JP5675682B2 - 放射線画像検出装置及びその制御方法、並びに放射線撮影システム - Google Patents

放射線画像検出装置及びその制御方法、並びに放射線撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、被写体を透過した放射線の線量に応じて放射線の照射を停止する自動露出制御を行なう放射線画像検出装置とその制御方法、及び放射線画像検出装置を備えた放射線撮影システムに関する。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、X線を発生するX線源を含むX線発生装置と、X線を受けてX線画像を検出するX線画像検出装置とからなる。X線画像検出装置として、X線の入射量に応じた電荷を蓄積する画素がマトリクス状に配列されたフラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を検出パネルとして用いたものが普及している。FPDは、画素毎に信号電荷を蓄積し、蓄積した電荷を信号処理回路で電圧信号に変換することで、患者の画像情報を表すX線画像を検出し、これをデジタルな画像データとして出力する。
X線撮影システムには、被写体である患者を透過したX線の線量を線量検出センサによって検出し、その積算値が予め設定した閾値に達したときにX線発生装置によるX線の照射を停止させる自動露出制御(AEC;Automatic Exposure Control)を行うものがある。また、線量検出センサを複数備えるX線撮影システムでは、撮影部位毎に診断時に最も注目すべき部分(関心領域、ROIともいう)にあたる採光野を設定して、採光野に配置されている線量検出センサで検出されたX線量を元にX線の照射停止を判定している。
特許文献1には、FPDの画素を線量検出センサとして兼用するとともに、胸部や腹部等の撮影部位に応じて線量検出に使用する画素、すなわち採光野を設定するようにしたX線画像検出装置が開示されている。特許文献2には、FPDの画素に流れる電流を計測する電流検出回路を線量検出センサとして用いるとともに、FPDの撮像面を少なくとも1つ以上の電流検出回路をそれぞれ有する複数の領域に分割し、各領域の電流検出回路で検出された電流を比較して、採光野として用いる領域を自動設定するX線撮影装置が開示されている。
特開2002−000590号公報 特開2011−010870号公報
特許文献1記載のX線画像検出装置は、撮影部位に応じて採光野が固定されているため、適正にAECを行なうには、採光野の位置と患者の撮影部位とが一致するように両者のポジショニングを行い、採光野にX線が直接照射されないように照射野限定器によってX線の照射範囲を調整しなければならない。しかし、採光野と撮影部位との位置調整は、両者の位置関係を把握して行なわなければならないので、時間がかかり、失敗することもあった。
例えば、患者に対して斜め方向からX線を照射する斜位撮影では、X線源、撮影部位及び採光野の位置関係の把握が複雑になり、撮影部位と採光野とが一致するように両者をポジショニングするのは困難である。また、採光野と撮影部位とが適切に位置合わせできなかったときには、患者を透過していないX線や、患者の撮影部位以外の部位を透過したX線が採光野に照射されたり、採光野にX線が照射されない等の撮影ミスが発生することがある。例えば複数の線量検出センサの検出線量の平均値を積算してAECを行なうX線画像検出装置で上述した撮影ミスが発生すると、検出線量の積算値が影響を受けるため、X線の照射量が少なく、あるいは過剰になることがある。
特許文献2記載のX線画像検出装置では、実際に検出したX線の線量分布に基づいて採光野が設定されるため、特許文献1のような問題は発生しない。しかし、X線画像に画質等の点で違和感を持ちその原因を特定しようとするときには、撮影時に設定された採光野の位置が分らないため、採光野と撮影部位とのポジショニングが原因であるのか否かが判断できない。また、採光野を自動設定する場合、その処理に時間がかかるため、採光野の位置が固定されている場合に比べてX線の最小照射時間が長くなり、患者が無駄に被曝してしまう。X線の照射時間が長くなると、患者の体動の影響を受けてX線画像にボケが生じやすくなる。
本発明は、採光野の位置を撮影部位に応じて固定した場合と、X線の線量分布に応じて採光野を自動的に設定した場合とでそれぞれ生じるデメリットを解消することを目的とする。
本発明の放射線画像検出装置は、検出パネル、線量検出センサ、採光野設定手段、モード切換手段、積算手段及び積算値比較手段を備えている。検出パネルは、放射線源から照射された放射線を受けて電荷を蓄積する画素が複数設けられた撮像面を有し、被写体を透過した放射線を受けて画素に蓄積された電荷から被写体の放射線画像を検出する。線量検出センサは、撮像面に複数配置されていて放射線の線量を検出する。採光野設定手段は、被写体を透過した放射線の線量検出に用いる採光野を撮像面に設定する。また、採光野設定手段は、被写体の撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、線量検出センサで検出した放射線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとを有する。モード切換手段は、採光野設定手段の採光野モードを、固定モードと自動モードとのいずれかに切り換える。積算手段は、第1の採光野または第2の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算する。積算値比較手段は、積算手段で積算された放射線の積算値と、予め設定した照射停止閾値とを比較し、積算値が照射停止閾値に達した際に放射線源による放射線の照射を停止させる。
モード切換手段は、採光野モードを設定するための操作を受け付けて、採光野モードを固定モードと自動モードとのいずれかに切り換えるようにしてもよい。また、モード切換手段は、被写体の撮影部位に応じて、採光野モードを固定モードと自動モードとのいずれかに切り換えるようにしてもよい。
更に別のモード切換手段は、撮影条件に基づいて放射線の照射時間を予測する照射時間予測手段と、照射時間予測手段により予測された予測照射時間と予め設定されているモード切換閾値とを比較する照射時間比較手段とから構成し、予測照射時間がモード切換閾値よりも短いときには採光野モードを固定モードに切り換え、予測照射時間がモード切換閾値よりも長いときには採光野モードを自動モードに切り換えるようにしてもよい。
採光野設定手段は、固定モード及び自動モードの他に、固定モードと自動モードとを併用する併用モードを有していてもよい。この場合、モード切換手段は、採光野モードを固定モード、自動モード及び併用モードのいずれかに切り換えるように構成することが好ましい。
採光野設定手段が併用モードに切り換えられたときには、固定モードの処理を実行して第1の採光野を設定し、積算手段に第1の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算させるとともに、固定モードの処理と並行して自動モードの処理を実行して第2の採光野の設定を開始してもよい。そして、放射線源による放射線の照射が終了する前に第2の採光野の設定が完了したときには、積算手段に第1の採光野に代えて第2の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算させるのが好ましい。
別の併用モードでは、固定モードの処理を実行して第1の採光野を設定するとともに、第1の採光野内で自動モードの処理を実行して第2の採光野を設定し、積算手段に第2の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算させてもよい。この場合、併用モードで設定される第1の採光野は、固定モードで設定される第1の採光野よりも面積が広いことが好ましい。
更に別の併用モードでは、固定モードの処理を実行して第1の採光野を設定するとともに、固定モードの処理と並行して自動モードの処理を実行し、自動モードの処理で得られた放射線の線量の分布に基づいて第1の採光野の位置を調整するようにしてもよい。
また、本発明の放射線画像検出装置は、第1の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量に基づいて撮影ミスを検出する撮影ミス検出手段を備えていてもよい。そして、この放射線画像検出装置の併用モードでは、固定モードの処理を実行して第1の採光野を設定し、積算手段に第1の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算させるとともに、固定モードの処理と並行して自動モードの処理を実行して第2の採光野を設定してもよい。撮影ミス検出手段により撮影ミスが検出されたときには、積算手段に第1の採光野に代えて第2の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算させるのが好ましい。
検出パネルの画素として、スイッチング素子の駆動に応じて電荷を信号線に出力する通常画素と、信号線にスイッチング素子を介さず直接接続された検出画素とがある場合には、検出画素を線量検出センサとして用いてもよい。また、検出パネルの画素として、スイッチング素子の駆動に応じて電荷を信号線に出力する通常画素と、通常画素とは別に駆動するスイッチング素子が設けられた検出画素とがある場合には、検出画素を線量検出センサとして用いてもよい。
本発明の放射線画像検出装置の制御方法は、放射線を受けて電荷を蓄積する複数の画素が設けられた撮像面に放射線の線量を検出する複数の線量検出センサが配置された検出パネルの撮像面から、被写体を透過した放射線の線量検出に用いる採光野を設定する採光野設定手段の採光野モードを、被写体の撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、前記線量検出センサで検出した放射線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとのいずれかに切り換えるステップと、採光野設定手段により固定モードまたは自動モードの処理を実行して、第1の採光野または第2の採光野を設定するステップと、積算手段により第1の採光野または第2の採光野に配置されている線量検出センサで検出された線量を積算するステップと、積算値比較手段により、積算手段で積算された放射線の積算値と予め設定した照射停止閾値とを比較し、積算値が照射停止閾値に達した際に放射線源による放射線の照射を停止させるステップとを備えている。
本発明の放射線撮影システムは、放射線を照射する放射線源と、放射線源から照射されて被写体を透過した放射線から放射線画像を検出する放射線画像検出装置とを備えている。放射線画像検出装置は、上述した放射線画像検出装置と同じものであり、検出パネル、線量検出センサ、採光野設定手段、モード切換手段、積算手段及び積算値比較手段を備えている。
本発明によれば、採光野を設定するための採光野モードとして、撮影部位に応じて予め決められた位置に採光野を設定する固定モードと、線量検出センサによって検出された線量の分布に基づいて採光野を設定する自動モードとを有し、これらを任意に切り換えることができるので、被写体の状態や撮影場所等の撮影状況に応じて最適な採光野モードを使用することができる。採光野モードを固定モードに設定すれば自動モードのデメリットを解消でき、逆に自動モードに設定すれば固定モードのデメリットを解消できる。
自動モードを使用した場合には、被写体の撮影部位と採光野との面倒なポジショニングを行なうことなく、撮影部位と採光野との位置を一致させることができる。特に、放射線源、撮影部位及び採光野の位置関係の把握が難しい斜位撮影等でも、撮影部位と採光野とを一致させることができる。また、自動モードを使用することにより、採光野に被写体を透過していない放射線や、患者の撮影部位以外の部位を透過した放射線が照射されにくくなるので、AECを適切に実行することができる。
固定モードを使用した場合には、被写体の撮影部位と採光野との位置関係が明確になるため、放射線画像に画質等の点で違和感を持ったときに、採光野と撮影部位とのポジショニングが原因であるか否かを判断することができる。また、自動モードのように採光野の設定に時間がかからないので、自動モードよりも放射線の最小照射時間を短くすることができ、被写体の無駄な被曝や、被写体の移動による放射線画像のボケを抑制することができる。
また、固定モードと自動モードとを併用する併用モードを備えたことにより、実際の撮影の状況に応じて、固定モードで設定された採光野と自動モードで設定された採光野とのいずれかを使用することができるので、実際の撮影の状況に応じて最適なAECを行なうことができる。
X線撮影システムの構成を示す概略図である。 線源制御装置の内部構成と線源制御装置と他の装置との接続関係を示す図である。 電子カセッテの内部構成を示すブロック図である。 電子カセッテのFPDの検出画素の配置と、固定モードで設定される第1の採光野とを説明するための図である。 電子カセッテのAEC部および通信部の内部構成を示すブロック図である。 自動モードで設定される第2の採光野を説明するための図である。 コンソールに設定された撮影条件を示す図である。 コンソールの内部構成を示すブロック図である。 コンソールの機能および情報の流れを示すブロック図である。 採光野モードを手動で切り換える第1実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 採光野モードを自動で切り換える第2実施形態のAEC部の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態で規定している撮影部位と採光野モードの組み合わせを説明する図である。 第2実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 X線の予測照射時間に応じて採光野モードを自動で切り換える第3実施形態のAEC部の内部構成を示すブロック図である。 第3実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 併用モードを有する第4実施形態のAEC部の内部構成を示すブロック図である。 第4実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 第1の採光野内で自動モードを実行する併用モードを有する第5実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 第5実施形態で設定された第1の採光野を説明する図である。 第5実施形態で第1の採光野内に設定された第2の採光野を説明する図である。 自動モードを実行して第1の採光野の位置を調整する併用モードを有する第6実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 第6実施形態で設定された第1の採光野を説明する図である。 第6実施形態で設定された第1の採光野の位置調整後の状態を説明する図である。 撮影ミスを検出したときに採光野を変更する併用モードを有する第7実施形態のAEC部の内部構成を示すブロック図である。 第7実施形態のX線撮影の手順を示すフローチャートである。 FPDの別の態様を有する第8実施形態を説明するための図である。 FPDの更に別の態様を有する第9実施形態を説明するための図である。
図1に示すように、本発明のX線撮影システム10は、X線を発生するX線発生装置11と、被写体である患者Mを透過したX線からX線画像を撮影するX線画像検出装置12とから構成されている。X線発生装置11は、X線を照射するX線源13、X線源13を制御する線源制御装置14、及びX線の照射開始を指示する照射スイッチ15で構成されている。X線画像検出装置12は、X線画像を検出する電子カセッテ16、及び電子カセッテ16を制御するコンソール17で構成されている。線源制御装置14、電子カセッテ16、及びコンソール17は、相互に通信が可能なように有線また無線方式の通信装置によって接続されている。
X線源13は、X線を放射するX線管13aと、X線管13aが放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)13bとを有する。X線管13aは、熱電子を放出するフィラメントからなる陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器13bは、例えば、X線を遮蔽する複数枚の鉛板を井桁状に配置することにより、X線を透過させる照射開口を中央に形成したものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて照射野を限定する。
図2に示すように、線源制御装置14は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源13に供給する高電圧発生器20と、X線源13が照射するX線のエネルギースペクトルを決める管電圧、単位時間当たりの照射量を決める管電流、およびX線の照射時間を制御する制御部21と、コンソール17との主要な情報、信号の送受信を媒介する通信I/F22とを備える。
制御部21には、照射スイッチ15とメモリ23とタッチパネル24とが接続されている。照射スイッチ15は、撮影開始時に放射線技師等のオペレータによって操作されるスイッチであり、例えば二段階の押圧操作が可能な押しボタンスイッチである。照射スイッチ15は、一段階目の押圧操作でX線源13のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生し、二段階目の押圧操作でX線源13にX線の照射を開始させるための照射開始信号を発生する。これらの信号は信号ケーブルを通じて線源制御装置14に入力される。制御部21は、照射スイッチ15から照射開始信号を受けたときに高電圧発生器20からX線源13への電力供給を開始させる。
メモリ23は、管電圧、管電流照射時間積(mAs値)といった撮影条件を予め数種類格納している。撮影条件は、タッチパネル24を通じてオペレータにより手動で設定される。線源制御装置14は、設定された撮影条件の管電圧や管電流照射時間積でX線を照射しようとする。AECはこれに対して必要十分な線量に到達したことを検出すると、線源制御装置14側で照射しようとしていた管電流照射時間積(照射時間)以下であってもX線の照射を停止するように機能する。なお、目標線量に達してAECによる照射停止の判断がされる前にX線の照射が終了して線量不足に陥ることを防ぐために、X線源13の撮影条件には電流照射時間積(照射時間でも可)の最大値が設定される。なお、撮影条件は、通信I/F22を介してコンソール17から送信されてきたものを設定するようにしてもよい。
照射信号I/F25は、電子カセッテ16の検出画素65(図3参照)の出力を元にX線の照射停止タイミングを規定するために電子カセッテ16と接続される。この場合、制御部21は、照射スイッチ15からウォームアップ開始信号を受けたときに、照射信号I/F25を介して問い合わせ信号を電子カセッテ16に送信させる。電子カセッテ16は問い合わせ信号を受信するとリセット動作の完了や蓄積動作開始処理等の準備処理を行う。そして、電子カセッテ16から問い合わせ信号の応答である照射許可信号を照射信号I/F25で受け、さらに照射スイッチ15から照射開始信号を受けたときに高電圧発生器20からX線源13への電力供給を開始させる。また、制御部21は、電子カセッテ16から発せられる照射停止信号を照射信号I/F25で受けたときに、高電圧発生器20からX線源13への電力供給を停止させ、X線の照射を停止させる。制御部21は、照射停止信号の受信を契機にX線の照射を停止させる機能だけでなく、設定された照射時間となったらX線の照射を停止させるためのタイマーを内蔵している。
図3において、電子カセッテ16は、周知の如くFPD35とFPD35を収容する可搬型の筐体(図示せず)とからなる。電子カセッテ16の筐体は略矩形状で偏平な形状を有し、平面サイズはフイルムカセッテやIPカセッテ(CRカセッテとも呼ばれる)と同様の大きさ(国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさ)である。このため、フイルムカセッテやIPカセッテ用の既存の撮影台にも取り付け可能である。
図1に示すように、電子カセッテ16は、X線撮影システム10が設置される撮影室において、FPD35の撮像面がX線源13と対向する姿勢で保持されるように、例えば立位撮影台30のホルダ30aに着脱自在にセットされる。電子カセッテ16は、立位撮影台30や、臥位撮影台(図示せず)にセットするのではなく、患者Mが仰臥するベッド上に置いたり患者自身に持たせたりして単体で使用することも可能である。
電子カセッテ16には、アンテナ37及びバッテリ38が内蔵されており、コンソール17との無線通信が可能である。アンテナ37は、無線通信のための電波をコンソール17との間で送受信する。バッテリ38は、電子カセッテ16の各部を動作させるための電力を供給する。バッテリ38は、薄型の電子カセッテ16内に収まるよう比較的小型のものが使用される。また、バッテリ38は、電子カセッテ16から外部に取り出して専用のクレードルにセットして充電することも可能である。バッテリ38を無線給電可能な構成としてもよい。
電子カセッテ16には、アンテナ37に加えてソケット39が設けられている。ソケット39はコンソール17と有線接続するために設けられており、バッテリ38の残量不足等で電子カセッテ16とコンソール17との無線通信ができなくなった場合に使用される。ソケット39にコンソール17からのケーブルを接続すると、コンソール17との有線通信が可能になる。その際に、ソケット39に接続されたケーブルを介して、コンソール17から電子カセッテ16に給電してもよい。
アンテナ37およびソケット39は、通信部40に設けられている。通信部40は、アンテナ37またはソケット39と制御部41、メモリ42間の画像データを含む各種情報、信号の送受信を媒介する。
FPD35は、TFTアクティブマトリクス基板を有し、この基板上にX線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素45を配列してなる撮像面36を備えている。複数の画素45は、所定のピッチで二次元にn行(x方向)×m列(y方向)のマトリクス状に配列されている。
FPD35はさらに、X線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素45で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、CsI(ヨウ化セシウム)やGOS(ガドリウムオキシサルファイド)等からなり、画素45が配列された撮像面36の全面と対向するように配置されている。なお、シンチレータとTFTアクティブマトリクス基板は、X線の入射する側からみてシンチレータ、基板の順に配置されるPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよいし、逆に基板、シンチレータの順に配置されるISS(Irradiation Side sampling)方式でもよい。また、シンチレータを用いず、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
画素45は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換素子であるフォトダイオード46、フォトダイオード46が発生した電荷を蓄積するキャパシタ(図示せず)、およびスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)47を備える。
フォトダイオード46は、電荷を発生する半導体層(例えばPIN型)と、その上下に上部電極および下部電極を配した構造を有している。フォトダイオード46は、下部電極にTFT47が接続され、上部電極にはバイアス線48が接続されており、バイアス線48は撮像面36内の画素45の行数分(n行分)設けられて結線49に結束されている。結線49はバイアス電源50に繋がれている。結線49、バイアス線48を通じて、バイアス電源50からフォトダイオード46の上部電極にバイアス電圧Vbが印加される。バイアス電圧Vbの印加により半導体層内に電界が生じ、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性を持つ上部電極と下部電極に移動し、キャパシタに電荷が蓄積される。
TFT47は、ゲート電極が走査線51に、ソース電極が信号線52に、ドレイン電極がフォトダイオード46にそれぞれ接続される。走査線51と信号線52は格子状に配線されており、走査線51は撮像面36内の画素45の行数分(n行分)、信号線52は画素45の列数分(m列分)それぞれ設けられている。走査線51はゲートドライバ53に接続され、信号線52は信号処理回路54に接続される。
ゲートドライバ53は、TFT47を駆動することにより、X線の入射量に応じた信号電荷を画素45に蓄積する蓄積動作と、画素45から信号電荷を読み出す読み出し(本読み)動作と、リセット(空読み)動作とを行わせる。制御部41は、ゲートドライバ53によって実行される上記各動作の開始タイミングを制御する。
蓄積動作ではTFT47がオフ状態にされ、その間に画素45に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、ゲートドライバ53から同じ行のTFT47を一斉に駆動するゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、走査線51を一行ずつ順に活性化し、走査線51に接続されたTFT47を一行分ずつオン状態とする。画素45のキャパシタに蓄積された電荷は、TFT47がオン状態になると信号線52に読み出されて、信号処理回路54に入力される。
信号処理回路54は、積分アンプ60、マルチプレクサ(MUX)61、およびA/D変換器(A/D)62等を備える。積分アンプ60は、各信号線52に対して個別に接続される。積分アンプ60は、オペアンプ60aとオペアンプ60aの入出力端子間に接続されたキャパシタ60bとからなり、信号線52はオペアンプ60aの一方の入力端子に接続される。オペアンプ60aのもう一方の入力端子はグランド(GND)に接続される。キャパシタ60bにはリセットスイッチ60cが並列に接続されている。積分アンプ60は、信号線52から入力される電荷を積算し、電圧信号D1〜Dmに変換して出力する。各列のオペアンプ60aの出力端子には、増幅器63、サンプルホールド(S/H)部64を介してMUX61が接続される。MUX61の出力側には、A/D変換器62が接続される。
MUX61は、パラレルに接続される複数の積分アンプ60から順に一つの積分アンプ60を選択し、選択した積分アンプ60から出力される電圧信号D1〜DmをシリアルにA/D変換器62に入力する。A/D変換器62は、入力された電圧信号D1〜Dmをデジタルデータに変換して、電子カセッテ16に内蔵されるメモリ42に出力する。なお、MUX61とA/D変換器62の間に増幅器を接続してもよい。
MUX61によって積分アンプ60から一行分の電圧信号D1〜Dmが読み出されると、制御部41は、積分アンプ60に対してリセットパルスRSTを出力し、リセットスイッチ60cをオンする。これにより、キャパシタ60bに蓄積された一行分の信号電荷が放電されてリセットされる。積分アンプ60がリセットされると、ゲートドライバ53から次の行のゲートパルスが出力され、次の行の画素45の信号電荷の読み出しを開始させる。これらの動作を順次繰り返して全行の画素45の信号電荷を読み出す。
全行の読み出しが完了すると、一画面分のX線画像を表す画像データがメモリ42に記録される。この画像データはメモリ42から読み出され、通信部40を通じてコンソール17に出力される。こうして患者のX線画像が検出される。
フォトダイオード46の半導体層には、X線の入射の有無に関わらず暗電荷が発生する。この暗電荷はバイアス電圧Vbが印加されているために画素45のキャパシタに蓄積される。画素45において発生する暗電荷は、画像データに対してはノイズ成分となるので、これを除去するためにリセット動作が行われる。リセット動作は、画素45において発生する暗電荷を、信号線52を通じて掃き出す動作である。
リセット動作は、例えば、一行ずつ画素45をリセットする順次リセット方式で行われる。順次リセット方式では、信号電荷の読み出し動作と同様、ゲートドライバ53から走査線51に対してゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、画素45のTFT47を一行ずつオン状態にする。TFT47がオン状態になっている間、画素45から暗電荷が信号線52を通じて積分アンプ60のキャパシタ60bに流れる。リセット動作では、読み出し動作と異なり、MUX61によるキャパシタ60bに蓄積された電荷の読み出しは行われず、各ゲートパルスG1〜Gnの発生と同期して、制御部41からリセットパルスRSTが出力されてリセットスイッチ60cがオンされ、キャパシタ60bに蓄積された電荷が放電されて積分アンプ60がリセットされる。
順次リセット方式に代えて、配列画素の複数行を一グループとしてグループ内で順次リセットを行い、グループ数分の行の暗電荷を同時に掃き出す並列リセット方式や、全行にゲートパルスを入れて全画素の暗電荷を同時に掃き出す全画素リセット方式を用いてもよい。並列リセット方式や全画素リセット方式によりリセット動作を高速化することができる。
制御部41は、線源制御装置14の制御部21からの問い合わせ信号を受信したタイミングで、FPD35にリセット動作を行わせて線源制御装置14に照射許可信号を返信する。そして、照射開始信号を受信したタイミングでFPD35の動作をリセット動作から蓄積動作へ移行させる。
FPD35は、上述のようにTFT47を介して信号線52に接続された通常の画素45の他に、TFT47を介さず信号線52に短絡して接続された検出画素65を同じ撮像面36内に複数備えている。検出画素65は、患者Mを透過して撮像面36に入射するX線の線量を検出するために利用される画素であり、線量検出センサとして機能する。検出画素65は撮像面36内の画素45の数%程度を占める。
図4に示すように、検出画素65は、撮像面36内で局所的に偏ることなく撮像面36内に満遍なく散らばるよう、撮像面36の中心に関して左右対称な点線で示す波形の軌跡66に沿って設けられている。検出画素65は、同じ信号線52が接続された画素45の列に一個ずつ設けられ、検出画素65が設けられた列は、検出画素65が設けられない列を例えば二〜三列挟んで設けられる。検出画素65の位置はFPD35の製造時に既知であり、FPD35は全検出画素65の位置(座標)を不揮発性のメモリ(図示せず)に予め記憶している。なお、ここで示した検出画素65の配置は一例であり、撮像面36内に検出画素65が分散配置可能であれば、別の配置規則にしたがって配置してもよい。
検出画素65は、信号線52との間にTFT47が設けられておらず、信号線52に直に接続されているので、検出画素65で発生した信号電荷は、直ちに信号線52に読み出される。同列にある通常の画素45がTFT47をオフ状態とされ、信号電荷を蓄積する蓄積動作中であっても同様である。このため検出画素65が接続された信号線52上の積分アンプ60のキャパシタ60bには、検出画素65で発生した電荷が常に流入する。蓄積動作時、キャパシタ60bに蓄積された検出画素65からの電荷は、所定のサンプリング周期でMUX61を介して電圧値としてA/D変換器62に出力される。
図3において、AEC部67は、制御部41により駆動制御される。AEC部67は、検出画素65が接続された信号線52からの電圧値(AEC検出信号という)をA/D変換器62を介して取得する。
図5において、AEC部67は、採光野設定回路75、積分回路76、積算値比較回路77、および閾値発生回路78を有する。採光野設定回路75は、被写体を透過したX線の線量の検出に用いる採光野を撮像面36に設定する。採光野設定回路75は、撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、複数の検出画素65で検出したX線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとを備えている。
採光野設定回路75は、コンソール17から入力された採光野モード設定情報に基づいて採光野モードを切り換える。コンソール17は、モード切換手段として動作する入力デバイス105(図8参照)を備えており、オペレータによって入力デバイス105から採光野モードが設定される。入力デバイス105で設定された採光野モードの設定情報は、コンソール17から電子カセッテ16に送信され、制御部41を介して採光野設定回路75に入力される。
採光野設定回路75には、コンソール17から固定モードで使用される第1の採光野の情報が入力される。採光野設定回路75は、固定モードに切り換えられたときに、コンソール17から入力された第1の採光野の情報に基づいて、第1の採光野を設定する。例えば撮影部位が胸部の場合には、図4に点線で示すように、採光野設定回路75は、左右の肺野に相当する部分を第1の採光野80、81として設定する。
採光野設定回路75は、自動モードに切り換えられたときには、撮像面36の全域に配置されている検出画素65のAEC検出信号を解析して第2の採光野を設定する。図6は、例えば患者の胸部を撮影したX線画像82を示しており、左右の肺野の部分は、X線の透過率がその周囲に比べて高い。したがって、採光野設定回路75は、撮影部位が胸部のときには、各検出画素65のAEC検出信号を比較して周囲に比べてAEC検出信号の信号値が高い領域を特定することにより、その領域を第2の採光野83、84として設定することができる。
採光野設定回路75は、第1または第2の採光野内に配置されている検出画素65のAEC検出信号を積分回路76に出力する。積分回路76は、採光野設定回路75から出力されたAEC検出信号の平均値を算出し、その平均値を積算する。積算値比較回路77は、X線の照射開始が検出されたときに積分回路76の積算値のモニタリングを開始する。積算値比較回路77は、積算値と、閾値発生回路78から与えられる照射停止閾値とを適宜のタイミングで比較する。積算値比較回路77は、積算値が閾値に達したときに照射停止信号を出力する。照射停止閾値は、撮影部位に応じてX線の照射量が適切になるような値に設定されている。
AEC部67には、この他にも検出画素65からのAEC検出信号と予め設定された閾値との比較により、X線の照射停止を検出する照射停止検出回路が設けられている。
通信部40には、上述のアンテナ37とソケット39の他に照射信号I/F80が設けられている。照射信号I/F80には、線源制御装置14の照射信号I/F25が接続される。照射信号I/F80は、問い合わせ信号の受信、問い合わせ信号に対する照射許可信号の送信、照射開始信号の受信、積算値比較回路77の出力、すなわち照射停止信号の送信を行う。
コンソール17は、有線方式や無線方式により電子カセッテ16と通信可能に接続されており、電子カセッテ16の動作を制御する。具体的には、電子カセッテ16に対して撮影条件を送信して、FPD35の信号処理の条件(蓄積される信号電荷に応じた電圧を増幅するアンプのゲイン等)を設定させるとともに、電子カセッテ16の電源のオンオフ、省電力モードや撮影準備状態へのモード切り替え等の制御を行う。
コンソール17は、電子カセッテ16から送信されるX線画像の画像データに対してオフセット補正やゲイン補正、欠陥補正等の各種画像処理を施す。欠陥補正では、検出画素65がある列の画素値を隣り合う検出画素65がない列の画素値で補間する。画像処理済みのX線画像は、コンソール17のディスプレイ104(図8参照)に表示される他、その画像データがコンソール17内のストレージデバイス102やメモリ101(ともに図8参照)、あるいはコンソール17とネットワーク接続された画像蓄積サーバといったデータストレージに記憶される。
コンソール17は、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影方法といった情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイ104に表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)といった患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、オペレータにより手動入力される。検査オーダには、頭部、胸部、腹部、全脊椎、全下肢等の撮影部位、正面、側面、斜位、PA(X線を患者Mの背面から照射)、AP(X線を患者Mの正面から照射)といった撮影方向が含まれる。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイ104で確認し、その内容に応じた撮影条件をディスプレイ104の操作画面を通じて入力する。
コンソール17では、撮影部位毎に撮影条件が設定可能である。図7に示すように、撮影条件には、例えば管電圧と、採光野設定回路75の固定モードで使用される第1の採光野の情報と、積算値比較回路77で検出画素65のAEC検出信号の積算値と比較してX線の照射停止を判断するための照射停止閾値等が記憶されている。撮影条件の情報は、ストレージデバイス102に格納されている。
第1の採光野の情報は、xy座標で表されており、上述した第1の採光野80、81のようにその形状が矩形の場合は、例えば対角線で結ぶ二点のxy座標が記憶されている。xy座標は、電子カセッテ16の撮像面36内における画素45及び検出画素65の位置と対応しており、走査線51に平行な方向をx軸、信号線52に平行な方向をy軸とし、左上の画素45の座標を原点(0、0)において表現する。
図8において、コンソール17を構成するコンピュータは、CPU100、メモリ101、ストレージデバイス102、通信I/F103、ディスプレイ104、および入力デバイス105を備えている。これらはデータバス106を介して相互接続されている。
ストレージデバイス102は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。ストレージデバイス102には、制御プログラムやアプリケーションプログラム(以下、APという)107が記憶される。AP107は、検査オーダやX線画像の表示処理、X線画像に対する画像処理、撮影条件の設定等、X線撮影に関する様々な機能をコンソール17に実行させるためのプログラムである。
メモリ101は、CPU100が処理を実行するためのワークメモリである。CPU100は、ストレージデバイス102に記憶された制御プログラムをメモリ101へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。通信I/F103は、RIS、HIS、画像蓄積サーバ、電子カセッテ16等の外部装置との無線または有線による伝送制御を行うネットワークインターフェースである。入力デバイス105は、キーボードやマウス、あるいはディスプレイ104と一体となったタッチパネル等である。入力デバイス105は、撮影条件を設定する際や、採光野モードの設定を行なう際に等に操作される。
図9において、コンソール17のCPU100は、AP107を起動すると、格納・検索処理部109、入出力制御部110、および主制御部111として機能する。格納・検索処理部109は、各種データのストレージデバイス102への格納処理、およびストレージデバイス102に記憶された各種データの検索処理を実行する。入出力制御部110は、入力デバイス105の操作に応じた描画データをストレージデバイス102から読み出し、読み出した描画データに基づいたGUIによる各種操作画面をディスプレイ104に出力する。また、入出力制御部110は、操作画面を通じて入力デバイス105からの操作指示の入力を受け付ける。
主制御部111は、コンソール17の各部の動作を統括的に制御する他、電子カセッテ16の動作制御を担うカセッテ制御部112を有する。なお、CPU100には、この他にも電子カセッテ16から入力された画像データに上述のオフセット補正、ゲイン補正、欠陥補正等の各種画像処理を行う画像処理部や、線源制御装置14、電子カセッテ16との間の通信を媒介する通信部等が構築される。なお、本例のように各部の機能をソフトウェアで実現するのではなく、各部を専用のハードウェアで構成してもよい。
カセッテ制御部112は、入力デバイス105によって設定された採光野モードの設定情報と、撮影条件に応じた第1の採光野の情報と、照射停止閾値の情報とを格納・検索処理部109から受け取り、これらを電子カセッテ16に提供する。なお、カセッテ制御部112は、入力デバイス105によって設定された採光野モードが固定モードのときにのみ第1の採光野の情報を電子カセッテ16に送信し、採光野モードが自動モードのときには、第1の採光野の情報を電子カセッテ16に送信しないようにしてもよい。
次に、図10のフローチャートを参照して、X線撮影システム10によりX線撮影を行う場合の手順を説明する。
まず、患者Mを立位撮影台30の前の所定位置に立たせ、立位撮影台30にセットされた電子カセッテ16の高さや水平位置を調節して、患者Mの撮影部位と位置を合わせる。また、電子カセッテ16の位置および撮影部位の大きさに応じて、X線源13の高さや水平位置、照射野の大きさを調整する。次いで電子カセッテ16の電源を投入し、入力デバイス105で撮影条件及び採光野モードを入力して、カセッテ制御部112を介して電子カセッテ16に撮影条件およびそれに応じた採光野及び照射停止閾値等の情報と、採光野モード設定情報とを出力する(S10)。同様に線源制御装置14にも撮影条件を設定する。
撮影準備が完了すると、オペレータによって照射スイッチ15が一段階押しされる。これにより線源制御装置14にウォームアップ開始信号が送信されて、X線源13のウォームアップが開始される。所定時間経過後に照射スイッチ15が二段階押しされて線源制御装置14に照射開始信号が送信され、X線の照射が開始される(S11)。
X線の照射が開始される前、電子カセッテ16のFPD35ではリセット動作が行われている。線源制御装置14から照射開始信号を受信したときにリセット動作から蓄積動作に移行される。
電子カセッテ16では、FPD35の蓄積動作と同時にAEC部67で検出画素65のAEC検出信号に基づくAECが行われている。採光野設定回路75は、カセッテ制御部112から与えられた採光野モード設定情報に基づいて、採光野モードを固定モードまたは自動モードに切り換える(S12)。採光野設定回路75は、採光野モードが固定モードであるときには、カセッテ制御部112から与えられた第1の採光野の情報に基づいて、撮影部位に応じて予め決められた位置に第1の採光野を設定する(S13)。例えば撮影部位が胸部であるときには、図4に示す第1の採光野80、81を設定する。
また、採光野モードが自動モードであるときには、採光野設定回路75は、第1の採光野の情報を使用せずに、撮像面36の全域に配置された検出画素65のAEC検出信号を解析して第2の採光野を設定する(S14)。例えば、撮影部位が胸部であるときには、各検出画素65のAEC検出信号を比較して、周囲に比べてAEC検出信号の信号値が高い領域を特定することにより、その領域を第2の採光野83、84として設定する。
採光野設定回路75は、A/D変換器62から入力される複数の検出画素65のAEC検出信号のうち、第1の採光野または第2の採光野に存在する検出画素65からのAEC検出信号を選別し、選別したAEC検出信号を積分回路76に出力する。積分回路76は、採光野設定回路75から入力されたAEC検出信号の平均値を算出し、その平均値を積算する(S15)。
閾値発生回路78は、カセッテ制御部112から与えられた照射停止閾値を発生し、これを積算値比較回路77に出力する。積算値比較回路77は、積分回路76からのAEC検出信号の積算値と閾値発生回路78からの照射停止閾値とを比較し(S16)、積算値が閾値に達したとき(S17でYES)に照射停止信号を出力する。積算値比較回路77から出力された照射停止信号は照射信号I/F80を介して線源制御装置14の照射信号I/F25に向けて送信される(S18)。
照射信号I/F25で照射停止信号を受けた場合、線源制御装置14では、制御部21により高電圧発生器20からX線源13への電力供給が停止され、これによりX線の照射が停止される(S19)。FPD35は、X線の照射停止をAEC部67の照射停止検出回路で検出したときに蓄積動作を終了して読み出し動作に移行し、これにより画像データが出力される。読み出し動作後、FPD35はリセット動作を再開する。
FPD35から出力された画像データは、通信部40を介してコンソール17に送信されて各種画像処理が施され、入出力制御部110によりX線画像としてディスプレイ104に表示される(S20)。
上記実施形態によれば、採光野を設定するための採光野モードとして、患者の撮影部位に応じて予め決められた位置に採光野を設定する固定モードと、検出画素65によって検出されたX線の線量の分布に基づいて採光野を設定する自動モードとを有し、これらを任意に切り換えることができるので、患者の状態や撮影場所等の撮影状況に応じて最適な採光野モードを使用することができる。
自動モードを使用した場合には、患者の撮影部位と採光野との面倒なポジショニングを行なうことなく、撮影部位と採光野との位置を一致させることができる。特に、X線源、撮影部位及び採光野の位置関係の把握が難しい斜位撮影等でも、患者の撮影部位と採光野とを一致させることができる。また、自動モードを使用することにより、患者を透過していないX線や、患者の撮影部位以外の部位を透過したX線の線量算出に基づいてAECが行なわれるのを防ぐことができ、AECを適切に実行することができるようになる。
固定モードを使用した場合には、患者の撮影部位と採光野との位置関係が明確になるため、X線画像に画質等の点で違和感があるときに、採光野と撮影部位とのポジショニングが原因であるか否かを判断することができる。また、自動モードのように採光野の設定に時間がかからないので、自動モードよりもX線の最小照射時間を短くすることができ、患者の無駄な被曝や、体動によるX線画像にボケを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、コンソール17の入力デバイス105によって採光野モードの設定を行なうようにしたが、線源制御装置14のタッチパネル24で採光野モードを設定するようにしてもよいし、電子カセッテ16に採光野モードを設定するための操作部を設けてもよい。
本発明は、上述した第1実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。以下、第2〜第9の実施形態について説明するが、各実施形態において第1実施形態と同じ構成については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。
[第2実施形態]
第2実施形態は、撮影部位に応じて採光野設定回路75の採光野モードを自動的に切り換える点を特徴としている。図11に示すAEC部120は、第1実施形態のAEC部67の代わりに用いられるものであり、モード切換回路121を備えている。
モード切換回路121は、図12に示すように、撮影部位と採光野モードとの組み合わせをメモリ等に記憶している。例えば胸部撮影等のX線の照射時間が比較的短い撮影部位は、自動モードでの採光野の設定が間に合わないため、固定モードが組み合わされている。腰椎等のX線の照射時間が比較的長くなる傾向にある撮影部位には、自動モードが組み合わされている。また、X線の照射時間が短くても撮影部位と採光野との位置合わせが難しい胸部の斜位撮影等にも自動モードが組み合わされている。モード切換回路121は、カセッテ制御部112から撮影部位の情報が入力されたときに、その撮影部位に組み合わされている採光野モードを特定し、採光野設定回路75をその特定した採光野モードに切り換える。
次に、図13のフローチャートを参照して、第2実施形態のX線撮影の手順について説明する。なお、第1実施形態と同じ手順については、同符号を用いて詳しい説明を省略する。本実施形態では、第1実施形態と異なり、X線の照射開始(S11)の前に採光野モードの手動での設定は行なわれない。電子カセッテ16では、FPD35の蓄積動作と同時にAEC部67で検出画素65のAEC検出信号に基づくAECが行われている。モード切換回路121は、カセッテ制御部112から入力された撮影部位に組み合わされている採光野モードを特定する。例えば撮影部位が胸部等のX線照射時間が比較的短い部位であるときには固定モードが選択され、X線照射時間が比較的長い部位であるときには自動モードが選択される。モード切換回路121は、採光野設定回路75を撮影部位に基づいて特定した採光野モードに切り換える(S12a)。
採光野モードの切換後、採光野設定回路75は、第1実施形態と同様に採光野モードに応じて第1の採光野または第2の採光野を設定する(S13、S14)。積分回路76は、採光野設定回路75から出力された検出画素65のAEC検出信号の平均値を積算し(S15)、積算値比較回路77は、積算値と照射停止閾値とを比較し(S16)、積算値が閾値に達したとき(S17でYES)に照射停止信号を出力する(S18)。これにより、X線原13のX線の照射が停止され(S19)、X線画像の生成、表示が行なわれる(S20)。
第2実施形態によれば、第1実施形態のようにオペレータが採光野モードの設定を行なわなくても、撮影条件に含まれる撮影部位の情報に基づいて採光野モードが自動的に切り換えられるので、採光野モードの設定し忘れや、不適切な採光野モードを設定してしまうといった設定ミスは発生しない。また、第1実施形態の場合、例えば経験の浅いオペレータではどの採光野モードに設定するか迷って撮影準備に時間がかかることがあるが、本実施形態では採光野モードの選択をする必要がないので撮影準備が早くなる。
上記第2実施形態では、カセッテ制御部112から入力された撮影部位の情報に基づいて採光野モードを切り換えているが、撮影部位の情報を直接用いずに、撮影部位が特定できる情報に基づいて採光野モードを切り換えるようにしてもよい。このような情報としては、例えば撮影メニュー、撮影台に関する情報(立位、臥位あるいは撮影台無し等)、撮影手技、撮影方向(正面、側面、斜位等)、X線原13と電子カセッテ16との距離(SID:Source Image Distance)、X線源13の向き等が挙げられる。これによれば、撮影部位の情報が得られない場合でも、最適な採光野モードを自動設定することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、X線の照射時間を予測し、その予測照射時間に応じて採光野設定回路75の採光野モードを自動的に切り換える点を特徴としている。図14に示すAEC部130は、第1実施形態のAEC部67の代わりに用いられるものであり、モード切換回路131を備えている。
モード切換回路131は、照射時間予測部132及び照射時間比較部133からなる。照射時間予測部132は、カセッテ制御部112から入力された撮影条件の情報に基づいてX線の照射時間を予測する。撮影条件としては、撮影部位の他、撮影メニュー、撮影台に関する情報、撮影手技、撮影方向、SID及びX線源13の向き等である。例えば、撮影部位が胸部のときの予測照射時間は比較的短くなり、撮影部位が腰椎のときの予測照射時間は比較的長くなる。照射時間比較部133は、照射時間予測部132で予測された予測照射時間と、予め設定されているモード切換閾値とを比較し、その比較結果に応じて採光野設定回路75の採光野モードを切り換える。モード切換閾値には、例えば胸部撮影の平均的な照射時間を基準としてもよいし、自動モードで第2の採光野を設定するのにかかる平均的な時間を用いてもよい。
次に、図15のフローチャートを参照して、第3実施形態のX線撮影の手順について説明する。なお、第1実施形態と同じ手順については、同符号を用いて詳しい説明を省略する。本実施形態では、第2実施形態と同様に、X線の照射開始(S11)の前に採光野モードの手動での設定は行なわれない。電子カセッテ16では、FPD35の蓄積動作と同時にAEC部67で検出画素65のAEC検出信号に基づくAECが行われている。モード切換回路131の照射時間予測部132は、カセッテ制御部112から入力された撮影条件に基づいてX線の照射時間を予測する(S12b)。照射時間比較部133は、予測照射時間とモード切換閾値とを比較する(S12c)。照射時間比較部133は、予測照射時間がモード切換閾値よりも短いときには、採光野設定回路75の採光野モードを固定モードに切り換え(S12dでYES)、予測照射時間がモード切換閾値よりも長いときには採光野設定回路75の採光野モードを自動モードに切り換える(S12dでNO)。
採光野モードの切換後、採光野設定回路75は、第1実施形態と同様に採光野モードに応じて第1の採光野または第2の採光野を設定する(S13、S14)。その後、第1実施形態と同様に、S15〜S20のステップを経てX線画像の撮影が行なわれる。
第3実施形態によれば、第2実施形態と同様に、採光野モードの設定し忘れや、不適切な採光野モードを設定してしまうといった設定ミスは発生せず、採光野モードの選択をする必要がないので撮影準備が早くなる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、固定モードと自動モードとを併用する点を特徴としている。図16に示すAEC部140は、第1実施形態のAEC部67の代わりに用いられるものであり、固定モードと自動モードの他に、固定モードと自動モードとを併用する併用モードを備えた採光野設定回路141を備えている。採光野設定回路141の固定モード、自動モード及び併用モードの切り換えは、例えば第1実施形態と同様に、コンソール17の入力デバイス105によって行なわれる。
図17のフローチャートは、第1実施形態と同様に、採光野モードの切り換え処理(S12)において採光野設定回路141が併用モードに切り換えられたときのX線撮影の手順を示している。なお、固定モード(S13)及び自動モード(S14)の図示は省略している。併用モードに切り換えられた採光野設定回路141は、固定モードと同じ処理を実行し、カセッテ制御部112から入力された第1の採光野の情報に基づいて第1の採光野を設定する(S20)。また、採光野設定回路141は、固定モードの処理と並行して自動モードと同じ処理を実行し、検出画素65のAEC検出信号に基づいて第2の採光野の設定を開始する(S21)。採光野設定回路141は、第1の採光野に配置されている複数の検出画素65のAEC検出信号を積算回路76に出力し、積算回路76にAEC検出信号の平均値を積算させる(S22)。
採光野設定回路141は、X線源13によるX線の照射が終了する前に第2の採光野の設定が完了したときには(S23でYES)、積算回路76に第1の採光野に代えて、第2の採光野に配置されている検出画素65のAEC検出信号の平均値を積算させる(S24)。そして、第2の採光野に係るAEC検出信号の積算値に基づいてX線の照射を停止させることにより、X線画像の撮影が行なわれる(S16〜S20)。
採光野設定回路141は、X線源13によるX線の照射が終了する前に第2の採光野の設定が完了しなかったときには(S23でNO)、そのまま積算回路76に第1の採光野に配置されている検出画素65のAEC検出信号を積算させる。そして、第1の採光野に係るAEC検出信号の積算値に基づいてX線の照射を停止させることにより、X線画像の撮影が行なわれる(S16〜S20)。
第4実施形態によれば、実際の撮影の状況に応じて、固定モードで設定された採光野と自動モードで設定された採光野とのいずれかが使用されるので、実際の撮影の状況に応じて最適なAECを行なうことができる。
[第5実施形態]
第5実施形態は、第4実施形態と同様に併用モードを有する点を特徴としており、第4実施形態と同様に図16のAEC部140が使用される。図18のフローチャートは、第4実施形態と同様に、採光野モードの切り換え処理(S12)において併用モードに切り換えられたときのX線撮影の手順を示している。併用モードに切り換えられた採光野設定回路141は、固定モードの処理を実行し、カセッテ制御部112から入力された第1の採光野の情報に基づいて第1の採光野を設定する(S30)。例えば、撮影部位が胸部であるときには、図19に示すように、左右の肺野に相当する位置に第1の採光野143、144が設定される。なお、併用モードで設定される第1の採光野143、144の面積は、固定モードで設定される第1の採光野80、81よりも全体的に大きくなっている。
採光野設定回路141は、固定モードと並行して第1の採光野143、144内で自動モードの処理を実行し、図20に示すように、第1の採光野143、144内に第2の採光野145、146を設定する(S31)。採光野設定回路141は、第2の採光野145、146に配置されている複数の検出画素65のAEC検出信号を積算回路76に出力し、積算回路76にAEC検出信号の平均値を積算させる(S32)。その後、第1実施形態と同様に、S16〜S20のステップを経てX線画像の撮影が行なわれる。
第5実施形態によれば、FPD35の撮像面36よりも面積の小さな第1の採光野で自動モードを実行するので、撮像面36の全域から自動モードで採光野を設定する場合よりも短時間で第2の採光野を設定することができる。したがって、胸部撮影等のX線の照射時間が短い撮影にも自動モードを適用することができる。また、併用モードで設定される第1の採光野の面積を、固定モードで設定される第1の採光野の面積よりも大きくしているので、第2の採光野の設定精度が向上する。
[第6実施形態]
第6実施形態は、第4、5実施形態と同様に併用モードを有する点を特徴としており、第4実施形態と同様に図16のAEC部140が使用される。図21のフローチャートは、第4実施形態と同様に、採光野モードの切り換え処理(S12)において併用モードに切り換えられたときのX線撮影の手順を示している。併用モードに切り換えられた採光野設定回路141は、固定モードを実行し、カセッテ制御部112から入力された第1の採光野の情報に基づいて第1の採光野を設定する(S40)。例えば、撮影部位が胸部であるときには、図22に示すように、左右の肺野に相当する位置に第1の採光野150、151が設定される。
採光野設定回路141は、固定モードと並行して撮像面36の全域で自動モードを実行する。そして、自動モードによって得た線量分布に基づいて、第1の採光野150、151の形状、大きさ、数を変更することなく、図23に示すように、第1の採光野150、151の位置のみを調整する(S41)。採光野設定回路141は、第1の採光野150、151に配置されている複数の検出画素65のAEC検出信号を積算回路76に出力し、積算回路76にAEC検出信号の平均値を積算させる(S42)。その後、第1実施形態と同様に、S16〜S20のステップを経てX線画像の撮影が行なわれる。
第6実施形態によれば、第1の採光野の形状、大きさ、数を変更せずに位置調整のみを行なうので、自動モードで新たな採光野を設定する場合に比べて処理時間を短くすることができる。したがって、胸部撮影等のX線の照射時間が短い撮影にも適用することができ、固定モードでありながら自動モードと同様の効果を得ることができる。
[第7実施形態]
第7実施形態は、第4〜6実施形態と同様に併用モードを有する点を特徴としている。図24に示すAEC部160は、第1実施形態のAEC部67の代わりに用いられるものであり、第4実施形態と同様に図16の採光野設定回路141を使用している。また、AEC部160は、第1の採光野内の検出画素65のAEC検出信号の信号値に基づいて撮影ミスを検出する撮影ミス検出回路161を備えている。撮影ミス検出回路161は、例えば第1の採光野内の検出画素65のAEC検出信号の信号値が極端に高い場合や、AEC検出信号の信号値が極端に低い場合に撮影ミスであると判断する。AEC検出信号の信号値が極端に高い場合には、第1の採光野にX線が直接入射していることが推定できる。また、AEC検出信号の信号値が極端に低い場合には、第1の採光野がX線の照射野からずれていることが推定できる。したがって、撮影ミスを検出することにより、第1の採光野と撮影部位との位置合わせが適正か否かが判断できる。
図25のフローチャートは、第4実施形態と同様に、採光野モードの切り換え処理(S12)において併用モードに切り換えられたときのX線撮影の手順を示している。併用モードに切り換えられた採光野設定回路141は、固定モードの処理を実行し、カセッテ制御部112から入力された第1の採光野の情報に基づいて第1の採光野を設定する(S50)。採光野設定回路141は、固定モードと並行して撮像面36の全域で自動モードの処理を実行し、検出画素65のAEC検出信号に基づいて第2の採光野を設定する(S51)。採光野設定回路141は、第1の採光野に配置されている複数の検出画素65のAEC検出信号を積算回路76に出力し、積算回路76にAEC検出信号の平均値を積算させる(S52)。
撮影ミス検出回路161は、第1の採光野に配置されている検出画素65のAEC検出信号に基づいて撮影ミスを検出する(S53)。採光野設定回路141は、撮影ミス検出回路161で撮影ミスが検出された場合には(S54でYES)、積算回路76に第1の採光野に代えて、第2の採光野に配置されている検出画素65のAEC検出信号の平均値を積算させる(S55)。そして、第2の採光野に係るAEC検出信号の積算値に基づいてX線の照射を停止させることにより、X線画像の撮影が行なわれる(S16〜S20)。
採光野設定回路141は、撮影ミス検出回路161で撮影ミスが検出されなかった場合には(S54でNO)、そのまま積算回路76に第1の採光野に配置されている検出画素65のAEC検出信号を積算させる。そして、第1の採光野に係るAEC検出信号の積算値に基づいてX線の照射を停止させることにより、X線画像の撮影が行なわれる(S16〜S20)。
第7実施形態によれば、固定モードで撮影ミスが発生しているときには、自動的に自動モードに切り換えられるので、撮影ミスが発生しにくくなり、再撮影を減らすことができる。
第7実施形態では、実際に撮影が開始されてから撮影ミスを検出しているが、例えば固定モードで設定された第1の採光野の位置、大きさ、形状と、撮影部位とに基づいて、撮影ミスが発生しやすそうな採光野モードか否かを判断して、撮影ミスが発生しやすいときに警告を行なうようにしてもよい。
[第8実施形態]
上記実施形態では、画像検出用の画素45と線量検出センサとして働く検出画素65が各々独立して存在するため、検出画素65がある列の画素値を隣り合う検出画素65がない列の画素値で補間する欠陥補正を行う必要がある。このためX線画像の画質低下を招くおそれがある。そこで、FPDを図26に示すFPD170のような構成とすることで、欠陥補正を不要とする。
図26において、FPD170は、画像検出専用の第一画素171と画像検出兼AEC用の第二画素172とを備えている。第一、第二画素171、172は、上記実施形態の画素45と検出画素65と同様に、適当な割合でマトリクス状に配列されている。第一、第二画素171、172は、それぞれ二つのフォトダイオード173、174を有する。第一画素171のフォトダイオード173、174は並列に接続され、一端がTFT47を介して信号線52に接続されている。一方、第二画素172のフォトダイオード173は第一画素171と同様に一端がTFT47を介して信号線52に接続されているが、フォトダイオード174はTFT47を介さずに信号線52に直接接続されている。つまり第二画素172のフォトダイオード174は上記実施形態の検出画素65と同じ構成である。
第一画素171からは二つのフォトダイオード173、174で蓄積された電荷が読み出される。一方、第二画素172からはフォトダイオード173で蓄積された電荷のみが読み出される。第二画素172はフォトダイオード174がAECに用いられてX線画像の生成に寄与しない分、フォトダイオード173、174の開口面積が同じ場合は同じ入射線量では第一画素171よりも蓄積電荷量が略半分になるが、検出画素65の場所からは画素値が得られず、欠陥補正を行うしかない上記実施形態と比べれば、X線画像の画質劣化が抑えられる。フォトダイオード173、174の開口面積等に基づいて、第二画素172の画素値に乗算すると第一画素171の画素値相当になる係数等を予め求めておき、第二画素172の出力に該係数を乗算して補正すれば、欠陥補正を行わずにX線画像を生成することができ、FPDを構成する画素の一部をAEC用としたことによるX線画像の画質への悪影響を略完全に排除することができる。
[第9実施形態]
上記実施形態では、線量検出センサとしてTFT47を介さず信号線52に短絡して接続された検出画素65を用いているが、例えば図27に示す検出画素180のように、通常の画素45とは別のゲートドライバ181および走査線182で駆動するTFT183を接続し、通常の画素45とは独立して蓄積電荷を読み出すことが可能な構成としてもよい。また、各画素45にバイアス電圧Vbを供給するバイアス線48に画素45で発生する電荷に基づく電流が流れることを利用して、ある特定の画素45に繋がるバイアス線48の電流をモニタリングして線量を検出してもよく、全てのTFT47をオフ状態にしたときに画素45から漏れるリーク電荷に基づき線量を検出してもよい。さらに画素45とは別に構成が異なり出力が独立したAEC用の検出画素を撮像面36と同一平面に設けてもよい。
上記各実施形態では、電子カセッテ16と立位撮影台30とが別体である例について説明したが、FPDが組み込まれた撮影台を用いてもよい。また、コンソール17と電子カセッテ16が別体である例で説明したが、コンソール17は独立した装置である必要はなく、電子カセッテ16にコンソール17の機能を搭載してもよい。同様に、線源制御装置14とコンソール17を一体化した装置としてもよい。また、可搬型のX線画像検出装置である電子カセッテに限らず、撮影台に据え付けるタイプのX線画像検出装置に適用してもよい。
本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する撮影システムにも適用することができる。
10 X線撮影システム
11 X線発生装置
12 X線画像検出装置
13 X線源
14 線源制御装置
16 電子カセッテ
17 コンソール
35、170 FPD
45 画素
65 検出画素
67 AEC部
75、141 採光野設定回路
76 積分回路
77 積算値比較回路
80、81、143、144、150、151 第1の採光野
83、84、145、146 第2の採光野
121、131 モード切換回路
132 照射時間予測部
133 照射時間比較部
161 撮影ミス検出回路
171、172 第一、第二画素

Claims (6)

  1. 放射線源から照射された放射線を受けて電荷を蓄積する画素が複数設けられた撮像面を有し、被写体を透過した放射線を前記画素により受けて前記画素に蓄積された電荷から被写体の放射線画像を検出する検出パネルと、
    前記撮像面に配置されて放射線の線量を検出する複数の線量検出センサと、
    被写体を透過した放射線の線量の検出に用いる採光野を前記撮像面に設定する採光野設定手段であって、前記採光野を設定するための採光野モードとして、被写体の撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、前記線量検出センサで検出した放射線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとを有する前記採光野設定手段と、
    前記撮影部位の種類毎の前記放射線の照射時間と、前記撮影部位の種類毎の前記第1の採光野との位置合わせの難易度とに基づいて予め設定された、前記撮影部位と前記採光野モードとの種類毎の組み合わせが記憶されており、前記放射線画像を検出するために前記撮影部位の情報が入力された場合に、前記採光野設定手段の前記採光野モードを、入力された前記撮影部位に組み合わされた前記固定モードと前記自動モードとのいずれかに切り換えるモード切換手段と、
    前記第1の採光野または前記第2の採光野に配置されている前記線量検出センサで検出された線量を積算する積算手段と、
    前記積算手段で積算された放射線の積算値と、予め設定した照射停止閾値とを比較し、前記積算値が前記照射停止閾値に達した際に前記放射線源による放射線の照射を停止させる積算値比較手段と、
    を備えたことを特徴とする放射線画像検出装置。
  2. 複数種類の前記撮影部位のうち、前記放射線の照射時間内に前記自動モードによる前記第2の採光野の設定が間に合わない撮影部位には、前記固定モードが組み合わされており、
    前記放射線の照射時間内に前記自動モードによる前記第2の採光野の設定が間に合う撮影部位、及び前記固定モードでは前記第1の採光野との位置合わせが難しい撮影部位には、前記自動モードが組み合わされていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出装置。
  3. 前記画素には、スイッチング素子の駆動に応じて電荷を信号線に出力する通常画素と、
    信号線にスイッチング素子を介さず直接接続された検出画素とがあり、
    前記検出画素を前記線量検出センサとして用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記画素には、スイッチング素子の駆動に応じて電荷を信号線に出力する通常画素と、
    前記通常画素とは別に駆動するスイッチング素子が設けられた検出画素とがあり、
    前記検出画素を前記線量検出センサとして用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像検出撮影装置。
  5. 放射線を受けて電荷を蓄積する複数の画素が設けられた撮像面に放射線の線量を検出する複数の線量検出センサが配置された検出パネルの前記撮像面から、被写体を透過した放射線の線量検出に用いる採光野を設定する採光野設定手段の採光野モードを、被写体の撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、前記線量検出センサで検出した放射線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとのいずれかに切り換える放射線画像検出装置の制御方法において、
    前記撮影部位の種類毎の前記放射線の照射時間と、前記撮影部位の種類毎の前記第1の採光野との位置合わせの難易度とに基づいて予め設定された、前記撮影部位と前記採光野モードとの種類毎の組み合わせが記憶されており、前記放射線画像を検出するために前記撮影部位の情報が入力された場合に、前記採光野設定手段の前記採光野モードを、入力された前記撮影部位に組み合わされた前記固定モードと前記自動モードとのいずれかに切り換えるステップと、
    前記採光野設定手段により、前記固定モードまたは前記自動モードの処理を実行して、前記第1の採光野または前記第2の採光野を設定するステップと、
    積算手段により、前記第1の採光野または前記第2の採光野に配置されている前記線量検出センサで検出された線量を積算するステップと、
    積算値比較手段により、前記積算手段で積算された放射線の積算値と、予め設定した照射停止閾値とを比較し、前記積算値が前記照射停止閾値に達した際に放射線源による放射線の照射を停止させるステップと、
    を備えたことを特徴とする放射線画像検出装置の制御方法。
  6. 放射線を照射する放射線源と、前記放射線源から照射されて被写体を透過した放射線から放射線画像を検出する放射線画像検出装置とを備える放射線撮影システムにおいて、
    前記放射線画像検出装置は、
    前記放射線源から照射された放射線を受けて電荷を蓄積する画素が複数設けられた撮像面を有し、被写体を透過した放射線を前記画素により受けて前記画素に蓄積された電荷から被写体の放射線画像を検出する検出パネルと、
    前記撮像面に配置されて放射線の線量を検出する複数の線量検出センサと、
    被写体を透過した放射線の線量検出に用いる採光野を前記撮像面に設定する採光野設定手段であって、前記採光野を設定するための採光野モードとして、被写体の撮影部位に応じて予め決められている位置に第1の採光野を設定する固定モードと、前記線量検出センサで検出した放射線の線量分布に基づいて第2の採光野を設定する自動モードとを有する前記採光野設定手段と、
    前記撮影部位の種類毎の前記放射線の照射時間と、前記撮影部位の種類毎の前記第1の採光野との位置合わせの難易度とに基づいて予め設定された、前記撮影部位と前記採光野モードとの種類毎の組み合わせが記憶されており、前記放射線画像を検出するために前記撮影部位の情報が入力された場合に、前記採光野設定手段の前記採光野モードを、入力された前記撮影部位に組み合わされた前記固定モードと前記自動モードとのいずれかに切り換えるモード切換手段と、
    前記第1の採光野または前記第2の採光野に配置されている前記線量検出センサで検出された線量を積算する積算手段と、
    前記積算手段で積算された放射線の積算値と、予め設定した照射停止閾値とを比較し、前記積算値が前記照射停止閾値に達した際に前記放射線源による放射線の照射を停止させる積算値比較手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影システム。
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