JP6196862B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、1回のナースコールに対応して複数の携帯端末に対する呼び出しを行う機能を備えたナースコールシステムに用いて好適なものである。
一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院の患者が医師または看護師のサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師のサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)が呼出ボタン等を押下することによって医者、看護師または介護師(以下、単に「看護師」と言う)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムは、ベッドサイドやトイレ、浴室などに設置するナースコール子機と、ナースセンタに設置するナースコール親機とを備えて構成されている。さらに、看護師が携帯する携帯端末とPBX(Private Branch Exchange:構内交換機)とを組み合わせたナースコールシステムも提供されている。
従来、携帯端末を採用したナースコールシステムにおいて、看護師が患者からの呼び出しに対して携帯端末で応答を行った場合に、その呼び出しと応答に関する呼出履歴情報をナースコール親機に記憶し、看護師からの要求に応じて呼出履歴情報を表示可能にするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のナースコールシステムでは、呼出履歴情報として、着信日時、患者名、応答日時、看護師名、呼出理由などの情報を表示することが可能になされている。
また、携帯端末を採用したナースコールシステムにおいて、一人の患者からの呼び出しで複数の携帯端末を鳴らし、最初に携帯端末で応答した看護師が患者と通話できるようになされたシステムも提供されている。ここで、複数の携帯端末を同時に鳴らすようにしたものや、あらかじめ登録した優先順位が高い順に複数の携帯端末を順番に鳴らしていくものが存在する(例えば、特許文献2参照)。このような呼び出しの仕組みは、例えば一人の患者を複数の看護師でサポートするチームナーシングを行う場合などに有効である。
特開2009−165089号公報 特開2010−162151号公報
しかしながら、複数の携帯端末を順番に鳴らしていくシステムの場合、複数の携帯端末に対する呼び出しが一定の遅延時間を置いて順次に行われる。また、複数の携帯端末を同時に鳴らすように設計されたシステムであっても、実際にはPBXにおける動作処理の遅延により、複数の携帯端末に対する呼び出しは一定の遅延時間を置いて順次に行われる。そして、ある携帯端末にて応答が行われて通話が開始されると、それ以降は他の携帯端末への呼び出しが停止される。そのため、着信はあっても看護師が応答しなかった携帯端末や、着信すらせずに呼出音も鳴らなかった携帯端末が発生する。
ここで、着信はあっても応答しなかった携帯端末を所持する看護師は、実際には誰が応答をしたのかを知ることができない。しかし、自分の携帯端末に着信履歴が記録されているので、その着信履歴により示されている着信時間や患者名などの情報をもとに、特許文献1のようにナースコール親機に記憶されている呼出履歴情報を読み出して表示すれば、誰が応答をしたのかを後から確認することが可能である。
これに対して、着信せずに呼出音も鳴らなかった携帯端末を所持する看護師に至っては、担当の患者からの呼び出しがあったことに全く気付かないままになってしまうという問題があった。そのため、その後に同じ患者から呼び出しが行われて着信があったとき、看護師はそれを初めての呼び出しと勘違いしてしまい、2回目以降の呼び出しであることや、過去に行われた別の看護師による対応を踏まえた適切な応答をすることができない可能性があるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ある患者に関して呼び出しの対象でありながら着信されなかった携帯端末を所持する看護師が、次に同じ患者から呼び出しがあったときにも過去の呼び出しに気付かないままになってしまうことを防止できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、看護師が患者(ナースコール子機)からの呼び出しに対して携帯端末で応答した場合に、その呼び出しを行った患者に関する患者情報と、その呼び出しに対する応答を行った看護師に関する看護師情報との組み合わせを含む呼出履歴記憶部に記憶しておく。そして、患者からの呼び出しに対して複数の携帯端末に対する呼び出しを実行する際には、呼び出しを行った患者に関する呼出履歴情報を呼出履歴記憶部から読み出して、呼び出しを行った患者が過去に行った呼び出しに応答した看護師を明示する情報を含む呼出履歴情報を呼出信号と共に複数の携帯端末に送信するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ある患者から呼び出しがあったときに、その患者に関して呼び出しの対象とされている複数の携帯端末のうち一部の携帯端末において呼出信号が送信されず着信が行われなかった場合でも、そのときの呼び出しと他の携帯端末での応答に関する呼出履歴情報が呼出履歴記憶部に記憶される。そして、次に同じ患者から呼び出しがあったときに、前回未着信だった携帯端末に対して呼出信号が送信されて着信が行われれば、呼出信号と共に呼出履歴情報が送信される。これにより、前回未着信だった携帯端末にその呼出履歴情報を表示させることができ、これを看護師が確認することができる。従って、ある患者に関して呼び出しの対象でありながら着信されなかった携帯端末を所持する看護師が、次に同じ患者から呼び出しがあったときには呼出履歴情報によって過去の呼び出しを確認することができ、過去の呼び出しに気付かないままになってしまうことを防止することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置されるナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4、ハンド形子機5、ハンディナースコール主装置6、構内交換機(PBX)7、無線基地局8および携帯端末(例えば、PHS端末またはスマートフォン)10を備えて構成されている。
ナースコール親機1は、患者(ナースコール子機)からの呼び出しに対する応答の操作または患者(ナースコール子機)の呼び出しの操作を行うためのものであり、例えばナースセンタに設置される。制御機2は、ナースコール親機1と廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。
廊下灯3は、病院の各病室の入口付近外部に設置される。この廊下灯3は、表示装置を備え、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者が壁埋込形子機4またはハンド形子機5を用いて看護師の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。
壁埋込形子機4は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機4は、廊下灯3に接続されている。ハンド形子機5は、壁埋込形子機4に接続される。以下では、壁埋込形子機4およびハンド形子機5をまとめてナースコール子機4,5と記す。
壁埋込形子機4は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が呼び出されたときに応答するための復旧ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカ、ハンド形子機5を接続するための接続端子を備えている。ハンド形子機5は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを備えている。
ハンディナースコール主装置6は、PBX7を介して、看護師が所持する携帯端末10との間で通話やデータの送受信に関する制御を行う。このハンディナースコール主装置6は、例えば病院内の通信センタに設置され、ナースコール親機1と接続されている。無線基地局8は、携帯端末10との間で通話やデータの無線通信をするためのものであり、PBX7と接続されている。
以上のように構成されたナースコールシステムは、患者が使用するナースコール子機4,5からの呼び出しに対し、ナースセンタに設置されたナースコール親機1、看護師が所持する携帯端末10で応答可能に成されている。
図2は、ナースコール親機1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ナースコール親機1は、その機能構成として、管理情報記憶部11、呼出履歴記憶部12、第1のインタフェース部21、第2のインタフェース部22、呼出受付部23、応答受付部24、記録部25および呼出制御部26を備えている。
なお、上記各機能ブロック21〜26は、ハードウェア構成、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック21〜25は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
管理情報記憶部11は、患者に関する情報(以下、患者情報という)と、看護師に関する情報(以下、看護師情報という)と、ナースコールの呼び出し先に関する情報(以下、呼出先情報という)とをナースコールに関する管理情報として記憶している。
本実施形態において患者情報は、例えば、患者の氏名、病室の部屋番号、患者が使用しているベッドを識別するベッド番号、患者を識別するための患者ID、使用するナースコール子機4,5を識別するための子機IDなどの各種情報を含む。また、看護師情報は、例えば、看護師の氏名、看護師を識別するための看護師ID、担当する患者を識別するための患者ID、使用する携帯端末10を識別するための端末IDなどの各種情報を含む。
呼出先情報は、患者(例えば、患者ID)と、当該患者からのナースコールに対応して呼び出しを行う担当看護師(例えば、看護師ID)と、当該担当看護師が所持する携帯端末10の端末IDおよび呼出先に関する情報(内線番号など)とを関連付けて記憶したものである。一人の患者を複数の看護師でサポートするチームナーシングを行う場合は、一人の患者と複数の看護師と各看護師が所持する複数の携帯端末10の呼出先とがグルーピングされて記憶される。
第1のインタフェース部21は、制御機2との間で通信を行うものである。第2のインタフェース部22は、ハンディナースコール主装置6との間で通信を行うものである。
呼出受付部23は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを受け付けて、所定の報知処理を行う。すなわち、呼出受付部23は、ナースコール子機4,5から廊下灯3および制御機2を介して送られてくる呼出信号を、第1のインタフェース部21を介して受信する。そして、受信した呼出信号によって伝えられる子機情報(呼び出しを行ったナースコール子機4,5を特定するための子機IDなど)に基づいて、管理情報記憶部11を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定する。
そして、呼出受付部23は、特定した患者に関する患者情報の一部(例えば、氏名、部屋番号、ベッド番号など)を管理情報記憶部11から読み出し、患者情報のポップアップ画面を生成して図示しないディスプレイに表示させる。また、呼出受付部23は、ナースコール親機1の図示しないスピーカから呼出音を鳴らして看護師に対する報知を行う。
また、呼出受付部23は、上述のように特定した患者の患者情報(例えば、呼び出しを行ったナースコール子機4,5を特定する子機IDまたは患者を特定する患者の氏名などの情報)を記録部25に供給し、呼出履歴記憶部12に記憶させる。また、呼出受付部23は、ナースコール子機4,5から受信した呼出信号を呼出制御部26に供給し、携帯端末10への呼び出しを指示する。
呼出受付部23からの指示を受けた呼出制御部26は、呼出受付部23により特定された患者に対応する呼出先情報を管理情報記憶部11から読み出し、当該読み出した呼出先情報に基づいて、チームナーシングのためにグルーピングされた複数の携帯端末10に対する呼び出しを実行する。なお、ここで呼び出しの対象とする複数の携帯端末10は、管理情報記憶部11に記憶されている全ての携帯端末10でも良い。
呼出制御部26は、具体的には、複数の携帯端末10に対する呼び出しの実行を指示する呼出信号を、第2のインタフェース部22からハンディナースコール主装置6を介してPBX7に送信することにより、複数の携帯端末10に対する呼び出しを実行する。このとき呼出制御部26は、呼び出しを行った患者(呼出受付部23により特定された患者)に関する呼出履歴情報を履歴情報記憶部12から読み出して、当該呼出履歴情報を呼出信号と共に複数の携帯端末10に送信する。
PBX7は、ナースコール親機1からハンディナースコール主装置6を介して呼出信号を受信したとき、指定されている複数の携帯端末10に対する呼び出しを実行する。このときPBX7は、複数の携帯端末10に対する呼び出しを一定の遅延時間を置いて順次実行する。
すなわち、本実施形態では、呼出制御部26が複数の携帯端末10を同時に呼び出すように制御するものの、実際にはPBX7における動作処理の遅延により、複数の携帯端末10に対する呼び出しが一定の遅延時間を置いて順次に行われるものとする。なお、呼出制御部26は、管理情報記憶部11にあらかじめ登録しておいた優先順位に従って複数の携帯端末10を順番に呼び出していくようにしてもよい。
PBX7からの呼び出しに対して、何れかの携帯端末10にて応答が行われると、応答が行われた携帯端末10(以下、応答端末という)から通話開始要求の応答信号が送られてくる。PBX7は、応答信号を受信すると、それ以降は携帯端末10に対する呼び出し動作を停止し、ハンディナースコール主装置6を介してナースコール親機1に対して応答信号を送信する。この後、ナースコール親機1からハンディナースコール主装置6およびPBX7を介して応答端末に通話開始承諾の承認信号が送られて、通話が開始される。
応答受付部24は、ナースコール親機1または携帯端末10からの応答を受け付けて、所定の応答処理を行う。例えば、看護師が患者からの呼び出しに応答するためにナースコール親機1のハンドセットをオフフックすると、オフフックされたことを応答受付部24が受け付けて、上述した呼出受付部23による報知処理および呼出制御部26による呼び出し動作を停止させる。
また、看護師が患者からの呼び出しに応答するために携帯端末10をオフフックすると、応答信号がハンディナースコール主装置6を介してナースコール親機1に送信され、第2のインタフェース部22を介して応答受付部24に供給される。応答受付部24は、この応答信号を受けて、上述の呼出受付部23による報知処理および呼出制御部26による呼び出し動作を停止させる。
また、応答受付部24は、携帯端末10から送られてくる応答信号を受信した場合、その受信した応答信号によって伝えられる端末情報(応答端末を特定するための端末IDあるいは内線番号などの情報)に基づいて、管理情報記憶部11を参照することにより、応答を行った看護師を特定する。そして、応答受付部24は、特定した看護師の看護師情報(例えば、応答端末を特定する端末IDまたは看護師の氏名などの情報)を記録部25に供給し、呼出履歴記憶部12に記憶させる。
記録部25は、上述したように、看護師が患者からの呼び出しに対して携帯端末10で応答した場合に、その呼び出しと応答に関する呼出履歴情報を呼出履歴記憶部12に記憶させる。すなわち、記録部25は、患者によるナースコール子機4,5からの呼び出しが行われたとき、つまり、呼出受付部23がナースコール子機4,5からの呼出信号を受け付けたとき、呼び出しを行った患者の患者情報を呼出日時(呼出受付部23が呼出信号を受信した日時)と共に呼出履歴情報として呼出履歴記憶部12に記憶させる。
また、記録部25は、患者によるナースコール子機4,5からの呼び出しに対して看護師が携帯端末10で応答したとき、つまり、応答受付部24が携帯端末10から送られてくる応答信号を受信したとき、応答を行った看護師の看護師情報を応答日時(応答受付部24が応答信号を受信した日時)と共に呼出履歴情報として呼出履歴記憶部12に記憶させる。このとき、記録部25は、先に記憶しておいた呼び出しに関する情報に関連付けて応答に関する情報を呼出履歴記憶部12に記憶させる。
このようにして呼出履歴記憶部12に記憶された呼出履歴情報は、上述したように、呼出制御部26が複数の携帯端末10に対して呼び出しを実行する際に呼出制御部26により読み出され、呼出信号と共に複数の携帯端末10に送信される。ここで、呼出制御部26は、呼出履歴記憶部12に記憶されている全ての呼出履歴情報ではなく、呼び出しを行った患者に関する直近n件(n≧1)の呼出履歴情報を呼出信号と共に複数の携帯端末10に送信するのが好ましい。
呼出信号と共に呼出履歴情報を受信した携帯端末10では、呼出信号により示される呼び出し情報を表示させるとともに、直近n件の呼出履歴情報を表示させる。図3は、携帯端末10に表示される画面の一例を示す図である。図3に示す例では、呼び出し情報31として、呼び出しを行った患者の氏名、部屋番号、ベッド番号、呼出種別を表示するとともに、呼出履歴情報として、呼出日時、患者名、応答日時、看護師名を表示している。なお、患者名は呼び出し情報31として表示されているので、表示する呼出履歴情報から省略してもよい。
図4は、上記のように構成した本実施形態によるナースコール親機1の動作例を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートは、ナースコール子機4,5からの呼び出しが発生したときに開始する。
まず、呼出受付部23がナースコール子機4,5からの呼出信号を受信した場合(ステップS1)、呼出受付部23は所定の報知処理を行う(ステップS2)。すなわち、呼出受付部23は、受信した呼出信号によって伝えられる子機情報に基づいて管理情報記憶部11を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定する。そして、呼出受付部23は、特定した患者に関する患者情報を管理情報記憶部11から読み出して画面表示させるとともに、呼出音を鳴らして看護師に対する報知を行う。
また、呼出受付部23は、受信した呼出信号を呼出制御部26に供給し、複数の携帯端末10に対する呼び出しを指示する。この指示を受けて、呼出制御部26は、ステップS1で呼出受付部23により特定された患者に関する直近n件の呼出履歴情報を履歴情報記憶部12から読み出し(ステップS3)、当該呼出履歴情報を呼出信号と共に複数の携帯端末10に送信することにより、複数の携帯端末10に対する呼び出しを実行する(ステップS4)。
また、呼出受付部23は、ステップS1で特定した患者の患者情報を記録部25に供給する。記録部25は、呼出受付部23から供給された患者情報を呼出日時と共に呼出履歴情報として呼出履歴記憶部12に記憶させる(ステップS5)。ステップS3で行われた呼び出しに対して何れかの携帯端末10にて応答が行われると、その応答した携帯端末10からPBX7およびハンディナースコール主装置6を介してナースコール親機1に応答信号が送信される。
応答受付部24がこの応答信号を受信すると(ステップS6)、応答受付部24は、ステップS2で呼出受付部23により行われた報知動作と、ステップS3で呼出制御部26により行われた携帯端末10の呼出動作とを停止させる(ステップS7)。また、応答受付部24は、応答端末とナースコール親機1との間に通話状態を確立する(ステップS8)。これにより、ナースコール親機1を通じてナースコール子機4,5と携帯端末10との間で通話が開始される。
また、応答受付部24は、ステップS6で受信した応答信号によって伝えられる端末情報に基づいて管理情報記憶部11を参照することにより、応答を行った看護師を特定する。そして、応答受付部24は、特定した看護師の看護師情報を記録部25に供給する。記録部25は、応答受付部24から供給された看護師情報を応答日時と共に呼出履歴情報として呼出履歴記憶部12に記憶させる(ステップS9)。
その後、応答受付部24は、ステップS8で確立した通話状態が終了したか否かを判定し(ステップS10)、通話状態が終了した場合、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、看護師が患者(ナースコール子機4,5)からの呼び出しに対して携帯端末10で応答した場合に、その呼び出しと応答に関する呼出履歴情報を呼出履歴記憶部12に記憶しておく。そして、患者からの呼び出しに対して複数の携帯端末10に対する呼び出しを実行する際には、呼び出しを行った患者に関する呼出履歴情報を呼出履歴記憶部12から読み出して呼出信号と共に複数の携帯端末10に送信するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、ある患者から呼び出しがあったときに、その患者に関して呼び出しの対象とされている複数の携帯端末10のうち一部の携帯端末10において呼出信号が送信されず着信が行われなかった場合でも、そのときの呼び出しと他の携帯端末10での応答に関する呼出履歴情報が呼出履歴記憶部12に記憶される。そして、次に同じ患者から呼び出しがあったときには、前回未着信だった携帯端末10に対して呼出信号が送信されて着信が行われれば、呼出信号と共に呼出履歴情報が送信されて表示される。これにより、ある患者に関して呼び出しの対象でありながら着信されなかった携帯端末10を所持する看護師が、次に同じ患者から呼び出しがあったときには呼出履歴情報によって過去の呼び出しを確認することができ、過去の呼び出しに気付かないままになってしまうことを防止することができる。
なお、上記実施形態では、呼出履歴情報として呼出日時、患者名、応答日時、看護師名を表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、これらの情報に加えて、呼出種別を表示するようにしてもよい。また、応答した看護師が行った看護行為の種別を表示するようにしてもよい。看護師が実施した看護行為の種別は、例えば、看護師が看護行為を行った後に、ナースコール親機1または自身が所持する携帯端末10から入力して呼出履歴情報に追加して記憶させる。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール親機
4,5 ナースコール子機
10 携帯端末
11 管理情報記憶部
12 呼出履歴記憶部
23 呼出受付部
24 応答受付部
25 記録部
26 呼出制御部

Claims (3)

  1. 患者からの1回の呼び出しに対応して複数の携帯端末に対して遅延時間を置いて順次呼び出しを行う機能を備えたナースコールシステムであって、
    看護師が患者からの呼び出しに対して携帯端末で応答した場合に、その呼び出しを行った患者に関する患者情報と、その呼び出しに対する応答を行った看護師に関する看護師情報との組み合わせを含む呼出履歴情報を呼出履歴記憶部に記憶させる記録部と、
    上記患者からの呼び出しに対して上記複数の携帯端末に対する呼び出しを実行する呼出制御部とを備え、
    上記呼出制御部は、上記複数の携帯端末に呼出信号を送信する際に、上記呼び出しを行った患者に関する呼出履歴情報を上記履歴情報記憶部から読み出して、上記呼び出しを行った患者が過去に行った呼び出しに応答した看護師を明示する情報を含む当該呼出履歴情報を上記呼出信号と共に上記複数の携帯端末に送信するようにしたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 上記呼出制御部は、上記呼び出しを行った患者に関する直近n件(n≧1)の呼出履歴情報を上記呼出信号と共に上記複数の携帯端末に送信することを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 上記携帯端末は、上記呼出信号と共に上記呼出履歴情報を受信したときに、上記呼出信号により示される呼び出し情報および上記呼出履歴情報を画面表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のナースコールシステム。
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