JP5931537B2 - レーザの光軸アライメント方法およびそれを用いたレーザ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物への加工に利用されるレーザ光の光軸のアライメントを調整するレーザの光軸アライメント方法およびそれを用いたレーザ加工装置に関する。
レーザ発振器から出力されるレーザ光は、レーザ発振器内や光路上に配備された光学部材の温度変化によって設定された光軸が経時的に変化したり、或いは、装置の経年変化により光軸がずれたりする傾向にある。そこで、当該光軸のずれをアライメントする方法が提案および実施されている。
例えば、レーザ源から出力されたレーザ光を加工ビームとモニタービームに分岐し、モニタービームをさらに分岐し、分岐されたモニタービームの光路上に配備した4分割のフォトダイオードからなる位置検出センサによって両モニタービームをそれぞれ受光する。各フォトダイオードにおける受光面積から入射位置の中心のずれ量を求め、当該ずれ量に応じて、光路上に配備したビーム角度補正部の2個のミラーの角度を調整するとともに、当該ミラーを回転させてあおり補正を行っている(特許文献1を参照)。
特開2005−118815号公報
しかしながら、従来の方法では、次のような問題がある。4分割フォトダイオードで検出されるモニタービームは、その中心位置からのずれ量を求めるために、4分割の2次元平面上に所定の直径を有するモニタービームを照射する必要がある。また、所定の面積で受光されたモニタービームは、光軸のずれによって偏向している。したがって、両モニタービームには、水平方向と垂直方向の成分が含まれているので、一方のずれ方向の成分のみを抽出するための演算処理が煩雑であり、演算負荷がかかっているといった問題が生じている。
また、光軸のずれを補正するために、反射ミラーの角度補正のみならず、反射ミラーを回転させてあおり補正をも行わなければならず、装置構成および制御処理が複雑になっているといった問題も生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、レーザ発振器から出力されるレーザ光の光軸のずれを単純な演算処理で求めるとともに、短時間で効率よく光軸のアライメントを可能にすることができるレーザの光軸アライメント方法およびそれを用いたレーザ加工装置を提供することを主たる目的としている。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、レーザ発振器から出力されたレーザ光の光軸を調整するレーザの光軸アライメント方法であって、
前記レーザ発振器から出力されたレーザ光を第1反射部によって当該レーザ光の進行方向に交差する第1方向に反射する第1反射過程と、
前記第1反射部により反射されたレーザ光を第2反射部によって当該レーザ光の進行方向に交差する第2方向に反射する第2反射過程と、
前記第2反射部により反射されたレーザ光を第1光学部材によって焦点方向のレーザ光と異なる方向の測定光に分岐する第1分岐過程と
前記測定光を第2光学部材によって分岐する第2分岐過程と、
分岐された一方の測定光を第3光学部材により第1位置検出器の測定平面上に焦点合わせされた当該焦点の位置を検出する第1検出過程と、
前記測定光から垂直方向への光軸のずれを求める第1演算過程と
分岐された他方の測定光を第2位置検出器の測定平面上で検出する第2検出過程と、
光軸のずれによって偏向し、前記第2検出過程で検出された測定光に含まれる前記第1検出過程で検出されるべき測定光を除去し、水平方向の測定光の光軸のずれを求める第2演算過程と、
前記第1演算過程で求めた光軸のずれに応じて、第1反射部および第2反射部に備わった反射部材のいずれか一方の角度を変更して光軸を調整する第1光軸調整過程と、
前記第1光軸調整過程で光軸を調整した後に、第2演算過程で求まった光軸のずれに応じて、前記第1反射部および第2反射部に備わった反射部材のうち少なくともいずれかをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させて光軸を調整する第2光軸調整過程と
を備えたことを特徴とする。
この方法によれば、第2分岐過程で第2光学部材により分岐された測定光の一方は、第3光学部材によって集光され、第1位置検出器の平面上に焦点が合わされる。つまり、集光して焦点を検出面に合わせることにより、測定光に含まれる水平成分がキャンセルされる。したがって、平面上の焦点の位置座標を求めることにより、基準位置の座標から垂直方向に対する角度のずれのみを容易に求めることができる。
また、第2分岐過程で分岐された他方の測定光は、第2光学部材を介さすに第2位置検出器の平面上に所定の直径で検出される。光路上で光軸のずれが生じている場合、当該測定光は偏向するので、第2位置検出器によって検出される所定の直径を有する測定光には第1位置検出器によって検出されるべき垂直成分に対する角度のずれの測定光が含まれている。
第2位置検出器で検出された結果から、第1位置検出器で検出された結果を引くと、垂直方向に対する角度によるずれ量が含まれない水平方向のずれ量だけを検出することができる。
第1演算過程では、光軸の角度ずれ量のみが求まり、第2演算過程では、光軸の水平方向のずれ量のみが求まる。したがって、当該両ずれ量に応じて、第1反射部材または第2反射部材のいずれか一方の角度を調整することにより、光軸ずれの角度補正を実施することができる。
また、角度ずれを含まない垂直方向および水平方向の2軸のずれ量(いわゆる、シフトずれ量)は、第1反射部材および第2反射部材をレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させることにより補正することができる。
したがって、従来方法のように、光軸の角度ずれと位置ズレの両方に対して、互いに関係し合う2箇所の反射部材の角度を調整することを必要とした複雑な演算が不要となる。
また、この方法によれば、水平方向のずれ量に対し、反射部材を水平に往復移動させて調整するので、第2位置検出器から第1反射部材までの距離や、第2位置検出器から第2反射部材までの距離を考慮して各ズレ量を演算する必要が無い。したがって、水平方向のずれ量に対して、光学レイアウトが変化しても同じ演算を適用することができる。
なお、上記方法において、第1演算過程および第2演算過程で求めた光軸ずれの調整に伴うレーザ光の補正距離と、補正後のレーザ光が所定位置に到達する光路長を比率で算出し、当該算出結果の逆数を補正係数として求め、当該補正係数を利用することが好ましい。
この方法によれば、求めた補正係数を次回の光軸補正に利用することができ、光軸の調整の精度を向上させることができる。
また、上記方法において、反射部材を重力の作用方向と交差する水平方向に往復移動させることが好ましい。
この方法によれば、反射部材が重力の作用方向に移動する構成では、反射部材が当該重力方向に微小に往復移動するハンチング現象を生じさせるので、光学部材の温度変化などによる経時的な変化の光軸ずれとは異なり、ビーム焦点ずれが発生する。しかしながら、重力の作用方向と交差するする水平方向に反射部材を往復移動させることにより、当該ハンチング現象を回避することができる。したがって、光軸ずれの調整をより精度よく行うことができる。
また、この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、被加工物にレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置であって、
前記レーザ光を出力するレーザ発振器と、
前記レーザ光の進行方向に交差する第1方向に反射させる第1反射部材を備え、レーザ光の入射方向または出射方向に当該第1反射部材を往復移動させる第1駆動機構と、
前記第1反射部材で反射したレーザ光の進行方向に交差する第2方向に反射させる第2反射部材を備え、レーザ光の入射方向または出射方向に当該第2反射部材を往復移動させる第2駆動機構と、
前記第1反射部材または第2反射部材の一方の角度を変更する第3駆動機構と、
前記第2反射部材によって反射したレーザ光を被加工物に向かうレーザ光と異なる方向の測定光に分岐する第1光学部材と、
前記測定光を分岐する第2光学部材と、
分岐された一方の測定光を集光する第3光学部材と、
前記第3光学部材によって集光されて焦点合わせした測定光の位置を測定平面上で検出する第1位置検出器と、
分岐された他方の測定光の位置を測定平面上で検出する第2位置検出器と、
前記第1位置検出器により検出された測定光の検出位置から光軸ずれによる加工面の法線方向に対する角度ずれを求めるとともに、当該光軸のずれによって偏向し、第2位置検出器により検出された測定光に含まれる第1位置検出器により検出されるべき加工面の法線方向に対する角度ずれ成分の測定光を除去し、水平方向の測定光の光軸のずれを求める演算処理部と、
前記演算処理部により求めた角度のずれに応じて、第3駆動機構を作動させて第1光学部材または第2光学部材の角度を変更して光軸を調整するとともに、水平方向の測定光の水平方向のずれに応じて、前記第1駆動機構および第2駆動機構のうち少なくともいずれかをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させて光軸を調整する制御部と、
前記被加工物に焦点を合わせる第4光学部材と、
を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第2光学部材により分岐された測定光の一方は、第3光学部材によって集光され、第1位置検出器の平面上に焦点が合わされる。したがって、演算処理部は、平面上の焦点の位置座標を求めることにより、水平方向のずれ量をキャンセルし、基準位置から加工面の法線方向に対する光軸の角度ずれ量のみを求めることができる。
また、他方の測定光は、第2光学部材を介さすに第2位置検出器の2次元平面上に所定の直径で検出される。光路上で光軸のずれが生じている場合、当該測定光は偏向するので、第2位置検出器によって検出される所定の直径を有する測定光には第1位置検出器によって検出されるべき加工面の法線方向に対する光軸の角度ずれの測定光が含まれている。
しかしながら、第1位置検出器によって検出した測定光から加工面の法線方向に対する光軸の角度ずれ量を求めているので、第1位置検出器により検出した角度ずれ量を補正した後であれば、第2位置検出器で検出された測定光には垂直方向の光軸ずれは存在せず、水平方向のずれだけとなっている。したがって、基準位置から水平方向への光軸のずれのみが求まる。
演算処理部で求めた両ずれ量は、垂直方向と水平方向のずれ量に明確に分離されているので、垂直方向のずれ、つまり光軸の角度ずれは光軸の角度を変化させて補正し、水平方向のずれ、つまり光軸の平行なずれは光軸を平行移動させて補正することができる。したがって、従来装置にように、光軸の平行なずれを、2箇所の反射部材の角度の組み合わせを用いて平行にずらすような複雑な演算処置を必要とせず、簡素な演算で光軸アライメントを行いつつ、被加工物を精度良く加工することができる。
なお、当該構成において、演算処理部は、求めた光軸ずれの調整に伴うレーザ光の補正距離と、補正後のレーザ光が加工面に到達する光路長を比率で算出し、当該算出結果の逆数を補正係数として求め、
前記補正係数を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、当該補正係数により光軸のずれを補正することが好ましい。
この構成によれば、記憶部に記憶した補正係数を次回の光軸補正に利用することができ、光軸の調整の精度を向上させることができる。
また、当該構成において、第1駆動機構および第2駆動機構は、第1反射部材および第2反射部材を、重力の作用方向と交差する水平方向に往復移動させることが好ましい。
この構成によれば、反射部材が重力の作用方向に移動する構成では、反射部材が当該重力方向に微小に往復移動するハンチング現象を生じさせるので、光学部材の温度変化などによる経時的な変化の光軸ずれとは異なり、ビーム焦点ずれが発生する。しかしながら、重力の作用方向と交差するする水平方向に第1反射部材および第2反射部材を往復移動させることにより、当該ハンチング現象を回避することができる。したがって、光軸ずれの調整をより精度よく行うことができる。
本発明の光軸アライメント方法およびそれを用いたレーザ加工装置によれば、光軸のずれを求める演算負荷を軽減するとともに、当該演算により求めた光軸のずれ量に応じて簡素な構成で光軸のアライメントを行うことができる。
発明方法の原理を説明する図である。 2次元半導体検出器周りの拡大図である。 測定光の光軸のずれを検出する模式図である。 水平方向の光軸のずれ量を求める方法を説明する図である。 (a)は水平方向の角度ずれを補正する動作説明図、(b)は垂直方向の角度ずれを補正する動作説明図である。 (a)は水平方向の光軸アライメントの動作説明図、(b)は垂直方向の光軸アライメントの動作説明図である。 レーザ加工装置の全体構成を示す斜視図である。 レーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 変形例装置の全体構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
<光軸アライメント方法>
図1は、本発明のレーザの光軸アライメント方法の原理を説明する図、図2は2次元半導体検出器周りの拡大図である。
図1および図2に示すように、レーザ発振器1から被加工物Wまでの間に、ビームエキスパンダ4、第1ミラー3A、第2ミラー7A、ビームサンプラ8および集光レンズ13が配備されている。また、ビームサンプラ8で分岐された他方のレーザ光B(以下、「測定光B」という)の光路上にビームスプリッタ12、集光レンズ13および2次元半導体位置検出器14が配備されている。ここで、ビームスプリッタ12から2次元半導体位置検出器14まで向かうレーザ光を測定光B1とする。さらに、ビームスプリッタ12で分岐された他方の測定光B2の光路上に2次元半導体位置検出器15が配備されている。
なお、第1ミラー3Aは、本発明の第1反射部材に相当し、第2ミラー7Aは第2反射部材に相当し、ビームサンプラ8は、本発明の第1光学部材に相当し、ビームスプリッタ12は第2光学部材に相当する。本実施例において、ビームサンプラ8およびビームスプリッタ12は、当該光学部材に限定されるものではなく、所定比率の光量にレーザ光を分岐可能な光学部材であればよい。
また、集光レンズ13は、本発明の第3光学部材に相当し、2次元半導体位置検出器14は第1位置検出器に、2次元半導体位置検出器15は第2位置検出器にそれぞれ相当する。
なお、第2ミラー7Aは、レーザ光の光軸θ1の回りに角度を調整可能であるとともに、回転軸θ2の回りに角度を調整可能に配備されている。また、第1ミラー3Aと第2ミラー7Aに入射するレーザ光は、被加工物14の加工面に対して、一方が垂直入射、他方が水平入射となる配置で構成されている。θ2の角度調整機構は、第1ミラー3Aに備わっていてもよい。
上記構成において、次のようにして光軸アライメントが実施される。レーザ発振器1から出力されたレーザ光は、ビームエキスパンダ4で平行光にコリメートされる。当該レーザ光は、第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aによってレーザ光に交差する方向に反射され、ビームサンプラ8に到達する。
ビームサンプラ8は、予め決めた比率の光量の加工光Aと測定光Bにレーザ光を分岐する。加工光Aを主体とするので、測定光Bは加工光Aよりも光量が小さく設定される。
ビームサンプラ8によって分岐された測定光Bは、ビームスプリッタ12によってさらに2つの測定光B1,B2に分岐される。つまり、ビームスプリッタ12により直交方向に分岐される垂直成分の測定光B1と、当該ビームスプリッタ12を直進透過する加工面の法線方向に対する角度のずれ成分と水平成分が合わさった測定光B2に分岐される。当該分岐された測定光B1および測定光B2を利用し、垂直方向の光軸のずれ量と水平方向の光軸のずれ量を検出する。以下、それぞれの検出量を求める方法について詳述する。
<垂直方向の光軸ずれの検出>
集光レンズ13により集光された測定光B1は、光軸にずれが生じていない場合、図3の実線で示すように、測定光B1の光軸が集光レンズ13の中心と通るよう垂直に入射し、2次元半導体位置検出器14の中心P0に焦点が合わされる。光軸のずれが生じた場合、図中の一点鎖線で示す測定光B1’は、集光レンズ13に垂直に入射するものの、レーザ光の光軸が集光レンズ13の中心位置から水平にずれる場合がある。また、図中の破線で示す測定光B1”は、集光レンズ13に斜め方向から入射する角度ずれの場合がある
測定光B1’の入射が水平にずれる場合、集光レンズ13への測定光B1’の入射位置は水平にずれるものの、当該集光レンズ13に垂直に入射しているので、2次元半導体位置検出器14の平面上での測定光B1’の焦点位置は、光軸ずれのない正常な場合の焦点位置P0と同じ位置に焦点が合わされる。
測定光B1”が斜めにずれた場合、集光レンズ13に斜め方向から入射した測定光B1”は、入射角度を維持したまま集光される。したがって、2次元半導体位置検出器光14の平面上での焦点は、X−Y平面上の一軸(Y軸)上に沿って現れる(例えば図中P1)。換言すれば、集光して焦点合わせすることにより、水平方向の光軸のずれはキャンセルされるので、基準位置から加工面の法線方向に対する角度がずれた量だけを検出することができる。光軸ずれが生じていない場合の焦点位置を基準とし、当該基準位置の座標から測定光B1の焦点位置P1の座標までの距離を求めることにより、垂直方向の光軸のずれ量を求めることができる。なお、後述する水平方向のずれを含む場合、X−Y平面上に合成された位置に焦点が現れる。
<水平方向への光軸ずれ検出>
測定光B2は、コリメートされたビーム径で2次元半導体位置検出器15に投影される。
しかしながら、測定光B1により加工面の法線方向に対する角度のずれを求めているので、先に垂直成分を補正してしまえば、残る水平成分だけを求めることが可能となる。例えば、2次元半導体位置検出器14で検出したずれ量を、第1ミラー3Aまたは第2ミラー7Aの角度を調整して補正した後に、図4に示すように、2次元半導体位置検出器15のX−Y平面上に投影された測定光B2の光軸座標を求めればよい。或いは、垂直成分と水平成分が混ざった2次元半導体位置検出器15の光軸座標から、2次元半導体位置検出器14の演算結果のずれ量を引く方法でも、水平成分のずれ量を求めることができる。
<光軸アライメント>
先ず、光軸の角度ずれのアライメントを行う。すなわち、2次元半導体位置検出器14における測定光B1の受光座標と基準座標から求めた加工面の法線方向に対する角度のずれ量が求まる。当該ずれ量と、2次元半導体位置検出器14から第2ミラー7Aまでの距離に基づいて、ずれ角を算出する。当該ずれ角に応じて第2ミラー7Aの角度を補正する。例えば、図5(a)に示すように、縦軸θ1回りに第2ミラー7Aを回転させて水平方向の反射角度を調整する。または、図5(b)に示すように、横軸θ2回りに第2ミラー7Aを回転させて垂直方向の反射角度を調整する。
第2ミラー7Aの角度の調整が完了した後に、第2半導体位置検出器15で検出されるずれ量は、水平成分のずれ量だけなので、そのずれ量を、第1ミラー3Aと第2ミラー7Aを移動させて補正する。このとき、角度ずれの生じていない光軸のずれ量(いわゆる、シフトずれ量)と第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aの移動量は、第2半導体位置検出器15と第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aとの距離に関係なく等距離となる。
したがって、ずれ量が求まると当該ずれ量に応じて、例えば水平方向の光軸のずれをアライメントする場合、図6(a)に示すように、第1ミラー3Aをレーザ光の出射方向に往復移動する。第1ミラー3Aを往復移動させると当該第1ミラー3Aにレーザ光の到達する距離が変化する。つまり、第1ミラー3A上での反射位置が変化する。反射位置が変化したレーザ光は、第2ミラー7Aの水平軸上のそれぞれ異なった位置に到達する。上記した第1ミラー3Aを出射方向に移動させる代わりに、入射方向に移動させてもよい。すなわち、第1ミラー3Aをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させるだけで、水平方向のずれを補正することができる。
垂直方向の光軸のずれをアライメントする場合、図6(b)に示すように、ずれ量に応じて第2ミラー7Aをレーザ光の出射方向に往復移動する。第2ミラー7Aを往復移動させるとレーザ光の到達距離が垂直方向で変化する。つまり、反射位置が垂直軸に沿って上下に変化する。上記した第2ミラー7Aを出射方向に移動させる代わりに、入射方向に移動させてもよい。したがって、第2ミラー7Aをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させるだけで、垂直方向のずれを補正することができる。
上述のように、ビームスプリッタ12によって分岐した測定光B1を集光レンズ13で集光し、2次元半導体位置検出器14で焦点位置を検出することにより、水平方向の光軸のずれをキャンセルして垂直方向の光軸のずれのみを検出することができる。また、2次元半導体位置検出器15で検出した測定光B2については、他方の第2半導体位置検出器14によって加工面の法線方向に対する角度のずれを求めているので、加工面の法線方向に対する角度のずれを無視して水平方向のずれ量を求めることができる。したがって、従来の4分割のフォトダイオードからなる位置検出器を利用した場合のように、加工面の法線方向に対する角度のずれまでを考慮した複雑な演算式で光軸のずれ量を求める必要がない。
また、加工面の法線方向に対する角度のずれ量が求まれば、当該ずれ量をアライメントするための第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aの調整角度を換算すればよい。水平方向のずれ量が求まれば、第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aを往復移動させる距離に当てはめればよい。したがって、簡単な演算処理および構成で光軸アライメントを精度よく行うことができる。
<レーザ加工装置>
上記レーザ光の光軸アライメント方法を利用したレーザ加工装置について説明する。図7は、レーザ加工装置の全体構成を示す斜視図である。本実施例装置において、上記方法の説明に含まれる同一構成要素については、適宜に同一符号を付すに留める。
レーザ加工装置は、レーザ発振器1から被加工物Wの間に第1光路変更用ミラー2、第1光軸調整部3、ビームエキスパンダ4、アッテネータ5、第2光路変更用ミラー6、第2光軸調整部7、ビームサンプラ8、ガルバノスキャナ9およびfθレンズ10を備えている。ビームサンプラ8で分岐された測定光B1の光路上に光量調整用のフィルタ11、ビームスプリッタ12、集光レンズ13および2次元半導体位置検出器14が配備されている。さらに、ビームスプリッタ12で分岐された測定光B2の光路上に2次元半導体位置検出器15が配備されている。以下、各構成について説明する。
第1および第2光路変更用ミラー2,6は、レーザ光の光路を任意の方向および距離に変更するためのものである。したがって、反射面を所定の任意に角度調整が可能になっている。
第1光軸調整部3は、ガイドレールに沿って移動する可動台上に配備した第1ミラー3Aと当該第1ミラー3Aを図中の矢印3Sに示すように、レーザ光の出射方向に水平に往復移動するよう可動台を移動させる圧電素子やパルスモータなどのアクチュエータとして機構する第1駆動機構3Bから構成されている。第1ミラー3Aは、垂直下方に向かうレーザ光を図中の右方向に反射させるように傾斜姿勢で配備されている。なお、第1駆動機構3Bは、本発明の第1駆動機構に相当する。
ビームエキスパンダ4は、レーザ光を平行光にコリメートする。
アッテネータ5は、例えばバリアブルアッテネータであってレーザ光を任意の光量に減衰調整することができる。
第2光軸調整部7は、ガイドレールに沿って移動する可動台上に配備した第2ミラー7Aと当該第2ミラー7Aを図中の矢印7Sに示すように、レーザ光の出射方向に水平に往復移動するよう可動台を移動させる圧電素子やパルスモータなどのアクチュエータとして機構する第2駆動機構7Bを備えている。また、図中の縦軸θ1回りに第2ミラー7Aを回転させる超音波などを利用したアクチュエータ7Cおよび横軸θ2回りに第2ミラー7Aを回転させる超音波などを利用したアクチュエータ7Cを備えている。すなわち、アクチュエータ7C,7Dは、レーザ光の反射角度を垂直および水平方向に変更可能にする。なお、第2駆動機構7Bは、本発明の第2駆動機構、アクチュエータ7C,7Dは第3駆動機構に相当する。
ビームサンプラ8は、レーザ光を加工光Aと測定光Bに分岐する。分岐する測定光Bは、加工光Aよりも光量を小さく設定している。
ガルバノスキャナ9は、レーザ光を加工面上の所定範囲で走査する。当該走査過程で変化する焦点距離と、ガルバノミラーの振り角度に対する加工面上でのレーザ光の移動距離の関係をfθレンズ10によって調整する。
ビームスプリッタ12は、レーザ光を垂直成分の測定光B1と水平成分の測定光B2の2等分にするよう設定されている。なお、分岐する光量の割合は、特性の異なるビームスプリッタ12によって適時に変更が可能である。
集光レンズ13は、集光した測定光B1を2次元半導体位置検出器14の2次元平面上に焦点合わせする。
2次元半導体位置検出器14は、X−Yの2次元平面上に焦点合わせされたレーザ光を検出し、当該検出信号を図8に示す制御部20に送信する。
2次元半導体位置検出器15は、X−Yの2次元平面上に所定の直径で投影されたレーザ光を検出し、当該検出信号を制御部20に送信する。
制御部20は、図8に示すように、記憶部21および演算処理部22を備えている。記憶部21は、光軸のずれがない場合に2次元半導体位置検出器14、15で検出される基準位置座標や、レーザ光の出力レベルなどの各種初期設定条件が予め記憶されている。
演算処理部22は、2次元半導体位置検出器14、15のそれぞれで検出され、記憶部21に記憶されている当該信号を読み出し、基準位置座標と測定座標との距離を求め、当該距離を第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aの水平移動距離に換算する。
制御部20は、演算処理部22により算出された距離に応じて、第1駆動機構3Bおよび第2駆動機構7Bをそれぞれに適時に移動させて光軸のアライメントを行う。当該アライメントが完了すれば、被加工物Wの加工処理を開始する。なお、被加工物Wの加工処理中に平行して当該アライメントを実施してもよい。
上記実施例装置は、内部に上記の光軸アライメント方法を実現するための第1光軸調整部3、第2光軸調整部7、ビームサンプラ8、ビームスプリッタ12、集光レンズ13、2次元半導体位置検出器14および2次元半導体位置検出器15を備えているので、演算処理部22は、当該両2次元半導体位置検出器14,15の検出結果に基づいて、演算負荷の少ない光軸の加工面の法線方向に対する角度のずれと水平方向の光軸のずれのみを求めればよい。
また、水平方向の光軸ずれに関しては、当該演算により求めた距離だけ第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aを水平方向に移動させるだけでよい。したがって、演算負荷が少なく、かつ、簡素な構成で光軸アライメントを実現しつつも、被加工物を高精度に加工することができる。
また、上記実施例装置は、第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aを重力の作用方向と直交する水平方向に往復移動させる構成なので、重力の作用方向に移動する形態で生じるハンチング現象による焦点ずれを回避することができる。
本発明は上述した実施例のものに限らず、次のように変形実施することもできる。
(1)上記実施例では、上記実施例装置では、被加工物W上にレーザ光を走査するために、ガルバノスキャナ9およびfθレンズ10を利用した構成であったが、当該構成に限定されるものではない。例えば、fθレンズ10に代えて、図9に示すように、ビームサンプラ8とガルバノスキャナ9の間に、焦点距離を調整するZスキャナ16と焦点合わせのオブジェクトレンズ17を備えた構成であってもよい。当該構成によっても、加工処理過程で、被加工物W上までの距離が変化しても被加工物の所定位置に焦点を保つことができる。
また、上記実施例装置および当該変形例装置において、被加工物Wを載置保持する保持テーブルを水平および昇降させてもよい。
(2)上記実施例では、第2ミラー7Aの角度を調整して角度ずれを補正していたがこの形態に限定されない。例えば、第1ミラー3Aの角度を調整してもよいし、角度調整用の個別のミラーを設けた構成であってもよい。
(3)上記実施例では、補正後に第2半導体位置検出器15でレーザ光の受光座標を再検出し、先の補正で合わせ込もうとした座標へのレーザ光の移動距離と、実際にレーザ光が移動した距離の比率を算出し、その比率の逆数を係数とし、当該係数を記憶部21に記憶しておいてもよい。つまり、次回のレーザ光の出射時に当該係数を掛けた状態で、第2半導体位置検出器15で再検出した座標の再補正を実施する。
当該構成によれば、レーザ光の光軸ずれの補正精度を向上させることができる。
上記実施例では、第1ミラー3Aおよび第2ミラー7Aを、それぞれ第1駆動機構7Aおよび第2駆動機構7Bにより、レーザ光の出射方向に移動させる形態を示したが、どちらか一方または双方を、レーザの入射方向に移動させる形態であってもよい。
1 … レーザ発振器
3 … 第1光軸調整部
3A… 第1ミラー
3B… 第1駆動機構
4 … ビームエキスパンダ
5 … アッテネータ
7 … 第2光軸調整部
7A… 第2ミラー
7B… 第2駆動機構
8 … ビームサンプラ
9 … ガルバノスキャン
10 … fθレンズ
12 … ビームスプリッタ
13 … 集光レンズ
14 … 2次元半導体位置検出器
15 … 2次元半導体位置検出器
20 … 制御部
22 … 演算処理部
W … 被加工物

Claims (6)

  1. レーザ発振器から出力されたレーザ光の光軸を調整するレーザの光軸アライメント方法であって、
    前記レーザ発振器から出力されたレーザ光を第1反射部によって当該レーザ光の進行方向に交差する第1方向に反射する第1反射過程と、
    前記第1反射部により反射されたレーザ光を第2反射部によって当該レーザ光の進行方向に交差する第2方向に反射する第2反射過程と、
    前記第2反射部により反射されたレーザ光を第1光学部材によって焦点方向のレーザ光と異なる方向の測定光に分岐する第1分岐過程と
    前記測定光を第2光学部材によって分岐する第2分岐過程と、
    分岐された一方の測定光を第3光学部材により第1位置検出器の測定平面上に焦点合わせされた当該焦点の位置を検出する第1検出過程と、
    前記測定光から垂直方向への光軸のずれを求める第1演算過程と
    分岐された他方の測定光を第2位置検出器の測定平面上で検出する第2検出過程と、
    光軸のずれによって偏向し、前記第2検出過程で検出された測定光に含まれる前記第1検出過程で検出されるべき測定光を除去し、水平方向の測定光の光軸のずれを求める第2演算過程と、
    前記第1演算過程で求めた光軸のずれに応じて、第1反射部および第2反射部に備わった反射部材のいずれか一方の角度を変更して光軸を調整する第1光軸調整過程と、
    前記第1光軸調整過程で光軸を調整した後に、第2演算過程で求まった光軸のずれに応じて、前記第1反射部および第2反射部に備わった反射部材のうち少なくともいずれかをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させて光軸を調整する第2光軸調整過程と
    を備えたことを特徴とするレーザの光軸アライメント方法。
  2. 請求項1に記載のレーザの光軸アライメント方法において、
    前記第1演算過程および第2演算過程で求めた光軸ずれの調整に伴うレーザ光の補正距離と、補正後のレーザ光が所定位置に到達する光路長を比率で算出し、当該算出結果の逆数を補正係数として求め、当該補正係数を利用する
    をことを特徴とするレーザの光軸アライメント方法。
  3. 請求項1に記載のレーザの光軸アライメント方法において、
    前記反射部材を重力の作用方向と交差する水平方向に往復移動させる
    をことを特徴とするレーザの光軸アライメント方法。
  4. 被加工物にレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置であって、
    前記レーザ光を出力するレーザ発振器と、
    前記レーザ光の進行方向に交差する第1方向に反射させる第1反射部材を備え、レーザ光の入射方向または出射方向に当該第1反射部材を往復移動させる第1駆動機構と、
    前記第1反射部材で反射したレーザ光の進行方向に交差する第2方向に反射させる第2反射部材を備え、レーザ光の入射方向または出射方向に当該第2反射部材を往復移動させる第2駆動機構と、
    前記第1反射部材または第2反射部材の一方の角度を変更する第3駆動機構と、
    前記第2反射部材によって反射したレーザ光を被加工物に向かうレーザ光と異なる方向の測定光に分岐する第1光学部材と、
    前記測定光を分岐する第2光学部材と、
    分岐された一方の測定光を集光する第3光学部材と、
    前記第3光学部材によって集光されて焦点合わせした測定光の位置を測定平面上で検出する第1位置検出器と、
    分岐された他方の測定光の位置を測定平面上で検出する第2位置検出器と、
    前記第1位置検出器により検出された測定光の検出位置から光軸ずれによる加工面の法線方向に対する角度ずれを求めるとともに、当該光軸のずれによって偏向し、第2位置検出器により検出された測定光に含まれる第1位置検出器により検出されるべき加工面の法線方向に対する角度ずれ成分の測定光を除去し、水平方向の測定光の光軸のずれを求める演算処理部と、
    前記演算処理部により求めた角度のずれに応じて、第3駆動機構を作動させて第1光学部材または第2光学部材の角度を変更して光軸を調整するとともに、水平方向の測定光の水平方向のずれに応じて、前記第1駆動機構および第2駆動機構のうち少なくともいずれかをレーザ光の入射方向または出射方向に往復移動させて光軸を調整する制御部と、
    前記被加工物に焦点を合わせる第4光学部材と、
    を備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  5. 請求項4に記載のレーザ加工装置において、
    前記演算処理部は、求めた光軸ずれの調整に伴うレーザ光の補正距離と、補正後のレーザ光が加工面に到達する光路長を比率で算出し、当該算出結果の逆数を補正係数として求め、
    前記補正係数を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、当該補正係数により光軸のずれを補正する
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のレーザ加工装置において、
    前記第1駆動機構および第2駆動機構は、第1反射部材および第2反射部材を、重力の作用方向と交差する水平方向に往復移動させる
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
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