JP5917419B2 - 燃料フィルタの取付構造 - Google Patents

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本発明は、燃料ポンプに燃料フィルタを着脱可能に接続する燃料フィルタの取付構造に関する。
燃料ポンプに燃料フィルタを着脱可能に接続する燃料フィルタの取付構造としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1のものでは、燃料ポンプに圧入されたラバーマウントがバンドで締付けられている。また、燃料フィルタに、直管状の接続口と固定軸とを平行状に有するフレームが装着されている。燃料ポンプ側のラバーマウントに燃料フィルタ側の接続口をその軸方向に圧入するとともに、バンドの挿入孔に燃料フィルタ側の固定軸をその弾性変形を利用して差し込んで固定する構成となっている。
実開平1−158551号公報
前記特許文献1のものによると、燃料フィルタの交換に際し、燃料ポンプ側のラバーマウントに対して燃料フィルタを接続口の圧入長さ分に応じて直線方向(接続口の軸方向)へ移動させることになる。このため、燃料フィルタの移動スペースが広いため、交換作業の煩雑化を招くという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、燃料フィルタの交換に要するスペースを狭小化し、交換作業を簡素化することにある。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。
第1の発明は、燃料ポンプに燃料フィルタを着脱可能に接続する燃料フィルタの取付構造であって、燃料ポンプ側に設けたポンプ側管部材と、燃料フィルタ側に設けたフィルタ側管部材と、ポンプ側管部材とフィルタ側管部材との間に設けられた第1係合手段及び第2係合手段とを備え、第1係合手段は、相互に係脱可能でかつ両管部材の接続口の軸線のなす角度が可変となるように係合可能な第1係合凹部と第1係合凸部とにより構成され、第2係合手段は、相互に係脱可能でかつ弾性的に係合可能な第2係合凹部と第2係合凸部とにより構成され、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合部を支点とする両管部材の接続口の軸線のなす角度が小さくなる方向への回動により、両管部材の接続口が接続されるとともに第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部とが弾性的に係合される構成としたものである。
この構成によると、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合部を支点として両管部材を接続口の軸線のなす角度が小さくなる方向へ回動させる。これにより、両管部材の接続口が接続されるとともに第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部とが弾性的に係合される結果、燃料ポンプに燃料フィルタを接続することができる。
また、第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部との係合を弾性変形を利用して解除し、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合部を支点として両管部材を接続口の軸線のなす角度が大きくなる方向へ回動させる。その後、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合を解除することにより、燃料ポンプから燃料フィルタを取り外すことができる。
したがって、燃料フィルタの交換に際し、両管部材を接続口の軸線のなす角度が小さくなる方向又は大きくなる方向へ回動させるものであるから、燃料フィルタを直線方向へ移動させる場合(特許文献1参照)に比べて、燃料フィルタの移動スペースが狭くて済む。このため、燃料フィルタの交換に要するスペースを狭小化し、交換作業を簡素化することができる。
第2の発明は、第1の発明において、第1係合手段と第2係合手段との間に両管部材の接続口が配置されている。この構成によると、燃料ポンプに燃料フィルタを接続するに際し、第2係合手段の位置を特定しやすい。このため、第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部とをスムーズに係合させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部とは、相互の係合により両管部材の回動方向以外の方向への相対移動を規制するように構成されている。この構成によると、第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合により、両管部材が回動方向に案内される。このため、第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部とを容易に係合させることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、第2係合手段は、1組をなす第2係合凹部と第2係合凸部とにより構成されている。この構成によると、第2係合手段の1組をなす第2係合凹部と第2係合凸部との弾性的な係合をもって、燃料ポンプに対する燃料フィルタの接続を容易に完了することができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置の断面図である。 燃料供給装置の構成部品を示す分解斜視図である。 燃料フィルタの取付構造を示す断面図である。 ポンプ側管部材を示す正面図である。 図5のVI−VI線矢視断面図である。 フィルタ側管部材を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線矢視断面図である。 実施形態2にかかる燃料フィルタの取付構造を示す断面図である。 実施形態3にかかる燃料フィルタの取付構造を示す断面図である。 第1管部材及び第2管部材を示す分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態の燃料フィルタの取付構造に係る燃料ポンプ及び燃料フィルタは、燃料供給装置にモジュール化されている。このため、燃料供給装置の基本的構成から説明する。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく断面図、図3は燃料供給装置の構成部品を示す分解斜視図である。なお、本実施形態の燃料供給装置の基本的構成は、同一出願人が先に出願した特開2008−82263号公報に記載された燃料供給装置のものとほとんど同様であるから、概略を説明するにとどめる。また、燃料供給装置は、例えば自動二輪車の燃料タンクの底部に装着されるいわゆる底付けタイプ(下付けタイプ)のもので、燃料タンク内の燃料を図示しない内燃機関(エンジン)に供給するために用いられる。
図1に示すように燃料供給装置10は、蓋部材としてのセットプレート12を備えている。セットプレート12は、有底円筒状のカップ部13、カップ部13の外周面の上端部寄りから半径方向外方へ張り出す円環状のフランジ部14、及び、C形筒状のポンプ嵌合部15を有する(図2及び図3参照)。セットプレート12には、燃料吐出ポート16及び電気コネクタ17が設けられている。セットプレート12は、燃料タンク19の底部に形成された丸孔状の開口部19aにその下方からカップ部13の上端部及びポンプ嵌合部15を嵌合するようにして装着される(図2参照)。なお、燃料タンク19とフランジ部14との間には、円環状のシール部材20が介装される。また、図示を省略するが、セットプレート12の下面側において、燃料吐出ポート16には、内燃機関(エンジン)につながる燃料供給管が接続される。また、電気コネクタ17には、外部電源、電子制御装置(ECU)等につながる外部コネクタが接続される。
図2に示すように、前記ポンプ嵌合部15にはケーシング22が装着されている。ポンプ嵌合部15とケーシング22とにより形成される中空円筒状の内部空間に燃料ポンプ24が縦置き状に収容されている。燃料ポンプ24は、周知のウエスコ型の電動式燃料ポンプである。燃料ポンプ24の下端側に燃料吸入口25が位置され、燃料ポンプ24の上端側に燃料吐出口26及び端子27(図3参照)が位置されている。燃料吸入口25には、吸入フィルタとしての燃料フィルタ30が接続されている。
前記燃料フィルタ30は、袋状の濾過部材32を有する。濾過部材32は、例えば、可撓性を有する不織布、メッシュ材、濾紙、編布等からなる。また、濾過部材32の外形は、縦長平板状に形成されている。濾過部材32内には、濾過部材32を膨大状態に保持するための樹脂製の保持フレーム(図示省略)が内装されている。また、燃料フィルタ30は、濾過部材32の扁平方向すなわち平板状外形の厚さ方向(図2において左右方向)を前記セットプレート12の半径方向に向けた状態で、前記ポンプ嵌合部15の割溝側に並立状に配置されている。また、燃料ポンプ24と燃料フィルタ30との接続部分及び濾過部材32の下端部は、前記セットプレート12のカップ部13内に収容されている。なお、燃料ポンプ24に対する燃料フィルタ30の取付構造については後で説明する。
前記燃料ポンプ24の燃料吐出口26には、前記ケーシング22に形成された燃料通路形成部34が接続されている。また、図1に示すように、前記燃料ポンプ24の端子27は、電気配線35を介して前記セットプレート12の電気コネクタ17(詳しくは端子)に接続されている。また、ケーシング22の燃料通路形成部34には、プレッシャレギュレータ37が接続されている。プレッシャレギュレータ37は、燃料ポンプ24から吐出される燃料の圧力を調整し、それによって生じた余剰燃料を燃料タンク19内に吐出する。また、ケーシング22の燃料通路形成部34と前記燃料吐出ポート16とは連通管39を介して接続されている。
前記ケーシング22の上端部の側面には、センダゲージ41の本体部42が装着されている。本体部42には、フロート44を有するアーム43が回動可能に設けられている。本体部42の電気コネクタ部45(詳しくは端子)は、電気配線46を介して前記電気コネクタ17(詳しくは端子)に接続されている。センダゲージ41は、前記燃料タンク19(図2参照)内の燃料残量を検出するセンサである。
前記した燃料供給装置10において、燃料ポンプ24が駆動されると、燃料タンク19内の燃料が燃料フィルタ30の濾過部材32を介して燃料ポンプ24内に吸入される。その燃料は、燃料ポンプ24で昇圧され、ケーシング22の燃料通路形成部34、連通管39及び燃料吐出ポート16を介して、内燃機関につながる燃料供給管に供給される。また、プレッシャレギュレータ37は、燃料通路形成部34内の燃料圧力を所定の圧力に調圧する。なお、図3において電気配線35,46は省略されている。
次に、燃料ポンプ24に対する燃料フィルタ30の取付構造について説明する。図4は燃料フィルタの取付構造を示す断面図である。図4に示すように、燃料ポンプ24側には、ポンプ側管部材50が設けられている。ポンプ側管部材50については、燃料フィルタ30の接続側(図4において左側)を前面側(正面側)として説明する。図5はポンプ側管部材を示す正面図、図6は図5のVI−VI線矢視断面図である。図5及び図6に示すように、前記ポンプ側管部材50は、例えば樹脂製で、曲り管状に形成された管状部51を有する。管状部51の前端部(図6において左端部)には、前面を開口する受け口としての円筒状の入口部52が形成されている。入口部52の前端部の外周面には、四角形板状の接続板部53が形成されている。接続板部53の前面側の下縁部には、左右方向に延びる支承部54が形成されている。
前記接続板部53の下端部の中央部には、左右方向に延びる長細状の第1係合孔55が形成されている。第1係合孔55は、接続板部53と前記支承部54とに跨るように形成されている。また、接続板部53の上端部の中央部には、左右方向に延びる長細状の第2係合孔56が形成されている。第2係合孔56は、第1係合孔55の左右方向の横幅よりも大きい横幅で形成されている。また、管状部51の後端部には、上面を開口する受け口としての円筒状の出口部57が形成されている。また、ポンプ側管部材50は、前記燃料ポンプ24の燃料吸入口25を差し口として出口部57を嵌合(例えば圧入)することにより燃料ポンプ24に接続されている(図4参照)。なお、ポンプ側管部材50の入口部52が本明細書でいう「接続口」に相当する。
図4に示すように、燃料フィルタ30側には、フィルタ側管部材60が設けられている。フィルタ側管部材60については、ポンプ側管部材50の接続側(図4において右側)を前面側(正面側)として説明する。図7はフィルタ側管部材60を示す正面図、図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図である。図7及び図8に示すように、フィルタ側管部材60は、例えば樹脂製で、前後方向に貫通する円管状に形成された管状部61を有する。管状部61の前端部(図8において右端部)には、差し口としての出口部62が形成されている。管状部61の後端部の外周面には、四角形板状の接続板部63が形成されている。
前記接続板部63の下縁部の中央部には、下方に突出する舌片状の第1係合片65が形成されている。第1係合片65は、左右方向に幅広状に形成されている。また、接続板部63の上端部の中央部には、逆L字状の第2係合片66が形成されている。第2係合片66は、第1係合片65よりも幅広状に形成されている。また、第2係合片66は、接続板部63の上端部から上方へ延びる縦片部66aと、縦片部66aの上端から前方へ延びる横片部66bと、横片部66bの前端部の上側に突出された上向きの係合爪66cとを有する。横片部66bは、係合爪66cを下方へ移動する方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図8中、二点鎖線66b参照)。また、フィルタ側管部材60は、接続板部63を前記燃料フィルタ30の濾過部材32及び内蔵のフレームに溶着、接着等の接合手段による接合により燃料フィルタ30に接続されている(図4参照)。これにともない、濾過部材32の内部空間と管状部61内とが連通されている。なお、フィルタ側管部材60の出口部62が本明細書でいう「接続口」に相当する。
前記した燃料ポンプ24に燃料フィルタ30を着脱可能に接続する手順について説明する。予め、フィルタ側管部材60の出口部62の外側にシール部材としてのOリング70を装着しておく(図4中、実線70参照)。また、本実施形態では、ポンプ側管部材50を備えた燃料ポンプ24が前記燃料供給装置10のセットプレート12に配置されているものとして説明する。また、燃料供給装置10は、燃料タンク19に装着する前の状態(又は、燃料タンク19から取り外されている状態)とする。
図4に示すように、ポンプ側管部材50の第1係合孔55にフィルタ側管部材60の第1係合片65を係合し、ポンプ側管部材50の支承部54上にフィルタ側管部材60の接続板部63を支承する(図4中、実線63,65参照)。これにより、ポンプ側管部材50の入口部52の軸線52Lとフィルタ側管部材60の出口部62の軸線62Lとのなす角度θが可変となるように係合される。また、第1係合片65は、第1係合孔55に対して左右方向(図4において紙面表裏方向)にほとんど隙間無く嵌合される。
この状態から、第1係合孔55と第1係合片65との係合部を支点としてフィルタ側管部材60を角度θが小さくなる方向(図4中、矢印方向参照)へ回動させる。これにより、ポンプ側管部材50の入口部52にフィルタ側管部材60の出口部62が接続される(図4中、二点鎖線62参照)。これとともに、第2係合孔56と第2係合片66とが弾性的に係合される(図4中、二点鎖線66参照)。詳しくは、ポンプ側管部材50の第2係合孔56の孔縁部にフィルタ側管部材60の第2係合片66の係合爪66cが横片部66bの撓み変形(図8中、二点鎖線66b参照)を利用して弾性的に係合される。すなわち、第2係合孔56と第2係合片66とがスナップフィットにより係合される。このようにして、ポンプ側管部材50の接続板部53とフィルタ側管部材60の接続板部63とが結合される結果、燃料ポンプ24に燃料フィルタ30を接続することができる(図4中、二点鎖線60,63参照)。また、第2係合片66は、第2係合孔56に対して左右方向(図4において紙面表裏方向)にほとんど隙間無く嵌合される。なお、ポンプ側管部材50の入口部52とフィルタ側管部材60の出口部62との間がOリング70によってシールされる(図4中、二点鎖線70参照)。また、燃料ポンプ24に燃料フィルタ30を接続した状態における角度θは0°である。なお、角度θは0°以外に設定してもよい。
続いて、燃料ポンプ24に接続した燃料フィルタ30(図4中、二点鎖線30参照)を取り外す手順について説明する。まず、第2係合孔56と第2係合片66との係合を、第2係合片66の弾性を利用して解除する。すなわち、第2係合片66の係合爪66cを下方へ押圧することにより横片部66bを撓み変形(図8中、二点鎖線66b参照)させることにより、第2係合孔56(詳しくは孔縁部)と第2係合片66(詳しくは係合爪66c)との係合を解除する。そして、第1係合孔55と第1係合片65との係合部を支点としてフィルタ側管部材60を角度θが大きくなる方向(図4中、矢印方向と反対方向参照)へ回動させる。なお、第2係合片66の係合爪66cが第2係合孔56内に入り込めば、第2係合片66の横片部66bを撓み変形させている押圧力を解放してもよい。その後、第1係合孔55から第1係合片65を抜き外して相互の係合を解除することにより、ポンプ側管部材50とフィルタ側管部材60とを分離させる。このようにして、燃料ポンプ24から燃料フィルタ30を取り外すことができる。
なお、第1係合孔55と第1係合片65とは第1係合手段(符号、K1を付す)を構成している。また、第1係合孔55は本明細書でいう「第1係合凹部」に相当する。また、第1係合片65は本明細書でいう「第1係合凸部」に相当する。また、第2係合孔56と第2係合片66とは第2係合手段(符号、K2を付す)を構成している。また、第2係合孔56は本明細書でいう「第2係合凹部」に相当する。また、第2係合片66は本明細書でいう「第2係合凸部」に相当する。
前記した燃料フィルタ30の取付構造によると、燃料フィルタ30の交換に際し、両管部材50,60を角度θが小さくなる方向又は大きくなる方向へ回動させるものであるから、燃料フィルタ30を直線方向へ移動させる場合(特許文献1参照)に比べて、燃料フィルタ30の移動スペースが狭くて済む。このため、燃料フィルタ30の交換に要するスペースを狭小化し、交換作業を簡素化することができる。
ところで、本実施形態における燃料ポンプ24と燃料フィルタ30との接続部分及び濾過部材32の下端部は、セットプレート12のカップ部13内に収容されている(図2参照)。したがって、燃料フィルタ30の交換に要するスペースが狭くても、セットプレート12に設置されたままの燃料ポンプ24に対して燃料フィルタ30を容易に交換することができる。
また、第1係合手段K1と第2係合手段K2との間に両管部材50,60の接続口(入口部52、出口部62)が配置されている。したがって、燃料ポンプ24に燃料フィルタ30を接続するに際し、第2係合手段K2の位置を特定しやすい。このため、第2係合手段K2の第2係合孔56と第2係合片66とをスムーズに係合させることができる。
また、第1係合手段K1の第1係合孔55と第1係合片65とは、相互の係合により両管部材50,60の回動方向以外の方向への相対移動を規制するように構成されている。すなわち、第1係合孔55が左右方向に延びる長細状に形成されているとともに、第1係合片65が左右方向に幅広状に形成されている。したがって、第1係合手段K1の第1係合孔55と第1係合片65との係合により、両管部材50,60が回動方向に案内される。このため、第2係合手段K2の第2係合孔56と第2係合片66とを容易に係合させることができる。
また、第2係合手段K2は、1組をなす第2係合孔56と第2係合片66とにより構成されている。したがって、第2係合手段K2の1組をなす第2係合孔56と第2係合片66との弾性的な係合をもって、燃料ポンプ24に対する燃料フィルタ30の接続を容易に完了することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図9は燃料フィルタの取付構造を示す断面図である。図9に示すように、本実施形態は、実施形態1におけるフィルタ側管部材60の第2係合片66の係合爪66c(図8参照)が、横片部66bの前端部の下側に突出された下向きの係合爪(符号、66dを付す)に変更されている。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図10は燃料フィルタの取付構造を示す断面図、図11は第1管部材及び第2管部材を示す分解斜視図である。図10及び図11に示すように、本実施形態は、実施形態1におけるポンプ側管部材50の第1係合孔55(図6参照)が、前方を開口する断面C字状の第1係合受片(符号、58を付す)に変更されている。第1係合受片58は、開口部を拡開する移動する方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図10中、二点鎖線58参照)。なお、実施形態1におけるポンプ側管部材50の支承部54(図6参照)は省略されている。
また、実施形態1におけるフィルタ側管部材60の第1係合片65(図8参照)が、丸軸状の第1係合突起(符号、68を付す)に変更されている。第1係合突起68は、第1係合受片58にその係合受片58の撓み変形を利用して係脱可能になっている。なお、第1係合受片58は本明細書でいう「第1係合凹部」に相当する。また、第1係合突起68は本明細書でいう「第1係合凸部」に相当する。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の燃料フィルタの取付構造は、燃料タンク19の底部に装着される底付けタイプの燃料供給装置10の燃料ポンプ24に限らず、燃料タンク19の上部に装着される上付けタイプの燃料供給装置の燃料ポンプ、あるいは、燃料供給装置としてモジュール化されない燃料ポンプ等にも適用することができる。また、前記実施形態では、ポンプ側管部材50の入口部52を差し口とし、フィルタ側管部材60の出口部62を受け口としたが、入口部52を受け口とし、出口部62を差し口としてもよい。また、前記実施形態では、燃料供給装置10における燃料フィルタ30の交換を考慮して、第1係合手段K1を下側に配置し、第2係合手段K2を上側に配置したが、両係合手段K1,K2の位置はこれに限定するものではない。また、前記実施形態では、第1係合手段K1と第2係合手段K2との間に両管部材50,60の接続口(入口部52、出口部62)を配置したが、これに限定するものではない。
また、前記実施形態では、第1係合手段K1の第1係合凹部と第1係合凸部とを、相互の係合により両管部材50,60の回動方向以外の方向への相対移動を規制するように構成したが、これに限定するものではない。また、前記実施形態では、第1係合手段K1を1組をなす第1係合凹部と第1係合凸部とにより構成したが、第1係合手段K1を複数組をなす第1係合凹部と第1係合凸部とにより構成してもよい。また、前記実施形態では、ポンプ側管部材50側に第1係合凹部を設け、フィルタ側管部材60側に第1係合凸部を設けたが、ポンプ側管部材50側に第1係合凸部を設け、フィルタ側管部材60側に第1係合凹部を設けてもよい。
また、前記実施形態では、第2係合手段K2を1組をなす第2係合凹部と第2係合凸部とで構成したが、第2係合手段K2を複数組をなす第2係合凹部と第2係合凸部とで構成してもよい。また、前記実施形態では、ポンプ側管部材50側に第2係合凹部を設け、フィルタ側管部材60側に第2係合凸部を設けたが、ポンプ側管部材50側に第2係合凸部を設け、フィルタ側管部材60側に第2係合凹部を設けてもよい。また、第2係合手段K2は、特許文献1に記載の挿入孔(第2係合凹部に相当する)と固定軸(第2係合凸部に相当する)とにより構成してもよい。また、前記実施形態では、第2係合凸部(第2係合片66)を弾性変形可能に形成したが、第2係合凹部(第2係合孔56の孔縁部)を弾性変形可能に形成してもよいし、第2係合凸部と第2係合凹部とを弾性変形可能に形成してもよい。また、前記実施形態では、第2係合孔56を第1係合孔55の左右方向の横幅よりも大きい横幅で形成したが、第1係合孔55を第2係合孔56の左右方向の横幅よりも大きい横幅で形成してもよい。
24…燃料ポンプ
30…燃料フィルタ
50…ポンプ側管部材
52…入口部(接続口)
55…第1係合孔(第1係合凹部)
56…第2係合孔(第2係合凹部)
58…第1係合受片(第1係合凹部)
60…フィルタ側管部材
62…出口部(接続口)
65…第1係合片(第1係合凸部)
66…第2係合片(第2係合凸部)
68…第1係合突起(第1係合凸部)
K1…第1係合手段
K2…第2係合手段

Claims (4)

  1. 燃料ポンプに燃料フィルタを着脱可能に接続する燃料フィルタの取付構造であって、
    前記燃料ポンプ側に設けたポンプ側管部材と、
    前記燃料フィルタ側に設けたフィルタ側管部材と、
    前記ポンプ側管部材と前記フィルタ側管部材との間に設けられた第1係合手段及び第2係合手段と
    を備え、
    前記第1係合手段は、相互に係脱可能でかつ前記両管部材の接続口の軸線のなす角度が可変となるように係合可能な第1係合凹部と第1係合凸部とにより構成され、
    前記第2係合手段は、相互に係脱可能でかつ弾性的に係合可能な第2係合凹部と第2係合凸部とにより構成され、
    前記第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部との係合部を支点とする前記両管部材の接続口の軸線のなす角度が小さくなる方向への回動により、両管部材の接続口が接続されるとともに前記第2係合手段の第2係合凹部と第2係合凸部とが弾性的に係合される構成とした
    ことを特徴とする燃料フィルタの取付構造。
  2. 請求項1に記載の燃料フィルタの取付構造であって、
    前記第1係合手段と前記第2係合手段との間に前記両管部材の接続口が配置されていることを特徴とする燃料フィルタの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料フィルタの取付構造であって、
    前記第1係合手段の第1係合凹部と第1係合凸部とは、相互の係合により前記両管部材の回動方向以外の方向への相対移動を規制するように構成されていることを特徴とする燃料フィルタの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料フィルタの取付構造であって、
    前記第2係合手段は、1組をなす第2係合凹部と第2係合凸部とにより構成されていることを特徴とする燃料フィルタの取付構造。
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