JP7344769B2 - 放射線検出装置及び出力方法 - Google Patents

放射線検出装置及び出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7344769B2
JP7344769B2 JP2019211704A JP2019211704A JP7344769B2 JP 7344769 B2 JP7344769 B2 JP 7344769B2 JP 2019211704 A JP2019211704 A JP 2019211704A JP 2019211704 A JP2019211704 A JP 2019211704A JP 7344769 B2 JP7344769 B2 JP 7344769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
detection
regions
target
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019211704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021079020A (ja
Inventor
実 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019211704A priority Critical patent/JP7344769B2/ja
Priority to CN202080081042.6A priority patent/CN114727790A/zh
Priority to PCT/JP2020/035719 priority patent/WO2021100311A1/ja
Publication of JP2021079020A publication Critical patent/JP2021079020A/ja
Priority to US17/662,898 priority patent/US12029604B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7344769B2 publication Critical patent/JP7344769B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/542Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving control of exposure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating thereof
    • A61B6/586Detection of faults or malfunction of the device
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • A61N5/1071Monitoring, verifying, controlling systems and methods for verifying the dose delivered by the treatment plan
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/30Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from X-rays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4233Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using matrix detectors

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、放射線検出装置及び出力方法に関する。
自動露出制御を行う放射線検出装置が実用化されている。特許文献1では、入射中の放射線量をモニタするための検出用画素が画素アレイ内に配置されており、検出用画素に接続された信号線から検出用の信号を読み取る放射線検出装置が提案されている。この放射線検出装置は、検出精度を向上するために、素抜け領域や非照射領域を判別し、放射線が人体を透過した領域内の光電変換素子を用いて自動露出を行う。
特開2016-29987号公報
関心領域における画質を向上するために、放射線検出装置のうち、関心領域に対応する位置にある検出領域で自動露光制御を行うことが考えられる。固定式の放射線検出装置を使用するならば、関心領域に対応する位置にある検出領域を特定することは容易である。しかし、可搬式の放射線検出装置を使用する場合に、このような検出領域の特定が困難な場合がある。例えば、肺野部を関心領域として胸部を撮影する場合について検討する。この際、撮影者は、肺野部が放射線検出装置の上半分に重なるように放射線検出装置を設置する。しかし、撮影者が誤って放射線検出装置を180度回転して設置してしまうと、放射線検出装置の上半分は腹部に重なる。そのため、放射線検出装置の上半分に重なる腹部を透過した放射線量をモニタすることになり、自動露光制御を正しく行えない。本発明の1つの側面は、自動露出制御の対象となる検出領域を精度よく特定するための技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、入射中の放射線量をモニタ可能な放射線検出装置であって、被写体の複数の部位を含む撮影範囲の設定及び前記複数の部位のうち自動露出制御の対象である1つ以上の対象部位の設定を取得する取得手段と、前記複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、前記放射線検出装置の複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づいて、前記複数の検出領域から、前記1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する位置にある1つ以上の対象検出領域を特定する特定手段と、前記1つ以上の対象検出領域でモニタされた放射線量を出力する出力手段と、備えることを特徴とする放射線検出装置が提供される。
上記手段により、自動露出制御の対象となる検出領域を精度よく特定できる。
本発明の実施形態の放射線検出システムの構成例を説明する図。 本発明の実施形態の放射線検出装置の構成例を説明する図。 本発明の実施形態の撮影範囲および検出領域の例を説明する図。 本発明の実施形態の放射線検出装置の設置位置の例を説明する図。 本発明の実施形態の放射線量の分布の例を説明する図。 本発明の実施形態の放射線検出装置の動作例を説明する図。 本発明の実施形態の放射線量の判定例を説明する図。 本発明の実施形態の対象検出領域の2段階推定を説明する図。 本発明の実施形態の放射線検出システムの構成例を説明する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1を参照して、一部の実施形態に係る放射線検出システムの構成例について説明する。放射線検出システムの構成は既存の構成と同様であってもよく、以下ではその一例について説明する。本願明細書において、放射線は、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線などを含んでもよい。図1の放射線検出システムは、放射線検出装置100と、制御コンソール110と、放射線インタフェースユニット120と、放射線源130とを含んでもよい。放射線検出装置100と、制御コンソール110と、放射線インタフェースユニット120とは、制御部140によって互いに通信可能なように接続されている。制御部140と各装置との接続は、有線であってもよいし無線であってもよい。各装置間の通信において、通信方式や通信内容に応じた通信ディレイが発生する。放射線検出システムはこの通信ディレイの値を管理してもよい。
制御コンソール110は、放射線検出システムのユーザ(例えば医師や放射線技師、以下では単にユーザと呼ぶ)が放射線検出システムを操作するための装置である。放射線源130は、放射線を発生する装置である。放射線源130は、放射線インタフェースユニット120からの指示に従って放射線の照射の開始及び停止を行う。放射線検出装置100は、自身に入射した放射線を検出する装置である。放射線検出装置100は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置として使用されてもよい。放射線検出装置100は、自身に入射中の放射線量をモニタ可能である。放射線検出システムは、放射線検出装置100でモニタされた放射線量に基づいて、制御部140によって自動露出制御(以下、AEC:Auto Exposure Control)を行う。放射線検出装置100は、例えば17インチ(431.8mm)四方の有効領域を有する。
以下、放射線検出システムの動作を簡単に説明する。この動作は既存の放射線検出システムの動作と同様であってもよい。制御コンソール110は、撮影開始前に、ユーザから撮影設定を取得する。この撮影設定は、例えば被写体の種類、被写体の撮影範囲、撮影範囲内の関心領域(ROI:Region of Interest)などを含んでもよい。制御コンソール110は、撮影設定に従って、放射線源130の照射上限時間、管電流、管電圧などの撮影条件を決定する。
撮影条件が決定された後、曝射スイッチが押されると、放射線源130は、放射線検出装置100に向けた放射線の照射を開始する。放射線源130から照射された放射線は、放射線検出装置100と放射線源130との間に置かれた被写体を透過し、放射線検出装置100に入射する。放射線検出装置100は、入射中の放射線量をモニタする。モニタ中の放射線量が閾値に到達すると、放射線検出装置100は、放射線源130の放射線の照射を停止させるために必要な放射線量のモニタ情報を生成する。制御部140は、モニタ情報に基づいてモニタ中の放射線量が閾値に到達したことを判定すると、放射線源130の放射線の照射を停止させるための信号(以下、曝射停止信号)を生成する。曝射停止信号を受信した放射線源130は、放射線の照射を停止する。放射線源130は、曝射停止信号を受信する前に照射上限時間に到達した場合にも放射線の照射を停止する。放射線の照射が停止された後、放射線検出装置100は、自身に入射した放射線の放射線量を計測し、その値に基づく放射線画像を制御コンソール110へ送信する。制御コンソール110は、この放射線画像をユーザに向けて表示してもよいし、記憶部に格納してもよい。放射線検出装置100は、モニタ中の放射線量情報を生成し、放射線照射を制御する制御部140に出力するだけであってもよいし、放射線照射を停止させるための制御信号を出力してもよい。以下の本実施形態では、主に前者の場合、すなわち、放射線検出装置100が、モニタ中の放射線量情報を生成し、この放射線量情報を、放射線照射を制御する制御部140に出力する形態について記載している。
図2を参照して、放射線検出装置100の構成例について説明する。図2は、入射中の放射線量をモニタ可能な放射線検出装置100の構成の一例であり、他の構成が採用されてもよい。放射線検出装置100は、複数の画素と、駆動回路210と、読出し回路220と、電源回路230と、制御回路240とを含む。
複数の画素は、行列状に配置され、画素アレイを形成する。図2の例では画素が5行5列に配置されているが、画素アレイのサイズはこれに限られない。各画素は、入射した放射線量に応じた信号を生成する。駆動回路210は、複数の駆動線201、204を走査することによって、画素に蓄積されている電荷を読出し回路220が読み出せるようにする。読出し回路220は、複数の信号線202、205を通じて画素から信号を読み出す。読出し回路220は、読み出した信号の増幅やアナログ・デジタル変換を行ってもよい。電源回路230は、各画素の光電変換素子にバイアス電圧を供給する。制御回路240は、放射線検出装置100全体の動作を制御する。ここで、制御回路240は、放射線検出装置100の制御装置として機能してもよい。具体的に、制御回路240は、駆動回路210及び読出し回路220に制御信号を供給することによってこれらの動作を制御してもよい。さらに、制御回路240は、放射線検出装置100の外部の装置と通信してもよい。例えば、制御回路240は、制御コンソール110からの指示を受信したり、放射線源130への指示を送信したり、放射線画像を制御コンソール110へ送信したりしてもよい。
複数の画素は、複数の画像用画素200と、複数のモニタ用画素203とを含む。画像用画素200は、放射線画像を生成するための画素である。モニタ用画素203は、入射中の放射線量をモニタするための画素である。放射線の入射中に、駆動回路210は、駆動線204にオン信号(画素内のスイッチ素子をオンにする信号)を定期的に供給する。これによって、モニタ用画素203に蓄積されている信号が信号線205を通じて読出し回路220に読み出される。制御回路240は、モニタ用画素203から読み出された放射線量を積算し放射線量を出力する。また、制御回路240は、モニタ用画素203から読み出された放射線量を積算し、積算した放射線量が閾値に到達したかどうかを判定し、その判定結果に基づいて制御信号を出力してもよい。放射線の照射中に、駆動回路210は、駆動線201にオフ信号(画素内のスイッチ素子をオフにする信号)を供給し続ける。そのため、放射線量のモニタ中に画像用画素200には電荷が蓄積され続ける。放射線の照射が停止した後に、駆動回路210は、駆動線201にオン信号を順番に供給する。これによって、画像用画素200に蓄積されている信号が信号線202を通じて読出し回路220に読み出される。制御回路240は、この信号に基づいて放射線画像も生成する。
複数のモニタ用画素203は、画素アレイの領域内に分散して配置されている。例えば、複数のモニタ用画素203は、画素アレイを3×3の9個の区画に等分した場合に、各区画に含まれるように分散されてもよい。さらに、複数のモニタ用画素203は、画素アレイをさらに細かく等分した各区画に何れかのモニタ用画素203が含まれるように分散されてもよい。
図3を参照して、放射線検出装置100の検出領域について説明する。検出領域とは、放射線検出装置100のうち、入射中の放射線量がモニタされる領域のことである。図3(a)は、放射線検出装置100を用いて撮影される被写体の撮影範囲300を示す。図3(b)は、撮影範囲300に対して放射線検出装置100に設定される複数の検出領域302a~302eを示す。図3(a)の例では、撮影範囲300は、人体の胸部正面である。撮影範囲はこれに限られず、人体の他の部分であってもよいし、人体以外の被写体の部分であってもよい。
撮影範囲300は、被写体の複数の部位を含む。図3(a)のように撮影範囲300が胸部正面である場合に、撮影範囲300は、肺野部301a、301b、縦隔部301c、腹部301d、301eを含む。ユーザは、撮影範囲300に含まれる複数の部位のうち、1つ以上の部位をAECの対象として設定する。AECの対象として設定された部位を対象部位と呼ぶ。対象部位は1つの部位であってもよいし、複数の部位であってもよい。対象部位は、関心領域と同じであってもよいし異なっていてもよい。例えば、ユーザが、撮影範囲300に含まれる複数の部位のうち肺野部301a、301bを関心領域として設定したとする。この場合に、制御回路240は、肺野部301a、301bを対象部位として設定してもよい。さらに、ユーザは、肺野部301a、301bを関心領域として設定しつつ、縦隔部301cを対象部位として設定してもよい。
放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向に(図3の例では、放射線検出装置100の上側が被写体の頭側にある向きに)配置されたならば、肺野部301a、301bを透過した放射線は、図3(b)に示す検出領域302a、203bに入射する。そのため、制御部140は、検出領域302a、203bを検出領域としてAECを実行できる。しかし、放射線検出装置100が被写体に対して誤った方向に配置された場合に、制御部140は、検出領域302a、203bを検出領域としてAECを実行できない。これについて、図4を参照して詳細に説明する。
図4は、被写体401に対する放射線検出装置100の設置方向について説明する。図4(a)及び図4(b)では、ベッド400の上に放射線検出装置100が配置され、その上に被写体401が仰向けに横たわっている。この状態で被写体401の撮影が行われる。図4(a)では、放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向に(放射線検出装置100の上側が被写体401の頭側にある向きに)配置されている。一方、図4(b)では、放射線検出装置100が被写体に対して誤った方向に配置されている。具体的に、図4(b)では、放射線検出装置100が正しい設置方向から時計回りに90度回転した方向に配置されている。以下、別段の定めがない限り、回転方向は時計回りとする。
図4(a)のように正しく放射線検出装置100が配置された場合に、放射線検出装置100の検出領域302a、302bにおける放射線量をモニタすることによって、肺野部301a、301bを透過した放射線量をモニタできる。しかし、図4(b)のように誤って放射線検出装置100が配置された場合に、放射線検出装置100の検出領域302a、302bにおける放射線量をモニタすると、肺野部301b及び腹部301eを透過した放射線量がモニタされる。肺野部と腹部とでは放射線の透過量が異なるため、制御回路240は、肺野部をAECの対象とした設定で検出領域302bをモニタしても、AECのための適切な透過量を出力できない。放射線検出装置100が正しい方向に設置されずにAECを実行できない状況は、図4のようなベッド上での撮影に限られず、病室を回って放射線画像を取得する回診時の撮影においても同様である。
そこで、一部の実施形態に係る放射線検出装置100の制御回路240は、放射線検出装置100の設置方向が正しくない可能性を考慮し、AECを実行する前に、1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する位置にある1つ以上の領域を特定する。制御回路240は、その特定した情報を含め、対象部位を照射した放射線量を制御部140に出力し、制御部140は、この1つ以上の領域に対してAECを行う。
図3を再び参照して、制御回路240の動作の具体例について説明する。制御回路240は、放射線検出装置100が正しく設置された場合に肺野部301a、302bを透過した放射線が入射する検出領域302a、302bを検出領域とする。また、制御回路240は、放射線検出装置100を正しい設置方向から90度、180度及び270度回転したそれぞれの方向において、肺野部301a、302bを透過した放射線が入射する検出領域302d、302eも検出領域とする。一部の実施形態で、制御回路240は、放射線検出装置100の中央の検出領域302cも検出領域とする。
さらに、制御回路240は、このようにして定まる複数の検出領域(302a~302e)に対応する複数の部位(301a~301e)に想定される放射線の透過量の分布を取得する。このような放射線の透過量の分布は、撮影範囲ごとに事前に設定され、放射線検出システムの記憶部(例えば、制御コンソール110の記憶部や制御回路240の記憶部)に事前に記憶されている。例えば、撮影範囲300のように胸部正面が撮影範囲の場合に、図5(a)に示すように各部位の透過量の分布が設定されている。具体的に、肺野部301a、301bは空気層が多く、照射された放射線の吸収量が少ないため、放射線の透過量は大きい(図で「大」)。腹部301d、301eは空気層が少ないものの、骨がないため、放射線の透過量は中程度である(図で「中」)。縦隔部301cは空気層が少なく、骨があるため、放射線の透過量は小さい(図で「小」)。各部位の透過量は、絶対量で設定されていてもよいし、相対量で設定されていてもよい。図5(a)の例では、大・中・小の3段階の相対評価で透過量が設定されている。
制御回路240は、放射線の入射中に、複数の検出領域(検出領域302a~302e)でモニタされた放射線量を取得する。制御回路240は、複数の部位に対して設定された放射線の透過量の分布と、複数の検出領域でモニタされた放射線量の分布とを比較することによって、AECの対象とすべき1つ以上の検出領域(以下、対象検出領域)を特定する。モニタされる放射線量は、絶対量で取得されていてもよいし、相対量で取得されていてもよい。図5(b)~図5(d)の例では、大・中・小の3段階の相対評価で放射線量が取得されている。例えば、モニタされた放射線量が図5(b)のように分布している場合に、制御回路240は、放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向に設置されたと判定する。この場合に、制御回路240は、検出領域302a、302bでモニタされた放射線量を出力する。モニタされた放射線量が図5(c)のように分布している場合に、制御回路240は、放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向から90度回転して設置されたと判定する。この場合に、制御回路240は、検出領域302b、302eでモニタされた放射線量を出力する。モニタされた放射線量が図5(d)のように分布している場合に、制御回路240は、放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向から180度回転して設置されたと判定する。この場合に、制御回路240は、検出領域302d、302eでモニタされた放射線量を出力する。図示していないが、制御回路240は、放射線検出装置100が被写体に対して正しい方向から270度回転して設置されたと判定することも可能である。
上記の方法によれば、対象部位に対応する対象検出領域を特定し、この対象検出領域の放射線量に基づいて放射線の照射を停止するかどうかが判定される。そのため、放射線検出装置100の設置方向が誤っていたとしても、AECを精度良く行うことができる。その結果、放射線検出装置100の再設置の手間を省けるため、ユーザや患者の負担が軽減する。
図6を参照して、放射線検出装置100及び制御部140の動作例について説明する。以下の動作の各工程は、放射線検出装置100の制御回路240の汎用プロセッサ又は制御部140の汎用プロセッサが、各装置のメモリ内に格納されたプログラムを実行することによって行われてもよい。これに代えて、以下の動作の少なくとも一部の工程は、制御回路240の専用回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit))又は制御部140の専用回路によって実行されてもよい。
ステップS601で、制御回路240は、撮影範囲の設定および対象部位の設定を取得する。撮影範囲は被写体の一部であってもよいし、被写体の全体であってもよい。撮影範囲は、上述のように、被写体の複数の部位を含む。撮影範囲に含まれる複数に部位から、AECの対象である1つ以上の対象部位が設定される。これらの設定は、制御コンソール110を通じてユーザから取得されてもよい。または、事前に設定された条件を格納する記憶部から取得されてもよい。
ステップS602で、制御回路240は、検出領域の位置を決定する。上述のように、制御回路240は、放射線検出装置100が正しく配置された場合に1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する領域を検出領域として決定する。さらに、制御回路240は、このようにして決定した1つ以上の検出領域を、放射線検出装置100の中心(有効領域の中心であってもよい)を軸に180度回転した位置にある領域も検出領域として決定してもよい。その結果、複数の検出領域は、2回対称となるように配置される。2回対称とは、180度回転した場合の配置が元の配置と同じになる配置のことである。この場合に、放射線検出装置100が正しい方向から180度回転して設置された場合にもAECを正しく行える。
さらに、制御回路240は、このようにして決定した複数の検出領域を、放射線検出装置100の中心(有効領域の中心であってもよい)を軸に90度回転及び270度回転した位置にある領域も検出領域として決定してもよい。その結果、複数の検出領域は、4回対称となるように配置される。4回対称とは、90度ずつ回転した場合の配置が元の配置と同じになる配置のことである。この場合に、放射線検出装置100が正しい方向から90度又は270度回転して設置された場合にもAECを正しく行える。さらに、制御回路240は、放射線検出装置100の中央の領域を検出領域として決定してもよい。
ステップS603で、ユーザからの指示に従って放射線源130が放射線検出装置100へ向けた放射線の照射を開始したことに伴い、制御回路240は、決定された位置にある複数の検出領域のそれぞれにおける放射線量のモニタを開始する。検出領域でモニタされる放射線量は、検出領域内に含まれる1つ以上のモニタ用画素203で得られた信号の代表値であってもよい。代表値は、複数のモニタ用画素203で得られた信号の平均値であってもよいし、中央値であってもよい。さらに、検出領域の近傍にある1つ以上のモニタ用画素203で得られた信号を考慮して検出領域でモニタされる放射線量が決定されてもよい。
ステップS604で、制御回路240は、モニタ中の放射線量が閾値を超えたかどうかを判定する。放射線量が閾値を超えた場合(ステップS604で「YES」)に、制御回路240は処理をステップS605に遷移し、それ以外の場合(ステップS604で「NO」)に、制御回路240はステップS604を繰り返す。
図7を参照して、モニタ中の放射線量と閾値との比較方法について説明する。図7のグラフの横軸は放射線量のモニタ開始からの経過時間を示し、縦軸は放射線量の積分値を示す。グラフ700a~700eは、図3(b)の検出領域302a~302eについてモニタされた放射線量にそれぞれ対応する。
一部の実施形態で、制御回路240は、複数の検出領域302a~302eのうちの少なくとも1つの検出領域における放射線量が閾値を超えた場合にステップS604の条件が満たされたと判定し、その後の処理に遷移する。例えば、図7のグラフ700bが示すように、時刻t11で、検出領域302bについてモニタされた放射線量が閾値Th1に到達する。そこで、制御回路240は、時刻t11にステップS604の条件が満たされたと判定する。
別の実施形態で、制御回路240は、複数の検出領域302a~302eのうちのすべての検出領域における放射線量が閾値を超えた場合にステップS604の条件が満たされたと判定し、その後の処理に遷移する。例えば、図7のグラフ700cが示すように、時刻t12で、検出領域302cについてモニタされた放射線量がすべての検出領域の中で最後に閾値Th1に到達する。そこで、制御回路240は、時刻t12にステップS604の条件が満たされたと判定する。さらに別の実施形態で、制御回路240は、複数の検出領域302a~302eのうちのすべてではない複数の検出領域における放射線量が閾値を超えた場合にステップS604の条件が満たされたと判定してもよい。
ステップS605で、制御回路240は、複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づいて、複数の検出領域から、1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する位置にある1つ以上の検出領域を特定する。このように特定される検出領域を対象検出領域と呼ぶ。
上述の図3(a)について説明したように、撮影範囲300の複数の部位(301a~301e)のそれぞれに対して放射線の透過量が事前に設定されている。制御回路240はこの設定を格納した記憶部からこの設定を取得する。制御回路240は、複数の部位(301a~301e)に対して設定された放射線の透過量と、複数の検出領域302a~302eでモニタされた放射線量とを比較する。例えば、制御回路240は、対象部位(肺野部301a、301b)に対して設定された放射線の透過量(図5(a)に示す例では「大」)に対応する放射線量の検出領域を対象検出領域として特定する。図7に示す例では、検出領域302b、302eでモニタされた放射線量が「大」であるため、制御回路240は、検出領域302b、302eを対象検出領域として特定する。
一部の実施形態は、制御回路240は、複数の部位に対して設定された放射線の透過量の分布と、複数の検出領域でモニタされた放射線量の分布とを比較することによって、1つ以上の対象検出領域を特定する。具体的に、図7に示す例で、複数の検出領域302a~302eでモニタされた放射線量は、図5(c)に示す分布を有する。図5(a)の放射線の透過量の分布を90度回転すると図5(c)の放射線量の分布に一致するため、制御回路240は、対象部位である肺野部301a、301bを90度回転した位置にある検出領域302b、302eを対象検出領域として特定する。
ステップS606で、制御回路240は、対象検出領域を特定できたかどうかを判定する。対象部位に対応する検出領域を対象検出領域と呼ぶ。対象検出領域を特定できた場合(ステップS606で「YES」)に、制御回路240は処理をステップS607に遷移し、それ以外の場合(ステップS606で「NO」)に、制御回路240は処理をステップS608に遷移する。例えば、制御回路240は、対象部位(肺野部301a、301b)に対して設定された放射線の透過量(図5(a)に示す例では「大」)に対応する放射線量を有する検出領域が存在しない場合に、対象検出領域を特定できなかったと判定する。別の例で、制御回路240は、検出領域302a~302eでモニタされた放射線量の分布が、部位(301a~301e)の放射線の透過量の分布に回転して重ならない場合に、対象検出領域を特定できなかったと判定する。
ステップS607で、制御部140は、対象検出領域の放射線量が閾値を超えたかどうかを判定する。放射線量が閾値を超えた場合(ステップS607で「YES」)に、制御部140は処理をステップS610に遷移し、それ以外の場合(ステップS607で「NO」)に、制御部140はステップS607を繰り返す。このステップは、1つ以上の対象検出領域が特定できた場合に実行される。そのため、制御回路240は、1つ以上の対象検出領域を確定し放射線量情報を出力する。その出力情報を用いて、制御部140は放射線の照射を停止するかどうかを判定する。例えば、制御部140は、他の検出領域の放射線量を考慮せずに、1つ以上の対象検出領域のみに基づいて、放射線の照射を停止するかどうかを判定してもよい。
図7の例で、制御部140は、2つの対象検出領域(検出領域302b、302e)の何れかの放射線量が時刻t13において閾値Th2を超えたかどうかを判定してもよい。これに代えて、制御部140は、複数の対象検出領域のすべての放射線量が閾値Th2を超えたかどうかを判定してよいし、複数の対象検出領域の放射線量の代表値(例えば、平均値や中央値)が閾値Th2を超えたかどうかを判定してよい。
ステップS608で、制御回路240は、対象検出領域を特定できなかったことをユーザに通知する。この通知を受けて、ユーザは被写体の撮影を中止してもよい。
ステップS609で、制御部140は、何れかの検出領域の放射線量が閾値を超えたかどうかを判定する。放射線量が閾値を超えた場合(ステップS609で「YES」)に、制御部140は処理をステップS610に遷移し、それ以外の場合(ステップS609で「NO」)に、制御部140はステップS609を繰り返す。このステップは、1つ以上の対象検出領域が特定できた場合に実行される。そのため、制御部140は、複数の検出領域302a~302eのうちのいずれかの検出領域でモニタされた放射線量に基づいて、放射線の照射を停止するかどうかを判定する。例えば、制御部140は、複数の検出領域302a~302eの放射線量の最大値を閾値と比較してもよいし、これらの最小値を閾値と比較してもよいし、これらの代表値を閾値と比較してもよい。
ステップS610で、制御部140は、放射線の照射の停止を指示する信号を生成し、放射線源130へ送信する。この信号を受けて、放射線源130は放射線の照射を中止する。ステップS611で、制御回路240は、画像用画素200から信号を読み出し、その信号に基づいて放射線画像を生成する。
図6の方法では、ステップS601で対象部位が設定された後、ステップS602でこの対象部位に応じて検出領域が決定された。これに代えて、事前に設定された検出領域から、ユーザが対象部位を指定してもよい。事前に設定される検出領域は、図3(b)に示すような5つの領域であってもよいし、3行3列の計9個の検出領域であってもよいし、5行5列の計25個の検出領域であってもよい。
図6の方法で、制御部140によって行われる処理は、放射線検出装置100に内蔵される制御回路240や、他の装置(回路)によって実行されてもよい。
放射線検出装置100でモニタされる放射線量は、放射線に含まれる量子ノイズや読出し回路220のシステムノイズなどのノイズの影響を受ける。上述の閾値Th1~Th3は、ノイズレベルよりも大きな値としてもよい。例えば、放射線の照射量が少ない領域が対象部位である場合に、システムノイズが支配的となるため、制御回路240は、上述の閾値Th1~Th3をシステムノイズに基づいて設定してもよい。放射線の照射量が多い領域が対象部位である場合に、量子ノイズが支配的となるため、制御回路240は、上述の閾値Th1~Th3を量子ノイズに基づいて設定してもよい。ノイズレベルは、例えば照射強度に伴う情報であったり、サンプリング回数に伴う情報であったり、ノイズを構成する情報と紐付けられていてもよい。
制御回路240は、ステップS605において、複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づく1つ以上の対象検出領域の推定を2回行ってもよい。制御回路240は、当該2回の推定結果が一致する場合に推定結果を1つ以上の対象検出領域として特定してもよい。具体的に、図8に示すように、制御回路240は、モニタ中の放射線量が閾値Th1を超えた時刻t21で、上述のステップS605と同様にして、1つ以上の対象検出領域を推定する。その後、制御回路240は、モニタ中の放射線量が閾値Th2を超えた時刻t22で、上述のステップS605と同様にして、1つ以上の対象検出領域を推定する。制御回路240は、時刻t21で推定された1つ以上の対象検出領域と、時刻t22で推定された1つ以上の対象検出領域とが一致する場合に、この推定結果を1つ以上の対象検出領域として特定する。制御回路240は、両者が異なる場合に、連続して得られた推定結果が一致するまで段階的に閾値を上げて判定を繰り返してもよい。このような推定手法により、磁界や電源ノイズの影響などにより突発的にノイズレベルが変化しても、誤認識せずに対象検出領域を特定できる。また、この対象検出領域の特定に際し、突発的なノイズレベルが変化したと判定できる場合に、そのノイズ出力を除外または補正してから再度領域を特定してもよい。
図9は上述の放射線検出装置のX線診断システム(放射線検出システム)への応用例を示した図である。X線チューブ6050(放射線源)で発生した放射線としてのX線6060は、被験者又は患者6061の胸部6062を透過し、放射線検出装置6040に入射する。放射線検出装置6040は、上述の放射線検出装置100であってもよい。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレータは発光し、これを光電変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタル信号に変換され信号処理部となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示部となるディスプレイ6080で観察できる。なお、放射線検出システムは、検出装置と、検出装置からの信号を処理する信号処理部とを少なくとも有する。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理部により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示部となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録部に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録部となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 放射線検出装置、140 制御部、240 制御回路、300 撮影範囲、302A~302E 領域

Claims (10)

  1. 入射中の放射線量をモニタ可能な放射線検出装置であって、
    被写体の複数の部位を含む撮影範囲の設定及び前記複数の部位のうち自動露出制御の対象である1つ以上の対象部位の設定を取得する取得手段と、
    前記複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、前記放射線検出装置の複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づいて、前記複数の検出領域から、前記1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する位置にある1つ以上の対象検出領域を特定する特定手段と、
    前記1つ以上の対象検出領域でモニタされた放射線量を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記特定手段は、前記複数の部位に対して設定された放射線の透過量の分布と、前記複数の検出領域でモニタされた放射線量の分布とを比較することによって、前記1つ以上の対象検出領域を特定することを特徴とする請求項1に記載の放射線検出装置。
  3. 前記特定手段が前記1つ以上の対象検出領域を特定できない場合に、前記放射線検出装置のユーザに対して通知を行う通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線検出装置。
  4. 前記特定手段が前記1つ以上の対象検出領域を特定できない場合に、前記出力手段は、前記複数の検出領域のうちのいずれかの検出領域でモニタされた放射線量を出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  5. 前記特定手段は、前記複数の検出領域のうちの少なくとも1つの検出領域における放射線量が閾値を超えた後に前記1つ以上の対象検出領域を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  6. 前記特定手段は、前記複数の検出領域のうちのすべての検出領域における放射線量が閾値を超えた後に前記1つ以上の対象検出領域を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  7. 前記特定手段は、前記複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、前記放射線検出装置の複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づく前記1つ以上の対象検出領域の推定を2回行い、当該2回の推定結果が一致する場合に前記推定結果を前記1つ以上の対象検出領域として特定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  8. 前記複数の検出領域は、2回対称となるように配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  9. 前記複数の検出領域は、4回対称となるように配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  10. 入射中の放射線量をモニタ可能な放射線検出装置の出力方法であって、
    被写体の複数の部位を含む撮影範囲の設定及び前記複数の部位のうち自動露出制御の対象である1つ以上の対象部位の設定を取得する取得工程と、
    前記複数の部位に対して設定された放射線の透過量と、前記放射線検出装置の複数の検出領域でモニタされた放射線量とに基づいて、前記複数の検出領域から、前記1つ以上の対象部位を透過した放射線が入射する位置にある1つ以上の対象検出領域を特定する特定工程と、
    前記1つ以上の対象検出領域でモニタされた放射線量を出力する出力工程と、
    を有することを特徴とする出力方法。
JP2019211704A 2019-11-22 2019-11-22 放射線検出装置及び出力方法 Active JP7344769B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019211704A JP7344769B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 放射線検出装置及び出力方法
CN202080081042.6A CN114727790A (zh) 2019-11-22 2020-09-23 放射线检测装置和输出方法
PCT/JP2020/035719 WO2021100311A1 (ja) 2019-11-22 2020-09-23 放射線検出装置及び出力方法
US17/662,898 US12029604B2 (en) 2019-11-22 2022-05-11 Radiation detection apparatus and output method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019211704A JP7344769B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 放射線検出装置及び出力方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021079020A JP2021079020A (ja) 2021-05-27
JP7344769B2 true JP7344769B2 (ja) 2023-09-14

Family

ID=75963671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019211704A Active JP7344769B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 放射線検出装置及び出力方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7344769B2 (ja)
CN (1) CN114727790A (ja)
WO (1) WO2021100311A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4679217A (en) 1985-04-08 1987-07-07 Fairchild Medical Systems, Inc. X-ray cassette structure
JP2013070723A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Fujifilm Corp 放射線撮影システムおよび放射線撮影システムの長尺撮影方法、並びに放射線画像検出装置
US20160287192A1 (en) 2013-11-06 2016-10-06 Siemens Healthcare Gmbh X-ray imaging device and auxiliary positioning system thereof
JP2017023695A (ja) 2015-07-27 2017-02-02 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置
JP2017534401A (ja) 2014-11-19 2017-11-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. X線露光前制御デバイス

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149359A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Canon Inc 撮像装置、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP5032082B2 (ja) * 2006-09-29 2012-09-26 富士フイルム株式会社 放射線画像撮像装置及びその制御方法、並びに、放射線量検出器調整装置及びその調整方法
JP5397861B2 (ja) * 2007-12-07 2014-01-22 三菱重工業株式会社 放射線治療計画装置および放射線治療計画装置の作動方法
JP5623890B2 (ja) * 2010-03-19 2014-11-12 富士フイルム株式会社 放射線制御装置および放射線画像撮影システム
JP5897020B2 (ja) * 2011-09-27 2016-03-30 富士フイルム株式会社 放射線撮影システムおよびその作動方法、並びに放射線画像検出装置
JP5675682B2 (ja) * 2012-03-23 2015-02-25 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及びその制御方法、並びに放射線撮影システム
JP6706136B2 (ja) * 2016-04-28 2020-06-03 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム
JP2017220403A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 キヤノン株式会社 放射線撮影システム、制御装置及びその制御方法、並びに、プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4679217A (en) 1985-04-08 1987-07-07 Fairchild Medical Systems, Inc. X-ray cassette structure
JP2013070723A (ja) 2011-09-27 2013-04-22 Fujifilm Corp 放射線撮影システムおよび放射線撮影システムの長尺撮影方法、並びに放射線画像検出装置
US20160287192A1 (en) 2013-11-06 2016-10-06 Siemens Healthcare Gmbh X-ray imaging device and auxiliary positioning system thereof
JP2017534401A (ja) 2014-11-19 2017-11-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. X線露光前制御デバイス
JP2017023695A (ja) 2015-07-27 2017-02-02 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN114727790A (zh) 2022-07-08
US20220265238A1 (en) 2022-08-25
WO2021100311A1 (ja) 2021-05-27
JP2021079020A (ja) 2021-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10973488B2 (en) Automatic exposure control for x-ray imaging
JP5914404B2 (ja) X線露出制御装置、x線画像検出装置及びx線画像撮影システム
JP6122522B2 (ja) 放射線撮影システムおよびその作動方法、並びに放射線画像検出装置
JP5859934B2 (ja) 放射線撮影システム並びにその作動方法、および放射線画像検出装置並びにその作動プログラム
US9521987B2 (en) Radiation imaging system and operating method thereof
JP5544383B2 (ja) 放射線画像検出装置および放射線撮影システム
JP5945513B2 (ja) 放射線画像処理装置および方法、並びに放射線撮影装置
JP5460674B2 (ja) 放射線撮影装置およびその制御方法、並びに放射線撮影システム
JP5675682B2 (ja) 放射線画像検出装置及びその制御方法、並びに放射線撮影システム
US10321882B2 (en) Method for controlling multiple wireless self-triggering radiographic image sensors in a single exposure
JP5792569B2 (ja) 放射線撮影システムおよび放射線撮影システムの長尺撮影方法
JP7344769B2 (ja) 放射線検出装置及び出力方法
US12029604B2 (en) Radiation detection apparatus and output method
US11831994B2 (en) Radiation detection apparatus and output method
JP7397636B2 (ja) 放射線撮像システム、方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7344769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151