JP5930696B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、患者からの呼び出しに看護師が応答することによって、患者と看護師とが離れた場所から通話を行うことができるように成されたナースコールシステムに用いて好適なものである。
一般に、病院や介護施設などでは、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)と医師や看護師、介護師(以下、単に「看護師」と言う)との連絡に、ナースコールシステムが用いられている。この種のナースコールシステムにおいて、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことがナースコール親機や携帯端末にて報知される。
例えば、ナースコール親機では、ナースコール子機からの呼び出しがないときには所定の待機画面が表示されていて、ナースコール子機からの呼び出しが行われると、呼び出しを行った患者の情報(氏名、部屋番号、ベッド番号など)がポップアップ画面として表示される。また、看護師が所持する携帯端末においても、ナースコール子機からの呼び出しが行われると、呼び出しを行った患者の情報が表示される。
このようなナースコール子機からの呼び出しに応じて、看護師が、自身が携帯する携帯端末や、ナースコール親機のハンドセット等によって応答すると、患者と看護師との間で通話が可能な状態となる。そして、通話が終わった後は、看護師は必要に応じて患者の病室に向かい、患者に対して必要な処置を行うことになる。ここで、患者の症状は様々であり、呼び出しを行った患者に合わせて適切な対応を採ることが必要である。そのためには、患者の病室に向かう際に、患者に応じて適切な準備をすることが望まれる。
しかしながら、従来のナースコールシステムでは、呼び出しを行った患者の情報(氏名、部屋番号、ベッド番号など)がナースコール親機や携帯端末に表示されるに過ぎない。よって、その情報だけでは、患者に応じた適切な準備をした上で患者の居場所に向かうことは困難であった。
なお、呼び出しをした無線式ナースコール子機(患者用の携帯端末)の位置の変化を検出することにより、当該無線式ナースコール子機を使用する患者の移動能力情報を取得し、無線式ナースコール子機の位置と移動能力情報とを表示するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、看護師は、表示された移動能力情報に基づいて、例えば車椅子を用意するなどの準備を行った上で患者の居場所に急行することが可能となる。
特開2005−40378号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ナースコール子機として無線式の携帯端末を用いなければならず、しかも、表示されるのは患者の移動能力情報に過ぎない。すなわち、用途が限定されていて、患者の移動能力を考慮した車椅子などの準備しかできないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者からの呼び出しに対する応答によって行われた通話の終了後に、看護師が、患者の様々な症状に応じた適切な準備をした上で患者の居場所に向かうことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、患者ごとに、患者に対する看護に際して看護師が準備すべきことを表した要準備情報を含む患者情報を記憶する患者情報記憶部と、ナースコール子機からの呼び出しを受け付けたときには、患者情報記憶部に記憶されている患者情報のうち、当該呼び出しを行った患者の要準備情報以外の患者情報を表示させ、ナースコール子機からの呼び出しに対する看護師の応答によって行われた通話が終了したときまたはその後に所定の操作が行われたときに、患者情報記憶部に記憶された要準備情報を表示させる表示制御部とを備えるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、患者と看護師との通話が終了したときまたはその後に所定の操作が行われたときに、患者に対する看護に際して準備すべきことを表した要準備情報が表示されるので、呼び出しに応答した看護師はその要準備情報を参照することにより、患者ごとに適切な準備をした上で患者の居場所に向かうことができるようになる。ここで表示される要準備情報は、特定の症状に関連する情報に限られないので、看護師は、患者の様々な症状に応じた適切な準備を行うことができる。
本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の患者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本実施形態の連絡先記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。 呼出履歴を表示させる処理の変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4、ハンド形子機5、ハンディナースコール主装置6、無線基地局7および携帯端末(例えば、PHS端末)8を備えて構成されている。
ナースコール親機1は、患者(ナースコール子機)からの呼び出しに対する応答の操作または患者の呼び出しの操作を行うためのものであり、例えばナースセンタに設置される。ナースコール親機1は、この応答や呼び出しを行うためのハンドセット1aを備えている。制御機2は、ナースコール親機1と廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。
廊下灯3は、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者が看護師の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。この廊下灯3は、病室内の患者が看護師を呼び出したときに、廊下を歩いている看護師が応答するための復旧ボタンを備えている。
壁埋込形子機4は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機4は、廊下灯3に接続されている。ハンド形子機5は、壁埋込形子機4に接続される。壁埋込形子機4およびハンド形子機5は、特許請求の範囲におけるナースコール子機に相当する。以下では、壁埋込形子機4およびハンド形子機5をまとめてナースコール子機4,5と記す。
壁埋込形子機4は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が呼び出されたときに応答するための復旧ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカ、ハンド形子機5を接続するための接続端子を備えている。ハンド形子機5は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを備えている。
ハンディナースコール主装置6は、看護師が所持する携帯端末8を用いた通話やデータの送受信に関する制御を行う。このハンディナースコール主装置6は、例えば病院内の通信センタに設置され、ナースコール親機1と接続されている。無線基地局7は、携帯端末8との間で通話やデータの無線通信をするためのものであり、ハンディナースコール主装置6と接続されている。
以上のように構成されたナースコールシステムは、患者が使用するナースコール子機4,5からの呼び出しに対し、ナースセンタに設置されたナースコール親機1、病室の外壁などに設置された廊下灯3、病室内のベッドサイドに設置された壁埋込形子機4、看護師が所持する携帯端末8で応答可能に成されている。
図2は、本実施形態によるナースコール親機1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態によるナースコール親機1は、患者情報記憶部11、連絡先記憶部12、呼出履歴記憶部13、第1通信インタフェース部21、第2通信インタフェース部22、呼出受付部23、応答受付部24、呼出実行部25、操作受付部26、情報記録部27および表示制御部28を備えている。
なお、上記各機能ブロック21〜28は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック21〜28は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
したがって、コンピュータが上記本実施形態の機能を果たすように動作させるプログラムを例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。また、上記プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても実現できる。
患者情報記憶部11は、患者に関する情報(以下、患者情報という)を記憶する。患者情報は、氏名、年齢、性別、症状、病室の部屋番号、患者が使用しているベッドを識別するためのベッド番号、患者を識別するための患者ID、使用するナースコール子機を識別するための子機IDなどの情報を含む。また、患者情報は、患者ごとに、当該患者に対する看護に際して看護師が準備すべきことを表した要準備情報も更に含んでいる。このように、本実施形態の患者情報記憶部11は、特許請求の範囲の要準備情報記憶部に相当する。
図3は、患者情報記憶部11に記憶される患者情報の例を示す図である。図3に示す例では、患者に対する看護に際して準備すべきことを表した要準備情報として、感染経路およびトイレ介助種別の情報が記憶されている。感染経路の情報は、患者が感染症に罹っている場合における感染経路(例えば、空気、接触、飛沫、血液など)を表す情報である。感染経路が「空気」または「飛沫」となっている場合は、マスクの着用が準備すべきこととなる。また、感染経路が「接触」または「血液」となっている場合は、手袋の着用が準備すべきこととなる。
また、トイレ介助種別の情報は、患者がトイレを行う際に必要とする介助の内容(例えば、ポータブルトイレを使うか、ベッド上で尿器を使うかなど)を表す情報である。トイレ介助種別が「ポータブル」となっている場合は、ポータブルトイレの用意が準備すべきこととなる。また、トイレ介助種別が「ベッド上」となっている場合は、尿器の用意が準備すべきこととなる。
連絡先記憶部12は、看護師と当該看護師が所持する携帯端末8の連絡先に関する情報(内線番号など)とを関連付けて記憶する。例えば、連絡先記憶部12は、図4に示すように、看護師を識別するための看護師ID、看護師の氏名、看護師が使用する携帯端末8の内線番号をテーブル情報として記憶する。
呼出履歴記憶部13は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを行った患者の情報を呼出履歴として記憶する。例えば、呼出履歴は、少なくとも、呼び出しを行った患者の氏名、部屋番号、ベッド番号、呼出日時などの情報を含む。患者の氏名、部屋番号、ベッド番号については、呼出受付部23が受け付けた呼出信号および患者情報記憶部11の患者情報から特定される。また、呼出日時については、呼出受付部23が呼出信号を受け付けた日時を取得する。
第1通信インタフェース部21は、制御機2との間で通信を行うものである。第2通信インタフェース部22は、ハンディナースコール主装置6との間で通信を行うものである。
呼出受付部23は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを受け付けて、所定の報知処理を行う。すなわち、呼出受付部23は、ナースコール子機4,5から廊下灯3および制御機2を介して送られてくる呼出信号を、第1通信インタフェース部21を介して受信する。そして、受信した呼出信号によって伝えられる子機情報(呼び出しを行ったナースコール子機4,5を特定するための子機IDなど)に基づいて、患者情報記憶部11を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定して患者情報を取得する。
さらに、呼出受付部23は、患者情報記憶部11から取得した患者情報の一部または全部を表示制御部28に供給し、ディスプレイ(図示せず)に表示させる。また、呼出受付部23は、患者情報記憶部11から取得した患者情報の一部または全部を情報記録部27に供給し、呼出履歴記憶部13に呼出履歴として記憶させる。
また、呼出受付部23は、受信した呼出信号を呼出実行部25に供給し、携帯端末8への呼び出しを指示する。この指示を受けて、呼出実行部25は、呼出信号を第2通信インタフェース部22を介してハンディナースコール主装置6に送信する。これにより、ハンディナースコール主装置6によって無線基地局7を介して複数の携帯端末8に対する呼び出しが行われる。
ここで呼び出しの対象とする複数の携帯端末8は、連絡先記憶部12に記憶されている全ての携帯端末8でも良いし、チームナーシングのためにグルーピングされた特定の複数の携帯端末8でも良い。後者の場合は、グループに属する複数の看護師と、そのグループが担当する患者とを関連付けて記憶しておく必要がある。そして、呼出信号によって特定される患者が属するグループに登録されている複数の看護師が所持する携帯端末8に対して呼び出しを実行する。
応答受付部24は、ナースコール親機1、廊下灯3、壁埋込形子機4または携帯端末8からの応答を受け付けて、所定の応答処理を行う。例えば、看護師が患者からの呼び出しに応答するためにハンドセット1aをオフフックすると、その操作を操作受付部26が受け付ける。応答受付部24は、ハンドセット1aがオフフックされたことを示す信号を操作受付部26から受けて、上述した呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させるとともに、ナースコール親機1とナースコール子機4,5との間に通話状態を確立させる。
また、看護師が患者からの呼び出しに応答するために廊下灯3または壁埋込形子機4の復旧ボタンを押下すると、復旧信号が制御機2を介してナースコール親機1に送信され、第1通信インタフェース部21を介して応答受付部24に供給される。応答受付部24は、この復旧信号を第1通信インタフェース部21から受けて、上述した呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させる。
また、看護師が患者からの呼び出しに応答するために携帯端末8をオフフックすると、応答信号がハンディナースコール主装置6を介してナースコール親機1に送信され、第2通信インタフェース部22を介して応答受付部24に供給される。応答受付部24は、この応答信号を第2通信インタフェース部22から受けて、上述の呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させるとともに、携帯端末8とナースコール子機4,5との間に通話状態を確立させる。
操作受付部26は、ナースコール親機1に対するユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部26は、看護師がハンドセット1aをオフフックして患者からの呼び出しに応答する操作を受け付け、当該応答操作が行われたことを応答受付部24に通知する。この通知を受けて応答受付部24は、上述したように、呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させるとともに、ナースコール親機1とナースコール子機4,5との間に通話状態を確立させる。
また、操作受付部26は、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対する応答によって行われた通話の終了後における所定の操作を受け付ける。ここでいう所定の操作とは、例えば、呼出履歴をディスプレイに表示させるための操作である。操作受付部26は、この操作を受け付けたときに、当該操作が行われたことを表示制御部28に通知する。この通知を受けて表示制御部28は、呼出履歴記憶部13を参照し、呼出履歴をディスプレイに表示させる。
情報記録部27は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを行った患者の情報を呼出履歴として呼出履歴記憶部13に記憶させる処理を行う。呼出履歴として記憶させる情報は、上述したように、呼び出しを行った患者の氏名、部屋番号、ベッド番号、呼出日時などである。この患者情報は、呼出受付部23が呼出信号を受信したときに患者情報記憶部11から取得したものである。
表示制御部28は、ナースコール親機1のディスプレイに対して各種情報を表示させる。例えば、表示制御部28は、呼出受付部23がナースコール子機4,5からの呼び出しを受け付けたときに、呼び出しを行った患者の患者情報の一部または全部を呼出受付部23から取得してディスプレイに表示させる。
また、表示制御部28は、呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けたときに、呼出履歴記憶部13に記憶された呼出履歴を表示させる。本実施形態では、この呼出履歴を表示させるときに、患者情報記憶部11に記憶されている要準備情報(感染履歴およびトイレ介助種別の情報)も合わせて表示させる。すなわち、表示制御部28は、呼出履歴記憶部13に記憶された呼出履歴に基づいて呼び出しを行った患者の一覧を表示させ、当該一覧の一部として、患者情報記憶部11から取得した要準備情報を合わせて表示させる。
図5は、本実施形態の表示制御部28により表示される呼出履歴(要準備情報を含む)の一例を示す図である。図5に示すように、本実施形態では、呼び出しを行った患者の氏名、部屋番号、ベッド番号、呼出日時のほかに、感染履歴およびトイレ介助種別の情報を呼出履歴の中に合わせて表示している。
次に、上記のように構成した本実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図6は、本実施形態によるナースコール親機1の動作例を示すフローチャートである。この図6に示すフローチャートは、ナースコール子機4,5から呼び出しが行われたときに開始する。ここでは、ある患者からの呼び出しに対して、看護師がナースコール親機1のハンドセット1aをオフフックして応答したものとする。
ナースコール子機4,5からの呼び出しが発生すると、ナースコール親機1の呼出受付部23は、ナースコール子機4,5から廊下灯3および制御機2を介して送られてくる呼出信号を受信して、所定の報知処理を行う(ステップS1)。すなわち、呼出受付部23は、受信した呼出信号によって伝えられる子機情報に基づいて患者情報記憶部11を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定して患者情報を取得する。そして、呼出受付部23は、患者情報記憶部11から取得した患者情報(患者の氏名、部屋番号、ベッド番号など)を表示制御部28に供給し、ディスプレイに表示させる。また、呼出受付部23は、受信した呼出信号を呼出実行部25に供給し、携帯端末8への呼び出しを指示する。これに応じて呼出実行部25は、携帯端末8への呼び出しを実行する。
このような報知処理に対応して、看護師がハンドセット1aをオフフックして呼び出しに応答すると、応答受付部24は、ハンドセット1aがオフフックされたことを示す信号を操作受付部26から受けて、所定の応答処理を行う(ステップS2)。すなわち、応答受付部24は、上述した呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させるとともに、ナースコール親機1とナースコール子機4,5との間に通話状態を確立させる。
これにより、患者と看護師は、ナースコール子機4,5およびナースコール親機1を用いて通話を行う(ステップS3)。その後、操作受付部26は、ナースコール親機1のハンドセット1aをオンフックして通話を終了させる操作が行われたか否かを判定する(ステップS4)。当該操作が行われていない場合、処理はステップS3に戻る。
一方、通話を終了させる操作が行われた場合、応答受付部24は、ナースコール親機1とナースコール子機4,5との間の通話回線を切断し、その旨を情報記録部27に通知する。この通知を受けて情報記録部27は、ステップS1で呼出受付部23が患者情報記憶部11から取得した患者情報(患者の氏名、部屋番号、ベッド番号)と、呼出受付部23が呼出信号を受け付けた呼出日時とを呼出履歴として呼出履歴記憶部13に記憶させる(ステップS5)。
その後、操作受付部26は、呼出履歴を表示させる操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS6)。当該操作を受け付けていない場合、呼出受付部23は、他の呼び出しが発生したか否か、すなわち、他の呼出信号を受信したか否かを判定する(ステップS7)。ここで、他の呼び出しが発生した場合、処理はステップS1に戻る。一方、他の呼び出しが発生していない場合、処理はステップS6に戻る。
ステップS6において、呼出履歴を表示させる操作を受け付けたと操作受付部26にて判定した場合、表示制御部28は、当該操作が行われたことを操作受付部26から受けて、患者情報記憶部11から感染履歴およびトイレ介助種別の情報を取得するとともに、呼出履歴記憶部13から呼出履歴の情報を取得し、これらを合わせてディスプレイに表示させる(ステップS8)。これにより、図6に示すフローチャートの処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、患者からの呼び出しに対する応答によって行われた患者と看護師との通話が終了した後、当該看護師によって呼出履歴を表示させるための操作が行われたときに、患者に対する看護に際して看護師が準備すべきことを表した要準備情報が呼出履歴と共に表示される。これにより、呼び出しに応答した看護師は、その要準備情報を参照することにより、感染経路やトイレ介助種別に関して、患者ごとに適切な準備をした上で患者の居場所に向かうことができる。
なお、上記実施形態では、要準備情報の例として感染経路やトイレ介助種別の情報を例示したが、本発明はこれに限定されない。これ以外にも様々な種類の要準備情報を表示させることにより、看護師は、患者の様々な症状に応じた適切な準備を行った上で、患者の居場所に向かうことができるようになる。
また、上記実施形態では、表示制御部28が呼出履歴記憶部13から呼出履歴を取得するとともに、患者情報記憶部11から要準備情報を取得して、両者を合わせて表示させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、情報記録部27が要準備情報も呼出履歴の一部として呼出履歴記憶部13に記憶させ、表示制御部28が呼出履歴記憶部13から呼出履歴(要準備情報を含む)を取得して表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、看護師による操作に応じて呼出履歴を表示させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ナースコール子機4,5からの呼び出しが発生したときにナースコール親機1のディスプレイにポップアップ表示される患者情報が、呼び出しに対する応答あるいはその後の通話の終了によって非表示とされたときに、呼出履歴を自動的に表示させるようにしてもよい。
すなわち、ナースコール親機1のディスプレイには、ナースコール子機4,5からの呼び出しがないときには、図7(a)に示すような待機画面が表示されている。この状態でナースコール子機4,5からの呼び出しが行われると、呼び出しを行った患者の情報が、図7(b)のようにポップアップ画面として表示される。そして、看護師が呼び出しに対する応答を行ったとき、あるいはその後の通話が終了したときに、このポップアップ画面は消去される。このときに、図7(c)に示すように呼出履歴(図5に示したもの)を自動的に表示させるようにしてもよい。
呼出履歴を表示させる別の例として、ナースコール親機1に2つのディスプレイを接続し、一方のディスプレイに図7(a)(b)のような画面を表示させ、他方のディスプレイに図5に示す呼出履歴を常に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、要準備情報を呼出履歴と共に表示させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、呼出履歴とは関係なく、要準備情報を単独で表示させるようにしてもよい。例えば、操作受付部26が要準備情報を表示させるための操作を受け付けたときに、その旨を表示制御部28に通知する。この通知を受けて表示制御部28が、患者情報記憶部11から要準備情報を読み出して表示させるようにしてもよい。あるいは、図7(a)(b)のように画面遷移した後、看護師が呼び出しに対する応答を行ったとき、あるいはその後の通話が終了したときに、要準備情報を単独で自動的に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、要準備情報の例として感染経路、トイレ介助種別の2つの情報を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、歩行介助種別の情報を要準備情報として表示させることにより、看護師は、車椅子などを準備すべきかどうかを判断することができる。この他にも種々の要準備情報を表示させるようにすれば、看護師は患者の様々な症状に合わせて、患者ごとに適切な準備をした上で患者の居場所に向かうことができるようになる。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール親機
4,5 ナースコール子機
11 患者情報記憶部(要準備情報記憶部)
12 連絡先記憶部
13 呼出履歴記憶部
23 呼出受付部
24 応答受付部
28 表示制御部

Claims (4)

  1. 患者が使用するナースコール子機からの呼び出しに対して看護師がナースコール親機または携帯端末で応答することによって、患者と看護師とが離れた場所から通話を行うことができるように成されたナースコールシステムであって、
    上記患者ごとに、上記患者に対する看護に際して看護師が準備すべきことを表した要準備情報を含む患者情報を記憶する患者情報記憶部と、
    上記ナースコール子機からの呼び出しを受け付けたときには、上記患者情報記憶部に記憶されている患者情報のうち、当該呼び出しを行った患者の上記要準備情報以外の患者情報を表示させ、上記ナースコール子機からの呼び出しに対する上記看護師の応答によって行われた通話が終了したときまたはその後に所定の操作が行われたときに、上記患者情報記憶部に記憶された要準備情報を表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 上記ナースコール子機からの呼び出しを行った患者の情報を呼出履歴として記憶する呼出履歴記憶部を更に備え、
    上記表示制御部は、上記所定の操作として上記呼出履歴を表示させるための操作が行われたときに、上記呼出履歴記憶部に記憶された呼出履歴に基づいて上記呼び出しを行った患者の一覧を表示させ、当該一覧と共に上記要準備情報を表示させることを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 上記要準備情報は、上記患者が感染症に罹っている場合における感染経路を表す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のナースコールシステム。
  4. 上記要準備情報は、上記患者がトイレを行う際に必要とする介助の内容を表す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のナースコールシステム。
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