JP2007255193A - 燃料フィルタ及び燃料供給装置 - Google Patents

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敏夫 杉浦
Satomi Wada
里美 和田
Eiji Miyazaki
英二 宮崎
Takeshi Enomoto
剛 榎本
Daisuke Ito
大介 伊藤
Tomonori Nagase
智紀 長瀬
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Abstract

【課題】 部品を共通化することにより、コストを低減することのできる燃料フィルタ及び燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 燃料フィルタ26は、燃料タンク10内の燃料をろ過するフィルタ材79を有するフィルタ部76と、フィルタ部76を支持しかつフィルタ部76の内部空間と燃料ポンプ21の燃料吸入口55とを連通する配管部77とを備える。燃料タンク10内の底面16に対して配管部77を弾性的に支持する弾性手段100が、配管部77の管外に設けられた支持部101と、支持部101に燃料タンク10内の底面16に面する方向に進退移動可能に設けられた当接部材102と、支持部101と当接部材102との間に介在されたコイルスプリング103とを備える。弾性手段100の支持部101に仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に設ける構成とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、主に二輪車、四輪車等の車両の燃料タンクに装備される燃料フィルタ及び燃料供給装置に関する。
従来例の燃料フィルタを説明する。図8は燃料フィルタを示す断面図である。
図8に示すように、燃料フィルタ300は、燃料ポンプ303の燃料吸入口に連結された燃料吸入パイプ306と、燃料吸入パイプ306に形成された吸入口306Aを包囲する可撓性を有するメッシュ状のフィルタ材310とを備えている。そして、フィルタ材310の内部空間において、燃料吸入パイプ306とフィルタ材310との間には、フィルタ材310を燃料タンクの底面301Bに当接させる捩じりばね311が設けられている。なお、このような燃料フィルタ300は、特許文献1に記載されている。
実開昭62−203977号公報
燃料フィルタにおいては、一般的に、車種により異なる機種毎に要求される仕様に応じて各部品(例えば、前記従来例(図8参照。)においては、燃料吸入パイプ306、フィルタ材310、捩じりばね311が相当する。)が特化されていたため、部品の共通化が困難でコストアップを余儀なくされるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、部品を共通化することにより、コストを低減することのできる燃料フィルタ及び燃料供給装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする燃料フィルタ及び燃料供給装置により解決することができる。
すなわち、請求項1に記載された燃料フィルタによると、燃料タンク内の壁面に対して配管部を弾性的に支持する弾性手段が、配管部の管外に設けられた支持部材と、その支持部材に燃料タンク内の壁面に面する方向に進退移動可能に設けられた当接部材と、支持部材と当接部材との間に介在されかつ燃料タンク内の壁面に前記当接部材を弾性的に押圧する弾性部材とを備えているので、弾性部材の弾性により当接部材を燃料タンク内の壁面に弾性的に押圧することができる。
ところで、支持部材に仕様の異なる複数種の当接部材を選択的に設ける構成としたことにより、例えば複数の機種に対して支持部材を含む主要部品を1種類とし、当接部材を機種毎の複数種とすればよい。したがって、主要部品を共通化することにより、コストを低減することができる。このように、主要部品の共通化によりコストを低減することのできる燃料フィルタは、四輪車用に比べて、低コストが要求される二輪車用の燃料フィルタとして有益といえる。
また、請求項2に記載された燃料フィルタによると、仕様の異なる複数種の当接部材が、燃料タンク内の壁面としての底面に当接可能でかつ燃料タンクの底面に対する高さが異なる。このため、燃料タンクの底面に対する高さの異なる複数種の当接部材を選択的に用いることができる。
また、請求項3に記載された燃料フィルタによると、仕様の異なる複数種の当接部材が、燃料タンク内の底面以外の壁面に当接可能でかつ燃料タンクの壁面に対する長さが異なる。このため、燃料タンクの壁面に対する長さの異なる複数種の当接部材を選択的に用いることができる。
また、請求項4に記載された燃料フィルタによると、支持部材に対してスナップフィット手段を介して当接部材を容易に進退移動可能に設けることができる。
また、請求項5に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプ及び燃料フィルタを備え、燃料タンクに設置される。しかして、燃料タンク内の壁面に対して配管部を弾性的に支持する弾性手段が、配管部の管外に設けられた支持部材と、その支持部材に燃料タンク内の壁面に面する方向に進退移動可能に設けられた当接部材と、支持部材と当接部材との間に介在されかつ燃料タンク内の壁面に前記当接部材を弾性的に押圧する弾性部材とを備えているので、弾性部材の弾性により当接部材を燃料タンク内の壁面に弾性的に押圧することができる。
ところで、支持部材に仕様の異なる複数種の当接部材を選択的に設ける構成としたことにより、例えば複数の機種に対して支持部材を含む主要部品を1種類とし、当接部材を機種毎の複数種とすればよい。したがって、主要部品を共通化することにより、コストを低減することができる。このように、燃料フィルタの主要部品の共通化によりコストを低減することのできる燃料供給装置は、四輪車用に比べて、低コストが要求される二輪車用の燃料供給装置として有益といえる。
また、請求項6に記載された燃料供給装置によると、主要部品を共通化することにより、コストを低減することのできる燃料フィルタを備える燃料供給装置を提供することができる。
本発明の燃料フィルタ及び燃料供給装置によれば、主要部品を共通化することにより、コストを低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を図面にしたがって説明する。本実施例では、自動二輪車、原付自転車等の二輪車に用いられる燃料供給装置を例示する。この燃料供給装置は、例えば、二輪車(図示しない。)の車体フレーム上のシートの前方近くに搭載される燃料タンクに設置される。なお、図1は燃料供給装置を示す正面図、図2は同じく左側面図、図3は同じく上面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図、図5は燃料フィルタを示す断面図である。また、図1に示すように、燃料タンク10の上板部11には、燃料供給装置20を設置するための、例えば丸孔形状の開口孔13が形成されている。
図4に示すように、燃料供給装置20は、燃料ポンプ21と、ケーシング部材22と、セットプレート23と、プレッシャレギュレータ24と、燃料フィルタ26と、センダゲージ27とをモジュール化したものである。以下、説明の都合上、セットプレート23、プレッシャレギュレータ24、燃料ポンプ21、ケーシング部材22、燃料フィルタ26、センダゲージ27の順に説明することにする。
まず、セットプレート23から説明する。図4に示すように、セットプレート23は、その主体をなすプレート本体30と、そのプレート本体30上に結合されたフィードパイプ31とを備えている。プレート本体30は、例えばポリアセタール樹脂(POM)、ナイロン樹脂等の樹脂材料によって成形された樹脂成形品からなる。また、プレート本体30は、ほぼ円板状のプレート状部32を主体として形成されている。プレート状部32の下面には、環状のリブ部33が突出されている。プレート状部32は、前記燃料タンク10の開口孔13内にリブ部33をほぼ密に嵌合した状態で、その開口孔13を閉鎖可能に形成されている。
前記プレート状部32の上面側には吐出管部35が一体形成されている。また、プレート状部32の下面側には、内外二重円筒状をなす内筒部36及び外筒部37が一体形成されている。内筒部36内は、吐出管部35内と連通されている。また、外筒部37の上面はプレート状部32により閉鎖されている。また、プレート状部32の下面側には、前記内筒部36及び前記外筒部37に対して並列状をなすプレッシャレギュレータ接続管部38が一体形成されている。プレッシャレギュレータ接続管部38の上面はプレート状部32により閉鎖されている。プレッシャレギュレータ接続管部38内と内筒部36内とは、プレート状部32の下面に沿って横方向に延びかつ前記外筒部37を貫通する連通路39を介して連通されている。
前記フィードパイプ31は、例えばポリアセタール樹脂(POM)、ナイロン樹脂等の樹脂材料によって成形された樹脂成形品からなる。フィードパイプ31は、例えばエルボ状に形成されている。フィードパイプ31の基部側端面(下端面)は、前記プレート本体30の吐出管部35の上端面に結合手段を介して突き合わせ状に結合されている。これにより、吐出管部35とフィードパイプ31が連通されている。吐出管部35に対するフィードパイプ31の結合手段としては、振動溶着、熱板溶着、レーザ溶着等の樹脂の溶着手段、接着剤による接着手段等を用いることができる。また、フィードパイプ31の先端部すなわち吐出端部31aを所望の方向に指向させた状態で、吐出管部35にフィードパイプ31を結合することにより、フィードパイプ31の向きを多彩化し、燃料タンク10に対する燃料供給装置20の搭載の自由度を向上することができる。
図1に示すように、前記プレート状部32には、その上下面に貫通するターミナル41を備えたコネクタ部40が一体形成されている(図2及び図3参照。)。コネクタ部40には、その上面側から、図示しない電子制御ユニット(ECU)からなる制御手段に電気的につながる外部コネクタが差込みによって接続可能となっている。また、図示はしないが、コネクタ部40には、燃料ポンプ21に電気的につながるリード線のコネクタ部が差込みによって接続可能となっているとともに、センダゲージ27に電気的につながるリード線のコネクタ部が差込みによって接続可能となっている。
また、前記外筒部37の外周面上には、第1の係合突起43が突出されている(図1参照。)。また、前記プレッシャレギュレータ接続管部38の外周面上には、第2の係合突起44が突出されている(図1参照。)。また、プレッシャレギュレータ接続管部38の下端面には、切欠き状の排出溝46が形成されている(図4参照。)。
次に、プレッシャレギュレータ24を説明する。なお、プレッシャレギュレータ24は、周知の構成のものであるからその詳しい説明を省略する。
図4に示すように、プレッシャレギュレータ24は、ダイアフラム(図示しない。)を挟持する一対をなすハウジング48,49を備え、その両ハウジング48,49の接合部の外周部にフランジ部50が形成されている。また、一方(図4において上側)のハウジング48の上端面には、燃料を導入する燃料導入管52が同一軸線上に突出されている。一方(図4において上側)のハウジング48の基端部には、余剰燃料を排出する燃料排出口(図示しない。)が形成されている。なお、燃料導入管52は、段付管状に形成されており、その小径管部にはO(オー)リング53が装着されている。
次に、燃料ポンプ21を説明する。なお、燃料ポンプ21は、周知の構成のものであるからその詳しい説明を省略する。
図4に示すように、燃料ポンプ21は、例えばウエスコ式の電動ポンプであって、ほぼ円柱状に形成されている。燃料ポンプ21の下端面には、燃料タンク10内の燃料を吸入する燃料吸入口55が突出されている。また、燃料ポンプ21の上端面には、吸入した燃料を吐出する燃料吐出口56が突出されている。また、燃料ポンプ21の上端面には、コネクタ部57が設けられている。コネクタ部57には、前記セットプレート23のコネクタ部40につながるリード線(図示しない。)のコネクタ部が差込みによって接続可能となっている。燃料ポンプ21は、コネクタ部57を通じて通電されることにより駆動され、内蔵の回転体(例えば、インペラ)を回転させることにより、燃料タンク10内の燃料を燃料吸入口55を通じて吸入しかつ昇圧して燃料吐出口56から吐出する。また、燃料ポンプ21の下端面にはフィルタ抜止用ピン58が突出されている。
次に、ケーシング部材22を説明する。
図4に示すように、ケーシング部材22は、例えばポリアセタール樹脂(POM)、ナイロン樹脂等の樹脂材料によって成形された樹脂成形品からなり、前記燃料ポンプ21を内嵌可能なほぼ円筒状のポンプ保持筒部60を主体として形成されている。ポンプ保持筒部60の上端部には、接続管部61が一体形成されている。接続管部61内には、その下方から燃料ポンプ21の燃料吐出口56が挿入可能になっている。また、接続管部61の上端部は、前記セットプレート23の内筒部36と外筒部37との間に嵌合可能に形成されている。接続管部61には、外筒部37に外嵌可能な外嵌部63が一体形成されている(図1及び図2参照。)。外嵌部63には、外筒部37に外嵌した際に、外嵌部63の弾性変形いわゆる拡径方向のたわみ変形を利用して前記第1の係合突起43に係合可能な第1の係合孔64が形成されている(図1参照。)。なお、第1の係合突起43を有する外筒部37と第1の係合孔64を有する外嵌部63とは、スナップフィット手段を構成している。
図4に示すように、前記ポンプ保持筒部60の上端部には、前記セットプレート23のプレッシャレギュレータ接続管部38の下端面に面する受板部66が一体形成されている。受板部66には、前記プレッシャレギュレータ24の他方(図4において下側)のハウジング49を嵌合可能な嵌合孔67が形成されている。嵌合孔67の孔縁部は、プレッシャレギュレータ24のフランジ部50を抜け止めすなわち受け止め可能に形成されている。
図1に示すように、前記ポンプ保持筒部60の受板部66上には、嵌合壁部69が一体形成されている。嵌合壁部69は、前記セットプレート23のプレッシャレギュレータ接続管部38(図4参照。)に外嵌可能に形成されている。嵌合壁部69には、プレッシャレギュレータ接続管部38に嵌合した際に、その嵌合壁部69の弾性変形いわゆる拡径方向のたわみ変形を利用して前記第2の係合突起44に係合可能な第2の係合孔70が形成されている。なお、第2の係合突起44を有するプレッシャレギュレータ接続管部38と第2の係合孔70を有する嵌合壁部69とは、スナップフィット手段を構成している。
また、前記ポンプ保持筒部60の下端部の外周面上には、第3の係合突起72が突出されている(図1及び図2参照。)。
また、ポンプ保持筒部60の側面部(後側面)には、センダゲージ27を取付可能なゲージ取付部74が一体形成されている(図2参照。)。
次に、燃料フィルタ26を説明する。図5に示すように、燃料フィルタ26は、燃料タンク10内の燃料をろ過するフィルタ部76と、そのフィルタ部76を支持しかつ該フィルタ部76の内部空間と燃料ポンプ21の燃料吸入口55とを連通する配管部77とを備えている。
フィルタ部76は、フィルタ材79と形状保持部材80とを備えている。フィルタ材79は、不織布により偏平な袋状に形成されている。また、形状保持部材80は、樹脂製で、フィルタ材79を膨らんだ状態に保持することにより、フィルタ材79の内部容積を確保する。形状保持部材80は、骨格状に形成されており、フィルタ材79のろ過性能をほとんど低下させない。
前記配管部77は、樹脂製で、導出管部82と連通管部83と受止板部85と連結壁部87とを有している。
導出管部82は、前記形状保持部材80に有底円筒状に一体形成されており、その上端部に前記フィルタ材79の上面に開口する燃料導出口82aが形成されている。また、導出管部82は、その管内部と前記フィルタ部76の内部空間とを連通している。
また、連通管部83は、円筒状をなしており、前記導出管部82の導出口82a上に同一軸線上に接続されている。連通管部83は、前記燃料ポンプ21の燃料吸入口55に外嵌可能に形成されている。
また、受止板部85は、前記連通管部83の上端外周部にフランジ状に一体形成されている。受止板部85は、燃料ポンプ21の燃料吸入口55に連通管部83を外嵌した状態で、その燃料ポンプ21の下端面に重合可能に形成されている。受止板部85には、燃料ポンプ21のフィルタ抜止用ピン58に嵌合可能なピン挿入孔86が形成されている。
また、連結壁部87は、前記受止板部85の外周部上に一体形成されており、前記ケーシング部材22のポンプ保持筒部60の下端部に外嵌可能に形成されている(図1及び図2参照。)。連結壁部87には、ケーシング部材22のポンプ保持筒部60に外嵌した際に、その連結壁部87の弾性変形いわゆる拡径方向のたわみ変形を利用して前記第3の係合突起72にそれぞれ係合可能な第3の係合孔91が形成されている。また、連結壁部87には、隣り合う第3の係合突起72の間において軸方向上方を開放する切込溝92が形成されており、その切込溝92の間の壁部が拡径方向のたわみ変形しやすくなっている。なお、第3の係合突起72を有するポンプ保持筒部60と第3の係合孔91を有する連結壁部87とは、スナップフィット手段を構成している。
次に、センダゲージ27を説明する。
センダゲージ27は、燃料タンク10内の燃料の残量すなわち液面を電気抵抗値から検知する液面計として機能する。図2に示すように、センダゲージ27は、ボックス状に形成されたゲージ本体94と、そのゲージ本体94に対して回動可能に設けられた揺動アーム95と、その揺動アーム95の自由端部に取付けられかつ燃料タンク10内の液面に浮遊可能なフロート96(図1参照。)とを備えている。ゲージ本体94は、前記ケーシング部材22のゲージ取付部74に取り付け可能になっている。なお、ゲージ本体94は、ゲージ取付部74に弾性変形いわゆるたわみ変形を利用したスナップフィット手段を介して取り付け可能に構成するとよい。また、図示しないが、ゲージ本体94の内蔵の検出素子に電気的につながるリード線のコネクタ部は、前記セットプレート23のコネクタ部40にその下面側から差込みによって接続可能となっている。
次に、前記したセットプレート23、プレッシャレギュレータ24、燃料ポンプ21、ケーシング部材22、燃料フィルタ26、センダゲージ27の組付手順の一例について説明する。
まず、セットプレート23にプレッシャレギュレータ24を組付ける。すなわち、プレッシャレギュレータ24の一方(図4において上側)のハウジング48を、セットプレート23のプレッシャレギュレータ接続管部38内にOリング53を介してシール状態で嵌合する(図4参照。)。このとき、プレッシャレギュレータ24のフランジ部50を、プレッシャレギュレータ接続管部38の下端面に当接させる。これにより、プレッシャレギュレータ24の燃料導入管52が、連通路39内を通じて吐出管部35内に連通される。これとともに、プレッシャレギュレータ24のハウジング48の燃料排出口(図示しない。)が、プレッシャレギュレータ接続管部38の下端面の排出溝46内を通じて外部に連通される。なお、プレッシャレギュレータ24は、前記フィードパイプ31から吐出される燃料の圧力すなわち吐出管部35内(連通路39内及びプレッシャレギュレータ接続管部38内を含む。)の燃料圧力が所定値を超えるときに、余剰燃料を排出溝46内を通じてプレッシャレギュレータ接続管部38外へ排出することにより、吐出管部35内の燃料の圧力を所定圧に制御する。
また、ケーシング部材22のポンプ保持筒部60内にその下方から燃料ポンプ21を嵌入する(図4参照。)。このとき、ケーシング部材22の接続管部61内に燃料ポンプ21の吐出口をOリング98を介してシール状態で嵌合する。続いて、ケーシング部材22のポンプ保持筒部60に、その下方から燃料フィルタ26の受止板部85の連結壁部87を嵌合する。このとき、ポンプ保持筒部60の第3の係合突起72に受止板部85の連結壁部87の第3の係合孔91がその連結壁部87のたわみ変形を利用して係合することによって、ケーシング部材22に燃料フィルタ26が装着される(図1及び図2参照。)。これにともない、受止板部85の受止板部85の連通管部83が燃料ポンプ21の燃料吸入口55に外嵌される(図5参照。)。また、燃料フィルタ26の受止板部85のピン挿入孔86に燃料ポンプ21のフィルタ抜止用ピン58が挿入され、その受止板部85の受止板部85が燃料ポンプ21の下端面に重合される(図5参照。)。
次に、セットプレート23の内筒部36と外筒部37との間に、その下方から前記ケーシング部材22の接続管部61を嵌合する(図4参照。)。このとき、接続管部61内に内筒部36をOリング99を介してシール状態で嵌合する。これとともに、ケーシング部材22の受板部66の嵌合孔67をプレッシャレギュレータ24の他方(図4において下側)のハウジング49に嵌合する(図4参照。)。これにより、ケーシング部材22の受板部66の嵌合孔67の孔縁部により、プレッシャレギュレータ24のフランジ部50が抜け止めされる。また、セットプレート23の外筒部37にケーシング部材22の外嵌部63を嵌合する。このとき、外筒部37の第1の係合突起43に外嵌部63の第1の係合孔がその嵌合壁部69のたわみ変形を利用して係合することによって、セットプレート23にケーシング部材22が装着される。
また、セットプレート23のプレッシャレギュレータ接続管部38にケーシング部材22の嵌合壁部69を嵌合する(図1参照。)。このとき、プレッシャレギュレータ接続管部38の第2の係合突起44に嵌合壁部69の第2の係合孔70がその嵌合壁部69のたわみ変形を利用して係合することによって、セットプレート23にケーシング部材22が装着される。
また、ケーシング部材22のゲージ取付部74にセンダゲージ27のゲージ本体94を取付ける。なお、ゲージ本体94のリード線のコネクタ部(図示しない。)は、セットプレート23のコネクタ部40に下面側から差込みによって接続される。また、セットプレート23のコネクタ部40と燃料ポンプ21のコネクタ部57には、図示しないリード線の両コネクタ部が差込みによって接続される。なお、ケーシング部材22は、本明細書でいう「ポンプ保持部材」に相当するものである。また、セットプレート23は、本明細書でいう「蓋部材」に相当するものである。また、センダゲージ27は、本明細書でいう「燃料残量検出装置」に相当するものである。
上記のように、セットプレート23、プレッシャレギュレータ24、燃料ポンプ21、ケーシング部材22、燃料フィルタ26、センダゲージ27を組付けることにより、燃料供給装置20が構成される。そして、燃料供給装置20は、次に述べるようにして燃料タンク10に搭載される。
すなわち、燃料タンク10内に、上板部11の開口孔13を通じて、燃料フィルタ26からケーシング部材22、センダゲージ27等を挿入する。そして、セットプレート23のプレート状部32のリブ部33を燃料タンク10の開口孔13に嵌合し、そのプレート状部32により該開口孔13を閉鎖する(図1及び図2参照。)。プレート状部32の外周部は、燃料タンク10の開口孔13の孔縁部上に、固定手段(図示しない。)を介して密閉状態に固定される。なお、燃料タンク10に対するセットプレート23の固定手段としては、振動溶着、熱板溶着、レーザ溶着等の樹脂の溶着手段、接着剤による接着手段、ねじ止めによる締着手段等を適宜用いることができる。また、図示しないが、フィードパイプ31の吐出端部31aには、エンジン(内燃機関)におけるインジェクタを備えたデリバリパイプに連通する燃料供給管が接続される。また、セットプレート23のコネクタ部40には、図示しない外部コネクタが上面側から差込みによって接続される。
前記燃料供給装置20(図2参照。)において、エンジン(内燃機関)の運転にともない燃料ポンプ21が駆動される。これにより、燃料タンク10内の燃料が、燃料フィルタ26のフィルタ材79を通じてろ過された後、配管部77の導出管部82から連通管部83を通じて燃料吸入口55に吸入される。燃料吸入口55内に吸入された燃料は、燃料ポンプ21内で昇圧された後、燃料吐出口56から吐出される。燃料吐出口56から吐出された燃料は、ケーシング部材22の接続管部61から、セットプレート23の内筒部36及び吐出管部35内、フィードパイプ31内を通じて燃料供給管(図示しない。)へと送り出される。フィードパイプ31から送り出される燃料の圧力は、プレッシャレギュレータ24によって所定圧になるように調整される。プレッシャレギュレータ24の燃料排出口(図示しない。)から排出される余剰燃料は、プレッシャレギュレータ接続管部38の排出溝46内を通じて燃料タンク10内へ排出される。
また、センダゲージ27(図1参照。)により燃料タンク10内の燃料の残量が検出される。すなわち、センダゲージ27のフロート96は、燃料タンク10内の燃料の残量すなわち液面に浮遊し、揺動アーム95を回動させる。揺動アーム95の回動を検出したゲージ本体94が検出信号を出力する。その検出信号は、リード線(図示しない。)からセットプレート23のコネクタ部40のターミナル41、外部コネクタを通じて、電子制御ユニット(ECU)からなる制御手段(図示しない。)に出力される。また、制御手段は、ゲージ本体94からの検出信号に基づいて燃料タンク10内の燃料残量を算出し、ウォーニングインジケータ、ウォーニングランプ等の表示手段(図示しない。)を作動させる。
しかして、上記した燃料供給装置20における燃料フィルタ26には、前記燃料タンク10内の壁面である底板部15の底面16上に対して配管部77を弾性的に支持する弾性手段100が設けられている(図4参照。)。
図5に示すように、弾性手段100は、支持部101と当接部材102とコイルスプリング103とを備えて構成されている。この弾性手段100は、前記燃料ポンプ21の燃料吸入口55と同一軸線上に配置されている。
支持部101は、前記燃料フィルタ26の配管部77の管外すなわち導出管部82の下壁部に設けられている。支持部101は、前記導出管部82の下壁部に逆有底円筒状に形成された支持凹部105と、導出管部82の下壁部に支持凹部105の下面開口部を閉鎖するように一体的にかつ同一軸線上に結合された樹脂製のガイド部106とにより構成されている。ガイド部106には、円形状のガイド孔107が同一軸線上に形成されている。なお、支持部101は、本明細書でいう「支持部材」に相当する。
前記当接部材102は、樹脂製で、前記ガイド部106のガイド孔107内に嵌合可能な円筒状に形成されている。当接部材102の上端部の外側面には、相反方向に突出する一対の係止爪108が形成されている。また、当接部材102には、一対の係止爪108に対して周方向に90°ずらした位置において上方に開口する一対(図5では1個を示す。)の切欠溝部109が形成されている。これにより、一対の係止爪108を有する側壁部が径方向内方へ弾性変形すなわち撓み変形可能となっている。したがって、当接部材102をガイド部106のガイド孔107内にその下方から押し込むことにより、両係止爪108が側壁部の撓み変形を利用してガイド孔107を通過したのち、その側壁部の弾性復元により係止爪108がガイド部106内に抜け止めされる。このようにして、当接部材102がガイド部106のガイド孔107内に対して燃料タンク10内の底面16に面する方向すなわち上下方向に移動可能すなわち進退移動可能に設けられている。なお、係止爪108を有する当接部材102の側壁部とガイド孔107を有するガイド部106とは、本明細書でいう「スナップフィット手段」を構成している。
しかして、前記当接部材102の軸方向(高さ方向)の中央部内には、仕切壁102aが形成されている。当接部材102の仕切壁102aより下方の円筒状部は、高さhを有する脚部102bとなっている(図5参照。)。なお、脚部102bを除いた部分が、前記係止爪108を有しかつ前記支持部101のガイド部106に対する取付部(符号省略。)となっている。
前記コイルスプリング103は、前記当接部材102内の仕切壁102aと、その仕切壁102aに対面する前記支持部101の支持凹部105の天井面との間に介在されている。コイルスプリング103は、当接部材102を進出方向すなわち下方へ付勢している。なお、コイルスプリング103は、本明細書でいう「弾性部材」に相当する。
そして、前に述べたように、燃料タンク10に対して燃料供給装置20が搭載されたときには、燃料フィルタ26の弾性手段100における当接部材102の脚部102bの下端面が、コイルスプリング103の弾性により燃料タンク10の底面16上に押圧された状態で面接触状に当接される。これにより、燃料タンク10内の底面16に対して配管部77が弾性手段100により弾性的に支持されるため、フィルタ部76(詳しくは、フィルタ材79)が燃料タンク10の底面16から離隔される。
上記した燃料フィルタ26(図5参照。)において、弾性手段100の支持部101(詳しくは、ガイド部106)に対して、仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に装着することができるようにしてある。詳しくは、支持部101と当接部材102とを装着するためのスナップフィット手段(係止爪108を有する側壁部(取付部という。)とガイド孔107を有するガイド部106とによるスナップフィット手段)を共通化しておけば、支持部101に対して仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に装着することができる。そして、仕様の異なる複数種の当接部材102が、燃料タンク10の底面16に対する脚部102bの高さhが異なるものとする。したがって、燃料タンク10内の高さ(上板部11と底板部15との間の間隔)が高い場合は、脚部102bの高さhの高い当接部材102を用い、燃料タンク10内の高さが低い場合は、脚部102bの高さhの低い当接部材102を用いることができる。
上記した燃料供給装置20の燃料フィルタ26(図5参照。)によると、弾性手段100の支持部101に仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に設ける構成としたことにより、例えば複数の機種に対して支持部101を含む燃料フィルタ26の主要部品を1種類とし、当接部材102を機種毎の複数種とすればよい。したがって、燃料フィルタ26の主要部品を共通化することにより、コストを低減することができる。このように、主要部品の共通化によりコストを低減することのできる燃料フィルタ26は、四輪車用に比べて、低コストが要求される二輪車用の燃料フィルタ26として有益といえる。
また、仕様の異なる複数種の当接部材102が、燃料タンク10内の底面16に当接可能でかつ燃料タンク10の底面16に対する高さ(詳しくは、脚部102bの高さh)が異なる。このため、燃料タンク10の底面16に対する高さの異なる複数種の当接部材102を選択的に用いることができる。
また、弾性手段100の支持部101に対してスナップフィット手段(係止爪108を有する側壁部とガイド孔107を有するガイド部106とによるスナップフィット手段)を介して当接部材102を容易に進退移動可能に設けることができる。
また、燃料タンク10内の底面16に対して配管部77が弾性手段100により弾性的に支持されることにより、フィルタ部76が燃料タンク10内の底面16から離隔される。このため、燃料タンク10内の底面16に対するフィルタ材79の摩耗すなわちフィルタ材79の外側に発生する摩耗を防止することができる。また、弾性手段100が配管部77をその管外において燃料タンク10内の底面16に弾性的に支持するものであるから、フィルタ材79の内側に発生する摩耗を防止することができる。したがって、フィルタ材79の内外両側に発生する摩耗を防止することにより、フィルタ材79の耐久性を向上することができる。これとともに、フィルタ材79の内側に発生する摩耗粉が燃料供給系路に流入することによる燃料供給系機能部品(例えば、燃料ポンプ21、プレッシャレギュレータ24、インジェクタ(図示しない。)等)の性能低下を防止することができる。このことは、とくに、四輪車に比べて、車両の傾きの変化が大きく、燃料タンク10内の燃料の移動量の大きい二輪車用の燃料フィルタ26として有効といえる。
また、弾性手段100が配管部77を燃料タンク10内の底面16に弾性的に支持するものであるから、燃料タンク10の内圧の変化及び温度変化並びに製造誤差等による燃料タンク10内の底面16と配管部77との間の寸法誤差を吸収することができる。これにより、当接部材102を燃料タンク10の底面16上に当接させることにより、フィルタ部76のフィルタ材79を燃料タンク10内の底面16から離隔させ、燃料タンク10内の底面16に対するフィルタ材79の摩耗すなわちフィルタ材79の外側に発生する摩耗を防止することができる。
また、フィルタ材79が不織布により形成されているため、コストを低減することができる。また、燃料タンク10内の底面16からフィルタ材79が離隔されるため、耐摩耗性に劣る不織布により形成されたフィルタ材79であるにも係わらず、耐久性を向上することができる。
また、前記した燃料供給装置20によると、燃料フィルタ26の主要部品を共通化することにより、コストを低減することができる。このように、燃料フィルタ26の主要部品の共通化によりコストを低減することのできる燃料供給装置は、四輪車用に比べて、低コストが要求される二輪車用の燃料供給装置20として有益といえる。
また、前記弾性手段100は、前記実施例1では燃料フィルタ26に設けたが、燃料フィルタ26と別体で構成した弾性手段100を燃料タンク10の底面16と燃料フィルタ26の配管部77との間に介装する構成としても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を図面にしたがって説明する。本実施例及び実施例3は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。なお、図6は燃料フィルタを示す断面図である。
本実施例は、図6に示すように、燃料フィルタ26の配管部77の導出管部82と連通管部83とをエルボ状に一体形成したものである。すなわち、フィルタ部76の側面から水平状に突出するように、形状保持部材80に導出管部82を一体形成し、その導出管部82の突出端より上方に向けて連通管部83を連設したものである。そして、弾性手段100は、前記実施例1と同様に、前記燃料ポンプ21の燃料吸入口55と同一軸線上に設けられている。なお、弾性手段100は、前記実施例1のものと同様であるから同一部位に同一(符号省略。)を付すことにより、その説明を省略する。
また、本実施例の支持部(符号、110を付す。)は、前記燃料フィルタ26の配管部77の管外すなわち導出管部82の下壁部に逆有底円筒状に形成された支持凹部のみにより構成されており、前記実施例1におけるガイド部106が省略されている。支持部110には、縦長状の一対の係止孔111が形成されている。したがって、当接部材102を支持部110内にその下方から押し込むことにより、両係止爪108が側壁部の撓み変形を利用して両係止孔111内に抜け止めされる。このようにして、当接部材102が支持部110内に対して燃料タンク10内の底面16に面する方向すなわち上下方向に移動可能すなわち進退移動可能に設けられている。なお、支持部110は、本明細書でいう「支持部材」に相当する。また、係止爪108を有する当接部材102の側壁部(取付部という。)と、係止孔111を有する支持部110とは、本明細書でいう「スナップフィット手段」を構成している。
上記した燃料フィルタ26(図6参照。)において、弾性手段100の支持部110に対して、仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に装着することができるようにしてある。詳しくは、支持部110と当接部材102とを装着するためのスナップフィット手段(係止爪108を有する側壁部と係止孔111を有する当接部材102とによるスナップフィット手段)を共通化しておけば、支持部110に対して仕様の異なる複数種の当接部材102を選択的に装着することができる。そして、仕様の異なる複数種の当接部材102が、燃料タンク10の底面16に対する高さ(詳しくは、脚部102bの高さh)が異なるものとする。したがって、燃料タンク10内の高さ(上板部11と底板部15との間の間隔)が高い場合は、脚部102bの高さhの高い当接部材102を用い、燃料タンク10内の高さが低い場合は、脚部102bの高さhの低い当接部材102を用いることができる。
上記した燃料フィルタ26によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、本実施例における燃料フィルタ26の連通管部83の外側面には、前記フィルタ抜止用ピン58に嵌合可能な取付片112が突出されている。フィルタ抜止用ピン58に取付片112を嵌合した状態で、フィルタ抜止用ピン58に対して、例えば金属製板ばね材で形成されたO形スナップリング、E形スナップリング等のリテーナ113をそのばね性を利用して装着されている。これにより、燃料ポンプ21に対する燃料フィルタ26の抜け止めが確実化されている。
[実施例3]
本発明の実施例3を図面にしたがって説明する。本実施例3は、前記実施例1の一部を変更したものである。なお、図7は燃料フィルタを示す断面図である。
本実施例の燃料フィルタ26は、仕様の異なる複数種の当接部材102の脚部102bの端面が、燃料タンク10内の底面以外の壁面である側板部18の側壁面19(図4参照。)に当接されている。そして、仕様の異なる複数種の当接部材102の長さ(詳しくは、燃料タンク10内の側壁面19に対する脚部102bの長さ(高さh))が異なるものとしている。
上記した燃料フィルタ26(図7参照。)によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、仕様の異なる複数種の当接部材102が、燃料タンク10内の側壁面19に当接可能でかつ燃料タンク10内の側壁面19に対する長さ(脚部102bの高さh)が異なる。このため、燃料タンク10内の側壁面19に対する長さの異なる複数種の当接部材102を選択的に用いることができる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、燃料供給装置20は,二輪車用に限定されるものではなく、四輪車用、その他の用途のエンジンに適用することができる。また、セットプレート23は、燃料タンク10の上板部11に限らず、底板部あるいは側板部に取り付けることもできる。また、燃料フィルタ26のフィルタ材79は、不織布に限らず、樹脂製あるいは金属製のメッシュスクリーン、織布等により形成することができる。また、燃料フィルタ26のフィルタ材79は、不織布に限らず、樹脂製あるいは金属製のメッシュスクリーン、織布等により形成することができる。また、燃料フィルタ26のフィルタ材79は、当接部材102の高さ(長さ)hを低くすることにより、燃料タンク10の壁面(底面16、側壁面19)に当接させることができる。また、弾性手段100は、燃料タンク10の壁面部に組込むこともできる。また、弾性手段100の当接部材102は、燃料タンク10の壁面上に面接触状に当接するものに限らず、点接触状に当接するものでもよい。また、当接部材102の取付けにかかるスナップフィット手段は、配管部77の支持部101,110に弾性変形を利用して装着可能な構成であればよく、係合構造、組数等は限定されるものではない。また、弾性部材は、コイルスプリング103に限らず、皿ばね、板ばね、あるいは、ゴム状弾性体により形成することができる。
本発明の実施例1にかかる燃料供給装置を示す正面図である。 燃料供給装置を示す左側面図である。 燃料供給装置を示す上面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 燃料フィルタを示す断面図である。 本発明の実施例2にかかる燃料フィルタを示す断面図である。 本発明の実施例3にかかる燃料フィルタを示す断面図である。 従来例にかかる燃料フィルタを一部破断して示す側面図である。
符号の説明
10 燃料タンク
16 底面(壁面)
19 側壁面(壁面)
20 燃料供給装置
21 燃料ポンプ
26 燃料フィルタ
55 燃料吸入口
76 フィルタ部
77 配管部
79 フィルタ材
100 弾性手段
101 支持部(支持部材)
102 当接部材
102a 仕切壁
102b 脚部
103 コイルスプリング(弾性部材)
106 ガイド部(スナップフィット手段の一部)
110 支持部(支持部材、スナップフィット手段の一部)
h 高さ

Claims (6)

  1. 燃料タンク内の燃料をろ過するフィルタ材を有するフィルタ部と、そのフィルタ部を支持しかつ該フィルタ部の内部空間と燃料ポンプの燃料吸入口とを連通する配管部とを備える燃料フィルタであって、
    前記燃料タンク内の壁面に対して前記配管部を弾性的に支持する弾性手段が設けられ、
    前記弾性手段が、前記配管部の管外に設けられた支持部材と、その支持部材に前記燃料タンク内の壁面に面する方向に進退移動可能に設けられた当接部材と、前記支持部材と前記当接部材との間に介在されかつ前記燃料タンク内の壁面に前記当接部材を弾性的に押圧する弾性部材とを備え、
    前記支持部材に仕様の異なる複数種の前記当接部材を選択的に設ける構成とした
    ことを特徴とする燃料フィルタ。
  2. 請求項1に記載の燃料フィルタであって、
    前記仕様の異なる複数種の当接部材が、前記燃料タンク内の壁面としての底面に当接可能でかつ前記燃料タンクの底面に対する高さが異なることを特徴とする燃料フィルタ。
  3. 請求項1に記載の燃料フィルタであって、
    前記仕様の異なる複数種の当接部材が、前記燃料タンク内の底面以外の壁面に当接可能でかつ前記燃料タンクの壁面に対する長さが異なることを特徴とする燃料フィルタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料フィルタであって、
    前記支持部材に対して前記当接部材がスナップフィット手段を介して進退移動可能に設けられていることを特徴とする燃料フィルタ。
  5. 燃料タンク内の燃料を燃料タンク外へ供給する燃料ポンプ、及び、その燃料ポンプの燃料吸入口に接続される燃料フィルタを備え、かつ、前記燃料タンクに設置される燃料供給装置であって、
    前記燃料フィルタが、燃料タンク内の燃料をろ過するフィルタ材を有するフィルタ部、及び、そのフィルタ部を支持しかつ該フィルタ部の内部空間と前記燃料ポンプの燃料吸入口とを連通する配管部を備え、
    前記燃料タンク内の壁面に対して前記配管部を弾性的に支持する弾性手段が設けられ、
    前記弾性手段が、前記配管部の管外に設けられた支持部材と、その支持部材に前記燃料タンク内の壁面に面する方向に進退移動可能に設けられた当接部材と、前記支持部材と前記当接部材との間に介在されかつ前記燃料タンク内の壁面に前記当接部材を弾性的に押圧する弾性部材とを備え、
    前記支持部材に仕様の異なる複数種の前記当接部材を選択的に設ける構成とした
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  6. 請求項5に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料フィルタが、請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料フィルタであることを特徴とする燃料供給装置。
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