JP7171465B2 - 伸縮連結構造 - Google Patents
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Description
以下、実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態では、伸縮連結構造を備える燃料供給装置を例示する。燃料供給装置は、自動車等の車両に搭載されるものであり、燃料タンク内の液体燃料を内燃機関(エンジン)に送給するものである。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく側面図、図3は同じく背面図、図4は同じく底面図、図5は図3のV-V線矢視断面図、図6は蓋部材とポンプユニットとを分解して示す斜視図である。燃料供給装置に係る方位を図に矢印で示すとおりに定める。上下方向は、車両の燃料タンクに搭載された状態での重力方向いわゆる天地方向に対応する。また、前後左右方向は特定するものではない。
図2に示すように、燃料タンク10は、上壁部11及び底壁部12を有する中空容器状に形成されている。燃料タンク10は、樹脂製であり、タンク内圧の変化によって変形、主に上下方向に膨張及び収縮する。上壁部11には、円形孔状の上面開口部13が形成されている。燃料タンク10内には、例えば、液体燃料としてのガソリンが貯留されている。
図1に示すように、燃料供給装置20は、蓋部材22とポンプユニット24とを備えている(図6参照)。
蓋部材22は、円形板状の蓋板部26を主体として形成されている。蓋部材22は、例えばポリアセタール樹脂(POM)からなる樹脂製である。図2に示すように、蓋板部26の下面には、短円筒状の嵌合筒部27が同心状に形成されている。蓋板部26の外周部には、嵌合筒部27よりも径方向外方へ張り出す円環板状のフランジ部28が形成されている。
図7はポンプユニットを示す断面図である。図7に示すように、ポンプユニット24は、サブタンク38、燃料ポンプ40、及び、プレッシャレギュレータ42を備えている。ポンプユニット24は、センダゲージ44を備えている(図6参照)。
燃料供給装置20は、燃料タンク10への設置に際して蓋部材22にポンプユニット24が懸吊された伸長状態とされる。すなわち、蓋部材22とポンプユニット24とが最離間状態に配置される。続いて、燃料供給装置20の伸長状態のまま、ポンプユニット24を燃料タンク10内に上面開口部13から挿入させて燃料タンク10の底壁部12上に載置する。このとき、サブタンク本体46の下端面が底壁部12の上面に当接される。
外部からの駆動電力により燃料ポンプ40が駆動される。すると、燃料タンク10内の燃料、及び/又は、サブタンク38の燃料貯留空間74内の燃料が、燃料フィルタ50を介して燃料ポンプ40に吸入されて加圧される。燃料ポンプ40からサブタンク本体46の配管部56内に吐出された加圧燃料は、プレッシャレギュレータ42により調圧される。調圧された加圧燃料は、配管部材62を経て蓋部材22の燃料吐出ポート30からエンジンへ供給される。
蓋部材22とサブタンク本体46とを上下方向に移動可能に連結する伸縮連結構造について説明する。図5に示すように、伸縮連結構造は、内筒柱部87と外筒柱部35とを有する伸縮連結部材53と、コイルスプリング85と、を備えている。図8は伸縮連結構造を示す平断面図、図9は図8のIX-IX線矢視断面図である。
本実施形態によれば、伸縮連結部材53の伸縮時にコイルスプリング85のコイル線85aが内筒柱部87の内周側摺動案内部160に摺動しつつ出入りする(図10中、二点鎖線85a及び矢印参照)。これにより、内筒柱部87にコイルスプリング85のコイル線85aが引っ掛かることを抑制することができる。したがって、伸縮連結部材53の伸縮時に発生する内筒部材に対するコイル線85aの引っ掛かりによるコイルスプリングの弾き音を抑制することができる。
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態1と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図14は伸縮連結構造を示す平断面図、図15は図14のXV-XV線矢視断面図である。図14及び図15に示すように、本実施形態では、内周側摺動案内部160が、内筒柱部87の各内側面87aの幅方向すなわち前後方向又は左右方向の中央部のみに形成されている。内周側摺動案内部160の形成されていない内筒柱部87の先端部には、内筒柱部87の軸線に直交する平面からなる先端面87bが形成されている。
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態1と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図16は内周側摺動案内部を示す断面図である。図16に示すように、内筒柱部87の先端部(上端部)の内周側である各内側面部には、コイルスプリング85のコイル線85aが引っ掛かることを抑制可能な内周側摺動案内部170が形成されている。内周側摺動案内部170は、内筒柱部87の全内周面に亘って連続的に形成されている。内周側摺動案内部170は、内筒柱部87の先端と内筒柱部87の軸方向奥側の内側面87aとの間に形成された断面円弧状の凸曲面部172からなる。凸曲面部172の下端は内側面87aの上端と連続している。内周側摺動案内部170は、コイルスプリング85のコイル線85aを上下方向に摺動案内する。本実施形態によると、内周側摺動案内部170の軸方向長さLaを短縮することができる。
以上、本明細書に開示の技術の実施形態について説明したが、その他各種の形態で実施可能である。本明細書に開示の技術の伸縮連結構造は、燃料供給装置20以外の伸縮連結構造に適用してもよい。また、内筒柱部87はサブタンク本体46に一体形成してもよい。また、内筒柱部87及び/又は外筒柱部35は円筒状に形成してもよい。また、内筒部材を蓋部材22に設け、外筒部材をサブタンク本体46に設けてもよい。また、内周側摺動案内部160の傾斜面部164は、断面直線状でもよいし、あるいは、断面直線状と断面曲線状との複合形状でもよい。また、内周側摺動案内部は、コイルスプリング85のコイル線85aが引っ掛かることを抑制可能な形状であればよい。また、内周側摺動案内部160は、内筒柱部87の先端から内側面に至るまで角部を有することなく連続していることが望ましい。また、ガイド部材200は、内筒部材側に設けてもよいし、内筒部材及び外筒部材の両筒部材側に設けてもよい。また、ガイド部材200のガイド片部202は少なくとも2個以上あればよい。また、ガイド部材200の軸方向断面は、例えば、三角形、四角形等の多角形状あるいは円形状等でもよい。この場合、外周側摺動案内部は略半球状をなす凸曲面状に形成されていればよい。
13 上面開口部
20 燃料供給装置
22 蓋部材
35 外筒柱部(外筒部材)
38 サブタンク
46 サブタンク本体(燃料タンク内部材)
53 伸縮連結部材
85 コイルスプリング
85a コイル線
87 内筒柱部(内筒部材)
87a 内側面
160 内周側摺動案内部
162 凸曲面部
164 傾斜面部
170 内周側摺動案内部
172 凸曲面部
200 ガイド部材
204 外周側摺動案内部
L 長さ
P ピッチ
Claims (4)
- 燃料タンクの上面開口部を閉鎖する蓋部材と、前記燃料タンクの底部に配置される燃料タンク内部材と、を上下方向に移動可能に連結する伸縮連結構造であって、
二重筒状をなしかつ相互に伸縮可能に嵌合された内筒部材と外筒部材とを有する伸縮連結部材と、
前記伸縮連結部材の中空部内に配置され、前記内筒部材と前記外筒部材とを伸長方向に付勢するコイルスプリングと、
を備えており、
前記内筒部材の先端部の内周側には、前記コイルスプリングのコイル線が引っ掛かることを抑制可能な内周側摺動案内部が形成されており、
前記内周側摺動案内部は、前記内筒部材の先端部に形成された断面円弧状の凸曲面部と、該凸曲面部から前記内筒部材の軸方向奥側の内側面に向かって次第に該内筒部材の径方向内方へ傾斜する傾斜面部と、を有しており、
前記内筒部材は、該内筒部材の軸線に直交する平面からなる先端面を有する略正方形筒状に形成されており、
前記内周側摺動案内部は、前記内筒部材の各内側面の幅方向の中央部のみに配置されている、伸縮連結構造。 - 請求項1に記載の伸縮連結構造であって、
前記内周側摺動案内部の軸方向長さは、前記伸縮連結部材の最大伸長時における前記コイルスプリングのピッチよりも長い、伸縮連結構造。 - 請求項1又は2に記載の伸縮連結構造であって、
前記内筒部材と前記外筒部材との少なくとも一方の筒部材内には、前記コイルスプリング内に配置されかつ該筒部材の軸方向に延在するガイド部材が設けられており、
前記ガイド部材の先端部には、前記コイルスプリングのコイル線が引っ掛かることを抑制可能な外周側摺動案内部が形成されている、伸縮連結構造。 - 請求項3に記載の伸縮連結構造であって、
前記外周側摺動案内部は凸曲面状に形成されている、伸縮連結構造。
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