JP5941395B2 - 画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、試料等の画像取得に用いられる画像取得装置及びそのフォーカス方法に関する。
画像取得装置として、例えば試料の撮像領域を予め複数の領域に分割し、各分割領域を高倍率で撮像した後、これらを合成するバーチャル顕微鏡装置がある。このようなバーチャル顕微鏡での画像取得では、従来、生体サンプルなどの試料の画像を取得する際の撮像条件として、試料の全領域を対象とする焦点マップが設定され、焦点マップに基づく焦点制御を行いつつ試料の画像取得が行われている。
焦点マップの作成には、まず、マクロ光学系を備える画像取得装置を用い、試料全体をマクロ画像として取得する。次に、取得したマクロ画像を用い、試料の撮像範囲を設定すると共に、撮像範囲を複数の分割領域に分割し、各分割領域に対して焦点取得位置を設定する。焦点取得位置の設定の後、ミクロ光学系を備える画像取得装置に試料を移し、設定された焦点取得位置における焦点位置を取得し、これらの焦点位置から焦点マップを作成する。
しかしながら、このような焦点マップを作成するにあたっては、処理に時間を要するという問題があった。また、取得する焦点の間隔や数を抑えれば処理に要する時間は短縮されるが、その場合にはフォーカス精度が低下するという問題があった。そのため、焦点位置を取得しつつ試料の高倍率画像を取得するダイナミックフォーカスの開発が進められている。この方式は、画像取得用の撮像装置に入射する光像よりも前に焦点が合った光像(前ピン)と、後に焦点が合った光像(後ピン)との光強度差或いはコントラスト差に基づいて現在の対物レンズの高さに対する焦点位置のずれ方向を検出し、ずれをキャンセルする方向に対物レンズを移動させて画像を取得する方式である。
例えば特許文献1に記載の顕微鏡システムでは、第1の撮像手段が撮像する領域よりも手前の領域を撮像する第2の撮像手段と、第2の撮像手段で撮像された画像に基づいて、第1の撮像手段の撮像位置での対物レンズの合焦位置を調整する自動合焦制御手段と、分割領域間の距離と試料の移動速度とに応じて、分割領域が第2の撮像手段の撮像位置から第1の撮像手段の撮像位置まで移動するタイミングと、第2の撮像手段で撮像された分割領域の結像位置を第1の撮像手段の撮像面に位置させるタイミングとを揃えるタイミング制御手段とが設けられている。
特開2011−081211号公報
ここで、各分割領域において、上記のようなダイナミックフォーカスの方式により撮像位置を所定の速度で移動させつつ、焦点位置を調整しながら各分割領域の撮像を行う場合には、各分割領域で撮像対象の試料が最初に出現する走査位置においては、予め合焦位置の近傍に対物レンズを移動させておく処理(プレフォーカス)を行う必要がある。これは、試料が最初に出現する走査位置において対物レンズの位置が合焦位置の近傍から大きくずれていると、ダイナミックフォーカスによる焦点位置の制御が発散してしまうおそれがあるためである。
しかしながら、プレフォーカスの実行に時間を要すると、特に、撮像範囲を多数の分割領域に分割した場合に、各回のプレフォーカスの実行によって撮像に要する処理時間が増大してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、プレフォーカスの簡易化により、撮像に要する処理時間の増大を抑制できる画像取得装置及びそのフォーカス方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る画像取得装置は、試料が載置されるステージと、試料に向けて光を照射する光源と、試料の光像を画像取得用の第1の光路及び焦点制御用の第2の光路に分岐する光分岐手段を含む導光光学系と、第1の光路に分岐された第1の光像による第1の画像を取得する第1の撮像手段と、第2の光路に分岐された第2の光像による第2の画像を取得する第2の撮像手段と、第1の撮像手段及び第2の撮像手段による試料の撮像位置を予め定められた複数の分割領域に沿って走査する走査制御手段と、第2の画像を解析し、その解析結果に基づいて第1の撮像手段による撮像の焦点位置を制御する焦点制御手段と、を備え、焦点制御手段は、走査制御手段が分割領域を走査する際に焦点位置の制御結果を記憶し、走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、走査制御手段が第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定することを特徴としている。
この画像取得装置では、分割領域を走査する際に焦点位置の制御結果を記憶し、第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定する。このような手法により、この画像取得装置では、すでに走査を完了した分割領域の制御結果を利用して次に走査する分割領域での初期焦点位置を大まかに求めることが可能となる。これにより、プレフォーカスの簡易化により、撮像に要する処理時間の増大を抑制できる。
また、焦点制御手段は、走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第(n+1)番目の分割領域に隣接する分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定してもよい。通常、隣接する分割領域同士における試料の厚さは連続していると推定される。したがって、隣接する分割領域における焦点位置の制御結果を用いることにより、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、焦点制御手段は、第n番目以前の複数の分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて、走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を決定してもよい。複数の分割領域の焦点位置の制御結果を用いることで、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、第2の撮像手段の撮像面に、第2の光像の一部画像を取得する第1の撮像領域及び第2の撮像領域を設定する領域制御手段と、第2の光路に配置され、撮像面の面内方向に沿って第2の光像に光路差を生じさせる光路差生成部材と、を更に備え、焦点制御手段は、第1の撮像領域で取得した画像のコントラスト値と、第2の撮像領域で取得した画像のコントラスト値との差分の絶対値が所定値以下となる走査位置で焦点位置の制御結果を記憶することが好ましい。こうすると、合焦位置の近傍にある焦点位置の制御結果を選択して記憶することができ、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、上記画像取得装置は、試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、焦点制御手段は、マクロ画像に基づいて走査制御手段が試料の存在領域を走査している期間中に焦点位置の制御結果を記憶することが好ましい。こうすると、試料が存在しない領域での焦点位置の制御結果を排除でき、初期焦点位置を一層精度良く決定できる。
また、上記画像取得装置は、試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、走査制御手段は、マクロ画像に基づいて試料が占める領域が最大となる分割領域を第1番目の分割領域として走査してもよい。この場合、第1番目の分割領域の走査時に、他の分割領域と比較してより多くの焦点位置の制御結果を記憶できる。これにより、以降の分割領域を走査する際の初期焦点位置を一層精度良く決定できる。
また、本発明に係る画像取得装置のフォーカス方法は、試料が載置されるステージと、前記試料に向けて光を照射する光源と、前記試料の光像を画像取得用の第1の光路及び焦点制御用の第2の光路に分岐する光分岐手段を含む導光光学系と、前記第1の光路に分岐された第1の光像による第1の画像を取得する第1の撮像手段と、前記第2の光路に分岐された第2の光像による第2の画像を取得する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段及び前記第2の撮像手段による前記試料の撮像位置を予め定められた複数の分割領域に沿って走査する走査制御手段と、前記第2の画像を解析し、その解析結果に基づいて前記第1の撮像手段による撮像の焦点位置を制御する焦点制御手段と、を備えた画像取得装置のフォーカス方法であって、前記走査制御手段が前記分割領域を走査する際の前記焦点位置の制御結果を記憶し、前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、前記走査制御手段が第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて決定することを特徴としている。
このフォーカス方法では、分割領域を走査する際に焦点位置の制御結果を記憶し、第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定する。このような手法により、この画像取得装置では、すでに走査を完了した分割領域の制御結果を利用して次に走査する分割領域での初期焦点位置を大まかに求めることが可能となる。これにより、プレフォーカスの簡易化により、撮像に要する処理時間の増大を抑制できる。
また、走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第(n+1)番目の分割領域に隣接する分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定してもよい。通常、隣接する分割領域同士における試料の厚さは連続していると推定される。したがって、隣接する分割領域における焦点位置の制御結果を用いることにより、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、第n番目以前の複数の分割領域を走査する際に記憶した制御結果に基づいて、走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を決定してもよい。複数の分割領域の焦点位置の制御結果を用いることで、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、画像取得装置が、第2の撮像手段の撮像面に、第2の光像の一部画像を取得する第1の撮像領域及び第2の撮像領域を設定する領域制御手段と、第2の光路に配置され、撮像面の面内方向に沿って第2の光像に光路差を生じさせる光路差生成部材と、を更に備え、第1の撮像領域で取得した画像のコントラスト値と、第2の撮像領域で取得した画像のコントラスト値との差分の絶対値が所定値以下となる走査位置で焦点位置の制御結果を記憶することが好ましい。こうすると、合焦位置の近傍にある焦点位置の制御結果を選択して記憶することができ、初期焦点位置をより精度良く決定できる。
また、画像取得装置が、試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、マクロ画像に基づいて走査制御手段が試料の存在領域を走査している期間中に焦点位置の制御結果を記憶することが好ましい。こうすると、試料が存在しない領域での焦点位置の制御結果を排除でき、初期焦点位置を一層精度良く決定できる。
また、画像取得装置、試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、マクロ画像に基づいて試料が占める領域が最大となる分割領域を第1番目の分割領域として走査してもよい。この場合、第1番目の分割領域の走査時に、他の分割領域から走査を開始する場合と比較してより多くの焦点位置の制御結果を記憶できる。これにより、以降の分割領域を走査する際の初期焦点位置を一層精度良く決定できる。
本発明によれば、プレフォーカスの簡易化により、撮像に要する処理時間の増大を抑制できる。
本発明に係る画像取得装置を構成するマクロ画像取得装置の一実施形態を示す図である。 本発明に係る画像取得装置を構成するミクロ画像取得装置の一実施形態を示す図である。 第2の撮像装置を示す図である。 光路差生成部材及び第2の撮像装置の組み合わせの一例を示す図である。 画像取得装置の機能的な構成要素を示すブロック図である。 試料の表面までの距離が対物レンズの焦点距離に一致している場合のコントラスト値の解析結果を示す図である。 試料の表面までの距離が対物レンズの焦点距離よりも長い場合のコントラスト値の解析結果を示す図である。 試料の表面までの距離が対物レンズの焦点距離よりも短い場合のコントラスト値の解析結果を示す図である。 ステージの走査時間に対する対物レンズとステージとの距離の関係を示す図である。 ステージ制御部によるステージの走査方向の制御を示す図である。 ステージ制御部によるステージの走査速度の制御を示す図である。 各分割領域における試料開始位置を示す図である。 焦点制御部により記憶される焦点制御結果の例を示す図である。 変形例に係る画像取得装置における分割領域の走査順序を示す図である。 画像取得装置の動作を示すフローチャートである。 ミクロ画像取得装置によるミクロ画像の取得動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像取得装置を構成するマクロ画像取得装置の一実施形態を示す図である。また、図2は、本発明に係る画像取得装置を構成するミクロ画像取得装置の一実施形態を示す図である。図1及び図2に示すように、画像取得装置Mは、試料Sのマクロ画像を取得するマクロ画像取得装置M1と、試料Sのミクロ画像を取得するミクロ画像取得装置M2とによって構成されている。画像取得装置Mは、マクロ画像取得装置M1で取得したマクロ画像に対して例えばライン状の複数の分割領域40(図11参照)を設定し、各分割領域40をミクロ画像取得装置M2で高倍率に取得して合成することにより、バーチャルマイクロ画像を生成する装置である。
マクロ画像取得装置M1は、図1に示すように、試料Sが載置されるステージ1を備えている。ステージ1は、例えばステッピングモータ(パルスモータ)或いはピエゾアクチュエータなどのモータやアクチュエータによって水平方向に駆動するXYステージである。画像取得装置Mで観察する試料Sは、例えば細胞などの生体サンプルであり、スライドガラスに密封された状態でステージ1に載置される。このステージ1をXY面内で駆動させることにより、試料Sに対する撮像位置を移動させることができる。
ステージ1は、マクロ画像取得装置M1とミクロ画像取得装置M2との間を往復可能となっており、両装置間で試料Sを搬送する機能を有している。なお、マクロ画像取得においては、試料Sの全体画像を1度の撮像で取得してもよく、試料Sを複数の領域に分割して撮像してもよい。また、ステージ1は、マクロ画像取得装置M1及びミクロ画像取得装置M2の双方にそれぞれ設けておいてもよい。
ステージ1の底面側には、試料Sに向けて光を照射する光源2と、光源2からの光を試料Sに集光する集光レンズ3とが配置されている。光源2は、試料Sに向けて斜めに光を照射するように配置されていてもよい。また、ステージ1の上面側には、試料Sからの光像を導光する導光光学系4と、試料Sの光像を撮像する撮像装置5とが配置されている。導光光学系4は、試料Sからの光像を撮像装置5の撮像面に結像させる結像レンズ6を有している。また、撮像装置5は、例えば2次元画像を取得可能なエリアセンサである。撮像装置5は、導光光学系4を経て撮像面に入射した試料Sの光像の全体画像を取得し、後述のバーチャルマイクロ画像格納部39に格納する。
ミクロ画像取得装置M2は、図2に示すように、ステージ1の底面側にマクロ画像取得装置M1と同様の光源12及び集光レンズ13を有している。また、ステージ1の上面側には、試料Sからの光像を導光する導光光学系14が配置されている。光源12からの光を試料Sに照射させる光学系には、試料Sに励起光を照射するための励起光照射光学系や試料Sの暗視野画像を取得するための暗視野照明光学系を採用してもよい。
導光光学系4は、試料Sと対峙して配置された対物レンズ15と、対物レンズ15の後段に配置されたビームスプリッタ(光分岐手段)16とを有している。対物レンズ15には、ステージ1の載置面に直交するZ方向に対物レンズ15を駆動するステッピングモータ(パルスモータ)或いはピエゾアクチュエータなどのモータやアクチュエータが設けられている。これらの駆動手段によって対物レンズ15のZ方向の位置を変えることにより、試料Sの画像取得における撮像の焦点位置が調整可能になっている。なお、焦点位置の調整は、ステージ1のZ方向の位置を変えてもよく、対物レンズ15及びステージ1の双方のZ方向の位置を変えてもよい。
ビームスプリッタ16は、試料Sの光像を画像取得用の第1の光路L1と焦点制御用の第2の光路L2とに分岐する部分である。このビームスプリッタ16は、光源12からの光軸に対しておよそ45度の角度で配置されており、図2において、ビームスプリッタ16を通過する光路が第1の光路L1となっており、ビームスプリッタ16で反射する光路が第2の光路となっている。
第1の光路L1には、ビームスプリッタ16を通過した試料Sの光像(第1の光像)を結像させる結像レンズ17と、結像レンズ17の結像位置に撮像面を配置した第1の撮像装置(第1の撮像手段)18とが配置されている。第1の撮像装置18は、試料Sの第1の光像による1次元画像(第1の画像)を取得可能な装置であり、例えばTDI(Time Delay Integration)駆動が可能な2次元CCDセンサやラインセンサが用いられる。また、ステージ1を一定の速度で制御しながら、試料Sの画像を順次取得する方式であれば、第1の撮像装置18は、CMOSセンサやCCDセンサなどの2次元画像を取得可能な装置であってもよい。第1の撮像装置18で撮像された第1の画像は、レーンバッファなどの一時保存メモリに順次保存された後、圧縮されて後述の画像生成部38に出力される。
一方、第2の光路L2には、ビームスプリッタ16で反射した試料の光像(第2の光像)を縮小する視野調整レンズ19と、第2の撮像装置(第2の撮像手段)20とが配置されている。また、第2の撮像装置20の前段には、第2の光像に光路差を生じさせる光路差生成部材21が配置されている。視野調整レンズ19は、第2の光像が第1の光像と同程度の大きさで第2の撮像装置20に結像するように構成されていることが好ましい。
第2の撮像装置20は、試料Sの第2の光像による2次元画像(第2の画像)を取得可能な装置であり、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)などのセンサが用いられる。また、ラインセンサを用いてもよい。
第2の撮像装置20の撮像面20aは、第2の光路L2に直交するXZ面と略一致するように配置されている。この撮像面20aには、図3に示すように、第2の光像の一部画像を取得する第1の撮像領域22A及び第2の撮像領域22Bが設定されている。第1の撮像領域22A及び第2の撮像領域22Bは、試料Sの走査に伴う撮像面20a上での第2の光像の移動方向(走査方向:Z方向)に対して垂直となる向きに設定される。第1の撮像領域22Aと第2の撮像領域22Bとは、所定の間隔をもって設定されており、いずれも第2の光像の一部をライン状に取得する。これにより、第1の撮像装置18で取得される試料Sの第1の光像と同じ領域の光像を第2の光像として第1の撮像領域22A及び第2の撮像領域22Bで取得できる。なお、第1の撮像領域22Aと第2の撮像領域22Bとを別々のラインセンサを用いて設定してもよい。この場合、各ラインセンサを別々に制御することで、第1の撮像領域22A及び第2の撮像領域22Bの設定に要する時間を短縮させることができる。
光路差生成部材21は、撮像面20aの面内方向に沿って第2の光像に光路差を生じさせるガラス部材である。図4に示す例では、光路差生成部材21Aは、断面三角形のプリズム状をなしており、撮像面20aのZ方向の中央部分に頂部が略一致するように配置されている。したがって、撮像面20aに入射する第2の光像は、撮像面20aにおけるZ方向の中央部分で最も光路が長くなり、撮像面20aにおけるZ方向の両端部分に向かうほど光路が短くなる。また、光路差生成部材21は、第2の撮像装置20と対向する面が第2の撮像装置の撮像面(受光面)20aと平行となるように配置されることが好ましい。これにより、第2の撮像装置20と対向する面による光の屈折を低減でき、第2の撮像装置20で受光する光量を確保することができる。
これにより、第2の撮像装置20では、第1の撮像領域22Aの位置と第2の撮像領域22Bの位置に基づいて、第1の撮像装置18に入射する第1の光像よりも前に焦点が合った光像(前ピン)と、後に焦点が合った光像(後ピン)とを取得できる。本実施形態では、例えば第1の撮像領域22Aが前ピンとなり、第2の撮像領域22Bが後ピンとなるように第1の撮像領域22Aの位置と第2の撮像領域22Bの位置とが設定される。前ピンと後ピンとの間のフォーカス差は、第1の撮像領域22Aに入射する第2の光像が通過する光路差生成部材21Aの厚さt1及び屈折率と、第2の撮像領域22Bに入射する第2の光像が通過する光路差生成部材21Aの厚さt2及び屈折率との差に依存する。
図5は、画像取得装置の機能的な構成要素を示すブロック図である。同図に示すように、画像取得装置Mは、CPU、メモリ、通信インタフェイス、ハードディスクといった格納部、キーボードなどの操作部31、モニタ32等を備えたコンピュータシステムを備え、制御部33の機能的な構成要素として、焦点制御部34と、領域制御部35と、対物レンズ制御部36と、ステージ制御部37(走査制御手段)と、画像生成部38と、バーチャルマイクロ画像格納部39とを備えている。
焦点制御部34は、第2の撮像装置20で取得した第2の画像を解析し、その解析結果に基づいて第1の撮像装置18による撮像の焦点位置を制御する部分である。より具体的には、焦点制御部34は、まず、第2の撮像装置20において、第1の撮像領域22Aで取得した画像のコントラスト値と、第2の撮像領域22Bで取得した画像のコントラスト値との差分を求める。
ここで、図6に示すように、試料Sの表面に対して対物レンズ15の焦点位置が合っている場合、第1の撮像領域22Aで取得した前ピンの画像コントラスト値と第2の撮像領域22Bで取得した後ピンの画像コントラスト値とが略一致し、これらの差分値はほぼゼロとなる。
一方、図7に示すように、試料Sの表面までの距離が対物レンズ15の焦点距離よりも長い場合、第1の撮像領域22Aで取得した前ピンの画像コントラスト値よりも第2の撮像領域22Bで取得した後ピンの画像コントラスト値の方が大きくなり、これらの差分値はプラスとなる。この場合、焦点制御部34は、対物レンズ制御部36に対し、対物レンズ15を試料Sに近づける向きに駆動する旨の指示情報を出力する。
また、図8に示すように、試料Sの表面までの距離が対物レンズ15の焦点距離よりも短い場合、第1の撮像領域22Aで取得した前ピンの画像コントラスト値よりも第2の撮像領域22Bで取得した後ピンの画像コントラスト値の方が小さくなり、これらの差分値はマイナスとなる。この場合、焦点制御部34は、対物レンズ制御部36に対し、対物レンズ15を試料Sに遠ざける向きに駆動する旨の指示情報を出力する。
領域制御部35は、第2の撮像装置20の撮像面20aにおける第1の撮像領域22Aの位置及び第2の撮像領域22Bの位置を制御する部分である。領域制御部35は、操作部31からの操作に基づき、予め設定された位置にまず第1の撮像領域22Aを設定し、第1の撮像領域22Aでの撮像が行われた後、第1の撮像領域22Aの設定を解除する。次に、第1の撮像領域22AからZ方向(走査方向)に所定の間隔をもって第2の撮像領域22Bを設定し、第2の撮像領域22Bでの撮像が行われた後、第2の撮像領域22Bの設定を解除する。
また、領域制御部35は、操作部31からの操作に基づき、第1の撮像領域22Aの位置と第2の撮像領域22Bの位置の少なくとも一方を撮像面20aの面内の走査方向(ここではZ方向)に沿って変更することができる。この場合、第1の撮像領域22Aの位置及び第2の撮像領域22Bの位置のいずれか一方のみを変更してもよく、第1の撮像領域22Aの位置及び第2の撮像領域22Bの位置の双方を変更してもよい。また、第1の撮像領域22Aと第2の撮像領域22Bとの間の間隔dを維持したまま、第1の撮像領域22Aの位置及び第2の撮像領域22Bの位置の双方を変更してもよい。
第1の撮像領域22Aの位置と第2の撮像領域22Bの位置を変更することにより、例えば図4に示したようなプリズム状の光路差生成部材21Aを用いる場合には、第1の撮像領域22Aに入射する第2の光像が通過する光路差生成部材21Aの厚さt1と、第2の撮像領域22Bに入射する第2の光像が通過する光路差生成部材21Aの厚さt2とを変化させることができる。これにより、前ピン及び後ピンの間隔が変わり、コントラスト値の差分を求める際の分解能を調整できる。
対物レンズ制御部36は、対物レンズ15の駆動を制御する部分である。対物レンズ制御部36は、焦点制御部34から出力される指示情報を受け取ると、指示情報の内容に従って、対物レンズ15をZ方向に駆動させる。これにより、試料Sに対する対物レンズ15の焦点位置が調整される。
なお、対物レンズ制御部36は、焦点制御部34による焦点位置の解析中は対物レンズ15の駆動は行わず、また、次の焦点位置の解析が開始されるまで、対物レンズ15をZ方向に沿って一方向にのみ駆動させる。図9は、ステージの走査時間に対する対物レンズとステージ1との距離の関係を示す図である。同図に示すように、試料Sの走査中は、焦点位置の解析期間Aと、解析結果に基づく対物レンズ駆動期間Bとが交互に生じることとなる。このように、焦点位置の解析中に対物レンズ15と試料Sとの位置関係を変化させないことで、焦点位置の解析精度を担保できる。
ステージ制御部37は、ステージ1の駆動を制御する部分である。より具体的には、ステージ制御部37は、操作部31からの操作に基づき、試料Sが載置されたステージ1を所定の速度で走査させる。このステージ1の走査により、第1の撮像装置18及び第2の撮像装置20での試料Sの撮像視野が相対的に順次移動する。ステージ1の走査方向は、図10(a)に示すように、一つの分割領域40の走査が終了する度にステージ1の位置を走査開始位置まで戻してから次の分割領域40を同一方向に走査する一方向走査であってもよく、図10(b)に示すように、一つの分割領域40の走査が終了した後、ステージ1を走査方向と直交する方向に移動させて次の分割領域40を反対方向に走査する双方向走査であってもよい。このように、ステージ制御部37は、第1の撮像装置18及び第2の撮像装置による試料Sの撮像視野(撮像位置)を分割領域40に沿って走査する。
また、画像取得の間のステージ1の走査速度は一定であるが、実際には走査の開始直後にステージ1の振動等の影響によって走査速度が不安定な期間が存在する。このため、図12に示すように、分割領域40よりも長い走査幅を設定し、ステージ1が加速する加速期間C、ステージ1の走査速度が安定化するまでの安定化期間D、及びステージ1が減速する減速期間Fのそれぞれが、分割領域40よりも外側を走査しているときに生じるようにすることが好ましい。これにより、ステージ1の走査速度が一定となる一定速度期間Eに合わせて画像取得を行うことが可能となる。なお、安定化期間D中に撮像を開始し、画像取得後に安定化期間D中に取得したデータ部分を削除するようにしてもよい。このような手法は、データの空読みが必要な撮像装置を用いる場合に好適である。
画像生成部38は、取得した画像を合成してバーチャルマイクロ画像を生成する部分である。画像生成部38は、第1の撮像装置18から出力される第1の画像、すなわち、各分割領域40の画像を順次受け取り、これらを合成して試料Sの全体の画像を合成する。そして、この合成画像に基づいてこれよりも低い解像度の画像を作成し、高解像度の画像と低解像度の画像とを関連付けてバーチャルマイクロ画像格納部39に格納する。バーチャルマイクロ画像格納部39では、マクロ画像取得装置M1で取得した画像も更に関連付けてもよい。バーチャルマイクロ画像は、1枚の画像として格納してもよく、複数に分割された画像として格納してもよい。
続いて、画像取得装置Mが有するプレフォーカス機能について説明する。プレフォーカス機能とは、各分割領域40で試料Sが最初に出現する走査位置(試料開始位置)で、予め合焦位置(試料Sの表面に対する対物レンズ15の焦点が合う位置)の近傍に対物レンズ15を移動させておく機能である。画像取得装置Mでは、焦点制御部34がプレフォーカス処理を実行する。
焦点制御部34は、各分割領域40の試料開始位置でプレフォーカス処理を実行する。図12に、各分割領域40の試料開始位置P(矩形で示される領域)を示す。図12(a)及び図12(b)はそれぞれ、図10(a)及び図10(b)に示す走査方向に走査される場合の各分割領域40の試料開始位置Pを示す。
焦点制御部34は、例えばマクロ画像取得装置M1が取得したマクロ画像に基づいて試料開始位置Pを特定する。具体的には、マクロ画像取得装置M1により取得されたマクロ画像を所定の閾値を用いて二値化し、所定のプログラムを用いた自動設定、又はモニタ32に表示されたマクロ画像に対する操作者による手動設定により、マクロ画像から試料Sが存在する範囲(存在領域)を抽出する。焦点制御部34は、マクロ画像から抽出された試料Sの存在領域と各分割領域40とが重なる領域を特定することにより、各分割領域40の試料開始位置Pを特定する。
焦点制御部34は、ステージ制御部37が最初に走査する分割領域40(第1番目の分割領域40)の試料開始位置Pについては、第2番目以降の分割領域40とは異なる特殊なプレフォーカス処理を実行する。例えば焦点制御部34は、対物レンズ15のZ方向の位置を変化させながら、各位置において第1の撮像装置18から出力される第1の画像のコントラスト値を計測し、上記コントラスト値が最大となる位置(合焦位置)を特定し、対物レンズ15を合焦位置に移動させる。
焦点制御部34は、ステージ制御部37が分割領域40を走査する際、上述の焦点位置の制御を行うと共に、第1の撮像装置18による撮像の焦点位置の制御結果(以下、単に「焦点制御結果」と記す。)として、ステージ1に対する対物レンズ15の高さを取得し、記憶する。焦点制御部34は、例えば、対物レンズ15が備えるモータ等でリアルタイムに計測される対物レンズ15の高さ(Z方向の位置)を取得することで、焦点制御結果を取得する。また、焦点制御部34は、取得した焦点制御結果を、例えば画像取得装置Mが備えるメモリ及びハードディスク等の記憶装置に記憶する。
図13は、焦点制御部34が記憶した焦点制御結果の例を示す図である。図13(a)には、焦点制御部34が焦点制御結果を記憶した位置(例えば撮像視野の中央位置)を分割領域40ごとに異なる記号で示している。図13(b)には、図13(a)の各記憶位置で焦点制御部34が記憶した焦点制御結果(ステージ1に対する対物レンズ15の相対高さ)を撮像方向に沿ってプロットした図である図13(b)に示す通り、分割領域40ごとに焦点制御結果を複数記憶することで分割領域40ごとの試料Sの表面の形状(厚み)を大まかに把握できる。
焦点制御部34は、第(n+1)番目の分割領域40の試料開始位置Pにおける第1の撮像装置18による撮像の焦点位置(初期焦点位置)を、第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域40を走査する際に記憶した焦点制御結果に基づいて決定する。例えば、焦点制御部34は、これらの焦点制御結果の平均値、中間値、最小二乗法による計算等により求まる平面に基づいて第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を決定する。その後、焦点制御部34は、第(n+1)番目の分割領域40の試料開始位置Pにおいて、対物レンズ制御部36に対し、決定した初期焦点位置に対物レンズ15を駆動する旨の指示情報を出力する。
一例として、最小二乗法により求めた平面により第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を決定する方法について説明する。例えば、図13において、撮像方向をX方向、ステージ1上でX方向と直交する方向をY方向とすると、焦点制御部34は、第n番目以前の分割領域40を走査する際に記憶した複数の焦点制御結果を用いて最小二乗法による計算を行うことにより、平面上のXYZ座標(x、y、z)を特定する式「z=a+b×x+c×y(a、b及びcは所定のパラメータ)」を求めることができる。これにより、第(n+1)番目の分割領域の試料開始位置PのXY座標が(xp、yp)で表されるとすると、第(n+1)番目の分割領域の初期焦点位置(対物レンズ15のZ方向の位置)zpは、上記式により「zp=a+b×xp+c×yp」として求めることができる。
ここで、焦点制御部34は、上述のような方法で第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を決定するにあたって、第n番目以前の分割領域40の走査時に取得した全ての焦点制御結果を使用してもよいが、以下のように、使用する焦点制御結果を選択してもよい。
例えば、焦点制御部34は、第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を、第(n+1)番目の分割領域40に隣接する分割領域40において記憶した焦点制御結果に基づいて決定してもよい。通常、隣接する分割領域40同士における試料Sの厚さは連続していると推定されるため、隣接する分割領域40における焦点制御結果を用いることにより、初期焦点位置をより精度良く決定できることが期待できる。また、焦点制御部34は、第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を、第n番目以前の複数の分割領域40において記憶した焦点制御結果に基づいて決定してもよい。これにより、複数の分割領域の焦点制御結果を用いることで、初期焦点位置をより精度良く決定できることが期待できる。
ただし、試料Sの種類、厚さ、形状等によっては、隣接する分割領域40の走査時に記憶した焦点制御結果を用いることが有効でない場合(例えば、試料Sの表面に連続的に微細な凹凸がある場合等)もあり得る。このような場合には、試料Sの種類等に応じて、第(n+1)番目の分割領域40に隣接する分割領域40でなく、第(n+1)番目の分割領域40と所定間隔空いた位置にある分割領域40において記憶した焦点制御結果を使用してもよい。
第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置の決定に使用する焦点制御結果を選択する方法については、例えば、画像取得装置Mに試料Sの種類に応じた選択方法を予め設定情報として保持しておき、操作者がモニタ32を介して試料Sの種類を選択することにより変更可能とされてもよい。これにより、試料Sの種類等に応じて、第(n+1)番目の分割領域40の初期焦点位置を適切に選択することが可能となる。
また、焦点制御部34が焦点制御結果を記憶するタイミングは、予め定められた所定距離間隔又は所定時間間隔であってもよいが、焦点制御部34は、マクロ画像に基づいてステージ制御部37が試料Sの存在領域を走査している期間中に焦点制御結果を記憶することが好ましい。これにより、試料が存在しない領域での焦点制御結果を排除でき、初期焦点位置をより精度良く決定できる。ここで、マクロ画像から抽出された試料Sの存在領域と各分割領域40とが重なる領域を特定することにより、試料Sの存在領域を特定できる。
また、焦点制御部34は、対物レンズ15が合焦位置の近傍に位置する際の焦点制御結果を記憶することが好ましい。すなわち、焦点制御部34は、第1の撮像領域22Aで取得した画像(前ピン)のコントラスト値と、第2の撮像領域22Bで取得した画像のコントラスト値との差分の絶対値が所定値以下となる走査位置での焦点制御結果を記憶することが好ましい。これにより、合焦位置の近傍である焦点制御結果を選択して記憶することができ、初期焦点位置をより精度良く決定できる。なお、焦点制御部34は、第1の撮像装置18で撮像された第1の画像のコントラスト値を解析した結果に基づいて、コントラスト値が所定値以上となる走査位置での焦点制御結果を記憶しても、同様の効果が得られる。
また、ステージ制御部37は、図14に示すように、マクロ画像に基づいて試料Sが占める領域が最大となる分割領域40を第1番目の分割領域として走査してもよい。ここで、各分割領域40において試料Sが占める領域(面積)は、マクロ画像から抽出された試料Sの存在領域と各分割領域40とが重なる領域を特定することにより算出でき、各分割領域40で算出した面積を比較することで、試料Sが占める領域が最大となる分割領域40を特定することができる。
図14に示す例では、ステージ制御部37は、試料Sが占める領域が最大となる分割領域40からステージ1の一方端に向かって各分割領域40を走査する(第1番目〜第4番目)。その後、ステージ制御部37は、第1番目に走査した分割領域とステージ1の他方端側に隣接する分割領域40からステージ1の他方端に向かって各分割領域40を走査する(第5番目〜第n番目)。このような順に試料Sを走査することで、第1番目の分割領域40の走査時に、他の分割領域40から走査を開始する場合と比較してより多くの焦点制御結果を記憶できる。これにより、以降の分割領域40を走査する際の初期焦点位置を一層精度良く決定できる。なお、試料Sの形状が図14に示すような略楕円形であること等により試料開始位置Pが撮像方向において最も手前に位置する分割領域40と試料Sが占める面積が最大となる分割領域40とが一致することが期待できる場合には、ステージ制御部37は、試料開始位置Pが撮像方向において最も手前に位置する分割領域40を第1番目の分割領域40として走査してもよい。この場合には、各分割領域40における試料Sが占める面積の算出及び比較を行う必要はない。
続いて、上述した画像取得装置Mの動作について説明する。
図15は、画像取得装置Mの動作を示すフローチャートである。同図に示すように、画像取得装置Mでは、まず、マクロ画像取得装置M1による試料Sのマクロ画像の取得がなされる(ステップS1)。取得したマクロ画像は、例えば所定の閾値を用いて二値化された後、モニタ32に表示され、所定のプログラムを用いた自動設定又は操作者による手動設定により、マクロ画像の中からミクロ画像を取得する範囲が設定される(ステップS2)。
次に、ステージ1の走査を開始し、ミクロ画像取得装置M2による試料Sの分割領域40ごとのミクロ画像の取得がなされる(ステップS3)。
ステップS3における、第n番目の分割領域の走査開始から第(n+1)番目の分割領域の走査までの処理について、図16を用いて説明する。まず、ステージ1の走査を開始する。第1の撮像装置18でのミクロ画像の取得の際、第2の撮像装置20では第1の撮像領域22A及び第2の撮像領域22Bによって前ピンのコントラスト値と後ピンのコントラスト値の差分に基づいて試料Sに対する対物レンズ15のずれ方向が解析され、対物レンズ15の位置の調整がリアルタイムで実行される。これと併せて、分割領域40を走査する際の焦点制御結果が記憶される(ステップS31)。
続いて、第n番目(nの初期値は1)以前の分割領域40を走査する際に記憶された焦点制御結果に基づいて、第(n+1)番目の分割領域40を走査する際の初期焦点位置が決定される(ステップS32)。その後、決定された初期焦点位置に対物レンズ15の位置が移動され(ステップS33)、第(n+1)番目の分割領域40について、ステップS31と同様の処理が行われる(ステップS34)。全ての分割領域40についてミクロ画像の取得が完了した後、取得したミクロ画像が合成され、バーチャルマイクロ画像が生成される(ステップS4)。
以上説明したように、画像取得装置Mでは、分割領域40を走査する際に焦点位置の制御結果を記憶し、第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域40を走査する際に記憶した制御結果に基づいて決定する。このような手法により、この画像取得装置Mでは、すでに走査を完了した分割領域40の焦点制御結果を利用して次に走査する分割領域での初期焦点位置を大まかに求めることが可能となる。これにより、プレフォーカスの簡易化により、撮像に要する処理時間の増大を抑制できる。
上述した実施形態では、バーチャルマイクロ画像を生成する装置を例示したが、本発明に係る画像取得装置は、ステージ等によって試料を所定の速度で走査しながら画像を取得する装置であれば、種々の装置に適用することができる。
1…ステージ、12…光源、14…導光光学系、15…対物レンズ、16…ビームスプリッタ(光分岐手段)、18…第1の撮像装置(第1の撮像手段)、20…第2の撮像装置(第2の撮像手段)、20a…撮像面、21(21A)…光路差生成部材、22A…第1の撮像領域、22B…第2の撮像領域、34…焦点制御部(焦点制御手段)、35…領域制御部(領域制御手段)、36…対物レンズ制御部、L1…第1の光路、L2…第2の光路、M…画像取得装置、M1…マクロ画像取得装置、M2…ミクロ画像取得装置、S…試料。

Claims (12)

  1. 試料が載置されるステージと、
    前記試料に向けて光を照射する光源と、
    前記試料の光像を画像取得用の第1の光路及び焦点制御用の第2の光路に分岐する光分岐手段を含む導光光学系と、
    前記第1の光路に分岐された第1の光像による第1の画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記第2の光路に分岐された第2の光像による第2の画像を取得する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段及び前記第2の撮像手段による前記試料の撮像位置を予め定められた複数の分割領域に沿って走査する走査制御手段と、
    前記第2の画像を解析し、その解析結果に基づいて前記第1の撮像手段による撮像の焦点位置を制御する焦点制御手段と、を備え、
    前記焦点制御手段は、前記走査制御手段が前記分割領域を走査する際に前記焦点位置の制御結果を記憶し、前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、前記走査制御手段が第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて決定することを特徴とする画像取得装置。
  2. 前記焦点制御手段は、前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第(n+1)番目の分割領域に隣接する分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載の画像取得装置。
  3. 前記焦点制御手段は、第n番目以前の複数の分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて、前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を決定することを特徴とする請求項1記載の画像取得装置。
  4. 前記第2の撮像手段の撮像面に、前記第2の光像の一部画像を取得する第1の撮像領域及び第2の撮像領域を設定する領域制御手段と、
    前記第2の光路に配置され、前記撮像面の面内方向に沿って前記第2の光像に光路差を生じさせる光路差生成部材と、を更に備え、
    前記焦点制御手段は、前記第1の撮像領域で取得した画像のコントラスト値と、前記第2の撮像領域で取得した画像のコントラスト値との差分の絶対値が所定値以下となる走査位置で前記焦点位置の制御結果を記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の画像取得装置。
  5. 前記試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、
    前記焦点制御手段は、前記マクロ画像に基づいて前記走査制御手段が前記試料の存在領域を走査している期間中に前記焦点位置の制御結果を記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の画像取得装置。
  6. 前記試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、
    前記走査制御手段は、前記マクロ画像に基づいて前記試料が占める領域が最大となる分割領域を第1番目の分割領域として走査することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の画像取得装置。
  7. 試料が載置されるステージと、
    前記試料に向けて光を照射する光源と、
    前記試料の光像を画像取得用の第1の光路及び焦点制御用の第2の光路に分岐する光分岐手段を含む導光光学系と、
    前記第1の光路に分岐された第1の光像による第1の画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記第2の光路に分岐された第2の光像による第2の画像を取得する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段及び前記第2の撮像手段による前記試料の撮像位置を予め定められた複数の分割領域に沿って走査する走査制御手段と、
    前記第2の画像を解析し、その解析結果に基づいて前記第1の撮像手段による撮像の焦点位置を制御する焦点制御手段と、を備えた画像取得装置のフォーカス方法であって、
    前記走査制御手段が前記分割領域を走査する際の前記焦点位置の制御結果を記憶し、
    前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、前記走査制御手段が第n番目(nは1以上の整数)以前の分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて決定することを特徴とする画像取得装置のフォーカス方法。
  8. 前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を、第(n+1)番目の分割領域に隣接する分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて決定することを特徴とする請求項7記載の画像取得装置のフォーカス方法。
  9. 第n番目以前の複数の分割領域を走査する際に記憶した前記制御結果に基づいて、前記走査制御手段が第(n+1)番目の分割領域を走査する際の初期焦点位置を決定することを特徴とする請求項7記載の画像取得装置のフォーカス方法。
  10. 前記画像取得装置が、前記第2の撮像手段の撮像面に、前記第2の光像の一部画像を取得する第1の撮像領域及び第2の撮像領域を設定する領域制御手段と、
    前記第2の光路に配置され、前記撮像面の面内方向に沿って前記第2の光像に光路差を生じさせる光路差生成部材と、を更に備え、
    前記第1の撮像領域で取得した画像のコントラスト値と、前記第2の撮像領域で取得した画像のコントラスト値との差分の絶対値が所定値以下となる走査位置で前記焦点位置の制御結果を記憶することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項記載の画像取得装置のフォーカス方法。
  11. 前記画像取得装置が、前記試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、
    前記マクロ画像に基づいて前記走査制御手段が前記試料の存在領域を走査している期間中に前記焦点位置の制御結果を記憶することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項記載の画像取得装置のフォーカス方法。
  12. 前記画像取得装置が、前記試料全体を含むマクロ画像を取得するマクロ画像取得手段を更に備え、
    前記走査制御手段によって、前記マクロ画像に基づいて前記試料が占める領域が最大となる分割領域を第1番目の分割領域として走査することを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項記載の画像取得装置のフォーカス方法。

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