよう配置され、インクジェットヘッド6と
対向されている。
【0017】キャリッジ64は、プラテンローラ66の
支軸と平行に配設されるガイド軸71およびガイド板7
2によって、摺動自在に支持される。ガイド軸71の両
端部の近傍にはプーリー73・74が支持され、これら
のプーリー73・74の間に無端ベルト75が掛け渡さ
れる。前記のキャリッジ64はこの無端ベルト75に固
定される。このような駆動機構65の構成において、一
方のプーリー73がモータ76の駆動により正逆回転さ
れると、それに伴ってキャリッジ64がガイド軸71お
よびガイド板72に沿って直線方向に往復駆動され、プ
リンタヘッド63の往復移動を行わせる。
【0018】用紙62は、インクジェットプリンタ10
0の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給
紙され、インクジェットヘッド6とプラテンローラ66
との間の空間に導かれて、インクジェットヘッド6から
噴射されるインクにより所定の印字がなされた後に排紙
される。なお、図1においては、用紙62の給紙機構お
よび排紙機構の図示を省略している。
【0019】パージ機構67は、前記インクジェットヘ
ッド6の内部に溜まる気泡やゴミなどを含んだ不良イン
クを強制的に吸引して除去するためのものである。この
パージ機構67はプラテンローラ66の側方に設けら
れ、前述の駆動機構65によってプリンタヘッド63が
リセット位置に至ったときにそのインクジェットヘッド
6に対向するよう、該パージ機構67の配設位置が定め
られている。このパージ機構67はパージキャップ81
を備えており、インクジェットヘッド6の下面に設けら
れる多数のノズル(詳細は後述)を覆うように、当該イ
ンクジェットヘッド6の下面に対し当接する。この構成
で、プリンタヘッド63がリセット位置にあるときに、
このキャリッジ64に設けられているインクジェットヘ
ッド6のノズルをパージキャップ81で覆って、インク
ジェットヘッド6の内部に溜まる気泡などを含んだ不良
インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸
引して廃インク溜め84へ廃棄することにより、インク
ジェットヘッド6の復旧を行うようにしている。これに
より、インクジェットヘッド6に対するインクの初期導
入時において気泡を除去でき、あるいは、印字に伴う内
部の気泡の成長などによって陥っていた噴射不良状態か
らインクジェットヘッド6を正常状態へ復帰させること
ができる。なお、図1に示すキャップ85は、印字が終
了してリセット位置に戻されるキャリッジ64上のイン
クジェットヘッド6の多数のノズルを覆って、インクの
乾燥を防止するためのものである。
【0020】プリンタヘッド63を上下逆さまにした状
態の斜視図が図2に示され、該プリンタヘッド63の本
体フレーム68は同図に示すようにその上面側(図2に
おいては下面側に位置するよう図示している)が開放さ
れた略箱状に形成されており、その開放された側から四
つのインクカートリッジ61を着脱自在に装着できるよ
うにして、搭載部を形成している。図2に示すように、
本体フレーム68の搭載部の一側部位には、各インクカ
ートリッジ61のインク放出部に接続できるインク供給
通路4・4・4・4が、本体フレーム68の底板5の下
面(インクジェットヘッド6が固着される側の面)まで
連通している。それぞれのインク供給通路4に対応させ
て、インクジェットヘッド6のインク供給口(後述)と
密接できるようにしたゴム製等のジョイント部材47
が、底板5の下面に取り付けられる。
【0021】図2に示すように、底板5の下面側には、
インクジェットヘッド6を四つ並列させて配置させるた
めの四つの支持部8を、段付き状に形成している。イン
クジェットヘッド6は、この各支持部8に対し、紫外線
硬化型の接着剤にて固定される。
【0022】インクジェットヘッド6の斜視図が図3に
示される。このインクジェットヘッド6は積層型のキャ
ビティプレート10を有しており、該キャビティプレー
ト10に対してプレート型の圧電アクチュエータ(以下
「アクチュエータ」)20が、接着剤又は接着シートを
介して接着、積層される。そして更にアクチュエータ2
0の上面には、外部機器との電気的接続のためのフレキ
シブルフラットケーブル40が、接着剤にて重ね接合さ
れている。最下層のキャビティプレート10の下面側に
はノズル35が多数開口されており、各ノズル35から
下向きにインクが噴射される。
【0023】図4はキャビティプレート10の分解斜視
図を、図5はキャビティプレート10の分解拡大斜視図
(図4のV−V方向断面)を、それぞれ示す。キャビテ
ィプレート10は図5に示すように、ノズルプレート1
1、ダンパプレート12、二枚のマニホールドプレート
13X・13Y、スペーサプレート14、ベースプレー
ト15の計六枚の薄い金属板を、それぞれ接着剤にて重
ね接合して積層した構造としている。
【0024】ノズルプレート11には図4・図5に示す
ように、微小径(本実施形態では、25μm程度)のイ
ンク噴射用のノズル35が、微小の間隔をおいて多数形
成される。このノズル35は、当該ノズルプレート11
における長手方向に沿って、千鳥状の二列に配列されて
いる。
【0025】ベースプレート15には図5に示すよう
に、複数の圧力室36・36・・・が、ベースプレート
15の長手方向に沿って千鳥状配列で二列に穿設されて
いる。各圧力室36は、その長手方向が該ベースプレー
ト15の長手方向に対して直交するように、細幅に形成
されている。また、ベースプレート15のスペーサプレ
ート14に面する側には、それぞれの圧力室36と接続
される絞り部36dと、当該絞り部36dと接続される
インク供給孔36bとが凹設されている。絞り部36d
は、インクの流動方向と直交する断面積を圧力室36よ
りも小さくする等して圧力室36よりも流路抵抗を大き
くすることで、噴射時に圧力室36から共通インク室7
側へ逆流しようとするインクの流れを制限するものであ
る。
【0026】各圧力室36の一端部36aは、スペーサ
プレート14、二枚のマニホールドプレート13X・1
3Y、およびダンパプレート12に同じく千鳥状配列で
穿設されている微小径の貫通孔37を介して、ノズルプ
レート11における前述のノズル35に連通している。
【0027】図5に示すように、二枚のマニホールドプ
レート(13X・13Y)のうちスペーサプレート14
に近い側のマニホールドプレート13Xには、二つのイ
ンク室半部13a・13aが貫通状に形成されている。
そして、このインク室半部13a・13aの側壁には、
前述のインク供給孔36bに対応して接続部分45が形
成されている。この接続部分45と、スペーサプレート
14における左右両側部位に穿設された各インク供給孔
38と、前述の各インク供給孔36bとは、後述する共
通インク室7・7と各圧力室36とを連通させる接続流
路を形成する。一方、ノズルプレート11側のマニホー
ルドプレート13Yには、二つのインク室半部13b・
13bが、他側のマニホールドプレート13Xに向けて
のみ開放するように凹設されている。この構成で、二枚
のマニホールドプレート13X・13Yとスペーサプレ
ート14の計三枚を積層することにより、対応する上下
のインク室半部13a・13bが相互に接合されて、貫
通孔37の列の両側に一つずつ、計二つの共通インク室
7・7が図6に示すように形成される。
【0028】なお、貫通孔37の列の両側に二つの共通
インク室7・7を設けたのは、二列に配置された圧力室
36に対応させるためである。即ち、二列配置されるう
ちの一列側の圧力室群は一方の共通インク室7に、残り
の一列側の圧力室群は他方の共通インク室7に、それぞ
れ連通されているのである。このようにインクジェット
ヘッド6を構成することで、二つの共通インク室7・7
に互いに異なる色のインクを供給して一つのインクジェ
ットヘッド6で二色の印字を行わせる印字形態に用いる
ことをも可能にし、インクジェットヘッド6の汎用性を
高めて部品の種類の低減を図っている。ただし本実施形
態においては、双方の共通インク室7・7に同色のイン
クを供給し、二列のノズル35で単色の高解像度の印字
を行わせる印字形態を採っている。
【0029】図5に示すように、マニホールドプレート
13X・13Yのすぐ下に位置するダンパプレート12
には、ダンパ溝12c・12cが凹設される。このダン
パ溝12c・12cはマニホールドプレート13Y側に
向けてのみ開放するように形成され、その位置および形
状は前記共通インク室7・7と一致させている。従っ
て、マニホールドプレート13X・13Yおよびダンパ
プレート12を接合したときは、マニホールドプレート
13Yのインク室半部13bを凹設してある部分(ダン
パ部42)には、前記ダンパ溝12cが位置する。ここ
でマニホールドプレート13Yは適宜弾性変形し得る金
属素材(例えば、ステンレス鋼)で構成されているの
で、このダンパ部42は、共通インク室7側にも、ダン
パ溝12c側にも、自由に振動することができる。以上
の構成により、インク噴射時に圧力室36で発生した圧
力変動が共通インク室7に伝播しても、該ダンパ部42
が弾性変形して振動することによって当該圧力変動を吸
収減衰させることができ(ダンパ作用)、圧力変動が他
の圧力室36へ伝播してしまうクロストークを防止する
ことができる。
【0030】図4に示すように、ベースプレート15に
は二つのインク供給孔39a・39aが穿設され、スペ
ーサプレート14においても同様にインク供給孔39b
・39bが穿設されている。ベースプレート15とスペ
ーサプレート14とを接合することで、対応するインク
供給孔39a・39bが互いに接続され、前述の二つの
共通インク室7・7のそれぞれに対応するインク供給口
39・39が形成される。インクジェットヘッド6の小
型化の要請から、このインク供給口39・39は、複数
の圧力室36・36・・・のなす列の端部に近い位置に
穿設され、また、二つのインク供給口39・39は互い
に接近して配置されている。
【0031】以上のキャビティプレート10の構成によ
り、前述のインク供給口39・39から共通インク室7
・7内に流入したインクは、接続流路を経由して、各圧
力室36の一端側から供給される。この接続流路は、接
続部分45と、インク供給孔38、36bと、絞り部3
6dとがこの順に設けられて構成されたものである。そ
して、それぞれの圧力室36においてアクチュエータ2
0により噴射エネルギーを与えられたインクは、その一
端部36aから各貫通孔37・37・・・を経由した
後、対応するノズル35に至って噴射される。
【0032】図7はアクチュエータ20の分解拡大斜視
図を示すものである。アクチュエータ20は図6や図7
に示すように、二種類の圧電シート21・22と、一枚
の絶縁シート23とを積層した構造である。一方の圧電
シート21の上面には、キャビティプレート10におけ
る各圧力室36毎に対応した細幅の複数の駆動電極24
が、千鳥状配列で設けられている。各駆動電極24の一
端部24aは、アクチュエータ20の表裏面20a・2
0bと直交する左右側面に露出するように形成されてい
る。
【0033】もう一つの圧電シート22の上面には、複
数の圧力室36に対して共通のコモン電極25が設けら
れている。コモン電極25の一端部25aも、各駆動電
極24の一端部24aと同様、左右側面に露出するよう
に形成されている。圧電シート21・22は、図示のよ
うに1枚ずつ交互に積層するだけでなく、交互に複数枚
積層することもできる。各駆動電極24とコモン電極2
5とに挟まれる圧電シート21・22におけるそれぞれ
の領域は、各圧力室36ごとに対応した圧力発生部とな
る。
【0034】最上段の絶縁シート23の上面には、各駆
動電極24の各々に対する表面電極26と、コモン電極
25に対する表面電極27とが、左右側面に沿って並ぶ
ように設けられている。
【0035】また、左右側面には、各駆動電極24の一
端部24aに第1の凹み溝30が、コモン電極25の一
端部25aに第2の凹み溝31が、それぞれ積層方向に
延びるように設けられている。各第1の凹み溝30内に
は、各駆動電極24と各表面電極26とを電気的に接続
する側面電極(図示せず)が、第2の凹み溝31内に
は、コモン電極25と表面電極27とを電気的に接続す
る側面電極(図示せず)が、それぞれ形成されている。
なお、符号28および29の電極は、捨てパターンの電
極である。
【0036】以上のような構成のキャビティプレート1
0とアクチュエータ20とは、キャビティプレート10
における各圧力室36と、アクチュエータ20における
駆動電極24とが対応するように積層される。また、ア
クチュエータ20における上側の表面20aにおいて、
フレキシブルフラットケーブル40における各種の配線
パターン(図示せず)が、各表面電極26・27に電気
的に接合される。
【0037】そして、インクジェットヘッド6における
アクチュエータ20の各駆動電極24のうち任意の駆動
電極24とコモン電極25との間に電圧を印加すると、
圧電シート22のうち電圧を印加した駆動電極24の部
分(即ち圧力発生部)に、圧電による積層方向の歪みが
発生し、圧力室36の容積が縮小する。こうして圧力室
36内のインクに噴射エネルギーが与えられ、インクは
ノズル35から液滴状に噴射され、用紙62への所定の
印字が行われる。
【0038】以上で説明したように、本実施形態のイン
クジェットヘッド6においては、キャビティプレート1
0の構成により、前述のインク供給口39・39から共
通インク室7・7内に流入したインクは、接続流路を経
由して、各圧力室36の一端側から供給される。この接
続流路は、接続部分45と、インク供給孔38、36b
と、絞り部36dとがこの順に設けられて構成されたも
のである。そして、それぞれの圧力室36においてアク
チュエータ20により噴射エネルギーを与えられたイン
クは、その一端部36aから各貫通孔37・37・・・
を経由した後、対応するノズル35に至って噴射され
る。
【0039】ここで、前記接続流路が前記共通インク室
7・7に対し接続する部分において、前述の通り、イン
クがスムーズに流れ、気泡が溜まりにくいものであるこ
とが要求される。これは、インクの初期導入時に気泡を
完全に除去することができなかったり、或いは、印字作
動中にインク内に気泡が発生して成長すると、ノズル3
5からのインクの不噴射が起こり、印字面に空白(ドッ
ト抜け)が生じてしまう原因になるからである。
【0040】この点を本実施形態についてみると、図8
に示すように、接続部分45は、一端側を共通インク室
7から側方に分岐して延びる溝状の流路45aと、プレ
ート13Xとプレート14とを積層したときに前述のイ
ンク供給孔38と重なるように、流路45aの他端側に
形成された接続孔45bとで構成されている。この流路
45aは、共通インク室7よりも流路断面積が小さく、
かつ、共通インク室7内のインク流A1の流れの向きに
対して90°よりも小さい角度θだけ傾けられた向き
に、マニホールドプレート13Xに穿設されている。こ
の構成により、共通インク室7内に供給されたインクの
インク流A1は、各流路45a・45a・・・内にイン
ク流A2・A2・・・として分配され、それぞれの接続
孔45bから各インク供給孔38、36bへと導入され
てゆく。
【0041】これにより、インクが共通インク室7から
接続部分45へ移行する部分において、インク流A1か
らインク流A2へ至る際にインクの流れの屈曲の度合い
が小さいから、流速を落とすことなくスムーズな流れと
することができ、共通インク室7内のインクが接続部分
45にスムーズに移行できる。また、この際、インクの
流路断面積が小さくなるので、共通インク室7内のイン
クは流路45a・45a・・・に入り込んだ段階で流速
が増大する。従って、共通インク室7と接続流路との境
目の部分(共通インク室7から個々の接続部分45へ分
岐する部分)に滞留し易い気泡を、速いインク流で排出
させることができる。そのため、プリンタ立ち上げ等の
インク初期導入時や、滞留した気泡除去のためのパージ
操作において、気泡排出性が向上する。
【0042】また、本実施形態においては、接続流路の
共通インク室7に対する接続部分45は、共通インク室
7を形成しているマニホールドプレート13Xに設けら
れている。これにより、共通インク室7を形成するプレ
ート13Xに接続部分45を併せて作り込むことができ
るので、部品点数を低減できる。また、共通インク室7
の形状を形成する際に同時に接続流路の接続部分45も
形成できるから、製造の手間が低減される。
【0043】ただし、前記流路部分45に代えて、図9
に示すように、マニホールドプレート13Xに一側で隣
接するプレート14´に、共通インク室7よりも流路断
面積が小さく、かつ、共通インク室7内のインクの流れ
の向きに対し90°よりも小さい角度θ´だけ傾けられ
た向きの流路45´・45´・・・を貫通して設ける構
成としても構わない。この構成においても、共通インク
室7内のインク流A1´から流路45´・45´・・・
内のインク流A2´・A2´・・・へのインクの移行を
スムーズにすることができる。また、この構成は、前記
の実施形態に比して、共通インク室7の幅方向のコンパ
クト化(厳密に言えば、接続流路との接続部分を含めた
意味での、共通インク室7の幅方向のコンパクト化)を
図れる利点がある。
【0044】また、本実施形態においては、圧力室36
が設けられたベースプレート15に絞り部36dが併せ
て設けられた場合を説明したが、この絞り部36dを省
略し、その代わりに、インク流量を調節する絞りを、前
述の接続部分45に形成する構成であってもよい。接続
部分45に絞りを構成する方法としては、接続部分45
の流路幅を単純に小さくすることのほか、例えば、接続
部分45を形成してあるマニホールドプレート13Xの
厚みを小さく構成して、流路断面積を小さくする方法が
ある。あるいは接続部分45を、そのスペーサプレート
14側を向く面のみが開放される浅い溝状に形成して、
その流路断面積を小さくする方法が考えられる。
【0045】このような構成とすれば、接続流路の共通
インク室7に対する接続部分を絞りとして兼用すること
ができ、接続流路の構造を簡素とすることができる。ま
た、ベースプレート15に絞り部36dを形成する必要
がないので、画像の高解像度化・ヘッドのコンパクト化
の要請にも適合的である。更には、以下に示すような利
点も奏する。即ち、圧力室36および絞り部36dの形
状精度がインクの吐出性能に大きく影響するため、ベー
スプレート15に併せて絞り部36dを作り込む構成で
は、両者の精度を同時に厳しく管理しなければならず、
歩留まりが低下してコストが増大する問題がある。この
点、圧力室36と絞り部とを別々の平板に形成する上記
構成とすれば、ベースプレート15では圧力室36の精
度を管理し、マニホールド13Xではインク室半部13
aの精度が要求されないため絞り部すなわち接続部分4
5のみ精度を管理すればよいので、このような問題を回
避することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明では以上に示すように、請求項1
の発明によると、共通インク室から接続流路へ移行す
る部分においてインクの流れの屈曲の度合いが小さいか
ら、スムーズな流れとすることができ、共通インク室内
のインクが流速を維持したまま接続流路にスムーズに移
行できる。接続流路の流路断面積が小さくなるので、
共通インク室内のインクは、接続流路に入り込んだ段階
で流速が増大する。以上より、共通インク室と接続
流路との境目の部分(共通インク室から個々の接続流路
へ分岐する部分)に滞留し易い気泡を、速いインク流で
排出させることができる。従って、プリンタ立ち上げ等
のインク初期導入時や、滞留した気泡除去のためのパー
ジ操作において、気泡排出性が向上し、気泡による不噴
射がなくなる。
【0047】請求項2の発明によると、共通インク室を
形成する板に接続流路の接続部分を併せて作り込むこと
ができるので、部品点数を低減できる。また、共通イン
ク室の形状を形成する際に同時に接続流路の接続部分も
形成できるから、製造の手間が低減される。
【0048】請求項3の発明によると、共通インク室の
幅方向のコンパクト化を図れる。
【0049】請求項4の発明によると、接続流路の共通
インク室に対する接続部分を絞り部として兼用する構成
であるから、接続流路の構造を簡素とすることができ
る。また、圧力室を形成する平板に絞り部を形成する必
要がないので、画像の高解像度化・ヘッドのコンパクト
化の要請にも適合的である。更には、以下に示すような
利点も奏する。即ち、圧力室および絞り部の形状精度は
インクの噴射性能に大きく影響するため、該圧力室を形
成する平板に併せて絞り部を作り込む構成では、両者の
精度を同時に厳しく管理しなければならず、歩留まりが
低下してコストが増大する問題がある。この点、請求項
4の発明では圧力室と絞りとを別々の平板に形成するか
ら、このような問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのカラーインクジェ
ットプリンタを示す斜視図である。
【図2】プリンタヘッドの斜視図である。
【図3】インクジェットヘッドの分解斜視図である。
【図4】キャビティプレートの積層構造を示す分解斜視
図である。
【図5】図4におけるV−V断面拡大斜視図である。
【図6】図3におけるVI−VI断面拡大図である。
【図7】アクチュエータの積層構造を示す分解斜視図で
ある。
【図8】共通インク室および接続流路付近の拡大平面図
である。
【図9】別形態のインクジェットヘッドの共通インク室
および接続流路付近の拡大断面図である。
【図10】従来のインクジェットヘッドの共通インク室
および接続流路付近の拡大断面図である。
【符号の説明】
6 インクジェットヘッド 7 共通インク室 36 圧力室 45a 流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字面に対しインクを噴射する複数のノ
    ズルと、 このノズルのそれぞれに対応して設けられるとともに該
    ノズルに接続される圧力室と、 前記圧力室にインクを分配して供給するための共通イン
    ク室と、 この共通インク室と前記圧力室とを連通するために、各
    圧力室ごとに形成された接続流路と、を有する平板積層
    構造のインクジェットヘッドであって、 前記接続流路が前記共通インク室に対し接続する部分
    は、前記共通インク室よりも流路断面積が小さく、か
    つ、該共通インク室内のインクの流れの向きに対し90
    °より小さい角度だけ傾けられた向きの流路を構成して
    いることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記接続流路が前記共通インク室に対し
    接続する部分は、前記共通インク室の側壁に開口され、
    かつ、該共通インク室を形成している平板に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記接続流路が前記共通インク室に対し
    接続する部分は、前記共通インク室を形成している平板
    に一側で隣接する平板に設けられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記接続流路が前記共通インク室に対し
    接続する部分は、圧力室が形成されている平板とは異な
    る平板に形成されるとともに、その部分には、インク流
    を制限する絞り部が構成されていることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットヘ
    ッド。
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