JP2005151043A - データ収集システム及びデータ転送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 単純な構成で、通信によるノイズの影響を受けることなく複数のデータを効率的に収集することが可能なデータ収集システムを提供する。
【解決手段】 データ収集システムは、データ収集装置、及び、カスケード接続によりデータ収集装置に接続された複数のデータ処理装置を備える。各データ処理装置は、例えばA/D変換その他のデータ処理を個別に行い、データ処理により得られたデータをデータ転送信号に乗せてカスケード接続された下流のデータ処理装置へ順次転送する。カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、データ処理期間及び通信期間を含むデータ転送信号を生成して後段のデータ処理装置へ送信する。データ処理装置の各々は、データ処理期間内にデータ処理を実行し、データ処理により得られたデータを、データ転送信号に基づいて通信期間内に後段のデータ処理装置へ転送する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のデータ処理装置から出力されるデータを収集するデータ収集システムに関する。
複数のセンサなどにより検出されたデータを1つのデータ解析装置などに転送して解析を行う場合、一般的には、センサからの検出データを出力する複数のデータ出力装置及びデータ解析装置を共通のバスに接続してデータ収集システムが構成される。この場合、データ解析装置はホストとして機能し、各データ出力装置をアドレスなどにより指定することにより、各データ出力装置から個別にデータを取得する。よって、複数のデータ出力装置からリアルタイムにデータを取得するためには、データ解析装置の制御下で複数のデータ出力装置が割り込み処理によりデータ転送を行う。
このため、個々のデータ出力装置はセンサから検出データを取り込むとともに、割り込み処理によりその検出データを転送することが要求される。例えばセンサとしてアナログセンサが利用される場合、データ出力装置はセンサから出力されるアナログ検出信号をA/D変換して転送することが必要となり、各データ出力装置に要求される処理負荷が大きくなる。また、他のデータ出力装置からデータ解析装置へのデータ転送中に、センサからのアナログ検出データに対してA/D変換などの処理を行う場合、他のデータ出力装置によるデータ転送に起因して発生するノイズによりA/D変換精度が低下するなどの問題も生じうる。
なお、上記のように複数のデータ出力装置を共通のバスに接続するのではなく、いわゆるカスケード接続あるいはディジーチェーン接続してデータ転送を行う方法が、例えば特許文献1及び2に記載されている。
本発明が解決しようとする課題には、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、単純な構成で、通信によるノイズの影響を受けることなく複数のデータを効率的に収集することが可能なデータ収集システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、データ収集装置、及び、カスケード接続により前記データ収集装置に接続された複数のデータ処理装置を備えるデータ収集システムであって、前記データ処理装置の各々は、繰り返されるデータ処理期間と通信期間を共用し、前記データ処理期間内に個々にデータ処理を実行し、前記通信期間内に前記データ処理により得られたデータを前段のデータ処理装置より受けるデータ転送信号に付加してに後段のデータ処理装置へ転送することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、カスケード接続された複数のデータ処理装置間において実行されるデータ転送方法であって、前記カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、データ処理期間及び通信期間を含むデータ転送信号を生成して後段のデータ処理装置へ送信し、 前記データ処理装置の各々は、前記データ処理期間内にデータ処理を実行し、前記データ処理により得られたデータを前記データ転送信号に基づいて前記通信期間内に後段のデータ処理装置へ転送することを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、データ収集装置、及び、カスケード接続により前記データ収集装置に接続された複数のデータ処理装置を備えるデータ収集システムにおいて、前記データ処理装置の各々は、繰り返されるデータ処理期間と通信期間を共用し、データ処理期間内に個々にデータ処理を実行し、前記通信期間内に前記データ処理により得られたデータを前段のデータ処理装置より受けるデータ転送信号に付加して後段のデータ処理装置へ転送する。
各データ処理装置は、例えばA/D変換その他のデータ処理を個別に行い、データ処理により得られたデータをデータ転送信号に乗せてカスケード接続された下流のデータ処理装置へ順次転送する。より具体的には、カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、データ収集システム全体のデータ処理期間と通信期間を規定するために、周期的にデータ処理期間の開始情報を送信すると共に、周期的にデータ送信期間の開始情報を送信する。
この際、データ転送信号はデータ処理期間及び通信期間を含む。データ処理期間においてはすべてのデータ処理装置はデータ処理を行い、下流のデータ処理装置へのデータ転送は行わない。これにより、すべてのデータ処理装置におけるデータ処理に対して、データ転送に起因するノイズが悪影響を及ぼすことが防止できる。一方、通信期間においては、各データ処理装置はデータ処理により得たデータを順に送信する。よって、各データ処理装置は、ノイズの影響を受けずにデータ処理を行うとともに、その結果を効率的にデータ収集装置へ転送することができる。
データ転送信号中のデータ処理期間を、複数のデータ処理装置による最大データ処理時間より長く設定することにより、全てのデータ処理装置が個々にデータ処理を完了してから、通信期間におけるデータ転送を開始することが可能となる。
また、データ転送信号中の通信期間は、複数のデータ処理装置の各々に割り当てられた個別通信期間を含むことができる。各データ処理装置は、自己に割り当てられた個別通信期間内にデータ転送を行うので、データ収集装置は複数のデータ処理装置から転送されたデータを正しく分別することができる。個別通信期間を通信期間内に連続的に割り当てることにより、通信期間を無駄なく利用することができる。
好適な実施例では、データ処理装置の各々は、データ処理としてA/D変換を実行するA/D変換器を備えることができる。より具体的には、データ処理装置の各々はアナログセンサに接続され、データ処理として、アナログセンサから出力されるアナログ検出信号をA/D変換する。各データ処理装置内におけるA/D変換処理中には、データ転送は行われないので、データ転送により生じるノイズによりA/D変換精度が低下することを防止できる。
また、カスケード接続された先頭のデータ処理装置は、データ処理期間及び通信期間の合計より長い周期でデータ転送信号を周期的に送信することが好ましい。これにより、データ収集システムは各データ処理装置から正確なデータを周期的に取得することができる。
また、本発明の他の好適な実施形態によれば、カスケード接続された複数のデータ処理装置間において実行されるデータ転送方法において、前記カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、データ処理期間及び通信期間を含むデータ転送信号を生成して後段のデータ処理装置へ送信し、前記データ処理装置の各々は、前記データ処理期間内にデータ処理を実行し、前記データ処理により得られたデータを前記データ転送信号に基づいて前記通信期間内に後段のデータ処理装置へ転送する。このデータ転送方法により、上記のデータ収集システムと同様に、各データ処理装置において正確にデータ処理を行うとともに、効率的にそのデータを他の装置へ転送することができる。
以下、本発明の好適な実施例について図面を参照して説明する。図1に本発明の実施例に係るデータ収集システムを適用したロボットアーム制御システムの概略構成を示す。
図1において、ロボットアーム制御システム100は、複数のロボットアームの位置制御を行うシステムであり、本例では3つのロボットアーム24a〜24cを制御する。即ち、ロボットアーム制御システム100は、図示のように、データ処理装置10a〜10c、センサ22a〜22c、ロボットアーム24a〜24c、アクチュエータ26a〜s6c、データ収集・解析装置2、及びコントローラ3を備える。
各ロボットアーム24a〜24cは、例えば空気圧を利用したアクチュエータ26a〜26cによりその位置が制御される。各アクチュエータ26a〜26cは、コントローラ3により制御される。
ロボットアーム24a〜24cの位置は、センサ22a〜22cによりそれぞれ検出される。本実施例では、各センサ22a〜22cはロボットアーム24a〜24cの位置を検出するためのアナログセンサとして構成され、検出したロボットアーム24a〜24cの位置を示すアナログ検出信号を各データ処理装置10a〜10cへ出力する。
データ処理装置10a〜10cは、センサ22a〜22cから供給された、ロボットアーム24a〜24cの位置を示すアナログ検出信号をA/D変換し、デジタル検出信号として出力する。
データ処理装置10a〜10cは、一般的にカスケード接続(あるいはディジーチェーンともいう)と呼ばれるシリアル接続方式により、データ収集・解析装置2に接続されている。即ち、カスケード接続の先頭に位置するデータ処理装置10aはデータ転送信号Saを後段のデータ処理装置10bに供給し、データ処理装置10bはデータ転送信号Sbをさらに後段のデータ処理装置10cに供給する。データ処理装置10cは、データ転送信号Scをデータ収集・解析装置2へ供給する。
詳細は後述するが、データ処理装置10a〜10cは、センサ22a〜22cに対応するデジタル検出信号Da〜Dcをそれぞれデータ転送信号Sa〜Scに付加して後段のデータ処理装置10又はデータ収集・解析装置2へ送る。こうして、センサ22a〜22cに対応するデジタル検出信号Da〜Dcはデータ収集・解析装置2により収集され、データ解析が行われる。本実施例では、データ収集・解析装置2は、収集したデジタル検出信号Da〜Dcに基づいて各センサ22a〜22cの位置を解析し、その結果に応じて、各ロボットアーム24a〜24cの位置制御量をコントローラ3へ出力する。コントローラ3は、データ収集・解析装置2から取得した各センサ22a〜22cの位置制御量に基づいて各アクチュエータ26a〜26cを駆動し、各ロボットアーム24a〜24cの位置を制御する。本実施例では、こうしてロボットアーム24a〜24cの位置がフィードバック制御される。そして、このようなデジタル検出信号Da〜Dcの検出、データ収集および解析による位置制御を繰り返し周期的に実行する。
次に、データ処理装置10a〜10cの内部構成について説明する。図2(a)はカスケード接続の先頭に位置するデータ処理装置10aの内部構成を示し、図2(b)はその後段に位置するデータ処理装置10b及び10cの内部構成を示す。
図2(a)に示すように、データ処理装置10aは、A/D変換器16と、通信部14と、制御用のCPU12とを備える。A/D変換器16は、センサ22aから供給されたアナログ検出信号をA/D変換してデジタル検出信号Daを生成する。CPU12は、カスケード接続されたデータ処理装置10a〜10cを通じてデジタル検出信号Da〜Dcを送信するためのデータ転送信号を生成するとともに、必要に応じてデータ転送信号にデジタル検出信号Daを付加する。通信部14は、CPU12の制御下でデータ転送信号を後段のデータ処理装置10bへ送信する。
一方、後段のデータ処理装置10b及び10cは、図2(b)に示すように、CPU12と、通信部14及び15と、A/D変換器16とを備える。即ち、データ処理装置10b及び10cは、データ処理装置10aの構成に加えて、カスケード接続の上流側に位置するデータ処理装置10a又は10bとの間の通信を実行するための通信部15を備えている。
A/D変換器16は、データ処理装置10aと同様に、対応するセンサ22b又は22cから供給されるアナログ検出信号をA/D変換し、デジタル検出信号Db又はDcを生成する。通信部15は、前段のデータ処理装置10a又は10bからデータ転送信号Sa又はSbを受信する。CPU12は、データ転送信号Sa又はSbにA/D変換器16が生成したデジタル検出信号Db又はDcを付加して通信部14へ供給し、通信部14はデータ転送信号Sb又はScを出力する。なお、データ処理装置10bはデータ転送信号Sbを後段のデータ処理装置10cに供給し、データ処理装置10cはデータ転送信号Scをデータ収集・解析装置2へ供給することになる。
次に、カスケード接続された複数のデータ処理装置10a〜10c間におけるデータ転送方法の詳細について図3を参照して説明する。図3は、データ処理装置10a〜10c間で通信されるデータ転送信号を示すタイミングチャートである。なお、図1に示すように、データ処理装置10aから出力された状態のデータ転送信号をSaとし、データ処理装置10bから出力された状態のデータ転送信号をSbとし、データ処理装置10cから出力された状態のデータ転送信号をScとして示すこととする。
本実施例では、カスケード接続の先頭に位置するデータ処理装置10aがデータ転送信号を生成する。ここで、本発明では、データ転送信号が図3に示すようにデータ処理期間Tpと通信期間Tdtとを含んで構成される点に特徴を有する。データ処理期間Tpは各データ処理装置10a〜10cがデータ処理を実行する期間であり、各データ処理装置10a〜10cはデータの通信(転送)を行わない。即ち、データ処理期間Tpは各データ処理装置がデータ処理のみを実行するための期間として設定される。本実施例では、このデータ処理は、A/D変換器16によるアナログ検出信号のA/D変換処理である。このようにデータ処理装置10a〜10cはデータ処理期間Tpと通信期間Tdtを共用し、データ処理期間Tpと通信期間Tdtは周期的に繰り返し実行される。
図3(a)は、データ処理期間Tpにおいて各データ処理装置10a〜10cから出力されるデータ転送信号波形を示している。データ処理期間Tpでは、各データ処理装置10a〜10cからのデータ出力が禁止されているので、通信期間Tdtに対応する位置には出力データは含まれていない。
このように、各データ処理装置10a〜10cがデータ転送を行わず、個々にデータ処理のみに専念するデータ処理期間Tpをデータ転送信号Sに設けることにより、各データ処理装置におけるデータ処理に対してデータ通信により生じうるノイズの影響が及ぶことを防止することができる。例えば本実施例におけるA/D変換についても、あるデータ処理装置がA/D変換処理を実行している間に他のデータ処理装置がデータ通信を実行すると、そのデータ通信により生じるノイズの影響がA/D変換処理に及び、A/D変換精度が低下することがある。本実施例のように、データ処理としてのA/D変換処理の対象がセンサ22のアナログ検出信号であるような場合は、通信によるノイズの影響で検出量が変化してしまうことがあり、システム全体の制御に悪影響を与える。この点、上述のように、データ処理期間Tpを設け、その期間内は全てのデータ処理装置が通信を行わないようにすることにより、各データ処理装置内においてデータ処理を高精度で行うことが可能となる。
従って、データ処理期間Tpは、複数のデータ処理装置10a〜10cにおいて行われるデータ処理のうち、最大の所要時間よりも長く設定される。これにより、全てのデータ処理装置が個々にデータ処理を完了するまでの間にデータ通信が開始されることが防止される。
一方、通信期間Tdtは、各データ処理装置10a〜10cが順にデータを転送するための期間として設定される。そして、通信期間Tdtは、各データ処理装置10a〜10c毎に割り当てられた個別通信期間Ta〜Tcと、マージン期間Tmとを含む。通信期間Tdtはデータ転送専用の期間であるが、各データ処理装置10a〜10cが無秩序にデータ送信を行うと、データ収集・解析装置2は受信したデータがどのデータ処理装置から送信されたかを識別することができない。そのため、通信期間Tdt内に個別通信期間Ta〜Tcを設定している。即ち、データ処理装置10aは個別通信期間Ta内にデータ転送を行い、データ処理装置10bは個別通信期間Tb内にデータ転送を行い、データ処理装置10cは個別通信期間Tc内にデータ転送を行うこととする。これにより、データ収集・解析装置2は、各個別通信期間に属する転送データを、その個別通信期間に対応するデータ処理装置10から送信されたデータであると分別することができる。
図3(b)〜(d)は、通信期間Tdt内において各データ処理装置10a〜10cから出力されるデータ転送信号Sa〜Scのデータ内容を模式的に示す。データ処理装置10aから出力されるデータ転送信号Saにはデジタル検出信号Daが含まれており、データ処理装置10bから出力されるデータ転送信号Sbにはさらにデジタル検出信号Dbが付加されている。データ処理装置10cから出力されるデータ転送信号Scにはさらにデジタル検出信号Dcが付加されている。また、図3(e)は図3(d)に示すデータ転送信号Scの波形例を示す。
各個別通信期間Ta〜Tcの長さ(時間幅)は、各データ処理装置が出力するデータのデータ量に応じて決定される。即ち、出力データ量が大きいデータ処理装置には長い個別通信期間が与えられ、出力データ量が小さいデータ処理装置には短い個別通信期間が与えられる。なお、データ送信速度を一定とした場合、個別通信期間の長さ(時間幅)は、転送すべきデータ量により規定される。
個別通信期間の設定方法としては、まず、各データ処理装置からの出力データ量に基づいて対応する個別通信期間の時間幅(転送データ量)を決定し、通信期間Tdt内に順に設定していけばよい。例えば、データ処理装置10a及び10bからの出力データ量が12ビット、データ処理装置10cからの出力データ量が16ビットであると仮定すれば、通信期間Tdtの開始時刻t1からデータ量12ビット分に対応する期間、即ち時刻t2までを個別通信期間Taとし、時刻t2からデータ量12ビット分に対応する期間、即ち時刻t3まで個別通信期間Tbとする。さらに、時刻t3からデータ量16ビット分に対応する期間、即ち時刻t4までを個別通信期間Tcとすればよい。このように各個別通信期間を設定することにより、各データ処理装置10a〜10cはデータ転送信号Sの通信期間Tdt内において、対応する個別通信期間内に自己の出力データ(デジタル検出信号Da〜Dc)を順に付加して下流側のデータ処理装置へ転送していき、全てのデータ処理装置からの出力データがカスケード接続を通じてデータ収集・解析装置2へ転送される。なお、マージン期間Tmはデータ転送処理を安定して行うために設定される。
複数の個別通信期間は、時間軸上で連続して(即ち、隙間なく)設定することが好ましい。より具体的には、例えば図3の例では、個別通信期間Taの終了後直ちに次の個別通信期間Tbが開始するように各個別通信期間を設定する。これにより、効率的な通信が可能となる。
なお、カスケード接続の先頭に位置するデータ処理装置10aは、データ処理期間Tp及び通信期間Tdtの合計より長い周期でデータ転送信号を周期的に生成し、送信することになる。すなわち、データ処理装置10aはロボットアーム制御システム100全体のデータ処理期間Tpと通信期間Tdtを規定するために、周期的にデータ処理期間Tpの開始情報を送信すると共に、周期的にデータ通信期間Tdtの開始情報を送信する。この開始情報送信のタイミングはデータ処理装置10aに備えた独自のタイマに基づいて行われる。
図3の例では、データ転送信号の通信期間Tdt内において、カスケード接続の上流側のデータ処理装置10aから下流側のデータ処理装置10cへという順序で個別通信期間が配置されているが、これは必須ではない。即ち、通信期間Tdt内において、複数の個別通信期間が時間軸上で重ならないように設定されていれば、その順序は必ずしもカスケード接続の上流側のデータ処理装置から下流側のデータ処理装置へという順序でなくても構わない。
なお、上記の実施例では、本発明のデータ収集システムをロボットアーム制御システムに適用した例を説明したが、本発明の適用はこれには限られない。即ち、複数のデータ処理装置やデータ出力装置からの出力データをカスケード接続により所定の装置へ供給する各種のシステム、環境に対して本発明を適用することが可能である。
また、上記の実施例では、各データ処理装置において行われるデータ処理の例としてセンサからのアナログ出力信号のA/D変換処理を例示しているが、これに限らず、他の各種のデータ処理を実行するデータ処理装置に本発明を適用することができる。特に本発明では、データ処理期間を設定して、その期間におけるデータ転送を禁止しているので、ノイズに比較的敏感なデータ処理を行うデータ処理装置に対して適用することが特に効果的である。
2 データ収集・解析装置
3 コントローラ
10a〜10c データ処理装置
12 CPU
14、15 通信部
16 A/D変換器
22a〜22c センサ
24a〜24c ロボットアーム
26a〜26c アクチュエータ
3 コントローラ
10a〜10c データ処理装置
12 CPU
14、15 通信部
16 A/D変換器
22a〜22c センサ
24a〜24c ロボットアーム
26a〜26c アクチュエータ
Claims (9)
- データ収集装置、及び、カスケード接続により前記データ収集装置に接続された複数のデータ処理装置を備えるデータ収集システムであって、
前記データ処理装置の各々は、繰り返されるデータ処理期間と通信期間を共用し、前記データ処理期間内に個々にデータ処理を実行し、前記通信期間内に前記データ処理により得られたデータを前段のデータ処理装置より受けるデータ転送信号に付加してに後段のデータ処理装置へ転送することを特徴とするデータ収集システム。 - 前記カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、前記データ収集システム全体の前記データ処理期間と前記通信期間を規定するために、周期的にデータ処理期間の開始情報を送信すると共に、周期的にデータ送信期間の開始情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ収集システム。
- 前記データ処理期間は、前記個々のデータ処理装置における最大データ処理時間より長いことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ収集システム。
- 前記通信期間は、前記複数のデータ処理装置の各々に割り当てられた個別通信期間を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
- 前記個別通信期間は前記通信期間内に連続的に割り当てられていることを特徴とする請求項4に記載のデータ収集システム。
- 前記データ処理装置の各々は、前記データ処理としてA/D変換を実行するA/D変換器を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
- 前記データ処理装置の各々はアナログセンサに接続されており、前記データ処理として、前記アナログセンサから出力されるアナログ検出信号をA/D変換することを特徴とする請求項6に記載のデータ収集システム。
- 前記先頭のデータ処理装置は、前記データ処理期間及び前記通信期間の合計より長い周期で前記データ転送信号を周期的に送信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
- カスケード接続された複数のデータ処理装置間において実行されるデータ転送方法であって、
前記カスケード接続の先頭のデータ処理装置は、データ処理期間及び通信期間を含むデータ転送信号を生成して後段のデータ処理装置へ送信し、
前記データ処理装置の各々は、前記データ処理期間内にデータ処理を実行し、前記データ処理により得られたデータを前記データ転送信号に基づいて前記通信期間内に後段のデータ処理装置へ転送することを特徴とするデータ転送方法。
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