JP6013159B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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本発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
例えば、特許文献1の燃料供給装置では、燃料タンクの取付穴を塞ぐ蓋部材にロッドを垂下状に取り付け、燃料タンク内に配置されるサブタンクにステーを取り付け、ステーにロッドが上下方向に移動可能に挿通されている。
特開2001−280209号公報
前記特許文献1によると、サブタンク内に配置された燃料ポンプの振動がサブタンクからステー及びロッドを介して蓋部材に伝達されることにより、騒音が生じるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、燃料タンク内に配置される第2ユニット側から、燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニット側に伝達される振動を抑制して騒音を低減することにある。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。
第1の発明は、燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニットと、燃料タンク内に配置される第2ユニットと、第1ユニットに第2ユニットを上下方向に移動可能に連結する連結機構とを備え、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、連結機構は、第1ユニット及び第2ユニットのいずれか一方のユニット側に設けられる軸部材と、他方のユニット側に設けられる弾性支持部材とにより構成され、軸部材は、先端部を他方のユニット側に向けた状態で一方のユニット側の軸取付部に支持され、弾性支持部材は、他方のユニット側に配置されるベース部と、軸部材を軸方向に移動可能に挿通する軸挿通部と、ベース部に軸挿通部を弾性的に支持する弾性変形部とを備える。この構成によると、燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニットに、燃料タンク内に配置される第2ユニットを上下方向に移動可能に連結する連結機構において、第2ユニット側から軸部材への振動の伝達が、弾性支持部材の弾性変形部の弾性変形により抑制される。これにより、第2ユニット側から第1ユニット側に伝達される振動を抑制して騒音を低減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、一方のユニット側の軸取付部には、軸部材が半径方向に傾動可能に支持されている。この構成によると、一方のユニット側に対する軸部材の半径方向の傾動により、軸部材と軸取付部との間の振動の伝達を抑制することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、連結機構を複数備えている。この構成によると、第2ユニット側から第1ユニット側への振動伝達経路を複数の連結機構により分散することができる。これにより、第2ユニット側から第1ユニット側に伝達される振動の抑制効果を向上することができる。
第4の発明は、第2の発明において、一方のユニット側の軸取付部の軸線に対して弾性支持部材の自由状態における軸挿通部の軸線が他方のユニットの半径方向外方に離間する関係をもって配置されている。この構成によると、弾性支持部材の軸挿通部に軸部材が挿通されることにより、軸挿通部が他方のユニットの中心線に対して半径方向外方に押動される。これにより、他方のユニット側に対する軸挿通部の当接による振動の伝達を防止することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、弾性支持部材のベース部と軸挿通部とが上下方向に離間する関係をもって配置されている。この構成によると、弾性支持部材のベース部と軸挿通部とが横並び状に配置される場合と比べて、弾性支持部材の弾性変形部の長さを長く設定することができる。これにより、第2ユニット側から第1ユニット側に伝達される振動の抑制効果を向上することができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置の構成部品を示す分解斜視図である。 第1ユニットを示す下面図である。 セットプレートの軸取付部を示す断面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 連結軸を示す側面図である。 第2ユニットを示す平面図である。 ポットを示す下面図である。 弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 弾性支持部材を示す下面図である。 図9のXII−XII断面図である。 図9のXIII−XIII断面図である。 図9のXIV−XIV断面図である。 弾性支持部材の軸連結部を示す断面図である。 両ユニットの連結前状態を概略的に示す側面図である。 燃料供給装置を概略的に示す正面図である。 燃料供給装置を概略的に示す側面図である。 燃料タンクに対する燃料供給装置の設置状態を概略的に示す側面図である。 実施形態2にかかる燃料供給装置を概略的に示す正面図である。 燃料供給装置を概略的に示す側面図である。 弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態3にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態4にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態5にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態6にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態7にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態8にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態9にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態10にかかる弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態11にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 実施形態12にかかる弾性支持部材を示す正面図である。 弾性支持部材を示す側面図である。 弾性支持部材を示す平面図である。 弾性支持部材を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態に係る燃料供給装置は、自動車等の車両に搭載された燃料タンク内の燃料を内燃機関(エンジン)へ供給する装置である。図19は燃料タンクに対する燃料供給装置の設置状態を概略的に示す側面図である。図19に示すように、燃料供給装置10は、第1ユニット12と第2ユニット14と連結機構16とを備える。燃料供給装置10は、燃料タンク18に設置される。燃料タンク18は、上壁18a及び底壁18bを有している。また、燃料供給装置10は、第2ユニット14を燃料タンク18の内底面(底壁18bの上面)に弾性的に押し付ける形式のものである。また、上壁18aには、円形孔からなる取付孔20が形成されている。なお、取付孔20は本明細書でいう「上面開口部」に相当する。以下、第1ユニット12、第2ユニット14、連結機構16を順に説明する。
第1ユニット12を説明する。第1ユニット12は、前記燃料タンク18の上壁18aの取付孔20に装着されるものである(図19参照)。図3は第1ユニットを示す下面図である。図3に示すように、第1ユニット12は、樹脂製で、円形蓋状のセットプレート22を主体としている。セットプレート22は、前記燃料タンク18の取付孔20(図19参照)の孔径よりも大径をなす円板状に形成されている。セットプレート22の下面側には、燃料タンク18の取付孔20内に嵌合される円環状の筒部23が形成されている。
図1は燃料供給装置を示す斜視図である。図1に示すように、セットプレート22には、吐出ポート24及び電気コネクタ25が設けられている。セットプレート22は、筒部23(図3参照)を燃料タンク18の取付孔20内に嵌合した状態で、その外周部が燃料タンク18の上壁18a上に対して密閉状に装着されることにより、燃料タンク18の取付孔20を閉鎖する(図19参照)。図19において、筒部23及び電気コネクタ25は省略されている。なお、第1ユニット12は本明細書でいう「一方のユニット」に相当する。また、セットプレート22は本明細書でいう「蓋部材」に相当する。
次に、第2ユニット14を説明する。第2ユニット14は、前記燃料タンク18内の底壁18b上に配置されるものである(図19参照)。図2は燃料供給装置の構成部品を示す分解斜視図である。図2に示すように、第2ユニット14は、燃料ポンプ28、吸入フィルタ30、高圧フィルタ32、プレッシャレギュレータ34、ポット36等を備えている。なお、第2ユニット14は本明細書でいう「他方のユニット」に相当する。
前記燃料ポンプ28は、電動式のモータ部とインペラ式のポンプ部とを上下に並設したモータ一体型ポンプである。ポンプ部は、モータ部の駆動によりインペラが回転されることにより、燃料を吸入しかつ加圧して吐出する。ポンプ部の下端部には燃料吸入口28aが設けられている。また、モータ部の上端部には燃料吐出口28b及び電気コネクタ28cが設けられている。
また、前記吸入フィルタ30は、燃料ポンプ28の燃料吸入口28aに接続されている。吸入フィルタ30は、袋状のフィルタ材(符号省略)と、そのフィルタ材の内部容積を確保する骨格材(図示省略)とにより構成されている。
また、前記高圧フィルタ32は、フィルタケース33内に円筒状のフィルタエレメント(図示省略)を収容してなる。フィルタケース33は、例えば樹脂製で、内外二重壁を有する中空円筒状に形成されている。図7は第2ユニットを示す平面図である。図7に示すように、フィルタケース33の中空部内に前記燃料ポンプ28が縦置き状に配置されている。フィルタケース33に形成された燃料導入口(図示省略)は、燃料ポンプ28の燃料吐出口28b(図2参照)に接続されている。また、フィルタケース33の上面には、燃料導出口33aが形成されている。
また、前記プレッシャレギュレータ34は、フィルタケース33上に装着されている。プレッシャレギュレータ34は、フィルタケース33内の圧力を調整し、余剰となった余剰燃料をフィルタケース33外へ排出する。
また、前記ポット36は、例えば樹脂製で、上面を開放する有底円筒状に形成されている(図2参照)。ポット36は、前記吸入フィルタ30(図2参照)を収容した状態で前記フィルタケース33の下端部に対してスナップフィット等により接続されている(図1参照)。ポット36の外周壁は、フィルタケース33の外周壁と連続状をなしている。ポット36内には、燃料タンク18(図19参照)内の燃料が貯留される。
次に、連結機構16を説明する。図19に示すように、連結機構16は、前記第1ユニット12に前記第2ユニット14を同心状にかつ上下方向に移動可能に連結する。連結機構16は、前後対称状をなすように2組配置されている。このため、前側の連結機構16について説明し、後側の連結機構16についての説明は省略する。連結機構16は、第1ユニット12側(詳しくはセットプレート22)に設けられる連結軸38と、第2ユニット14側のポット36の外周側に設けられる弾性支持部材40とにより構成されている。
前記連結軸38が設けられる第1ユニット12側において、前記セットプレート22の下面側には、前後一対をなす有天円筒状の軸取付部42が形成されている(図3参照)。図4はセットプレートの軸取付部を示す断面図、図5は図4のV−V線矢視断面図である。図4及び図5に示すように、軸取付部42内には、スプライン穴42aが形成されている。スプライン穴42aの開口側端部の内周面は、下方に向かって内径を大きくするテーパ状に形成されている。図16は両ユニットの連結前状態を概略的に示す側面図である。図16に示すように、軸取付部42の軸線42Lは、第1ユニット12(詳しくはセットプレート22)の軸線12Lに対して平行状をなしている。
図6は連結軸を示す側面図である。図6に示すように、前記連結軸38は、例えば金属製で、丸棒状に形成されている。連結軸38は、主軸部38aと、主軸部38aの両端部に形成された細軸部38bと、両細軸部38bの外端部にそれぞれ形成されたフランジ部38cとを有している。主軸部38aと両フランジ部38cとは同等の外径で形成されている。また、両細軸部38bは、主軸部38aの外径よりも小さい外径で形成されている。連結軸38の上側のフランジ部38cがセットプレート22の軸取付部42のスプライン穴42a内に圧入されることにより、連結軸38がセットプレート22に懸吊状にかつ半径方向に傾動可能に支持されている(図4中、二点鎖線38参照)。なお、連結軸38は本明細書でいう「軸部材」に相当する。
前記弾性支持部材40が設けられる第2ユニット14側(図1参照)において、前記ポット36の外周面には上下方向に延びる嵌合突起44が形成されている。図8はポットを示す下面図である。図8に示すように、嵌合突起44は、ポット36の外周面に対して周方向に等間隔で複数本(図8では16本を示す)形成されている。嵌合突起44は、断面C字状の外周面を有する円柱状に形成されている。なお、嵌合突起44は本明細書でいう「嵌合凸部」に相当する。
図9は弾性支持部材を示す正面図、図10は同じく平面図、図11は同じく下面図、図12は図9のXII−XII断面図、図13は図9のXIII−XIII断面図、図14は図9のXIV−XIV断面図、図15弾性支持部材の軸連結部を示す正断面図である。図9に示すように、前記弾性支持部材40は、例えば樹脂製の一体成形品で、ベース部46と弾性変形部48と軸挿通部50とを備えている。ベース部46は、四角形板状に形成されている。ベース部46の背面側には、上下方向に延びる複数本(図14では3本を示す)の嵌合溝52が周方向に等間隔で形成されている。各嵌合溝52は、断面C字状の内周面を有する中空円筒状に形成されている。ベース部46の下端部には、各嵌合突起44の下面開口部を閉鎖する底板部53が形成されている(図11〜図13参照)。各嵌合溝52は、前記ポット36の複数本の嵌合突起44のうちの隣り合う3本の嵌合突起44に対して下方から上方に向けて嵌合可能に形成されている(図12及び図13参照)。なお、嵌合溝52は本明細書でいう「嵌合凹部」に相当する。
図9に示すように、前記中央の嵌合溝52は、両側の嵌合溝52に比べて低い高さで形成されいる。中央の嵌合溝52の両側部上には、逆U字板状の抜け止め部54が形成されている。抜け止め部54は、抜け止め部54は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図12中、二点鎖線54参照)。また、抜け止め部54の上辺部54a(図9参照)は、自由状態において中央の嵌合溝52の上端面を横切るように形成されている(図12参照)。また、左右の両嵌合溝52の前壁には、上下方向の中間部を露出する縦長状の窓孔55が形成されている(図9及び図14参照)。
図9に示すように、前記弾性変形部48は、前記ベース部46の上端部から上方へ平行状に延びる左右一対の弾性片57により構成されている。前記両弾性片57の上端部は、連結部58により接続されている。両弾性片57は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図12中、二点鎖線57参照)。
図15に示すように、前記軸挿通部50は、前記連結部58の中央部に対して上下方向に延びる中空円筒状に形成されている。軸挿通部50は、前記ベース部46に対して上下方向(Z軸方向)にオフセットして配置されている(図9参照)。すなわち、軸挿通部50と前記ベース部46とは、弾性変形部48を介して上下方向に離間する関係をもって配置されている。軸挿通部50の中空部が軸挿通孔51となっている。また、軸挿通孔51の周壁面には、中央部から上下両方向に向かって次第に内径(孔径)を大きくする上下の両テーパ面51a,51bが形成されている。軸挿通部50の最小内径は、前記連結軸38の主軸部38aの外径と同等又は略同等に設定されている。また、軸挿通部50の下半部の前側部には、左右一対をなしかつ下端を開口する逆U字状の切欠溝60が形成されている(図9参照)。両切欠溝60の間に1本脚状の抜け止め片61が形成されている。抜け止め片61は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図12中、二点鎖線61参照)。また、抜け止め片61の内側面には、下方に向かって次第に軸挿通孔51側へ張り出すストッパ部61aが形成されている(図10〜図12参照)。
前記した弾性支持部材40を第2ユニット14側のポット36に装着するには、ベース部46の3本の嵌合溝52にその上方から前記ポット36の前側の隣り合う3本の嵌合突起44を嵌合させる(図12及び図13参照)。ベース部46の底板部53に嵌合突起44が当接することによりそれ以上の挿入が制限される。一方、中央の嵌合溝52に対する嵌合突起44の挿入に際して、中央の嵌合突起44により抜け止め部54が前方へ撓ませられ、その嵌合突起44が抜け止め部54の上辺部54aを通過すると同時に抜け止め部54が弾性復元することで、抜け止め部54が中央の嵌合突起44の上部に嵌合する。これにより、抜け止め部54の上辺部54aにより中央の嵌合突起44が弾性支持部材40に抜け止めされる(図12参照)。このようにして、第2ユニット14側のポット36に弾性支持部材40が装着される(図7及び図8中、二点鎖線40参照)。
図16に示すように、前記弾性支持部材40の自由状態において、前記第2ユニット14の軸線14Lから軸挿通部50の軸線50Lまでの距離(半径)は、前記第1ユニット12の軸線12Lから軸取付部42の軸線42Lまでの距離(半径)よりも所定量大きく設定されている。したがって、軸挿通部50は、軸取付部42に対して両ユニット12,14の半径方向外方にオフセットして配置されている。すなわち、軸取付部42の軸線42Lに対して軸挿通部50の軸線50Lが第2ユニット14の半径方向外方に離間する関係をもって配置されている。なお、第2ユニット14の軸線14Lは、フィルタケース33及びポット36の軸線に相当する。
図17は燃料供給装置を概略的に示す正面図、図18は同じく側面図である。図17及び図18に示すように、前記した第1ユニット12に第2ユニット14を連結するには、セットプレート22に支持された連結軸38の下端部を、ポット36に装着された弾性支持部材40の軸取付部42内に挿入する。軸取付部42に対する連結軸38の挿入に際して、連結軸38の下側のフランジ部38cにより抜け止め片61が前方へ撓ませられ、そのフランジ部38cの通過と同時に抜け止め片61が弾性復元することで、その抜け止め片61のストッパ部61aにより下側のフランジ部38c(図12中、二点鎖線38c参照)が抜け止めされる。このようにして、第1ユニット12に第2ユニット14が同心状にかつ懸吊状に連結される。また、軸取付部42に対する連結軸38の挿入により、弾性支持部材40の弾性変形部48の両弾性片57の撓み変形を利用して連結軸38がポット36の半径方向外方へ拡がるように傾動される(図18参照)。これにともない、フィルタケース33と軸挿通部50との間の間隔が拡がる。また、軸取付部42に対する連結軸38の挿通量の可変により、第1ユニット12に第2ユニット14が上下方向に移動可能である。
また、セットプレート22の吐出ポート24とフィルタケース33の燃料導出口33aとがホース63(図3及び図7中、二点鎖線63参照)を介して接続される。また、セットプレート22の電気コネクタ25(図3参照)と燃料ポンプ28の電気コネクタ28c(図2参照)とが電気配線(図示省略)を介して電気的に接続される。また、セットプレート22とフィルタケース33との対向面間には、コイルスプリングからなるユニット付勢用スプリング65(図2及び図7参照)が圧縮状態で介装される。ユニット付勢用スプリング65の弾性により、第1ユニット12に対して第2ユニット14が下方へ付勢される。これにより、軸取付部42の抜け止め片61のストッパ部61aにより連結軸38の下側のフランジ部38cが抜け止めされた状態に弾性的に保持される。この状態では、図17に示すように、ポット36の下面からセットプレート22の外周部の下面までの高さが、燃料タンク18の底壁18bの上面から上壁18aの上面までの高さよりも高くなるように設定されている。
前記した燃料供給装置10を燃料タンク18に設置するには、第2ユニット14のポット36側から燃料タンク18の取付孔20に通して底壁18b上に第2ユニット14を載置する(図17参照)。続いて、第1ユニット12をユニット付勢用スプリング65(図7参照)の付勢に抗して下動させ(図17中、二点鎖線12参照)、セットプレート22の外周部を燃料タンク18の上壁18a上に装着する(図19参照)。また、第1ユニット12の下動にともない、弾性支持部材40の軸取付部42内を連結軸38が下方へ摺動していくことにより、弾性片57の撓み変形を利用して連結軸38がその下端部をポット36の半径方向外方へ拡がるように傾動される。これにともない、フィルタケース33と軸挿通部50との間の間隔が更に拡がる。また、ユニット付勢用スプリング65の付勢により第2ユニット14が燃料タンク18の底壁18b上に弾性的に押圧された状態に保持される。したがって、燃料量や気温の変化等によって変化するタンク内圧の増減にともない、燃料タンク18の高さが変動しても、その変動に応じて第1ユニット12に対して第2ユニット14が上下動する。これにともない、連結機構16の弾性支持部材40の軸挿通部50の軸挿通孔51に対して連結軸38が摺動するとともに、弾性支持部材40の弾性片57の撓み変形量が変化する。
前記した燃料供給装置10の動作を説明する(図2参照)。ECU(図示しない)からの駆動信号に基づいて燃料ポンプ28が駆動されることにより、ポット36内の燃料が吸入フィルタ30を介して燃料ポンプ28内に吸入されかつ加圧される。燃料ポンプ28から吐出された燃料は、高圧フィルタ32を通過することによりろ過されるとともに、プレッシャレギュレータ34で燃料圧力が調整される。高圧フィルタ32から流出される燃料は、ホース63、セットプレート22の吐出ポート24を通じて、図示しない内燃機関につながる燃料供給配管(図示省略)へ吐出される。
前記した燃料供給装置10において、作動時の燃料ポンプ28が主な振動源となる。しかし、燃料ポンプ28の振動の第2ユニット14側から連結軸38への伝達は、弾性支持部材40の弾性変形部48の撓み変形(弾性変形)により抑制される。このため、燃料ポンプ28の振動の伝達による騒音が低減される。
上記した燃料供給装置10によると、燃料タンク18の取付孔20に装着される第1ユニット12に、燃料タンク18内に配置される第2ユニット14を上下方向に移動可能に連結する連結機構16において、第2ユニット14側から連結軸38への振動の伝達が、弾性支持部材40の弾性変形部48の弾性変形いわゆる撓み変形により抑制される。これにより、第2ユニット14側から第1ユニット12側に伝達される振動を抑制して騒音を低減することができる。
また、第1ユニット12側の軸取付部42には、連結軸38が半径方向に傾動可能に支持されている。したがって、第1ユニット12側に対する連結軸38の半径方向の傾動により、連結軸38と軸取付部42との間の振動の伝達を抑制することができる。
また、連結機構16を複数備えている。したがって、第2ユニット14側から第1ユニット12側への振動伝達経路を複数の連結機構16により分散することができる。これにより、第2ユニット14側から第1ユニット12側に伝達される振動の抑制効果を向上することができる。
また、第1ユニット12側の軸取付部42の軸線42Lに対して弾性支持部材40の自由状態における軸挿通部50の軸線50Lが第2ユニット14の半径方向外方に離間する関係をもって配置されている(図16参照)。したがって、弾性支持部材40の軸挿通部50に連結軸38が挿通されることにより、軸挿通部50が第2ユニット14の中心線(軸線12L)に対して半径方向外方に押動される(図18及び図19参照)。これにより、第2ユニット14側のフィルタケース33に対する軸挿通部50の当接による振動の伝達を防止することができる。
また、弾性支持部材40のベース部46と軸挿通部50とが上下方向に離間する関係をもって配置されている(図17参照)。したがって、弾性支持部材40のベース部46と軸挿通部50とが横並び状に配置される場合と比べて、弾性支持部材40の弾性変形部48の長さを長く設定することができる。これにより、第2ユニット14側から第1ユニット12側に伝達される振動の抑制効果を向上することができる。
また、弾性支持部材40の軸挿通部50の内周面には、中央部から上下両方向に向かって次第に内径(孔径)を大きくする上下の両テーパ面51a,51bが形成されている(図15参照)。したがって、弾性支持部材40の軸挿通部50に対する連結軸38の摺動性を向上することができる。
また、例えばポリアセタール樹脂等の摺動性に優れた樹脂材料(摺動性樹脂材料)で弾性支持部材40を形成することにより、弾性支持部材40の軸挿通部50に対する連結軸38の摺動性を向上することができる。また、摺動性に優れた樹脂材料(摺動性樹脂材料)で軸挿通部50のみを形成してもよい。また、第1ユニット12側(連結軸38を含む)と弾性支持部材40の軸挿通部50との間に、両者を相反方向に付勢するスプリング等の弾性部材を配置することにより、弾性部材の弾性を利用して弾性支持部材40の軸挿通部50を安定的に保持することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1の連結機構16に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図20は燃料供給装置を概略的に示す正面図、図21は同じく側面図、図22は弾性支持部材を示す正面図、図23は同じく側面図、図24は同じく平面図である。図20は図17に準じて表されており、図21は図18に準じて表されている。
図20及び図21に示すように、本実施形態では、連結機構16の弾性支持部材(符号、70を付す)が、第2ユニット14側の高圧フィルタ32のフィルタケース33の外周側に設けられている。第2ユニット14側において、フィルタケース33の上端部の外周面には、上下方向に延びる中空筒状の複数本(例えば4本)の嵌合筒部72が周方向に等間隔で形成されている。嵌合筒部72は、四角柱状の外形を有し、中空部が嵌合孔73として丸孔状に形成されている(図24参照)。なお、嵌合孔73は本明細書でいう「嵌合凹部」に相当する。
図22〜図24に示すように、前記弾性支持部材70は、軸挿通部74と弾性変形部76とベース部78とを備えている。軸挿通部74は、四角柱状の外形を有し、中空部が軸挿通孔75として丸孔状に形成されている。また、弾性変形部76は、逆L字板状をなす左右一対の弾性片77により構成されている。両弾性片77は、軸挿通部74を間に左右対称状に形成されている。両弾性片77の縦片部77aの下端部は、軸挿通部74の左右両側部に接続されている。また、両縦片部77aは、一平面上に形成されている。両弾性片77の横片部77bは、縦片部77aの上端部から相反方向に延びている。両横片部77bは、フィルタケース33の外周面に対して所定間隔を隔てて平行状をなすように湾曲している。両弾性片77は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている。また、ベース部78は、丸棒状をなす左右2本の嵌合軸79により構成されている。両嵌合軸79は、上下方向に延びている。両嵌合軸79の上端部は、両弾性片77の横片部77bの外端部に接続されている。また、軸挿通部74は、ベース部78に対して上下方向(Z軸方向)にオフセットして配置されている。すなわち、軸挿通部74とベース部78とは、弾性変形部76を介して上下方向に離間する関係をもって配置されている。なお、嵌合軸79は本明細書でいう「嵌合凸部」に相当する。
前記した弾性支持部材70を第2ユニット14側のフィルタケース33に装着するには、フィルタケース33の隣り合う2本の嵌合筒部72内に、その上方からベース部78の両嵌合軸79を挿入させる。嵌合筒部72に、弾性変形部76の両弾性片77の横片部77bが当接することによりそれ以上の挿入が制限される。このようにして、第2ユニット14側のフィルタケース33に弾性支持部材70が両持ち状に装着される。また、セットプレート22に支持された連結軸38の下端部が、フィルタケース33に装着された弾性支持部材70の軸取付部42の軸挿通孔75に挿入される。
また、燃料タンク18(図20参照)に対する燃料供給装置10の設置状態において、タンク内圧の増減にともなう燃料タンク18(図19参照)の高さの変動に応じて、弾性支持部材40の弾性片57の撓み変形量が変化する際、フィルタケース33の両嵌合筒部72に対して両嵌合軸79が軸回りにそれぞれ回動する。これにより、フィルタケース33から連結軸38への振動の伝達を抑制することができる。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。本実施形態以降の実施形態は、前記実施形態2の連結機構16に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図25は弾性支持部材を示す正面図、図26は同じく側面図、図27は同じく平面図である。図25〜図27に示すように、本実施形態では、実施形態2(図22〜図24参照)の弾性支持部材70の弾性変形部76の両弾性片77が、軸挿通部74とベース部78の両嵌合軸79とを直線状に連結する傾斜板状に形成された両弾性片(符号、80を付す)に変更されている。
[実施形態4]
実施形態4を説明する。本実施形態は、前記実施形態2に変更を加えたものである。図28は弾性支持部材を示す正面図、図29は同じく側面図、図30は同じく平面図である。図28〜図30に示すように、本実施形態では、実施形態2(図22〜図24参照)の弾性支持部材70の弾性変形部76の両弾性片77の縦片部77aが、左右平行状をなすように形成された縦片部(符号、82を付す)に変更されている。
[実施形態5]
実施形態5を説明する。本実施形態は、前記実施形態2に変更を加えたものである。図31は弾性支持部材を示す正面図、図32は同じく側面図、図33は同じく平面図である。図31〜図33に示すように、本実施形態は、フィルタケース33の両嵌合筒部72内に、その下方からベース部78の両嵌合軸(符号、84を付す)を挿入させるものである。すなわち、嵌合軸84は、丸棒状に形成されている。弾性支持部材70の嵌合軸84の先端部には、一対をなす係止脚片85が形成されている。係止脚片85の上端部(先端部)には、半径方向外方に広がる係止爪85aが形成されている。両係止爪85aは、先端(上端)に向かって先細り状に形成されている。両係止脚片85は、対向方向に弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている。また、両弾性片(符号、87を付す)には、それぞれ軸挿通部74側から嵌合軸84側に向けて、縦片部87a、横片部87b、縦片部87c、横片部87dが蛇行状に形成されている(図31参照)。軸挿通部74の両側部には、両弾性片87の軸挿通部74側の縦片部87aの下端部が接続されている。また、両嵌合軸84の上端部には、両弾性片87の嵌合軸84側の横片部87dの外端部が接続されている。
前記した弾性支持部材70を第2ユニット14側のフィルタケース33に装着するには、フィルタケース33の両嵌合筒部72内に、その下方からベース部78の両嵌合軸84を挿入させる。このとき、嵌合軸84の両係止脚片85の係止爪85aが嵌合孔73内に挿入されるにともない、両係止脚片85が対向方向へ弾性変形いわゆる撓み変形し、その両係止爪85aが嵌合筒部72を通過すると同時に両係止脚片85が弾性復元することで、その係止爪85aにより嵌合軸84が嵌合筒部72に抜け止めされる。このようにして、第2ユニット14側のフィルタケース33に弾性支持部材70が装着される。
本実施形態によると、弾性支持部材70の弾性変形部76の長さを、前記実施形態2(図22〜図24参照)のものと比べて、長く設定することができる。これにより、第2ユニット14側から第1ユニット12側に伝達される振動の抑制効果を向上することができる。
[実施形態6]
実施形態6を説明する。本実施形態は、前記実施形態5に変更を加えたものである。図34は弾性支持部材を示す正面図、図35は同じく側面図、図36は同じく平面図である。図34〜図36に示すように、本実施形態では、実施形態5の弾性支持部材70の弾性変形部76の両弾性片87の縦片部87a(図31参照)が、左右平行状をなすように形成された縦片部(符号、88を付す)に変更されている。また、フィルタケース33の両嵌合筒部72の嵌合孔(実施形態における嵌合孔73(図24参照)が、四角孔状に形成された嵌合孔(図示省略)に変更されている。これにともない、両嵌合軸84(両係止脚片85を含む)が、四角棒状に形成された嵌合軸(符号、92を付す)に変更されている。図34〜図36中、符号、93は係止脚部を示し、93aは係止爪を示す。
本実施形態によると、両嵌合筒部72の嵌合孔(図示省略)に対する両嵌合軸92の係合により、嵌合軸92の軸回り方向の回動を制限することができる。
[実施形態7]
実施形態7を説明する。本実施形態は、前記実施形態2に変更を加えたものである。図37は弾性支持部材を示す正面図、図38は同じく側面図、図39は同じく平面図である。図37〜図39に示すように、本実施形態では、実施形態2(図22〜図24参照)における弾性支持部材70の一方(図22において右方)の弾性片77及び嵌合軸79が省略されている。また、フィルタケース33の両嵌合筒部72の嵌合孔73(図24参照)が四角孔状に形成された嵌合孔(符号、95を付す)に変更されている(図39参照)。また、嵌合軸79(図22〜図24参照)が、四角棒状に形成された嵌合軸(符号、97を付す)に変更されている。
本実施形態によると、フィルタケース33の嵌合筒部72の嵌合孔95にその上方から嵌合軸97を挿入させることにより、フィルタケース33に弾性支持部材70が片持ち状に装着される。また、両嵌合筒部72の嵌合孔95に対する両嵌合軸97の係合により、嵌合軸97の軸回り方向の回動を制限することができる。
[実施形態8]
実施形態8を説明する。本実施形態は、前記実施形態4に変更を加えたものである。図40は弾性支持部材を示す正面図、図41は同じく側面図、図42は同じく平面図である。図40〜図42に示すように、本実施形態では、実施形態4(図28〜図30参照)における弾性支持部材70の一方(図28において右方)の弾性片77及び嵌合軸79が省略されている。また、前記実施形態7(図37〜図39)と同様に、フィルタケース33の両嵌合筒部72に嵌合孔95が形成されている(図42参照)とともに嵌合軸97が形成されている。
[実施形態9]
実施形態9を説明する。本実施形態は、前記実施形態5に変更を加えたものである。図43は弾性支持部材を示す正面図、図44は同じく側面図、図45は同じく平面図である。図43〜図45に示すように、本実施形態では、実施形態5(図31〜図33)における弾性支持部材70の一方(図31において右方)の弾性片87及び嵌合軸84が省略されている。また、前記実施形態6(図34〜図36)と同様に、フィルタケース33の両嵌合筒部72に四角孔状の嵌合孔(図示省略)が形成されているとともに嵌合軸92が形成されている。
[実施形態10]
実施形態10を説明する。本実施形態は、前記実施形態9に変更を加えたものである。図46は弾性支持部材を示す平面図である。図46に示すように、本実施形態では、実施形態9における弾性支持部材70の弾性片87のフィルタケース33側に、フィルタケース33の外周面に弾性的に当接するU字状の押圧片99が形成されている。押圧片99の弾性により弾性片87を付勢することにより、フィルタケース33に対する軸挿通部74の当接を防止することができる。
[実施形態11]
実施形態11を説明する。本実施形態は、前記実施形態6に変更を加えたものである。図47は弾性支持部材を示す正面図、図48は同じく側面図、図49は同じく平面図である。図47〜図49に示すように、本実施形態では、実施形態6(図34〜図36)における弾性支持部材70の一方(図34において右方)の弾性片87及び嵌合軸92が省略されている。
[実施形態12]
実施形態12を説明する。本実施形態は、前記実施形態5に変更を加えたものである。図50は弾性支持部材を示す正面図、図51は同じく側面図、図52は同じく平面図、図53は同じく斜視図である。図50〜図53に示すように、本実施形態では、実施形態5(図31〜図33)における弾性支持部材70の一方の弾性片87及び嵌合軸84が省略されている。また、嵌合筒部72の外側(前側)に対して所定間隔を隔てて軸挿通部74が配置されている。また、弾性変形部76の弾性片87が、嵌合筒部72と軸挿通部74との対向面間に配置された環状の弾性帯(符号、102を付す)に変更されている。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、第2ユニット14側を燃料タンク18の底面に弾性的に押付ける底付け式の燃料供給装置10に限らず、第1ユニット12側に第2ユニット14を懸吊する吊下げ式の燃料供給装置にも適用することができる。また、第2ユニット14側に連結軸38を設け、第1ユニット12側に弾性支持部材40,70を設けてもよい。また、連結機構16は、2組に限らず、3組以上備えてもよい。
10…燃料供給装置
12…第1ユニット(一方のユニット)
14…第2ユニット(他方のユニット)
16…連結機構
18…燃料タンク
20…取付孔(上面開口部)
22…セットプレート(蓋部材)
38…連結軸(軸部材)
40…弾性支持部材
42…軸取付部
46…ベース部
48…弾性変形部
50…軸挿通部
70…弾性支持部材
74…軸挿通部
76…弾性変形部
78…ベース部

Claims (4)

  1. 燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニットと、前記燃料タンク内に配置される第2ユニットと、前記第1ユニットに前記第2ユニットを上下方向に移動可能に連結する連結機構とを備え、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、
    前記連結機構は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのいずれか一方のユニット側に設けられる軸部材と、他方のユニット側に設けられる弾性支持部材とにより構成され、
    前記軸部材は、先端部を他方のユニット側に向けた状態で前記一方のユニット側の軸取付部に支持され、
    前記弾性支持部材は、前記他方のユニット側に配置されるベース部と、前記軸部材を軸方向に移動可能に挿通する軸挿通部と、ベース部に軸挿通部を弾性的に支持する弾性変形部とを備えており、
    前記一方のユニット側の軸取付部には、前記軸部材が半径方向に傾動可能に支持されている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項に記載の燃料供給装置であって、
    前記連結機構を複数備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項に記載の燃料供給装置であって、
    前記一方のユニット側の軸取付部の軸線に対して前記弾性支持部材の自由状態における軸挿通部の軸線が前記他方のユニットの半径方向外方に離間する関係をもって配置されていることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
    前記弾性支持部材のベース部と軸挿通部とが上下方向に離間する関係をもって配置されていることを特徴とする燃料供給装置。
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