JP2016128967A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】A/D変換処理の精度を向上させることが可能な電子機器を提供する。【解決手段】電子機器200は、複数のディジタルデータの処理を行うとともに、複数のディジタルデータの処理に応じて制御信号を出力する主制御部(メインCPU210)と、外部から入力されたアナログ信号のA/D変換処理を制御信号によって指示されたタイミングに応じて開始し、A/D変換処理が終了した後にA/D変換処理によって生成されたディジタルデータを主制御部(メインCPU210)と接続された通信線を介して主制御部(メインCPU210)に伝送する副制御部(サブCPU220A,220B)と、を備え、副制御部(サブCPU220A,220B)は、通信線230において通信信号(SCL,SDA)が発生していないときにA/D変換処理を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、A/D変換処理を実行する電子機器に関する。
A/D変換はさまざまな分野で利用される。たとえば光通信の分野において、光トランシーバ(光送受信器)における各種の物理量(アナログ量)を対象とするA/D変換処理が実行される。近年では、大容量通信のために複数の光送信モジュール(光送信部)および光受信モジュール(光受信部)を含む光トランシーバも少なくなく、内蔵する光送信部および光受信部の増加に応じてA/D変換の対象となる物理量も多くなる。
従来の光トランシーバとしては、メインCPU(Central Processing Unit)と、サブCPUとを備えたものが開示される(下記特許文献1参照)。この光トランシーバでは、メインCPUが外部との通信および光トランシーバ内部の全体制御を行い、サブCPUが光送信部および光受信部を監視および制御する。サブCPUが光送信部および光受信部の監視およびそれに必要なA/D変換処理を実行することによって、メインCPUの負担を軽減することができる。メインCPUとサブCPUとは、通信信号によって通信可能とされている。メインCPUは、サブCPUによるA/D変換処理の結果(ディジタルデータ)を、通信信号によって取得することができる。
特開2010−73120号公報 特開平5−113346号公報
従来の光トランシーバにおいて、通信信号は、メインCPUおよびサブCPUの電源電圧と同程度の振幅を有し得る。これに対し、サブCPUによるA/D変換処理の対象となるアナログ量は、電圧に換算すると、電源電圧の振幅よりもかなり小さい場合も多い。このため、サブCPUがA/D変換処理を実行しているときに通信信号が発生すると、通信信号に起因して発生したノイズ(高調波成分など)の影響により、A/D変換処理の精度が損なわれる可能性がある。
1つのCPUが独立してA/D変換処理およびデータ転送などの通信処理を実行する構成であれば(たとえば上記特許文献2参照)、各処理を同時には実行しないようにソフトウェアを構成することも考えられる。しかし、上記光トランシーバのようにメインCPUとサブCPUとが通信を行う構成においては、サブCPU側においてメインCPUからどのようなタイミングで通信信号が送られてくるか予測が困難であるといったこともあり、A/D変換処理と通信処理とが同時に実行されるのを防止するためのソフトウェア構成は複雑となる。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、A/D変換処理の精度を向上させることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る電子機器は、複数のディジタルデータの処理を行うとともに、複数のディジタルデータの処理に応じて制御信号を出力する主制御部と、外部から入力されたアナログ信号のA/D変換処理を制御信号によって指示されたタイミングに応じて開始し、A/D変換処理が終了した後にA/D変換処理によって生成されたディジタルデータを主制御部と接続された通信線を介して主制御部に伝送する副制御部と、を備え、副制御部は、通信線において通信信号が発生していないときにA/D変換処理を実行する。
本発明によれば、A/D変換処理の精度を向上させることが可能になる。
各実施形態に係る電子機器が好適に用いられる光トランシーバの概略構成図である。 第1実施形態に係る電子機器の詳細構成を示す図である。 電子機器の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係る電子機器の詳細構成を示す図である。 電子機器の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態に係る電子機器の詳細構成を示す図である。 電子機器の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第4実施形態に係る電子機器の詳細構成を示す図である。 電子機器の動作を説明するためのタイミングチャートである。
本発明の一側面に係る電子機器は、複数のディジタルデータの処理を行うとともに、複数のディジタルデータの処理に応じて制御信号を出力する主制御部と、外部から入力されたアナログ信号のA/D変換処理を制御信号によって指示されたタイミングに応じて開始し、A/D変換処理が終了した後にA/D変換処理によって生成されたディジタルデータを主制御部と接続された通信線を介して主制御部に伝送する副制御部と、を備え、副制御部は、通信線において通信信号が発生していないときにA/D変換処理を実行する。
このような電子機器によれば、副制御部がA/D変換処理を実行しているときには通信信号は発生しない。したがって、通信信号に起因して発生したノイズ(高調波成分など)の影響により、A/D変換処理の精度が損なわれることを確実に防ぐことができる。
上述した電子機器においては、制御信号は、主制御部と副制御部とに電気的に接続される制御信号線を介して主制御部から副制御部へ伝送される、ことが好適である。こうすれば、制御信号線を介して、主制御部から副制御部へ制御信号を伝送することができる。
また、制御信号は、2値の論理レベルを有し、主制御部は、制御信号が2値の論理レベルの一方であるときにのみ、副制御部と通信線を介して通信を行い、副制御部は、制御信号が2値の論理レベルの他方であるときにのみ、A/D変換処理を実行する、ことも好適である。こうすれば、2値の論理レベルに応じて、主制御部および副制御部の通信のタイミングと、副制御部によって実行されるA/D変換処理のタイミンとを排他的に制御することができる。
また、主制御部は、制御信号を2値の論理レベルの一方から2値の論理レベルの他方に遷移させることによって副制御部にA/D変換処理を開始するタイミングを指示する、ことも好適である。こうすれば、2値の論理レベルの一方から他方への遷移を利用することによって、副制御部がA/D変換処理を開始するタイミングを制御することができる。
また、主制御部は、シリアル通信方式によって通信線を介して副制御部と通信を行う、ことも好適である。こうすれば、主制御部と副制御部との間でシリアル通信方式による通信を行うことができる。
また、シリアル通信方式は、SPI方式であり、制御信号は、SPI方式におけるスレーブセレクト信号である、ことも好適である。こうすれば、SPI方式のスレーブセレクト信号を利用して、副制御部がA/D変換処理を開始するタイミングを制御することができる。
また、電子機器は、光トランシーバ内に搭載され、A/D変換処理の対象は、光トランシーバに含まれる光送信部および光受信部のうち少なくともいずれかの部分におけるアナログ量である、ことも好適である。こうすれば、光トランシーバにおいて、A/D変換処理の精度が損なわれることを確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電子機器が好適に用いられる光トランシーバ1Aの概略構成図である。図1に示す例では、光トランシーバ1Aは、4つの異なる波長の光信号を送受信できる4波長多重型である。
光トランシーバ1Aは、駆動部103と、光送信部101と、光受信部107と、増幅部105とを備える。電子機器200は、光トランシーバ1Aに搭載され、光トランシーバ1Aの各要素を制御する。この制御は、たとえば電気信号の送受信によって行われる。電子機器200は、主制御部であるメインCPU210と、副制御部であるサブCPU220A,220Bと、通信線230と、制御線240(第1の制御線241および第2の制御線242を含む)とを備える。電子機器200の詳細については後述する。
まず、光トランシーバ1Aについて説明すると、光送信部101は、レーザダイオード群11と、光合波器11eとを含む。レーザダイオード群11は、出力光の波長が互いに異なる4つのレーザダイオード(LD)11a〜11dを有する。光合波器11eは、駆動部103からの駆動信号に応じて駆動されたレーザダイオード11a〜11dからの光信号(出力光)を合波する。合波された光信号は、光トランシーバ1Aの外部に接続された光伝送路に向かって出力される。光伝送路は、例えば、シングルモードの光ファイバーである。
駆動部103は、駆動回路群13と、図示しないAPC(Automatic Power Control)回路とを含む。駆動回路群13は、レーザダイオード11a〜11dに対応する駆動回路(LDD)13a〜13dを有する。駆動回路13a〜13dは、送信線L〜Lを介して外部からの電気信号を受ける。図1に示す例では、外部からの電気信号は、それぞれ差動信号であって、1つの差動信号は2つの互いに位相が反転された相補的な送信信号TDおよびTDを有する。駆動部103は、送信信号TDおよびTDに応じた光信号を光送信部101が発生するように、光送信部101を駆動する。駆動は、たとえば、レーザダイオード11a〜11dの駆動電流を送信信号TDおよびTDに応じてパルス状に制御することによって行われる。
光受信部107は、フォトダイオード群15と、光分波器15eとを含む。フォトダイオード群15は、フォトダイオード(PD)15a〜15dを有する。光分波器15eは、光トランシーバ1Aの外部の光伝送路から受信した光信号を互いに波長の異なる4つの光信号に分波(分離)する。フォトダイオード15a〜15dは、それぞれ光分波器15eによって分波された4つの光信号を1対1で受けて電気信号に変換する。変換された電気信号は、増幅部105に送られる。
増幅部105は、リミッティングアンプ群17を含む。リミッティングアンプ群17は、リミッティングアンプ(LIA)17a〜17dを有する。リミッティングアンプ17a〜17dは、フォトダイオード15a〜15dによって変換された電気信号を増幅し、差動信号を生成する。1つの差動信号は、2つの相補的な受信信号RDおよびRDを有する。受信信号RD、RDは、受信線L5〜L8を介して光トランシーバ1Aの外部に送られる。
電子機器200は、光送信部101のレーザダイオード11a〜11dのそれぞれの光出力レベル(出力光の光パワー)を監視することができる。レーザダイオード11a〜11dの光出力レベルはアナログ量であり、たとえば図示しない光電変換素子やカプラなどで構成された検出回路によって、電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「光出力レベル信号」という)は、アナログ信号(たとえばアナログ信号S2)として電子機器200に入力される。なお、レーザダイオード11a〜11dの光出力レベルは、レーザダイオード11a〜11dのそれぞれの光出力レベルに応じた大きさの電気信号を駆動部103に伝送することによって駆動部103で検出され、駆動部103からアナログ信号(たとえばアナログ信号S1)として電子機器200に入力されてもよい。
また、電子機器200は、光送信部101のレーザダイオード11a〜11dを流れる電流(駆動電流)を監視することもできる。駆動電流はバイアス電流および変調電流などのアナログ量である。駆動電流は、たとえば図示しないカレントミラー回路や抵抗素子などで構成された検出回路によって、電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「駆動電流モニタ信号」という)は、アナログ信号(たとえばアナログ信号S2)として電子機器200に入力される。なお、駆動電流モニタ信号は、レーザダイオード11a〜11dからそれぞれの駆動電流に応じた大きさの電気信号を駆動部103に伝送することによって駆動部103で検出され、駆動部103からアナログ信号(たとえばアナログ信号S1)として電子機器200に入力されてもよい。
また、電子機器200は、光送信部101のレーザダイオード11a〜11dの温度を監視することもできる。温度はアナログ量であり、たとえば図示しない温度センサによって、電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「LD温度信号」という)は、アナログ信号(たとえばアナログ信号S2)として電子機器200に入力される。なお、LD温度信号は、レーザダイオード11a〜11dのそれぞれの温度センサの出力を駆動部103に伝送することによって駆動部103で検出され、駆動部103からアナログ信号(たとえばアナログ信号S1)として電子機器200に入力されてもよい。
また、電子機器200は、光受信部107のフォトダイオード15a〜15dの光入力レベル(入力光の光パワー)を監視することができる。フォトダイオード15a〜15dは、それぞれ受信した入力光を光電流に変換して出力する。光電流は、フォトダイオードが受信した入力光の光パワーに応じて大きさが変化するアナログ量である。よって、フォトダイオード15a〜15dのそれぞれから出力される光電流を検出することによってフォトダイオード15a〜15dが受信した光入力レベルを知ることができる。これらの光電流は、光受信部に内蔵された図示しないトランスインピーダンス増幅器(TIA)を介して電圧信号に変換されて増幅部105に入力されるとともに、たとえば図示しないカレントミラー回路や抵抗素子などで構成された検出回路によって電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「光入力レベル信号」という)は、アナログ信号(たとえばアナログ信号SN−1)として電子機器200に入力される。なお、光入力レベル信号は、フォトダイオード15a〜15dからそれぞれから出力される光電流そのものではなく、例えば、カレントミラー回路等によって生成された、光電流に応じた大きさの電気信号を増幅部105に伝送することによって増幅部105で検出され、増幅部105からアナログ信号(たとえばアナログ信号SN)として電子機器200に入力されてもよい。
また、電子機器200は、光受信部107のフォトダイオード15a〜15dに印加される電圧(PDバイアス電圧)を監視することもできる。PDバイアス電圧はアナログ量である。これらの電圧は、たとえば図示しない検出回路によって、別の電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「PDバイアス電圧モニタ信号」という)は、アナログ信号(たとえばSN−1)として電子機器200に入力される。なお、PDバイアス電圧モニタ信号は、増幅部105で検出され、増幅部105からアナログ信号(たとえばアナログ信号SN)として電子機器200に入力されてもよい。
また、電子機器200は、光受信部107のフォトダイオード15a〜15dの温度を監視することもできる。温度は、たとえば図示しない温度センサによって、電圧に変換することができる。変換された電圧(以下、「PD温度信号」という)は、アナログ信号(たとえばSN−1)として電子機器200に入力される。なお、PD温度信号は、フォトダイオード15a〜15dからそれぞれの温度センサの出力を増幅部105に伝送することによって増幅部105で検出され、増幅部105からアナログ信号(たとえばアナログ信号SN)として電子機器200に入力されてもよい。
以上説明した光トランシーバ1Aにおいて、電子機器200は、種々のアナログ量を監視し、それによって、光トランシーバ1Aの各要素を制御することができる。具体的に、電子機器200は、上述の光出力レベル信号、駆動電流モニタ信号、LD温度信号、光入力レベル信号、PDバイアス電圧モニタ信号、PD温度信号などのアナログ信号を対象としてA/D変換処理を実行し、ディジタルデータを取得することによって、光トランシーバ1Aの状態を把握することができる。そして、電子機器200は、光トランシーバ1Aの状態に基づいて駆動部103および増幅部105を制御することによって、光トランシーバ1Aを適切に制御することができる。たとえば、電子機器200は、光出力レベル信号に基づいて光送信部101から送信される出力光の光パワーの大きさ(送信レベル)を監視することによって、送信レベルに異常が生じた場合にはその旨をホストCPU7に通知するとともに、駆動部103を制御することによって送信を停止させることができる。また、電子機器200は、光入力レベル信号に基づいて光受信部107が受信した入力光の光パワーの大きさ(受信レベル)を監視することによって、受信レベルに異常が生じた場合にはその旨をホストCPU7に通知するとともに、増幅部105を制御することによって受信を停止させたり、受信信号の出力を停止させることができる。なお、上述の光送信部101および光受信部107に係るアナログ量だけでなく、例えば、外部から光トランシーバ1Aに供給されている電源の電圧、光トランシーバ内部の図示しない電圧発生回路によって生成される内部電源の電圧、各電源電圧に応じて流れる消費電流、および光トランシーバ内部に実装された図示しない温度センサから出力される光トランシーバ内温度の温度信号などもアナログ量として適当な回路を使用して監視することができ、それに応じて光トランシーバ1Aの各要素を制御することができる。
ここで、図1に示す例では光トランシーバ1Aは4波長多重型であるため、互いに異なる4つの波長のそれぞれにおいて、上述の光送信部101および光受信部107に係るアナログ信号を対象としたA/D変換処理を実行する。そのため、多重型となっていない光トランシーバと比較すると、光トランシーバ1Aに搭載される電子機器200は、より多くのA/D変換処理を実行することが必要になる。そこで、電子機器200は、メインCPU210およびサブCPU220A等の複数のCPUを備えた構成を採用する。メインCPU210が外部(ホストCPU7など)との通信および光トランシーバ1Aの制御を行い、サブCPU220A等がA/D変換処理による監視を行うことによって、全体の処理速度を向上させることができる。メインCPU210は、サブCPU220AなどによるA/D変換処理の結果(データ)を、通信線230を介して、通信信号によって取得することができる。
ここで、上述のような通信信号は、メインCPU210などの電源電圧と同程度の振幅を有し得る。これに対し、サブCPU220A等によるA/D変換処理の対象となるアナログ量(上述の光入力レベル信号など)は、電圧に換算すると、電源電圧の振幅よりもかなり小さい場合も多い(たとえば10〜100mV程度)。このため、サブCPU220AなどがA/D変換処理を実行しているときに通信信号が発生すると、通信信号に起因して発生したノイズ(高調波成分など)の影響により、A/D変換処理の精度が損なわれる可能性がある。とくに、光トランシーバ1Aを小型化すると、通信線230と、光送信部101および光受信部107などとの距離が短くなりクロストーク等によってノイズが伝達しやすくなるため、上述の課題が顕在化する。また、メインCPU210およびサブCPU220Aなどの通信速度を向上させることによっても、上述の課題が顕在化し得る。とくに、シリアル通信の場合には、通信速度の向上によってクロック周波数が高くなるので高い周波数の高調波成分がノイズとして発生する一方でその対策も困難になるといった理由があるためである。本実施形態に係る電子機器200によれば、後述の原理によりこのような課題が解決される。
図2は、電子機器200の詳細構成を示す図である。図2に示すように、電子機器200は、メインCPU210と、サブCPU220A,220Bと、通信線230と、制御線240とを備える。図2に示す例では、サブCPUはサブCPU220Aおよび220Bの2個であるが、サブCPUの個数は特に限定されるものではない。サブCPUは2個よりも多くてもよいし、1個であってもよい。なお、図2は、後述するように、メインCPU210とサブCPU220A、220Bとが通信線230を介して行う通信は、具体的な一例としてシリアル通信インターフェースとしてI2C方式を使用する場合を示しているが、実際に通信線230に接続可能なサブCPU等の個数は、7ビットのアドレスデータで指定可能なアドレス空間によって制約される。
メインCPU210は、ホストCPU7と通信可能に構成されている。この通信の手法は特に限定されるものではない。
メインCPU210は、端子211〜214、および電源端子VDDを含む。端子211,212は、サブCPU220A,220Bと通信を行うための端子である。端子213は、サブCPU220AがA/D変換処理を開始するタイミングを制御するための端子である。端子214は、サブCPU220BがA/D変換処理を開始するタイミングを制御するための端子である。電源端子VDDには、電源電圧が与えられる。電源電圧は、たとえば3.3Vの直流電圧である。
サブCPU220Aは、端子221A〜227A、および電源端子VDDを含む。端子221A,222Aは、メインCPU210と通信を行うための端子である。端子223Aは、メインCPU210からの制御信号を受ける制御端子である。端子224A〜227Aには、A/D変換処理を実行する対象であるアナログ信号S1〜S4が電子機器200の外部から入力される。電源端子VDDについては、メインCPU210のものと同様である。
サブCPU220Bは、端子221B〜227B、および電源端子VDDを含む。端子221B〜223Bおよび電源端子VDDについては、サブCPU220Aの端子221A〜223Aおよび電源端子VDDと同様である。サブCPU220Bの端子224B〜227Bには、A/D変換処理を実行する対象であるアナログ信号S5〜S8が電子機器200の外部から入力される。
メインCPU210は、通信線230および制御線240に接続される。サブCPU220A,220Bは、メインCPU210と後述の通信信号および制御信号を伝送可能なように、通信線230および制御線240に接続される。メインCPU210は、複数のディジタルデータ(たとえば通信信号に含まれる)の処理を行うとともに、複数のディジタルデータの処理に応じて制御信号を出力する。また、サブCPU220A,220Bは、外部から入力されたアナログ信号S1〜S8を対象とするA/D変換処理を、メインCPU210からの制御信号によって指示されたタイミングに応じて開始する。また、サブCPU220A,220Bは、A/D変換処理が終了(完了)した後にA/D変換処理によって生成されたディジタルデータをメインCPU210と接続された通信線230を介してメインCPU210に伝送する。なお、メインCPU210および/またはサブCPU220A,220Bは、図1の光トランシーバ1の各要素(駆動部103と、光送信部101と、光受信部107と、増幅部105)を制御するための電気信号を発生し、または受けるための端子(図示しない)を含んでもよい。
通信線230は、メインCPU210とサブCPU220A,220Bとがシリアル通信を行うための通信信号(SCL,SDA)を伝送する。図2に示す例では、通信信号は、クロック信号SCLと、データ信号SDAとを含む。このため、通信線230は、クロック信号SCLを伝送するための第1の通信線231と、データ信号SDAを伝送するための第2の通信線232とを含む。通信信号としては、たとえばI2C(I-squared-C:Inter-Integrated Circuit)方式における通信信号を用いることができる。
第1の通信線231の一端側はメインCPU210の端子211に接続される。第1の通信線231の他端側は、第1の部分231Aと、第2の部分231Bとに分岐する。第1の部分231AはサブCPU220Aの端子221Aに接続され、第2の部分231BはサブCPU220Bの端子221Bに接続される。
第2の通信線232の一端側はメインCPU210の端子212に接続される。第2の通信線232の他端側は、第1の部分232Aと、第2の部分232Bとに分岐する。第1の部分232AはサブCPU220Aの端子222Aに接続され、第2の部分232BはサブCPU220Bの端子222Bに接続される。
制御線240は、メインCPU210とサブCPU220A,220Bとを電気的に接続する制御信号線である。制御線240は、通信信号(ここではクロック信号SCLおよびデータ信号SDA)の状態に基づいてサブCPU220A,220BがA/D変換処理を開始するタイミングを指示するための制御信号CS1,CS2を伝送する。このため、制御線240は、制御信号CS1を伝送するための第1の制御線241と、制御信号CS2を伝送するための第2の制御線242とを含む。
第1の制御線241の一端側はメインCPU210の端子213に接続され、他端側はサブCPU220Aの端子223Aに接続される。第2の制御線242の一端側はメインCPU210の端子214に接続され、他端側はサブCPU220Bの端子223Bに接続される。
次に、電子機器200の動作について説明する。サブCPU220Aの端子224A〜227AおよびサブCPU220Bの端子224B〜227Bには、アナログ信号S1〜S8がそれぞれ入力される。アナログ信号S1〜S8は、先に説明した光トランシーバ1(図1)における種々のアナログ量に対応する。サブCPU220A,220Bは、A/D変換処理を実行することによって、これらアナログ信号S1〜S8をディジタルデータに変換する。具体的に、アナログ信号S1〜S8が量子化され、ディジタルデータに変換される。変換されたディジタルデータは、たとえばサブCPU220A、220Bに含まれる記憶装置(図示しない)に記憶される。記憶されたディジタルデータは、適時、通信信号(クロック信号SCLおよびデータ信号SDA)によってメインCPU210に送信される。
ここで、本実施形態では、サブCPU220A,220Bが、制御信号(制御信号CS1,CS2)に応じてA/D変換処理を開始することによって、通信信号が発生していないときにA/D変換処理を実行する。これについて、次に図3を参照して説明する。
図3は、電子機器200の動作を説明するためのタイミングチャートである。図3において、クロック信号SCL、データ信号SDA、制御信号CS1,CS2、およびサブCPU220A,220BのA/D変換処理のON・OFFが示される。
図3に示すように、クロック信号SCLおよびデータ信号SDAの制御信号は、ローレベルLおよびハイレベルHの2値の論理レベルを有するディジタル信号である。ローレベルLはたとえば接地電位(0V)とされる。ハイレベルHはたとえば電源電圧(3.3V)とされる。すなわち、この場合には、ディジタル信号の振幅は、電源電圧の振幅にほぼ等しい。
時刻t0において、サブCPU220A,220Bは、いずれもA/D変換処理を実行していない(OFF)。このとき、各信号の電圧はたとえばハイレベルHとされる。
はじめに、制御信号CS1が、ハイレベルHからローレベルLに変わる(時刻t11)。この制御は、メインCPU210が端子213から出力される電圧を制御することによって行われる。
時刻t11において制御信号CS1がローレベルLに変わることに応じて、メインCPU210はクロック信号SCLを出力する(時刻t12)。それとともに、メインCPU210はデータ信号SDAも出力する(図3にて、データ信号SDAには、ローレベルLとハイレベルHとが交互に並ぶような単純な一例が示されているが、実際には、通信プロトコルおよび伝送するディジタルデータに応じてローレベルLとハイレベルHとが並ぶ。このことは、後述する他のタイミングチャートについても同様である)。この制御は、メインCPU210が端子211および212のそれぞれから出力される電圧を制御することによって行われる。クロック信号SCLおよびデータ信号SDAが出力されることによって、メインCPU210とサブCPU220Aまたは220Bとの通信が行われる。メインCPU210がサブCPU220Aおよび220Bのいずれと通信するかは、データ信号SDAに含まれるヘッダ情報(たとえばメインCPU210が通信を行う対象として個々のサブCPUを指定するためのサブCPUのそれぞれに付与されたアドレスデータが含まれている)によって選択することができる。ここでは、メインCPU210はサブCPU220Aと通信するものとする。
メインCPU210とサブCPU220Aとの通信によって、種々の情報がやり取りされる。たとえば、サブCPU220Aが先のA/D変換処理(時刻t0より前に実行されたものとする)によって取得したディジタルデータが、通信信号(SCL,SDA)によってメインCPU210に送信される。メインCPU210とサブCPU220Aとの通信が終了すると、クロック信号SCLおよびデータ信号SDAは出力されなくなる(時刻t13)。
時刻t13においてクロック信号SCLおよびデータ信号SDAが出力されなくなることに応じて、制御信号CS1がローレベルLからハイレベルHに変わる(時刻t14)。つまり、メインCPU210は、制御信号CS1が2値の論理レベルの一方(ここではローレベルL)であるときにのみ、サブCPU210Aと通信線230を介して通信を行う。
時刻t14において制御信号CS1がローレベルLからハイレベルHに変わる(遷移する)ことに応じて、サブCPU220Aは、A/D変換処理を開始する(時刻t15:ON)。すなわち、制御信号CS1のローレベルLからハイレベルHへの変化によって、サブCPU220AがA/D変換処理を開始するタイミングがメインCPU210から指示される。
その後、サブCPU220AのA/D変換処理が完了する(時刻t16:OFF)。つまり、サブCPU220Aは、制御信号CS1が2値の論理レベルの他方(ここではハイレベルH)であるときにのみ、A/D変換処理を実行する。
次に、制御信号CS2が、ハイレベルHからローレベルLに変わる(時刻t21)。この制御は、メインCPU210が端子214から出力される電圧を制御することによって行われる。
時刻t21において制御信号CS2がローレベルLに変わることに応じて、メインCPU210からクロック信号SCL、データ信号SDAが出力される(時刻t22)。ここでは、メインCPU210はサブCPU220Bと通信するものとする。
メインCPU210とサブCPU220Bとの通信が終了すると、クロック信号SCLおよびデータ信号SDAはメインCPU210から出力されなくなる(時刻t23)。
時刻t23においてクロック信号SCLおよびデータ信号SDAが出力されなくなることに応じて、制御信号CS2がローレベルLからハイレベルHに変わる(時刻t24)。つまり、メインCPU210は、制御信号CS2が2値の論理レベルの一方(ここではローレベルL)であるときにのみ、サブCPU210Bと通信線230を介して通信を行う。
時刻t24において制御信号CS2がローレベルLからハイレベルHに変わる(遷移する)ことに応じて、サブCPU220Bは、A/D変換処理を開始する(時刻t25:ON)。すなわち、制御信号CS2のローレベルLからハイレベルHへの変化によって、サブCPU220BがA/D変換処理を開始するタイミングが指示される。
その後、サブCPU220BのA/D変換処理が完了する(時刻t26:OFF)。つまり、サブCPU220Bは、制御信号CS2が2値の論理レベルの他方(ここではハイレベルH)であるときにのみ、A/D変換処理を実行する。
時刻t31およびt32において時刻t11およびt12と同様の動作が行われ、上述の処理が繰り返される。なお、上記にて、メインCPU210とサブCPU220A,220Bとの通信において、メインCPU210からクロック信号SCL、データ信号SDAが出力されるとしたが、メインCPU210から出力されたデータ信号SDAに含まれる命令(コード)に従ってサブCPU220A、220Bのいずれかがデータ信号SDAを出力する(送信する)場合もある。例えば、サブCPU220A,220BがA/D変換処理によって得たディジタルデータは、メインCPU210からの命令に従ってサブCPU220A、220BからメインCPU210に出力される(送信される)。
次に、電子機器200の作用効果について説明する。電子機器200によれば、メインCPU210は、通信信号(SCL,SDA)の状態に基づいてサブCPU220A,220BがA/D変換処理を開始するタイミングを指示するための信号を制御信号(CS1,CS2)としてサブCPU220A,220Bに送信する。こうすることで、メインCPU210は、サブCPU220A,220BがA/D変換処理を開始するタイミングを指定することができるので、通信信号の発生と、A/D変換処理とが同時に行われないようにすることができる。したがって、通信信号に起因して発生したノイズ(高調波成分など)の影響によりA/D変換の精度が損なわれることを防ぐことができる。よって、A/D変換処理の精度を向上させることが可能となる。なお、通信信号が発生していない状態とは、通信信号がローレベルLとハイレベルHのいずれか一方の論理レベルに固定されていて、論理レベル間の電圧の遷移が無い状態のことを意味する。さらに、通信信号の伝送される信号線がローレベルLとハイレベルHとの中間の電圧レベルを取ることが可能な場合には、信号線の電圧がその中間の電圧レベルに固定されていても通信信号は発生していない状態となる。
ここで、メインCPU210とサブCPU220A,220Bと通信においては、メインCPU210をマスタとし、サブCPU220A,220Bをスレーブとするとよい。これにより、メインCPU210は、サブCPU220A,220BによってA/D変化処理が実行されるタイミングを制御するだけでなく、通信信号が発生するタイミングをも制御することができる。このような制御においては、メインCPU210は通信信号の発生およびA/D変換処理の実行のタイミングを制御するように構成され、サブCPU220A,220BはメインCPU210からの指示(通信信号、制御信号)に基づいて動作するように構成すればよいので、各CPUを動作させるためのソフトウェア構成も比較的シンプルとなる。
また、図3に示すタイミングチャートのような処理が実行されることによって、電子機器200は、複数のサブCPU220A,220Bと通信し、A/D変換処理を実行させることもできる。サブCPUが1つの場合にはA/D変換処理の対象とすることができるアナログ量も限られるが(たとえばアナログ信号S1〜S4)、サブCPUが複数あれば、その分、A/D変換処理の対象とすることができるアナログ量を増加させることができる(たとえばアナログ信号S1〜S8)。そのため、たとえば光トランシーバの多重化が進み、A/D変化処理の対象とすべきアナログ量がさらに増加した場合にも対応することができる。
また、制御信号(CS1,CS2)は、通信信号(SCL,SDA)の状態を示す信号とすることもできる。図3に示す例では、通信信号(SCL,SDA)が発生しているときには制御信号(CS1,CS2)はローレベルLとされ、通信信号(SCL,SDA)が発生していないときには制御信号(CS1,CS2)はハイレベルHとされる。こうすれば、通信信号(SCL,SDA)の状態を示す信号を、制御信号(CS1,CS2)として用いることができる。
また、メインCPU210は、制御信号(CS1,CS2)をサブCPU220A,220Bに送信したときには、サブCPU220A,220BによるA/D変換処理が完了した後に、通信信号(SCL,SDA)を発生させて、サブCPU220A,220Bとの通信を行う。たとえば、メインCPU210は、サブCPU220A,220BによるA/D変換処理の実行に要する時間(所定時間)を予め記憶しておくことで、制御信号(CS1,CS2)をサブCPU220A,220Bに送信した後、所定時間が経過した後(つまりA/D変換処理が完了した後)に通信信号(SCL,SDA)を出力して、サブCPU220A,220Bとの通信を行うようにすることができる。これによっても同様に、サブCPU220A,220BがA/D変換処理を実行していないときに、メインCPU220とサブCPU220A,220Bとの通信を行うことができる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る電子機器300の詳細構成を示す図である。図4に示すように、電子機器300は、メインCPU310と、サブCPU320A,320Bと、通信線330と、制御線340とを備える。サブCPUの個数については、第1実施形態と同様に、特に限定されるものではない。なお、第1実施形態の場合と同様に、実際に接続可能なサブCPU等の個数は、使用するシリアル通信インターフェースの規格によって制約される。
メインCPU310は、端子311〜315、および電源端子VDDを含む。端子311〜315は、サブCPU320A,320Bと通信を行うための端子である。そのうち、端子314は、サブCPU320AがA/D変換処理を開始するタイミングを制御するための端子でもある。また、端子315は、サブCPU320BがA/D変換処理を開始するタイミングを制御するための端子でもある。電源端子VDDについては、第1実施形態に係る電子機器200(図2)のものと同様である。
サブCPU320Aは、端子321A〜329A、および電源端子VDDを含む。端子321A〜325Aは、メインCPU310と通信を行うための端子である。端子325Aは、メインCPU310からの制御信号を受ける制御端子でもある。端子326A〜329Aには、A/D変換処理を実行する対象であるアナログ信号S1〜S4が電子機器300の外部から入力される。電源端子VDDについては、メインCPU310のものと同様である。
サブCPU320Bは、端子321B〜329B、および電源端子VDDを含む。端子321B〜325B、および電源端子VDDについては、サブCPU320Aの端子321A〜325Aおよび電源端子VDDと同様である。サブCPU320Bの端子326B〜329Bには、A/D変換処理を実行する対象であるアナログ信号S5〜S8が電子機器300の外部から入力される。
通信線330は、メインCPU310とサブCPU320A,320Bとがシリアル通信を行うための通信信号(SCK,MISO,MOSI,SS1,SS2)を伝送する。図4に示す例では、通信信号は、クロック信号SCKと、データ入力信号MISOと、データ出力信号MOSIと、スレーブセレクト信号SS1,SS2とを含む。このため、通信線330は、クロック信号SCKを伝送するための第1の通信線331と、データ入力信号MISOを伝送するための第2の通信線332と、データ出力信号MOSIを伝送するための第3の通信線333と、スレーブセレクト信号SS1を伝送するための第4の通信線334と、スレーブセレクト信号SS2を伝送するための第5の通信線335とを含む。通信信号としては、たとえばシリアル通信インターフェースの一つであるSPI(Serial Peripheral Interface)方式における通信信号を用いることができる。その場合、メインCPU310が通信を制御するマスタとなり、サブCPU320A,320Bがマスタからの命令に従うスレーブとなることができる。
第1の通信線331の一方側はメインCPU310の端子311に接続される。第1の通信線331の他方側は、第1の部分331Aと、第2の部分331Bとに分岐する。第1の部分331AはサブCPU320Aの端子321Aに接続され、第2の部分331BはサブCPU320Bの端子321Bに接続される。
第2の通信線332の一方側はメインCPU310の端子312に接続される。第2の通信線332の他方側は、第1の部分332Aと、第2の部分332Bとに分岐する。第1の部分332AはサブCPU320Aの端子322Aに接続され、第2の部分332BはサブCPU320Bの端子322Bに接続される。
第3の通信線333の一方側はメインCPU310の端子313に接続される。第3の通信線333の他方側は、第1の部分333Aと、第2の部分333Bとに分岐する。第1の部分333AはサブCPU320Aの端子323Aに接続され、第2の部分333BはサブCPU320Bの端子323Bに接続される。
第4の通信線334の一方側はメインCPU310の端子314に接続される。第4の通信線334の他方側は、第1の部分334Aと、第2の部分334Bとに分岐する。第1の部分334AはサブCPU320Aの端子324Aに接続され、第2の部分334Bは同CPUの端子325Aに接続される。
第5の通信線335の一方側はメインCPU310の端子315に接続される。第5の通信線335の他方側は、第1の部分335Aと、第2の部分335Bとに分岐する。第1の部分335AはサブCPU320Bの端子324Bに接続され、第2の部分335Bは同CPUの端子325Bに接続される。
制御線340は、通信信号(ここではクロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSI)の状態に基づいてサブCPU320A,320BがA/D変換処理を開始するタイミングを指示するための制御信号(CS1,CS2)を伝送する。このため、制御線340は、制御信号CS1を伝送するための第1の制御線341と、制御信号CS2を伝送するための第2の制御線342を含む。ここで、第2実施形態においては、制御信号CS1としてスレーブセレクト信号SS1が用いられ、制御信号CS2としてスレーブセレクト信号SS2が用いられる。このため、第1の制御線341として第4の通信線334の他端側において分岐された第2の部分334Bが用いられ、第2の制御線342として第5の通信線335の他端側において分岐された第2の部分335Bが用いられる。
次に、電子機器300の動作について説明する。サブCPU320A,320BのA/D変換処理については、第1実施形態の電子機器200のサブCPU220A,220Bと同様である。A/D変換処理によって変換されたディジタルデータは、適時、通信信号(ここではSCK,MISO)によってメインCPU310に送信される。
図5は、電子機器300の動作を説明するためのタイミングチャートである。図5において、クロック信号SCK、データ入力信号MISO、データ出力信号MOSI、スレーブセレクト信号SS1,SS2、およびサブCPU320A、320BのA/D変換処理のON・OFFが示される。スレーブセレクト信号SS1,SS2は、制御信号CS1,CS2でもある。
図5に示すように、クロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIは、ローレベルLおよびハイレベルHの2値の論理レベルを有するディジタル信号である(図5にて、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIには、それぞれローレベルLとハイレベルHとが交互に並ぶような単純な一例が示されているが、実際には、通信プロトコルおよび伝送するディジタルデータに応じてローレベルLとハイレベルHとが並ぶ。このことは、後述する他のタイミングチャートについても同様である)。データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIは、クロック信号SCKに同期して、メインCPU310とサブCPU320Aまたは320Bのいずれか一方とがディジタルデータを送受信するために使用される。さらに具体的には、データ出力信号MOSIは、メインCPU310が出力したディジタルデータをサブCPU320Aまたは320Bの何れか一方が内部に取り込むために使用され、データ入力信号MISOは、サブCPU320Aまたは320Bの何れか一方が出力したディジタルデータをメインCPU310が内部に取り込むために使用される。データ入力信号MISOとデータ出力信号MOSIは、同時に並行して送信することができる。
時刻t0において、サブCPU320A,320Bは、いずれもA/D変換処理を実行していない(OFF)。このとき、各信号の電圧はたとえばハイレベルHとされる。
はじめに、スレーブセレクト信号SS1が、ハイレベルHからローレベルLに変わる(時刻t41)。これにより、制御信号CS1も同様に変わることとなる。この制御は、メインCPU310が端子314から出力される電圧を制御することによって行われる。
時刻t41においてスレーブセレクト信号SS1(制御信号CS1)が、ハイレベルHからローレベルLに変わることに応じて、メインCPU310からクロック信号SCKが出力される(時刻t42)。それとともに、スレーブセレクト信号SS1によって選択されたサブCPU320Aがデータ入力信号MISOを出力し、メインCPU310がデータ出力信号MOSIを出力する。この制御は、メインCPU310が端子311、313から出力される電圧を制御するとともに、サブCPU320Aが端子322Aから出力される電圧を制御することによって行われる。ここでは、スレーブセレクト信号SS1がローレベルLである一方でスレーブセレクト信号SS2はハイレベルHのままであるため、メインCPU310とサブCPU320Aとの通信が行われる。
メインCPU310とサブCPU320Aとの通信によって、種々の情報がやり取りされる。通信が終了すると、クロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIは出されなくなる(時刻t43)。
時刻t43においてクロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIが出力されなくなることに応じて、スレーブセレクト信号SS1がローレベルLからハイレベルHに変わる(時刻t44)。これにより、制御信号CS1も同様に変わる。
時刻t44においてスレーブセレクト信号SS1(制御信号CS1)がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、サブCPU320Aは、A/D変換処理を開始する(時刻t45:ON)。すなわち、スレーブセレクト信号SS1(制御信号CS1)のローレベルLからハイレベルHへの変化によって、サブCPU320AがA/D変換処理を開始するタイミングがメインCPU310によって指示される。
その後、サブCPU320AのA/D変換処理が完了する(時刻t46:OFF)。
次に、スレーブセレクト信号SS2が、ハイレベルHからローレベルLに変わる(時刻t51)。この制御は、メインCPU310が端子315から出力される電圧を制御することによって行われる。
時刻t51においてスレーブセレクト信号SS2がローレベルLに変わることに応じて、メインCPU310からクロック信号SCKとデータ出力信号MOSIが出力され、サブCPU320Bからデータ入力信号MISOが出力される(時刻t52)。ここでは、スレーブセレクト信号SS1はハイレベルHである一方でスレーブセレクト信号SS2がローレベルLとなるので、メインCPU310とサブCPU320Bとの通信が行われる。
メインCPU310とサブCPU320Bとの通信が終了すると、クロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIは出力されなくなる(時刻t53)。
時刻t53においてクロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIが出力されなくなることに応じて、スレーブセレクト信号SS2(制御信号CS2)がローレベルLからハイレベルHに変わる(時刻t54)。
時刻t54においてスレーブセレクト信号SS2(制御信号CS2)がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、サブCPU320Bは、A/D変換処理を開始する(時刻t55:ON)。すなわち、スレーブセレクト信号SS2(制御信号CS2)のローレベルLからハイレベルHへの変化によって、サブCPU320BがA/D変換処理を開始するタイミングがメインCPU310によって指示される。
その後、サブCPU320BのA/D変換処理が完了する(時刻t56:OFF)。
時刻t61およびt62において時刻t41およびt42と同様の動作が行われ、上述の処理が繰り返される。
以上説明した図5に示すタイミングチャートの特徴の一つとして、たとえば時刻t43においてクロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIが出力されなくなることに応じて、スレーブセレクト信号SS1がローレベルLからハイレベルHに変わることである(時刻t44)。このスレーブセレクト信号SS1の変化はSPI方式の制御において行われるものであり、本実施形態では、SPI方式におけるスレーブセレクト信号SS1の変化をそのまま利用することによって、制御信号CS1の機能を実現することができる。スレーブセレクト信号SS2および制御信号CS2についても同様である。なお、上記では、スレーブセレクト信号SS1をローレベルLからハイレベルHに変化させることによって、サブCPU320A,320BがA/D変換処理を行なうタイミングをメインCPU310から指示するとしたが、もしも、スレーブセレクト信号SS1が極性を反転して使用される場合には、ハイレベルHからローレベルLに変化させることによって同様にタイミングの指示を行ってもよい。
以上説明した電子機器300では、第1実施形態に係る電子機器200と同様の作用効果を奏する。さらに、電子機器300においては、SPI方式におけるスレーブセレクト信号SS1,SS2を、サブCPU320A,320BがA/D変換処理を開始するタイミングを指示するための制御信号CS1,CS2として利用することができる。これにより、メインCPU310側においては、スレーブセレクト信号SS1,SS2を発生するための端子314,315があれば、制御信号CS1,CS2を発生するための端子を別途設ける必要がないので構成が簡素化される。また、制御信号CS1,CS2を発生させるために別途ソフトウェアを構成する必要もない。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態に係る電子機器400の詳細構成を示す図である。電子機器400は、電子機器200(図2)と比較して、各要素の接続関係において相違する。
具体的に、電子機器400においては、第1の制御線241の一端側および第2の制御線242の一端側は、メインCPU210の端子213に共通に接続される。電子機器400において、メインCPU210の端子213は、サブCPU220A,220BがA/D変換処理を開始するタイミングを制御するための端子である。すなわち、サブCPU220A,220BのA/D変換処理のタイミングを制御するための信号として、制御信号CS1が共通に用いられる。
図7は、電子機器400の動作を説明するためのタイミングチャートである。電子機器400の動作は、電子機器200の動作(図3)と比較して、とくに、制御信号CS1のレベルが遷移するタイミング、およびサブCPU220A,220Bによって実行されるA/D変換処理のタイミングにおいて異なる。
具体的に、時刻t14において制御信号CS1がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、サブCPU220A,220BがいずれもA/D変換処理を開始する(時刻t15:ON)。その後、サブCPU220A,220BのA/D変換処理が完了する(時刻t16:OFF)。なお、サブCPU220AのA/D変換処理が完了するタイミングとサブCPU220BのA/D変換処理が完了するタイミングとは異なっていてもよい。
また、時刻t21において、制御信号CS1は、ハイレベルHからローレベルLに変わる。そして、時刻t22から時刻t23において、クロック信号SCLおよびデータ信号SDAによって、メインCPU210とサブCPU220Bとの通信が行われる。なお、メインCPU210とサブCPU220A、220Bとの通信は、サブCPU220Aと220Bとが交互に行わなくても良く、いずれか一方が複数回続けて通信した後で他方が通信をしても良いし、特には制約はない。また、例えば、時刻t22から時刻t23において、サブCPU220Aと220Bとが順番にメインCPU210と通信を行っても良い。
さらに、時刻t24において制御信号CS1がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、サブCPU220A,220BがいずれもA/D変換処理を開始する(時刻t25:ON)。その後、サブCPU220A,220BのA/D変換処理が完了する(時刻t26:OFF)。
以上説明した電子機器400では、第1実施形態に係る電子機器200と同様の作用効果を奏する。さらに、電子機器400においては、メインCPU210とサブCPU220A,220Bとの通信が行われていないときに、2つのサブCPU220A,220Bが同時(並列)にA/D変換処理を実行する。これにより、より多くのA/D変換処理を実行することが可能になる。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態に係る電子機器500の詳細構成を示す図である。電子機器500は、電子機器300(図4)と比較して、論理回路350をさらに含む点、および各要素の接続関係において相違する。
論理回路350は、AND回路である。論理回路350の入力側には、2値の論理レベルの一方(ローレベルLまたはハイレベルH)が入力される。論理回路350は、入力された論理レベルに対応する論理レベルを、出力側から出力する。具体的に、論理回路350の入力側に入力された各論理レベルがいずれもハイレベルHの場合には、論理回路350はハイレベルHを出力する。そうでない場合には、論理回路350はローレベルLを出力する。論理回路350の構成は特に限定されるものでないが、たとえば、FET(Field Effect Transistor)などの能動素子および抵抗などの受動素子を組み合わせることによって構成される。
電子機器500において、第4の通信線334の他方側において分岐された第2の部分334Bは、論理回路350の入力側に接続される。また、第5の通信線335の他方側において分岐された第2の部分335Bも、論理回路350の入力側に接続される。論理回路350の出力側は、サブCPU320Aの端子325AおよびサブCPU320Bの端子325Bに接続される。
図9は、電子機器500の動作を説明するためのタイミングチャートである。図5において、論理回路350の出力が、SS1・SS2として示される。電子機器500の動作は、電子機器300の動作(図5)と比較して、とくに、サブCPU320A,320Bによって実行されるA/D変換処理のタイミングにおいて異なる。
具体的に、時刻t44においてスレーブセレクト信号SS1がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、論理回路350の出力(SS1・SS2)は、ハイレベルHに変わる。これにより、サブCPU320A,320BがいずれもA/D変換処理を開始する(時刻t45:ON)。その後、サブCPU320A,320BのA/D変換処理が完了する(時刻t46:OFF)。なお、サブCPU320AのA/D変換処理が完了するタイミングとサブCPU320BのA/D変換処理が完了するタイミングとは異なっていてもよい。
また、時刻t51においてスレーブセレクト信号SS2がハイレベルHからローレベルLに変わることに応じて、論理回路350の出力(SS1・SS2)は、ローレベルLに変わる。そして、時刻t52から時刻t53において、クロック信号SCK、データ入力信号MISOおよびデータ出力信号MOSIによって、メインCPU310とサブCPU320Bとの通信が行われる(上述したように、メインCPU310はサブCPU320Aと通信しても良く、メインCPU310とサブCPU320A,320Bとの通信について順番や回数は自由に選択して良い)。
さらに、時刻t54においてスレーブセレクト信号SS2がローレベルLからハイレベルHに変わることに応じて、論理回路350の出力(SS1・SS2)は、ハイレベルHに変わる。これにより、サブCPU320A,320BがいずれもA/D変換処理を開始する(時刻t55:ON)。その後、サブCPU320A,320BのA/D変換処理が完了する(時刻t56:OFF)。
以上説明した電子機器500では、第2実施形態に係る電子機器500と同様の作用効果を奏する。さらに、電子機器500においては、メインCPU310とサブCPU320A,320Bとの通信が行われていないときに、2つのサブCPU320A,320Bが同時(並列)にA/D変換処理を実行する。これにより、より多くのA/D変換処理を実行することが可能になる。
最後に、数値例について説明する。通信線230,330(図2、図4など)によって伝送される通信信号として、たとえば数百kHzから数MHzのディジタル信号を用いることができる。このような周波数範囲のディジタル信号を用いたシリアル通信としては、先に述べたI2CやSPIなどがある。
ここで、一例として、I2C方式において周波数400kHzのディジタル信号によってシリアル通信を行う場合について考える。たとえば、1回の通信において、メインCPU210とサブCPU220A(図2)との間で10バイト程度のデータ転送が行われる場合、1回の通信に要する時間はたとえば250μsecあれば足りる。一方、上記にて説明した通り、電子機器200は光トランシーバ1Aの各要素の動作に係る種々のアナログ量を監視し、それによってそれら各要素の制御を行うが、それは、サブCPU220A、220Bが種々のアナログ量をA/D変換処理によってディジタルデータに変換し、変換されたディジタルデータに基づいてメインCPU210が各要素の動作状態を監視して各要素の動作を制御し、必要に応じて各要素で起きた異常を検出してホストCPU7に知らせたり、各要素の動作状態に関する情報を送信したりする。例えば、このような複数のアナログ量のA/D変換処理、ディジタルデータに基づく動作状態の監視、各要素の制御、およびホストCPU7との通信等を時分割方式にて行う場合に、それらの電子機器200の行う一連の処理は、たとえば、10msec程度の時間内で行うことができる。そこで、電子機器200は通常動作時に一連の処理を10msecの周期で行うと考えることにする。1周期の内、通常、サブCPU220A(あるいは220B)が1回のA/D変換処理に要する時間は10μsecに満たない。そのため、サブCPU220AがA/D変換処理を開始したときには、その後10μsecの間にメインCPU210と通信を行わないようにすれば、そのA/D変換処理が実行されているときに通信信号の影響によるA/D変換精度の劣化が発生することを回避することができる。このような制御においては、一連の処理の周期(10msec)の間に、メインCPU210とサブCPU220Aとの間で、たとえば380バイト(=10msec/((250μsec+10μsec)×10バイト)のA/D変換によるディジタルデータ伝送が可能である。サブCPU220AだけでなくサブCPU220Bを含む構成であれば、その半分の量のデータ転送が、メインCPU210とサブCPU220A,220Bとの間で可能である。そのようなデータ量は、監視情報のやり取りに十分な量と考えられる。このため、10msecの間に、複数のアナログ量を対象として複数回のA/D変換処理を実行することが十分に可能である。通信速度を向上させてさらに多くのデータ伝送を可能とすれば、A/D変換処理の回数を増やすこともできる。たとえば、図2に示す構成においては、サブCPU220A,220Bによって最大で8個のアナログ信号S1〜S8に対してA/D変換処理を実行できるが、サブCPUの端子を増やしたり、サブCPUの数を増やすことによって、それよりも多い数のアナログ信号に対してA/D変換処理を実行できるようにすることも可能である。
以上では、各実施形態に係る電子機器が光トランシーバに適用される点を例に挙げて説明したが、電子機器の用途は特に限定されるものではない。各実施形態に係る電子機器は、微弱なアナログ信号が扱われる技術分野(たとえば計測器や各種のセンサを利用した機器)に好適に用いることができる。
1A…光トランシーバ、7…ホストCPU、101…光送信部、103…駆動部、105…増幅部、107…光受信部、200,300,400,500…電子機器、210,310…メインCPU、220A,220B,320A,320B…サブCPU、230,330…通信線、240,340…制御線。

Claims (7)

  1. 複数のディジタルデータの処理を行うとともに、前記複数のディジタルデータの処理に応じて制御信号を出力する主制御部と、
    外部から入力されたアナログ信号のA/D変換処理を前記制御信号によって指示されたタイミングに応じて開始し、前記A/D変換処理が終了した後に前記A/D変換処理によって生成されたディジタルデータを前記主制御部と接続された通信線を介して前記主制御部に伝送する副制御部と、
    を備え、
    前記副制御部は、前記通信線において通信信号が発生していないときに前記A/D変換処理を実行する、
    電子機器。
  2. 前記制御信号は、前記主制御部と前記副制御部とに電気的に接続される制御信号線を介して前記主制御部から前記副制御部へ伝送される、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御信号は、2値の論理レベルを有し、
    前記主制御部は、前記制御信号が前記2値の論理レベルの一方であるときにのみ、前記副制御部と前記通信線を介して通信を行い、
    前記副制御部は、前記制御信号が前記2値の論理レベルの他方であるときにのみ、前記A/D変換処理を実行する、
    請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記主制御部は、前記制御信号を前記2値の論理レベルの一方から前記2値の論理レベルの他方に遷移させることによって前記副制御部に前記A/D変換処理を開始するタイミングを指示する、
    請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記主制御部は、シリアル通信方式によって前記通信線を介して前記副制御部と通信を行う、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記シリアル通信方式は、SPI方式であり、
    前記制御信号は、前記SPI方式におけるスレーブセレクト信号である、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器は、光トランシーバ内に搭載され、
    前記A/D変換処理の対象は、前記光トランシーバに含まれる光送信部および光受信部のうち少なくともいずれかの部分におけるアナログ量である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
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