JP4472402B2 - バス装置 - Google Patents

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この発明は、複数のマスタおよび複数のスレーブ間に接続され、それら複数のマスタおよび複数のスレーブ間相互のデータ転送を行うバス装置に関するものである。
従来から複数のマスタおよび複数のスレーブを相互接続する手段としてバスを用いるものが主流となっている。これは、実現が容易なためであるが、反面、応答や動作の遅いスレーブに複数のマスタからのアクセスが集中すると、バスラインが有効に使われていないにも関わらず、あるマスタがバス使用権を長時間占有するために、全体の処理性能が低下することがある。これを避けるため、AMBA AHB(Advanced High performance Bus)では、スレーブが長時間応答不可となる場合に、バス使用権を一旦開放して再調整するためのリトライ(Retry)やスプリット(Split)といった分割再転送のための手段を設けている。
また、下記特許文献1で開示されている方法では、スレーブが一定サイクルで応答できない場合は、スレーブが再転送要求を出力し、スレーブからの再転送要求を受けたマスタはバスを開放してから一定時間後に再度アクセスを行うといった方法が採られている。
特開平3−201054号公報
従来のバス装置は以上のように構成されているので、再転送要求を受け取ったマスタは、再転送要求を受けたコマンドに対し、例えば、バースト転送中に再転送要求を受けた場合には、バースト転送の途中であっても転送を打ち切り、スレーブがレディ状態になるまで待って再転送可能な状態になってから、改めて打ち切った転送の最初から転送を再発行していた。すなわち、8回転送を行うバースト転送中、7回目の転送が終了した時点で再転送要求が発行されると、それまでに行った7回の転送は無駄となってしまう。また、再転送要求が可能となるまで、マスタは他の処理が行えないことが普通である。この再転送の際に発生するオーバーヘッドによって効率的に処理が行われないため、システムが所望の性能を得られないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、再転送要求の際に中断された転送を途中から再開可能とすることで、再転送の無駄なオーバーヘッドの発生を省き、効率的なデータ転送を実現することで、システムの性能向上を達成するバス装置を得ることを目的とする。
この発明に係るバス装置は、バスラインを通じて接続されたマスタからのデータを保持すると共に、その保持したデータをバスラインを通じて接続されたスレーブに転送する転送状態保持装置と、マスタからのバス使用要求に応じて該当するマスタおよびスレーブ間が接続されるようにバスラインを制御し、そのデータ転送途中のスレーブからの再転送要求に応じて該当するマスタおよび転送状態保持装置間の接続に変更されるようにバスラインを制御すると共に、そのデータ転送途中のスレーブの転送許可状態に応じて転送状態保持装置およびスレーブ間の接続に変更されるようにバスラインを制御するアービタとを備えたものである。
この発明によれば、データ転送途中のスレーブからの再転送要求に応じてマスタからのデータが途中から転送状態保持装置に転送され、その転送状態保持装置に途中からのデータが保持される。また、そのスレーブの転送許可状態に応じて転送状態保持装置に保持された途中からのデータがそのスレーブに転送される。したがって、再転送要求の際に中断された途中から転送を再開可能にすることで、再転送の無駄なオーバーヘッドの発生を省き、効率的なデータ転送を実現することで、システムの性能向上を達成することができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるバス装置を示すブロック図であり、図において、バス装置1は、X+1(Xは任意の自然数)個のマスタ2m0〜2mXと、Y+1(Yは任意の自然数)個のスレーブ3s0〜3sYとが相互に接続されて、それら接続されたマスタ2m0〜2mXおよびスレーブ3s0〜3sY間相互のデータ転送を行うものである。なお、マスタ2m0〜2mXとしては、コンピュータのような装置あるいは特定用途向けのH/W I/P等が適用され、スレーブ3s0〜3sYとしては、SDRAMのような記憶装置が適用されるものである。
バス装置1において、バスライン4は、マスタ2m0〜2mXおよびスレーブ3s0〜3sYに接続可能にされ、接続されたマスタおよびスレーブ間のデータを転送するものである。転送状態保持装置5は、バスライン4に接続可能にされ、そのバスライン4を通じて接続されたマスタからのデータ等を保持すると共に、その保持したデータ等をバスライン4を通じて接続されたスレーブあるいはマスタに転送するものである。アービタ6は、マスタ2m0〜2mXからのバス使用要求に応じて該当するマスタおよびスレーブ間が接続されるようにバスライン4を制御し、そのデータ転送途中のスレーブからのRETRY信号(再転送要求)に応じて該当するマスタおよび転送状態保持装置5間の接続に変更されるようにバスライン4を制御すると共に、データ転送途中のスレーブのレディ状態(転送許可状態)に応じて転送状態保持装置5およびスレーブ間の接続に変更されるようにバスライン4を制御するものである。
信号線100〜10X,110〜11Y,12は、マスタ2m0〜2mXおよびスレーブ3s0〜3sYが相互に通信するために使用するものである。
図2はマスタおよびスレーブ間の信号線を示す説明図であり、具体的にはこの図2に示すように、マスタからスレーブに向かう信号として書き込み/読み出しを示すR/W信号、スレーブのアドレスを示すアドレス信号、転送の状態やタイプを示す転送タイプ信号、スレーブに書き込む書き込みデータ信号、マスタを識別するマスタ識別子信号が含まれる。また、スレーブからマスタに向かう信号としては、マスタの要求に対する応答を示す応答信号、スレーブからの読み出しデータ信号で構成されている。
バス要求信号130〜13X,14は、マスタ2m0〜2mXおよび転送状態保持装置5がそれぞれアービタ6に対しバス使用要求を発行するために使用するものである。
バスライン制御信号15は、マスタ2m0〜2mXおよび転送状態保持装置5からのバス要求のうち、アービタ6がバスライン4の使用許可を与えたマスタ2m0〜2mXおよび転送状態保持装置5の信号線100〜10X,12と、同信号線に含まれるアドレスに応じた信号線110〜11Yの内の適切な信号線とを接続するようにバスライン4を制御するものである。
RETRY信号160〜16Yは、スレーブがビジー状態またはスレーブが転送を完了するのに非常に多数のサイクルを必要とすると判断して、マスタに対して再転送要求を出すために使用するものである。
転送切り替え制御信号17は、アービタ6によって、バスライン4から信号線12を通じた転送状態保持装置5へのデータ転送と、転送状態保持装置5から信号線12を通じたバスライン4へのデータ転送とを切り替え制御するものである。
図3は転送状態保持装置を示すブロック図であり、図において、転送状態保持装置5は、図2で説明した各種信号を保持するFIFOおよびレジスタを備え、この構成例では、R/W信号を保持するR/WFIFO21、アドレス信号を保持するアドレスFIFO22、転送タイプ信号を保持する転送タイプFIFO23、書き込みデータ信号を保持する書き込みFIFO24、および、マスタ識別子信号を保持するマスタ識別子レジスタ25で構成されている。さらに、アービタ6からの転送切り替え制御信号17に応じてFIFO21〜24およびレジスタ25にFIFOR/W制御信号27を出力すると共に、転送方向切り替えスイッチ28にスイッチ制御信号を出力し、FIFO21〜24およびレジスタ25の書き込み/読み出しを制御する切り替えスイッチ制御手段26を備えたものである。
図4はこの発明の実施の形態1によるバス装置の動作を示すタイミングチャートである。
次に動作について説明する。
図1において、マスタ2m0〜2mXがスレーブ3s0〜3sYに対し、書き込み/読み出しコマンドを実行するには、まず、アービタ6に対しバス要求信号130〜13Xをアサートする。アービタ6は、そのバス要求信号130〜13Xの入力に応じて予め設定されたバス使用権決定アルゴリズムに基づいて、バスライン制御信号15に有意な値を出力する。バスライン4は、バスライン制御信号15の入力に応じて、信号線100〜10Xのいずれかと信号線110〜11Yのいずれかを接続する。このようにして、マスタは目的のスレーブに接続され、マスタからスレーブに対し転送を実行することができるようになる。
この後、マスタからスレーブに対し転送が実行され、データ転送途中のスレーブがビジー状態、または、スレーブが転送を完了するのに非常に多数のサイクルを必要とすると判断し、スレーブからアービタ6に対してRETRY信号(再転送要求)を出力した場合、アービタ6は、そのRETRY信号に応じてバスライン制御信号15を変更すると共に、転送切り替え制御信号17をアサートして、マスタからスレーブへの転送を、マスタから転送状態保持装置5への転送に切り替える。
この動作をさらに詳しく説明すると、図3において、転送状態保持装置5は、アービタ6からの転送切り替え制御信号17によって、切り替えスイッチ制御手段26が駆動される。駆動された切り替えスイッチ制御手段26は、スイッチ制御信号により転送方向切り替えスイッチ28を書き込み方向、すなわち、R/W信号、アドレス信号、転送タイプ信号、書き込みデータ信号、およびマスタ識別子信号が左から右方向に転送されるように制御すると共に、FIFOR/W制御信号27によりFIFO21〜24およびレジスタ25を書き込みに制御する。アービタ6は、バスライン4の接続をマスタおよびスレーブ間の接続からマスタおよび転送状態保持装置5間の接続に切り替えるので、マスタから出力された各種信号は、バスライン4および信号線12を通じて転送状態保持装置5に転送され、転送方向切り替えスイッチ28を通じてFIFO21〜24およびレジスタ25に書き込まれる。転送状態保持装置5は、切り替えられた転送をFIFO21〜24およびレジスタ25に毎サイクル全ての信号を記録し、転送方向切り替えスイッチ28では信号の通過が無くなった時点で転送終了を検出し、転送方向切り替えスイッチ28からマスタに書き込みコマンドの応答信号を出力する。これによって、マスタからの書き込み要求を完了する。
マスタからの転送が完了すると、アービタ6は、転送切り替え制御信号17をディアサートし、転送状態保持装置5の切り替えスイッチ制御手段26は、アービタ6に対しバス要求信号14をアサートする。これによって、転送状態保持装置5は、各種信号の書き込みから読み出しに切り替えられる。
また、アービタ6は、転送途中であったスレーブがレディ状態となると、転送要求保持装置5からのバス要求を優先的に受け付け、転送要求保持装置5にバス使用権を与える。バス使用権を得た転送要求保持装置5は、マスタの替わりに、FIFO21〜24およびレジスタ25に書き込まれた各種信号を順次、転送途中であったスレーブに転送する。
ここまでの動作を4回バースト書き込み転送を例として図4に示している。図4中バスグラント信号は、アービタ6の出力するバスライン4の使用許可を示す信号(図1〜図3では省略している)である。
(1)のクロックでマスタがアービタ6に対しバス要求信号を発行、(2)のクロックでアービタ6がマスタに対しバスグラント信号をアサートすることでバス使用権を発行、同時にバスライン制御信号15を生成し、マスタとスレーブとをバスライン4を使用して接続する。(3)のクロックでマスタは、バスグラント信号がアサートされていることを感知し転送を開始。(4)のクロックでスレーブがRETRY信号を発行、直ちにアービタ6は転送切り替え制御信号17をアサートして、マスタの転送をスレーブから転送状態保持装置5に切り替える。(5)のクロックでマスタの転送が転送状態保持装置5に記録される。またこの時、従来技術であるならばERROR応答が返るべきところであるが、この時点でのバスライン4の応答信号は転送状態保持装置5が発行した応答信号で、転送状態保持装置5が正しくデータを保持しているので、OKAY応答を返している。(6)のクロックでスレーブがRETRY信号をディアサート、レディ状態となる。(7)のクロックで転送状態保持装置5はアービタ6にバスライン4の使用許可を得て、保持していた転送を再開する。
なお、転送状態保持装置5がマスタの要求を保持し、バス要求を発行している間、すなわち、図4では(4)〜(7)のクロック間で、当該スレーブがレディ状態となるまでは、アービタ6は当該スレーブ以外のスレーブに対して要求を発行しているマスタにバスライン4の使用を割り当てても良い。
また、他のマスタから当該スレーブに対する読み出し要求が発行されて、アービタ6により、その読み出し要求に応じたデータが転送状態保持装置5に保持されていると判断した場合、すなわち、図4の例では、転送状態保持装置5内に保持されているアドレス0x0cのデータに対しての読み出しアクセスの場合、アービタ6は、バスライン4の接続をそのマスタおよび転送状態保持装置5間の接続に切り替える。
マスタから出力された読み出し要求は、バスライン4および信号線12を通じて転送状態保持装置5に転送され、転送方向切り替えスイッチ28を通じて読み出したいスレーブのアドレスが切り替えスイッチ制御手段26に入力され、切り替えスイッチ制御手段26でそのアドレスをデコードし、アドレスFIFO22に出力される。また、アービタ6は、転送切り替え制御信号17によって、切り替えスイッチ制御手段26を駆動し、切り替えスイッチ制御手段26は、スイッチ制御信号により転送方向切り替えスイッチ28を読み出し方向、すなわち、各種信号が右から左方向に転送されるように制御すると共に、FIFOR/W制御信号27によりFIFO21〜24およびレジスタ25を読み出しに制御する。
このようにして、読み出し要求のアドレスと、アドレスFIFO22に保持されたアドレスとが比較照合され、一致に応じたデータが書き込みデータFIFO24より読み出される。以降、転送方向切り替えスイッチ28、信号線12、バスライン4、および信号線100〜10Xを通じて読み出し要求したマスタに読み出しデータが転送され、さらに、転送方向切り替えスイッチ28から応答信号が出力され、これによって、マスタからの読み出し要求を完了する。
以上のように、この実施の形態1によれば、データ転送途中のスレーブからのRETRY信号に応じてマスタからのデータが途中から転送状態保持装置5に転送され、その転送状態保持装置5に途中からのデータが保持される。また、そのスレーブのレディ状態に応じて転送状態保持装置5に保持された途中からのデータがそのスレーブに転送される。したがって、RETRY信号の発生の際に中断された途中から転送を再開可能にすることで、再転送の無駄なオーバーヘッドの発生を省き、効率的なデータ転送を実現することで、システムの性能向上を達成することができる。
また、本来、スレーブに書き込まれるデータがRETRY信号の発生により転送状態保持装置5に保持され、他のマスタからの読み出し要求がその転送状態保持装置5に保持されたスレーブのアドレスに該当する場合であっても、スレーブへのデータの書き込み完了を待つこと無く、そのマスタより転送状態保持装置5に保持されたデータを読み出し可能にすることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるバス装置を示すブロック図であり、図において、バス装置31は、X+1個のマスタ32m0〜32mXと、Y+1個のスレーブ33s0〜33sYとが相互に接続されて、それら接続されたマスタ32m0〜32mXおよびスレーブ33s0〜33sY間相互のデータ転送を行うものである。
バス装置1において、バスライン34は、マスタ32m0〜32mXおよびスレーブ33s0〜33sYに接続可能にされ、接続されたマスタおよびスレーブ間のデータを転送するものである。アービタ36は、マスタ32m0〜32mXからのバス使用要求に応じて該当するマスタおよびスレーブ間が接続されるようにバスライン34を制御するものである。なお、転送状態保持装置は、各マスタ32m0〜32mXに設けられるものである。
バス要求信号43は、マスタ32m0〜32mXがそれぞれアービタ36に対しバス使用要求を発行するために使用するものである。RETRY信号46は、スレーブがビジー状態またはスレーブが転送を完了するのに非常に多数のサイクルを必要とすると判断して、マスタに対して再転送要求を出すために使用するものである。バスグラント信号71は、アービタ36がマスタ32m0〜32mXからのバス要求に対してバス使用許可を発行するために使用するものである。
図6はマスタを示すブロック図であり、図において、マスタ32m0〜32mXは、自マスタ全体を制御する中央処理装置81、バス要求信号43および通信信号を生成する通信信号生成装置82、スレーブからのRETRY信号46に応じて通信信号の転送を停止すると共に、そのスレーブのレディ状態(転送許可状態)に応じて通信信号の転送をその停止位置から再開する転送状態保持装置83により構成されたものである。
転送状態保持装置83は、通信信号生成装置82が生成する通信信号を保持するレジスタ84、RETRY信号46がディアサートされ、且つバスグラント信号71がアサートされた時にレジスタ84の内容を更新し、RETRY信号46がアサートされるか、またはバスグラント信号71がディアサートされた時にレジスタ84の内容を保持するレジスタ制御装置85により構成されたものである。
図7はこの発明の実施の形態2によるバス装置の動作を示すタイミングチャートである。
次に動作について説明する。
図5において、マスタ32m0〜32mXがスレーブ33s0〜33sYと通信を行うには、まず、アービタ36に対しバス要求信号43を発行する。それを受けたアービタ36は、当該マスタに対しバスグラント信号71をアサートしてバスライン34の使用権を与え、同時にバスライン制御信号15を有意にする。これにより当該マスタの信号線と目的のスレーブの信号線とがバスライン34を介して1対1に接続され、通信が可能となる。アービタ36が通信が可能となった状態をバスグラント信号71によりマスタに通知すると、図6において、マスタの通信信号生成装置82は、転送を行うために通信信号をシステムクロックに同期して順次アサートする。アサートするにはレジスタ84の内容を順次更新する。これによって、マスタ32m0〜32mXから信号線100〜10X、バスライン34、信号線110〜11Xを通じてスレーブ33s0〜33sYに通信信号が転送される。マスタからの通信信号を受けたスレーブは通信内容に応じ、応答を返す。正常に通信信号を処理した場合、スレーブは応答信号としてOKAY信号を、そうでない場合はERROR信号をマスタに返す。OKAY信号をマスタが受信した場合は目的の転送が完了となる。
以上の転送動作の具体例として4回バースト転送の動作を図7に示す。図中(1)のクロックでマスタがアービタ36に対しバス要求信号43を発行し、(2)のクロックでアービタ36がマスタに対しバスグラント信号71をアサートしてバス使用権を発行する。アービタ36は、バスライン制御信号15を生成し、マスタとスレーブとをバスライン34を介して接続する。(3)のクロックでマスタが転送を開始し、(4)のクロックでスレーブがRETRY信号43を発行し、直ちにアービタ36は、バスグラント信号71をディアサートする。(5)のクロックでマスタ内のレジスタ制御装置85は、RETRY信号46がアサート、バスグラント信号71がディアサートされたのを感知して、転送を停止させるためにレジスタ84のシフトを停止する。(6)のクロックでスレーブがRETRY信号46をディアサートし、レディ状態となる。同時にマスタがバス要求信号43を発行し、(7)のクロックでバスグラント信号71がアサートされマスタはバスライン34の使用許可を得る。同時にレジスタ制御装置85は、バスグラント信号71がアサート、且つRETRY信号43がディアサートされているのを感知して、停止していた転送を停止位置から再開する。
以上のように、この実施の形態2によれば、データ転送途中のスレーブからのRETRY信号に応じてマスタからのデータの転送を停止すると共に、スレーブのレディ状態に応じてマスタからのデータの転送をその停止位置から再開する。したがって、RETRY信号の発生の際に中断された途中から転送を再開可能にすることで、再転送の無駄なオーバーヘッドの発生を省き、効率的なデータ転送を実現することで、システムの性能向上を達成することができる。
また、アービタのバスライン34の制御を簡単にすることができると共に、転送状態保持装置83を各マスタ内に設けることで、バス装置31の構成を簡単にすることができる。
この発明の実施の形態1によるバス装置を示すブロック図である。 マスタおよびスレーブ間の信号線を示す説明図である。 転送状態保持装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるバス装置の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2によるバス装置を示すブロック図である。 マスタを示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるバス装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1,31 バス装置、2m0〜2mX,32m0〜32mX マスタ、3s0〜3sY,33s0〜33sY スレーブ、4,34 バスライン、5,83 転送状態保持装置、6,36 アービタ、100〜10X,110〜11Y,12 信号線、130〜13X,14,43 バス要求信号、15 バスライン制御信号、160〜16Y,46 RETRY信号、17 転送切り替え制御信号、21 R/WFIFO、22 アドレスFIFO、23 転送タイプFIFO、24 書き込みFIFO、25 マスタ識別子レジスタ、26 切り替えスイッチ制御手段、27 FIFOR/W制御信号、28 転送方向切り替えスイッチ、71 バスグラント信号、81 中央処理装置、82 通信信号生成装置、84 レジスタ、85 レジスタ制御装置。

Claims (2)

  1. 複数のマスタおよび複数のスレーブに接続可能にされ、それら接続されたマスタおよびスレーブ間のデータを転送するバスラインと、
    上記バスラインに接続可能にされ、そのバスラインを通じて接続されたマスタからのデータを保持すると共に、その保持したデータをそのバスラインを通じて接続されたスレーブに転送する転送状態保持装置と、
    上記マスタからのバス使用要求に応じて該当するマスタおよびスレーブ間が接続されるように上記バスラインを制御し、そのデータ転送途中のスレーブからの再転送要求に応じて該当するマスタおよび上記転送状態保持装置間の接続に変更されるようにそのバスラインを制御すると共に、そのデータ転送途中のスレーブの転送許可状態に応じて上記転送状態保持装置およびそのスレーブ間の接続に変更されるようにそのバスラインを制御するアービタとを備えたバス装置。
  2. 転送状態保持装置は、
    マスタからのデータと共に、そのデータの転送先となるスレーブのアドレスを保持し、
    アービタは、
    他のマスタからの読み出し要求が上記転送状態保持装置に保持されたスレーブのアドレスに該当する場合に、その他のマスタおよびその転送状態保持装置間の接続に変更されるようにバスラインを制御し、その他のマスタよりその転送状態保持装置に保持されたデータを読み出し可能にしたことを特徴とする請求項1記載のバス装置。
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