JP2019049310A - チェックバルブ - Google Patents
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Abstract
Description
より詳しくは、自動車等の燃料タンク内の圧力が所定値以上に上昇したとき燃料蒸気を外部に流出させ、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも所定値以下に低下したとき燃料タンク外から燃料タンク内に外気を流入させるチェックバルブに関するものである。
燃料タンクに連通する配管が接続される第1接続部(33)、及び、前記燃料タンクの外部に配置されるキャニスタに連通する配管が接続される第2接続部(43)を有し、内部が弁室(V)をなすと共に、前記弁室(V)内に正圧弁座(37)が形成されたバルブケース(20)と、
前記正圧弁座(37)に対して接離するように前記弁室(V)内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路(68)が形成され、該貫通路(68)の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座(69)が設けられた正圧弁(50)と、
前記バルブケース(20)内に配置され、前記正圧弁(50)を前記正圧弁座(37)に当接させるように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁(50)を開かせるスプリング(53)と、
前記正圧弁(50)に組付けられ、常時は前記負圧弁座(69)に弾性的に当接して前記貫通路(68)を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁(55)とを備えたチェックバルブ(10)が知られている。
第1接続部、及び、第2接続部を有し、内部が弁室をなすと共に、前記弁室内に正圧弁座が形成されたバルブケースと、
前記正圧弁座に対して接離するように前記弁室内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路が形成され、該貫通路の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座が設けられた正圧弁と、
前記バルブケース内に配置され、前記正圧弁を前記正圧弁座に当接させるように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁を開かせるスプリングと、
前記正圧弁に組付けられ、常時は前記負圧弁座に弾性的に当接して前記貫通路を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁とを備えたチェックバルブにおいて、
前記正圧弁の開方向から見て、前記正圧弁座の周りに、正圧弁の開方向と反対方向へ向かって、前記正圧弁座を形成するのに必要な凹みよりも大きく凹む膨張凹部が設けられていることを特徴とする。なお、「前記正圧弁座を形成するのに必要な凹み」には凹み量が0の場合も含まれるものとする。
第1接続部、及び、第2接続部を有し、内部が弁室をなすと共に、前記弁室から前記第1接続部に至る部分に正圧弁座が形成されたバルブケースと、
前記正圧弁座に対して接離するように前記弁室内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路が形成され、該貫通路の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座が設けられた正圧弁と、
前記バルブケース内に配置され、前記正圧弁を前記正圧弁座に当接させるように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁を開かせるスプリングと、
前記正圧弁に組付けられ、常時は前記負圧弁座に弾性的に当接して前記貫通路を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁とを備えたチェックバルブにおいて、
前記正圧弁が前記正圧弁座から離間する際に、該正圧弁を前記正圧弁座に対して傾けて離間させる離間制御機構を有していることを特徴とする。
前記離間制御機構は、前記スプリングが前記正圧弁の軸線方向からみて、正圧弁を、該正圧弁の軸線の一方側より他方側を弱く付勢する構成とすることができる。
前記離間制御機構は、前記スプリングの軸線と、正圧弁の軸線とを偏倚させることで構成することができる。
前記離間制御機構は、前記スプリング軸線と、第1接続部の軸線とを偏倚させることで構成することができる。
前記離間制御機構は、前記正圧弁の、第1接続部に臨む側に、燃料タンクからの気体を正圧弁に対して偏向させて案内するガイド部を有している構成とすることができる。
前記離間制御機構は、前記正圧弁の軸線と、第1接続部の軸線とを偏倚させることで構成することができる。
そして、このチェックバルブによれば、前記正圧弁の開方向から見て、前記正圧弁座の周りに、正圧弁の開方向と反対方向へ向かって、前記正圧弁座を形成するのに必要な凹みよりも大きく凹む膨張凹部が設けられているので、正圧弁が開いて正圧弁と正圧弁座との間の隙間を通じてバルブ内排気通路へと流出した燃料蒸気が、前記膨張凹部へも流れ込むこととなる。この燃料蒸気の前記膨張凹部への流れ込みは、燃料蒸気の圧力最大振幅を小さくするように作用するため、排気音(音鳴き)が抑制されることとなる。
以上のように、このチェックバルブによれば、燃料蒸気排出時の音鳴きを抑制することができる。
そして、このチェックバルブによれば、前記正圧弁が前記正圧弁座から離間する際に、該正圧弁を前記正圧弁座に対して傾けて離間させる離間制御機構を有しているので、正圧弁が正圧弁座から離間する際には、正圧弁が正圧弁座に対して傾いた状態で離間することとなる。この正圧弁座に対する傾斜状態での正圧弁の離間は、正圧弁の下流側に流れる気体の脈動を抑制するように作用するため、排気音(音鳴き)が抑制されることとなる。
以上のように、このチェックバルブによれば、燃料蒸気排出時の音鳴きを抑制することができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構を構成とすることができる。
また、燃料蒸気Gの膨張凹部24への流れ込み(G1)は、正圧弁30と正圧弁座23との間の隙間Cを通じてバルブ内の排気通路へと流出した燃料蒸気G1の流速を低下させるため、正圧弁30の振動を抑制する。したがって、この点からも、排気音(音鳴き)が抑制されることとなる。
シール止めピン36は、先端にフック部36fを有する軸部36aと、軸部36aの他端側に設けられたフランジ部36bとを有している。
一方、天板部33の中央には、シール止めピン36の軸部36aが挿入される穴33hと、シール止めピン36のフック部36fと係合する係合爪33fとが設けられている。
この負圧弁座32に弾性的に離当接する負圧弁50は、前記環状シール部材35と同様に環状をなしており、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性樹脂材料で構成されている。
負圧弁止めピン37は、係合凸部37fを有する軸部37aと、軸部37aの他端側に設けられたフランジ部37bとを有している。
一方、シール止めピン36の中央には、負圧弁止めピン37の軸部37aが挿入される穴36hと、負圧弁止めピン37の係合凸部37fと係合する係合凸部36pとが設けられている。
このような延長壁34bを設けると、図3に矢印G1で示すように、膨張凹部24内に燃料蒸気流を迂回させることができるため、排気音(音鳴き)をより確実に抑制することができる。
しかし、このような延長壁34bは必ずしも必須のものではなく、設けなくても上述した作用効果は得られる。
これら各部材の基本構成は図1に示したものと同一であり、したがってその作動も同一であるが、正圧弁30が延長壁34bを有していない点で異なっている。
また、図5に示した離間制御機構60は、スプリング40が正圧弁30の軸線方向からみて、正圧弁30を、該正圧弁30の軸線の一方側より他方側を弱く付勢する構成となっているので、簡単な構造で離間制御機構60を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構60を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構60を構成とすることができる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構60を構成とすることができる。
ガイド部37gは負圧弁止めピン37の頭部を傾斜面状にすることで構成することができる。
このように構成すると、図14に示すように、第1接続部21からの気体Gが正圧弁30に対して偏倚して当たることとなるため、正圧弁30は正圧弁座23に対して傾いた状態で離間することとなる。
したがって、簡単な構造で離間制御機構60を構成とすることができる。
Claims (7)
- 第1接続部(21)、及び、第2接続部(22)を有し、内部が弁室(20V)をなすと共に、前記弁室(20V)内に正圧弁座(23)が形成されたバルブケース(20)と、
前記正圧弁座(23)に対して接離するように前記弁室(20V)内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路(31)が形成され、該貫通路(31)の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座(32)が設けられた正圧弁(30)と、
前記バルブケース(20)内に配置され、前記正圧弁(30)を前記正圧弁座(23)に当接させるように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁(30)を開かせるスプリング(40)と、
前記正圧弁(30)に組付けられ、常時は前記負圧弁座(32)に弾性的に当接して前記貫通路(31)を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁(50)とを備えたチェックバルブにおいて、
前記正圧弁(30)の開方向から見て、前記正圧弁座(23)の周りに、正圧弁(30)の開方向と反対方向へ向かって、前記正圧弁座(23)を形成するのに必要な凹みよりも大きく凹む膨張凹部(24)が設けられていることを特徴とするチェックバルブ。 - 第1接続部(21)、及び、第2接続部(22)を有し、内部が弁室(20V)をなすと共に、前記弁室(20V)内に正圧弁座(23)が形成されたバルブケース(20)と、
前記正圧弁座(23)に対して接離するように前記弁室(20V)内にスライド可能に配置されると共に、内部に貫通路(31)が形成され、該貫通路(31)の前記燃料タンク側の開口部に負圧弁座(32)が設けられた正圧弁(30)と、
前記バルブケース(20)内に配置され、前記正圧弁(30)を前記正圧弁座(23)に当接させるように付勢すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になったときに圧縮されて前記正圧弁(30)を開かせるスプリング(40)と、
前記正圧弁(30)に組付けられ、常時は前記負圧弁座(32)に弾性的に当接して前記貫通路(31)を閉塞すると共に、前記燃料タンク内の圧力が所定値以下になったときに開く負圧弁(50)とを備えたチェックバルブにおいて、
前記正圧弁(30)が前記正圧弁座(23)から離間する際に、該正圧弁(30)を前記正圧弁座(23)に対して傾けて離間させる離間制御機構(60)を有することを特徴とするチェックバルブ。 - 請求項2において、
前記離間制御機構(60)は、前記スプリング(40)が前記正圧弁(30)の軸線方向からみて、正圧弁(30)を、該正圧弁(30)の軸線の一方側より他方側を弱く付勢することを特徴とするチェックバルブ。 - 請求項2において、
前記離間制御機構(60)は、前記スプリング(40)の軸線(40A)と、正圧弁(30)の軸線(30A)とを偏倚させることで構成されていることを特徴とするチェックバルブ。 - 請求項2において、
前記離間制御機構(60)は、前記スプリング(40)軸線(40A)と、第1接続部(21)の軸線(21A)とを偏倚させることで構成されていることを特徴とするチェックバルブ。 - 請求項2において、
前記離間制御機構(60)は、前記正圧弁(30)の、第1接続部(21)に臨む側に、燃料タンクからの気体を正圧弁(30)に対して偏向させて案内するガイド部(37g)を有していることを特徴とするチェックバルブ。 - 請求項2において、
前記離間制御機構(60)は、前記正圧弁(30)の軸線(30A)と、第1接続部(21)の軸線(21A)とを偏倚させることで構成されていることを特徴とするチェックバルブ。
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