JP5925777B2 - 放射線画像検出装置及びその制御方法 - Google Patents

放射線画像検出装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、被写体の放射線画像を検出する放射線画像検出装置と、その制御方法とに関する。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、X線を発生するX線源を有するX線発生装置と、X線源が発生し被写体を透過したX線の照射を受けて、被写体の画像情報を表すX線画像を検出するX線画像検出装置とからなる。X線源には、X線の単位時間当たりの線量を決める管電流や、X線の線質(エネルギースペクトル)を決める管電圧が撮影条件として与えられ、撮影条件は、被写体となるX線検査の被検者の撮影部位や年齢などに応じて撮影毎に決められる。X線源は、与えられた撮影条件に応じたX線を照射する。
X線画像検出装置としては、従来のX線フイルムやイメージングプレート(IP)の代わりに、X線画像検出器(FPD:Flat Panel Detector)を利用したものが実用化されている(特許文献1参照)。FPDは、マトリクスに配列され、X線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、各画素に接続され信号電荷を読み出すための信号線とが配設された撮像領域を有する検出パネルと、各画素が蓄積した信号電荷を電圧信号として読み出して、読み出した電圧信号をデジタルな画像データに変換する信号処理回路とを備えている。これにより、FPDを用いたX線画像検出装置では、撮影後すぐにX線画像を観察することができる。
検出パネルは、撮像領域内の各画素が、光電変換素子であるフォトダイオードとTFT(Thin Film Transistor)とから構成され、撮像領域上にはX線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)が設けられている。TFTは、フォトダイオードと信号線の電気的な接続をオンオフすることで、画素の動作を切り替えるスイッチング素子である。TFTがオフされると、フォトダイオードと信号線が非導通状態となり、フォトダイオードに信号電荷が蓄積される蓄積動作が開始され、TFTがオンされると、フォトダイオードと信号線が導通状態になり、フォトダイオードからTFT及び信号線を通じて信号電荷を読み出す読み出し動作が開始される。
このようなFPDを用いたX線画像検出装置は、X線フイルムやIPプレートと異なり、X線の照射開始のタイミングに同期させて蓄積動作を開始させる開始同期制御が必要となる。開始同期制御の方式としては、X線発生装置とX線画像検出装置との間で同期信号を通信する通信方式が一般的である。
開始同期制御の方式には、通信方式の他に、特許文献1に記載されているように、X線画像検出装置において、X線発生装置が照射するX線の照射量の有無や変化を検出して、X線の照射開始のタイミングをX線画像検出装置が自己検出する自己検出方式がある。特許文献1に記載のX線画像検出装置では、FPDの撮像領域内に通常の画素に加えて、X線の照射開始のタイミングを検出するために、放射線の照射量を検出する検出素子が設けられており、検出素子を利用することで自己検出方式による開始同期制御が可能となっている。自己検出方式によれば、X線発生装置とX線画像検出装置の間において同期信号を通信することなく開始同期制御が可能となる。
また、特許文献1には、検出素子を開始同期制御に利用する他に、露出制御(AEC:Automatic Exposure Control)に利用することが記載されている。
露出制御は、X線画像検出装置において、X線発生装置から受けるX線の総照射量を測定し、測定した総照射量が予め決められた閾値に達したときにX線発生装置に対して、X線照射を停止させる停止信号を送信してX線の照射を停止させることにより、X線画像の露出を制御するものである。露出制御は、X線の総照射量を適切に制御するために行われる。露出制御を行うことにより、適正な露出が確保されることにより画質低下を防止できる他、被写体への過剰曝射を防止することができる。露出制御は、FPDに限らず、X線フイルムやIPプレートを用いた場合にも、X線フイルムやIPプレートと、フォトタイマと呼ばれる露出制御装置とを組み合わせることにより従来から行われているが、特許文献1のように、FPDに設けた検出素子を露出制御に利用することにより、FPDとは別体の専用の露出制御装置を不要にすることができる。
特許文献2には、開始同期制御の方式に関して、通信方式と、特許文献2に記載と同様な自己検出方式の2つの方式を利用可能なX線画像検出装置が記載されている。特許文献2に記載のX線画像検出装置は、X線発生装置との間で同期信号を無線通信する無線通信機能を備えており、通常は、通信方式で開始同期制御が行われる。そして、無線通信状態が悪化した場合において、FPDによってX線の照射開始を自己検出する自己検出方式で開始同期制御が行われる。つまり、特許文献2のX線画像検出装置は、開始同期制御において、通信方式を原則として利用し、通信状態が悪化した場合において例外的に自己検出方式を利用している。
特開2004−130058号公報 特開2008−132216号公報
近年、X線撮影システムを利用する医療施設において、X線フイルムやIPプレートを用いた旧型のX線画像検出装置から、FPDを用いた新型のX線画像検出装置への切り替えが進んでいる。しかし、X線撮影システムは高価であるので、X線発生装置も含めたX線撮影システム全体を新型に切り替えると導入コストが高額になる。そのため、X線画像検出装置への切り替えに際しては、FPDを用いたX線画像検出装置のみを単体で購入し、既存のX線発生装置と組み合わせてX線撮影システムを構築することも行なわれている。
上述のとおり、FPDを用いた新型のX線画像検出装置を使用する場合には、X線画像検出装置とX線発生装置との間で開始同期制御が必要になる。既存のX線発生装置がX線画像検出装置との通信機能を備えており、かつ、その通信インターフェース(ケーブルやコネクタの規格、信号の型式等)がX線画像検出装置の通信インターフェースと適合している場合のように、X線発生装置とX線画像検出装置の間で通信が可能な場合には、一般的な通信方式で開始同期制御を行うことができる。
開始同期制御の方式としては、自己検出方式よりも通信方式が一般的であり確実性も高い。そのため、X線発生装置との通信が可能な場合には、X線画像検出装置において通信方式の開始同期制御を行うことが好ましい。
しかしながら、既存のX線発生装置がX線画像検出装置と通信する通信機能を備えていなかったり、通信機能はあっても、通信インターフェースがX線画像検出装置の通信インターフェースと適合していなかったりする場合も考えられる。このような場合には、X線発生装置とX線画像検出装置は通信が不可能なので、X線画像検出装置は、通信方式による開始同期制御を行うことができない。
この場合には、X線画像検出装置として、特許文献1及び2に記載されているように自己検出方式の開始同期制御が可能なX線画像検出装置を使用すれば、既存のX線発生装置と組み合わせてX線撮影システムを構築することができる。
また、露出制御に関しては、X線画像検出装置がX線発生装置に対して停止信号を送信してX線の照射を停止させることを前提とする制御であるため、X線発生装置との通信が不可能な場合にはX線の照射を停止させることができないため、X線画像の適正露出の確保や被写体への過剰被曝防止という露出制御の効果が得られない。具体的には、X線発生装置との通信ができない状態でX線画像検出装置において露出制御を行ってしまうと、X線画像検出装置が停止信号を送信してもX線発生装置は停止信号を受けられないため、X線の照射を停止しない。一方、X線画像検出装置は、露出制御によってX線の照射が停止していることを前提として、蓄積動作後の読み出し動作を開始してしまうことが起こる。この場合には、読み出し動作中にもX線の照射が継続するため、ノイズの原因になりX線画像の画質低下が懸念される。また、蓄積動作終了後もX線の照射が継続するということは、X線画像に寄与しないX線が照射されていることになるため、被写体の過剰被曝を抑えるという効果も得られない。
このように、X線画像検出装置とX線発生装置を組み合わせて使用する場合には、X線発生装置との通信の可否によって、X線画像検出装置の開始同期制御や露出制御に関して適切な利用の仕方がある。
特許文献1には、FPDの検出素子を利用して、自己検出方式の開始同期制御と露出制御の両方を行うことについて記載されているが、検出素子をどのような場合にどちらの制御に利用するかといった具体的な内容について開示が無い。
特許文献2には、開始同期制御に関して、通信方式と自己検出方式の2つの方式について記載されているが、露出制御に関しては開示が無い。
本発明は、開始同期制御と露出制御に関して、放射線発生装置との通信の可否に応じて、適切な制御を行うことができる放射線画像検出装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線画像検出装置は、放射線を照射する放射線発生装置と組み合わされて使用される放射線画像検出装置において、画像検出部、放射線検出部、通信部、モード切り替え部、及び制御部を備えている。画像検出部は、放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素がマトリクスに配列された撮像領域を有し、被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する。放射線検出部は、放射線発生装置による放射線の照射開始の検出、及び放射線の総照射量の測定の少なくとも一方を行うために、放射線の照射量に応じた検出信号を出力する。通信部は、放射線発生装置と通信を行う。放射線画像検出装置は、通信部によって通信可能な放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、放射線検出部の検出信号に基づいて、放射線の総照射量を測定する露出制御を少なくとも実行する第1動作モードと、通信部によって通信できない放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、放射線検出部の検出信号に基づいて、照射開始を検出して、そのタイミングに同期して画像検出部の信号電荷を蓄積する蓄積動作を開始させる開始同期制御を少なくとも実行する第2動作モードの2つの動作モードを有する。モード切り替え部は選択的に2つの動作モードを切り替える。制御部は、モード切り替え部によって選択されたモードに応じて画像検出部の動作を制御する。
第1動作モードにおいて、制御部は、通信部が放射線発生装置から送信される照射開始信号に同期して蓄積動作を開始させることが好ましい。
第1動作モードにおいて、制御部は、放射線検出部の検出信号を積算して放射線の総照射量を測定し、総照射量が閾値に達したときに、通信部によって放射線発生装置に対して放射線の照射を停止させる停止信号を送信することが好ましい。また、第1動作モードにおいて、制御部は、放射線の総照射量が閾値に達したときに、画像検出部の蓄積動作を終了させることが好ましい。
第2動作モードにおいて、制御部は、開始同期制御に加えて、放射線検出部の検出信号に基づいて放射線発生装置による放射線の照射終了を検出して、そのタイミングに同期して画像検出部の蓄積動作を終了させることが好ましい。また、第2動作モードにおいて、制御部は、蓄積動作を開始後、一定時間が経過したときに蓄積動作を終了させてもよい。
第1動作モード及び第2動作モードにおいて、制御部は、照射開始の検出後、蓄積動作を開始させる直前に画素の信号電荷をリセットするリセット動作を実行させることが好ましい。また、第1動作モードにおいて、制御部は、露出制御に加えて開始同期制御を実行してもよい。
モード切り替え部は、マニュアルによるモード選択操作に基づいてモードの切り替えを行うことが好ましい。また、モード切り替え部は、放射線発生装置との通信の可否を検出して、検出結果に応じてモード切り替えを自動的に行ってもよい。
第1動作モードと第2動作モードのいずれの動作モードが選択されているかを報知する報知部を備えていることが好ましい。
第1動作モードにおいて、放射線発生装置からの照射開始信号はパルス波からなり、通信部は、パルス波のエッジを検出した段階で、制御部に対して照射開始信号を受信したことを通知することが好ましい。
また、放射線検出部は、撮像領域内に配置されていることが好ましい。また、撮像領域を複数の区画に分割した複数の分割領域のそれぞれに放射線検出部が配置されており、制御部は、露出制御と開始同期制御のそれぞれで使用する分割領域を変えてもよい。また、複数の分割領域は、撮像領域の中央に配置された中央分割領域と、中央分割領域の周辺に配置された周辺分割領域を有しており、制御部は、露出制御と開始同期制御において、中央分割領域と周辺分割領域を使い分けることが好ましい。制御部は、露出制御と同期制御のそれぞれで使用する分割領域の放射線検出部の感度を変えてもよい。
放射線検出部は、画素と画素から信号電荷を読み出すための信号線とを常時短絡させた短絡画素であり、放射線の照射量に応じた信号電荷を信号線に常時出力する短絡画素であることが好ましい。
画像検出部は、放射線発生部が連続して発生する複数の放射線パルスの照射を受けて動画撮影をすることが可能であり、動画撮影において、制御部は、放射線検出部の検出信号に基づいて放射線パルスのエッジを検出して、画像検出部の蓄積動作を複数の放射線パルスの照射タイミングに同期させてもよい。
制御部は、放射線検出部の検出信号に基づいて、放射線パルス毎の照射量を測定して、その測定結果に基づいて信号電荷の読み出しゲインを制御することが好ましい。
本発明の放射線画像検出装置の制御方法は、放射線を照射する放射線発生装置と組み合わされて使用される放射線画像検出装置の制御方法であり、モード切り替えステップと制御ステップとを備えている。放射線画像検出装置は、放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素がマトリクスに配列された撮像領域を有し、被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する画像検出部と、放射線発生装置による放射線の照射開始の検出、及び放射線の総照射量の測定の少なくとも一方を行うために、放射線の照射量に応じた検出信号を出力する放射線検出部と、放射線発生装置と通信を行う通信部とを備えている。放射線画像検出装置は、通信部によって通信可能な放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、放射線検出部の検出信号に基づいて、放射線の総照射量を測定する露出制御を少なくとも実行する第1動作モードと、通信部によって通信できない放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、放射線検出部の検出信号に基づいて、照射開始を検出して、そのタイミングに同期して画像検出部の信号電荷を蓄積する蓄積動作を開始させる開始同期制御を少なくとも実行する第2動作モードの2つの動作モードを有している。モード切り替えステップは、2つの動作モードを選択的に切り替える。制御ステップは、選択されたモードに応じて画像検出部及び放射線検出部の動作を制御する。
本発明によれば、開始同期制御と露出制御に関して、放射線発生装置との通信が可能な場合に適切な動作モードと、通信ができない場合に適切な動作モードを選択的に切り替え可能としたので、放射線発生装置との通信の可否に応じて適切な制御が可能な放射線画像検出装置及びその制御方法を提供することができる。
X線画像検出装置と通信可能なX線発生装置を備えたX線撮影システムの概略的構成を示す説明図である。 X線画像検出装置の構成を示す外観斜視図である。 FPDの構成を示す説明図である。 第1実施形態の第1動作モードと第2動作モードとの切り替え手順を示す説明図である。 第1実施形態の第1動作モードの手順を示す説明図である。 第1実施形態の第2動作モードの手順を示す説明図である。 第1実施形態の第1動作モードにおけるFPDの制御手順を示すフローチャートである。 X線画像検出装置と通信できないX線発生装置を備えたX線撮影システムの概略的構成を示す説明図である。 第1実施形態の第2動作モードにおけるFPDの制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の第1動作モードの手順を示す説明図である。 第2実施形態の第2動作モードの手順を示す説明図である。 第2実施形態の第1動作モードの変形例を示す説明図である。 第2実施形態の第2動作モードの変形例を示す説明図である。 第3実施形態のFPDの撮像領域を示す説明図である。 第5実施形態の動画撮影時の手順を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1において、X線撮影システム10は、外部装置との通信が可能なX線発生装置11と、フイルム用カセッテやIP用カセッテが取り付け可能な撮影台22とからなる既存のX線撮影システムに、X線画像検出装置21、撮影制御装置23及びコンソール24からなるX線撮影装置12を組み込んだものである。
X線発生装置11は、X線源13と、X線源13を制御する線源制御装置14と、照射スイッチ15とで構成される。X線源13は、X線を放射するX線管13aと、X線管13aが放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)13bとを有する。
X線管13aは、熱電子を放出するフィラメントからなる陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器13bは、例えば、X線を遮蔽する4枚の鉛板を有しており、4枚の鉛板によってX線を透過させる矩形状の照射開口を形成したものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。4枚の鉛板は2枚1組にされて各組の鉛板はそれぞれの対向配置される。各組を直交する2方向にそれぞれ配置することで、矩形状の照射開口が形成される。
線源制御装置14は、X線源13に対して高電圧を供給する高電圧発生器14aと、X線源13が照射するX線の線質(エネルギースペクトル)を決める管電圧、単位時間当たりの線量を決める管電流、及びX線の照射時間を制御する線源制御部14bと、有線方式または無線方式によって撮影制御装置23と通信可能な通信部14cとを備えている。高電圧発生器14aは、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源13に駆動電力を供給する。管電圧、管電流、照射停止条件等の撮影条件は、線源制御装置14の操作パネルを通じて放射線技師などのオペレータにより手動で線源制御部14bに設定される。
照射スイッチ15は、線源制御装置14に信号ケーブルによって接続されている。照射スイッチ15は、放射線技師によって操作可能な二段階押しのスイッチであり、一段階押しでX線源13のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生し、二段階押しでX線源13に照射を開始させるための照射開始信号を発生する。これらの信号は信号ケーブルを通じて線源制御装置14に入力される。
線源制御部14bは、照射スイッチ15からの制御信号に基づいて、X線源13の動作を制御する。照射スイッチ15から照射開始信号を受けると、線源制御装置14は、X線源13に対して開始指令を発して電力供給を開始する。これによりX線源13は照射を開始する。線源制御部14bは、電力供給の開始とともに、X線の照射開始を表す同期信号である照射開始信号を通信部14cによって撮影制御装置23に送信する。この照射開始信号は、X線画像検出装置21の動作を、X線発生装置11によるX線の照射開始のタイミングに同期させる開始同期制御に利用される。
線源制御部14bは、撮影条件において設定された照射停止条件として照射時間が設定されているときには、電力供給の開始とともにタイマを作動させてX線の照射時間の計測を開始する。そして、撮影条件で設定された照射時間が経過すると、線源制御部14bは、X線源13に対して停止指令を発して電力供給を停止する。X線源13は、停止指令を受けるとX線の照射を停止させる。また、線源制御部14bは、撮影条件の照射停止条件として外部装置からの停止信号にしたがうことが設定されている場合には、撮影制御装置23から通信部14cに停止信号が入力されたときに停止指令を発して電力供給を停止する。
撮影台22は、フイルム用カセッテやIP用カセッテが着脱自在に取り付けられるスロットを有し、X線が入射する入射面がX線源13と対向するように配置されている。なお、撮影台22として、被検者Hを立位姿勢で撮影する立位撮影台を例示しているが、被検者Hを臥位姿勢で撮影する臥位撮影台でもよい。
X線撮影装置12は、X線画像検出装置21、撮影制御装置23、およびコンソール24から構成される。X線画像検出装置21は、FPD36(図3参照)と、FPD36を収容する可搬型の筐体とからなり、X線源13から照射されて被検者(被写体)Hを透過したX線を受けて被検者HのX線画像を検出する、可搬型の放射線画像検出装置である。X線画像検出装置21は、平面形状が略矩形の偏平な筐体を有し、平面サイズはフイルム用カセッテやIP用カセッテと略同様の大きさであるため、撮影台22にも取り付け可能である。
撮影制御装置23は、有線方式や無線方式によりX線発生装置11、X線画像検出装置21及びコンソール24と通信を行う通信部23aと、通信部23aを介してX線画像検出装置21を制御する撮影制御部23bとを有している。撮影制御部23bは、X線画像検出装置21に対して撮影条件を送信して、FPD36の信号処理の条件を設定させるとともに、X線源13の照射タイミングとFPD36の蓄積動作を同期させるための同期信号をX線発生装置11から受信して、これをX線画像検出装置21に送信することにより、X線源13とFPD36の同期制御を行う。また、撮影制御部23bは、X線画像検出装置21が出力する画像データを通信部23aにより受信してコンソール24に送信する。
コンソール24は、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的といった情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイに表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)といった患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、放射線技師などのオペレータにより手動入力される。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイで確認し、その内容に応じた撮影条件をコンソール24の操作画面を通じて入力する。
コンソール24は、撮影制御装置23に対して撮影条件を送信するとともに、撮影制御装置23から送信されるX線画像のデータに対して、ガンマ補正、周波数処理等の各種画像処理を施す。画像処理済みのX線画像はコンソール24のディスプレイに表示される他、そのデータがコンソール24内のハードディスクやメモリ、あるいはコンソール24とネットワーク接続された画像蓄積サーバといったデータストレージデバイスに格納される。
図2に示すように、X線画像検出装置21は、矩形状の上面が放射線の照射面とされた筐体25を備えている。筐体25は、照射面が設けられている天板26と、天板26以外を構成する筐体本体27とからなり、例えば、天板26はカーボン等から構成され、筐体本体27は金属や樹脂等から構成されている。これにより、天板26によるX線の吸収を抑制しつつ、筐体本体27の強度が確保される。
筐体25の上面には、X線画像検出装置21の動作状態等を報知する報知部であるインジケータ28が設けられている。インジケータ28は、例えば複数の発光部からなり、各発光部の発光状態の組み合わせによって、X線画像検出装置21の動作状態や動作モード、バッテリの残容量等が表示される。動作状態としては、例えば撮影待機状態を表す「レディ状態」や、撮影後の画像データを送信中であることを表す「データ送信中」等がある。また、動作モードとしては、X線画像検出装置21が、通信可能なX線発生装置と組み合わされた場合に使用される「第1動作モード」や、これとは逆に通信できないX線発生装置と組み合わされた場合に使用される「第2動作モード」である。第1動作モード及び第2動作モードについては後に詳述する。インジケータ28には、LCD等の表示装置を用いてもよい。なお、インジケータ28の機能をコンソール24に設けてもよい。
X線画像検出装置21の筐体25内には、照射面に対面するように、X線画像を検出する画像検出部であるFPD36が配置されている。FPD36は、X線を可視光に変換するシンチレータ29と、シンチレータ29によって変換された可視光を光電変換する検出パネル30とを備えた間接変換型であり、シンチレータ29のX線照射面側に検出パネル30を配置した「表面読取方式(ISS:Irradiation Side Sampling)」となっている。なお、FPD36は、シンチレータ29と検出パネル30との配置を逆にした「裏面読取方式(PSS:Penetration Side Sampling)」であってもよい。
筐体25の内部には、照射面の短手方向に沿った一端側に、各種電子回路31、バッテリ32、通信部33が配置されている。各種電子回路31は、FPD36を制御するための電子回路であり、各種電子部品がX線の照射によって損傷しないようにX線遮蔽性を有する材料によって保護されている。バッテリ32は、充電可能かつ着脱自在なように筐体25に組み込まれており、FPD36、各種電子回路31及び通信部33に電力を供給する。通信部33は、有線方式または無線方式により、撮影制御装置23と通信を行う。
図3において、FPD36は、TFTアクティブマトリクス基板を有し、この基板上にX線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素37を配列してなる撮像領域38を有する検出パネル30と、画素37を駆動して信号電荷の読み出しを制御するゲートドライバ39と、画素37から読み出された信号電荷をデジタルデータに変換して出力する信号処理回路40と、ゲートドライバ39と信号処理回路40を制御して、FPD36の動作を制御する制御部41とを備えている。制御部41には、有線方式または無線方式によって撮影制御装置23と通信を行う通信部33が接続されている。複数の画素37は、所定のピッチで二次元にn行(x方向)×m列(y方向)のマトリクスに配列されている。
FPD36は、X線を可視光に変換するシンチレータ(図示せず)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素37で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、画素37が配列された撮像領域38の全面と対向するように配置されている。シンチレータは、CsI(ヨウ化セシウム)やGOS(ガドリニウムオキシサルファイド)などの蛍光体からなる。なお、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
画素37は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換素子であるフォトダイオード42、フォトダイオード42が発生した電荷を蓄積するキャパシタ(図示せず)、およびスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)43を備える。
フォトダイオード42は、a−Si(アモルファスシリコン)などの半導体層(例えばPIN型)を有し、その上下に上部電極および下部電極が配されている。フォトダイオード42は、下部電極にTFT43が接続され、上部電極にはバイアス線(図示せず)が接続される。
バイアス線を通じて、撮像領域38内の全画素37に対して、フォトダイオード42の上部電極にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加によりフォトダイオード42の半導体層内に電界が生じ、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性を持つ上部電極と下部電極に移動し、キャパシタに電荷が蓄積される。
TFT43は、ゲート電極が走査線47に、ソース電極が信号線48に、ドレイン電極がフォトダイオード42にそれぞれ接続される。走査線47と信号線48は格子状に配線されている。走査線47は撮像領域38内の画素37の行数分(n行分)設けられ、各走査線47は各行の複数の画素37に接続される共通配線である。信号線48は画素37の列数分(m列分)設けられ、各信号線48は各列の複数の画素37に接続される共通配線である。各走査線47はゲートドライバ39に接続され、各信号線48は信号処理回路40に接続される。
ゲートドライバ39は、TFT43を駆動することにより、X線の照射量に応じた信号電荷を画素37に蓄積する蓄積動作と、画素37から信号電荷を読み出す読み出し動作と、画素37に蓄積される電荷をリセットするリセット動作とを行わせる。制御部41は、ゲートドライバ39によって実行される上記各動作の開始タイミングを制御する。
蓄積動作ではTFT43がオフ状態にされ、その間に画素37に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、ゲートドライバ39から同じ行のTFT43を一斉に駆動するゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、走査線47を一行ずつ順に活性化し、走査線47に接続されたTFT43を一行分ずつオン状態とする。
一行分のTFT43がオン状態になると、一行分の画素37のそれぞれに蓄積された信号電荷が、各信号線48を通じて信号処理回路40に入力される。信号処理回路40において、一行分の信号電荷は電圧に変換されて出力され、各信号電荷に応じた出力電圧が、電圧信号D1〜Dmとして読み出される。アナログの電圧信号D1〜Dmはデジタルデータに変換されて、一行分の各画素の濃度を表すデジタルな画素値である画像データが生成される。画像データは、X線画像検出装置21の筐体に内蔵されるメモリ56に出力される。
フォトダイオード42の半導体層には、X線の入射の有無に関わらず暗電流が発生する。暗電流に応じた電荷である暗電荷はバイアス電圧が印加されているためにキャパシタに蓄積される。暗電荷は、画像データに対してはノイズ成分となるので、これを除去するためにリセット動作が行われる。リセット動作は、画素37において発生する暗電荷を、画素37から信号線48を通じて掃き出す動作である。
リセット動作は、例えば、一行ずつ画素37をリセットする順次リセット方式で行われる。順次リセット方式では、信号電荷の読み出し動作と同様、ゲートドライバ39から走査線47に対してゲートパルスG1〜Gnを順次発生して、画素37のTFT43を一行ずつオン状態にする。TFT43がオン状態になっている間、画素37から暗電荷が信号線48を通じて信号処理回路40に入力される。
リセット動作では、読み出し動作と異なり、信号処理回路40において、暗電荷に応じた出力電圧の読み出しは行われない。リセット動作では、各ゲートパルスG1〜Gnの発生と同期して、制御部41から信号処理回路40にリセットパルスRSTが出力される。信号処理回路40においてリセットパルスRSTが入力されると、後述する積分アンプ49のリセットスイッチ49aがオンされて、入力された暗電荷がリセットされる。
順次リセット方式に代えて、配列画素の複数行を一グループとしてグループ内で順次リセットを行い、グループ数分の行の暗電荷を同時に掃き出す並列リセット方式や、全行にゲートパルスを入れて全画素の暗電荷を同時に掃き出す全画素リセット方式を用いてもよい。並列リセット方式や全画素リセット方式によりリセット動作を高速化することができる。
信号処理回路40は、積分アンプ49、MUX50およびA/D変換器51等からなる。積分アンプ49は、各信号線48に対して個別に接続される。積分アンプ49は、オペアンプとオペアンプの入出力端子間に接続されたキャパシタとからなり、信号線48はオペアンプの一方の入力端子に接続される。積分アンプ49のもう一方の入力端子(図示せず)はグランド(GND)に接続される。積分アンプ49は、信号線48から入力される信号電荷を積算し、電圧信号D1〜Dmに変換して出力する。
各列の積分アンプ49の出力端子は、電圧信号D1〜Dmを増幅する増幅器(図示せず)や、電圧信号D1〜Dmを保持するサンプルホールド部(図示せず)を介して、MUX50に接続されている。MUX50は、パラレルに接続される複数の積分アンプ49から1つを選択し、選択した積分アンプ49から出力される電圧信号D1〜DmをシリアルにA/D変換器51に入力する。A/D変換器51は、アナログの電圧信号D1〜Dmをそれぞれの信号レベルに応じたデジタルな画素値に変換する。
蓄積動作後、信号電荷を読み出す読み出し動作においては、ゲートパルスによってTFT43が一行ずつオン状態にされ、一行内の各列の画素37のキャパシタに蓄積された信号電荷が信号線48を介して積分アンプ49に入力される。
積分アンプ49から一行分の電圧信号D1〜Dmが出力されると、制御部41は、積分アンプ49に対してリセットパルス(リセット信号)RSTを出力し、積分アンプ49のリセットスイッチ49aをオンする。これにより、積分アンプ49に蓄積された一行分の信号電荷がリセットされる。積分アンプ49がリセットされると、ゲートドライバ39から次の行のゲートパルスが出力され、次の行の画素37の信号電荷の読み出しを開始させる。これらの動作を順次繰り返して全行の画素37の信号電荷を読み出す。
全行の読み出しが完了すると、一画面分のX線画像を表す画像データがメモリ56に記録される。メモリ56に記録された画像データに対しては、FPD36の個体差や環境に起因して生じる固定パターンノイズであるオフセット成分を除去するオフセット補正や、各画素37のフォトダイオード42の感度のばらつきや信号処理回路40の出力特性のばらつきなどを補正するための感度補正といった画像補正処理が施される。画像データは、メモリ56から読み出されて撮影制御装置23に出力され、コンソール24に送信される。こうして被検者HのX線画像が検出される。
FPD36は、画像検出機能に加えて、X線発生装置11との同期制御、及びX線画像の露出制御に利用するために、X線源13が照射するX線の照射量を検出する機能を備えている。図3においてハッチングで示すように、FPD36の撮像領域38内には、X線の照射量を検出する放射線検出部として、短絡画素62が設けられている。図3において短絡画素62は1つしか図示されていないが、実際には、複数個の短絡画素62が設けられており、各短絡画素62は、撮像領域38の全面に分散して配置されている。短絡画素62の数は、例えば、画素37の数の約1%程度である。画素37は、TFT43のオンオフによって信号線48との電気的な接続のオンオフが切り替えられるのに対し、短絡画素62は、信号線48と常時短絡している。
短絡画素62は、構造は画素37とほぼ同様であり、フォトダイオード42とTFT43とを有しており、フォトダイオード42はX線の照射量に応じた信号電荷を発生する。短絡画素62において、画素37との構造上の相違点は、TFT43のソースとドレインが結線により短絡している点であり、短絡画素62のTFT43のスイッチング機能は失われている。これにより、短絡画素62のフォトダイオード42が発生する信号電荷が常時信号線48に流出し、積分アンプ49に入力される。なお、短絡画素62のTFT43のソースとドレインを結線する代わりに、短絡画素62についてはTFT43そのものを設けずに、フォトダイオード42と信号線48を直接接続してもよい。
制御部41は、短絡画素62の出力に基づいて、X線源13からFPD36に照射されるX線の照射量を測定する。制御部41は、MUX50によって、短絡画素62からの信号電荷が入力される積分アンプ49を選択して、積分アンプ49の電圧信号を、短絡画素62の出力電圧Voutとして読み出す。制御部41は、出力電圧Voutを1回読み出すと、積分アンプ49をリセットする。制御部41は、照射中のX線の強度変化を監視できるように、蓄積動作中において、出力電圧Voutを読み出す動作をX線の照射時間に対して非常に短い間隔で繰り返す。
制御部41は、出力電圧Voutの値をデジタルデータに変換してメモリ56に記録する。制御部41は、メモリ56に記録された出力電圧Voutの経時変化に基づいて、X線源13から照射されるX線の照射量の変化を監視して、X線発生装置11によるX線の照射開始及びX線の照射終了の各タイミングを検出することが可能である。
また、制御部41は、短絡画素62の出力に基づいて、X線源13からFPD36に照射されたX線の総照射量を測定することができる。制御部41は、X線の照射開始後に、上述した照射開始のタイミングの検出と同様に短絡画素62の出力電圧Voutを短い間隔で読み出し、出力電圧Voutの値を積算することによりX線の総照射量を測定する。
このように、短絡画素62によって、X線の照射開始及び照射終了のタイミングを検出すれば、X線画像検出装置21は、X線発生装置11と同期信号の通信を行わずに、X線画像検出装置21の動作を、X線発生装置11との照射開始及び照射終了のタイミングに同期させる同期制御を行うことができる。また、短絡画素62によって、X線の総照射量を測定すれば、X線画像の露出量を適正に制御する露出制御を行うことができる。
X線画像検出装置21は、短絡画素62を同期制御に利用する第1動作モードと、短絡画素62を露出制御に利用する第2動作モードの2つの動作モードを有しており、制御部41は、2つの動作モードを切り替えるモード切り替え機能を有している。
第1動作モードは、通信部23aとの通信が可能なX線発生装置11と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、第2動作モードは、通信部23aとの通信ができないX線発生装置11と組み合わされた場合に使用される動作モードである。
図4のフローチャートに示すように、X線発生装置がX線画像検出装置21と通信可能である場合には、X線画像検出装置21の動作モードとして、第1動作モードが選択される。また、X線発生装置がX線画像検出装置21と通信できない場合には、X線画像検出装置21の動作モードは、第2動作モードが選択される。なお、X線発生装置がX線画像検出装置21と通信できない場合とは、X線発生装置とX線画像検出装置21との同期制御用のインターフェース(ケーブルやコネクタの規格、同期信号の型式等)が適合しない場合や、X線発生装置自体が通信機能を有しない場合である。
第1動作モードと第2動作モードの切り替えは、例えば、マニュアルによるモード選択操作に基づいて行われる。マニュアルによるモード選択操作は、例えば、X線画像検出装置21を含むX線撮影装置12を新たに設置する場合において、サービスマンが行う、X線撮影装置12に対する初期設定操作や、X線撮影装置12を設置後に、ユーザーがコンソール24から入力するモード選択操作である。モード選択情報は、例えば、制御部41の内部メモリに記憶され、変更操作が行われない限り、X線画像検出装置21は、選択されたモードで動作する。
X線画像検出装置21と組み合わされるX線発生装置11が1台の場合には、設置時の初期設定でモードを選択すれば、それ以後モード変更の必要は無いが、X線画像検出装置21と組み合わされるX線発生装置11が複数台有る場合には、組み合わされるX線発生装置11毎にモード変更が必要になる場合があるため、コンソール24からモード選択操作が行えることが好ましい。
また、マニュアルによるモード選択操作に代えて又はそれに加えて、X線発生装置11との通信の可否を検出して、検出結果に応じて自動的にモード切り替えが行われるようにしてもよい。X線発生装置11との通信の可否は、例えば、通信部23aや通信部33がテスト用信号をX線発生装置11に対して送信しその応答の有無を検出することにより制御部41や撮影制御部23bが判定する。
X線画像検出装置21は、モード選択操作やモード自動切り替えによって選択された動作モードを、インジケータ28に表示する。これにより、ユーザーは、X線画像検出装置21の外観から選択されている動作モードを確認することができる。
図5は、第1動作モードでX線画像検出装置21を動作させた場合における、X線の総照射量と、この総照射量に基づいて制御されるFPD36の動作状態とを表している。X線の照射量は、横軸に時間、縦軸にX線の照射量(出力電圧Vout)をとったグラフにおいてほぼ台形状になる。X線源13が開始指令を受けてX線の照射を開始すると、X線の照射量は徐々に増加し、撮影条件として設定された管電流に応じたピーク値まで上昇し、停止指令を受けるまでの間は、ピーク値付近でほぼ定常な状態を保つ。そして、X線源13が停止指令を受けてX線の照射が停止されると、X線の照射量は徐々に下降してやがて「0」になり、X線の照射が完全に停止する。
第1動作モードにおいて、制御部41は、コンソール24から入力された患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の検査オーダに基づいてX線の総照射量の閾値を設定する。制御部41は、撮影制御装置23から撮影準備の指示が入力されると、FPD36を待機状態に移行させる。待機状態においては、制御部41は、FPD36にリセット動作を実行させる。第1動作モードは、X線発生装置11との通信が可能である場合に選択されるモードであるため、X線画像検出装置21の開始同期制御は一般的な通信方式で行われる。具体的には、制御部41は、線源制御装置14が送信する照射開始信号を撮影制御装置23経由で受信する。そして、制御部41は、照射開始信号を受信すると、画素37のTFT43をオフして待機状態から蓄積動作に移行させる。TFT43がオフされるため、画素37には照射されたX線の線量に応じた信号電荷が蓄積される。
第1動作モードにおいて、蓄積動作が開始されると、X線の総照射量測定が開始される。
画素37のTFT43がオフされても、短絡画素62は信号線48と常時短絡しているので、制御部41は、X線が照射されている間、信号線48に流出する短絡画素62の出力に基づいて、X線の照射量を測定することができる。制御部41は、短絡画素62の出力電圧Voutを積算してX線の総照射量を測定し、その測定結果を閾値と比較する。制御部41は、X線の総照射量が閾値に達したときには、撮影制御装置23を介して線源制御装置14に停止信号を送信する。停止信号を受けた線源制御装置14は、X線源13に停止指令を送信し、X線の照射を停止させる。また、制御部41は、停止信号の送信と同時にFPD36の蓄積動作を終了させ、読み出し動作に移行させる。
上述した第1動作モードでは、X線の総照射量を高精度に制御するために、X線画像検出装置21と線源制御装置14との間で同期制御のために通信される照射開始信号及び停止信号などの照射開始及び照射終了のタイミングを表す同期信号については、通信にリアルタイム性が必要である。そのため、X線画像検出装置21、撮影制御装置23及び線源制御装置14の各通信部33、23a、14c間の通信が迅速に行われる必要がある。各通信部33、23a、14cは、迅速性が要求される同期信号の通信に使用される高速モードと、迅速性がそれほど要求されない通信に使用される通常モードの2つの通信モードを備えている。通常モードは、各装置の設定や動作制御時に特定の処理の実行を指示するための命令であるコマンドを送受信するコマンドを送受信する場合に使用される。コマンドは、各種命令の意味を表す2値情報(0001、1001など)が含まれる信号であり、コマンドの命令の意味を把握するには、受信したコマンドに対してデコード処理が必要になる。通常モードは、デコード処理を含む通信モードであるため、デコード処理時間だけ余分に時間が掛かる。
高速モードは、デコード処理を省略できるモードである。具体的には、高速モードでは、送信側は、照射開始信号や停止信号などの同期信号は単なるパルス波で送信する。受信側は、パルス波を受信してパルス波の立ち上がりや立ち下がりのエッジを検出することで同期信号を受信したと判定する。例えば、照射開始信号は、X線発生装置11がX線撮影装置12に対して送信される信号であり、X線発生装置11の通信部14c、撮影制御部23の通信部23a、X線画像検出装置21の通信部33の順番で送信される。通信部14cは照射開始信号としてパルス波を通信部23aに送信し、通信部23aは、パルス波の立ち上がりを検出した段階で照射開始信号と判定し、受信したパルス波を通信部33に対して転送する。通信部33もパルス波の立ち上がりを検出した段階で照射開始信号と判定して、制御部41に通知する。
これによれば、通常モードのようにデコード処理を省略できるため、迅速なリアルタイム通信が可能である。なお、高速通信モードとしては、パルス波のエッジを検出するようにしたが、パルス波の代わりに、2値情報で表された照射開始信号のコマンドを送信し、そのコマンドに含まれるエッジを検出してもよい。また、高速通信モードとしては、電気信号以外に、光や音による信号を利用して通信を行なってもよい。更には、コマンド通信を行う各通信部33、23a、14cに高速通信モードを設けたが、各通信部33、23a、14cとは別に、同期信号専用の高速通信を実行する通信部をそれぞれ設けてもよい。
図6に示すように、第2動作モードでは、X線発生装置11と通信ができない場合に選択されるモードであるため、撮影制御装置23及びX線画像検出装置21は、X線発生装置11からの照射開始信号を受信できない。そのため、制御部41は、自己検出方式による開始同期制御及び停止同期制御を行う。
開始同期制御において、制御部41は、待機状態において、短絡画素62が発生する信号電荷に相当する出力電圧Voutに基づいてX線の照射量を測定し、X線照射量の変動の監視を開始する。制御部41は、出力電圧Voutと予め設定された閾値Vthとを比較して、出力電圧Voutが閾値Vthを上回ったときにX線の照射が開始されたことを検出する。
X線の照射開始を検出すると、制御部41は、第1動作モードと同様に画素37のTFT43をオフして待機状態から蓄積動作に移行させる。蓄積動作に移行した後、制御部41は、停止同期制御を開始する。画素37のTFT43がオフされても、短絡画素62は信号線48と常時短絡しているので、制御部41は、X線が照射されている間、信号線48に流出する短絡画素62の出力に基づいて、X線照射量の変動の監視を継続する。撮影条件として設定された照射時間が経過して、X線源13に停止指令が入力されると、X線の強度が下降を開始する。制御部41は、出力電圧Voutが閾値Vth以下になったときに、X線の強度が下降を開始したと判定し、X線の照射終了を検出する。制御部41は、X線の照射終了を検出したときに、FPD36の蓄積動作を終了させ、読み出し動作に移行させる。
図7のフローチャートを参照して、図1のX線撮影システム10に組み込まれたX線画像検出装置21が第1動作モードを実行した場合の作用について説明する。X線画像検出装置21がセットされた撮影台22に対して、被検者Hの撮影部位とX線源13の照射位置を位置合わせする。X線源13には、管電圧、管電流、照射時間などの撮影条件が設定され、撮影制御装置23にはコンソール24から、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の検査オーダが入力される。X線画像検出装置21の制御部41は、検査オーダに基づいてX線の総照射量の閾値を設定する(S101)。
X線画像検出装置21の制御部41に、撮影制御装置23から撮影準備指示が入力されると、FPD36は待機状態に移行する(S102)。照射スイッチ15の押下によってX線源13に対して照射開始指令が入力されると、X線源13は、被検者Hに向けてX線の照射を開始する。これと同時に、線源制御装置14は、撮影制御装置23に照射開始信号を送信する。制御部41は、撮影制御装置23を介して照射開始信号を受信すると(S103)、FPD36に蓄積動作を開始させる(S104)。
制御部41は、FPD36の蓄積動作中に出力電圧Voutを積算してX線の総照射量を測定し(S105)、X線の総照射量と閾値とを比較する(S106)。そして、X線の総照射量が閾値に達したときには、制御部41は、撮影制御装置23を介して線源制御装置14に停止信号を送信する(S107)。停止信号を受けた線源制御装置14は、X線源13に停止指令を送信してX線の照射を停止させる。また、制御部41は、停止信号の送信と同時にFPD36の蓄積動作を終了させ、読み出し動作に移行させる(S108)。読み出されたX線画像は、メモリ56に記録され、コンソール24に送信される。
次に、図8に示すように、通信機能を有しないX線発生装置64を備えたX線撮影システム65にX線画像検出装置21が組み込まれた場合に選択される第2動作モードを実行した場合の作用について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、X線撮影システム65は、線源制御装置66に通信部14cが無く、線源制御装置66と撮影制御装置23との間が通信可能に接続されていない以外は図1のX線撮影システム10と同じ構成であるため、X線撮影システム65の各装置については、図1と同符号を用いて説明を行う。また、第2動作モードは、図1のX線発生装置11の通信部14cとX線撮影装置12の通信部の通信インタ−フェースが適合しない場合においても選択される。この場合の作用も、図8の例と同様である。
第2動作モードにおいても第1動作モードと同様に照射位置の位置合せ、撮影条件の設定、検査オーダの入力等が行なわれる。X線画像検出装置21の制御部41に、撮影制御装置23から撮影準備指示が入力されると、FPD36は待機状態に移行する(S201)。待機状態に移行すると、FPD36はリセット動作を開始するとともに、X線の照射量の測定を開始する(S202)。
照射スイッチ15の押下によってX線源13に対して照射開始指令が入力されると、X線源13は、被検者Hに向けてX線の照射を開始する。FPD36は、出力電圧Voutと閾値Vthを比較して、X線照射量の変化を監視する(S203)。そして、X線の照射量が上昇して、出力電圧Voutが閾値Vthを超えたときにX線の照射が開始されたことを検出する(S204)。FPD36は、照射開始を検出すると、画素37のTFT43をオフ状態にして、蓄積動作を開始する(S205)。
FPD36は、蓄積動作中も出力電圧Voutと閾値Vthを比較して、X線の照射量の変化を監視する(S206)。X線源13は、撮影条件として設定された照射時間が経過すると、X線源13には停止指令が入力されて、X線の強度が下降を開始する。FPD36は、出力電圧Voutが閾値Vth以下になったときに、X線の強度が下降を開始したと判定して、照射終了を検出する(S207)。制御部41は、照射終了の検出とともにFPD36の蓄積動作を終了させ、読み出し動作を開始させる(S208)。読み出されたX線画像は、メモリ56に記録され、コンソール24に送信される。
上述したように、本実施形態では、X線画像検出装置21が組み込まれたX線撮影システムにおけるX線発生装置との通信可否に応じて、短絡画素62の利用方法を適切に選択することができる。X線発生装置との通信が可能な場合には、自己検出方式による同期制御は原則として不要であるため、短絡画素62を露出制御に利用することができる。これにより、X線画像の露出オーバーや被写体への過剰曝射を防止できる。また、X線発生装置と通信ができない場合には、短絡画素62を自己検出方式の同期制御に利用することで、X線フイルムやIPプレート用の既存のX線発生装置や、メーカが異なるなどの理由により通信インタ−フェースが適合しないX線発生装置と、X線画像検出装置21とを組み合わせてX線撮影システムを構築することが可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態の第1動作モードでは、線源制御装置14から送信される照射開始信号に同期させてFPD36の蓄積動作を開始させる通信方式の同期制御を行っているが、図10に示すように、第1動作モードにおいて、短絡画素62によりX線源13からのX線の照射開始を検出し、これに同期させてFPD36の蓄積動作を開始してもよい。この場合には、短絡画素62は、開始同期制御と露出制御の両方に利用される。
第1実施形態の第2動作モードでは、短絡画素62によりX線の照射終了を検出してFPD36の蓄積動作を終了させているが、図11に示すように、例えば蓄積動作の開始から一定時間の経過後に蓄積動作を終了させてもよい。このように、第2動作モードでは、少なくとも開始同期制御を実行すればよく、X線の照射終了のタイミングを検出する自己検出方式の停止同期制御を行わなくてもよい。また、例えば、マニュアル操作などにより予め蓄積状態に移行させたFPDにX線を照射して撮影を行うような場合には、照射開始を検出せずに、照射終了のみを検出して蓄積動作から読み出し移行させてもよい。また、第2動作モードにおいても、X線の総照射量を測定し、総照射量が閾値に達したときにFPD36の蓄積動作を終了させてもよい。この場合には、X線発生装置11に対する停止信号の送信はできないため、X線発生装置11の照射を停止させることはできないので、X線画像検出装置21の蓄積期間を調整するのみである。
また、第1実施形態では、FPD36が待機状態にあるときに各画素37のリセットを行っているが、図12に示す露出制御、及び図13に示す同期制御のように、X線の照射開始の検出後にリセット動作を行い、その後に蓄積動作に移行させてもよい。このタイミングで行うリセット動作には、順次リセットまたは並列リセット、あるいは全画素リセットのいずれかを用いることができるが、リセット動作をできるだけ短くするため、全画素リセットを行うのが好ましい。
[第3実施形態]
図14に示すように、FPD36の撮像領域38を中央部に位置する中央分割領域70と、その周辺に位置する周辺分割領域71の2つの分割領域70、71に区画し、各分割領域70、71内にそれぞれ配置された短絡画素62を配置し、露出制御と同期制御とで使用する分割領域を使い分けてもよい。
例えば、X線源13からFPD36に照射されるX線の照射量は、周辺部よりも中央部のほうが多いので、中央分割領域70を同期制御に使用し、周辺分割領域71を露出制御に使用する。具体的には、制御部41は、中央分割領域70に配置された短絡画素62の出力に基づいて同期制御を行い、周辺分割領域71に配置された短絡画素62の出力に基づいて露出制御を行う。短絡画素62は、それぞれ信号線Lに接続されているので、制御部41は、信号線Lを選択することにより、各分割領域70、71の選択を行う。同期制御時には、X線の照射量が多い中央分割領域70を使用することで、X線の照射開始及び照射終了を精度よく検出することができる。また、露出制御時には、周辺分割領域71を使用することで、中央部よりも照射量の少ないX線に基づいて総照射量を測定することになるので、露出不足による撮影ミスを防止することができる。
また、実際の撮影状況に鑑みると、手や足のように撮像領域38の面積よりも小さな被写体の場合には、撮像領域38の中央部に被写体が配置されることが多く、周辺部は被写体を介さずにX線が直接照射される素抜け領域となる場合もある。その場合には、撮像領域38に入射するX線は、中央部よりも周辺部のほうが多くなる。このような場合には、図14の例とは逆に、周辺部の分割領域71を同期制御に使用し、中央部の分割領域70を露出制御に使用するのが好ましい。
[第4実施形態]
また、露出制御あるいは同期制御に使用する分割領域の画素の感度を、制御に使用しない他の分割領域の感度よりも相対的に高くしてもよい。例えば、図14に示すような分割領域70、71を有するFPDにおいて同期制御を行う場合には、同期制御に使用される中央分割領域70の短絡画素62の感度を周辺分割領域71の短絡画素62よりも高くし、露出制御時には、周辺分割領域71の短絡画素62の感度を中央分割領域70の短絡画素62の感度よりも高くする。これによれば、X線の照射量が少ない撮影であっても、露出制御あるいは同期制御の両方を高精度に行うことができる。感度の変更は、例えば、信号線Lに接続されるアンプのゲインを上げることにより行われる。また、複数の短絡画素62の出力を加算するビニング処理を行って感度を上げてもよい。
なお、分割領域は、上述したように撮像領域を中央分割領域70と周辺分割領域71の2つに区画した場合に限定されるものではなく、3つ以上の分割領域に区画してもよいし、分割領域の形状及び面積を同じにしてもよいし、異ならせてもよい。
[第5実施形態]
上記各実施形態は、静止画像の撮影を例に説明しているが、X線画像検出装置21で、透視撮影等の動画撮影を行ってもよい。図15に示すように、動画撮影においては、例えば、パルス状のX線である複数のX線パルスを連続照射して撮影が行われる。このような場合において、制御部41は、各X線パルスの立ち上がりや立ち下がりを短絡画素62により検出することにより、各X線パルスの照射タイミングを検出し、検出した照射タイミングに同期させてFPD36を待機状態、蓄積動作及び読み出し動作の間で移行させればよい。
また、制御部41が、蓄積期間中に短絡画素62によって1回のX線パルスによって照射される照射量を測定し、読み出し動作の際に、その測定結果に基づいて読み出し動作時のアンプのゲインをコントロールしてもよい。ゲインコントロールは、例えば積分アンプ49、または電圧信号D1〜Dmを増幅するために積分アンプ49の出力端子に接続された増幅器(図示せず)等によって行うことができる。また、複数の短絡画素62は、撮像領域38内に分散して配置されているので、位置が異なる複数の短絡画素62の出力に基づいてX線画像のコントラストを推定して、推定されたコントラストに基づいてゲインをコントロールしてもよい。
上記各実施形態では、撮像領域内に設けられた短絡画素によって、X線の照射量を測定しているが、短絡画素は、通常の画素とほぼ同一構造であり、X線に対する感度もほぼ同一であるため、X線の照射量を正確に測定することが可能であり、照射開始及び照射終了、総照射量を精度良く検出することができる。また、構造がほぼ同一であるので、製造もしやすく、製造コストの増加も少ない。
また、放射線検出部の形態は、短絡画素に限らず、各種の形態がある。例えば、画素を構成するフォトダイオードにはバイアス電圧が印加されるが、フォトダイオードで発生する信号電荷の量に応じてバイアス線に流れるバイアス電流も変化する。こうしたバイアス電流を検出して、X線の照射量を測定してもよい。また、画素のTFTをオフした状態でも、フォトダイオードで発生する信号電荷の量に応じて、僅かであるが信号線にリーク電流が流れる。このリーク電流を検出して、X線の照射量を測定してもよい。バイアス電流やリーク電流を検出する方法では、各電流を検出する検出部が放射線検出部となる。また、短絡画素とは別の形態のX線検出専用素子からなる放射線検出部をX線画像検出装置内に設けてもよく、このX線検出専用素子は、撮像領域内、または撮像領域外に設けてもよい。また、イオンチャンバなどの周知の放射線検出部を設けてもよい。
また、ガラス基板を使用してTFTマトリックス基板を形成したTFT型のFPDを例に説明したが、半導体基板を使用したCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを使用したFPDでもよい。このうちCMOSイメージセンサを使用すると、次のようなメリットがある。CMOSイメージセンサの場合、画素に蓄積される信号電荷を読み出し用の信号線に流出させることなく、各画素に設けられたアンプを通じて電圧信号として読み出す、いわゆる非破壊読み出しが可能である。これによれば、蓄積動作中においても、撮像領域内の任意の画素を選択して、その画素から信号電荷を読み出すことによりX線の強度測定が可能である。したがって、CMOSイメージセンサを使用する場合には、上記短絡画素のように、X線の照射量測定用の専用の放射線検出部を用いることなく、通常の画素のいずれかを、照射量測定用の放射線検出部として兼用させることが可能となる。
さらに、本発明に係るX線画像検出装置は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。
X線画像検出装置は、病院の撮影室に据え置かれるX線撮影システムに用いられる他、病室を巡回して撮影が可能な回診車に搭載してもよいし、事故、災害等の緊急医療対応が必要な現場や在宅診療を受ける患者の自宅に持ち運んでX線撮影を行うことが可能な可搬型のシステムに適用してもよい。
上記例では、X線画像検出装置と、撮影制御装置を別体で構成した例で説明したが、撮影制御装置の機能をX線画像検出装置の制御部に内蔵する等、X線画像検出装置と撮影制御装置を一体化してもよい。
上記実施形態では、可搬型のX線画像検出装置を例に説明したが、据え置き型のX線画像検出装置に本発明を適用してもよい。
本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する撮影システムにも適用することができる。
10 X線撮影システム
11 X線発生装置
12 X線撮影装置
13 X線源
14 線源制御装置
21 X線画像検出装置
22 撮影台
23 撮影制御装置
24 コンソール
28 インジケータ
36 FPD
37 画素
62 短絡画素

Claims (20)

  1. 放射線を照射する放射線発生装置と組み合わされて使用される放射線画像検出装置において、
    放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素がマトリクスに配列された撮像領域を有し、被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する画像検出部と、
    前記放射線発生装置による放射線の照射開始の検出、及び前記放射線の総照射量の測定の少なくとも一方を行うために、放射線の照射量に応じた検出信号を出力する放射線検出部と、
    前記放射線発生装置と通信を行う通信部と、
    前記通信部によって通信可能な前記放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、前記放射線検出部の前記検出信号に基づいて、放射線の総照射量を測定する露出制御を少なくとも実行する第1動作モードと、
    前記通信部によって通信できない前記放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、前記放射線検出部の前記検出信号に基づいて、前記照射開始を検出して、前記照射開始を検出したタイミングに同期して前記画像検出部の前記信号電荷を蓄積する蓄積動作を開始させる開始同期制御を少なくとも実行する第2動作モードの2つの動作モードを選択的に切り替えるモード切り替え部と、
    前記モード切り替え部によって選択されたモードに応じて前記画像検出部の動作を制御する制御部と、
    を備えている放射線画像検出装置。
  2. 前記第1動作モードにおいて、前記制御部は、前記通信部が前記放射線発生装置から送信される照射開始信号に同期して前記蓄積動作を開始させる請求の範囲第1項に記載の放射線画像検出装置。
  3. 前記第1動作モードにおいて、前記制御部は、前記放射線検出部の検出信号を積算して放射線の総照射量を測定し、前記総照射量が閾値に達したときに、前記通信部によって前記放射線発生装置に対して前記放射線の照射を停止させる停止信号を送信する請求の範囲第1項又は第2項に記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記制御部は、放射線の前記総照射量が閾値に達したときに、前記画像検出部の前記蓄積動作を終了させる請求の範囲第3項に記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記第2動作モードにおいて、前記制御部は、前記開始同期制御に加えて、前記放射線検出部の検出信号に基づいて前記放射線発生装置による放射線の照射終了を検出して、前記照射終了を検出したタイミングに同期して前記画像検出部の前記蓄積動作を終了させる請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記第2動作モードにおいて、前記制御部は、前記蓄積動作を開始後、一定時間が経過したときに前記蓄積動作を終了させる請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  7. 前記第1動作モード及び前記第2動作モードにおいて、前記制御部は、前記照射開始の検出後、前記蓄積動作を開始させる前に前記画素の信号電荷をリセットするリセット動作を実行させる請求の範囲第2項に記載の放射線画像検出装置。
  8. 前記第1動作モードにおいて、前記制御部は、前記露出制御に加えて前記開始同期制御を実行する請求の範囲第1項に記載の放射線画像検出装置。
  9. 前記モード切り替え部は、マニュアルによるモード選択操作に基づいてモードの切り替えを行う請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  10. 前記モード切り替え部は、前記放射線発生装置との通信の可否を検出して、検出結果に応じてモード切り替えを自動的に行う請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  11. 前記第1動作モードと前記第2動作モードのいずれの動作モードが選択されているかを報知する報知部を備えている請求の範囲第1項〜第9項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  12. 前記第1動作モードにおいて、前記放射線発生装置からの前記照射開始信号はパルス波からなり、前記通信部は、前記パルス波のエッジを検出した段階で、前記制御部に対して前記照射開始信号を受信したことを通知する請求の範囲第2項に記載の放射線画像検出装置。
  13. 前記放射線検出部は、前記撮像領域内に配置されている請求の範囲第1項〜第12項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  14. 前記撮像領域を複数の区画に分割した複数の分割領域のそれぞれに前記放射線検出部が配置されており、
    前記制御部は、前記露出制御と前記開始同期制御のそれぞれで使用する前記分割領域を変える請求の範囲第13項に記載の放射線画像検出装置。
  15. 前記複数の分割領域は、前記撮像領域の中央に配置された中央分割領域と、前記中央分割領域の周辺に配置された周辺分割領域を有しており、
    前記制御部は、前記露出制御と前記開始同期制御において、前記中央分割領域と前記周辺分割領域を使い分ける請求の範囲第14項に記載の放射線画像検出装置。
  16. 前記制御部は、前記露出制御と前記開始同期制御のそれぞれで使用する前記分割領域の前記放射線検出部の感度を変える請求の範囲第14項又は第15項に記載の放射線画像検出装置。
  17. 前記放射線検出部は、前記画素と前記画素から前記信号電荷を読み出すための信号線とを常時短絡させた短絡画素であり、前記放射線の照射量に応じた信号電荷を前記信号線に常時出力する短絡画素である請求の範囲第13項〜第16項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  18. 前記画像検出部は、前記放射線発生装置が連続して発生する複数の放射線パルスの照射を受けて動画撮影をすることが可能であり、
    前記動画撮影において、前記制御部は、前記放射線検出部の検出信号に基づいて前記放射線パルスのエッジを検出して、前記画像検出部の前記蓄積動作を前記複数の放射線パルスの照射タイミングに同期させる請求の範囲第1項〜第17項のいずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  19. 前記制御部は、前記放射線検出部の検出信号に基づいて、前記放射線パルス毎の照射量を測定して、その測定結果に基づいて前記信号電荷の読み出しゲインを制御する請求の範囲第18項に記載の放射線画像検出装置。
  20. 放射線を照射する放射線発生装置と組み合わされて使用される放射線画像検出装置の制御方法であり、前記放射線発生装置による放射線の照射を受けて放射線の照射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素がマトリクスに配列された撮像領域を有し、被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線画像を検出する画像検出部と、前記放射線発生装置による放射線の照射開始の検出、及び前記放射線の総照射量の測定の少なくとも一方を行うために、放射線の照射量に応じた検出信号を出力する放射線検出部と、前記放射線発生装置と通信を行う通信部とを備えた放射線画像検出装置の制御方法において、
    前記通信部によって通信可能な前記放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、前記放射線検出部の前記検出信号に基づいて、放射線の総照射量を測定する露出制御を少なくとも実行する第1動作モードと、
    前記通信部によって通信できない前記放射線発生装置と組み合わされた場合に使用される動作モードであり、前記放射線検出部の前記検出信号に基づいて、前記照射開始を検出して、前記照射開始を検出したタイミングに同期して前記画像検出部の前記信号電荷を蓄積する蓄積動作を開始させる開始同期制御を少なくとも実行する第2動作モードの2つの動作モードを選択的に切り替えるモード切り替えステップと、
    前記モード切り替えステップで選択されたモードに応じて前記画像検出部及び前記放射線検出部の動作を制御する制御ステップとを備えている、
    放射線画像検出装置の制御方法。
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