JP2003044424A - データバス転送システム - Google Patents
データバス転送システムInfo
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Abstract
もシステム全体の処理効率が低下せずに円滑に運用可能
なデータバス転送システムを提供すること。 【解決手段】 このシステムでは、4個のサブバスコン
トローラ(SBC)16〜19をシステムバスSBを介
して4個のプロセッサ(P)11〜14とバスコントロ
ーラ(BC)15とに接続し、これらのSBC16〜1
9がSBを介して各P11〜14におけるデータ転送に
付属する付属データを保持する付属データ保持手段と、
BC15に備えられるデータ転送制御手段からの要求に
応じて付属データ保持手段で保持された付属データをS
Bを介して各P11〜14に備えられたデータ転送手段
にそれぞれ転送すると共に、データ転送手段によりそれ
ぞれ付属データに基づいて共有バスCBを介してデータ
転送を行わせるための補助制御を行うデータ転送補助制
御手段とを有するものとして構成している。
Description
DSP等の複数のプロセッサ間でデータバス及びアドレ
スバスを共有した共有バス(共通バスとも呼ばれる)と
制御線によるシステムバスとを介してバスコントローラ
の制御によりデータの転送が可能なデータバス転送シス
テムに関する。
ークの大型化や移動体通信システムの発達に伴い、1枚
の基板内で複数のプロセッサによりマルチタスク処理を
行い得ること、並びにそれらの各プロセッサ間でデータ
転送を頻繁に行い得ることが要求されている。
送システムでは、大量のデータを連続的に送ることを前
提にデータバス及びアドレスバスを共有した共有バスを
採用するのが主流となっており、各プロセッサとバスコ
ントローラとの間が共有バスと制御線によるシステムバ
スとで接続された構成において1つのプロセッサがマス
タとなり、バスコントローラによりシステムバスを介し
てデータ転送を行うプロセッサを制御しながら共有バス
を用いて所用のデータを転送するデータ転送を行い得る
ようになっている。こうした技術に関連する公知文献と
しては、例えばTI製DSP(6202シリーズ)に開
示されたExpansion Busと呼ばれるバス
(TMS320C6000 Peripherals
Reference Guide、8.1〜8.49、
1999年4月)や、或いはPCIバスと呼ばれる規格
(オープンデザインNO7:PCIバスの詳細と応用へ
のステップ、P4〜P23、1998年5月20日発
行)が挙げられる。
基本構成を示した簡易ブロック図である。このデータバ
ス転送システムは、4個のプロセッサ51〜54とバス
コントローラ55との間をデータバス及びアドレスバス
を共有した共有バスCBと図示されない制御線によるシ
ステムバスとでそれぞれ接続して構成されるもので、各
部が特定の仕様や規格に沿って機能化されることによ
り、上述したようにシステムバスを介してバスコントロ
ーラ55の制御により各プロセッサ51〜54のうちの
任意に特定されたものがマスタとなった上、そのマスタ
となったものから残りの任意に選定された他のものへと
共有バスCBを介してデータ転送が可能になっている。
は共有バスに関連する周知技術としては、特開平1−1
47651号公報に開示された共通バスアクセス方式、
特開平5−143531号公報に開示されたデータ処理
装置、特開平5−20266号公報に開示されたデータ
転送装置、特開平6−68024号公報に開示されたコ
ンピュータ装置バス、マスタ装置とスレーブ装置の間で
通信する方法およびデータ幅を調整する方法、特開平1
1−15792号公報に開示されたマルチマイクロプロ
セッサシステム等が挙げられる。
送システムの場合、データ転送を行いたいプロセッサが
多数存在すると、データ転送に際して例えば共有バスが
空いていることの確認やデータ転送の要求等を何度も行
わなくてはならない確率が高くなることにより、システ
ム全体の処理効率が低下して円滑に運用され難くなって
しまうという問題がある。
なされたもので、その技術的課題は、データ転送を行い
たいプロセッサが多数存在してもシステム全体の処理効
率が低下せずに円滑に運用可能なデータバス転送システ
ムを提供することにある。
プロセッサとバスコントローラとの間をデータバス及び
アドレスバスを共有した共有バスと制御線によるシステ
ムバスとでそれぞれ接続して成ると共に、該システムバ
スを介して該バスコントローラの制御により複数のプロ
セッサのうちの任意に特定されたものから残りの任意に
選定された他のものへと該共有バスを介してデータ転送
が可能なデータバス転送システムにおいて、複数のプロ
セッサにそれぞれ備えられると共に、共有バスを介して
データ転送を行うためのデータ転送手段と、バスコント
ローラに備えられると共に、システムバスを介して複数
のプロセッサにおけるデータ転送手段によるデータ転送
をそれぞれ制御するためのデータ転送制御手段と、シス
テムバスを介して複数のプロセッサにおけるデータ転送
に付属する付属データを保持するための付属データ保持
手段と、データ転送制御手段からの要求に応じて付属デ
ータ保持手段で保持された付属データをシステムバスを
介して複数のプロセッサにおけるデータ転送手段にそれ
ぞれ転送すると共に、該データ転送手段によりそれぞれ
該付属データに基づいて共有バスを介してデータ転送を
行わせるための補助制御を行うデータ転送補助制御手段
とを備えたデータバス転送システムが得られる。
システムにおいて、付属データ保持手段及びデータ転送
補助制御手段は、システムバスを介して複数のプロセッ
サとバスコントローラとに接続された複数のサブバスコ
ントローラに備えられ、バスコントローラは、データ転
送制御手段でのデータ転送の制御によりマスタ側となっ
て複数のプロセッサ及び複数のサブバスコントローラを
スレーブ側として機能させるデータバス転送システムが
得られる。
タバス転送システムにおいて、付属データには、少なく
とも転送元アドレス,転送先アドレス,転送タイプ,及
び転送長が含まれているデータバス転送システムが得ら
れる。
のデータバス転送システムにおいて、データ転送制御手
段は、データ転送の制御と共に、複数のプロセッサで使
用する前記共通バスの調停を行うデータバス転送システ
ムが得られる。
データバス転送システムにおいて、複数のサブバスコン
トローラは、複数のプロセッサからシステムバスを介し
てそれぞれ得られる付属データを格納する付属データ保
持手段としての付属データ格納手段と、データ転送の開
始要求信号をシステムバスを介して発行するデータ転送
開始要求発行手段とを有し、バスコントローラは、デー
タ転送開始要求発行手段によるデータ転送の開始要求信
号を受けてシステムバスの空き状態を判定した結果、該
システムバスが空いているときに該システムバスを介し
て許可信号を発行する許可信号発行手段を有し、更に、
複数のサブバスコントローラは、許可信号発行手段によ
る許可信号を受けて付属データ格納手段で格納した付属
データをシステムクロック同期信号に同期させてシステ
ムバスを介して複数のプロセッサ及びバスコントローラ
へ送出する付属データ送出手段を有し、複数のプロセッ
サは、システムバスを介して付属データ送出手段から送
出された付属データに基づいてデータ転送が可能な共通
バスを制御してデータバス転送を行った上で該データ転
送の制御により指定されたもの同士の間で該共通バスを
介して該データ転送を行うデータ転送手段としてのデー
タバス転送手段を有するデータバス転送システムが得ら
れる。
送システムにおいて、バスコントローラは、複数のサブ
バスコントローラにおけるデータ転送開始要求発行手段
からシステムバスを介してランダムに発行されるデータ
転送の開始要求信号を保持して調停するためのデータ転
送開始要求保持調停手段を有するデータバス転送システ
ムが得られる。
ータバス転送システムについて、図面を参照して詳細に
説明する。
ス転送システムの基本構成を示した簡易ブロック図であ
る。このデータバス転送システムの場合も、4個のプロ
セッサ11〜14とバスコントローラ15との間をデー
タバス及びアドレスバスを共有した共有バスCBと制御
線によるシステムバスSBとでそれぞれ接続して成ると
共に、システムバスSBを介してバスコントローラ15
の制御により各プロセッサ11〜14のうちの任意に特
定されたものから残りの任意に選定された他のものへと
共有バスCBを介してデータ転送が可能であり、各プロ
セッサ11〜14には共有バスCBを介してデータ転送
を行うためのデータ転送手段がそれぞれ備えられ、バス
コントローラにはシステムバスSBを介して各プロセッ
サ11〜14におけるデータ転送手段によるデータ転送
をそれぞれ制御するためのデータ転送制御手段が備えら
れている点は従来通りであるが、ここではシステムバス
SBを介して各プロセッサ11〜14におけるデータ転
送に付属する付属データを保持するための付属データ保
持手段と、データ転送制御手段からの要求に応じて付属
データ保持手段で保持された付属データをシステムバス
SBを介して各プロセッサ11〜14におけるデータ転
送手段にそれぞれ転送すると共に、データ転送手段によ
りそれぞれ付属データに基づいて共有バスCBを介して
データ転送を行わせるための補助制御を行うデータ転送
補助制御手段とを有する4個のサブバスコントローラ1
6〜19がシステムバスSBを介して各プロセッサ11
〜14とバスコントローラ15とに接続されており、バ
スコントローラ15がデータ転送制御手段でのデータ転
送の制御によりマスタ側となって各プロセッサ11〜1
4及び各サブバスコントローラ16〜19をスレーブ側
として機能させるように構成されている。
付属データには、少なくとも転送元アドレス,転送先ア
ドレス,転送タイプ,及び転送長が含まれており、バス
コントローラ15に具備されるデータ転送制御手段は、
データ転送の制御と共に、各プロセッサ11〜14で使
用する共通バスCBの調停を行う。
は、各プロセッサ11〜14からシステムバスSBを介
してそれぞれ得られる付属データを格納する付属データ
保持手段としての付属データ格納手段と、データ転送の
開始要求信号をシステムバスSBを介して発行するデー
タ転送開始要求発行手段とを有しており、バスコントロ
ーラ15は、データ転送開始要求発行手段によるデータ
転送の開始要求信号を受けてシステムバスSBの空き状
態を判定した結果、システムバスSBが空いているとき
にシステムバスSBを介して許可信号を発行する許可信
号発行手段を有している。更に、各サブバスコントロー
ラ16〜19は、許可信号発行手段による許可信号を受
けて付属データ格納手段で格納した付属データをシステ
ムクロック同期信号S−CLKに同期させてシステムバ
スSBを介して各プロセッサ11〜14及びバスコント
ローラ15へ送出する付属データ送出手段を有してお
り、各プロセッサ11〜14は、システムバスSBを介
して付属データ送出手段から送出された付属データに基
づいてデータ転送が可能な共通バスCBを制御してデー
タバス転送を行った上でデータ転送の制御により指定さ
れたもの同士の間で共通バスCBを介してデータ転送を
行うデータ転送手段としてのデータバス転送手段を有し
ている。加えて、バスコントローラ15は、各サブバス
コントローラ16〜19におけるデータ転送開始要求発
行手段からシステムバスSBを介してランダムに発行さ
れるデータ転送の開始要求信号を保持して調停するため
のデータ転送開始要求保持調停手段を有している。
て、共有バスCBを構成するアドレスバスとデータバス
とは、それぞれ別個に設けられていても構わない。
えられるバスコントローラ15と各サブバスコントロー
ラ16〜19との間における接続構成を具体的に例示し
たものである。又、図3は、ここでのバスコントローラ
15と各サブバスコントローラ16〜19(モジュー
ル)との間におけるシーケンスに対応させて動作処理に
供される信号の波形を例示したタイミングチャートであ
る。
ーラ15と各サブバスコントローラ16〜19との間に
おける詳細な信号接続例が示されており、動作上では最
初に各プロセッサ11〜14のうちのデータ転送を開始
したいものから転送要求を受けたサブバスコントローラ
16〜19のうちの対応するものがデータ転送開始要求
発行手段によりデータ転送の開始要求信号であるリクエ
スト信号(SB REQ)をバスコントローラ15へ向
けて発行する。
タ転送開始要求保持調停手段によりリクエスト信号を保
持して調停すると共に、許可信号発行手段によりシステ
ムバスSBが空いているか否かを判定し、空いていたな
らば許可信号(SB GRANT)をHigh状態で各
サブバスコントローラ16〜19のうちの該当するもの
へ発行する。
のうちの許可信号を受けたものは、付属データ送出手段
により有効信号(SB VALID)として転送元アド
レス,転送先アドレス,転送タイプ,転送長を含む付属
データ信号をシステムクロック同期信号S−CLKに同
期させてシステムバスSBを介して各プロセッサ11〜
14及びバスコントローラ15へ送出する。
ントローラ15では、データ転送制御手段により付属デ
ータ信号の付属データが示す内容に沿って各プロセッサ
11〜14のうちの対象となるものの同士間の共通バス
CBの調停を行った上でデータ転送の制御を行い、これ
によって各プロセッサ11〜14のうちの対象となるも
のでは、システムバスSBを介して各サブバスコントロ
ーラ16〜19の対応するものの付属データ送出手段か
ら送出された付属データに基づいてデータバス転送手段
によりデータ転送が可能な共通バスCBを制御してデー
タバス転送を行った上でデータ転送の制御により指定さ
れたもの同士の間で共通バスCBを介してデータ転送が
行われるが、同時にサブバスコントローラ16〜19の
うちの対応するものがシステムバスSBを介して0から
31ビットまでの32ビットによるデータ信号(SB
DATA[31:0])をバスコントローラ15へ送出
する。
バス転送手段によるデータ転送が終了した時点で許可信
号をLow状態に戻す。
セッサ11〜14側からランダムにシステムクロック信
号S−CLKに同期したリクエスト信号REQが発行さ
れるため、バスコントローラ15では、各プロセッサ1
1〜14のうちの最初に受け付けたリクエスト信号RE
Qの発行元に対してシステムクロック信号S−CLKに
同期した許可信号GRANTを発行してデータ転送の制
御を行い、システムクロック信号S−CLKに同期した
付属データ信号を示す有効信号VALIDやデータ信号
DATAを受け付けるが、そのデータ転送の制御中に受
けた他のプロセッサに関するリクエスト信号REQに対
しては許可信号GRANTを発行せずに保持し続け、最
初のデータ転送の制御が終了した時点で保持していた許
可信号GRANTを発行してデータ転送の制御を継続し
て行う。尚、図3中のデータ信号SB DATAでは一
例として各プロセッサ11,12,13からのデータD
1,D2,D3が得られた状態を示している。
ータ転送の制御を継続して順次行わせることにより、各
プロセッサ11〜14側では、データ転送の制御に関す
るスケジュール(タイミング)に拘らずリクエスト信号
REQを発行すことができ、且つリクエスト信号REQ
の発行後にデータ転送の制御が終了していなくても他の
処理に移行することができる。
れるバスコントローラ15におけるデータ転送の制御に
係る動作処理を例示したフローチャートである。
ロセッサ11に対応するサブバスコントローラ16から
プロセッサ11に関するリクエスト信号REQを収集す
るプロセッサ11リクエストサンプルステートを経るこ
とにより、そのリクエスト信号REQを受け付けられる
状態であればリクエスト信号REQのアクティブに移行
してプロセッサ11に関する許可信号GRANTを発行
するプロセッサ11グラントステートへ移行する。プロ
セッサ11グラントステートでは、処理が完了するまで
継続されるもので、処理が完了した時点でプロセッサ1
2に対応するサブバスコントローラ17からプロセッサ
12に関するリクエスト信号REQを収集するプロセッ
サ12リクエストサンプルステートへ移行する。
ステートは、バスコントローラ15がプロセッサ11リ
クエストサンプルステートを経てリクエスト信号REQ
を受け付けられない状態においても移行されるもので、
同様にプロセッサ12に対応するサブバスコントローラ
17からプロセッサ12に関するリクエスト信号REQ
を受け付けられる状態であればリクエスト信号REQの
アクティブに移行してプロセッサ12に関する許可信号
GRANTを発行するプロセッサ12グラントステート
へ移行する。プロセッサ12グラントステートでは、処
理が完了するまで継続されるもので、処理が完了した時
点でプロセッサ13に対応するサブバスコントローラ1
8からプロセッサ13に関するリクエスト信号REQを
収集するプロセッサ13リクエストサンプルステートへ
移行する。
ステートは、バスコントローラ15がプロセッサ12リ
クエストサンプルステートを経てリクエスト信号REQ
を受け付けられない状態においても移行されるもので、
同様にプロセッサ13に対応するサブバスコントローラ
18からプロセッサ13に関するリクエスト信号REQ
を受け付けられる状態であればリクエスト信号REQの
アクティブに移行してプロセッサ13に関する許可信号
GRANTを発行するプロセッサ13グラントステート
へ移行する。プロセッサ13グラントステートでは、処
理が完了するまで継続されるもので、処理が完了した時
点でプロセッサ14に対応するサブバスコントローラ1
9からプロセッサ14に関するリクエスト信号REQを
収集するプロセッサ14リクエストサンプルステートへ
移行する。
ステートは、バスコントローラ15がプロセッサ13リ
クエストサンプルステートを経てリクエスト信号REQ
を受け付けられない状態においても移行されるもので、
同様にプロセッサ14に対応するサブバスコントローラ
19からプロセッサ14に関するリクエスト信号REQ
を受け付けられる状態であればリクエスト信号REQの
アクティブに移行してプロセッサ14に関する許可信号
GRANTを発行するプロセッサ14グラントステート
へ移行する。プロセッサ14グラントステートでは、処
理が完了するまで継続されるもので、処理が完了した時
点で動作終了となるが、リクエスト信号REQを受け付
けられない状態であればプロセッサ11リクエストサン
プルステートへ戻って動作処理を繰り返す。
送システムの場合、4個のプロセッサ11〜14及び4
個のサブバスコントローラ16〜19を備えた構成とし
て説明したが、これらは5個以上として構成することも
できるので、本発明のデータバス転送システムは、一実
施例で開示した構成のものに限定されない。
転送システムによれば、従来システムにおけるバスコン
トローラによるシステムバスを介しての複数のプロセッ
サ間でのデータ転送の制御を行う構成を改良し、複数の
プロセッサと同数分の複数のサブバスコントローラをシ
ステムバスを介して各プロセッサとバスコントローラと
に接続し、これらのサブバスコントローラがシステムバ
スを介して各プロセッサにおけるデータ転送に付属する
付属データを保持するための付属データ保持手段と、バ
スコントローラに備えられるデータ転送制御手段からの
要求に応じて付属データ保持手段で保持された付属デー
タをシステムバスを介して各プロセッサに備えられるデ
ータ転送手段にそれぞれ転送すると共に、データ転送手
段によりそれぞれ付属データに基づいて共有バスを介し
てデータ転送を行わせるための補助制御を行うデータ転
送補助制御手段とを有するものとした上、バスコントロ
ーラがデータ転送制御手段でのデータ転送の制御により
マスタ側となって各プロセッサ及び各サブバスコントロ
ーラをスレーブ側として機能させるように構成している
ので、データ転送を行うプロセッサが多数存在してもシ
ステム全体の処理効率が低下せずに円滑に運用可能とな
る。この結果、各プロセッサ側からデータ転送の制御の
スケジュール(タイミング)に拘らずデータ転送の開始
要求を出すことができ、その後は他の処理に移行するこ
とができるので、システム全体として効率良くプロセッ
サ間のデータ転送を行うことができるようになり、伝送
効率の向上やプロセッサ側における負荷負担の低減化が
図られるようになる。
ムの基本構成を示した簡易ブロック図である。
るバスコントローラと各サブバスコントローラとの間に
おける接続構成を具体的に例示したものである。
トローラ(モジュール)との間におけるシーケンスに対
応させて動作処理に供される信号の波形を例示したタイ
ミングチャートである。
るバスコントローラにおける動作処理を例示したフロー
チャートである。
した簡易ブロック図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のプロセッサとバスコントローラと
の間をデータバス及びアドレスバスを共有した共有バス
と制御線によるシステムバスとでそれぞれ接続して成る
と共に、該システムバスを介して該バスコントローラの
制御により複数のプロセッサのうちの任意に特定された
ものから残りの任意に選定された他のものへと該共有バ
スを介してデータ転送が可能なデータバス転送システム
において、前記複数のプロセッサにそれぞれ備えられる
と共に、前記共有バスを介して前記データ転送を行うた
めのデータ転送手段と、前記バスコントローラに備えら
れると共に、前記システムバスを介して前記複数のプロ
セッサにおける前記データ転送手段による前記データ転
送をそれぞれ制御するためのデータ転送制御手段と、前
記システムバスを介して前記複数のプロセッサにおける
前記データ転送に付属する付属データを保持するための
付属データ保持手段と、前記データ転送制御手段からの
要求に応じて前記付属データ保持手段で保持された前記
付属データを前記システムバスを介して前記複数のプロ
セッサにおける前記データ転送手段にそれぞれ転送する
と共に、該データ転送手段によりそれぞれ該付属データ
に基づいて前記共有バスを介して前記データ転送を行わ
せるための補助制御を行うデータ転送補助制御手段とを
備えたことを特徴とするデータバス転送システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のデータバス転送システム
において、前記付属データ保持手段及び前記データ転送
補助制御手段は、前記システムバスを介して前記複数の
プロセッサと前記バスコントローラとに接続された複数
のサブバスコントローラに備えられ、前記バスコントロ
ーラは、前記データ転送制御手段での前記データ転送の
制御によりマスタ側となって前記複数のプロセッサ及び
前記複数のサブバスコントローラをスレーブ側として機
能させるものであることを特徴とするデータバス転送シ
ステム。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のデータバス転送シ
ステムにおいて、前記付属データには、少なくとも転送
元アドレス,転送先アドレス,転送タイプ,及び転送長
が含まれていることを特徴とするデータバス転送システ
ム。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載のデー
タバス転送システムにおいて、前記データ転送制御手段
は、前記データ転送の制御と共に、前記複数のプロセッ
サで使用する前記共通バスの調停を行うことを特徴とす
るデータバス転送システム。 - 【請求項5】 請求項2〜4の何れか一つに記載のデー
タバス転送システムにおいて、前記複数のサブバスコン
トローラは、前記複数のプロセッサから前記システムバ
スを介してそれぞれ得られる前記付属データを格納する
前記付属データ保持手段としての付属データ格納手段
と、前記データ転送の開始要求信号を前記システムバス
を介して発行するデータ転送開始要求発行手段とを有
し、前記バスコントローラは、前記データ転送開始要求
発行手段による前記データ転送の開始要求信号を受けて
前記システムバスの空き状態を判定した結果、該システ
ムバスが空いているときに該システムバスを介して許可
信号を発行する許可信号発行手段を有し、更に、前記複
数のサブバスコントローラは、前記許可信号発行手段に
よる前記許可信号を受けて前記付属データ格納手段で格
納した前記付属データをシステムクロック同期信号に同
期させて前記システムバスを介して前記複数のプロセッ
サ及び前記バスコントローラへ送出する付属データ送出
手段を有し、前記複数のプロセッサは、前記システムバ
スを介して前記付属データ送出手段から送出された前記
付属データに基づいて前記データ転送が可能な前記共通
バスを制御してデータバス転送を行った上で該データ転
送の制御により指定されたもの同士の間で該共通バスを
介して該データ転送を行う前記データ転送手段としての
データバス転送手段を有することを特徴とするデータバ
ス転送システム。 - 【請求項6】 請求項5記載のデータバス転送システム
において、前記バスコントローラは、前記複数のサブバ
スコントローラにおける前記データ転送開始要求発行手
段から前記システムバスを介してランダムに発行される
前記データ転送の開始要求信号を保持して調停するため
のデータ転送開始要求保持調停手段を有することを特徴
とするデータバス転送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234391A JP2003044424A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | データバス転送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234391A JP2003044424A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | データバス転送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003044424A true JP2003044424A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19066005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001234391A Pending JP2003044424A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | データバス転送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003044424A (ja) |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234391A patent/JP2003044424A/ja active Pending
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