JP2013048798A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICタグおよびタグリーダーを用いることなく、医療従事者が呼出操作部を利用して他の医療従事者の応援を要請できるようにする。
【解決手段】 呼出操作部4が操作されると、報知部13は患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を行う。その状態で応答操作部14が操作されると、制御部11は報知部13の動作を停止し、応答信号がナースコール子機1に出力される。応答信号を入力したナースコール子機1で呼出操作部4が操作されると、報知部13は医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を行う。これにより、応答操作が行われた後に呼出操作部4が再度操作された場合には、医療従事者が呼び出しを行った患者の居る病室へ赴き、その医療従事者が呼出操作部4を操作したと考えられるので、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知が報知部13にて行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて医療従事者や介護者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、病院や介護施設(以下、単に病院とする)では、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院の部屋(例えば、病室など)内の患者や被介護者(以下、単に患者とする)の近辺(例えば、ベッド近傍など)やトイレなどに設置されたナースコール子機および医療従事者や介護者(以下、単に医療従事者とする)の居る部屋(例えば、ナースステーションなど)に設置されたナースコール親機を有線などにより接続して構成されている。また、ナースコール親機によっては、医療従事者が携行している携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)やコードレス電話など)を用いて、無線によってナースコール子機と接続するものも存在する。そして、患者によりナースコール子機に設けた呼出操作部が操作されると、ナースコール親機や携帯通信端末(以下、単にナースコール親機とする)は、自装置に設けられた報知部を動作させて、スピーカーから呼び出し音を出力させたり、表示ディスプレイなどに呼び出し表示を行わせたりして、呼び出しを報知している。医療従事者は、呼び出し音を聞いたり、呼び出し表示を見たりして、患者からの呼び出しを把握する。患者からの呼び出しを把握した医療従事者は、ナースコール親機に設けたハンドセットをオフフックするなどして、呼び出しに対して応答する。このオフフックにより、ナースコール親機は報知部による呼び出しの報知を停止させる。また、ナースコール親機として携帯通信端末を用いた場合には、医療従事者は、携帯通信端末に設けた応答操作部を操作することで、呼び出しに対して応答する。この応答操作部の操作により、携帯通信端末は報知部による呼び出しの報知を停止させる。
ところで、ナースコール子機の呼出操作部が操作された後に、ナースコール親機にて応答が行われない状態で、同じナースコール子機の呼出操作部が再度操作された場合に、ナースコール親機の報知部が重複して呼び出しの報知を行わないようにする点から、ナースコール子機の呼出操作部が操作された後に、ナースコール親機にて応答が行われない状態で、同じナースコール子機の呼出操作部が再度操作された場合に、呼出操作部への操作を受け付けないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1など)。この特許文献1に記載の技術では、ナースコール親機が報知部による呼び出しの報知を停止させても、医療従事者が呼び出しを行った患者の居る病室へ赴くとは限らない点から、ナースコール子機を呼出操作部が操作される前の元の状態に戻すための復旧操作部をナースコール子機の近傍に設置するようにしている。これにより、医療従事者は、ナースコール子機を元の状態に戻すため、患者の居る病室へ赴くことになる。
また、医療従事者が患者の居る病室へ赴いた場合に、患者の容体が急に悪化することがある。このような場合に、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請するためのスタッフコールボタンをナースコール子機の近傍に設置する技術が知られている(例えば、特許文献2など)。ここで、スタッフコールボタンは、緊急時に操作される可能性が高いため、スタッフコールボタンによる呼び出しとナースコール子機の呼出操作部による呼び出しとが重複した場合には、ナースコール親機はスタッフコールボタンによる呼び出しを優先して報知部に呼び出しの報知を行わせる。
ところで、特許文献2に記載されているスタッフコールボタンは、ナースコール子機の近傍に設置されているため、患者によって誤って操作されることがある。このような誤操作を防止するために、タグリーダーが医療従事者の携行するIC(Integrated Circuit)タグを読み取った状態で呼出操作部が操作された場合に他の医療従事者を呼び出し、タグリーダーがICタグを読み取っていない状態で呼出操作部が操作された場合に通常の呼び出しを行う技術が知られている(例えば、特許文献3など)。
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請するためのスタッフ呼出操作部として呼出操作部を動作させる場合には、呼出操作部の近傍にタグリーダーを設置し、各医療従事者にICタグを携行させなければならないため、コストが高くなるとともに、タグリーダーを設置する手間や医療従事者にICタグを携行させる手間がかかってしまうという問題があった。
特開2009−77387号公報 特開2003−234836号公報 特開2009−56119号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ICタグおよびタグリーダーを用いることなく、医療従事者が呼出操作部を利用して他の医療従事者の応援を要請することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のナースコールシステムでは、ナースコール子機の呼出操作部が操作された場合に、ナースコール親機にて報知を行い、この報知を停止する応答操作が行われた後に呼出操作部が再度操作された場合には、ナースコール親機にて医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、報知を停止する応答操作が行われた後に呼出操作部が再度操作された場合には、応答操作を行った医療従事者がナースコール子機を元の状態に戻すために呼び出しを行った患者の居る病室へ赴き、その医療従事者が呼出操作部を操作したと考えられるので、その医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知がナースコール親機にて行われる。これにより、患者が呼出操作部を一度だけ操作しても、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知は行われない。また、二度目に呼出操作部が操作された場合に、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知が行われる。従って、医療従事者は、ICタグおよびタグリーダーを用いることなく、通常の呼び出しを行うための呼出操作部を利用して他の医療従事者の応援を要請することができる。
本実施形態によるナースコースシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムを適用した病室およびナースステーションの状態例を示す図である。 本実施形態によるナースコースシステムの変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10を備えて構成されている。
図1において、ナースコール子機1は、病室の各患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されており、患者が医療従事者を呼び出したり、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請したりするためのものである。ここで、ナースコール子機1は、伝送線を介してナースコール親機10に接続されている。また、ナースコール子機1は、子機用制御部2、子機用インターフェース部(以下、子機用I/F部と記載する)3、呼出操作部4、復旧操作部5を備えて構成されている。
ナースコール親機10は、医療従事者の常駐する部屋(例えば、ナースステーションなど)に設置されており、患者からの呼び出しを報知したり、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請するための呼び出しを報知したりするために使用される。また、ナースコール親機10は、患者からの呼び出しや医療従事者が他の医療従事者の応援を要請するための呼び出しに対して応答するために使用される。
また、ナースコール親機10とナースコール子機1との間には、図示しない制御機と図示しない廊下灯とが設置されている。制御機は、ナースコール子機1とナースコール親機10との間の通信を制御する。廊下灯は、ナースコール子機1が設置されている病室の出入口近傍の廊下側に設置されており、病室の番号や病室を使用している患者の氏名などを表示している。また、廊下灯は、表示灯を備えており、ナースコール子機1により患者が医療従事者を呼び出したり、医療従事者が他の医療従事者を呼び出したりした場合に表示灯を点灯または点滅させて、呼び出しが行われている病室を医療従事者に知らせる。ここで、表示灯の点灯または点滅は、廊下灯が後述する応答信号を入力したり、後述する復旧信号を入力したりするまで行われる。
また、ナースコール親機10が図示しない携帯通信端末(例えば、PHSやコードレス電話など)を無線によって接続している場合、携帯通信端末は、患者からの呼び出しを報知したり、他の医療従事者の応援を要請するための呼び出しを報知したりする。また、ナースコール親機10は、制御部11、インターフェース部(以下、I/F部と記載する)12、報知部13、応答操作部14を備えて構成されている。
ナースコール子機1の子機用制御部2は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されており、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御する。子機用I/F部3は、ナースコール子機1にナースコール親機10を接続して通信を行う。ここで、子機用I/F部3は、後述する処理により生成された呼出信号、スタッフ呼出信号、復旧信号および音声信号をナースコール親機10へ出力するとともに、ナースコール親機10から出力された応答信号および音声信号を入力する。
呼出操作部4は、ボタンなどにより構成されており、患者により医療従事者を呼び出したり、医療従事者により他の医療従事者の応援を要請したりするために操作される。呼出操作部4が操作されると、子機用制御部2は呼出信号を生成する。また、子機用I/F部3が応答信号を入力した状態で呼出操作部4が操作されると、子機用制御部2はスタッフ呼出信号を生成する。ここで、呼出信号は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す信号である。また、スタッフ呼出信号は、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す信号である。また、呼出信号およびスタッフ呼出信号は、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報(例えば、ベッド番号など)を含む。また、図2(a)に示すように、呼出操作部4は、病室内のベッド近傍の壁面に設置されている。なお、本実施形態では、呼出操作部4は、壁面にのみ設置されているが、これに限定されない。例えば、呼出操作部4をコードによって壁面に接続し、患者が手元で操作することができるようにしても良い。
復旧操作部5は、ボタンなどにより構成されており、呼出操作部4が操作される前の状態にナースコール子機1の状態を戻すために操作される。呼出操作部4が操作された状態で、復旧操作部5が操作されると、子機用制御部2は、呼出操作部4が操作される前の状態にこのナースコール子機1を戻すとともに、このナースコール子機1の子機識別情報を含む復旧信号を生成する。ここで、ナースコール親機10による報知が行われている状態で復旧操作部5が操作された場合には、ナースコール親機10での報知も停止する。また、復旧信号は、復旧操作部5が操作されたことをナースコール親機10へ伝達するための信号である。また、復旧信号は、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報(例えば、ベッド番号など)を含む。また、図2(a)に示すように、復旧操作部5は、呼出操作部4の近傍の壁面に設置されている。なお、本実施形態では、復旧操作部5は、呼出操作部4の近傍に設置されているが、これに限定されない。例えば、廊下灯などに復旧操作部5を設置するようにしても良い。
呼出操作部4が操作されて子機用制御部2が呼出信号を生成した状態では、呼出操作部4が続けて操作されても、子機用制御部2は呼出信号もスタッフ呼出信号を生成しない。この状態は、子機用I/F部3が後述する応答信号をナースコール親機10から入力するか、復旧操作部5が操作されるまで継続される。また、子機用制御部2がスタッフ呼出信号を生成した状態では、呼出操作部4が続けて操作されても、子機用制御部2は呼出信号もスタッフ呼出信号も生成しない。この状態は、復旧操作部5が操作されるまで継続される。
また、ナースコール子機1には通話機能が搭載されている。ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話路が形成されると、子機用制御部2は、このナースコール子機1に設けた子機用マイクおよび子機用スピーカー(ともに図示せず)を動作させる。子機用マイクは、ナースコール子機1を使用している患者などの声を含むナースコール子機1の周囲の音声を入力して、入力した周囲の音声を音声信号に変換して子機用制御部2へ出力する。また、子機用I/F部3は、子機用制御部2が子機用マイクから入力した音声信号をナースコール親機10へ出力する。また、子機用制御部2は、子機用I/F部3が入力した音声信号を子機用スピーカーへ出力する。また、子機用スピーカーは、ナースコール親機10から入力した音声信号を音声により出力する。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で形成されていた通話路が切断されると、子機用制御部2は子機用マイクおよび子機用スピーカーの動作を停止させる。
ナースコール親機10の制御部11は、CPUなどにより構成されており、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12は、ナースコール親機10にナースコール子機1を接続して通信を行う。ここで、I/F部12は、ナースコール子機1から出力された呼出信号、スタッフ呼出信号、復旧信号および音声信号を入力するとともに、後述する処理により生成された応答信号および音声信号をナースコール子機1へ出力する。
報知部13は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知および医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を行うためのものである。ここで、報知部13は、スピーカーや表示灯、表示装置などにより構成されている。また、報知部13は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知と医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知とを区別するために報知のパターンを異ならせて報知を行う。また、報知部13は、呼出信号およびスタッフ呼出信号に含まれる子機識別情報から呼出操作部4が操作されたナースコール子機1を特定することができるように、スピーカーから音声を出力させたり、表示灯を点灯または点滅させたり、表示装置の表示を行わせたりして報知を行う。また、複数のナースコール子機1からの呼び出しが重複した場合には、報知部13は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知よりも医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を優先して報知を行う。また、同じ種類の報知が重複した場合には、報知部13は、先に呼出信号(またはスタッフ呼出信号)を入力した方を優先して報知を行う。また、呼び出しの重複とは、あるナースコール子機1にて呼び出しが行われた時点と略同時に他のナースコール子機1にて呼び出しが行われたことや、報知部13が、あるナースコール子機1からの呼び出しを報知している状態で、他のナースコール子機1にて呼び出しが行われたことを示す。
I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力すると、制御部11は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせる。また、I/F部12がナースコール子機1から出力されたスタッフ呼出信号を入力すると、制御部11は、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせる。
応答操作部14は、フックスイッチなどにより構成されており、ナースコール子機1からの呼び出しの報知に対する応答を行うために操作される。ここで、ナースコール親機10では、ハンドセット(図示せず)を置き台などに置くことで、置き台に設けられているフックスイッチがハンドセットの重みにより押されてオンフックを検出する。また、ハンドセットを置き台から取り上げることで、ハンドセットの重みにより押されていたフックスイッチが元の状態に戻ってオフフックを検出する。I/F部12がナースコール子機1から呼出信号やスタッフ呼出信号を入力し、報知部13が報知を行っている状態でフックスイッチがオフフックの状態を検出すると、応答操作部14が操作された状態となり、制御部11は、報知部13の動作を停止させるとともに、応答信号を生成する。応答信号は、応答操作部14が操作されたことをナースコール子機1へ伝達するための信号である。また、応答信号は、応答操作部14が操作される際に行われている報知部13の報知によって特定されるナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報を含む。
また、フックスイッチがオフフックを検出すると、制御部11は、自装置とナースコール子機1との間で通話路を形成する。通話路が形成されると、制御部11は、ハンドセットに設けたマイクおよびスピーカー(ともに図示せず)を動作させる。マイクは、ハンドセットを使用している医療従事者の声を含むナースコール親機10の周囲の音声を入力して、入力した周囲の音声を音声信号に変換して制御部11へ出力する。また、I/F部12は、制御部11がマイクから入力した音声信号をナースコール子機1へ出力する。また、制御部11は、I/F部12が入力した音声信号をスピーカーへ出力する。また、スピーカーは、ナースコール子機1から入力した音声信号を音声により出力する。また、フックスイッチがハンドセットの重みにより押されてオンフックを検出すると、制御部11は形成されていた通話路を切断する。通話路が切断されると、制御部11はマイクおよびスピーカーの動作を停止させる。
このように構成されているナースコールシステムにおいて、図2(a)に示すように、病室のベッドに居る患者が医療従事者を呼び出す場合には、患者は、ナースコール子機1の呼出操作部4を操作する。すると、子機用制御部2は、このナースコール子機1の子機識別情報を含む呼出信号を生成する。子機用I/F部3は、子機用制御部2にて生成した呼出信号をナースコール親機10へ出力する。
ナースコール親機10では、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力すると、制御部11は、入力した呼出信号に含まれる子機識別情報によって特定されるナースコール子機1により患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせる。ナースコール親機10が設置されているナースステーションに居る医療従事者aがハンドセットを置き台から取り上げて患者からの呼び出しに応答すると、応答操作部14が操作される。すると、制御部11は報知部13の動作を停止させるとともに、上述した子機識別情報を含む応答信号を生成する。I/F部12は、制御部11にて生成した応答信号をナースコール子機1へ出力する。ナースコール子機1では、子機用I/F部3がこのナースコール子機1の子機識別情報を含む応答信号を入力する。
それに併せて、制御部11は、自装置とナースコール子機1との間で通話路を形成する。すると、患者からの呼び出しに応答した医療従事者aは、取り上げたハンドセットを使用して呼出操作部4を操作した患者に対して、「今から行きます」などと返事をする。その後、医療従事者aは、使用していたハンドセットを置き台に置いて患者との通話を終了する。すると、制御部11は形成されていた通話路を切断する。
また、患者との通話を終了した医療従事者aは、自分が居るナースステーションからその患者が居る病室へ赴く。その後、その患者の容体が急に悪化した場合に、医療従事者aは、他の医療従事者bの応援を要請するために、ナースコール子機1の呼出操作部4を操作する(図2(b)を参照)。すると、子機用制御部2は、このナースコール子機1の子機識別情報を含むスタッフ呼出信号を生成する。子機用I/F部3は、子機用制御部2にて生成したスタッフ呼出信号をナースコール親機10へ出力する。
ナースコール親機10では、I/F部12がナースコール子機1から出力されたスタッフ呼出信号を入力すると、制御部11は、入力したスタッフ呼出信号に含まれる子機識別情報によって特定されるナースコール子機1により医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせる。ナースコール親機10が設置されているナースステーションに居る他の医療従事者bがハンドセットを置き台から取り上げて患者からの呼び出しに応答すると、応答操作部14が操作される。すると、制御部11は報知部13の動作を停止させるとともに、上述した子機識別情報を含む応答信号を生成する。I/F部12は、制御部11にて生成した応答信号をナースコール子機1へ出力する。ナースコール子機1では、子機用I/F部3がこのナースコール子機1の子機識別情報を含む応答信号を入力する。
それに併せて、制御部11は、自装置とナースコール子機1との間で通話路を形成する。すると、呼出操作部4を操作した医療従事者aは、ナースコール子機1を使用して他の医療従事者bに患者の状態を伝える。医療従事者aからの呼び出しに応答した他の医療従事者bは、取り上げたハンドセットを使用して医療従事者aから患者の状態や応援の必要性を聞いて、病室に急行する旨を医療従事者aに伝える。その後、他の医療従事者bは、使用していたハンドセットを置き台に置いて医療従事者aとの通話を終了する。すると、制御部11は形成されていた通話路を切断する。
また、医療従事者aとの通話を終了した他の医療従事者bは、呼出操作部4が操作されたナースコール子機1が設置されている病室へ急行する。そして、医療従事者aおよび他の医療従事者bは、容体が急に悪化した患者に対して処置を施す。その後、医療従事者aまたは他の医療従事者bは、ナースコール子機1の復旧操作部5を操作する。すると、子機用制御部2は、このナースコール子機1を元の状態に戻すとともに、このナースコール子機1の子機識別情報を含む復旧信号を生成する。子機用I/F部3は、子機用制御部2にて生成した復旧信号をナースコール親機10へ出力する。ナースコール親機10では、I/F部12がこのナースコール子機1の子機識別情報を含む復旧信号を入力するが、この時点では既に報知部13の動作が停止しているため、制御部11は何もしない。
以上、詳しく説明したように、本実施形態のナースコールシステムでは、ナースコール子機1の呼出操作部4が操作されると、子機用制御部2は呼出信号を生成し、子機用I/F部3は子機用制御部2にて生成された呼出信号をナースコール親機10へ出力する。ナースコール親機10のI/F部12が呼出信号を入力すると、制御部11は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせる。報知部13により報知が行われている状態で、応答操作部14が操作されると、制御部11は、報知部13の動作を停止させるとともに、応答信号を生成する。I/F部12は、制御部11にて生成された応答信号をナースコール子機1へ出力する。この応答信号を子機用I/F部3にて入力したナースコール子機1で呼出操作部4が操作されると、子機用制御部2はスタッフ呼出信号を生成し、子機用I/F部3は子機用制御部2にて生成されたスタッフ呼出信号をナースコール親機10へ出力する。このスタッフ呼出信号をI/F部12が入力すると、制御部11は、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせるようにしている。
これにより、報知を停止する応答操作が行われた後に呼出操作部4が再度操作された場合には、応答操作を行った医療従事者がナースコール子機1を元の状態に戻すために呼び出しを行った患者の居る病室へ赴き、その医療従事者が呼出操作部4を操作したと考えられるので、その医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知が報知部13にて行われる。そのため、患者が呼出操作部4を一度だけ操作しても、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知は行われない。また、二度目に呼出操作部4が操作された場合に、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知が行われる。従って、医療従事者は、ICタグおよびタグリーダーを用いることなく、通常の呼び出しを行うための呼出操作部を利用して他の医療従事者の応援を要請することができる。
なお、前述した実施形態では、応答操作部14は、フックスイッチにより構成されているが、これに限定されない。例えば、応答操作部14が報知部13の動作を停止させるためのボタンにより構成されるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、制御部11は、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力した場合に、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせ、I/F部12がナースコール子機1から出力されたスタッフ呼出信号の何れかを入力した場合に、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせているが、これに限定されない。例えば、応答操作部14が操作されていない状態でI/F部12´が呼出信号を入力した場合に、制御部11´が、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせるようにするとともに、応答操作部14が操作された後にI/F部12´が呼出信号を入力した場合に、制御部11´が、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせるようにしても良い。
具体的には、図3に示すように、本変形例のナースコールシステムは、ナースコール子機1´およびナースコール親機10´を備えて構成されている。また、ナースコール子機1´は、子機用制御部2´、子機用インターフェース部(以下、I/F部と記載する)3´、呼出操作部4を備えて構成されている。また、ナースコール親機10´は、制御部11´、インターフェース部(以下、I/F部と記載する)12´、報知部13、応答操作部14を備えて構成されている。ここで、上述した実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明を一部省略する。
ナースコール子機1´の子機用制御部2´は、CPUなどにより構成されており、ナースコール子機1´の各構成要素を後述するように制御する。子機用I/F部3´は、ナースコール子機1´にナースコール親機10´を接続して通信を行う。ここで、子機用I/F部3´は、後述する処理により生成された呼出信号をナースコール親機10´へ出力する。
呼出操作部4が操作されると、子機用制御部2´は呼出信号を生成する。ここで、子機用制御部2´が呼出信号を生成した後に呼出操作部4が続けて操作されても、子機用制御部2´は呼出信号を生成する。
ナースコール親機10´の制御部11´は、CPUなどにより構成されており、ナースコール親機10´の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12´は、ナースコール親機10´にナースコール子機1´を接続して通信を行う。ここで、I/F部12´は、ナースコール子機1´から出力された呼出信号を入力する。
制御部11´は、応答操作部14が操作されずにI/F部12´が呼出信号を入力したことと、応答操作部14が操作された後にI/F部12´が呼出信号を入力したこととの何れであるかを判定する。応答操作部14が操作されずにI/F部12´が呼出信号を入力したと制御部11´にて判断した場合に、制御部11´は、患者が医療従事者を呼び出していることを示す報知を報知部13に行わせる。
報知部13が報知を行っている状態で、応答操作部14が操作されると、制御部11´は報知部13の動作を停止させる。また、応答操作部14が操作された後にI/F部12´が呼出信号を入力したと制御部11´にて判断されるので、制御部11´は、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を報知部13に行わせる。
これにより、I/F部12´が同じ呼出信号を入力した場合でも、応答操作部14の操作状況により、呼出操作部4が患者によって操作されたのか、医療従事者によって操作されたのかが制御部11´によって判別されるので、ナースコール親機10´からナースコール子機1´へ応答信号を出力する必要が無くなるとともに、ナースコール子機1´にてスタッフ呼出信号を生成する必要が無くなる。
その他、ナースコールシステムの構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
1、1´ ナースコール子機
2、2´ 子機用制御部
3、3´ 子機用インターフェース(I/F)部
4 呼出操作部
5 復旧操作部
10、10´ ナースコール親機
11、11´ 制御部
12、12´ インターフェース(I/F)部
13 報知部
14 応答操作部

Claims (2)

  1. 患者が居る病室のベッド近傍に設置され、医療従事者を呼び出す際に操作される呼出操作部と、前記呼出操作部が操作された場合に呼出信号を生成する子機用制御部と、前記子機用制御部により生成された呼出信号を出力する子機用インターフェース部とを有するナースコール子機、および、前記子機用インターフェース部から出力された呼出信号を入力するインターフェース部と、報知を行う報知部と、この報知に対する応答を行うための応答操作部と、前記インターフェース部が呼出信号を入力した場合に前記報知部を動作させるとともに、前記報知部が動作している状態で前記応答操作部が操作されると前記報知部の動作を停止させる制御部とを有するナースコール親機を備えたナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機では、前記制御部が前記報知部の動作を停止させた状態で、前記呼出操作部が再度操作された場合に、前記子機用制御部はスタッフ呼出信号を生成し、前記子機用インターフェース部は前記スタッフ呼出信号を出力するとともに、前記ナースコール親機では、前記インターフェース部は、前記子機用インターフェース部から出力されたスタッフ呼出信号を入力し、前記制御部は、前記インターフェース部がスタッフ呼出信号を入力した場合に前記報知部により医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を行わせることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 患者が居る病室のベッド近傍に設置され、医療従事者を呼び出す際に操作される呼出操作部と、前記呼出操作部が操作された場合に呼出信号を生成する子機用制御部と、前記子機用制御部により生成された呼出信号を出力する子機用インターフェース部とを有するナースコール子機、および、前記子機用インターフェース部から出力された呼出信号を入力するインターフェース部と、報知を行う報知部と、この報知に対する応答を行うための応答操作部と、前記インターフェース部が呼出信号を入力した場合に前記報知部を動作させるとともに、前記報知部が動作している状態で前記応答操作部が操作されると前記報知部の動作を停止させる制御部とを有するナースコール親機を備えたナースコールシステムであって、
    前記ナースコール親機では、前記制御部が報知部の動作を停止させた状態で、前記インターフェース部が子機用インターフェース部から出力された呼出信号を再度入力した場合に、前記制御部は、前記報知部により医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを示す報知を行わせることを特徴とするナースコールシステム。
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