JP5901459B2 - 点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、難着火性の燃焼機関に装着され該燃焼機関の点火を行う点火装置に関する。
近年、燃費向上、CO2低減を目的として、小型、高出力及び低NOXを達成する高効率エンジンの開発が進められている。高効率エンジンは高過給、高圧縮に加え混合気の燃料濃度が希薄な場合もあり、火花点火では着火しにくい環境である。
このような難着火性の内燃機関を高効率で燃焼させるには、燃焼速度が早く着火性に優れた点火装置が望まれている。
特許文献1には、軸線方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、先端面が前記絶縁体の先端よりも前記軸線方向後端側に位置するように前記軸孔内に挿設される中心電極と、前記絶縁体の先端よりも前記軸線方向先端側に位置するように配置されるとともに前記中心電極との間に間隙を形成する接地電極と、前記軸孔の内周面と前記中心電極の先端面により形成されるキャビティ部とを有するプラズマジェット点火プラグと、前記間隙に電圧を印加する放電用電源と、前記間隙に電力を投入するエネルギー投入部とを備え、前記放電用電源から前記間隙に電圧を印加することで前記間隙に火花放電を発生させると共に前記間隙に電力を投入することで前記キャビティ部にプラズマを生成可能な点火システムが開示されている。
ところが、特許文献1にあるようなキャビティ内に発生させた高温、高圧の熱プラズマを着火源とする点火装置では、発生した熱プラズマによる電極の消耗を避けられず、極めて短時間に繰り返して放電を行うことを要求される内燃機関の点火装置として、実用に耐え得るだけの耐久性の向上を図ることが極めて困難であった、
そこで、電極消耗を伴うことなく、着火性の向上を図るべく、特許文献2には、シリンダヘッドに取り付けられる導電体の第1電極と、前記第1電極と対向する導電体の第2電極と、前記第1電極又は前記第2電極の一方の電極に形成される誘電体と、を含み、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧が印加されると、前記誘電体と他方の電極との間のバリア放電によって混合気の自着火前の筒内にラジカルを生成可能なバリア放電部を有するバリア放電装置を設けたことを特徴とする内燃機関が開示されている。
特許文献2の内燃機関では、バリア放電によって非平衡プラズマを発生させ、混合気の自着火前の筒内にラジカルを生成することで、電極の消耗を招くことなく着火性の向上を図っている。
しかし、特許文献2にあるような従来のバリア放電装置では、エンジンの全運転領域において確実に非平衡プラズマにより着火させることが困難であることが判明した。
特に、さらなる燃費低減のため、燃焼室内に強い気流を発生させることによって、燃焼室内に噴射された燃料と大気とを激しく撹拌して、希薄な混合気の着火性を向上させようとする場合に、強い筒内気流によって非平衡プラズマが燃焼室内に散逸され、非平衡プラズマと混合気との直接的な反応により火炎核を成長させることができなかった。
加えて、従来のバリア放電装置においては、放電空間が燃焼室からエンジンヘッド内に深く引き込んだ状態で設けられているため、必ずしも発生した非平衡プラズマの全てを効率よく点火に利用することができない虞があった。
さらに、従来のバリア放電装置では、中心誘電体を固定するためのハウジングの一部によって放電空間の底部が形成されており、冷熱効果が大きく、エネルギ損失となっていることが判明した。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、特定の範囲の周波数及び印加時間の高周波を印加することによって電子温度が高く、分子温度が低い非平衡プラズマ(低温プラズマ)を発生させ、これを燃焼室内の混合気に直接反応させて、火炎核を生成し、これを早期に成長させることにより、難着火性の内燃機関においても優れた着火性を示すと共に、高い耐久性を示す点火装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明(1、1a、1b、1c、1d、1e、1f)では、燃焼室(52)内に強い筒内気流が発生する内燃機関(5)に設けられ、少なくとも、長軸状の中心電極(10)と、該中心電極(10)を覆う有底筒状の中心誘電体(11)と、該中心誘電体(11)を覆う略筒状のハウジング(12)と、その先端に設けた略環状の接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)と、上記中心電極(10)と上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との間に所定の周波数の高電圧を所定時間だけ印加する高周波電源(2)を具備し、上記中心誘電体(11)によって上記中心電極(10)と上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との絶縁を保持した状態で、上記中心誘電体(11)と上記接地電極(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との間に区画した略筒状の放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)内にストリーマ放電を行い、発生した非平衡プラズマと上記放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)内に存在する混合気とを反応せしめて、上記機関(5)の点火を行う点火装置であって、
記中心誘電体(11)の一部を拡径して、上記放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)の基底部(112)を形成すると共に、
該基底部(112)は、上記中心電極(10)の軸と直交する面を備えており、この面を基準として、
上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)が上記機関(5)の燃焼室(52)内に向かって、3mm以上25mm以下の接地電極突出高(H120)をもって突出せしめ、
上記中心誘電体(11)の先端部(110)が、上記接地電極突出高(H120)と同一、又は、それ以上の中心誘電体突出高(H110)をもって突出せしめたことを特徴とする。
請求項2の発明(1、1a、1b、1c、1d、1e、1f)では、上記中心誘電体(11)の表面の特定範囲に導電層(170)を形成し、その弾性を利用して上記ハウジング(12)との密着状態を維持せしめる。
本発明によれば、上記放電空間基底部(112)を中心誘電体(11)の一部を利用して形成することにより、熱伝導性の高い金属製のハウジングで当該部分を形成した場合に比べ、消炎効果を抑制してエネルギ損失の低減を図ることができる。
一方、上記中心誘電体(11)の表面の特定範囲に上記導電層(170)を形成することで、その弾性を利用して上記ハウジング(12)との密着状態を維持し、上記放電空間(130)内以外での放電発生を防止することができる。
さらに、上記接地電極先端部(120)、及び、中心誘電体先端部(110)を燃焼室(51)内に突出させることで、上記放電空間(130)内で非平衡プラズマと混合気とを反応させて火炎核を発生させた時に、燃焼室(52)内の強い筒内気流が、上記接地電極先端部(120)に衝突することよって抑制され、火炎核が吹き消されないようにすることができ、上記接地電極先端部(120)の下流側に形成される渦を利用して、発生した火炎核と混合気との撹拌を促し、早期の火炎成長を実現することができる。
本発明の点火装置の一部断面図。 図1の点火装置に用いられる中心誘電体の概要を示す一部断面図。 本発明の効果を確認するための比較例1として示す従来の点火装置の一部断面図。 本発明の効果を確認するための比較例2として示す従来の他の点火装置の断面図。 本発明に先立って検討した比較例2として示す点火装置の概要を示す一部断面図。 比較例と共に本発明の効果を示す特性図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。 本発明に係る点火装置の変形例を示す要部断面図。
本発明は、高過給、高圧縮、高EGR、リーン燃焼による高効率、低NOXを達成するエンジン等の難着火性の内燃機関に用いられ優れた着火性と耐久性を示す点火装置である。
図1を参照して本発明の実施形態における点火装置1の概要について説明する。
点火装置1は、略棒状の中心電極10と、中心電極10の先端部100を覆い、基端側が露出する略有低筒状の中心誘電体11と、中心誘電体11の外周を覆う略筒状のハウジング12とからなり、電子制御装置(ECU)3は、内燃機関5の運転状況に応じて、点火装置1に高エネルギを供給する高エネルギ電源2から、所定の周波数(15kHz〜50MHz)の高周波電圧を、所定時間だけ印加して、点火装置1の先端部において、非平衡プラズマを発生させ、燃焼室内の混合気との反応により初期火炎核を発生させるものである。
中心電極10は、長軸状に形成された良導電性材料からなり、中心電極先端部100と、結合部101と、ステム部102と、端子部103とによって構成されている。
中心電極先端部100には、導電性が高く、耐熱性に優れたニッケル合金や、これに銅等の高電導性材料を合わせたもの等を用いることができる。
成形容易にすべく先端部100とステム部102とは別体で設けられ、結合部101を介して電気的導通が図られている。
端子部103は、外部に設けた高周波電源2に接続されている。
中心誘電体11は、アルミナ、ジルコニア等の高耐熱性の誘電材料を用いて略有底筒状に形成されており、図2に示すように、中心誘電体11は、先端側底部110、先端側側面部111、放電空間基底部112、電極保持部113、拡径部114、頭部115、中心電極挿通孔116、118、電極係止面117によって構成され、所定の範囲において外周表面を覆うように導電層170が形成されている。
導電層170は、導体膜印刷、メッキ、金属箔貼付、CVD、PVD等の公知の方法によって形成することができる。
先端側底部110は、燃焼室51内に、所定の高さだけ突出するように形成されている。具体的な基準については後述する。
先端側側面部111、及び、放電空間基底部112によってハウジング12との間に、放電空間130が区画されている。
拡径部114は、外径方向に径大となるように拡径されており、略環状に形成した封止部材を介して、上下方向からハウジング12を加締めて固定されており、拡径部114を含む一定の範囲が、導電層170の弾性を利用して、ハウジング12の内周面と密着状態となっている。
封止部材160、161は、略環状に形成した金属シール、タルク等を略筒状に形成した粉末成形体等の公知の封止部材を用いて、気密性を確保している。
ハウジング12の基端側に露出する頭部115は、中心電極端子部103とハウジング12との間で放電が起こらないよう絶縁性を確保している。
頭部115の基端側には、必要に応じて、凹凸面が交互に並んだコルゲート状に形成して絶縁距離を長くし、電極端子部103とハウジング12との間でより一層沿面放電が起こり難くするようにしても良い。
中心電極挿通孔116、118内に長軸状の中心電極10が挿入され電極係止面117で中心電極10の結合部101が係止固定されている。
ハウジング12は、鉄、ニッケル、ステンレス等の公知の金属材料を用いて、略筒状に形成されており、燃焼室51内に所定の高さだけ露出する略環状の接地電極先端部120、中心誘電体11との間に放電空間130を区画する筒状部121、シリンダヘッド50に固定するためのネジ部122、中心誘電体の拡径部114を保持する係止部123、封止部材160、161を介して拡径部114を加締め固定する加締め部124、ネジ部122を螺締めするための六角部125等によって構成されている。
本発明の点火装置1では、放電時に熱プラズマを発生しないので、本質的に電極の消耗が起こり難いので、接地電極先端部120や、中心電極先端部100に、必ずしも、イリジウム等の耐熱性に優れた特別な材料を用いる必要はなく、一般的な点火プラグに用いられている材料を適宜選択できる。
本実施形態においては、中心誘電体11の一部を拡径して形成した放電空間基底部112を基準として、中心電極長さL100、中心誘電体先端部長さL110 (すなわち、中心誘電体突出高H 110 、放電空間長さL130を設定し、シリンダヘッド50の燃焼室51に望む内壁を基準として、接地電極突出高H120が設定されている。
本発明においては、少なくとも、接地電極突出高H120が、例えば、3mm以上、25mm以下の範囲に設けられている。
さらに、中心誘電体突出高H110は、少なくとも接地電極突出高H120と同一か、それ以上に設定されている。
接地電極突出高H120を3mmより低くすると、筒内気流を弱めることができず、筒内気流が接地電極120の開口部を通過する際に強い引込み力が発生し、放電空間130内に作用し、初期火炎核が吹き飛ばされ本発明の効果を発揮できない。
一方、接地電極突出高H120を25mmより高くすると、筒内気流を点火装置1の先端方向に向かって整流する作用が強くなり、放電空間130内に発生した非平衡プラズマを吸い出す力が強くなり、却って着火性が低下する虞がある。
また、中心誘電体突出高H110が一定以上となると、ピストン52の頂面との距離DGP1が短くなり、接地電極120によって筒内気流が抑制された放電空間130よりも、筒内気流の流れの強い中心誘電体先端部110とピストン52との間で放電を起こすことになり、発生した非平衡プラズマが火炎核を生成する前に広い燃焼室内に直ちに拡散してしまう虞もある。
そこで、中心誘電体110の先端表面から上死点におけるピストン52の頂面までの距離DGP1が中心誘電体先端部110の表面から接地電極120の内側表面までの距離DGP2(=(接地電極内径φID120−中心誘電体外径φD110)/2)よりも長くなるように中心誘電体突出高さH110を決定するのが望ましい。
また、接地電極突出高H120を中心誘電体突出高H110よりも高くすると、中心電極先端部100の末端に電界集中を招き、中心誘電体110の絶縁が破壊され、接地電極120と中心電極先端部100との間でアーク放電を発生する虞もある。
そこで、本発明においては、中心電極先端部長さL100を放電空間長さL130より短くすることで、中心電極先端部100の末端部に電界集中させ、接地電極先端部120の先端側開口周辺で放電を起こし易くしつつ、中心誘電体先端部長さL110を接地電極先端部120より長く突出させると共に、誘電体底部110が絶縁破壊されないだけの充分な絶縁距離を持つように設定してある。
さらに、本実施形態において、接地電極120の先端から、放電空間基底部112までの放電空間長さL130は、10mm以下となるように設定してある。
このように、放電空間長さL130を制限することで、放電空間130内に発生した非平衡プラズマのエネルギを効率よく点火に利用することが可能となる。
本発明においては、接地電極120によって、筒内気流の流速が制限されているので、引込力が相対的に弱くなっており、本発明の範囲を外れ、放電空間長さL130が10mmを超える長さに設けても、基端側奥に発生した非平衡プラズマは点火に利用されず、エネルギの無駄となる虞がある。
本発明においては、中心誘電体先端部110の端末部を平らにし、外周を丸めた形状に形成してあるが、これは、中心誘電体先端部110と接地電極先端部120との間でアーク放電を招くことなく、より接地電極先端部120の開口端に近い位置でのストリーマ放電を誘発し、混合気との反応をできる限り速やかに行わせるためのものである。
従来のように、中心誘電体先端部110の先端を球面状に形成した場合には、アーク放電は確実に防止される反面、中心誘導体先端部110の側面外周と接地電極先端部120との間のストリーマ放電が先端側よりも奥で起こり易くなるため、放電空間130の基端側底部に近い位置での放電エネルギが無駄になる虞がある。
本発明の点火装置1に用いられる高エネルギ電源2は、例えば、周波数15kHz〜50MHzの範囲の高周波電圧の印加により、熱プラズマを発生させることなく、非平衡プラズマを発生させることができる。
高エネルギ電源2から点火装置1に所定の周波数のエネルギが投入され、放電空間130内に非平衡プラズマが発生し、放電空間130内に引き込まれた混合気と直接反応して初期火炎核が発生する。
このとき、放電空間基底部112が中心誘電体11の一部によって形成されており、金属で基底部を形成した場合に比べ、冷熱損失を抑制することができる。
また、中心誘電体11がハウジング12によって保持される一定の範囲に導体膜170が形成され、中心誘電体11の表面とハウジング12の内周面とが、導体膜170を介して密着状態となっている。
このため、中心電極10と接地電極120との間に高周波電圧を印加した時に、放電空間130に対向する表面以外で、ハウジング12との間に放電が発生することがなく、エネルギ損失を抑制することができる。
さらに、燃焼室51内に接地電極先端部120が突出しているので、発生した火炎核が燃焼室51内に存在する筒内気流によって吹き消されることなく、点火装置1の先端に保持された状態となり、火炎核の淀み部において、新気との混合による火炎成長が促進されるため、早期に火炎成長を安定化させ、難着火性の機関の点火を安定して実現することができる。
本発明の適用される内燃機関5について極簡単に説明する。
内燃機関5は、少なくとも、筒状の図略のシリンダと、その上面を覆うシリンダヘッド50と、シリンダの内側で昇降可能に保持されたピストン52の頂面とで、燃焼室51を区画し、シリンダヘッド50に設けた吸気筒511と、これを開閉する吸気バルブ512と、シリンダヘッド50に設けた排気筒513と、これを開閉する排気バルブ514とを含んで構成されたいわゆるレシプロエンジンである。
ECU3は、図略の吸気圧センサの検出圧力からエンジン負荷を算出し、図略の回転角センサからエンジン回転数、及び、燃焼サイクルを算出し、所定のタイミングで、図略の燃料噴射弁から所定量の燃料噴射を実施すると共に、所定のタイミングで点火装置1に所定の高周波電圧を印加して、放電空間130内に非平衡プラズマを発生させ、燃焼室51内の混合気に点火する。
なお、本発明において、内燃機関5を特に限定するものではなく、ガソリン、ディーゼル、気体燃料等の種々の燃料系に適用可能である。
図3を参照して、比較例1として示す従来の点火装置1zについて説明する。本発明の点火装置1と対応する構成について同じ符号を用い、相違する部分にzの枝番を付してある。以下の比較例においても同様とする。
比較例1として示す点火装置1zは、特許文献1にあるような従来の点火装置を代表するものであり、中心誘電体11zの電極保持部113zが封止部材160zを介してハウジング12zの係止部123zによって保持しつつ、係止部123zの先端側が放電空間基底部126zを形成している。
さらに、中心誘電体先端部110z、及び、接地電極先端部120zが共に、シリンダヘッド50の内壁面と略面一となるように配設されており、燃焼室51内に突出していない。
また、放電空間130zの長さが、本発明の放電空間長さL130に比べて遙かに長い。
点火装置1zに高エネルギ電源2から所定の周波数の高電圧を印加すると、放電空間130z内にストリーマ放電が開始され、非平衡プラズマが発する。
このとき、放電空間130z内の混合気との反応により火炎核を形成し得るが、点火装置1zにおいては、放電空間基底部126zが金属製のハウジング12の一部によって形成されているため、中心誘電体11の一部によって放電空間基底部112を形成した場合に比べ、遙かに熱伝導性が高いので、冷熱損失が大きくなる。
さらに、筒内気流が接地電極先端部120zの表面を通過する際に、強い引込力が作用し、非平衡プラズマが、混合気との反応を起こし火炎核を生成する前に燃焼室51内に放出され、点火装置1zの先端から離れた位置に拡散する。
したがって、比較例1の点火装置においては、非平衡プラズマと混合気との直接的な反応による体積点火を引き起こさず、非平衡プラズマは、圧縮自着火や、火花放電着火をする際に着火性を改善する着火性向上物質として作用するに留まる。
図4を参照して、比較例2として示す従来の点火装置1yについて説明する。
比較例2においては、中心誘電体先端部110yが燃焼室51内に大きく突出している点が比較例1と相違するが、放電空間基底部126zがハウジング12の一部によって形成されている点、接地電極先端部120zが、シリンダヘッド50の内周壁と略面一に形成されている点は比較例1と同様である。
比較例2においては、筒内気流が、中心誘電体先端部110yに衝突し、中心誘導体先端部110yの長手軸方向に沿った流れが形成され、中心誘電体先端部110yの下流側には渦を発生する。
しかし、筒内気流の流速が早い状態で中心誘電体先端部110yに衝突するため、発生する軸方向の流れが強く、しかも発生した渦が放電空間130yに直接的に作用するため、強い引込流が作用し、早期に非平衡プラズマが放電空間130y内から排出されるため、火炎核の成長が促進されないものと推察される。
図5を参照して、比較例3として、本発明に至るまでに検討した点火装置1xについて説明する。
比較例3においては、筒内気流の影響を抑制するために、本発明と同様に、中心誘電体先端部110、及び、接地電極先端部120を燃焼室51内に突出させ、放電空間130の容積を小さくなるように、放電空間基底部126xを金属製のハウジング12の一部によって形成した。
その結果、比較例3においては、筒内気流の抑制により、非平衡プラズマによって放電空間130x内の混合気と直接に反応させ、体積点火を実現することが可能となったが、放電空間基底部126xの熱引き作用により、本発明の点火装置1に比べ火炎成長が遅いことが判明した。
図6を参照して比較例と共に本発明の効果を確認するために行った試験結果について説明する。
本試験結果は、燃焼室を模したエンジンベンチ内に10m/sの流速の筒内気流が発生した状態で、比較例1、2、3及び実施例1において放電後の火炎伝播の様子を写真撮影し、時間経過と共に変化する火炎面積の増加をグラフ化したものである。
なお、燃焼速度の違いを明確にするため、燃焼室内の温度、圧力を実際の燃焼条件よりも低い条件で試験を行っている。
この結果、実施例1において早期の火炎成長が見られ、比較例3においては、非平衡プラズマによる体積点火が実現されたが、火炎成長速度は実施例1に比べて遅く、比較例1、2においては、非平衡プラズマによる体積点火を実現できない場合がある等不安定な着火であった。
図7A〜図7Fを参照して、本発明に適用し得る幾つかの変形例について説明する。以下の変形例においても、上記実施形態と同様に、中心誘電体11の一部を利用して放電空間基底部112を形成しており、消炎効果を抑制してエネルギ損失の低減を図ると共に、中心誘電体の表面の特定範囲に導電層を形成し、その弾性を利用してハウジングとの密着状態を維持し、放電空間内以外での放電発生を防止しつつ、接地電極先端部及び中心誘電体先端部を燃焼室内に突出させることで、放電空間内で非平衡プラズマと混合気とを反応させて火炎核を発生させた時に、強い筒内気流を、接地電極先端部によって抑制して吹き消されないようにし、接地電極の下流側に形成される渦を利用して火炎核と混合気とを撹拌して早期の火炎成長を実現する本発明の基本的な効果を発揮し得るものである。
図7Aに示す点火装置1aでは、接地電極先端部120aとして、内側に基端側から先端側に向かって径大となる傾斜面TPを設けて放電空間130aの容積が先端に向かって徐々に拡大するように形成してある。このような構成とすることで、放電空間130a内で発生した火炎核と混合気と撹拌が容易になり、より一層早期の火炎成長が期待できる。
図7Bに示す点火装置1bでは、内側に基端側から先端側に向かって径小となる傾斜面TPを設けて放電空間130bの容積が先端に向かって徐々に縮小するように形成してある。このような構成とすることで、放電空間130b内で発生した火炎核が筒内気流によってさらに吹き飛ばされ難くなり、早期の火炎成長が期待できる。
図7Cに示す点火装置1cでは、接地電極先端部120cの外周に基端側から先端側に向かって径小となるように傾斜面TPが設けられている。このような構成とすることによって、接地電極先端部120cの周辺を流れる筒内気流を特定の方向に整流する作用が生まれ、火炎核と混合気との撹拌をより速やかにし、早期の火炎成長が期待できる。
図7Dに示す点火装置1dでは、接地電極先端部120dの内壁に内側に向かって突出する突起部を複数箇所に設けてある。このような構成とすることにより突起部での電界集中が起こり、ストリーマ放電をし易くなり、エネルギ効率の向上を図ることができると期待される。
図7Eに示す点火装置1eでは、接地電極先端部120eの先端縁に先端に向かって縮径する傾斜面TPを形成してある。このような構成とすることで、接地電極先端部120eの端末部に電界集中し易くなり、新気との入れ替わりが起こり易い位置で火炎核を発生させ、早期の火炎成長が期待できる。
図7Fに示す点火装置1fでは、接地電極先端部120ef先端縁の内側に先端に向かって縮径する傾斜面TPを形成してある。このような構成とすることで、接地電極先端部120fの端末部に電界集中し易くなるのに加え、筒内気流が放電空間130f内に導入され易くなり、新気との入れ替わりが起こり易い位置で火炎核を発生させ、早期の火炎成長が期待できる。
なお、上記実施形態1、1a、1b、1c、1d、1e、1fは、適用する内燃機関の筒内気流、点火装置の取付位置、ボア径等のエンジン条件により使い分けることができる。
1 点火装置
10 中心電極
100 中心電極先端部
11 中心誘電体部
110 中心誘電体先端部
112 基底部
12 ハウジング
120 接地電極先端部
130 放電空間
170 導電層
2 高エネルギ電源
3 電子制御装置(ECU)
5 内燃機関
50 シリンダヘッド
510 吸気筒
511 吸気バルブ
512 排気筒
513 排気バルブ
51 燃焼室
52 ピストン
100 中心電極先端部長さ
110 誘電体先端部長さ
120 接地電極燃焼室内突出高
130 放電空間長さ
GP1 誘電体先端部ピストン頂面間距離
GP2 誘電体先端部接地電極内径間距離
特開2012−99303号公報 特開2009−121406号公報

Claims (2)

  1. 燃焼室(52)内に強い筒内気流が発生する内燃機関(5)に設けられ、
    少なくとも、
    長軸状の中心電極(10)と、
    該中心電極(10)を覆う有底筒状の中心誘電体(11)と、
    該中心誘電体(11)を覆う略筒状のハウジング(12)と、
    その先端に設けた略環状の接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)と、
    上記中心電極(10)と上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との間に所定の周波数の高電圧を所定時間だけ印加する高周波電源(2)を具備し、
    上記中心誘電体(11)によって上記中心電極(10)と上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との絶縁を保持した状態で、
    上記中心誘電体(11)と上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)との間に区画した略筒状の放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)内にストリーマ放電を行い、発生した非平衡プラズマと上記放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)内に存在する混合気とを反応せしめて、上記機関(5)の点火を行う点火装置であって、
    記中心誘電体(11)の一部を拡径して、上記放電空間(130、130a、130b、130c、130d、130e、130f)の基底部(112)を形成すると共に、
    該基底部(112)は、上記中心電極(10)の軸と直交する面を備えており、この面を基準として、
    上記接地電極先端部(120、120a、120b、120c、120d、120e、120f)が上記機関(5)の燃焼室(52)内に向かって、3mm以上25mm以下の接地電極突出高(H120)をもって突出せしめ、
    上記中心誘電体(11)の先端部(110)が、上記接地電極突出高(H120)と同一、又は、それ以上の中心誘電体突出高(H110)をもって突出せしめたことを特徴とする点火装置(1、1a、1b、1c、1d、1e、1f)。
  2. 上記中心誘電体(11)の表面の特定範囲に導電層(170)を形成し、その弾性を利用して上記ハウジング(12)との密着状態を維持せしめた請求項1に記載の点火装置(1、1a、1b、1c、1d、1e、1f)。
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