JP2014012109A - 放射線撮影装置および放射線画像検出装置 - Google Patents

放射線撮影装置および放射線画像検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影部位に応じた適切な処理時間でAEC(Automatic Exposure Control,自動露出制御)を行う。
【解決手段】ビット幅設定変更部65は、X線の入射方向に対する厚みが比較的薄い撮影部位の場合、A/D変換器(A/D)52のビット幅を比較的小さい値に設定し、厚みが比較的厚い撮影部位の場合は比較的大きい値に設定する。分割数設定変更部66は、撮像領域40に対する占有面積が比較的大きい撮影部位の場合、AEC部60で検出画素41bの線量検出信号の積算値を計算する分割領域の分割数を比較的少なく設定し、占有面積が比較的小さい撮影部位の場合は比較的多く設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、線量検出センサの出力に基づき放射線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定するAEC部を備えた放射線撮影装置および放射線画像検出装置に関する。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、X線を発生するX線発生装置と、被写体(患者)を透過したX線で形成されるX線画像を撮影するX線撮影装置とからなる。X線発生装置は、X線を被写体に向けて照射するX線源、X線源の駆動を制御する制御装置、およびX線の照射開始指示を入力するための照射スイッチを有している。X線撮影装置は、被写体の各部を透過したX線を電気信号に変換することによってX線画像を検出するX線画像検出装置、およびX線画像検出装置の駆動制御、X線画像の保存や表示を行うコンソールを有している。
X線画像検出装置として、フラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を用いたものが普及している。FPDは、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域を有する。FPDは、画素毎に信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷をTFT等のスイッチング素子を介して信号処理回路に読み出し、信号処理回路で電圧信号に変換することでX線画像を電気的に検出する。
扁平な箱型をした可搬型の筐体内にFPDを内蔵した電子カセッテも実用化されている。電子カセッテは、専用の撮影台のホルダにセットされる他に、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台のホルダに取り付けて使用される。さらには、据え置き型では撮影困難な部位を撮影するためにベッド上に置いたり被写体自身に持たせたりして使用される。また、自宅療養中の高齢者や、事故、災害等による急病人を撮影するため、撮影台の設備がない病院外で使用されることもある。
X線画像検出装置には、FPDの撮像領域に到達するX線の線量を検出する線量検出センサを有し、線量検出センサから出力された線量検出信号の積算値(累積線量)が予め設定した照射停止閾値(目標線量)に達したら、または積算値が照射停止閾値に達すると予測される時刻を算出してその時刻となったら、X線源によるX線の照射を停止させるAEC(Automatic Exposure Control、自動露出制御)部を備えたものがある。
特許文献1には、各画素にバイアス電圧を供給するバイアス線に、画素で発生する電荷に基づく電流が流れることを利用して、撮像領域を分割した少なくとも1個の画素を含む分割領域に流れる電流値を検出し、検出した電流値の積算値に基づいてAECを行うX線画像検出装置が開示されている。この場合バイアス線の電流をモニタリングする画素が線量検出センサの役割を果たし、電流値が線量検出信号となる。
特開2011−010870号公報
AEC部で扱う線量検出信号やその積算値等のデータ量は、線量検出の空間分解能と、線量検出信号のビット幅とで決まる。線量検出の空間分解能が高いほど、また線量検出信号のビット幅が大きいほどデータ量は多くなり、その分AECに掛かる処理時間も長くなる。AECの処理には、X線の照射を停止させるタイミングが過ぎても処理が終わらないということがないように高速性が求められるため、処理時間が長くなることはよくない。
ところで、AECでは、撮像領域に対する撮影部位の占有面積とX線の入射方向に対する撮影部位の厚みによって、線量検出の空間分解能が低くてもよい場合(胸部撮影のように占有面積が大きい場合)と、線量検出信号のビット幅が小さくてもよい場合(手や指のように厚みが薄い場合)がある。つまりAEC部で扱うデータ量を減らせる場合がある。
特許文献1では、線量検出の空間分解能にあたる分割領域の個数は固定である。また、線量検出信号のビット幅にあたる電流値のビット幅については特に記載されておらず、これも固定であるといえる。このため特許文献1では、撮影部位に関わらずこれら固定の分割領域の個数と電流値のビット幅に見合う量のデータを必ず処理しなければならず、撮影部位によってはAECに掛かる処理時間が不必要に長くなるおそれがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、撮影部位に応じた適切な処理時間でAECを行うことができる放射線撮影装置および放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線撮影装置は、被写体を透過した放射線の到達線量に応じた電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域をもつFPDを有し、被写体の放射線画像を検出する放射線画像検出装置と、前記放射線画像の露出制御をするために、設定された分割数に応じて撮像領域を等分割した複数の分割領域毎の到達線量をアナログ信号で検出する複数の線量検出センサと、線量検出センサからの分割領域毎のアナログ信号を、設定されたビット幅のデジタル信号に変換し、分割領域毎の複数のデジタル信号を出力するA/D変換器と、デジタル信号の積算値を計算し、積算値と予め設定された照射停止閾値とを比較して、該比較結果に基づき撮像領域への放射線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定するAEC部と、被写体の撮影部位を特定する撮影部位特定部と、撮影部位特定部で特定した撮影部位に応じて、分割数とビット幅のうちの少なくとも一方の設定を変更する設定変更部とを備えることを特徴とする。
分割数とビット幅の組み合わせを撮影部位毎に記憶する記憶部を備えることが好ましい。設定変更部は、記憶部から取得した分割数とビット幅の組み合わせを設定する。
放射線の入射方向に対する厚みが比較的厚く、撮像領域に対する占有面積が比較的大きい撮影部位の場合、分割数が比較的少ない一方でビット幅が比較的大きい組み合わせである。反対に厚みが比較的薄く、占有面積が比較的小さい撮影部位の場合、分割数が比較的多い一方でビット幅が比較的小さい組み合わせである。
分割数とビット幅の組み合わせは、複数のデジタル信号の合計データ量が所定量に収まるよう決定されている。所定量は、例えばデジタル信号を一時的に保持するAEC部のレジスタの記憶容量である。
撮影部位特定部は、操作入力手段で受け付けた撮影条件に基づき撮影部位を特定する。
撮影部位特定部は、放射線の照射開始直後の撮像領域の全域の到達線量に基づき、撮影部位を特定する。AEC部が撮影部位特定部を兼ねていてもよい。この場合、撮影部位を特定する際には、設定変更部は、露出制御の場合よりも分割数を比較的多く、かつビット幅を比較的小さく設定する。
AEC部は、放射線の照射開始直後の撮像領域の全域の到達線量に基づき、前記デジタル信号の積算値を前記照射停止閾値と比較する分割領域を特定する。
線量検出センサ、A/D変換器、AEC部、および設定変更部は、放射線画像検出装置に設けられている。
線量検出センサは画素の一部を利用していることが好ましい。例えば、画素には、放射線を受けて信号電荷を蓄積し、スイッチング素子の駆動に応じて信号電荷を信号線に出力する通常画素と、通常画素とは別に駆動するスイッチング素子が設けられた検出画素とがあり、検出画素を線量検出センサとして用いる。
また、放射線画像検出装置は、FPDが可搬型の筐体に収納された電子カセッテであることが好ましい。
本発明の放射線画像検出装置は、被写体を透過した放射線の到達線量に応じた電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域をもつFPDを有し、被写体の放射線画像を検出する放射線画像検出装置において、放射線画像の露出制御をするために、設定された分割数に応じて撮像領域を等分割した複数の分割領域毎の到達線量をアナログ信号で検出する複数の線量検出センサと、線量検出センサからの分割領域毎のアナログ信号を、設定されたビット幅のデジタル信号に変換し、分割領域毎の複数のデジタル信号を出力するA/D変換器と、デジタル信号の積算値を計算し、積算値と予め設定された照射停止閾値とを比較して、該比較結果に基づき撮像領域への放射線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定するAEC部と、被写体の撮影部位を特定する撮影部位特定部と、撮影部位特定部で特定した撮影部位に応じて、分割数とビット幅のうちの少なくとも一方の設定を変更する設定変更部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、線量検出センサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器のビット幅の設定を撮影部位に応じて変更するか、分割領域の分割数の設定を撮影部位に応じて変更するか、あるいはその両方を行うので、撮影部位に応じた適切な処理時間でAECを行うことができる。
X線撮影システムの概略図である。 線源制御装置の内部構成を示す図である。 電子カセッテを示す外観斜視図である。 電子カセッテの内部構成を示すブロック図である。 コンソールで設定される撮影条件を示す図である。 撮影部位とビット幅の関係を示す説明図である。 撮像領域に対する撮影部位の占有面積が比較的大きい場合の分割領域のサイズを示す図である。 撮像領域に対する撮影部位の占有面積が比較的小さい場合の分割領域のサイズを示す図である。 第2実施形態の電子カセッテの内部構成を示すブロック図である。 線量マップを示す図である。
[第1実施形態]
図1において、X線撮影システム2は、X線を放射するX線管を内蔵したX線源10と、X線源10の動作を制御する線源制御装置11と、X線の照射開始を指示するための照射スイッチ12と、被写体(患者)を透過したX線を検出してX線画像を出力する電子カセッテ13と、電子カセッテ13の動作制御やX線画像の画像処理を担うコンソール14と、被写体を立位姿勢で撮影するための立位撮影台15と、臥位姿勢で撮影するための臥位撮影台16とを有する。X線源10、線源制御装置11、および照射スイッチ12はX線発生装置2a、電子カセッテ13、およびコンソール14はX線撮影装置2bをそれぞれ構成する。この他にもX線源10を所望の方向および位置にセットするための線源移動装置(図示せず)等が設けられており、X線源10は立位撮影台15および臥位撮影台16で共用される。
X線源10は、X線を放射するX線管と、X線管が放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)とを有する。X線管は、熱電子を放出するフィラメントである陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器は、例えば、X線を遮蔽する4枚の鉛板を四角形の各辺上に配置し、X線を透過させる四角形の照射開口が中央に形成されたものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。
コンソール14は、有線方式や無線方式により電子カセッテ13と通信可能に接続されており、キーボード等の入力デバイス14aを介したオペレータからの入力操作に応じて電子カセッテ13の動作を制御する。電子カセッテ13からのX線画像はコンソール14のディスプレイ14bに表示される他、そのデータがコンソール14内のストレージデバイス14c14cやメモリ、あるいはコンソール14とネットワーク接続された画像蓄積サーバ等のデータストレージに記憶される。
コンソール14は、被写体の性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイ14bに表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)等の患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、放射線技師等のオペレータにより手動入力される。検査オーダには、頭部、胸部、腹部、手、指等の撮影部位の項目がある。撮影部位には、正面、側面、斜位、PA(X線を被写体の背面から照射)、AP(X線を被写体の正面から照射)等の撮影方向も含まれる。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイ14bで確認し、その内容に応じた撮影条件をディスプレイ14bに映された操作画面を通じて入力する。
図2に示すように、線源制御装置11は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源10に供給する高電圧発生器20と、X線源10が照射するX線のエネルギースペクトルを決める管電圧、単位時間当たりの照射量を決める管電流、およびX線の照射時間を制御する制御部21と、コンソール14との主要な情報、信号の送受信を媒介する通信I/F22とを備える。
制御部21には照射スイッチ12とメモリ23とタッチパネル24が接続されている。照射スイッチ12は、オペレータによって操作される例えば2段階押しのスイッチであり、1段階押しでX線源10のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生し、2段階押しでX線源10に照射を開始させるための照射開始信号を発生する。これらの信号は信号ケーブルを通じて制御部21に入力される。制御部21は、照射スイッチ12から照射開始信号を受けたときに、高電圧発生器20を通じて、X線源10へX線を照射させるための電力供給を開始させる。
メモリ23は、管電圧、管電流、照射時間あるいは管電流照射時間積(mAs値)等の撮影条件を予め数種類格納している。撮影条件はタッチパネル24を通じてオペレータにより手動で設定される。線源制御装置11は、設定された撮影条件の管電圧や管電流、照射時間あるいは管電流照射時間積でX線の照射制御を開始する。AEC部60(図4参照)はこれに対してX線の累積線量が必要十分な目標線量に到達したと判定すると、線源制御装置11で設定されている照射時間あるいは管電流照射時間積以下であってもX線の照射を停止するように機能する。目標線量に達してAEC部60による照射停止の判断がされる前にX線の照射が終了して線量不足に陥ることを防ぐために、AECを行う場合はX線源10の撮影条件には照射時間または管電流照射時間積の最大値が設定される。なお、設定される照射時間または管電流照射時間積は、撮影部位に応じた値とすることが好ましい。
照射信号I/F25は、検出画素41b(図4参照)の出力を元にAEC部60を機能させてX線の照射停止タイミングを規定する場合に電子カセッテ13と有線または無線接続される。この場合、制御部21は、照射スイッチ12からウォームアップ開始信号を受けたときに、照射信号I/F25を介して、X線の照射を開始してよいかを問い合わせる照射開始要求信号を電子カセッテ13に送信する。電子カセッテ13は照射開始要求信号を受信すると自身が撮影可能な状態かどうかチェックを行い、撮影可能な状態である場合は照射許可信号を送信する。制御部21は、照射許可信号を照射信号I/F25で受け、さらに照射スイッチ12から照射開始信号を受けたときに高電圧発生器20からX線源10へのX線を照射するための電力供給を開始させる。また、制御部21は、電子カセッテ13から発せられる照射停止信号が照射信号I/F25で受信されたときに、高電圧発生器20からX線源10への電力供給を停止させ、X線の照射を停止させる。
図3において、電子カセッテ13は、FPD30とこれを収容する扁平な箱型をした可搬型の筐体31とで構成される。筐体31は例えば導電性樹脂で形成されている。X線が入射する筐体31の前面31aには矩形状の開口が形成されており、開口には天板として透過板32が取り付けられている。透過板32は、軽量で剛性が高く、かつX線透過性が高いカーボン材料で形成されている。筐体31は、電子カセッテ13への電磁ノイズの侵入、および電子カセッテ13から外部への電磁ノイズの放射を防止する電磁シールドとしても機能する。なお、筐体31には、電子カセッテ13の各部に所定の電圧の電力を供給するためのバッテリ(二次電池)や、コンソール14とX線画像等のデータの無線通信を行うためのアンテナがFPD30の他に内蔵されている。
筐体31は、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさである。電子カセッテ13は、筐体31の前面31aがX線源10と対向する姿勢で保持されるよう、各撮影台15、16のホルダ15a、16a(図1参照)に着脱自在にセットされる。そして、使用する撮影台に応じて、線源移動装置によりX線源10が移動される。また、電子カセッテ13は、立位、臥位の各撮影台にセットされる他に、被写体が仰臥するベッド上に置いたり被写体自身に持たせたりして単体で使用されることもある。なお、電子カセッテ13は、サイズがフイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の大きさであるため、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台にも取り付け可能である。
図4において、FPD30は、TFTアクティブマトリクス基板を有し、この基板上に撮像領域40が形成されている。撮像領域40には、X線の到達線量に応じた電荷を蓄積する複数の画素41が、所定のピッチでn行(x方向)×m列(y方向)の行列状に配置されている。
FPD30は、X線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体、図示せず)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素41で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、CsI:Tl(タリウム賦活ヨウ化セシウム)やGOS(GdS:Tb、テルビウム賦活ガドリウムオキシサルファイド)等からなり、画素41が配列された撮像領域40の全面と対向するように配置されている。なお、シンチレータとTFTアクティブマトリクス基板は、X線の入射する側からみてシンチレータ、基板の順に配置されるPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよいし、逆に基板、シンチレータの順に配置されるISS(Irradiation Side sampling)方式でもよい。また、シンチレータを用いず、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
画素41は、周知のように、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換部42、光電変換部42が発生した電荷を蓄積するキャパシタ(図示せず)、およびスイッチング素子である第1TFT43を備える。
光電変換部42は、電荷を発生する半導体層(例えばPIN型)とその上下に上部電極および下部電極を配した構造を有している。光電変換部42は、下部電極に第1TFT43が接続され、上部電極にはバイアス線が接続されている。バイアス線は画素41の行数分(n行分)設けられて1本の母線に接続されている。母線はバイアス電源に繋がれている。母線とその子線のバイアス線を通じて、バイアス電源から光電変換部42の上部電極にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加により半導体層内に電界が生じ、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性をもつ上部電極と下部電極に移動し、キャパシタに電荷が蓄積される。
第1TFT43は、ゲート電極が第1走査線44に、ソース電極が信号線45に、ドレイン電極が光電変換部42にそれぞれ接続される。第1走査線44と信号線45は格子状に配線されており、第1走査線44は1行分の画素41に対して共通に1本ずつ、画素41の行数分(n行分)設けられている。また信号線45は1列分の画素41に対して共通に1本ずつ、画素41の列数分(m列分)設けられている。第1走査線44は第1ゲートドライバ46に接続され、信号線45は信号処理回路47に接続される。
第1ゲートドライバ46は、制御部48の制御の下に第1TFT43を駆動することにより、X線の到達線量に応じた信号電荷を画素41に蓄積する蓄積動作と、画素41から蓄積された信号電荷を読み出す読み出し動作と、リセット動作とをFPD30に行わせる。蓄積動作では第1TFT43がオフ状態にされ、その間に画素41に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、第1ゲートドライバ46から同じ行の第1TFT43を一斉に駆動するゲートパルスG1〜Gnを所定の間隔で順次発生して、第1走査線44を1行ずつ順に活性化し、第1走査線44に接続された第1TFT43を1行分ずつオン状態とする。画素41のキャパシタに蓄積された電荷は、第1TFT43がオン状態になると信号線45に読み出されて、信号処理回路47に入力される。
光電変換部42の半導体層には、X線の入射の有無に関わらず暗電荷が発生する。この暗電荷はバイアス電圧が印加されているために画素41のキャパシタに蓄積される。画素41において発生する暗電荷は、画像データに対してはノイズ成分となるので、これを除去するためにX線の照射前には所定時間間隔でリセット動作が行われる。リセット動作は、画素41に発生する暗電荷を、信号線45を通じて掃き出す動作である。
リセット動作は、例えば、1行ずつ画素41をリセットする順次リセット方式で行われる。順次リセット方式では、信号電荷の読み出し動作と同様、第1ゲートドライバ46から第1走査線44に対してゲートパルスG1〜Gnを所定の間隔で順次発生して、第1TFT43を1行ずつオン状態にする。
順次リセット方式に代えて、配列画素の複数行を1グループとしてグループ内で順次リセットを行い、グループ数分の行の暗電荷を同時に掃き出す並列リセット方式や、全行にゲートパルスを入れて全画素の暗電荷を同時に掃き出す全画素リセット方式を用いてもよい。並列リセット方式や全画素リセット方式によりリセット動作を高速化することができる。
信号処理回路47は、積分アンプ49、CDS回路(CDS)50、マルチプレクサ(MUX)51、およびA/D変換器(A/D)52等を備える。積分アンプ49は、各信号線45に対して個別に接続される。積分アンプ49は、オペアンプ49aとオペアンプ49aの入出力端子間に接続されたキャパシタ49bとからなり、信号線45はオペアンプ49aの一方の入力端子に接続される。オペアンプ49aのもう一方の入力端子はグランド(GND)に接続される。キャパシタ49bにはリセットスイッチ49cが並列に接続されている。積分アンプ49は、信号線45から入力される電荷を積算し、アナログ電圧信号V1〜Vmに変換して出力する。各列のオペアンプ49aの出力端子には、増幅器53、CDS50を介してMUX51が接続される。MUX51の出力側には、A/D52が接続される。
CDS50はサンプルホールド回路を有し、積分アンプ49の出力電圧信号に対して相関二重サンプリングを施してノイズを除去するとともに、サンプルホールド回路で積分アンプ49の出力電圧信号を所定期間保持(サンプルホールド)する。MUX51は、シフトレジスタ(図示せず)からの動作制御信号に基づき、パラレルに接続される各列のCDS50から順に一つのCDS50を電子スイッチで選択し、選択したCDS50から出力される電圧信号V1〜VmをシリアルにA/D52に入力する。なお、MUX51とA/D52の間に増幅器を接続してもよい。
A/D52は、入力された電圧信号V1〜Vmをデジタル電圧信号に変換して、電子カセッテ13に内蔵されるメモリ54、またはAEC部60に出力する。A/D52は可変ビット幅A/D変換器であり、ビット幅設定変更部65からの指令に応じて、デジタル電圧信号のビット幅を多段階、例えば32ビット(0〜1023階調)、16ビット(0〜511階調)、8ビット(0〜255階調)の3段階で変更することが可能である。
MUX51によって積分アンプ49からの1行分の電圧信号V1〜Vmが読み出されると、制御部48は、積分アンプ49に対してリセットパルスRSTを出力し、リセットスイッチ49cをオンする。これにより、キャパシタ49bに蓄積された1行分の信号電荷が放電されてリセットされる。積分アンプ49をリセットした後、再度リセットスイッチ49cをオフして所定時間経過後にCDS50のサンプルホールド回路の一つをホールドし、積分アンプ49のkTCノイズ成分をサンプリングする。その後、第1ゲートドライバ46から次の行のゲートパルスが出力され、次の行の画素41の信号電荷の読み出しを開始させる。さらにゲートパルスが出力されて所定時間経過後に次の行の画素41の信号電荷をCDS50のもう一つのサンプルホールド回路でホールドする。これらの動作を順次繰り返して全行の画素41の信号電荷を読み出す。
全行の読み出しが完了すると、一画面分のX線画像を表す画像データがメモリ54に記録される。この画像データはメモリ54から読み出され、制御部48で各種画像処理を施された後通信I/F55を通じてコンソール14に出力される。こうして被写体のX線画像が検出される。
なお、リセット動作では、第1TFT43がオン状態になっている間、画素41から暗電荷が信号線45を通じて積分アンプ49のキャパシタ49bに流れる。読み出し動作と異なり、MUX51によるキャパシタ49bに蓄積された電荷の読み出しは行われず、各ゲートパルスG1〜Gnの発生と同期して、制御部48からリセットパルスRSTが出力されてリセットスイッチ49cがオンされ、キャパシタ49bに蓄積された電荷が放電されて積分アンプ49がリセットされる。
画素41には通常画素41aと検出画素41bがある。検出画素41bは、例えば3×3=9個の画素41で形成される分割領域の最小単位56(図7、図8も参照)内の左上端に1個設けられている。通常画素41aは従来の役割通りX線画像を生成するために用いられる。一方検出画素41bは撮像領域40へのX線の到達線量を検出する線量検出センサとして機能し、AECのために用いられる。なお、図では検出画素41bにハッチングを施し通常画素41aと区別している。
通常画素41aと検出画素41bは光電変換部42等の基本的な構成は全く同じであるが、検出画素41bには第1TFT43に加えて第2TFT57が接続されている。第2TFT57は、第1TFT43を駆動するための第1走査線44および第1ゲートドライバ46とは別の第2走査線58および第2ゲートドライバ59により駆動される。検出画素41bは第2TFT57が接続されているので、同じ行の通常画素41aが第1TFT43をオフ状態とされ、信号電荷を蓄積する蓄積動作中であっても電荷を読み出すことが可能である。
通常画素41aの蓄積動作中(X線の照射中)に実行される線量検出動作では、制御部48の制御の下、第2ゲートドライバ59は、線源制御装置11からの照射開始信号を受けてFPD30がリセット動作を繰り返す待機モードから蓄積動作を開始する撮影モードに切り替わったときに、同じ行の第2TFT57を一斉に駆動するゲートパルスg1、g4、g7、・・・、gk(k=1+3(n−1))を所定の間隔で順次発生して、第2走査線58を1行ずつ順に活性化し、第2走査線58に接続された第2TFT57を1行分ずつ順次オン状態とし、これを所定のサンプリングレートで複数回繰り返す。検出画素41bの光電変換部42で発生した電荷は、第1TFT43のオン/オフに関わらず信号線45を介して積分アンプ49のキャパシタ49bに流入する。通常画素41aの蓄積動作中、積分アンプ49に蓄積された検出画素41bからの電荷はA/D52に出力され、A/D52でデジタル電圧信号(以下、線量検出信号という)に変換される。
AEC部60は、制御部48により駆動制御される。AEC部60は、通常画素41aの蓄積動作中に、検出画素41bが接続された信号線45から出力される信号電荷に対応する線量検出信号をA/D52から取得する。AEC部60は、線量検出信号を所定のサンプリングレートで複数回取得し、取得した線量検出信号に基づいてAECを行う。
AEC部60は、線源制御装置11からの照射開始信号を受けてFPD30がリセット動作を繰り返す待機モードから蓄積動作を開始する撮影モードに切り替わったときに線量検出信号のモニタリングを開始する。AEC部60は、検出画素41bからの線量検出信号に基づき、撮像領域40へのX線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定する。
より具体的には、AEC部60は、線量検出信号のサンプリングの度に、撮像領域40を等分割した分割領域70(図7、図8参照)内に存在する複数の検出画素41bからの線量検出信号の平均値を分割領域70毎に計算する。さらに複数回のサンプリングで得られた各分割領域70の平均値を積算し、求めた各分割領域70の積算値(累積線量)のうちの最小値と予め設定された照射停止閾値(目標線量)とを比較して、この比較結果に基づき上記判定を行う。積算値が最小値となる分割領域70がAECの採光野領域となる。
AEC部60は、上記の平均値や積算値といった各種演算データを一時的に保持する小容量で高速なレジスタ60aをもつFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成され、32ビット、16ビット、8ビットの3種類のビット幅の線量検出信号を扱うことが可能である。
AEC部60は、積算値が照射停止閾値を上回り、X線の累積線量が目標線量に達したと判定したときに制御部48を介して照射信号I/F61に照射停止信号を出力する。照射信号I/F61には線源制御装置11の照射信号I/F25が有線または無線接続される。照射信号I/F61は、照射開始要求信号の受信、照射開始要求信号に対する照射許可信号の送信、照射開始信号の受信の他、AEC部60から出力される照射停止信号の送信を行う。
制御部48には、ビット幅設定変更部65と分割数設定変更部66とが設けられている。ビット幅設定変更部65は、A/D52で出力するデジタル電圧信号(線量検出信号を含む)のビット幅を設定する。ビット幅設定変更部65は、読み出し動作時は例えば最大値の32ビット、線量検出動作時はコンソール14からの撮影条件の情報に基づきビット幅を設定する。ビット幅の情報はA/D52とAEC部60に送られる。分割数設定変更部66は、コンソール14からの撮影条件の情報に基づき、AEC部60で線量検出信号の平均値および積算値を計算する分割領域70の分割数を設定する。
ビット幅設定変更部65で設定されるビット幅が大きいほど、線量検出信号で表現できるX線の到達線量の範囲は広くなり、また、分割数設定変更部66で設定される分割数が多い(分割領域70のサイズが小さい)ほど線量検出の空間分解能は上がる。ただし、その分データ量が多くなりAEC部60での線量検出信号の平均値や積算値の計算等の処理には時間が掛かり、演算データを保持するレジスタ60aの容量もより必要となる。
制御部48には、上記各設定変更部65、66の他に、メモリ54のX線画像データに対してオフセット補正、感度補正、および欠陥補正の各種画像処理を施す回路(図示せず)が設けられている。オフセット補正回路は、X線を照射せずにFPD30から取得したオフセット補正画像をX線画像から画素単位で差し引くことで、信号処理回路47の個体差や撮影環境に起因する固定パターンノイズを除去する。感度補正回路はゲイン補正回路とも呼ばれ、各画素41の光電変換部42の感度のばらつきや信号処理回路47の出力特性のばらつき等を補正する。欠陥補正回路は、出荷時や定期点検時に生成される欠陥画素情報に基づき、欠陥画素の画素値を周囲の正常な画素の画素値で線形補間する。また、AECに用いられる検出画素41bの画素値も同様に補間する。なお、上記の各種画像処理回路をコンソール14に設け、各種画像処理をコンソール14で行ってもよい。
図5に示すように、コンソール14には撮影部位毎に予め撮影条件が記憶されている。撮影条件には、管電圧(単位:kV)、管電流(単位:mA)、照射停止閾値、各設定変更部65、66でそれぞれ設定するビット幅(単位:ビット数)、分割数(x、y両方向に撮像領域40を等分する数)が記憶されている。ビット幅の最大値は32ビットである。分割数の最大値は、最小単位56が1個の分割領域70となる数である。撮影条件の情報はストレージデバイス14cに格納されており、入力デバイス14aで指定された撮影部位に対応する撮影条件がストレージデバイス14cから読み出されて通信I/F55経由で電子カセッテ13に提供される。つまり本実施形態ではコンソール14が撮影部位特定部の機能を担う。線源制御装置11の撮影条件は、オペレータがこのコンソール14の撮影条件を参照して同様の撮影条件を手動設定する。
X線の入射方向に対する厚みが厚い胸部、腹部等の撮影部位は、図6(A)に示すように、X線が被写体に照射される領域とされない領域の累積線量の差が大きく、線量検出信号で表現されるX線の到達線量の範囲も広くなるので、ビット幅は32ビットと最大値が設定される。一方、分割数は、胸部、腹部等の撮影部位は撮像領域40に対する占有面積が大きいので、分割数を少なくして分割領域70のサイズを大きくし線量検出の空間分解能を大雑把にしても、被検体を通してX線が照射される被検体領域とX線が被写体を透過せずに直接照射される素抜け領域とが1個の分割領域70に混在する可能性が低いため、256と比較的少ない値が設定される。
反対にX線の入射方向に対する厚みが薄い手、指等の撮影部位は、図6(B)に示すように、X線が被写体に照射される部分とされない部分の累積線量の差が小さく、線量検出信号で表現されるX線の到達線量の範囲も狭くなるのでビット幅を大きくする必要はなく、ビット幅は胸部、腹部等の場合の1/4の8ビットと最小値が設定される。一方、分割数は、手、指等の撮影部位は撮像領域40に対する占有面積が小さいので、分割数を少なくして分割領域70のサイズを大きくし線量検出の空間分解能を大雑把にすると、被検体領域と素抜け領域とが1個の分割領域70に混在する可能性が高くなるため、胸部、腹部等の場合の2倍の512と比較的多い値が設定される。分割領域70の個数は胸部、腹部等の場合の4倍(胸部、腹部等の場合256×256=65536個、手、指等の場合512×512=262144個で262144/65536=4)であり、AEC部60で計算される平均値、積算値の個数も4倍となる。ただしビット幅は胸部、腹部等の場合の1/4であるため、AEC部60で扱うデータ量は胸部、腹部等の場合とほぼ同じである。なお、図示は省略するが、ここで挙げた以外の撮影部位についても、その撮影部位に適した撮影条件が設定されている。
図7に撮影部位が胸部、腹部等の場合の分割領域70a、図8に撮影部位が手、指等の場合の分割領域70bをそれぞれ示す。図7の場合、1個の分割領域70aは4×4=16個の最小単位56からなるため、1つの分割領域70aには16個の検出画素41bが存在することとなる。図8の場合は1個の分割領域70bが2×2=4個の最小単位56からなるため4個の検出画素41bが1つの分割領域70bに存在する。
以下、上記構成による作用を説明する。X線撮影システム2においてX線撮影を行う場合は、まず、被写体を立位、臥位の各撮影台15、16のいずれかの所定の撮影位置にセットし、電子カセッテ13の高さや水平位置を調節して、被写体の撮影部位と位置を合わせる。そして、電子カセッテ13の位置および撮影部位の大きさに応じて、X線源10の高さや水平位置、照射野の大きさを調整する。次いで線源制御装置11とコンソール14に撮影条件を設定する。
コンソール14で設定された撮影条件は通信I/F55を介して電子カセッテ13に提供される。電子カセッテ13では、各設定変更部65、66によりコンソール14からの撮影条件に応じたビット幅と分割数がA/D52とAEC部60に設定される。
X線撮影前の待機モードでは、制御部48はFPD30にリセット動作を繰り返し行わせている。また、照射信号I/F25からの照射開始要求信号を照射信号I/F61で待ち受けている。照射スイッチ12が1段階押しされて照射信号I/F25から照射開始要求信号が送信され、これが照射信号I/F61で受信されると、状態チェックが行われた後照射信号I/F61から照射許可信号が送信される。
程なくして照射スイッチ12が2段階押しされてX線源10によるX線の照射が開始される。このとき照射信号I/F25から照射開始信号が送信され、これが照射信号I/F61で受信される。FPD30はリセット動作を終えて蓄積動作と線量検出動作を開始し、待機モードから撮影モードに切り替わる。
線量検出動作では、第2ゲートドライバ59と第2TFT57により検出画素41bで発生した電荷が所定のサンプリングレートで複数回読み出され、ビット幅設定変更部65で設定されたビット幅でA/D52により線量検出信号に変換される。
線量検出信号はAEC部60に送られる。AEC部60では、分割数設定変更部66で設定された分割数で等分された各分割領域70内に存在する検出画素41bからの線量検出信号の平均値がサンプリングの度に計算され、さらに平均値の積算値が分割領域70毎に計算される。そして、各分割領域70の積算値のうちの最小値と照射停止閾値とが比較される。
積算値が閾値に到達すると、AEC部60はX線の累積線量が目標線量に達したと判定し照射停止信号を出力する。この照射停止信号が照射信号I/F61から照射信号I/F25に向けて送信される。線源制御装置11では照射停止信号を受けてX線源10によるX線の照射が停止される。
照射停止信号を送信してから所定時間経過後、制御部48は、FPD30の動作を蓄積動作から読み出し動作へ移行させる。FPD30はリセット動作を行う待機モードに戻る。
制御部48の各種画像処理回路により、読み出し動作でメモリ54に出力されたX線画像データに対して各種画像処理が行われ、1枚分のX線画像が生成される。X線画像は通信I/F55を介してコンソール14に有線または無線送信され、ディスプレイ14bに表示されて診断に供される。これにて一回の撮影が終了する。
撮影部位が胸部、腹部等の場合は分割数を比較的少なくして線量検出の空間分解能を低くし、撮影部位が手、指等の場合は線量検出信号のビット幅を比較的小さくするので、撮影部位に応じた最適なビット幅、分割数で支障なくAECを行うことができる。また、ビット幅を最大値、かつ分割数を最大値とする場合(最小単位56を分割領域70として設定する場合)よりもAEC部60で扱うデータ量を減らすことができ、結果的にレジスタ60aの容量を小さくすることができる。
AEC部60で扱うデータ量は、ビット幅と分割領域70の個数との積で決まる。このためAEC部60の演算用の一時記憶手段を容量が大きいRAM等にすれば、ビット幅と分割数を最大値に設定してもデータ量が一時記憶手段の容量を超過することは避けられるかもしれない。しかしながら、RAMではアクセスに時間が掛かるのでAECの処理時間も長くなる。対して本発明ではAEC部60で扱うデータ量を減らせるため、容量は小さいがRAMに比べて高速処理が可能なレジスタ60aを用いることができる。レジスタ60aを用いれば、AEC部60で扱うデータ量を減らすことができるという効果と相まって、さらにAECの高速処理が可能となる。
上記第1実施形態では、コンソール14で入力デバイス14aを介して設定される撮影条件に応じて撮影部位を特定しビット幅と分割数の設定を変更しているが、本発明はこれに限定されない。以下に説明する第2実施形態を適用してもよい。
[第2実施形態]
図9において、本実施形態のFPD80のAEC部81は、撮影部位特定部82を有する。なお、レジスタは図示を省略している。その他の構成は第1実施形態のFPD30と同じなので説明を省略する。
撮影部位特定部82は、まず、所定のサンプリングレートで複数回取得する線量検出信号のうち、最初の数回のサンプリングで取得した線量検出信号の各分割領域70の平均値を元に、図10に示す線量マップ90を作成する。
図10において、線量マップ90は、撮像領域40で受けたX線の線量の大きさを分割領域70毎に表したものであり、X線が被写体を透過せずに直接照射される素抜け領域にあたる分割領域70は濃いハッチングで示すように値が大きくなり、比較的被写体の体厚が厚い部分を透過したX線が照射される領域にあたる分割領域70は白抜きで示すように値が小さくなる。素抜け領域と被写体の境界や比較的被写体の体厚が薄い領域にあたる分割領域70は薄いハッチングで示すように中間の値をとる。
撮影部位特定部82は、線量マップ90を参照して、素抜け領域にあたる分割領域70の面積から撮像領域40に対する撮影部位の占有面積を特定し、素抜け領域にあたる分割領域70と比較的被写体の体厚が厚い部分を透過したX線が照射される領域にあたる分割領域70の線量検出信号の平均値の差からX線の入射方向に対する厚みを特定する。そしてその特定結果を各設定変更部65、66に出力する。
各設定変更部65、66は、撮影部位特定部82で撮影部位の占有面積が大きいと特定された場合、分割数を比較的少ない値に設定する。また、X線の入射方向に対する厚みが厚いと特定された場合、ビット幅を比較的大きい値に設定する。反対に撮影部位の占有面積が小さいと特定された場合は、分割数を比較的多い値に設定する。また、X線の入射方向に対する厚みが薄いと特定された場合は、ビット幅を比較的小さい値に設定する。A/D52は、ビット幅設定変更部65で設定されたビット幅で最初の数回のサンプリング以降の線量検出信号を出力し、AEC部81は、各設定変更部65、66で設定されたビット幅と分割数で最初の数回のサンプリング以降の線量検出信号の各分割領域70の平均値とその積算値を計算する。以降の累積線量が目標線量に達したか否かの判定等は第1実施形態と同じである。
撮影部位特定部82で撮影部位を特定する際には、素抜け領域とそれ以外の領域を正確に切り分けるために、できるだけ線量検出の空間分解能を高くしたほうがよく、最初の数回のサンプリング以降よりも分割数は比較的多い値(例えば512)が設定される。一方で素抜け領域にあたる分割領域70と比較的被写体の体厚が厚い部分を透過したX線が照射される領域にあたる分割領域70の線量検出信号の平均値の差が大体分ればよいので、線量検出信号で表現できるX線の到達線量の範囲は狭くてもよく、最初の数回のサンプリング以降よりもビット幅は比較的小さい値(例えば8ビット)が設定される。
線量マップ90を元に撮影部位を特定するのではなく採光野領域を特定してもよい。図10の例で説明すると、比較的被写体の体厚が厚い部分を透過したX線が照射される領域にあたる白抜きの4個の分割領域70cを採光野領域と特定する。ビット幅設定変更部65は、撮影部位の厚みが厚くても薄くても対応できるようにビット幅を比較的大きい値に設定し、分割数設定変更部66は、分割数を採光野領域と特定された分割領域70cに見合った数に設定する。A/D52は、ビット幅設定変更部65で設定されたビット幅で最初の数回のサンプリング以降の線量検出信号を出力し、AEC部81は、ビット幅設定変更部65で設定されたビット幅で最初の数回のサンプリング以降の分割領域70cの線量検出信号の平均値とその積算値を計算する。
このように、X線の照射直後に取得した線量検出信号に基づいて撮影部位や採光野領域を特定する場合は、特定のための処理が遅れるとAECに移る時間も遅くなるので、AEC部は高速処理が可能なレジスタをもつハードウェアであることが必須である。本発明ではAEC部で扱うデータ量を減らすことができるので小容量のレジスタを用いることができ、X線の照射直後に取得した線量検出信号に基づいて撮影部位や採光野領域を特定する態様にも対応することができる。なお、AEC81と撮影部位特定部82を別に設けてもよい。
なお、ビット幅と分割数のうちの少なくともいずれかを変更すればよく、したがって各設定変更部65、66はいずれかが設けられていればよい。もちろん上記各実施形態のように各設定変更部65、66を備えていたほうが、様々な撮影部位に対して最適なビット幅と分割数を設定することができるのでより好ましい。
ただし、分割数とビット幅の組み合わせは、分割領域70毎の線量検出信号のデータ量が所定量、例えばレジスタ60aの容量に収まるように決定される。なお、所定量はレジスタ60aの容量に限らず、AEC処理時間の上限値や目標値に応じたデータ量であってもよい。
分割領域70は2×2、4×4等の正方形状でなくてもよく、3×1や4×5の矩形状でもよい。
上記各実施形態では説明の便宜上、1個の検出画素41bが存在する単位分割領域56のサイズを3×3画素としているが、検出画素41bは欠陥画素として扱われるので個数は少ないほどよく、全画素41に対して検出画素41bの占める割合は約0.01%(100ppm;ppm(Parts Per Million)=0.0001%)程度であることが好ましい。
上記各実施形態では、第1TFT43とは別に駆動される第2TFT57を設けた検出画素41bを例示しているが、第1TFT43のソース電極とドレイン電極が短絡された画素、あるいは第1TFT43がなく光電変換部42が直接信号線45に接続された画素を検出画素としてもよい。
また、各画素にバイアス電圧を供給するバイアス線に画素で発生する電荷に基づく電流が流れることを利用して、ある特定の画素に繋がるバイアス線の電流値をモニタリングして線量を検出してもよい。この場合は電流値をモニタリングする画素が検出画素となる。さらに、画素とは別に構成が異なり出力が独立した線量検出センサを撮像領域に設けてもよい。
上記各実施形態では、線量検出信号の積算値が照射停止閾値に達したら累積線量が目標線量に達したと判定して照射停止信号を出力しているが、線量検出信号の積算値に基づきX線の累積線量が目標線量に達すると予測される時間を算出し、算出した予測時間に達したときに照射停止信号を線源制御装置に送信する、あるいは予測時間の情報そのものを線源制御装置に送信してもよい。また、積算値を計算するのは上記実施形態の線量検出信号の平均値に限らず、各分割領域70の検出画素41bの線量検出信号の最大値、最頻値、または合計値でもよい。
上記各実施形態では、コンソール14のストレージデバイス14cに撮影部位毎の撮影条件を記憶しているが、電子カセッテ13に記憶してもよい。また、線量検出センサ、A/D変換器、AEC部、各設定変更部等を電子カセッテ13とは別に設けてもよい。
上記各実施形態では、TFT型のFPDを例示しているが、CMOS型のFPDを用いてもよい。また、可搬型のX線画像検出装置である電子カセッテに限らず、撮影台に据え付けるタイプのX線画像検出装置に適用してもよい。さらに、本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を面積とした場合にも適用することができる。
2 X線撮影システム
10 X線源
13 電子カセッテ
14 コンソール
14a 入力デバイス
14c ストレージデバイス
30、80 FPD
31 筐体
40 撮像領域
41 画素
41a 通常画素
41b 検出画素
43、57 第1、第2TFT
44、58 第1、第2走査線
46、59 第1、第2ゲートドライバ
48 制御部
52 A/D変換器(A/D)
60、81 AEC部
60a レジスタ
65 ビット幅設定変更部
66 分割数設定変更部
70、70a、70b、70c 分割領域
82 撮影部位特定部

Claims (15)

  1. 被写体を透過した放射線の到達線量に応じた電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域をもつFPDを有し、前記被写体の放射線画像を検出する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像の露出制御をするために、設定された分割数に応じて前記撮像領域を等分割した複数の分割領域毎の到達線量をアナログ信号で検出する線量検出センサと、
    前記線量検出センサからの前記分割領域毎のアナログ信号を、設定されたビット幅のデジタル信号に変換し、前記分割領域毎の複数のデジタル信号を出力するA/D変換器と、
    前記デジタル信号の積算値を計算し、前記積算値と予め設定された照射停止閾値とを比較して、該比較結果に基づき前記撮像領域への放射線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定するAEC部と、
    前記被写体の撮影部位を特定する撮影部位特定部と、
    前記撮影部位特定部で特定した撮影部位に応じて、前記分割数と前記ビット幅のうちの少なくとも一方の設定を変更する設定変更部とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記分割数と前記ビット幅の組み合わせを前記撮影部位毎に記憶する記憶部を備え、
    前記設定変更部は、前記記憶部から取得した前記分割数と前記ビット幅の組み合わせを設定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 放射線の入射方向に対する厚みが比較的厚く、前記撮像領域に対する占有面積が比較的大きい撮影部位の場合、前記分割数が比較的少ない一方で前記ビット幅が比較的大きい組み合わせであり、
    反対に前記厚みが比較的薄く、前記占有面積が比較的小さい撮影部位の場合、前記分割数が比較的多い一方で前記ビット幅が比較的小さい組み合わせであることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記複数のデジタル信号の合計データ量が所定量に収まるよう、前記分割数と前記ビット幅の組み合わせが決定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記AEC部は、前記デジタル信号を一時的に保持するレジスタを有し、
    前記所定量は前記レジスタの記憶容量であることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記撮影部位特定部は、操作入力手段で受け付けた撮影条件に基づき撮影部位を特定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記撮影部位特定部は、放射線の照射開始直後の前記撮像領域の全域の前記到達線量に基づき、前記撮影部位を特定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記AEC部が前記撮影部位特定部を兼ねることを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記撮影部位を特定する際、前記設定変更部は、前記露出制御の場合よりも前記分割数を比較的多く、かつ前記ビット幅を比較的小さく設定することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記AEC部は、放射線の照射開始直後の前記撮像領域の全域の前記到達線量に基づき、前記デジタル信号の積算値を前記照射停止閾値と比較する分割領域を特定することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記線量検出センサ、前記A/D変換器、前記AEC部、および前記設定変更部は、前記放射線画像検出装置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記線量検出センサは前記画素の一部を利用していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記画素には、放射線を受けて信号電荷を蓄積し、スイッチング素子の駆動に応じて信号電荷を信号線に出力する通常画素と、
    前記通常画素とは別に駆動するスイッチング素子が設けられた検出画素とがあり、
    前記検出画素を前記線量検出センサとして用いることを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記放射線画像検出装置は、前記FPDが可搬型の筐体に収納された電子カセッテであることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  15. 被写体を透過した放射線の到達線量に応じた電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域をもつFPDを有し、前記被写体の放射線画像を検出する放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像の露出制御をするために、設定された分割数に応じて前記撮像領域を等分割した複数の分割領域毎の到達線量をアナログ信号で検出する複数の線量検出センサと、
    前記線量検出センサからの前記分割領域毎のアナログ信号を、設定されたビット幅のデジタル信号に変換し、前記分割領域毎の複数のデジタル信号を出力するA/D変換器と、
    前記デジタル信号の積算値を計算し、前記積算値と予め設定された照射停止閾値とを比較して、該比較結果に基づき前記撮像領域への放射線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定するAEC部と、
    前記被写体の撮影部位を特定する撮影部位特定部と、
    前記撮影部位特定部で特定した撮影部位に応じて、前記分割数と前記ビット幅のうちの少なくとも一方の設定を変更する設定変更部とを備えることを特徴とする放射線画像検出装置。
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