JP7221068B2 - 燃料タンク内支柱の取付構造 - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、燃料タンク内支柱の取付構造に関する。
従来、例えば特許文献1に記載された燃料供給装置がある。この燃料供給装置は、燃料タンクの上面開口部を閉鎖する蓋部材と、燃料タンクの底部に配置されるサブタンクと、蓋部材に取り付けられ、サブタンクに上下方向に移動可能に連結されるシャフト部材と、を備える。シャフト部材は、蓋部材に圧入によって取り付けられている。蓋部材は樹脂製であり、シャフト部材は金属製である。
特開2016-29267号公報
特許文献1によると、蓋部材にシャフト部材が圧入されているだけのため、蓋部材の燃料膨潤によりシャフト部材に対する圧入による緊縛力が低下し、蓋部材からシャフト部材が抜け外れるおそれがある。
本明細書が開示する技術の課題は、燃料膨潤による支柱の抜け外れを抑制することにある。
本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
第1の手段は、燃料タンクの上面開口部を閉鎖する蓋部材、及び、前記燃料タンクの底部に配置される燃料タンク内部材のうちの、一方の部材に取り付けられ、他方の部材に上下方向に移動可能に連結される支柱を備える燃料タンク内支柱の取付構造であって、前記一方の部材には筒状部が設けられており、前記支柱は前記筒状部に挿入される軸状部を有しており、前記軸状部の基端部は前記筒状部に圧入されており、前記軸状部と前記筒状部とはスナップフィットによって係合されている、燃料タンク内支柱の取付構造である。
第1の手段によれば、蓋部材及び燃料タンク内部材のうちの一方の部材の筒状部に支柱の軸状部の基端部が圧入されるとともに、軸状部と筒状部とがスナップフィットによって係合されている。したがって、一方の部材の筒状部の燃料膨潤によって支柱の軸状部に対する圧入による緊縛力が低下しても、スナップフィットにより支柱の抜け外れを抑制することができる。
第2の手段は、第1の手段の燃料タンク内支柱の取付構造であって、前記スナップフィットは、前記筒状部に対する前記軸状部の圧入箇所よりも先端側に配置されている、燃料タンク内支柱の取付構造である。
第2の手段によれば、スナップフィットが筒状部に対する軸状部の圧入箇所よりも先端側に配置されているため、スナップフィットが軸状部の基端部側に配置される場合と比べて、筒状部に軸状部を安定的に係合させることができる。
第3の手段は、第1又は2の手段の燃料タンク内支柱の取付構造であって、前記支柱には、径方向外方に突出する回り止め凸部が設けられており、前記一方の部材には、前記回り止め凸部を前記支柱の軸方向に嵌合して前記支柱の軸回り方向に回り止めする回り止め壁部が設けられている、燃料タンク内支柱の取付構造である。
第3の手段によれば、支柱の回り止め凸部が一方の部材の回り止め壁部に支柱の軸方向に嵌合することにより、支柱が軸回り方向に回り止めされる。したがって、一方の部材の筒状部の燃料膨潤によって支柱の軸状部に対する圧入による緊縛力が低下しても、支柱の軸回り方向の回動を抑制することができる。
第4の手段は、第1~3のいずれか1つの手段の燃料タンク内支柱の取付構造において、前記支柱は、高さの異なる支柱と変更可能である、燃料タンク内支柱の取付構造である。
第4の手段によれば、支柱を高さの異なる支柱と変更するだけで、高さの異なる異種の燃料タンクに容易に対応することができる。
第5の手段は、第1~4のいずれか1つの手段の燃料タンク内支柱の取付構造において、前記軸状部と前記筒状部との圧入部の断面形状は楕円状である、燃料タンク内支柱の取付構造である。
第5の手段によれば、軸状部と筒状部との圧入部の断面形状が楕円状であるため、軸状部を筒状部に圧入しつつ回り止めすることができる。したがって、筒状部の燃料膨潤によって軸状部に対する圧入による緊縛力が低下しても支柱の軸回り方向の回動を抑制することができる。
本明細書に開示の技術は、上記手段をとることにより、燃料膨潤による支柱の抜け外れを抑制することができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す側面図である。 燃料供給装置を示す背面図である。 燃料供給装置を示す底面図である。 図3のV-V線矢視断面図である。 蓋部材とポンプユニットとを分解して示す斜視図である。 ポンプユニットを示す断面図である。 連結支柱を備えたサブタンク本体を示す平面図である。 連結支柱を備えたサブタンク本体を示す背面図である。 図9のX-X線矢視断面図である。 サブタンク本体と連結支柱とを分解して示す斜視図である。 サブタンク本体の支柱取付部を示す平面図である。 連結支柱の台座部を示す下面図である。 異種の連結支柱を示す斜視図である。 実施形態2にかかるサブタンク本体と連結支柱とを分解して示す斜視図である。 サブタンク本体の支柱取付部を示す平面図である。 連結支柱の台座部を示す下面図である。
[実施形態1]
以下、実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態は、燃料タンク内支柱の取付構造を備える燃料供給装置を例示するものである。燃料供給装置は、自動車等の車両に搭載されるものであり、燃料タンク内の液体燃料を内燃機関(エンジン)に送給するものである。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく側面図、図3は同じく背面図、図4は同じく底面図、図5は図3のV-V線矢視断面図、図6は蓋部材とポンプユニットとを分解して示す斜視図である。燃料供給装置に係る方位を図に矢印で示すとおりに定める。上下方向は、車両の燃料タンクに搭載された状態での重力方向いわゆる天地方向に対応する。また、前後左右方向は特定するものではない。
(燃料タンク)
図2に示すように、燃料タンク10は、上壁部11及び底壁部12を有する中空容器状に形成されている。燃料タンク10は、樹脂製であり、タンク内圧の変化によって変形、主に上下方向に膨張及び収縮する。上壁部11には、円形孔状の上面開口部13が形成されている。燃料タンク10内には、例えば、液体燃料としてのガソリンが貯留されている。
(燃料供給装置)
図1に示すように、燃料供給装置20は、蓋部材22とポンプユニット24とを備えている(図6参照)。
(蓋部材22)
蓋部材22は、円形板状の蓋板部26を主体として形成されている。蓋部材22は例えばポリアセタール樹脂(POM)からなる樹脂製である。図2に示すように、蓋板部26の下面には、短円筒状の嵌合筒部27が同心状に形成されている。蓋板部26の外周部には、嵌合筒部27よりも径方向外方へ張り出す円環板状のフランジ部28が形成されている。
図1に示すように、蓋板部26には、燃料吐出ポート30及び電気コネクタ部32が設けられている。燃料吐出ポート30は、蓋板部26を上下方向に貫通している。燃料吐出ポート30は、燃料タンク10内外の燃料配管の接続に用いられる。また、電気コネクタ部32は、燃料タンク10内外の電気配線の接続に用いられる。
図3に示すように、蓋板部26の下面の後側部には、スタンドオフ部34が形成されている。スタンドオフ部34は、筒柱部35と左右の両湾曲壁部36とを有する(図6参照)。筒柱部35は、上下方向に延在する筒状に形成されている。両湾曲壁部36は、筒柱部35の両側部に左右対称状に形成されている。両湾曲壁部36は、後面視において嵌合筒部27から下方に向かって収束する略三角形状に形成されている。
(ポンプユニット24)
図7はポンプユニットを示す断面図である。図7に示すように、ポンプユニット24は、サブタンク38、燃料ポンプ40、及び、プレッシャレギュレータ42を備えている。ポンプユニット24は、センダゲージ44を備えている(図6参照)。
サブタンク38は、サブタンク本体46、ロアカバー48及び燃料フィルタ50を備えている。サブタンク38は連結支柱52を備えている(図6参照)。サブタンク本体46は、タンク形成部54とポンプケース部55と配管部56とレギュレータ取付管部57とを有する。サブタンク本体46は、例えばポリアセタール樹脂(POM)からなる樹脂製である。
タンク形成部54は、下面を開口する有天円筒状に形成されている。図5に示すように、タンク形成部54の後端部の上面には、上面を水平面とする支柱取付部59が形成されている。
図7に示すように、ポンプケース部55は、タンク形成部54の上面部の中央部に一体成形により形成されている。ポンプケース部55は、下面を開口する有天円筒状に形成されている。ポンプケース部55の上下方向の中間部がタンク形成部54の上面部に接続されている。
配管部56は、ポンプケース部55の上面部に一体成形により形成されている。配管部56は、ポンプケース部55の上面部から略左方へ延びる直管状に形成されている。配管部56は、一端部にポンプケース部55に連通する入口部56aを有し、他端部に出口部56bを有する。出口部56bは、ホース等の配管部材62を介して燃料吐出ポート30に接続されている(図1参照)。
レギュレータ取付管部57は、タンク形成部54の上面部に一体成形により形成されている。レギュレータ取付管部57は、上下方向に延在する管状に形成されている。レギュレータ取付管部57の上下方向の中間部がタンク形成部54の上面部に接続されている。レギュレータ取付管部57は、ポンプケース部55の左側に並列的に配置されている。レギュレータ取付管部57の上部は、タンク形成部54の上面部から上方へ向かって通路断面積が徐々に小さくなっている。レギュレータ取付管部57の上端部は、配管部56の軸方向の中央部に連通されている。
ロアカバー48は、円形浅皿状に形成されている。ロアカバー48の底板部66は、多数の開口を有する格子板状に形成されている(図4参照)。ロアカバー48は、タンク形成部54にサブタンク本体46の下面開口部を覆うようにスナップフィットにより取り付けられている。ロアカバー48は樹脂製である。
燃料フィルタ50は、フィルタ部材68と接続部材72とを有する。フィルタ部材68は、樹脂製の不織布からなる濾材により中空袋状に形成されてなる。フィルタ部材68の外形は、略円盤状に形成されている。フィルタ部材68内には、フィルタ部材68の内部容積を確保する内骨部材が配置されている。接続部材72は、フィルタ部材68の上面部に配置されている。接続部材72は、内骨部材と結合されており、フィルタ部材68内外を連通している。接続部材72及び内骨部材は樹脂製である。
フィルタ部材68は、タンク形成部54に対するロアカバー48の取り付けに先立って、タンク形成部54の下面を閉鎖するように略水平状に配置されている。接続部材72は、ポンプケース部55の下端部にスナップフィットにより取り付けられている。タンク形成部54と燃料フィルタ50の上面部との間には、燃料を貯留する燃料貯留空間74が形成されている。タンク形成部54に対するロアカバー48の取り付けによって、フィルタ部材68の周縁部がタンク形成部54とロアカバー48との間にシール状態で挟持されている。
燃料ポンプ40は、略円柱状の電動式燃料ポンプからなる。燃料ポンプ40は、ポンプケース部55に対する接続部材72の取り付けに先立って、ポンプケース部55内に下方から挿入されている。これにともない、燃料ポンプ40の吐出口40aが配管部56の入口部56aに接続されている。ポンプケース部55に対する接続部材72の取り付けによって、燃料ポンプ40がポンプケース部55内に保持されている。これにともない、燃料ポンプ40の吸入口に接続部材72を介してフィルタ部材68の内部空間が連通されている。フィルタ部材68は、燃料ポンプ40に吸入される燃料を濾過する。
燃料ポンプ40は、フィルタ部材68を通過した燃料を吸入口から吸入しかつ加圧した後、吐出口40aから配管部56内に吐出する。
プレッシャレギュレータ42は、レギュレータ取付管部57の下端部内に設けられている。プレッシャレギュレータ42は、配管部56内の圧力すなわち燃料ポンプ40からエンジンに供給される燃料の圧力を所定の圧力に調整し、余剰燃料を余剰燃料排出口42aから噴出する。プレッシャレギュレータ42は、通常、燃料貯留空間74に貯留される燃料中に液没される。レギュレータ取付管部57の下端部には、プレッシャレギュレータ42を抜け止めする樹脂製の抜け止め部材43がスナップフィットにより取り付けられている。プレッシャレギュレータ42の余剰燃料排出口42aから噴出された加圧燃料は、抜け止め部材43に設けられた開口孔43aを通じて燃料貯留空間74へ噴出される。プレッシャレギュレータ42は、サブタンク38内の燃料貯留空間74の底部に配置されている。抜け止め部材43は、燃料フィルタ50のフィルタ部材68の上方近くに配置されている。
図6に示すように、センダゲージ44は、ゲージボデー76とアーム78とフロート80とを有する。ゲージボデー76は、サブタンク本体46のタンク形成部54の外側面に取り付けられている。ゲージボデー76には回路基板等が設けられている。ゲージボデー76の表面側にはアームホルダ77が水平軸回りに回動可能に設けられている。アーム78の基端部は、アームホルダ77に取り付けられている。フロート80は、アーム78の先端部に取り付けられている。センダゲージ44は、燃料タンク10内の燃料の残量すなわち液面の位置を検出する液面検出装置である。ゲージボデー76及びフロート80は樹脂製である。アーム78は金属製である。
図5に示すように、連結支柱52は中空筒状に形成されている。連結支柱52の下端部には台座部83が形成されている。連結支柱52は、サブタンク本体46の支柱取付部59上に台座部83が支持された状態で垂直状に立設されている(図3参照)。連結支柱52は、例えばガラス繊維が混合されたナイロン樹脂(PA66)からなる樹脂製である。
連結支柱52は、蓋部材22のスタンドオフ部34の筒柱部35内に軸方向すなわち上下方向にスライド可能に挿入されている。連結支柱52と筒柱部35とは、スナップフィットにより相互に軸方向に所定の範囲内で移動可能に連結されている。これにより、蓋部材22とポンプユニット24のサブタンク本体46とが上下方向に所定の範囲内で移動可能に連結されている。
連結支柱52内には、金属製のコイルスプリング85が挿入されている。コイルスプリング85は、蓋部材22とサブタンク本体46とを相反方向すなわち離間方向へ付勢している。連結支柱52はスプリングガイドを兼ねている。
図1に示すように、配管部56の出口部56b(図7参照)は、ホース等の配管部材62を介して燃料吐出ポート30に接続されている。燃料ポンプ40の電気コネクタ40c(図6参照)は、電気配線75を介して蓋部材22の電気コネクタ部32に電気的に接続されている(図5参照)。ゲージボデー76の電気コネクタは、電気コネクタ部32に電気配線82を介して電気的に接続されている(図1参照)。
(燃料供給装置20の設置)
燃料供給装置20は、燃料タンク10への設置に際して蓋部材22にポンプユニット24が懸吊された伸長状態とされる。すなわち、蓋部材22とポンプユニット24とが最離間状態に配置される。続いて、燃料供給装置20の伸長状態のまま、ポンプユニット24を燃料タンク10内に上面開口部13から挿入させて燃料タンク10の底壁部12上に載置する。このとき、サブタンク本体46の下端面が底壁部12の上面に当接される。
続いて、蓋部材22がコイルスプリング85の付勢力に抗して押し下げられ、蓋部材22のフランジ部28が燃料タンク10の上壁部11に固定金具、ボルト等の固定手段を介して固定される。上記のようにして、燃料供給装置20の設置が完了する(図2及び図3参照)。蓋部材22は、燃料タンク10の上面開口部13を閉鎖する。
燃料供給装置20の設置状態(図2及び図3参照)において、ポンプユニット24は、コイルスプリング85の付勢力によって燃料タンク10の底壁部12に押し付けられた状態に保持される。また、蓋部材22の燃料吐出ポート30には、エンジンにつながる燃料供給配管が接続される。また、電気コネクタ部32には、それぞれ外部コネクタが接続される。
(燃料供給装置20の作動)
外部からの駆動電力により燃料ポンプ40が駆動される。すると、燃料タンク10内の燃料、及び/又は、サブタンク38の燃料貯留空間74内の燃料が、燃料フィルタ50を介して燃料ポンプ40に吸入されて加圧される。燃料ポンプ40からサブタンク本体46の配管部56内に吐出された加圧燃料は、プレッシャレギュレータ42により調圧される。調圧された加圧燃料は、配管部材62を経て蓋部材22の燃料吐出ポート30からエンジンへ供給される。
燃料タンク10は、気温の変化や燃料量の変化等によるタンク内圧の変化によって変形すなわち膨張及び収縮する。これにともない、燃料タンク10の上壁部11と底壁部12との間の間隔が変化(増減)する。この場合、蓋部材22とポンプユニット24とが相対的に上下方向に移動することにより燃料タンク10の高さの変化に追従する。
燃料タンク10が過剰に収縮しようとするときは、蓋部材22のスタンドオフ部34がポンプユニット24の連結支柱52の台座部83と当接することにより突っ張り棒として作用する。これによって、蓋部材22とサブタンク本体46との間の間隔が最小間隔に規制される。すなわち、燃料供給装置20が最低高さ状態に規制される。
(連結支柱52の取付構造)
図8は連結支柱を備えたサブタンク本体を示す平面図、図9は同じく背面図、図10は図9のX-X線矢視断面図、図11はサブタンク本体と連結支柱とを分解して示す斜視図、図12はサブタンク本体の支柱取付部を示す平面図、図13は連結支柱の台座部を示す下面図である。図11に示すように、連結支柱52は、台座部83と支柱本体87と軸状部89とを有する。支柱本体87は、所定の高さを有する有底四角筒状に形成されている。連結支柱52は本明細書でいう「支柱」、「燃料タンク内支柱」に相当する。
台座部83は、支柱本体87の下端部に短柱状に形成されている。図8に示すように、台座部83は、支柱本体87よりも径方向外方へ全周に亘って張り出すように形成されている。台座部83は、平面視で、前側面83aを曲面とする略D字状に形成されている(図13参照)。
図11に示すように、軸状部89は、台座部83の下面から下方へ突出する円筒状に形成されている(図13参照)。軸状部89は、支柱本体87と同心状に形成されている。軸状部89の基端部(上端部)には、外径を残りの部位より僅かに大きくする圧入部90が形成されている。軸状部89の圧入部90を除く残りの軸部89aは、圧入部90の下端部から下方に向かって外径を徐々に小さくする緩やかなテーパ状に形成されている。
図10に示すように、軸状部89の中空部は、台座部83の上端部近くに向かって延在している。台座部83には、支柱本体87の中空部と軸状部89の中空部とを連通する小孔83cが形成されている。軸部89aの後側部には、径方向に貫通する四角孔状の係合孔93が形成されている(図11参照)。
図11に示すように、サブタンク本体46のタンク形成部54の支柱取付部59の中央部には、下方へ延びる有底円筒状の筒状部91が形成されている。筒状部91は、軸状部89の軸長より長い軸長を有する。筒状部91内の上端部には圧入孔部92が形成されている(図12参照)。圧入孔部92は、軸状部89の圧入部90を圧入可能な内径を有する。筒状部91の圧入孔部92を除く残りの孔部91aは、軸状部89の軸部89aをほとんど隙間無く挿入可能に形成されている。
図9に示すように、筒状部91の後側部には、下端面から圧入孔部92の近傍へ平行状に延びる左右2本の割溝95が形成されている。両割溝95の相互間には、垂下状の係合片96が形成されている。係合片96は、係合爪96aの係止解除方向すなわち後方へ弾性変形可能すなわち撓み変形可能に形成されている(図10中、二点鎖線96参照)。図10に示すように、係合片96の先端部(下端部)には、前方へ突出する係合爪96aが形成されている。係合爪96aは、軸状部89の係合孔93に係合可能に形成されている。係合片96と係合孔93とによりスナップフィット98が構成されている。
支柱取付部59は、筒状部91の圧入孔部92に軸状部89の圧入部90を圧入した際に台座部83と合致又は略合致する形状で形成されている。図11に示すように、支柱取付部59の後側面59a、及び、台座部83の後側面83bは、凸型円弧状に形成されている。両後側面59a,83bは、は、タンク形成部54の最大外径を通る円周線と同一径又は略同一径の円弧状に形成されている。サブタンク本体46は本明細書でいう「燃料タンク内部材」に相当する。
タンク形成部54には、平面視で略U字状の回り止め壁部100が形成されている。回り止め壁部100は、支柱取付部59の前側部及び左右両側部をほとんど隙間無く囲うように形成されている。回り止め壁部100は、連結支柱52の台座部83に対して連結支柱52の軸方向に嵌合して台座部83を連結支柱52の軸回り方向に回り止め可能に形成されている。台座部83は本明細書でいう「回り止め凸部」に相当する。台座部83と回り止め壁部100とにより「回り止め手段」が構成されている。
(サブタンク本体46に対する連結支柱52の取付方法)
図11に示す状態から、連結支柱52の軸状部89をサブタンク本体46の筒状部91に挿入する。これにより、図10に示すように、軸状部89の圧入部90が筒状部91の圧入孔部92に圧入される。また、軸状部89の軸部89aが筒状部91の孔部91aに挿入される。本実施形態において、軸状部89の圧入部90と筒状部91の圧入孔部92との圧入部の断面形状は円形状である。
また、軸状部89の筒状部91への挿入中において、軸状部89の軸部89aが筒状部91の係合片96の係合爪96aに干渉することにより、係合爪96aが係合片96の弾性を利用して押し退けられる(図10中、二点鎖線96参照)。そして、筒状部91への軸状部89の挿入完了と同時に、係合片96が弾性復元することにより、係合爪96aが軸状部89の係合孔93に係合する。すなわち、連結支柱52がサブタンク本体46にスナップフィット98により抜け止めされる。
また、連結支柱52の台座部83の下面がサブタンク本体46の支柱取付部59の上面に面接触状に当接する。これと共に、台座部83がサブタンク本体46の回り止め壁部100に対して軸方向に嵌合することにより、連結支柱52が軸回り方向に回り止めされる。
(連結支柱52の変更例)
図14は異種の連結支柱を示す斜視図である。図14に示すように、異種の連結支柱(符号、152を付す)は、連結支柱52(図11参照)の台座部83の高さよりも高い台座部183を有する。その他の構成は、連結支柱52の構成と同じであるから同一部位に同一符号を付すことにより説明を省略する。
連結支柱52は、異種の連結支柱152に変更可能である。これにより、連結支柱152を変更するだけで、燃料タンク10の高さよりも高い高さを有する異種の燃料タンクに容易に対応することができる。なお、異種の連結支柱152は、台座部183を含む支柱本体87の高さの異なるものを多種類設定するとよい。
(本実施形態の利点)
前記した燃料タンク内支柱の取付構造によれば、サブタンク本体46の筒状部91に連結支柱52の軸状部89の基端部が圧入されるとともに、軸状部89と筒状部91とがスナップフィット98によって係合されている。したがって、サブタンク本体46の筒状部91の燃料膨潤によって連結支柱52の軸状部89に対する圧入による緊縛力が低下しても、スナップフィット98により連結支柱52の抜け外れを抑制することができる。
また、スナップフィット98が筒状部91に対する軸状部89の圧入箇所よりも先端側に配置されているため、スナップフィット98が軸状部89の基端部側に配置される場合と比べて、筒状部91に軸状部89を安定的に係合させることができる。
また、連結支柱52の台座部83がサブタンク本体46の回り止め壁部100に連結支柱52の軸方向に嵌合することにより、連結支柱52軸回り方向に回り止めされる。したがって、サブタンク本体46の筒状部91の燃料膨潤によって連結支柱52の軸状部89に対する圧入による緊縛力が低下しても、連結支柱52の軸回り方向の回動を抑制することができる。
また、連結支柱52を高さの異なる異種の連結支柱152と変更するだけで、高さの異なる異種の燃料タンク10に容易に対応することができる。
[実施形態2]
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態1と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図15はサブタンク本体と連結支柱とを分解して示す斜視図、図16はサブタンク本体の支柱取付部を示す平面図、図17は連結支柱の台座部を示す下面図である。
図15に示すように、本実施形態は、実施形態1(図11参照)のサブタンク本体46の筒状部91及び連結支柱52の軸状部89を、それぞれ円筒状から楕円筒状の筒状部191及び楕円筒状の軸状部189に変更したものである(図16及び図17参照)。筒状部191及び軸状部189の長径方向は左右方向に配置され、また、短径方向は前後方向に配置されている。
軸状部189の基端部(上端部)には、外径を残りの部位より僅かに大きくする圧入部190が形成されている。軸状部189の圧入部190を除く残りの軸部189aは、圧入部190の下端部から下方に向かって外径を徐々に小さくする緩やかなテーパ状に形成されている。軸部189aの後側部には、実施形態1と同様、係合孔93が形成されている。
筒状部191内の上端部には圧入孔部192が形成されている。圧入孔部192は、軸状部189の圧入部190を圧入可能に形成されている(図16参照)。圧入部190と軸状部189の圧入孔部192とは、軸状部189と筒状部191との圧入部に相当し、その断面形状は楕円状である。筒状部191の圧入孔部192を除く残りの孔部191aは、軸状部189の軸部189aをほとんど隙間無く挿入可能に形成されている。孔部191aの後側部には、実施形態1と同様、係合片96が形成されている。
(サブタンク本体46に対する連結支柱52の取付方法)
図15に示す状態から、連結支柱52の軸状部189をサブタンク本体46の筒状部191に挿入する。これにより、軸状部189の圧入部190が筒状部191の圧入孔部192に圧入される。また、軸状部189の軸部189aが筒状部191の孔部191aに挿入される。
本実施形態によれば、軸状部189の圧入部190と筒状部191の圧入孔部192とによる圧入部の断面形状が楕円状であるため、軸状部189を筒状部191に圧入しつつ回り止めすることができる。したがって、筒状部191の燃料膨潤によって軸状部189に対する圧入による緊縛力が低下しても連結支柱52の軸回り方向の回動を抑制することができる。また、台座部83と回り止め壁部100とによる回り止め手段と相俟って、軸状部189を筒状部191に効果的に回り止めすることができる。
[他の実施形態]
以上、本明細書に開示の技術の実施形態について説明したが、その他各種の形態で実施可能である。例えば、本明細書に開示の技術の燃料タンク内支柱の取付構造は、燃料供給装置20以外の燃料タンク内装置に適用してもよい。また、連結支柱52をサブタンク本体46に変えて蓋部材22に取り付けてもよい。
10 燃料タンク
13 上面開口部
22 蓋部材
46 サブタンク本体(燃料タンク内部材)
52 連結支柱(支柱、燃料タンク内支柱)
83 台座部(回り止め凸部)
89 軸状部
91 筒状部
98 スナップフィット
100 回り止め壁部
152 連結支柱(異種の連結支柱)
189 軸状部
190 圧入部
191 筒状部
192 圧入孔部

Claims (5)

  1. 燃料タンクの上面開口部を閉鎖する蓋部材、及び、前記燃料タンクの底部に配置される燃料タンク内部材のうちの、一方の部材に取り付けられ、他方の部材に上下方向に移動可能に連結される支柱を備える燃料タンク内支柱の取付構造であって、
    前記一方の部材には筒状部が設けられており、
    前記支柱は前記筒状部に挿入される軸状部を有しており、
    前記軸状部の基端部は前記筒状部に圧入されており、
    前記軸状部と前記筒状部とはスナップフィットによって係合されており、
    前記支柱は、前記軸状部の基端側において径方向外方へ張り出す台座部を有しており、
    前記一方の部材は、前記スナップフィットによる前記軸状部と前記筒状部との係合完了状態で前記台座部と合致しかつ該台座部と面接触状に当接する支柱取付部を有する、燃料タンク内支柱の取付構造。
  2. 請求項1に記載の燃料タンク内支柱の取付構造であって、
    前記スナップフィットは、前記筒状部に対する前記軸状部の圧入箇所よりも先端側に配置されている、燃料タンク内支柱の取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料タンク内支柱の取付構造であって、
    前記一方の部材には、前記台座部と嵌合して該台座部を軸回り方向に回り止めする回り止め壁部が設けられている、燃料タンク内支柱の取付構造。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の燃料タンク内支柱の取付構造であって、
    前記支柱は、高さの異なる支柱と変更可能である、燃料タンク内支柱の取付構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の燃料タンク内支柱の取付構造であって、
    前記軸状部と前記筒状部との圧入部の断面形状は楕円状である、燃料タンク内支柱の取付構造。
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