JP5914505B2 - 放射線撮影システム及びその制御方法、並びに放射線画像検出装置 - Google Patents

放射線撮影システム及びその制御方法、並びに放射線画像検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、被写体の放射線画像を撮影する放射線撮影システム及びその制御方法、並びに放射線撮影システムに用いられる放射線画像検出装置に関するものである。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、被写体にX線を照射するX線発生装置と、被写体を透過したX線の照射を受けて、被写体の画像情報を表すX線画像を検出するX線画像検出装置とを備えている。X線画像検出装置には、従来はX線フイルムやイメージングプレート(IP)等が用いられていたが、現在ではフラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を検出パネルとして用いたものが普及している。FPDは、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する画素がマトリックス状に配列されたものであり、画素毎に蓄積した信号電荷を信号処理回路で電圧信号に変換することで、被写体の画像情報を表すX線画像を検出し、これをデジタルな画像データとして出力する。
X線撮影システムには、X線撮影装置の前方に配置したフォトタイマによって被写体を透過したX線の線量を測定し、X線の線量が所定量に達したときに、フォトタイマからX線発生装置に停止信号を送信してX線の照射を停止させる自動露出制御(AEC:Auto Exposure Control)機能を備えたものがある。また、フォトタイマの代わりにFPDの画素の一部や、FPDの撮像領域内に配置された線量検出センサを用いてAECを行うX線画像検出装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。線量検出センサが内蔵されたX線画像検出装置でAECを行う場合には、X線画像検出装置からX線発生装置に向けて停止信号が送信される。フォトタイマは、それ自体がX線吸収体であり、およそ5%程度のX線を吸収する。そのため、AECにフォトタイマを用いる場合には、フォトタイマによるX線の吸収分だけX線の照射量を増やす必要があり、被写体の被曝量が大きくなるという問題があった。これに対し、FPDのX線センサを用いてAECを行う場合には、このような問題は発生しない。
FPDを有するX線画像検出装置を用いたX線撮影システムでは、X線発生装置、X線画像検出装置及びコンソールの間で各種信号及びデータの通信が行われている。コンソールとは、撮影条件の設定や、撮影されたX線画像を表示するための装置である。例えば、コンソールからX線画像検出装置には、X線画像検出装置が起動しているか否かを確認するライフチェック信号、X線画像検出装置に温度等の状態を問い合わせる状態監視信号、及びX線画像検出装置にキャリブレーションの実行を指示するキャリブレーション信号等が送信される。また、X線画像検出装置からコンソールには、上述した各信号に対する応答信号やエラーを通知するエラー信号、撮影したX線画像のデータなどが送信される。X線発生装置とX線画像検出装置との間では、X線発生装置によるX線の照射開始をX線画像検出装置に知らせる同期信号や、X線発生装置にX線の照射を停止させる停止信号、X線の照射が停止したことを知らせる応答信号等がそれぞれ送受信される。
このように、X線画像検出装置は、コンソールとの間で各種の信号の通信が行われる。さらに、X線画像検出装置とX線発生装置の間では、X線発生装置によるX線の照射タイミングとX線画像検出装置による画像蓄積タイミングとを同期させるために、X線の照射開始前において同期信号の通信が行われる他、AECを行う場合には、X線発生装置との間で停止信号の通信が行われる。
X線撮影システムでは、X線画像検出装置とコンソール、X線画像検出装置とX線発生装置のように、構成装置間で通信を行う際に通信回線の混雑や信号の衝突によって通信速度が低下し、通信に遅れが生じることがある。通信の混雑とは、例えば同じ方向に向かう複数の信号がほぼ同時に通信回線上に送信された場合をいい、信号の衝突とは、通信回線の両方向から送信された信号が通信回線上でぶつかることをいう。
X線画像検出装置とX線発生装置の間における同期信号の通信遅延に対する対処として、例えば、特許文献2記載のX線撮影システムでは、装置間の通信方式が専用線かあるいはそれ以外の無線通信やネットワーク通信かを判定し、通信方式が、通信遅延が発生する可能性が高い無線通信やネットワーク通信である場合には、通信の遅延を見越してFPDの駆動タイミングを変更している。
具体的には、特許文献2記載のX線撮影システムでは、X線画像検出装置は、照射を受ける準備が完了した段階で準備完了信号をX線発生装置に対して送信し、X線発生装置は、準備完了信号を受けてX線の照射を開始する。X線の照射時間は予め設定されており、X線発生装置は、照射時間が経過するとX線の照射を終了する。X線画像検出装置においては、準備完了信号を発信した段階で画像蓄積動作を開始する。画像蓄積時間は、設定された照射時間の間、画像蓄積動作が継続するように、照射時間よりも長めに設定される。準備完了信号の通信に際して、通信方式が専用線以外の無線通信やネットワーク通信の場合には、専用線の場合よりも準備完了信号の通信の遅延が大きいため、X線の照射開始タイミングが遅れる。通信遅延が大きいと、X線の照射開始タイミングの遅れも大きいため、最悪の場合にはX線画像検出装置において画像蓄積動作が終了しているにも関わらずX線発生装置によるX線の照射が継続されるという事態が生じる。このような問題に対処するため、特許文献2記載のX線撮影システムでは、通信方式が専用線以外の場合には、専用線の場合よりも画像蓄積時間が長くなるようにFPDの駆動タイミングを変更している。
また、X線画像検出装置とコンソール間の通信遅延に対する対処について、例えば、特許文献3記載のX線撮影システムでは、撮影オーダ情報の通信が信号の衝突によって遅延するのを防止するために、X線画像検出装置とコンソール間の通信方式として双方向通信を廃止し、単方向通信とすることによって通信遅延を防止している。
以上のように、特許文献2にはX線画像検出装置とX線発生装置間における開始時の同期信号(準備完了信号)の通信遅延に対する解決策が、特許文献3にはX線画像検出装置とコンソール間の通信遅延に対する解決策がそれぞれ記載されている。
特開2004−251892号公報 特開2010−035778号公報 特開2010−057525号公報
特許文献1記載のX線撮影システムのようにAECを行う場合には、X線画像検出装置からX線発生装置へ停止信号を送信する必要があるが、停止信号は遅滞なく送信されることが求められる。停止信号に遅延が発生すると、X線の照射が適正なタイミングで停止されないため、被写体の被曝量が多くなってしまうからである。また、X線の照射停止が遅れると、その分、照射量が目標となる線量を超過するため、X線画像の画質の低下も招く。
特許文献2及び3に記載の方法では、AECを行うことについては何ら考慮されておらず、また、特許文献2及び3に記載の方法を採用しても、停止信号の通信遅延を解消する解決策にはならない。特許文献2記載の方法は、予め設定された照射時間でX線の照射を行う場合における、照射開始時の同期通信の通信遅延による照射開始タイミングの遅れに対する対処に関するものである。当然ながら、通信遅延を見越して画像蓄積時間を長くするという方法では、停止信号の通信遅延を解決することはできない。
また、特許文献3記載の方法は、コンソールからX線画像検出装置へオーダ情報を送信する際の通信遅延を防止するために、コンソールとX線画像検出装置間の通信方式をコンソールからX線画像検出装置への単方向通信にするというものである。AECを行う場合には、X線画像検出装置からX線発生装置への停止信号をコンソール経由で送信する場合もあり、その場合にはX線画像検出装置からコンソールに停止信号を送信する必要が生じる。さらに、X線画像検出装置とコンソール間においては、オーダ情報や停止信号の他に、X線画像検出装置の動作状態を確認するためのライフチェック信号の送信とその応答、X線画像検出装置の温度等の状態を監視するための状態監視信号の送信とその応答など、各種の信号の双方向通信が必要となるため、特許文献3記載の単方向通信を採用することは現実的ではない。
本発明は、X線の照射を停止させる停止信号の通信が遅れるのを防止することが可能な放射線撮影システム及びその制御方法、並びに放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影システムは、放射線画像検出装置と、放射線画像検出装置を制御するコンソールとを備えた放射線撮影システムにおいて、放射線画像検出装置は、画像検出部と、線量測定部と、停止信号発生部と、第1通信部と、第1制御部とを備えている。画像検出部は、放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積する複数の画素が配列された撮像領域を有し、放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線画像を検出する。線量測定部は、画像検出部による蓄積動作中に、放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定する。停止信号発生部は、線量測定部により測定した放射線の線量が目標線量に達したときに、放射線発生装置に放射線の照射を停止させるための停止信号を発生する。第1通信部は、蓄積動作中に停止信号を放射線発生装置に向けて送信する通信処理、及び停止信号以外の通信処理を行う。第1制御部は、第1通信部を制御する。コンソールは、第2通信部と、第2制御部を備えている。第2通信部は、第1通信部に対して制御信号を送信する通信処理を行う。第2制御部は第2通信部を制御する。蓄積動作中において、少なくとも第1通信部による停止信号の送信が完了するまでの間、第1制御部及び第2制御部のうちの少なくとも一方の制御により、第1通信部と第2通信部の間における、停止信号以外の通信に対して通信規制を行う。
通信規制の対象となる信号には、制御信号が含まれることが好ましい。制御信号は、放射線画像検出装置の起動状態を確認するライフチェック信号、放射線画像検出装置の温度を含む状態を確認する状態監視信号、及び放射線画像検出装置にキャリブレーションの実行を指示するキャリブレーション指示の少なくとも1つを含む。停止信号は、例えばコンソールを経由して放射線発生装置に送信される。
通信規制は、第1通信部及び第2通信部の少なくとも一方において、停止信号以外の通信の全部又は一部を停止する処理を含むことが好ましい。例えば、コンソールにおいて、第2制御部は、第2通信部から第1通信部への制御信号の送信を停止することにより、通信規制を行う。例えば、放射線画像検出装置において、第1制御部は、第1通信部による停止信号以外の通信を停止することにより、通信規制を行う。
第1制御部及び第2制御部の少なくとも一方による通信規制は、第1通信部による停止信号の送信完了後に解除される。通信規制が解除されるタイミングは、放射線源から放射線の照射を停止した旨の応答信号を受信した後、あるいは、蓄積動作が完了しかつ画像検出部から放射線画像を読み出す動作まで完了した後、あるいは、線量測定部を用いて実際に放射線の照射が停止されたことを検出した後のいずれかであることが好ましい。
放射線画像検出装置において、例えば、第1通信部は1つであり、停止信号の通信と停止信号以外の通信で共用される。第1通信部には、通信ポートが1つだけ接続されており、通信ポートは停止信号の通信と停止信号以外の通信で共用される。あるいは、第1通信部には、複数の通信ポートが接続されており、一方の通信ポートは停止信号専用でもよい。
放射線画像検出装置において、画像検出部の撮像領域内に、線量測定部に線量検出信号を出力する線量検出センサが設けられていることが好ましい。線量検出センサは、画素の一部を利用した形態であることが好ましい。
放射線画像検出装置は、可搬型の筐体に画像検出部が収容された電子カセッテであることが好ましい。
本発明の放射線撮影システムの制御方法は、放射線画像検出装置と、放射線画像検出装置を制御するコンソールとを備えた放射線撮影システムの制御方法において、放射線画像検出装置において、放射線画像を検出するために、放射線発生装置による放射線の照射を受けて、撮像領域に配列された複数の画素により放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積するステップと、放射線画像検出装置において、蓄積ステップ中に、放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定するステップと、放射線画像検出装置において、測定した線量が目標線量に達したときに、放射線発生装置による放射線の照射を停止させるために放射線発生装置に向けて送信される停止信号を発生するステップと、蓄積ステップにおいて、少なくとも放射線画像検出装置による停止信号の送信が完了するまでの間、放射線画像検出装置とコンソールの間における、停止信号以外の通信に対して通信規制を行うステップとを含む。
本発明の放射線画像検出装置は、画像検出部と、線量測定部と、停止信号発生部と、通信部と、制御部とを備えている。画像検出部は、放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積する複数の画素が配列された撮像領域を有し、放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線画像を検出する。線量測定部は、画像検出部による蓄積動作中に、放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定する。停止信号発生部は、線量測定部により測定した放射線の線量が目標線量に達したときに、放射線発生装置に放射線の照射を停止させるための停止信号を発生する。通信部は、蓄積動作中に停止信号を放射線発生装置に向けて送信する通信処理、及び停止信号以外の通信処理を行う。制御部は、蓄積動作中において、少なくとも通信部による停止信号の送信が完了するまでの間、通信部による停止信号以外の通信に対して通信規制を行う。
本発明によれば、画像検出部による蓄積動作中において、少なくとも停止信号の送信が完了するまでの間、停止信号以外の通信に対して通信規制が行われるので、停止信号の遅れを防止することが可能な放射線撮影システム及びその制御方法、並びに放射線画像検出装置を提供することができる。これにより、放射線源の放射線の照射を適正なタイミングで停止させることができ、被写体の不用な被曝を少なくすることができる。さらに、適正なタイミングで停止できるため、目標とする線量を超過する超過線量も発生しないため放射線画像の画質の低下も防止できる。
X線撮影システムの概略的構成を示す説明図である。 電子カセッテの構成を示す外観斜視図である。 コンソールの電気的な構成を示すブロック図である。 電子カセッテの電気的な構成を示す説明図である。 X線の線量とこれに基づくFPDの制御内容とを示す説明図である。 X線撮影システムの撮影手順を示すフローチャートである。 通信ポートを複数備えた電子カセッテの電気的構成を示すブロック図である。
図1において、X線撮影システム10は、X線発生装置11と、X線撮影装置12と、コンソール13とからなる。X線発生装置11は、X線源14と、X線源14を制御する線源制御装置15と、照射スイッチ16とで構成される。X線源14は、X線を放射するX線管14aと、X線管14aが放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)14bとを有する。
X線管14aは、熱電子を放出するフィラメントからなる陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器14bは、例えば、X線を遮蔽する4枚の鉛板を四角形の各辺上に配置し、X線を透過させる四角形の照射開口が中央に形成されたものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。
線源制御装置15は、X線源14に対して高電圧を供給する高電圧発生器と、X線源14が照射するX線の線質(エネルギースペクトル)を決める管電圧、単位時間当たりの線量を決める管電流、及びX線の照射時間を制御する制御部と、コンソール13と通信可能な有線方式の通信部とを備えている。高電圧発生器は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源14に駆動電力を供給する。管電圧、管電流、照射時間といった撮影条件は、線源制御装置15の操作パネルを通じて放射線技師などのオペレータにより手動で設定される。なお、コンソール13により線源制御装置15の撮影条件を設定できるようにしてもよい。
照射スイッチ16は、放射線技師によって操作され、線源制御装置15に信号ケーブルで接続されている。照射スイッチ16は二段階押しのスイッチであり、一段階押しでX線源14のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生し、二段階押しでX線源14に照射を開始させるための照射開始信号を発生する。これらの信号は信号ケーブルを通じて線源制御装置15に入力される。
線源制御装置15は、照射スイッチ16からウォームアップ開始信号が入力されると、X線源14に対してウォームアップを開始させるとともに、X線撮影装置12との間でX線の照射開始タイミングを同期させるための同期信号の通信を行う。具体的には、線源制御装置15は、X線撮影装置12に対して照射を開始してよいか否かを問い合わせる照射開始要求信号を送信し、X線撮影装置12からその応答である照射許可信号を受信する。
線源制御装置15は、X線撮影装置12から照射許可信号を受信し、かつ、照射スイッチ16から照射開始信号を受けると、X線源14に対して開始指令を発して電力供給を開始する。これにより、X線源14はX線の照射を開始する。また、線源制御装置15は、X線源14への電力供給の開始とともに、X線の照射開始を表す同期信号をX線撮影装置12に送信し、更に内蔵するタイマを作動させてX線の照射時間の計測を開始する。
X線撮影システム10は、AECを実行して撮影を行うことが可能であり、AECを実行する場合にはX線撮影装置12から線源制御装置15に対して停止信号が送信される。線源制御装置15は、X線撮影装置12からの停止信号を受信すると、X線源14に対して停止指令を発して電力供給を停止する。X線源14は、停止指令を受けるとX線の照射を停止させる。
また、X線撮影システム10は、AECを実行せずに、撮影条件で設定された照射時間に基づいて撮影を行うことも可能である。この場合には、線源制御装置15に照射時間が設定され、線源制御装置15はタイマで照射時間の経過を監視し、照射時間が経過した時点でX線の照射を停止させる。なお、AECを実行して撮影を行う場合においても、線源制御装置15は、タイマで照射時間の経過を監視し、停止信号が無い場合でも、安全規制上設定された最大照射時間を経過した場合にはX線の照射を停止する。
X線撮影装置12は、本発明の放射線画像検出装置に相当する電子カセッテ19と、撮影台20とから構成される。図2に示すように、電子カセッテ19は、FPD23と、FPD23を収容する可搬型の筐体24とからなり、X線源14から照射されて被写体Hを透過したX線を受けて被写体HのX線画像を検出する。電子カセッテ19の筐体24は、平面形状が略矩形の偏平な形態を有しており、平面サイズはフイルム用カセッテやIP用カセッテと略同様の大きさである。
筐体24の側面には、通信用端子(通信ポート)と電源端子とを一体化した複合端子25が設けられている。複合端子25には、通信コネクタと電源コネクタとが一体化された複合コネクタ26が装着される。複合コネクタ26には、通信ケーブルと電源ケーブルとが一体化された複合ケーブル27が接続されており、複合ケーブル27の他端には、コンソール13の通信ポートと接続される通信用コネクタと、電子カセッテ19用の電源装置と接続される電源用コネクタとが設けられている。これにより、電子カセッテ19は、コンソール13と通信可能に接続されるとともに、外部から電源供給を受けることができる。
撮影台20は、電子カセッテ19が着脱自在に取り付けられるスロットを有し、X線が入射する入射面がX線源14と対向する姿勢で電子カセッテ19を保持する。電子カセッテ19は、筐体のサイズがフイルムカセッテやIPカセッテと略同様の大きさであるため、フイルムカセッテやIPカセッテ用の撮影台にも取り付け可能である。なお、撮影台20として、被写体Hを立位姿勢で撮影する立位撮影台を例示しているが、被写体Hを臥位姿勢で撮影する臥位撮影台でもよい。
図3に示すように、コンソール13は、撮影オーダやX線画像等を表示するディスプレイ29と、撮影条件等の入力を行う入力デバイス30と、コンソール13全体を制御するCPU31と、CPU31の処理作業に用いられるメモリ32と、X線画像の画像データを記憶するストレージデバイス33と、線源制御装置15及び電子カセッテ19と通信可能に接続された有線方式の通信部34とを備えており、これらはデータバス35を介して接続されている。
コンソール13は、電子カセッテ19との間で通信部34を介して制御信号の通信を適宜行うことにより、電子カセッテ19を制御する。具体的には、コンソール13は、電子カセッテ19が起動しているか否かを確認するライフチェック信号や、電子カセッテ19の温度等の状態を問い合わせる状態監視信号等の制御信号を定期的に電子カセッテ19に送信する。電子カセッテ19は、コンソール13から送信される制御信号に対して応答信号をコンソール13に送信する。コンソール13は、応答信号の内容に応じた制御を行う。更に、コンソール13から電子カセッテ19に送信される制御信号には、キャリブレーション信号がある。コンソール13は、所定のタイミングで電子カセッテ19にキャリブレーション信号を送信し、電子カセッテ19にキャリブレーションを実行させる。
また、上記制御信号とは逆に、電子カセッテ19からコンソール13に向けて送信する制御信号には、エラー通知がある。エラー通知は、電子カセッテ19においてエラーが発生した場合に、コンソール13に向けて送信される。コンソール13は、電子カセッテ19からエラー通知を受信すると、エラー内容に応じた制御を行う。このように、電子カセッテ19とコンソール13間で通信される制御信号には、コンソール13から電子カセッテ19に送信される制御信号として、ライフチェック信号、状態監視信号、キャリブレーション信号などがあり、電子カセッテ19からコンソール13に送信される制御信号としては、エラー通知がある。ここで、CPU31は、請求の範囲における第2制御部に相当し、通信部34は第2通信部に相当する。
コンソール13は、電子カセッテ19に対して撮影条件を送信して、FPD23の信号処理の条件を設定させる。また、コンソール13は、線源制御装置15と電子カセッテ19との間で、X線の照射開始時の同期信号及びX線の照射を停止させる停止信号の送受信を中継することにより、X線発生装置11によるX線の照射開始・終了タイミングとFPD23の蓄積・読み出し動作とを同期させるための同期制御を行う。更に、コンソール13は、電子カセッテ19が出力する画像データを受信してガンマ補正、周波数処理等の各種画像処理を施す。画像処理済みのX線画像はコンソール13のディスプレイ29に表示される他、そのデータがコンソール13内のストレージデバイス33、あるいはコンソール13とネットワーク接続された画像蓄積サーバといったデータストレージデバイスに格納される。
また、コンソール13は、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的といった情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイ29に表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)といった患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、放射線技師などのオペレータにより入力デバイス30によって手動入力される。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイ29で確認し、その内容に応じた撮影条件をコンソール13の入力デバイスによって入力する。
図4において、FPD23は、TFTアクティブマトリクス基板を有し、この基板上にX線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素37を配列してなる撮像領域38を有する検出パネルと、画素37を駆動して信号電荷の読み出しを制御するゲートドライバ39と、画素37から読み出された信号電荷をデジタルデータに変換して出力する信号処理回路40と、ゲートドライバ39と信号処理回路40とを制御して、FPD23の動作を制御する制御部41とを備えている。複数の画素37は、所定のピッチで二次元にn行(x方向)×m列(y方向)のマトリクスに配列されている。ここで、n、mは2以上の整数であり、FPD23の画素数は、例えば約2000×2000である。
また、制御部41には、有線方式によってコンソール13の通信部34との通信処理を行う通信部42と、被写体Hを透過して電子カセッテ19に照射されたX線の線量を測定する線量測定部43とが接続されている。通信部42には、上述した複合端子25が接続されている。通信部42は、例えば、複合端子25を通じて送受信される信号に対して、通信プロトコルに則った伝送制御を行う。具体的には、制御部41から受け取った送信用の信号に対して通信プロトコルで定められた伝送制御情報(例えば送信先や送信元のIPアドレスなど)を付加したり、反対に受信した信号に対しては伝送制御情報を取り除いて制御部41に受け渡すといった処理の他、信号の受信時には送信元に対して受信確認信号を送信するなどの処理を行う。ここで、制御部41は、請求の範囲における第1制御部又は制御部に相当し、通信部42は第1通信部又は通信部に相当する。
FPD23は、X線を可視光に変換するシンチレータ(図示せず)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素37で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、画素37が配列された撮像領域38の全面と対向するように配置されている。シンチレータは、CsI(ヨウ化セシウム)やGOS(ガドリニウムオキシサルファイド)などの蛍光体からなる。なお、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
画素37は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換素子であるフォトダイオード45、フォトダイオード45が発生した電荷を蓄積するキャパシタ(図示せず)、およびスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)46を備える。
フォトダイオード45は、a−Si(アモルファスシリコン)などの半導体層(例えばPIN型)を有し、その上下に上部電極および下部電極が配されている。フォトダイオード45は、下部電極にTFT46が接続され、上部電極にはバイアス線(図示せず)が接続される。
バイアス線を通じて、撮像領域38内の全画素37に対して、フォトダイオード45の上部電極にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加によりフォトダイオード45の半導体層内に電界が生じ、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性を持つ上部電極と下部電極に移動し、キャパシタに電荷が蓄積される。
TFT46は、ゲート電極が走査線48に、ソース電極が信号線49に、ドレイン電極がフォトダイオード45にそれぞれ接続される。走査線48と信号線49は格子状に配線されている。走査線48は撮像領域38内の画素37の行数分(n行分)設けられ、各走査線48は各行の複数の画素37に接続される共通配線である。信号線49は画素37の列数分(m列分)設けられ、各信号線49は各列の複数の画素37に接続される共通配線である。各走査線48はゲートドライバ39に接続され、各信号線49は信号処理回路40に接続される。
ゲートドライバ39は、TFT46を駆動することにより、X線の入射量に応じた信号電荷を画素37に蓄積する蓄積動作と、画素37から信号電荷を読み出す読み出し動作と、画素37に蓄積される電荷をリセットするリセット動作とを行わせる。制御部41は、ゲートドライバ39によって実行される上記各動作の開始タイミングを制御する。
蓄積動作ではTFT46がオフ状態にされ、その間に画素37に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、ゲートドライバ39から同じ行のTFT46を一斉に駆動するゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、走査線48を一行ずつ順に活性化し、走査線48に接続されたTFT46を一行分ずつオン状態とする。
一行分のTFT46がオン状態になると、一行分の画素37のそれぞれに蓄積された信号電荷が、各信号線49を通じて信号処理回路40に入力される。信号処理回路40において、一行分の信号電荷は電圧に変換されて出力され、各信号電荷に応じた出力電圧が、電圧信号D1〜Dmとして読み出される。アナログの電圧信号D1〜Dmはデジタルデータに変換されて、一行分の各画素の濃度を表すデジタルな画素値である画像データが生成される。画像データは、電子カセッテ19に内蔵されるメモリ51に出力される。
フォトダイオード45の半導体層には、X線の入射の有無に関わらず暗電流が発生する。暗電流に応じた電荷である暗電荷はバイアス電圧が印加されているためにキャパシタに蓄積される。暗電荷は、画像データに対してはノイズ成分となるので、これを除去するためにリセット動作が行われる。リセット動作は、画素37において発生する暗電荷を、画素37から信号線49を通じて掃き出す動作である。
リセット動作は、例えば、一行ずつ画素37をリセットする順次リセット方式で行われる。順次リセット方式では、信号電荷の読み出し動作と同様、ゲートドライバ39から走査線48に対してゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、画素37のTFT46を一行ずつオン状態にする。TFT46がオン状態になっている間、画素37から暗電荷が信号線49を通じて信号処理回路40に入力される。
リセット動作では、読み出し動作と異なり、信号処理回路40において、暗電荷に応じた出力電圧の読み出しは行われない。リセット動作では、各ゲートパルスG1〜Gnの発生と同期して、制御部41から信号処理回路40にリセットパルスRSTが出力される。信号処理回路40においてリセットパルスRSTが入力されると、後述する積分アンプ53のリセットスイッチ53aがオンされて、入力された暗電荷がリセットされる。
順次リセット方式に代えて、配列画素の複数行を一グループとしてグループ内で順次リセットを行い、グループ数分の行の暗電荷を同時に掃き出す並列リセット方式や、全行にゲートパルスを入れて全画素の暗電荷を同時に掃き出す全画素リセット方式を用いてもよい。並列リセット方式や全画素リセット方式によりリセット動作を高速化することができる。
信号処理回路40は、積分アンプ53、MUX54およびA/D変換器55等からなる。積分アンプ53は、各信号線49に対して個別に接続される。積分アンプ53は、オペアンプとオペアンプの入出力端子間に接続されたキャパシタとからなり、信号線49はオペアンプの一方の入力端子に接続される。積分アンプ53のもう一方の入力端子(図示せず)はグランド(GND)に接続される。積分アンプ53は、信号線49から入力される信号電荷を積算し、電圧信号D1〜Dmに変換して出力する。
各列の積分アンプ53の出力端子は、電圧信号D1〜Dmを増幅する増幅器(図示せず)や、電圧信号D1〜Dmを保持するサンプルホールド部(図示せず)を介して、MUX54に接続されている。MUX54は、パラレルに接続される複数の積分アンプ53から1つを選択し、選択した積分アンプ53から出力される電圧信号D1〜DmをシリアルにA/D変換器55に入力する。
A/D変換器55は、入力された一行分のアナログの電圧信号D1〜Dmをそれぞれの信号レベルに応じたデジタルな画素値に変換してメモリ51に出力する。メモリ51には、一行分の画素値が、それぞれの画素37の撮像領域38内の座標に対応付けられて、一行分のX線画像を表す画像データとして記録される。
積分アンプ53から一行分の電圧信号D1〜Dmが出力されると、制御部41は、積分アンプ53に対してリセットパルスRSTを出力し、積分アンプ53のリセットスイッチ53aをオンする。これにより、積分アンプ53に蓄積された一行分の信号電荷がリセットされる。積分アンプ53がリセットされると、ゲートドライバ39から次の行のゲートパルスが出力され、次の行の画素37の信号電荷の読み出しを開始させる。これらの動作を順次繰り返して全行の画素37の信号電荷を読み出す。
全行の読み出しが完了すると、一画面分のX線画像を表す画像データがメモリ51に記録される。メモリ51に記録された画像データに対しては、FPD23の個体差や環境に起因して生じる固定パターンノイズであるオフセット成分を除去するオフセット補正や、各フォトダイオード45の感度のばらつきや信号処理回路40の出力特性のばらつきなどを補正するための感度補正といった画像補正処理が施される。画像データは、メモリ51から読み出され、通信部42によりコンソール13に送信される。こうして被写体HのX線画像が検出される。
FPD23は、X線の照射量を検出する機能を備えている。図4においてハッチングで示すように、FPD23の撮像領域38内には、画素37に加えて、X線の照射量を検出するための線量検出センサとして機能する短絡画素58が設けられている。画素37は、TFT46のオンオフによって信号線49との電気的な接続のオンオフが切り替えられるのに対し、短絡画素58は、信号線49と常時短絡している。
短絡画素58は、構造は画素37とほぼ同様であり、フォトダイオード45とTFT46とを有しており、フォトダイオード45はX線の入射量に応じた信号電荷を発生する。短絡画素58において、画素37との構造上の相違点は、TFT46のソースとドレインが結線により短絡している点であり、短絡画素58のTFT46のスイッチング機能は失われている。これにより、短絡画素58のフォトダイオード45が発生する信号電荷が常時信号線49に流出し、積分アンプ53に入力される。なお、短絡画素58のTFT46のソースとドレインを結線する代わりに、短絡画素58についてはTFT46そのものを設けずに、フォトダイオード45と信号線49を直接接続してもよい。
制御部41は、MUX54によって、短絡画素58からの信号電荷が入力される積分アンプ53を選択して、積分アンプ53の電圧信号(線量検出信号)を読み出す。積分アンプ53からの線量検出信号は、A/D変換器55に入力されてデジタル値に変換されて、メモリ51に出力される。メモリ51は、撮像領域38内の各短絡画素58の座標情報と対応付けて記録される。FPD23は、こうした線量検出動作を、X線の照射中において所定のサンプリングレートで複数回繰り返す。
線量測定部43は、X線の照射中に、メモリ51から線量検出信号を読み出して、読み出した線量検出信号を積算することにより、被写体Hを透過してFPD23に照射されたX線の累積線量を測定する。
図5は、1回の撮影において、FPD23に照射されるX線の単位時間当たりの照射量の経時変化を表す照射プロファイルと、FPD23の動作状態の推移を示すグラフである。X線の照射プロファイルにおいて、X線の照射量は、横軸に時間、縦軸にX線の照射量をとったグラフにおいてほぼ台形状になる。X線源14が開始指令を受けてX線の照射を開始すると、X線の照射量は徐々に増加し、撮影条件として設定された管電流に応じたピーク値まで上昇し、停止指令を受けるまでの間は、ピーク値付近でほぼ定常な状態を保つ。そして、X線源14が停止指令を受けてX線の照射が停止されると、X線の照射量は徐々に下降してやがて「0」になり、X線の照射が完全に停止する。照射プロファイルにおいて、その面積が累積線量を表す。
制御部41は、コンソール13から入力された患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の撮影条件に基づいて照射すべき目標線量を設定する。例えば、図5において、ハッチングで示す面積が目標線量TDとして設定される。制御部41は、コンソール13から撮影準備の指示が入力されると、FPD23を待機状態に移行させる。待機状態においては、制御部41は、FPD23にリセット動作を実行させる。制御部41は、線源制御装置15から照射開始時の同期信号が入力されると、画素37のTFT46をオフして待機状態から蓄積動作に移行させる。TFT46がオフされるため、画素37には照射されたX線の線量に応じた信号電荷が蓄積される。
画素37のTFT46がオフされても、短絡画素58は信号線49と常時短絡しているので、線量測定部43は、X線が照射されている間、信号線49に流出する短絡画素58の出力に基づいて、FPD23に照射されたX線の累積線量を測定することができる。線量測定部43は、メモリ51から読み出した短絡画素58の線量検出信号を積算してX線の累積線量を測定し、測定した累積線量を制御部41に入力する。制御部41は、累積線量と目標線量とを比較し、X線の累積線量が目標線量TDに達したときには、停止信号を発生する。制御部41は、停止信号を通信部42に入力して、通信部42によって線源制御装置15に停止信号を送信させる。なお、本例において、制御部41を停止信号発生部として機能させているが、線量測定部43を停止信号発生部として機能させてもよい。この場合には、線量測定部43が、測定した累積線量と目標線量TDの比較を行い、累積線量が目標線量TDに達したときに停止信号を発生する。
停止信号を受けた線源制御装置15は、X線源14に停止指令を送信し、X線の照射を停止させる。また、制御部41は、線源制御装置15からX線の照射を停止させた旨の応答信号が返ってきた時点でFPD23の蓄積動作を終了させ、読み出し動作に移行させる。なお、FPD23の読み出し動作中にX線が照射されることによるアーチファクトの発生を防止するため、応答信号はX線の照射停止後に送信される。
上述したように、電子カセッテ19とコンソール13との間は1つの通信回線によって接続されている。そのため、電子カセッテ19から線源制御装置15に停止信号を送信する際に、電子カセッテ19とコンソール13との間で制御信号の通信が行われていると、通信の混雑や衝突によって停止信号の送信に遅れが生じることがある。
特に、電子カセッテ19がコンソール13から受信する制御信号(ライフチェック信号、状態監視信号、キャリブレーション信号など)の受信タイミングと、電子カセッテ19からコンソール13への停止信号の送信タイミングが重なると、通信の混雑や衝突が生じる可能性が高い。また、複数の信号の送受信処理が重なるため通信部42における通信処理の負荷も増える。さらに、電子カセッテ19はコンソール13からの制御信号を受信すると、制御信号に対する応答信号をコンソール13に送信しなければならない。そのため、応答信号と停止信号の送信タイミングが重なることにより、通信部42の通信処理の負荷も増加する。こうした理由により、停止信号の送信に遅れが生じるおそれがある。
この問題を解決するため、電子カセッテ19の制御部41とコンソール13のCPU31は、FPD23の蓄積動作中において、電子カセッテ19の通信部42による停止信号の送信が完了するまでの間、電子カセッテ19とコンソール13との間で行われる通信を規制する制御を行う。具体的には、電子カセッテ19の制御部41は、FPD23の蓄積動作中において、停止信号の送信完了までの間、通信部42に停止信号の送信のみを行わせて、停止信号以外の信号の送受信を停止するように制御する。停止信号以外の送信には、コンソール13からの制御信号に対する応答信号の送信の他、例えば、前回の撮影によって得られメモリ51に記録済みの画像データなどの送信も含まれる。また、通信部42は、停止信号以外の信号の送信に加えて、コンソール13から送信される信号の受信も停止する。つまり、電子カセッテ19の制御部41は、FPD23の蓄積動作中において、停止信号の送信完了までの間、通信部42による停止信号の送信以外の通信をすべて停止することにより、通信規制を行う。
また、コンソール13のCPU31も、通信部34を制御することにより、電子カセッテ19との間の通信を規制する。具体的には、コンソール13のCPU31は、通信部34を制御して、FPD23の蓄積動作中において、電子カセッテ19から送信された停止信号の中継のみを行い、電子カセッテ19に対する制御信号(ライフチェック信号、状態監視信号、キャリブレーション信号など)の送信を停止する。
通信規制を開始するタイミングについて、より具体的には、電子カセッテ19の制御部41及びコンソール13のCPU31は、線源制御装置15から照射開始時の同期信号が入力されて、入力された同期信号に対して応答したときに、停止信号以外の信号の通信規制を開始する。停止信号以外の信号の通信規制は、少なくとも停止信号の送信が完了するまでの間継続される。
図6のフローチャートを参照して、X線撮影システム10の作用について説明する。電子カセッテ19がセットされた撮影台20に対して、被写体Hの撮影部位とX線源14の照射位置とが位置合わせされる。コンソール13には、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の検査オーダが入力され、この検査オーダに基づいて撮影条件が設定される(S101)。コンソール13は、設定された撮影条件を通信部34によって電子カセッテ19に送信する。電子カセッテ19の制御部41は、通信部42により受信した撮影条件に基づいてX線の目標線量TDを設定する(S201)。線源制御装置15には、操作パネルによって管電圧、管電流、照射時間などの撮影条件が設定される(S301)。
コンソール13は、通信部34によって電子カセッテ19に撮影の準備を行わせる撮影準備指示を電子カセッテ19に送信する(S102)。電子カセッテ19では、通信部42により撮影準備指示を受信した際に、FPD23を待機状態に移行させる(S202)。線源制御装置15は、照射スイッチ16から照射開始信号が入力されると、X線源14に対して照射開始指令を入力する(S302)。X線源14は、被写体Hに向けてX線の照射を開始する。これと同時に線源制御装置15は、コンソール13を介して電子カセッテ19に同期信号を送信する(S302)。電子カセッテ19の制御部41は、同期信号を受信するとFPD23に蓄積動作を開始させる(S203)。
制御部41は、FPD23の蓄積動作中に出力電圧Voutを積算して、被写体Hを透過してFPD23に照射されたX線の累積線量を測定する(S203)。また、コンソール13及び電子カセッテ19は、FPD23の蓄積動作中は、通信部34及び42に、少なくとも停止信号の送信完了まで停止信号以外の通信を停止させる(S103、S204)。制御部41は、X線の累積線量と目標線量TDとを比較し、X線の累積線量が目標線量TDに達したときに、通信部42にコンソール13を介して線源制御装置15に停止信号を送信させる(S205)。停止信号を受けた線源制御装置15は、X線源14に停止指令を送信してX線の照射を停止させる(S303)。
制御部41は、線源制御装置15からX線の照射を停止させた旨の応答信号が返ってきた時点(S304)でFPD23の蓄積動作を終了させ(S206)、読み出し動作に移行させる(S207)。コンソール13のCPU31及び電子カセッテ19の制御部41は、通信規制を解除して、通信部34及び42に、停止信号以外の信号の通信を再開させる(S104、S208)。読み出されたX線画像のデータは、電子カセッテ19からコンソール13に送信され(S209)、所定の画像処理を経た後にストレージデバイス33に記憶される(S105)。
以上で説明したように、FPD23の蓄積動作中は、停止信号以外の通信が停止されるので、停止信号が通信の混雑や信号の衝突によって遅れることはない。したがって、X線源14のX線の照射を適正なタイミングで停止させることができ、被写体Hの不用な被曝を少なくすることができる。また、適正なタイミングで停止させることにより、目標線量TDを超過する超過線量も低減されるので、良好な画質のX線画像が得られる。
上記実施形態では、FPD23の蓄積動作中における通信規制に関して、電子カセッテ19とコンソール13の間で行われる、停止信号以外の通信をすべて停止する例で説明したが、電子カセッテ19からコンソール13に対して送信されるエラー通知については通信規制の対象から除外してもよい。エラー通知は電子カセッテ19においてエラーが発生した場合にその旨を通知するものであるため、迅速性が要求される場合があるからである。
また、上記実施形態では、電子カセッテ19の制御部41とコンソール13のCPU31の両方が、それぞれの通信部42と通信部34を制御して通信規制を行う例で説明したが、制御部41及びCPU31の少なくとも一方の制御により、通信部42と通信部34の間における通信規制が行われればよい。
例えば、コンソール13のCPU31が、通信部34において実行される、電子カセッテ19への制御信号(ライフチェック信号、状態監視信号など)の送信処理を停止させる制御を行うだけでもよい。つまり、電子カセッテ19の制御部41に関しては、通信部42に対する通信規制に関わる制御を行わなくてもよい。
というのも、電子カセッテ19からコンソール13へ送信される主要な信号は、コンソール13からの制御信号に対する応答信号、エラー通知及び画像データである。このうち、エラー通知が送信されるケースは、そもそも電子カセッテ19が正常に動作していない可能性が高く、停止信号の遅延の有無に関わらず撮影そのものが失敗に終わっている可能性が高い。また、FPD23が蓄積動作中に送信される画像データは、上述のとおり、現在撮影中(蓄積中)の画像データではなく、前回撮影時の画像データと考えられる。前回撮影時の画像データは、現在の蓄積動作が開始されるまでの間に送信済みになるケースが多いと考えられるので、FPD23の蓄積動作中に送信処理が行われる可能性は低い。そのため、エラー通知や画像データについては、電子カセッテ19が積極的に送信を停止する必要性は低い。
これに対して、コンソール13から定期的に送信される制御信号に対する応答信号は、エラー通知や画像データと比較して、FPD23の蓄積動作中における発生頻度が高いため、送信を停止する必要性が高い。しかしながら、応答信号は、コンソール13からの制御信号を契機として送信される信号であるので、電子カセッテ19に制御信号が送信されなければ、電子カセッテ19において応答信号の送信処理が発生することはない。そのため、コンソール13において制御信号の送信を停止しておけば、電子カセッテ19が積極的に送信処理を停止しなくても、結果的に電子カセッテ19の送信処理が停止された状態となる。
以上の理由から、コンソール13のCPU31が電子カセッテ19への制御信号(ライフチェック信号、状態監視信号など)の送信処理を停止させる通信規制を行えば、停止信号の遅延を防止するという本発明の効果を得ることができる。
もちろん、上述したとおり、発生頻度が少ないとはいえ、前回撮影した画像データのように、FPD23の蓄積動作中において電子カセッテ19からコンソール13へ送信される信号が存在することも考えられるため、電子カセッテ19において停止信号以外の通信を停止しておけば、停止信号の遅延を防止するという本発明の効果はより確実なものとなる。
なお、コンソール13ではなく、電子カセッテ19だけが通信規制を行ってもよい。例えば、電子カセッテ19の制御部41が、通信部42に対してコンソール13からの制御信号を破棄させることにより、制御信号の受信処理を停止させる制御を行う。こうすれば、制御部41及び通信部42において制御信号の応答処理に掛かる負荷を低減することができる。ただし、この場合は、コンソール13において通信規制が行われずに制御信号の送信自体は継続されるため、伝送路における通信の混雑や衝突に対する低減効果は少ない。また、コンソール13において、制御信号に対する電子カセッテ19からの応答が無いと異常と判断してしまうケースもありうる。したがって、上述のコンソール13及び電子カセッテ19の両方による通信規制か、あるいは、コンソール13のみによる通信規制を実行することが好ましい。
また、上記実施形態では、FPD23の蓄積動作中における通信規制の対象となる信号として、ライフチェック信号、状態監視信号、キャリブレーション信号、エラー通知及び画像データを例に説明したが、これら以外の信号で停止信号の遅延に影響する信号があればその信号を通信規制の対象としてもよい。
また、上記実施形態では、撮像領域内に設けられた短絡画素によって、X線の線量を検出しているが、短絡画素は、通常の画素とほぼ同一構造であり、X線に対する感度もほぼ同一であるため、X線の線量を正確に検出することが可能である。また、構造がほぼ同一であるので、製造もしやすく、製造コストの増加も少ない。
上記実施形態は、通信ポートである複合端子25が1つしか設けられていない電子カセッテ19を例に説明したが、図7に示すように、通信部42に複数の通信ポート60、61を接続し、例えば一方の通信ポート60を停止信号の送信専用にし、他方の通信ポートをその他の信号及びデータ用にした電子カセッテ62にも本発明を適用することができる。通信ポートを複数設けた場合には、複数の通信ポートのそれぞれにおいては通信の混雑や信号の衝突は減少するが、通信部42で送受信される信号の数が多くなると、通信部42において、各通信ポートを通じて送受信される信号に対して施す処理の負荷が増加して通信に遅れが発生することがある。X線の照射時間は撮影部位によっては数十msecという場合もあり、このような短時間で停止信号を迅速に送信するためには、通信部42に掛かる負荷の僅かな増加が通信遅延に大きく影響する場合がある。しかし、本発明のように、FPD23の蓄積動作中に停止信号以外の通信を規制すれば、通信部42に掛かる余分な負荷を抑制し、通信部42の処理能力を停止信号の処理に集中させることができる。このため、停止信号の通信遅延を防止することができる。
また、通信ポートを複数設けるだけでなく、通信処理を担う通信部42についても、停止信号専用の第1通信部と停止信号以外の信号の通信処理を担う第2通信部を設けるというように、複数設けてもよい。この方法によれば、第1通信部は停止信号以外の通信処理を実行しないため、第1通信部に掛かる負荷が軽減されるとともに、信号毎に通信ポートも分離されるため、通信の混雑や信号の衝突による通信遅延も低減される。これにより、停止信号の通信遅延を防止することができる。
しかし、通信部を複数設けた場合でも、停止信号の通信遅延を確実に防止するためには、本発明を適用することが効果的である。というのは、通信部を複数設けた場合には、制御部41において複数の通信部を統括する制御が必要になり、その分制御部41の負荷が増加するからである。つまり、複数の通信部が同時に通信処理を実行する場合には、統括制御の対象が増加する分、制御部41に掛かる負荷は大きくなる。制御部41の統括制御に遅れが発生すれば、複数の通信部のそれぞれの通信処理も遅れるという結果となる。したがって、通信部を複数設けた場合でも、FPDの蓄積動作中においては停止信号以外の通信を規制することが好ましい。
さらに、通信部を複数設けると、部品コストの増加や、通信部を設ける配置スペースの増加といったデメリットもある。こうしたデメリットを解消するためにも、通信部は1つであることが好ましい。また、電子カセッテは、筐体が小型であるため、配置スペースの確保が難しい。通信部を1つにすることは電子カセッテにおいて特に有効である。
上記実施形態では、通信処理を、制御部41とは別の通信部42が行う例で説明したが、通信部42の機能の全部又は一部を制御部41に統合してもよい。
さらに、本発明は、上記各実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。
上記各実施形態では、コンソール13、線源制御装置15及び電子カセッテ19の間を有線方式の通信部によって接続した場合について説明したが、無線方式で接続したX線撮影システムや、無線と有線とが混在したX線撮影システムにも本発明は適用可能である。
また、短絡画素以外の方法でX線の線量を検出してもよい。例えば、通常画素に設けられる画像読み出し用のTFTに加えて、線量検出用のTFTが設けられた検出画素を設けて、これを線量検出センサとして使用してもよい。検出画素は線量検出時には線量検出用のTFTがオンして線量検出信号を出力し、画像読み出し時には画像読み出し用TFTをオンして画像信号を出力する。
また、短絡画素や検出画素のように画素の一部を利用した形態でなくてもよい。例えば、隣接する画素の間に線量検出センサを設けてもよい。また、例えば、画素を構成するフォトダイオードにはバイアス電圧が印加されるが、フォトダイオードで発生する信号電荷の量に応じてバイアス線に流れるバイアス電流も変化する。こうしたバイアス電流を検出して、X線の線量を検出してもよい。バイアス電流を検出する場合にはバイアス線やバイアス電流を計測する計測部が線量検出センサを構成する。また、画素のTFTをオフした状態でも、フォトダイオードで発生する信号電荷の量に応じて、僅かであるが信号線にリーク電流が流れる。このリーク電流を検出して、X線の線量を検出してもよい。リーク電流を検出する場合には、信号線やリーク電流を計測する計測部が線量検出センサを構成する。
また、ガラス基板を使用してTFTマトリックス基板を形成したTFT型のFPDを例に説明したが、半導体基板を使用したCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを使用したFPDでもよい。このうちCMOSイメージセンサを使用すると、次のようなメリットがある。CMOSイメージセンサの場合、画素に蓄積される信号電荷を読み出し用の信号線に流出させることなく、各画素に設けられたアンプを通じて電圧信号として読み出す、いわゆる非破壊読み出しが可能である。これによれば、蓄積動作中においても、撮像領域内の任意の画素を選択して、その画素から信号電荷を読み出すことによりX線の線量検出が可能である。したがって、CMOSイメージセンサを使用する場合には、上記短絡画素のように、線量検出用の専用の線量検出センサを用いることなく、通常の画素のいずれかを、線量検出センサとして兼用させることが可能となる。
なお、上記実施形態では、停止信号の送信に対して線源制御装置15から応答信号が返ってきた時点で蓄積動作を終了するとともに、通信規制を解除して停止信号以外の通信を再開することとしたが、応答信号ではなく、停止信号を送信した後、短絡画素58で実際にX線の照射が停止されたことを検出したタイミングで、蓄積動作の終了及び通信規制の解除を行ってもよい。X線の照射が実際に停止したことを検出する方法としては、例えば、短絡画素58を用いる方法がある。停止信号を送信した後も、短絡画素58を用いた線量検出動作を継続し、線量測定部43が線量検出信号に基づいてX線の照射が実際に停止したことを検出する。X線の照射が停止されると線量検出信号の信号値もほぼゼロになるため、線量測定部43は、線量検出信号の信号値を監視することにより、X線の照射が実際に停止したことを検出することができる。
また上記実施形態では、通信規制を解除して停止信号以外の通信を再開するタイミングを、蓄積動作が完了した後としているが、蓄積動作の完了後、更に画像情報を読み出す読み出し動作まで完了した後に、通信規制を解除して停止信号以外の通信を再開させてもよい。これは、FPD23から出力されたアナログの電圧信号は、AD変換が完了するまでノイズが乗りやすいため、読み出し動作が完了した後に通信を再開した方が画質劣化の観点でより好ましいためである。
なお、通信規制の解除のタイミングを読み出し動作の完了後とした場合には、上記実施形態のように蓄積完了直後に通信規制を解除する場合と比べれば、読み出し動作を実行する時間分、停止信号以外の通信が再開されるタイミングが遅れるが、撮影動作全体として見たときの影響は非常に小さい。したがって、読み出し動作時におけるノイズ発生の防止を優先して、通信規制の解除のタイミングは、読み出し動作の完了後にするほうが好ましい。また、FPD23の蓄積動作中に停止信号を送信すること自体も多少の画質劣化の原因となるが、少なくともそれ以外の信号を停止することで画質劣化を最小限にすることができる。
上記実施形態では、電子カセッテからX線発生装置への停止信号の通信をコンソール経由で行っているが、コンソールを経由せずに電子カセッテからX線発生装置へ直接停止信号を送信してもよい。この場合においても、FPDの蓄積動作中において、停止信号が送信されるまでの間、コンソールから電子カセッテへの信号の送信が停止されれば、電子カセッテは、通信部の処理能力を停止信号の送信に集中させることができるので、停止信号の通信遅延を防止するという効果が得られる。なお、この場合には、電子カセッテは、蓄積動作の開始や停止信号の送信を行った際にその旨をコンソールへ通知する。この通知により、コンソールは電子カセッテの現在の動作状態を把握することができる。
上記実施形態では、電子カセッテとコンソールとの間の通信を規制する例で説明したが、電子カセッテがコンソール以外の装置と通信を行う場合には、電子カセッテにおいて、その通信を通信規制の対象としてもよい。
上記実施形態では、制御回路が全て組み込まれた電子カセッテ19を例に説明したが、例えばFPDを有する電子カセッテと、これに有線または無線通信によって接続された外付け型の制御装置とを有するX線画像検出装置にも本発明は適用可能である。この場合には、コンソールと制御装置の間、及び制御装置と電子カセッテの間でそれぞれ通信規制を行えばよい。また、コンソールを、画像表示や画像処理機能を有する本体装置と、電子カセッテを制御する制御機能を備えた制御装置とで構成してもよい。この場合には、制御装置と電子カセッテ間の通信規制を行えばよい。更に、可搬型のX線画像検出装置である電子カセッテを例に説明したが、据え置き型のX線画像検出装置に本発明を適用してもよい。
本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する撮影システムにも適用することができる。
10 X線撮影システム
11 X線発生装置
12 X線撮影装置
13 コンソール
14 X線源
15 線源制御装置
19 電子カセッテ
23 FPD
31 CPU
37 画素
41 制御部
34、42 通信部
58 短絡画素

Claims (29)

  1. 放射線画像検出装置と、前記放射線画像検出装置を制御するコンソールとを備えた放射線撮影システムにおいて、
    前記放射線画像検出装置は、
    放射線発生装置からの放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積する複数の画素が配列された撮像領域を有し、放射線画像を検出する画像検出部と、
    前記放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定する線量測定部と、
    前記線量測定部により測定した放射線の線量に応じて、前記放射線発生装置に放射線の照射を停止させるための停止信号を発生する停止信号発生部と、
    前記画像検出部による蓄積動作中に前記停止信号を前記放射線発生装置に向けて送信する通信処理、及び前記停止信号以外の通信処理を行う第1通信部と、
    前記第1通信部を制御する第1制御部とを備えており、
    前記コンソールは、
    前記第1通信部に対して制御信号を送信する通信処理を行う第2通信部と、
    前記第2通信部を制御する第2制御部とを備えており、
    前記蓄積動作中において、少なくとも前記第1通信部による前記停止信号の送信が完了するまでの間、前記第1制御部及び前記第2制御部のうちの少なくとも一方の制御により、前記第1通信部と前記第2通信部の間における、前記停止信号以外の通信に対して通信規制を行うことを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記通信規制の対象となる信号には、前記制御信号が含まれることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記制御信号は、前記放射線画像検出装置の起動状態を確認するライフチェック信号、前記放射線画像検出装置の温度を含む状態を確認する状態監視信号、及び前記放射線画像検出装置にキャリブレーションの実行を指示するキャリブレーション指示の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記停止信号は、前記コンソールを経由して前記放射線発生装置に送信されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記通信規制は、前記第1通信部及び前記第2通信部の少なくとも一方において、前記停止信号以外の通信の全部又は一部を停止する処理を含むことを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記コンソールにおいて、前記第2制御部は、前記第2通信部から前記第1通信部への前記制御信号の送信を停止することにより、前記通信規制を行うことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記放射線画像検出装置において、前記第1制御部は、前記第1通信部による前記停止信号以外の通信を停止することにより、前記通信規制を行うことを特徴とする請求の範囲第5項又は第6項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記第1制御部及び前記第2制御部の少なくとも一方による前記通信規制は、前記第1通信部による前記停止信号の送信完了後に解除されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記放射線発生装置から放射線の照射を停止した旨の応答信号を受信した後であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記蓄積動作が完了し、かつ前記画像検出部から前記放射線画像を読み出す動作まで完了した後であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記線量測定部を用いて実際に放射線の照射が停止されたことを検出した後であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記放射線画像検出装置において、前記第1通信部は1つであり、前記停止信号の通信と前記停止信号以外の通信で共用されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第11項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  13. 前記放射線画像検出装置において、前記第1通信部には、通信ポートが1つだけ接続されており、前記通信ポートは前記停止信号の通信と前記停止信号以外の通信で共用されることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の放射線撮影システム。
  14. 前記放射線画像検出装置において、前記第1通信部には、複数の通信ポートが接続されており、一方の通信ポートは前記停止信号専用であることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の放射線撮影システム。
  15. 前記放射線画像検出装置において、前記画像検出部の撮像領域内に、前記線量測定部に線量検出信号を出力する線量検出センサが設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第14項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  16. 前記線量検出センサは、前記画素の一部を利用した形態であることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の放射線撮影システム。
  17. 前記放射線画像検出装置は、可搬型の筐体に前記画像検出部が収容された電子カセッテであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第16項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  18. 放射線画像検出装置と、前記放射線画像検出装置を制御するコンソールとを備えた放射線撮影システムの制御方法において、
    前記放射線画像検出装置において、放射線画像を検出するために、撮像領域に配列された複数の画素により放射線発生装置からの放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積する蓄積ステップと、
    前記放射線画像検出装置において、前記放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定するステップと、
    前記放射線画像検出装置において、前記測定した線量に応じて、前記放射線発生装置による放射線の照射を停止させるために前記放射線発生装置に向けて送信される停止信号を発生するステップと、
    前記蓄積ステップにおいて、少なくとも前記放射線画像検出装置による前記停止信号の送信が完了するまでの間、前記放射線画像検出装置と前記コンソールの間における、前記停止信号以外の通信に対して通信規制を行うステップとを含むことを特徴とする放射線撮影システムの制御方法。
  19. 放射線発生装置からの放射線の入射量に応じた電気信号を蓄積する複数の画素が配列された撮像領域を有し、放射線画像を検出する画像検出部と、
    前記放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線の線量を測定する線量測定部と、
    前記線量測定部により測定した放射線の線量に応じて、前記放射線発生装置に放射線の照射を停止させるための停止信号を発生する停止信号発生部と、
    前記画像検出部による蓄積動作中に前記停止信号を前記放射線発生装置に向けて送信する通信処理、及び前記停止信号以外の通信処理を行う通信部と、
    前記蓄積動作中において、少なくとも前記通信部による前記停止信号の送信が完了するまでの間、前記通信部による前記停止信号以外の通信に対して通信規制を行う制御部とを備えていることを特徴とする放射線画像検出装置。
  20. 前記通信規制は、前記通信部の前記停止信号以外の通信の全部又は一部を停止する処理を含むことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の放射線画像検出装置。
  21. 前記制御部は、前記通信部による前記停止信号以外の通信を停止することにより、前記通信規制を行うことを特徴とする請求の範囲第20項に記載の放射線画像検出装置。
  22. 前記制御部による前記通信規制は、前記通信部による前記停止信号の送信完了後に解除されることを特徴とする請求の範囲第19項〜第21項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  23. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記放射線発生装置から放射線の照射を停止した旨の応答信号を受信した後であることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の放射線画像検出装置。
  24. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記蓄積動作が完了し、かつ前記画像検出部から前記放射線画像を読み出す動作まで完了した後であることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の放射線画像検出装置。
  25. 前記通信規制が解除されるタイミングは、前記線量測定部を用いて実際に放射線の照射が停止されたことを検出した後であることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の放射線画像検出装置。
  26. 前記通信部は1つであり、前記停止信号の通信と前記停止信号以外の通信で共用されることを特徴とする請求の範囲第19項〜第25項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  27. 前記通信部には、通信ポートが1つだけ接続されており、前記通信ポートは前記停止信号の通信と前記停止信号以外の通信で共用されることを特徴とする請求の範囲第26項に記載の放射線画像検出装置。
  28. 前記通信部には、複数の通信ポートが接続されており、一方の通信ポートは前記停止信号専用であることを特徴とする請求の範囲第26項に記載の放射線画像検出装置。
  29. 前記停止信号発生部は、前記線量測定部により測定した放射線の線量が目標線量に達したときに、前記停止信号を発生することを特徴とする請求の範囲第1項〜第17項のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
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