JP7278868B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7278868B2
JP7278868B2 JP2019098389A JP2019098389A JP7278868B2 JP 7278868 B2 JP7278868 B2 JP 7278868B2 JP 2019098389 A JP2019098389 A JP 2019098389A JP 2019098389 A JP2019098389 A JP 2019098389A JP 7278868 B2 JP7278868 B2 JP 7278868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
laser beam
laser
optical system
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019098389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020192550A (ja
Inventor
裕見 中本
昌彦 船山
裕之 鷲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orc Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Orc Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orc Manufacturing Co Ltd filed Critical Orc Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019098389A priority Critical patent/JP7278868B2/ja
Priority to TW109104661A priority patent/TW202042948A/zh
Priority to KR1020200021531A priority patent/KR102627053B1/ko
Priority to CN202010277835.7A priority patent/CN111992893A/zh
Publication of JP2020192550A publication Critical patent/JP2020192550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7278868B2 publication Critical patent/JP7278868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/083Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction
    • B23K26/0853Devices involving movement of the workpiece in at least in two axial directions, e.g. in a plane
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/362Laser etching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/064Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by means of optical elements, e.g. lenses, mirrors or prisms
    • B23K26/066Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by means of optical elements, e.g. lenses, mirrors or prisms by using masks
    • B23K26/0661Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by means of optical elements, e.g. lenses, mirrors or prisms by using masks disposed on the workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/0869Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction
    • B23K26/0876Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction in at least two axial directions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • B23K26/702Auxiliary equipment

Description

本発明は、ライン状のレーザ光をマスクに対して走査して、マスクを通過した光にて基板を加工するレーザ加工装置に関し、特に、振動によって光学的な位置関係がずれることを防止するようにしたものである。
樹脂、シリコン等の非金属材料である被加工物(ワークピース、例えばプリント基板の樹脂層)を、マスクを透過したライン状のレーザ光が走査することによって、被加工物をマスクのパターンの形状(例えばビア)にアブレーション加工(ablation:融解、蒸発による除去加工)することが知られている(例えば特許文献1参照)。なお、ライン状のレーザ光とは、光軸に直交する平面における光束の断面形状がライン状であるレーザ光を意味する。プリント配線板の一種であるパッケージ基板では、ビア(VIA)を用いて配線の層間接続を行う。なお、ビア径は数十μm~数μmである。ビア径が小さく精密な加工を要する場合、エキシマレーザ(KrFレーザ、波長248nm)を用いたアブレーションによる加工がなされる。
特許文献1のレーザ加工装置では、レーザ光の照射位置が固定とされ、マスクが移動される。また、マスクの移動方向と平行な方向に移動自在のテーブル13上にプリント基板1が固定されている。加工時には、固定のレーザビームに対してマスク11とプリント基板1が逆方向に移動され、マスク11に形成された導体パターンをプリント基板1に縮小転写させるようになされている。
また、特許文献2に記載のレーザ加工装置は、コンタクトマスク14-2に対してこれと同幅以上の長さ方向のサイズを持つ線状ビームを一軸方向にスキャンすることによってプリント配線基板20の加工領域に対するスキャンを行なうようにされている。例えば反射ミラー13をL軸方向に可動とすることで実現している。x-yステージ機構30によってプリント配線基板20の加工領域の移動がなされる。
特開2001-079678号公報 特開2008-147242号公報
特許文献1の構成は、レーザ照射位置を固定としているが、マスクの移動、テーブル13の動きによって振動が発生する。特許文献2の場合では、反射ミラー13のスキャン機構、x-yステージ機構30などで発生する振動が発生する。しかしながら、特許文献1及び2のいずれも、振動に対しての対策を行っていないので、加工の精度が低下するおそれがあった。すなわち、スキャン機構や加工ステージの移動に伴って、振動の発生や、装置重心の変化が生じる。それにより、照明光学系と、マスクと、投影光学系と、基板とが、それぞれ別々の移動量で振動することで、マスクパターンの投影位置に誤差を生じる。そのため、振動が収束するのを待って加工を開始する必要があるが、その時間の分生産性が低下する。特に、制振機構がパッシブ除振装置の場合は、振動の収束に時間がかかる。アクティブ制振装置を使用する場合は振動が軽減されるが、装置が高価になる。
したがって、本発明の目的は、揺動による加工の精度の低下、あるいは生産性の低下を防止するようにしたレーザ加工装置を提供することにある。
本発明は、ライン状の加工用レーザ光をマスクに照射すると共に、走査機構によってマスクを走査する照明光学系と、
マスクを介された加工用レーザ光を被加工物に照射する投影光学系と、
被加工物が載置されると共に、x-y方向に被加工物を移動させる被加工物載置テーブルと、
一体で変位するように、照明光学系、マスクの支持部、投影光学系及び前
記被加工物載置テーブルが固定される支持体と、
支持体の振動を抑制する制振装置とを備え、
照明光学系がライン状の加工用レーザ光を出射し、走査機構が加工用レーザ光をライン方向と直交する方向に直線的に変位させるようにしたレーザ加工装置である。
少なくとも一つの実施形態によれば、本発明は、レーザ加工装置が揺動(振動)した場合でも、精度を保つことができ、揺動状態にあってもレーザ加工を実施できるので、生産性を向上することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本明細書に記載されたいずれかの効果又はそれらと異質な効果であっても良い。
図1は、本発明を適用できるレーザ加工装置の概略的構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態の正面図である。 図3は、本発明の一実施形態の斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態におけるビーム位置補正部の説明に使用する略線図である。 図5は、本発明の一実施形態に使用する反射ミラーの説明に使用する拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に使用する基板の一例の拡大平面図である。
以下、本発明の実施形態等について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。
図1は本発明が適用可能な加工装置例えばレーザ加工装置の一例の概略構成図である。レーザ加工装置は、レーザ光源11を有する。レーザ光源11は、例えば波長248nmのKrFエキシマレーザ光をパルス照射するエキシマレーザ光源である。レーザ光がライン状レーザ走査機構12に供給される。
ライン状レーザ走査機構12は、レーザ光束を長方形状(ライン状、例えば100×0.1 (mm))に整形する照明光学系と、ライン状レーザ光LBがマスク13を走査するための走査機構(直動機構)を有している。ライン状レーザ走査機構12は、x方向に変位するものである。
マスク13には、被加工物(以下、基板Wと適宜称する)に対してアブレーションによって形成する加工パターンに対応したマスクパターンが形成されている。すなわち、KrFエキシマレーザを透過する基材(例えば石英ガラス)に、KrFエキシマレーザを遮断する遮光膜(例えばCr膜)によるパターンが描画されている。加工パターンとしては、貫通ビア、非貫通ビア、配線パターン用の溝(トレンチ)などである。アブレーション加工によって加工パターンが形成された後に、銅などの導体が充填される。
マスク13を通過したライン状レーザ光LBが投影光学系14に入射される。投影光学系14から出射されたライン状レーザ光が基板Wの表面に照射される。投影光学系14は、マスク面と基板Wの表面とに焦点面を有する。基板Wは、例えばエポキシ樹脂などの基板に銅配線層が形成され、その上に絶縁層が形成された樹脂基板である。
基板Wは、複数のパターン領域WAが設けられており、被加工物載置用の載置テーブル15上に固定されている。載置テーブル15がx-y方向に変位し、また、回転することによってパターン領域WAをマスク13に対してそれぞれ位置決めすることが可能とされている。また、基板Wの全体にわたって被加工領域を加工可能とするために、載置テーブル15が走査方向例えばx方向に基板Wをステップ移動させるようになされている。
上述したレーザ加工装置においては、ライン状レーザ走査機構12の走査動作時と、載置テーブル15のx-y方向の変位動作時において、レーザ加工装置に振動が発生する。この振動によって、ライン状レーザ光LBがマスク13あるいは基板W上を正しく走査しないことによるパターン形状誤差、あるいは照射エネルギー量のムラが発生する。本発明の実施形態では、かかる振動によるレーザ加工装置の振動を抑えるために制振装置を設けている。
図2及び図3を参照して本発明の一実施形態について説明する。レーザ加工装置が支持体を構成するベース部21及び上部フレーム22に対して取り付けられる。上部フレーム22は、ベース部21上に固定されている。ベース部21及び上部フレーム22は、剛性が高く、振動を減衰させる特性の材料からなる。ベース部21と床面の間に、制振装置23が設けられている。制振装置23としては、例えばパッシブ型の制振装置が使用される。制振装置23を起点として、ベース部21及び上部フレーム22が揺動可能とされている。
上部フレーム22に対して、走査機構16及び照明光学系17からなるライン状レーザ走査機構と、マスク13が載置されるマスクステージ18(マスクの支持部)と、投影光学系14が固定される。ベース部21上に載置テーブル15が固定される。すなわち、これらの走査機構16、照明光学系17、マスクステージ18、投影光学系14及び載置テーブル15が所定の光学的関係(加工用レーザ光が照明光学系17に対して正しく入射する関係)を満たすように位置決めされ、位置決め後、照明光学系17の走査動作及び載置テーブル15の変位動作による振動などによって、ベース部21及び上部フレーム22が揺動した場合に、一体で変位するようになされる。この揺動は、制振装置23によって抑制されるが、完全に除去することができないので、ビーム位置補正部27によって照明光学系17に対する加工用レーザ光の入射位置及び入射角度が補正される。
レーザ光源11は、ベース部21及び上部フレーム22とは、別個に設けられた筐体24内に収納されている。レーザ光源11は、波長248nmのKrFエキシマレーザ(加工用レーザ光と称する)L1をパルス照射する。また、レーザ位置調整のためのガイド用レーザ光L2を発生するガイドビーム光源25を有する。加工用レーザ光L1及びガイド用レーザ光L2は、所定の間隔で平行する光路を持つようになされる。
加工用レーザ光L1及びガイド用レーザ光L2がビーム位置補正部(ビームステアリング機構と称される)27に入射される。ビーム位置補正部27は、加工用レーザ光L1の位置決め(位置及び入射角)をリアルタイムで行なうための機構である。
図4は、ビーム位置補正部27の一例を示す。レーザ光源11の側に第1調整ミラー28が設けられる。第1調整ミラー28で反射された加工用レーザ光L1及びガイド用レーザ光L2がパイプ29を通ってベース部21又は上部フレーム22に取り付けられている第2調整ミラー30に入射される。第2調整ミラー30で反射された加工用レーザ光L1がミラー33で反射されて照明光学系17に対して入射される。
第2調整ミラー30で反射されたガイド用レーザ光L2がビームスプリッタ31で二つの光路に分岐されてセンサ32に入射される。センサ32は、ベース部21又は上部フレーム22に取り付けられており、分岐された二つのガイド用レーザ光から位置を検出する位置センサー及び角度を検出する角度センサを有する。位置センサ、角度センサとして、例えばPSD(Position Sensitive Detector)が使用される。第1調整ミラー28及び第2調整ミラー30は、二つのアクチュエーターによってミラーの角度を2軸方向で調整することが可能とされている。このアクチュエーターがセンサ32の検出信号によってフィードバック制御される。
すなわち、センサ32(位置センサ、角度センサ)からの信号を処理する処理装置を備え、第1調整ミラー及び第2調整ミラーを駆動するアクチュエーターに対してフィードバックすることによって、レーザ加工装置のベース部21及び上部フレーム22の傾きにかかわらず、照明光学系17に対して加工用レーザ光が常に正しい位置及び角度でもって入射するように加工用レーザ光が調整される。
第1調整ミラー28及び第2調整ミラー30に対しては、波長が例えば248nmの加工用レーザ光L1及び波長が例えば400nm~700nmのガイド用レーザ光L2の両方が入射する。波長が大きく異なる二つのレーザ光を反射するために、第1調整ミラー28及び第2調整ミラー30は、2種類の異なる反射膜が形成されたものである。
図5に示すように、第1調整ミラー28及び第2調整ミラー30は、それぞれ加工用レーザ光に対応する反射膜41とガイド用レーザ光に対応する反射膜42が境界Bで分離して形成されたものである。図5では、各領域に入射される、加工用レーザ光のスポット43及びガイド用レーザ光のスポット44が示されている。スポット43及び44が異なる反射膜の領域に入らないように、加工用レーザ光とガイド用レーザ光の間隔が設定されている。
第2調整ミラー30で反射された加工用レーザ光L1が照明光学系17に対して入射される。照明光学系17は、レーザ光源の出射した光の強度分布を均一化するとともにライン状の加工用レーザ光に変形させる光学ユニットを有する。照明光学系17は、光を一方向(Y方向)に拡大させるレンズアレイ17b(第1光学要素)と、光を第1光学要素の拡大方向と直交する方向に縮小させライン状にする第2光学要素とを有する光学ユニット17aを備える。第1光学要素は、光の拡大する方向に複数のレンズが配列されたレンズアレイである。すなわち、光学ユニット17aは、拡大した光を平行光にするレンズ系(不図示)と、平行光をレンズアレイの拡大方向と直交する方向(マスク上で見てX方向)に縮小させるレンズ系17c(第2光学要素)とを有する。光学ユニット17aは、レーザ光のビーム光束をライン状ビームに整形し、ライン状レーザ光LBをマスク13へ導く。例えば長手方向が100mm、縦方向が0.1mmのライン状レーザ光LBに整形される。
走査機構16は、照明光学系17の一部であって、光学ユニット17aを含む照明光学系の全体を移動させる。光学ユニット17aが走査方向(x方向)に沿って架台上にスライドされ、光学ユニット17aを往復移動させるようになされている。光学ユニット17aの移動に伴ってライン状レーザ光LBがマスク13に対して移動し、マスクステージ18及び載置テーブル15にそれぞれ固定されているマスク13及び基板Wが加工用レーザ光で走査される。
従来の変位する反射ミラーを使用する構成の場合、反射ミラーの移動に伴って加工用レーザ光の形状が変形する。その結果、加工範囲全体で均一な強度分布を得ることができず、場所によって加工結果にバラつきが生じる。このように、ライン状の加工用レーザ光を走査させる際に、ライン形状を精度よく(走査時に形状が変形しないように)走査できないという課題があった。本発明の一実施形態によれば、ライン状のレーザ光が走査に際して変形しないので、加工精度を向上させることができる。
マスク13は、KrFエキシマレーザ光を透過する基材(例えば石英ガラス)に対してKrFエキシマレーザ光を遮断する遮断膜(クロム膜、アルミニウム膜など)を形成することによって、マスクパターンが描画されている。マスク13には、基板Wに繰り返し現れるパターンを描画してもよく、又は基板W全体にわたるパターンを描画するようにしてもよい。
マスクステージ18は、マスク13を保持し、マスクの位置決めが可能なxyθステージを備える。マスク13に設けられたアライメントマークを読み取りマスク13の位置決めを行うためのカメラ(不図示)が備えられている。
マスク13を通った加工用レーザ光が投影光学系14に入射される。投影光学系14は、マスク13の表面と基板Wの表面に焦点を持つ投影光学系であり、マスク13を透過した光を基板Wに投影する。ここでは、投影光学系14は縮小投影光学系として構成される(例えば1/4倍)。
載置テーブル15は、基板Wを真空吸着などによって固定すると共に、テーブル移動機構によってx-y方向への移動及び回転によってマスク13に対して基板Wを位置決めする。また、基板W全体にわたってアプレーション加工できるように、走査方向(ここではx方向)に沿ってステップ移動可能である。載置テーブル15の傍には、基板Wに設けられているアライメントマークを撮像するアライメントカメラ(不図示)が設置されている。さらには、焦点調整用のz機構等を設けてもよい。
基板W(ワークピース)は、例えばプリント配線板用の有機基板であり、表面にレーザ加工をする被加工層が形成されている。被加工層は例えば、樹脂膜や金属箔であり、レーザ光によってビア形成等の加工処理が可能な材料によって形成されている。レーザ加工機によってビアや配線パターンを形成し、その後の工程で加工部分に銅などの導体を充填する。
図6は、基板Wの一例を拡大して示す。基板Wは、多面取り基板であって、基板Wには、マスク13のパターンと対応するパターン領域WAが(8×8)のマトリクス状に繰り返し設けられている。図6においてx方向が副ステップ方向で、y方向が主ステップ方向とされている。あるパターン領域WAが走査されると、次のパターン領域が走査される。なお、図示されている走査の方向(矢印)は、一例である。
なお、本発明の一実施形態においては、図示しないが搬送機構が設けられており、搬送機構によって、被加工物の載置テーブルへの載置や取出しが行なわれる。例えばスカラロボット等を用いることができる。また、加工装置とレーザ光源の筐体とを覆う図示しない空調チャンバーを備えている。
上述した本発明の一実施形態においては、装置全体を制御するための制装置(不図示)が備えられている。制御装置は、レーザ光源11の制御、駆動部各部の制御、マスク、基板Wのアライメント、生産情報の管理やレシピ管理、等を行う。
以上、本技術の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。また、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料及び数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料及び数値などを用いてもよい。
W・・・被加工物(基板)、11・・・レーザ光源、12・・・レーザ走査機構、
13・・・マスク、14・・・投影光学系、15・・・載置テーブル、
16・・・走査機構、17・・・照明光学系、18・・・マスクステージ、
25・・・ガイドビーム光源、27・・・ビーム位置補正部、32・・・センサ

Claims (5)

  1. ライン状の加工用レーザ光をマスクに照射すると共に、走査機構によって前記マスクを走査する照明光学系と、
    前記マスクを介された前記加工用レーザ光を被加工物に照射する投影光学系と、
    前記被加工物が載置されると共に、x-y方向に前記被加工物を移動させる被加工物載置テーブルと、
    一体で変位するように、前記照明光学系、前記マスクの支持部、前記投影光学系及び前
    記被加工物載置テーブルが固定される支持体と、
    前記支持体の振動を抑制する制振装置とを備え、
    前記照明光学系がライン状の前記加工用レーザ光を出射し、前記走査機構が前記加工用レーザ光をライン方向と直交する方向に直線的に変位させるようにしたレーザ加工装置。
  2. 前記加工用レーザ光を発生するレーザ光源が前記支持体と別個に設けられ、
    ビーム位置補正部によって、前記加工用レーザ光の前記照明光学系に対する入射位置及び入射角度が所定のものに制御されるようにした請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記加工用レーザ光及び前記加工用レーザ光の位置調整のためのガイド用レーザ光を発生するレーザ光源が前記支持体と別個に設けられ、
    前記加工用レーザ光が前記照明光学系に対して入射され、
    前記加工用レーザ光及び前記ガイド用レーザ光がビーム位置補正部に供給され、
    前記ビーム位置補正部によって、前記加工用レーザ光の前記照明光学系に対する入射位置及び入射角度が所定のものに補正されるようにした請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記ビーム位置補正部は少なくとも1つの光学素子を備え、
    前記光学素子は、前記加工用レーザ光に対応した表面処理と前記ガイド用レーザ光に対応した表面処理とが1つの面内に施されていることを特徴とする請求項に記載のレーザ加工装置。
  5. 被加工物載置テーブルが、前記ライン方向に間欠的に移動することで、前記被加工物の複数の領域に逐次加工を行なうことを特徴とする前記請求項に記載のレーザ加工装置。
JP2019098389A 2019-05-27 2019-05-27 レーザ加工装置 Active JP7278868B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019098389A JP7278868B2 (ja) 2019-05-27 2019-05-27 レーザ加工装置
TW109104661A TW202042948A (zh) 2019-05-27 2020-02-14 雷射加工裝置
KR1020200021531A KR102627053B1 (ko) 2019-05-27 2020-02-21 레이저 가공 장치
CN202010277835.7A CN111992893A (zh) 2019-05-27 2020-04-10 激光加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019098389A JP7278868B2 (ja) 2019-05-27 2019-05-27 レーザ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020192550A JP2020192550A (ja) 2020-12-03
JP7278868B2 true JP7278868B2 (ja) 2023-05-22

Family

ID=73461720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019098389A Active JP7278868B2 (ja) 2019-05-27 2019-05-27 レーザ加工装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7278868B2 (ja)
KR (1) KR102627053B1 (ja)
CN (1) CN111992893A (ja)
TW (1) TW202042948A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001096390A (ja) 1999-09-29 2001-04-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置用コンタクトマスクのクリーニング方法及びマスククリーニング機構付きレーザ加工装置
JP2008068275A (ja) 2006-09-13 2008-03-27 Hiraide Seimitsu:Kk ビーム加工装置およびビーム観察装置
JP2008147242A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Hitachi Via Mechanics Ltd プリント基板のレーザ加工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001079678A (ja) 1999-09-13 2001-03-27 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ穴あけ加工方法及び加工装置
US20050237895A1 (en) * 2004-04-23 2005-10-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Laser irradiation apparatus and method for manufacturing semiconductor device
KR100556586B1 (ko) * 2004-08-03 2006-03-06 주식회사 이오테크닉스 오차 보정이 가능한 폴리곤 미러를 이용한 레이저 가공장치
WO2009069375A1 (ja) * 2007-11-27 2009-06-04 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. レーザ加工装置
JP5931537B2 (ja) * 2012-03-28 2016-06-08 東レエンジニアリング株式会社 レーザの光軸アライメント方法およびそれを用いたレーザ加工装置
WO2014129635A1 (ja) * 2013-02-22 2014-08-28 古河電気工業株式会社 レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001096390A (ja) 1999-09-29 2001-04-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置用コンタクトマスクのクリーニング方法及びマスククリーニング機構付きレーザ加工装置
JP2008068275A (ja) 2006-09-13 2008-03-27 Hiraide Seimitsu:Kk ビーム加工装置およびビーム観察装置
JP2008147242A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Hitachi Via Mechanics Ltd プリント基板のレーザ加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN111992893A (zh) 2020-11-27
TW202042948A (zh) 2020-12-01
KR20200136304A (ko) 2020-12-07
JP2020192550A (ja) 2020-12-03
KR102627053B1 (ko) 2024-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180105079A (ko) 레이저 가공 장치
JP6278451B2 (ja) マーキング装置およびパターン生成装置
KR20080084583A (ko) 레이저 가공 장치
JP2024014997A (ja) アブレーション加工用の加工装置および加工方法
JPH10328873A (ja) レーザ加工装置
US20090316127A1 (en) Substrate, and method and apparatus for producing the same
JP7278868B2 (ja) レーザ加工装置
CN112272966B (zh) 转移装置、使用方法和调整方法
JP5858085B2 (ja) 露光装置及びその固定方法
KR20220146323A (ko) 레이저 가공 장치의 조정 방법, 및 레이저 가공 장치
JP2006315085A (ja) レーザ加工装置
JP7355629B2 (ja) レーザー加工装置の調整方法
JPH11254172A (ja) レーザ加工装置
JP2023066565A (ja) 照明光学系及びレーザ加工装置
JP2023066564A (ja) 照明光学系及びレーザ加工装置
JP2023066566A (ja) 照明光学系及びレーザ加工装置
JP2021082769A (ja) チップ分離装置
WO2023062842A1 (ja) 加工装置、加工方法及び基板の製造方法
KR102012297B1 (ko) 멀티빔 스캐너 시스템을 이용한 패턴 형성방법
JP3967330B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP3522717B2 (ja) レーザ加工装置及び加工方法
JP2006100353A (ja) フォトプロッター
TW202412360A (zh) 轉移方法、光罩及顯示器的製造方法
KR20190110807A (ko) 동적 포커스모듈을 이용한 스캐너 유닛 및 이를 포함한 레이저 가공 시스템
JPH06152036A (ja) レーザー処理装置および処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7278868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150