JP2015014224A - 燃料供給装置 - Google Patents

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正紀 森田
Masanori Morita
正紀 森田
智紀 長瀬
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智紀 長瀬
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Abstract

【課題】リード線規制手段に保持したリード線の外れを防止することのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置は、複数本のリード線68を保持するリード線規制手段70をを備える。リード線規制手段70は、継手部材38に形成された基台部72と、基台部72から片持ち梁状に形成されかつ弾性を有する保持片73とを備える。基台部72と保持片73との間には、複数本のうちの1本を除いた他のリード線68を収容可能な収容部80が形成される。基台部72と保持片73の先端部との間には、保持片73の弾性変形により拡開可能な入口部82、及び、入口部82の収容部80側において保持片73により1本のリード線68を基台部72に弾性的に挟持可能な挟持部84が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、主として車両用の燃料供給装置であって、燃料タンク内の燃料を内燃機関いわゆるエンジンに供給する燃料供給装置に関する。
この種の燃料供給装置には、燃料タンクに形成された開口孔を閉鎖しかつ電気コネクタを備える蓋部材と、燃料タンク内に配置される燃料ポンプと、蓋部材に設けられかつ燃料ポンプを保持するポンプ保持部材と、ポンプ保持部材に設けられかつ蓋部材の電気コネクタと燃料ポンプとを電気的に接続する複数本のリード線を保持するリード線規制手段とを備えるものがある(例えば特許文献1参照)。リード線規制手段の従来例を説明する。図9はリード線規制手段を示す断面図である。
図9に示すように、リード線規制手段105は、ポンプ保持部材124に形成された基台部122と、基台部122から片持ち梁状に形成されかつ弾性を有する保持片123とを備えている。基台部122と保持片123との間には、複数本のリード線106を収容可能な収容部121が形成されている。保持片123の先端部には爪部126が形成されている。基台部122と保持片123の爪部126との間には、保持片123の弾性変形により拡開可能な入口部128が形成されている。複数本のリード線106は、入口部128を保持片123の弾性変形により拡開させながら収容部121内に収容される。
特開2011−157874号公報
前記リード線規制手段105によると、複数本のリード線106が収容部121内に余裕をもって収容されている。このため、収容部121内においてリード線106が半径方向に振幅し、その振幅が大きくなることによって、入口部128が保持片123の弾性変形により拡開されてリード線106が収容部121から外れるおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、リード線規制手段に保持したリード線の外れを防止することのできる燃料供給装置を提供することにある。
第1の発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関へ供給する燃料供給装置であって、燃料タンクに形成された開口孔を閉鎖しかつ電気コネクタを備える蓋部材と、燃料タンク内に配置される燃料ポンプを含む少なくとも1つの電気部品と、蓋部材に設けられかつ燃料ポンプを保持するポンプ保持部材と、蓋部材及びポンプ保持部材を含む固定側部材に設けられかつ蓋部材の電気コネクタと電気部品とを電気的に接続する複数本のリード線を保持するリード線規制手段とを備え、リード線規制手段は、固定側部材に形成された基台部と、基台部から片持ち梁状に形成されかつ弾性を有する保持片とを備え、基台部と保持片との間には、複数本のうちの1本を除いた他のリード線を収容可能な収容部が形成され、基台部と保持片の先端部との間には、保持片の弾性変形により拡開可能な入口部、及び、入口部の収容部側において保持片により1本のリード線を弾性的に挟持可能な挟持部が形成されている。 この構成によると、蓋部材及びポンプ保持部材を含む固定側部材に設けられたリード線規制手段に、蓋部材の電気コネクタと電気部品とを電気的に接続する複数本のリード線を保持するときは、複数本のうちの1本を除いた他のリード線は、リード線規制手段の入口部及び挟持部を保持片の弾性変形により拡開しながら挟持部を通して収容部内に収容する。続いて、残りの1本のリード線は、入口部を保持片の弾性変形により拡開させながら挟持部に配置する。その1本のリード線は、保持片の弾性復元力により基台部に押付けられることによって、挟持部において弾性的に挟持されることになる。したがって、リード線規制手段により、複数本のリード線を保持することができる。また、リード線規制手段の挟持部において1本のリード線が弾性的に挟持されることで、そのリード線の半径方向の振幅を防止し、挟持部からのリード線の外れを防止することができる。また、挟持部に挟持された1本のリード線が挟持部を閉鎖するため、収容部からのリード線の外れを防止することができる。よって、リード線規制手段に保持したリード線すなわち収容部に収容したリード線及び挟持部に挟持したリード線の外れを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、リード線規制手段の挟持部の対向面のうちの少なくとも一方の面には、1本のリード線の側端部を係合可能な係合凹部が形成されている。この構成によると、係合凹部にリード線の側端部を係合することにより、挟持部に挟持されたリード線の外れを一層防止することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、リード線規制手段が設けられる固定側部材は筒状の筒状部を備え、筒状部にはリード線規制手段が筒状部の軸方向から見て筒状部の外形内に全部又は大部分が収まるように設けられている。この構成によると、固定側部材の筒状部の外形からの半径方向外方へのリード線規制手段の張り出し量を抑制し、燃料供給装置を小型化することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、ポンプ保持部材は、主として燃料ポンプを収容するポンプ収容部材と、ポンプ収容部材と蓋部材との間に介装される継手部材とを備え、リード線規制手段は継手部材に設けられている。この構成によると、蓋部材とポンプ収容部材との間に介装された継手部材にリード線規制手段を設けることにより、ポンプ収容部材に収容された燃料ポンプと蓋部材の電気コネクタとを電気的に接続するリード線の中間部を保持することができる。また、深さの異なる複数種の燃料タンクに対応する燃料供給装置として、蓋部材及びポンプ収容部材を共通化するとともに、長さの異なる複数種の継手部材を用意しておけば、燃料タンクの深さに応じた継手部材を選択することにより、複数種の深さの異なる燃料タンクに容易に対応することが可能になる。
第5の発明は、第4の発明において、蓋部材には燃料タンク内外に連通する燃料吐出管が形成され、継手部材には燃料ポンプの燃料吐出口と蓋部材の燃料吐出管とを連通する連結管が形成されている。この構成によると、継手部材に形成した連結管によって、蓋部材の燃料吐出管と燃料ポンプの燃料吐出口とを連通することができる。このため、燃料供給装置の省スペース化及び小型化を図ることができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す正断面図である。 燃料供給装置を右後方から見た斜視図である。 燃料供給装置を左後方から見た斜視図である。 燃料供給装置を分解して示す斜視図である。 継手部材を示す平面図である。 リード線規制手段を示す平面図である。 実施形態2にかかるリード線規制手段を示す平面図である。 実施形態3にかかる継手部材を示す平面図である。 従来例にかかるリード線規制手段を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態の燃料供給装置は、例えば、自動車の燃料タンク内の燃料をエンジンに供給するもので、燃料タンクの上部に装着されるいわゆる上付けタイプの燃料供給装置を例示する。図1は燃料供給装置を示す正断面図、図2は同じく右後方から見た斜視図、図3は同じく左後方から見た斜視図、図4は同じく分解して示す斜視図である。なお、燃料供給装置に係る方位を各図に矢印で示すとおりに定める。図1に示すように、燃料タンク10の上壁部11には、丸孔状の開口孔12が形成されている。
燃料供給装置の基本的構成を説明する。図1に示すように、燃料供給装置14は、セットプレート16、ポンプ保持部材18、燃料ポンプ20、燃料フィルタ22及びセンダゲージ24を備えている(図4参照)。
セットプレート16は、樹脂製で、円板状に形成されたプレート本体部26を主体として形成されている。プレート本体部26の下面には、円環状の環状壁部27が同心状に形成されている。環状壁部27は、燃料タンク10の開口孔12内に嵌合可能に形成されている。環状壁部27は、周方向に断続的に形成されている。
前記プレート本体部26には、上下方向に延びる中空円筒状の燃料吐出管28が形成されている。燃料吐出管28は、プレート本体部26の下方へ所定長さをもって延出されている。また、図2に示すように、プレート本体部26の右部には、前側の電気コネクタ30と後側の電気コネクタ32が設けられている。前側の電気コネクタ30は、前記セットプレート16の上面側に形成されたコネクタハウジング31、及び、セットプレート16にインサート成形により一体化された2本の端子(不図示)を備えている。また、後側の電気コネクタ32は、前記セットプレート16の上面側に形成されたコネクタハウジング33、及び、セットプレート16にインサート成形により一体化された3本の端子34(図1では1本を示す)を備えている。
図1に示すように、前記プレート本体部26の下面側には、下方に延びる中空円筒状の筒状部35が形成されている。筒状部35は、前記環状壁部27内において、前記燃料吐出管28の周囲を取り囲むように形成されている。燃料吐出管28と筒状部35とは内外二重環状をなしている。筒状部35は、周方向に断続的に形成されている(図4参照)。
前記ポンプ保持部材18は、主として前記燃料ポンプ20を収容するポンプ収容部材36と、ポンプ収容部材36と前記セットプレート16との間に介装される継手部材38とを備えている(図4参照)。ポンプ収容部材36は、樹脂製で、円筒状の筒状部40と、筒状部40の下面を閉鎖する底壁部41とを有する有底円筒状に形成されている。底壁部41の中央部には、下方に延びる中空円筒状の連結筒部42が形成されている。また、筒状部40の左側面には平板状の支持壁部43が形成されている。
前記ポンプ収容部材36内には、前記燃料ポンプ20が縦置き状に配置すなわち収容されている。燃料ポンプ20は、前記燃料タンク10内の燃料を吸入しかつ加圧して吐出する周知のウエスコ型の電動式燃料ポンプである。燃料ポンプ20は、下端側に燃料吸入口45を有し、また、上端側に燃料吐出口47を有している。燃料吸入口45は、連結筒部42に嵌合されている。
前記継手部材38は、樹脂製で、円筒状の筒状部50を主体として形成されている。また、筒状部50内には、上下方向に延びる中空円筒状の連結管52が形成されている。燃料吐出管28と筒状部35とは内外二重環状をなしている。また、筒状部50と連結管52とは、放射状に延びる複数本(図5では6本を示す)の帯板状の連結部51を介して接続されている。なお、図5は継手部材を示す平面図である。
また、筒状部50には、逆U字状の開口溝54(図4参照)が形成されている。継手部材38の筒状部50の上端部には、直径を大きくする拡径筒部55が段付き円筒状に形成されている。拡径筒部55は、周方向に断続的に形成されている(図5参照)。
図1に示すように、前記継手部材38の筒状部50の拡径筒部55は、前記セットプレート16の筒状部35の下端部に対して嵌合により接続されている。このとき、拡径筒部55の下端部の段付壁部(符号、56を付す)は、前記セットプレート16の筒状部35の下端面に当接又は近接される。これにともない、継手部材38の連結管52の上端部は、セットプレート16の燃料吐出管28の下端部内に嵌合により接続されている。また、継手部材38の筒状部50とセットプレート16の筒状部35とは、スナップフィット等により抜け止め状態に連結されている。また、連結管52と燃料吐出管28との間には、両者間をシールするOリング57が介装されている。
前記継手部材38の筒状部50の下端部は、前記ポンプ収容部材36の筒状部40の上端部内に対して嵌合により接続されている。これにともない、継手部材38の連結管52の下端部は、燃料ポンプ20の燃料吐出口47に嵌合により接続されている。したがって、継手部材38の連結管52により、燃料ポンプ20の燃料吐出口47とセットプレート16の燃料吐出管28とが連通されている。また、継手部材38の筒状部50とポンプ収容部材36の筒状部40とは、スナップフィット等により抜け止め状態に連結されている。また、連結管52と燃料吐出口47との間には、両者間をシールするOリング58が介装されている。
前記燃料フィルタ22は、濾過部材60と接続部材62とを備えている。濾過部材60は、燃料を濾過するもので、例えば、不織布、メッシュ材、濾紙、編布等からなる。また、濾過部材60は、上下方向に扁平な袋状に形成されている。濾過部材60内には、濾過部材60を膨大状態に保持する骨格状をなす樹脂製の内部フレーム(不図示)が設けられている。また、接続部材62は、樹脂製で、円筒状に形成されている。接続部材62は、濾過部材60の上面側に配置されている。接続部材62は、濾過部材60の内部空間に連通されかつ内部フレームに一体的に結合されている。接続部材62は、前記ポンプ収容部材36の連結筒部42に嵌合により接続されている。また、接続部材62とポンプ収容部材36とは、スナップフィット等により抜け止め状態に連結されている。
前記センダゲージ24は、燃料タンク10内の燃料の残量すなわち液面の位置を検出するものである。図4に示すように、センダゲージ24は、主体をなすゲージ本体64と、ゲージ本体64に対して回動可能に設けられたアーム65と、アーム65の自由端部に取付けられたフロート66とを備えている。図3に示すように、ゲージ本体64は、前記ポンプ収容部材36の支持壁部43に装着されている。
図4に示すように、前記燃料ポンプ20には、その上端側において3本のリード線68の一端部が電気的に接続されている。これらのリード線68の他端部は、前記継手部材38の筒状部50の開口溝54内を通して引き出されており、前記セットプレート16の下面側において後側の電気コネクタ32の各端子に電気的に接続されている(図1及び図2参照)。なお、燃料ポンプ20は本明細書でいう「電気部品」に相当する。また、後側の電気コネクタ32は本明細書でいう「燃料ポンプ用コネクタ」に相当する。
図4に示すように、前記センダゲージ24(詳しくはゲージ本体64)には、その上端側において2本のリード線68(便宜上、燃料ポンプ20のリード線68と同一符号を付す)の一端部が電気的に接続されている。これらリード線68の他端部は、前記セットプレート16の下面側において前側の電気コネクタ30の各端子に電気的に接続されている(図1及び図3参照)。なお、センダゲージ24(詳しくはゲージ本体64)は本明細書でいう「電気部品」に相当する。また、前側の電気コネクタ30は本明細書でいう「燃料ポンプ用コネクタ」に相当する。また、各リード線68は、導電性を有する金属製の芯線が絶縁性及び弾性を有する樹脂製の被覆材により被覆されてなる。
前記燃料供給装置14は、燃料タンク10の上壁部11の開口孔12から燃料フィルタ22、ポンプ保持部材18及びセンダゲージ24等を挿入し、その上壁部11にセットプレート16を装着することにより、燃料タンク10に設置される(図1参照)。なお、セットプレート16の環状壁部27が上壁部11の開口孔12に嵌合されるとともに、プレート本体部26の外周部がその開口孔12の口縁部上に載置される。したがって、セットプレート16により燃料タンク10の上壁部11の開口孔12が覆われるすなわち閉鎖される。また、燃料フィルタ22の濾過部材60は、燃料タンク10のタンク内の底面(不図示)に当接又は近接される。
また、図示はしないが、セットプレート16の上面側において燃料吐出管28には、エンジンにつながる燃料供給配管が接続される。また、後側の電気コネクタ32のコネクタハウジング33には、外部電源(不図示)につながる外部コネクタが嵌合によりそれぞれ接続される。したがって、外部電源から燃料ポンプ20に電力を供給することができる。また、前側の電気コネクタ30のコネクタハウジング31には、外部電源及び制御装置(不図示)につながる外部コネクタが嵌合によりそれぞれ接続される。したがって、外部電源からセンダゲージ24のゲージ本体64に電力を供給することができると共に、センダゲージ24のゲージ本体64の検出信号を制御装置に出力することができる。なお、セットプレート16は本明細書でいう「蓋部材」に相当する。また、セットプレート16及びポンプ保持部材18は本明細書でいう「固定側部材」に相当する。また、ポンプ保持部材18を構成しているポンプ収容部材36及び継手部材38は本明細書でいう「固定側部材」に相当する。
前記した燃料供給装置14において、燃料ポンプ20が駆動されると、燃料タンク10内の燃料が燃料フィルタ22の濾過部材60及び接続部材62、ポンプ収容部材36の連結筒部42を介して燃料ポンプ20により吸入されかつ昇圧されて継手部材38の連結管52内に吐出される。その燃料は、連結管52内を経てセットプレート16の燃料吐出管28内を流れた後、燃料供給配管(不図示)を介してエンジンに供給される。
また、燃料タンク10内の燃料の液面の変化に応じて、フロート66が上下動することによりアーム65が回動する。ゲージ本体64は、アーム65の回動角度を検出して信号化し、検出信号を出力する。
図2に示すように、前記継手部材38には、車両走行中の振動等による前記燃料ポンプ20のリード線68及びセンダゲージ24のリード線68の計5本のリード線68のばたつき(揺動)を防止するためのリード線規制手段70が設けられている。リード線規制手段70は、継手部材38の筒状部50に周方向に断続的に形成された拡径筒部55における切れ目部分に配置されている(図5参照)。
次に、リード線規制手段70について説明する。図6はリード線規制手段を示す平面図である。
図6に示すように、リード線規制手段70は、継手部材38に形成された基台部72と、基台部72から片持ち梁状に一体形成されかつ弾性を有する保持片73とを備えている。基台部72は、継手部材38の筒状部50の段付壁部56(切れ目部分の上端面を含む)の前端部に設定されている。保持片73は、基台部72の一端部(右端部)の外側面に突出された基部74と、基部74の先端部から一側方(左方)へ延びる第1アーム部75と、第1アーム部75の先端部から後方へ向かって屈曲する屈曲部76と、屈曲部76の先端部から一側方(左方)へ延びる第2アーム部77とを有している。第1アーム部75、屈曲部76及び第2アーム部77は、Z字状のアーム片部78を構成している。アーム片部78は、前方へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図6中、二点鎖線78参照)。また、保持片73の基部74は、継手部材38の筒状部50の拡径筒部55に隣接している。
前記基台部72と前記保持片73との間には、基台部72と保持片73の基部74と第1アーム部75と屈曲部76とにより取り囲まれるC字溝状の収容部80が形成されている。収容部80は、4本のリード線68を前後2段で左右横並びにかつ俵積み状に収容可能に形成されている。
また、前記第2アーム部77の先端部(自由端部)の後側面には突起部81が形成されている。基台部72と第2アーム部77の突起部81との間には入口部82が形成されている。入口部82の開口幅(基台部72と第2アーム部77の突起部81との間隔)は、リード線68の外径よりも所定量小さい開口幅で形成されている。
また、突起部81の先端面と左側面とのなす隅角部には、曲率の大きいR面81aが形成されている。これにより、リード線68を外部(左方)から入口部82へ通しやすくなっている。
また、突起部81の右側面(収容部80側の側面)81bは、第2アーム部77の後側面に対してL字状をなすように形成されている。これにより、収容部80側のリード線68を外れ難くすることができる。
前記基台部72と前記第2アーム部77との間には、入口部82の収容部80側に位置する挟持部84が形成されている。挟持部84は、1本のリード線68を弾性的に挟持可能に形成されている。すなわち、挟持部84の開口幅(基台部72と第2アーム部77(突起部81を除く)との間隔)は、リード線68の外径より僅かに小さい程度の幅に設定されている。また、挟持部84の開口長さ(収容部80と入口部82(突起部81を除く)との間の長さ)は、リード線68の外径の約1.5倍の長さに設定されている。入口部82及び挟持部84は、前記保持片73のアーム片部78の弾性変形(図6中、二点鎖線78参照)により拡開可能に形成されている。
前記した燃料供給装置14によると、ポンプ保持部材18の継手部材38に設けられたリード線規制手段70に、セットプレート16の両電気コネクタ30,32と電気部品(燃料ポンプ20及びセンダゲージ24)とを電気的に接続する5本のリード線68(図2参照)を保持するときは、5本のうちの1本を除いた他の4本のリード線68は、継手部材38のリード線規制手段70の入口部82及び挟持部84を保持片73のアーム片部78の弾性変形(図6中、二点鎖線78参照)により拡開しながら挟持部84を通して収容部80内に収容する。続いて、残りの1本のリード線68は、入口部82を保持片73の弾性変形により拡開させながら挟持部84に配置する。その1本のリード線68は、保持片73の弾性復元力により基台部72に押付けられることによって、挟持部84において弾性的に挟持されることになる。
したがって、リード線規制手段70により、5本のリード線68を保持することができる。また、リード線規制手段70の挟持部84において1本のリード線68が弾性的に挟持されることで、そのリード線68の半径方向の振幅を防止し、挟持部84からのリード線68の外れを防止することができる。また、挟持部84に挟持された1本のリード線68が挟持部84を閉鎖するため、収容部80からのリード線68の外れを防止することができる。よって、リード線規制手段70に保持したリード線68すなわち収容部80に収容したリード線68及び挟持部84に挟持したリード線68の外れを防止することができる。
また、セットプレート16とポンプ収容部材36との間に介装された継手部材38にリード線規制手段70を設けることにより、ポンプ収容部材36に収容された燃料ポンプ20とセットプレート16の電気コネクタ30,32とを電気的に接続するリード線68の中間部を保持することができる(図2参照)。また、深さの異なる複数種の燃料タンク10に対応する燃料供給装置14として、セットプレート16及びポンプ収容部材36を共通化するとともに、長さの異なる複数種の継手部材38を用意しておけば、燃料タンク10の深さに応じた継手部材38を選択することにより、複数種の深さの異なる燃料タンク10に容易に対応することが可能になる。
また、セットプレート16には燃料タンク10内外に連通する燃料吐出管28が形成され、継手部材38には燃料ポンプ20の燃料吐出口47とセットプレート16の燃料吐出管28とを連通する連結管52が形成されている(図1参照)。したがって、継手部材38に形成した連結管52によって、セットプレート16の燃料吐出管28と燃料ポンプ20の燃料吐出口47とを連通することができる。このため、燃料供給装置14の省スペース化及び小型化を図ることができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図7はリード線規制手段を示す平面図である。
図7に示すように、本実施形態は、実施形態1におけるリード線規制手段70の挟持部84の対向面のうちの第2アーム部77側の面に、挟持するリード線68の側端部を係合可能な凹型円弧状の係合凹部86を形成したものである。したがって、第2アーム部77の係合凹部86にリード線68の側端部を係合することにより、挟持部84に挟持されたリード線68の外れを一層防止することができる。なお、本実施形態では、保持片73の第2アーム部77の係合凹部86を除いた面と基台部72の面との対向面の間隔は、実施形態1と比べて、係合凹部86の深さと同等又は略同等分だけ狭くしている。また、係合凹部86は、第2アーム部77に代えて基台部72に形成してもよいし、第2アーム部77と基台部72との両方に形成してもよい。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。図8は継手部材を示す平面図である。
図8に示すように、本実施形態は、実施形態1におけるリード線規制手段70を、継手部材38の筒状部50の軸方向から見て筒状部50の外形内に全部が収まるように形成したものである。したがって、継手部材38の筒状部50の外形からの半径方向外方へのリード線規制手段70の張り出し量を抑制し、燃料供給装置14を小型化することができる。また、リード線規制手段70は、実施形態1とは入口部82の向きを反転するようにして形成されている。また、リード線規制手段70は、継手部材38の筒状部50の開口溝54(図4参照)の上方に配置されている。また、リード線規制手段70は、継手部材38の筒状部50の軸方向から見て筒状部50の外形内に大部分が収まるように形成されていればよく、筒状部50の外形外に一部がはみ出していてもよい。
[他の実施形態]
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の燃料供給装置14は、自動二輪車に限らず、原付自転車、ATV車(全地形万能車)、自動車等の車両、船舶、産業機械等、種々の燃料供給装置にも適用することができる。また、本発明は、燃料タンク10の上部に取付けられる上付けタイプの燃料供給装置14に限らず、燃料タンク10の底部に取付けられる底付けタイプの燃料供給装置にも適用することができる。また、電気部品としてのセンダゲージ24は、省略してもよいし、異なる電気部品に代えてもよい。また、電気部品は3つ以上に増加してもよい。また、電気コネクタの数は適時増減してもよい。また、リード線規制手段70は、継手部材38の他、セットプレート16、ポンプ収容部材36に設けてもよい。また、リード線規制手段70の数は、適宜増加してもよい。また、リード線規制手段70の収容部80に収容するリード線68の本数は、少なくとも1本以上であればよい。また、保持片73のアーム片部78は、Z字状に限らず、直線状に形成してもよい。また、継手部材38は2つ以上に増加してもよい。また、リード線規制手段70は、燃料供給装置14以外の各種装置、設備等におけるリード線68の保持にも適用してもよい。
10…燃料タンク
12…開口孔
14…燃料供給装置
16…セットプレート(蓋部材、固定側部材)
18…ポンプ保持部材(固定側部材)
20…燃料ポンプ(電気部品)
24…センダゲージ(電気部品)
28…燃料吐出管
30…前側の電気コネクタ
32…後側の電気コネクタ
36…ポンプ収容部材(固定側部材)
38…継手部材(固定側部材)
52…連結管
68…リード線
70…リード線規制手段
72…基台部
73…保持片
80…収容部
82…入口部
84…挟持部
86…係合凹部

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料を内燃機関へ供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンクに形成された開口孔を閉鎖しかつ電気コネクタを備える蓋部材と、
    前記燃料タンク内に配置される燃料ポンプを含む少なくとも1つの電気部品と、
    前記蓋部材に設けられかつ前記燃料ポンプを保持するポンプ保持部材と、
    前記蓋部材及び前記ポンプ保持部材を含む固定側部材に設けられかつ前記蓋部材の電気コネクタと前記電気部品とを電気的に接続する複数本のリード線を保持するリード線規制手段と
    を備え、
    前記リード線規制手段は、前記固定側部材に形成された基台部と、基台部から片持ち梁状に形成されかつ弾性を有する保持片とを備え、
    前記基台部と前記保持片との間には、前記複数本のうちの1本を除いた他のリード線を収容可能な収容部が形成され、
    前記基台部と前記保持片の先端部との間には、保持片の弾性変形により拡開可能な入口部、及び、入口部の収容部側において保持片により1本のリード線を弾性的に挟持可能な挟持部が形成されている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記リード線規制手段の挟持部の対向面のうちの少なくとも一方の面には、1本のリード線の側端部を係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料供給装置であって、
    前記リード線規制手段が設けられる固定側部材は筒状の筒状部を備え、
    前記筒状部には前記リード線規制手段が該筒状部の軸方向から見て前記筒状部の外形内に全部又は大部分が収まるように設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
    前記ポンプ保持部材は、主として前記燃料ポンプを収容するポンプ収容部材と、ポンプ収容部材と前記蓋部材との間に介装される継手部材とを備え、
    前記リード線規制手段は継手部材に設けられている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項4に記載の燃料供給装置であって、
    前記蓋部材には前記燃料タンク内外に連通する燃料吐出管が形成され、
    前記継手部材には前記燃料ポンプの燃料吐出口と前記蓋部材の燃料吐出管とを連通する連結管が形成されている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
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