JP2016080008A - チェックバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】正圧弁を構成する弁本体に対する環状シール部材及び負圧弁の組付け作業性を向上させる、チェックバルブを提供する。【解決手段】このチェックバルブは、正圧弁座を有するバルブケース20と、負圧弁座を有する正圧弁50と、正圧弁50を付勢するスプリング53と、弾性樹脂材料からなる負圧弁55とを備え、正圧弁50は、弁本体60と、弁本体60に組付けられ、正圧弁座に接離する環状シール部材75とを有し、弁本体60は、環状シール部材75が設置される第1設置面65と、その内径側に設けられ、負圧弁座が形成されると共に、負圧弁55が設置される第2設置面66とを有しており、更に正圧弁50には、弁本体60の第1設置面65との間で環状シール部材75を挟持し、かつ、第2設置面66との間で負圧弁55を挟持する、押えキャップ80が装着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の燃料タンク内の圧力を調整するチェックバルブに関する。
以前から、自動車等の燃料タンクには、燃料タンク内の圧力が所定値以上に上昇したときに、燃料蒸気を外部に流出させて燃料タンクの破裂等を防ぎ、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以下に低下したときに、燃料タンク外から外気を流入させて、燃料タンクの潰れ等を防止するチェックバルブが取付けられている。
従来のこの種のチェックバルブとして、下記特許文献1の、明細書第3頁第11行〜第4項第6行及び第2図には、一端にタンク側に接続する接続口を有し、他端にキャニスタ側に接続する接続口を有するカップ形胴筒と、その内部にスライド可能に配置された略H形断面の作動筒と、該作動筒の軸方向途中に配設された、孔を有する仕切壁と、該仕切壁に取付けられ、常時は前記孔を閉塞するゴム製の傘状弁(きのこ弁)と、前記作動筒の他端開口に嵌合する筒枠と、該筒枠に取付けられたゴム製の筒形弁と、作動筒をキャニスタ側の接続口に向けて付勢するコイルバネとを有する、逆止弁組立体が記載されている。
上記逆止弁組立体は、常時はコイルバネにより作動筒が付勢されて、筒形弁がキャニスタ側の接続口を閉塞しており、タンク内圧が高まると、傘状弁が押圧されて変形して、仕切壁の孔が開いて、燃料蒸気等がキャニスタ側に送られ、一方、タンク内圧が低くなると、コイルバネの付勢力に抗して作動筒が押圧され、筒形弁がキャニスタ側の接続口を開いて、外気がタンク内に導入されるようになっている。
実開昭62−37677号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された逆止弁組立体においては、カップ形胴筒内でスライドする作動筒の、仕切壁中央の取付孔に傘状弁の軸部を挿入して、傘状弁を取付けると共に、作動筒の他端側に嵌合した筒枠の取付孔に、筒形弁の軸部を挿入して、筒形弁を取付けなければならず、煩雑で手間がかかり組付け作業性に問題があった。
したがって、本発明の目的は、正圧弁及び負圧弁を有するバルブにおいて、組付け作業性を向上させることができる、チェックバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のチェックバルブは、燃料タンクに連通する配管が接続される第1接続部、及び、前記燃料タンクの外部に配置されるキャニスタに連通する配管が接続される第2接続部を有し、内部が弁室をなすと共に、前記弁室から前記第1接続部に至る部分に正圧弁座が形成されたバルブケースと、前記正圧弁座に対して接離するように前記弁室内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路が形成され、該貫通路の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座が設けられた正圧弁と、前記バルブケース内に配置され、前記正圧弁を前記正圧弁座に当接するように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁を開かせるスプリングと、弾性樹脂材料からなり、前記正圧弁に組付けられ、常時は前記負圧弁座に弾性的に当接して前記貫通路を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁とを備え、前記正圧弁は、弁本体と、該弁本体に組付けられ、弾性樹脂材料からなると共に、前記正圧弁座に接離する環状シール部材とを有し、前記弁本体は、前記環状シール部材が設置される第1設置面と、前記第1設置面の内径側に設けられ、前記負圧弁座が形成されると共に、前記負圧弁が設置される第2設置面とを有しており、更に前記正圧弁には、前記弁本体の第1設置面との間で前記環状シール部材を挟持し、かつ、前記第2設置面との間で前記負圧弁を挟持する、押えキャップが装着されていることを特徴とする。
本発明のチェックバルブにおいては、前記弁本体の第2設置面には、その中央に軸挿通孔が形成され、前記負圧弁は環状をなしており、前記押えキャップは、前記軸挿通孔に挿通される軸部と、該軸部の基端側外周に設けられ、前記環状シール部材及び前記負圧弁を、前記第1設置面及び前記第2設置面との間で挟持する押え部と、前記軸挿通孔の裏面側に前記軸部を係合させる係合部とを有していることが好ましい。
本発明のチェックバルブにおいては、前記環状シール部材及び前記負圧弁は、その内周側に肉厚部が形成され、該肉厚部よりも外径側に、前記肉厚部よりも薄い肉薄部が形成されており、前記押えキャップは、前記弁本体の第1設置面及び第2設置面との間で、前記環状シール部材及び前記負圧弁の各肉厚部を挟持し、前記スプリングの付勢力に抗して前記正圧弁がスライドし前記正圧弁座が開いた状態では、前記環状シール部材の肉薄部は、前記弁本体の第1設置面に対して所定の隙間を介して離れていることが好ましい。
本発明のチェックバルブにおいては、前記弁本体の第1設置面には、前記環状シール部材の肉薄部に当接して、前記隙間を介して支持する、環状凸部が形成されていることが好ましい。
本発明のチェックバルブにおいては、前記負圧弁座は、前記弁本体の第2設置面の、前記貫通路の燃料タンク側の開口部を囲む、環状のリブからなることが好ましい。
本発明によれば、正圧弁を構成する弁本体の第1設置面に環状シール部材を設置し、同弁本体の第2設置面に負圧弁を設置して、押えキャップを正圧弁に装着することで、両設置面との間で環状シール部材及び負圧弁を挟持することができるので、正圧弁に対する環状シール部材及び負圧弁の組付け作業性を向上させることができる。
また、このチェックバルブは、常時はスプリングによって正圧弁の環状シール部材が、正圧弁座に当接し、負圧弁が負圧弁座に当接して、燃料タンク内から外部に連通する通路が閉じられているが、燃料タンク内の圧力が所定値以上になると、正圧弁がスプリングの付勢力に抗してスライドして正圧弁座から離れて、タンク内の燃料蒸気等が、正圧弁座を通ってキャニスタに送られるので、タンク内の圧力が所定値以上になることを抑制することできる。一方、燃料タンク内の圧力が所定値以下になると、常時は負圧弁座に弾性的に当接した負圧弁が、めくれ上がるようにして負圧弁座から離れて、燃料タンク外の空気等が、負圧弁座を通って、燃料タンク内に流入するので、燃料タンク内の圧力が所定値以下になることを抑制することができる。
更に、このチェックバルブにおいては、正圧弁の第1設置面に設置された、弾性樹脂材料からなる環状シール部材が、正圧弁座に当接してシールするようになっているので、正圧弁座に対する正圧弁のシール性を向上させることができる。
本発明のチェックバルブの、一実施形態を示す分解斜視図である。 同チェックバルブを構成する弁本体を示しており、(A)はその斜視図、(B)は(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 同チェックバルブを構成する押えキャップを示しており、(A)はその斜視図、(B)は(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 同チェックバルブにおいて、燃料タンク内の圧力が通常の状態の場合の、要部拡大断面図である。 同チェックバルブにおいて、燃料タンク内の圧力が所定値以上となった状態を示す要部拡大断面図である。 同チェックバルブにおいて、燃料タンク内の圧力が外気圧に比べて所定値以下の負圧となった状態を示す要部拡大断面図である。 同チェックバルブにおいて、正圧弁を構成する弁本体に、環状シール部材及び負圧弁を組付けるときの、第1工程を示す説明図である。 同チェックバルブにおいて、正圧弁を構成する弁本体に、環状シール部材及び負圧弁を組付けるときの、第2工程を示す説明図である。 同チェックバルブにおいて、正圧弁を構成する弁本体に、環状シール部材及び負圧弁を組付けた状態の説明図である。 本発明のチェックバルブの、他の実施形態を示す断面図である。
以下、図1〜9を参照して、本発明のチェックバルブの一実施形態について説明する。
図1及び図4に示すように、このチェックバルブ10は、ケース本体30及びサブケース40からなり、内部に弁室V(図4参照)が形成されたバルブケース20と、弁本体60及び環状シール部材75からなり、前記弁室V内にスライド可能に収容される正圧弁50と、該正圧弁50を正圧弁座37(図4)に当接するように付勢するスプリング53と、前記正圧弁50に組付けられる負圧弁55と、前記正圧弁50に装着される押えキャップ80とを有している。
図1に示すように、前記ケース本体30は、一端が開口した円筒状の筒体31と、該筒体31の他端側から、筒体31内に連通するように延設された、筒状の第1接続部33とを有している。この第1接続部33に、燃料タンクに連通する図示しない配管が接続される。また、筒体31の内周であって、弁室Vから前記第1接続部33に至る部分には、正圧弁50が接離する、環状のリブ形状をなした正圧弁座37が突設されている(図4参照)。更に前記筒体31の開口側周縁からは、サブケース40との組付け用の、環状フランジ部35が形成されている。
一方、サブケース40は、中心に燃料タンク外に連通する開口部42が形成された円盤状の蓋体41を有しており、この蓋体41の外周が前記ケース本体30の環状フランジ部35に溶着等によって接合されることで、ケース本体30にサブケース40が組付けられるようになっている。
また、蓋体41の、開口部42の外面側周縁からは、筒状の第2接続部43が延設されており、この第2接続部43に、燃料タンクの外部に配置されるキャニスタに連通する図示しない配管が接続されるようになっている。
前記蓋体41の内面側であって、前記開口部42の周縁からは、スプリング53の一端を支持するための環状のバネ支持座45が突設されている。また、このバネ支持座45の外周には、蓋体41の中心に対して放射状に均等な間隔で、複数のリブ47が突設されており、隣接するリブ47,47の間を燃料蒸気や空気等が流通するようになっている。
次に、弁本体60及び環状シール部材75からなる正圧弁50について説明する。
図2及び図4に示すように、正圧弁50を構成する弁本体60は、円筒状の周壁61aと、その上方開口に配置された天井壁61bとを有し、下方が開口した基部61が設けられている。更に、この基部61の周壁61aの軸方向途中の外周からは、外径方向に向けて広がった環状のフランジ部62が形成されており、このフランジ部62の外周縁からは、周方向に沿って複数の窓部63aを設けた枠状壁63が垂設されている。
そして、前記フランジ部62の外面側(表面側)が、環状シール部材75が設置される第1設置面65をなしている。また、この第1設置面65には、前記基部61の周壁61aに対して所定隙間をあけた位置から、環状をなした環状凸部65aが突設されている。
これに関連して環状シール部材75について説明すると、図1及び図7に示すように、この環状シール部材75は、その内側に環状の肉厚部75aが形成され、該肉厚部75aの周縁から外径方向に向かって、肉厚部75aよりも薄く形成された薄肉リップ状の肉薄部75bが延設されている。また、環状シール部材75の肉厚部75aの内径は、前記基部61の周壁61aの外径よりも大きく形成されている(図7参照)。なお、この環状シール部材75は、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性樹脂材料から形成されている。
そして、弁本体60の基部61を、環状シール部材75の肉厚部75aの内周に挿入することで、第1設置面65に環状シール部材75が設置される。この実施形態では、第1設置面65上に環状シール部材75の肉厚部75aが設置されると共に、前記環状凸部65aが環状シール部材75の肉薄部75bの裏面側に当接しており、図5に示すように、スプリング53の付勢力に抗して正圧弁50がスライドして、正圧弁座37が開いた状態で、肉薄部75bが第1設置面65に対して所定の隙間を介して離れるようになっている(図8も併せて参照)。なお、肉厚部75aによって肉薄部75bが第1設置面65に対して充分に離れる場合には、環状凸部65aは必ずしも必要ではない。
再び正圧弁50の説明に戻ると、前記基部61を構成する天井壁61bが、前記第1設置面65の内径側に配置されており、この部分の外面側(表面側)に、後述する負圧弁座69が形成されると共に、前記負圧弁55が設置される第2設置面66をなしている。
また、第2設置面66を設けた天井壁61bの中央には、軸挿通孔67が形成されており、該軸挿通孔67に、後述する軸部81(図3(B)参照)が挿通されるようになっている(図9参照)。更に、基部61の天井壁61bの、軸挿通孔67の外周には、正圧弁50の内部及び外部を連通させる貫通路68が、周方向に沿って複数形成されている。
また、図2(A)や図4に示すように、前記第2設置面66の、複数の貫通路68の外周位置には、これらの複数の貫通路68の、燃料タンク側の開口部を囲むように、環状をなしたリブが突設されており、このリブが、負圧弁55が接離して、複数の貫通路68を開閉する負圧弁座69をなしている。
この負圧弁座69に関連して負圧弁55について説明すると、図1及び図7に示すように、この実施形態の負圧弁55は、前記環状シール部材75と同様に環状をなしており、その内側に肉厚部55aが形成され、該肉厚部55aの周縁から外径方向に向かって、肉厚部55aよりも薄く形成された薄肉リップ状の肉薄部55bが延設されている。また、図8に示すように、肉厚部55aの内径は、押えキャップ80の後述する軸部81の外径よりも大きく形成され、かつ、肉薄部55bは前記負圧弁座69の外径よりも大きく形成されている。なお、この負圧弁55は、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性樹脂材料から形成されている。また、この実施形態の負圧弁55は環状をなしているが、内部に孔のない単なる薄肉板状等としてもよく、特に限定はされない。
そして、この負圧弁55は、その肉厚部55aが、前記弁本体60の第2設置面66上に設置され、肉薄部55bの外周縁部が、負圧弁座69に常時弾性的に当接して、複数の貫通路68を閉塞するようになっており(図4参照)、燃料タンクの内圧が所定値以下となったときに、負圧弁座69から離れて複数の貫通路68を開口させるようになっている(図6参照)。
再び正圧弁50の説明に戻ると、に図2(B)に示すように、前記基部61の天井壁61bの内面側(裏面側)であって、前記軸挿通孔67の裏側周縁からは、スリット70aを介して二つ割状に形成された、略円筒状の係合筒部70が延設されている。この係合筒部70の内面は曲面形状をなしており、更に図4及び図9に示すように、その先端部内側の対向箇所からは、係合凸部71,71が設けられており、これらの係合凸部71,71が、押えキャップ80の後述する軸部81の係合凹部83に係合するようになっている。なお、係合筒部は、三つ割状や四つ割り状等としてもよく、特に限定はされない。
また、基部61の天井壁61bの内面側であって、前記複数の貫通路68の周縁からは、スプリング53の他端を支持するための、バネ支持壁72が突設されている(図2(B)及び図4参照)。
ところで、前記スプリング53は、図4に示すように、その一端が前記サブケース40の蓋体41のバネ支持座45に支持されると共に、他端が弁本体60の基部61内に挿入されて、前記バネ支持壁72により支持されており、バルブケース20内において、サブケース40の蓋体41と底部と正圧弁50との間に圧縮状態で配置されている。その結果、正圧弁50がバルブケース20の正圧弁座37に当接するように付勢されて、正圧弁50の第1設置面65に設置された環状シール部材75の肉薄部75bが、正圧弁座37に常時当接するようになっている(図4参照)。そして、このスプリング53は、燃料タンク内の圧力が所定値以上に上昇して、燃料蒸気により正圧弁50が押圧されると圧縮されるようになっており、それによって、正圧弁50が弁室V内をスライドして、正圧弁座37から環状シール部材75の肉薄部75bが離れて、正圧弁座37の内側開口が開くようになっている(図5参照)。
そして、正圧弁50には、弁本体60の第1設置面65との間で環状シール部材75を挟持し、かつ、第2設置面66との間で負圧弁55を挟持する、押えキャップ80が装着されるようになっている。
図3を併せて参照すると、この実施形態の押えキャップ80は、前記正圧弁50の弁本体60の軸挿通孔67に挿通される軸部81と、該軸部81の基端側外周に連設され、環状シール部材75及び負圧弁55を、前記第1設置面65及び前記第2設置面66との間で、挟持する押え部85とを有している。
図3(B)に示すように、前記軸部81は、その先端が先細テーパ面状をなしていると共に、先端側外周に凹み状の係合凹部83が形成されており、この係合凹部83に弁本体60の係合筒部70の係合凸部71,71が係合するようになっている(図9参照)。この係合凹部83と前記係合凸部71とが、本発明における、軸挿通孔67の裏面側に軸部81を係合させる「係合部」をなしている。なお、「係合部」としては、例えば、軸部の外周及び係合筒部の内周にネジ溝を形成して、係合筒部内に軸部を螺着させたりしてもよく、また、軸部側に凸部を設け、係合筒部側に凹部を設けたりしてもよく、特に限定はされない。
また、前記押え部85は、内面側(裏面側)に前記軸部81が連結され、外面側(表面側)の中央に肉抜き凹部を設けた略円形状の天井部86と、該天井部86の周縁から、軸部81の先端側に向けて斜め外方に傘状に広がる傘状部87とを有している。前記傘状部87の先端部87aは、前記軸部81の軸方向に沿って平行に伸びている。なお、傘状部87の傾斜形状は、ケース本体30の筒体31の傾斜形状に適合した形状となっている(図4参照)。
また、傘状部87及び天井部86の周縁一部には、長孔状の連通孔88が、周方向に沿って均等な間隔をあけて複数形成されている。更に、前記天井部86の内面側(裏面側)であって、前記軸部81の基端部外周には、拡径段部86aが形成されている(図3(B)参照)。
そして、図7及び図8に示すように、弁本体60の第1設置面65に環状シール部材75を設置し、第2設置面66に負圧弁55を設置した状態で、弁本体60の軸挿通孔67に、押えキャップ80の軸部81を挿入して、その係合凹部83に係合筒部70の係合凸部71,71を係合させることで、傘状部87の先端部87aが、環状シール部材75の肉厚部75aを第1設置面65との間で挟み込み、天井部裏側の拡径段部86aが、負圧弁55の肉厚部55aを第2設置面66との間で挟み込んで、正圧弁50に押えキャップ80が装着されるようになっている(図9参照)。
なお、この状態では、正圧弁50に押えキャップ80を装着する前は、前記負圧弁55の薄肉リップ状の肉薄部55bは撓み変形していないが(図8参照)、正圧弁50に押えキャップ80を装着した状態では、負圧弁55の肉厚部55aが、弁本体60の第2設置面66及び押えキャップ80の環状段部86aに若干押し潰されて挟み込まれることにより、肉薄部55bが反り返るように若干撓み変形して、その外周縁部が負圧弁座69に弾性的に当接するようになっている。
ところで、この実施形態では、押えキャップ80の傘状部87の先端部87aと、天井部86の裏側の拡径段部86aと、弁本体60の第1設置面65及び第2設置面66とで、環状シール部材75及び負圧弁55を挟み込む構造となっているが、環状シール部材75及び負圧弁55を挟持する構造としては、この構造に限定されるものではない。
次に、上記構成からなるチェックバルブ10の作用効果について説明する。
まず、正圧弁50の弁本体60に対する、環状シール部材75や負圧弁55の組付け作業について、図7〜9を参照して説明する。
まず、図7に示すように、弁本体60の基部61を、環状シール部材75の肉厚部75aの内周に挿入することによって、環状シール部材75の肉厚部75aを第1設置面65上に設置すると共に、環状シール部材75の肉薄部75bの裏面側に環状凸部65aを当接させて、同肉薄部75bを、第1設置面65に対して所定隙間を介して離れるように設置する。
また、負圧弁55の肉厚部55aの内部中心と、弁本体60の軸挿通孔67とを整合させて、負圧弁55の肉厚部55aを第2設置面66上に設置すると共に、同負圧弁55の肉薄部55bを負圧弁座69に当接させる。この状態では、弾性樹脂材料からなる環状シール部材75及び負圧弁55が、二重環状をなすように設置される。
上記状態で図8に示すように、弁本体60の軸挿通孔67に、押えキャップ80の軸部81を挿入して、弁本体60に対して押えキャップ80を押し込んでいく。すると、押えキャップ80の軸部81の先端部に、弁本体60の係合筒部70の係合凸部71,71が押圧されて、係合筒部70が外方に拡径するように撓み変形し、更に押えキャップ80が押し込まれて、係合凸部71,71が軸部81の係合凹部83に至ると、係合筒部70が弾性復帰して、係合凸部71,71が係合凹部83に係合し、軸挿通孔67の裏面側において軸部81が係合する。これと共に、環状シール部材75の肉厚部75aが、押えキャップ80の傘状部87の先端部87aと、正圧弁50の第1設置面65との間で挟み込まれると共に、負圧弁55の肉厚部55aが、押えキャップ80の天井部裏側の拡径段部86aと、正圧弁50の第2設置面66との間で挟み込まれて、正圧弁50に押えキャップ80が抜け止めされた状態で装着される(図9参照)。
このように、このチェックバルブ10においては、弁本体60の第1設置面65に環状シール部材75を設置し、第2設置面66に負圧弁55を設置した状態で、押えキャップ80の軸部81を、弁本体60の軸挿通孔67に挿入して、同押えキャップ80を押し込むだけの簡単な作業で、図9に示すように、両設置面65,66との間で、環状シール部材75及び負圧弁55が同時に挟持されるので、正圧弁50の弁本体60に対して、環状シール部材75及び負圧弁55をスムーズ且つ簡単に組付けることができ、弁本体60に対する環状シール部材75及び負圧弁55の組付け作業性を向上させることができる。
また、この実施形態においては、弁本体60の第2設置面66の中央に軸挿通孔67が形成され、負圧弁55は環状をなしており、押えキャップ80は、軸挿通孔67に挿通される軸部81と、その基端側外周に設けられ、環状シール部材75及び負圧弁55を、第1設置面65及び第2設置面66との間で挟持する押え部85と、軸挿通孔67の裏面側に軸部81を係合させる係合部とを有している。
そのため、弁本体60の両設置面65,66に環状シール部材75及び負圧弁55を設置した状態で、押えキャップ80の軸部81を弁本体60の軸挿通孔67に挿入して、軸挿通孔67の裏面側に軸部81を係合部(係合筒部70の係合凸部71と軸部81の係合凹部83)により係合させるだけの簡単な作業で、正圧弁50の弁本体60に環状シール部材75及び負圧弁55を組付けることができ、組付け作業性をより向上させることができる。
更にこの実施形態においては、上述したように、環状シール部材75及び負圧弁55に肉厚部75a,55aをそれぞれ設けて、これらの肉厚部75a,55aが、弁本体60の両設置面65,66と押えキャップ80とによって挟持されるようになっているので、環状シール部材75及び負圧弁55をしっかりと保持することができる。
上記のようにして環状シール部材75及び負圧弁55が組付けられた正圧弁50は、バルブケース20の弁室V内に配置され、また、これらを内蔵したチェックバルブ10は、ケース本体30の第1接続部33に、燃料タンク内に配設されカットバルブ等と連結した配管が接続され、サブケース40の第2接続部43に、燃料タンク外に配設されたキャニスタ等に連結した配管が接続された状態で、図示しないクリップやブラケット等によって、燃料タンク内又は燃料タンク外に配設される。
そして、燃料タンク内の圧力が所定値以下の場合は、図4に示すように、スプリング53の付勢力により付勢された正圧弁50の、環状シール部材75の肉薄部75bが、正圧弁座37に弾性的に当接して、正圧弁座37の内側開口が閉塞されると共に、負圧弁55の肉薄部55bが反り返るように若干撓み変形して(図9参照)、その外周縁部が負圧弁座69に弾性的に当接して、複数の貫通路68が閉塞された状態となっている。
上記状態で燃料タンク内の圧力が所定値以上に上昇すると、燃料蒸気等が第1接続部33内を通って弁室V内に流入して、正圧弁50を押圧し、図5に示すように、スプリング53の付勢力に抗して正圧弁50がサブケース40側へスライドして、正圧弁50の環状シール部材75の肉薄部75bが正圧弁座37から離れて、その内側開口が開く。すると、図5の矢印に示すように、燃料蒸気が、ケース本体30の内周と正圧弁50の外周との間を流動すると共に、枠状壁63の窓部63aを通過して、サブケース40の複数のリブ47の間を通って、サブケース40の開口部42内に流入し、第2接続部43内及び図示しない配管を介してキャニスタ等に送られて燃料タンク外に排出され、燃料タンク内の圧力を低下させることができる。
このとき、このチェックバルブ10においては、正圧弁50の弁本体60の第1設置面65に設置された、弾性樹脂材料からなる環状シール部材75の薄肉リップ状の肉薄部75bが、正圧弁座37に当接してシールするようになっているので、合成樹脂製の弁体が正圧弁座に当接してシールされる場合と比べて、正圧弁座37に対する正圧弁50のシール性を向上させることができる。
また、この実施形態においては、図4や図9に示すように、弁本体60と押えキャップ80とで環状シール部材75を挟持した状態で、環状シール部材75の肉薄部75bと、弁本体60の第1設置面65との間に所定隙間が設けられているので、この隙間によって、正圧弁座37に対して環状シール部材75の肉薄部75bが当接するとき、環状シール部材75や第1設置面65の寸法バラツキを吸収することができ、正圧弁50の閉弁時のシール性をより高めることができる。
更にこの実施形態においては、図4に示すように、弁本体60の第1設置面65に設けられた環状凸部65aが、環状シール部材75の肉薄部75bに当接することによって、環状シール部材75の肉薄部75bと正圧弁50の第1設置面65との隙間を維持しつつ、肉薄部75bを支持するようになっているので、正圧弁座37に環状シール部材75の肉薄部75bが当接するときに、肉薄部75bの弾性力を高めることができ、正圧弁50の閉弁時のシール性をより一層高めることができる。
また、この実施形態においては、正圧弁50に設けた負圧弁座69は、弁本体60の第2設置面65の、複数の貫通路68の燃料タンク側の開口部を囲む、環状のリブからなるので(図2(A)参照)、図9に示すように、負圧弁55の薄肉リップ状の肉薄部55bが、反り返るようにやや弾性変形した状態で、負圧弁座69に当接することとなり、負圧弁座69に対する負圧弁55のシール性を高めることができる。
一方、燃料タンク内の圧力が、外気圧に対して所定値以下に低下すると、サブケース40の第2接続部43内を介して、開口部42から弁室V内に外気が導入され、この外気が、スプリング53内を流れて複数の貫通路68を通過し、それによって負圧弁55の肉薄部55bが押圧されて、図6に示すように、めくれ上がるようにして弾性変形して、弁本体60の負圧弁座69から離れる。すると、図6の矢印に示すように、複数の貫通路68を通過して外気が、押えキャップ80の複数の連通孔88を通り、更にケース本体30の外周と押えキャップ80の外周との間を通過して、第1接続部33内に流入し、図示しない配管を介して燃料タンク内に送られて、燃料タンク内の圧力を上昇させることができる。
図10には、本発明のチェックバルブの他の実施形態が示されている。前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、この実施形態のチェックバルブ10aは、弁本体60aに対する押えキャップ80aの装着構造が前記実施形態と異なっている。
すなわち、この実施形態の弁本体60aは、基部61の天井壁61bの、外周の対向する箇所から、上面にテーパ面を設けた係合爪64がそれぞれ突設されている。また、弁本体60aの基部61の天井壁61bの中央部分は、前記実施形態のような軸挿通孔67が形成されておらず、第2設置面66をなしている。この第2設置面66に、中心に肉厚部55aを設け、その外周に肉薄部55bが形成された、略円板状をなした負圧弁55Aの、前記肉厚部55aが設置されるようになっている。
一方、押えキャップ80aは、傘状部87の先端部87a側に、前記係合爪64が係合する係合孔89が形成されている。また、軸部81が前記実施形態と比べて短く形成されており、その先端部によって、前記第1設置面65上に設置された、負圧弁55Aの肉厚部55aを挟持するようになっている。
そして、この実施形態のチェックバルブ10においては、弁本体60aの第1設置面65上に環状シール部材75を設置し、第2設置面66に負圧弁55Aを設置した状態で、弁本体60に対して押えキャップ80aを押し込むことで、弁本体60aの係合爪64が、押えキャップ80aの係合孔89に係合して、両設置面65,66との間で、環状シール部材75及び負圧弁55Aが同時に挟持されて、正圧弁50の弁本体60に対して、環状シール部材75及び負圧弁55Aを簡単に組付けることができる。
10,10a チェックバルブ
20 バルブケース
33 第1接続部
37 正圧弁座
43 第2接続部
50 正圧弁
53 スプリング
55,55A 負圧弁
60,60a 弁本体
65 第1設置面
65a 環状凸部
66 第2設置面
67 軸挿通孔
68 貫通路
69 負圧弁座
75 環状シール部材
80,80a 押えキャップ
81 軸部
83 係合凹部

Claims (5)

  1. 燃料タンクに連通する配管が接続される第1接続部、及び、前記燃料タンクの外部に配置されるキャニスタに連通する配管が接続される第2接続部を有し、内部が弁室をなすと共に、前記弁室から前記第1接続部に至る部分に正圧弁座が形成されたバルブケースと、
    前記正圧弁座に対して接離するように前記弁室内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路が形成され、該貫通路の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座が設けられた正圧弁と、
    前記バルブケース内に配置され、前記正圧弁を前記正圧弁座に当接するように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁を開かせるスプリングと、
    弾性樹脂材料からなり、前記正圧弁に組付けられ、常時は前記負圧弁座に弾性的に当接して前記貫通路を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁とを備え、
    前記正圧弁は、弁本体と、該弁本体に組付けられ、弾性樹脂材料からなると共に、前記正圧弁座に接離する環状シール部材とを有し、
    前記弁本体は、前記環状シール部材が設置される第1設置面と、前記第1設置面の内径側に設けられ、前記負圧弁座が形成されると共に、前記負圧弁が設置される第2設置面とを有しており、
    更に前記正圧弁には、前記弁本体の第1設置面との間で前記環状シール部材を挟持し、かつ、前記第2設置面との間で前記負圧弁を挟持する、押えキャップが装着されていることを特徴とするチェックバルブ。
  2. 前記弁本体の第2設置面には、その中央に軸挿通孔が形成され、
    前記負圧弁は環状をなしており、
    前記押えキャップは、前記軸挿通孔に挿通される軸部と、該軸部の基端側外周に設けられ、前記環状シール部材及び前記負圧弁を、前記第1設置面及び前記第2設置面との間で挟持する押え部と、前記軸挿通孔の裏面側に前記軸部を係合させる係合部とを有している請求項1記載のチェックバルブ。
  3. 前記環状シール部材及び前記負圧弁は、その内周側に肉厚部が形成され、該肉厚部よりも外径側に、前記肉厚部よりも薄い肉薄部が形成されており、
    前記押えキャップは、前記弁本体の第1設置面及び第2設置面との間で、前記環状シール部材及び前記負圧弁の各肉厚部を挟持し、
    前記スプリングの付勢力に抗して前記正圧弁がスライドし前記正圧弁座が開いた状態では、前記環状シール部材の肉薄部は、前記弁本体の第1設置面に対して所定の隙間を介して離れている請求項2記載のチェックバルブ。
  4. 前記弁本体の第1設置面には、前記環状シール部材の肉薄部に当接して、前記隙間を介して支持する、環状凸部が形成されている請求項3記載のチェックバルブ。
  5. 前記負圧弁座は、前記弁本体の第2設置面の、前記貫通路の燃料タンク側の開口部を囲む、環状のリブからなる請求項1〜4のいずれか1つに記載のチェックバルブ。
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