JP2013503447A - プレチャンバスパークプラグ - Google Patents

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Abstract

超希薄混合気及び/又は高いエンジンBMEPで作動するプレチャンバスパークプラグにおいて、スパークプラグの寿命を最大限に延ばす方法及び装置が提供される。放電エネルギをより広い面積にわたって広げ、スパークギャップへの燃料の集中を維持し、放電時のガスの静圧を制御し、安全電極温度に維持することにより、電極の侵食が軽減される。端部キャップの外縁孔によって生み出されるスワール(旋回)効果によりエネルギが広がり、その結果、電極での比較的エネルギの低い放電が実現する。発散(ダイバージェンス)するように構成された複数の電極が、高い作動圧でのスパーク電圧と点火に求められるエネルギとを低下させる。(複数の)電極で形成される流れ場によって、水分結露による電気短絡を防ぎ、失火を回避する。中心電極の絶縁体は、効果的な熱伝達経路を提供し、電極の過熱を防ぐ。複数の電極の後方の容積は、前回の燃焼サイクルからの燃焼生成物のための容積部を提供し、より確実な点火をもたらす。

Description

本発明はプレチャンバスパークプラグに関し、より詳細には、リーンバーンエンジン用のプレチャンバスパークプラグに関する。
天然ガス等の気体燃料で作動するエンジンには、一般に、希薄混合気が供給される。希薄混合気は、燃料に対して比較的に高い割合の空気を含む燃料混合気である。希薄混合気を用いると、失火、デトネーション(ノッキングの原因となる異常燃焼)、不完全燃焼及び燃費の低下を招くことが多い。こうした事態を招く要因の一つとして、従来のスパークプラグでは、作動中のエンジンのシリンダ内における希薄混合気の点火を効果的に行う能力が低いことが挙げられる。予燃焼チャンバを用いることにより、希薄混合気をより効果的に燃焼することができる。
プレチャンバ(即ち、予燃焼チャンバ)スパークプラグは燃焼室内で用いられ、典型的には天然ガスリーンバーンエンジン等のリーンバーンエンジンの希薄燃焼限界を高めるために用いられる。米国特許第5,554,908号に開示されるような公知のプレチャンバスパークプラグでは、スパークギャップが、典型的にはエンジンシリンダの排気量(行程容積)の3%未満の容積を有するキャビティに収められている。このキャビティの頂部がドーム状に設けられると共に、様々な接線方向の導入/放出孔を有する。エンジンの作動中、圧縮サイクルでエンジンのピストンが上方に移動する際、空気/燃料は導入孔を通じてプレチャンバ内へ押し込まれる。この孔の向き(配向)が、プレチャンバキャビティの内側のスワール(旋回)運動を作り出す。
空気と燃料との間の密度差がスワール旋回運動と共に、プレチャンバのキャビティ内部に燃料の層状化を引き起こす。スパークギャップを適切に配置すると、燃料リッチな領域で効果的な点火を達成できる。プレチャンバのキャビティ内における迅速な燃料の燃焼によって、エンジンの燃焼室内への貫通性が高い火炎噴流(ジェット)を発生させることができる。この火炎噴流は、燃料混合気が希薄なエンジンの燃焼室内において、より急速で再現性の高い火炎伝播を実現する可能性を提供する。
従来の技術が対処していない一つの課題は、超希薄空気/燃料混合気(空気過剰率λ>1.75)及び高BMEP(Brake Mean Effective Pressure:正味平均有効圧力)(>18バール)でのスパークプラグの作動である。このような作動条件では、スパークプラグの寿命が非常に短くなる傾向にある。その結果、高効率、高出力密度のガスエンジンの商品化は現実的ではなくなる。
従来の技術として記述されていないことは、特に超希薄空気/燃料混合気及び高BMEPでも電極の侵食を最小限に抑えてスパークプラグの寿命を最大限に延ばす、プレチャンバキャビティと、吸気/排気孔と、電極の形状及び配置とに要求される特性及び構成である。また従来の技術では、短絡及びプラグ失火の原因となる、スパークプラグのプレチャンバ内部及び電極間での水分結露の問題にも対処していない。加えて従来の技術では、プラグ表面が過熱し、過早点火(プレイグニッション)を引き起こす問題にも対処していない。
本発明は、超希薄空気/燃料混合気及び高BMEPで作動するエンジンに、このような特性及び構成を提供する。本発明の上記の利点及び他の利点、並びに本発明の更なる特徴は、本明細書に記載の説明から明らかとなるであろう。
本発明は、超希薄混合気及び/又は高いエンジンBMEPで作動するプレチャンバスパークプラグにおいて、スパークプラグの寿命を最大限に延ばす方法及び装置を提供する。電極の単位表面積あたりの放電エネルギをより広い面積にわたって広げ、スパークギャップへの燃料の集中を維持し、放電時のガスの静圧を制御し、電極温度を安全作動範囲内に維持することにより、電極の侵食を軽減する。
空気/燃料混合気中にスワール(旋回)パターンを創り出すことによって、放電エネルギをより大きな表面積にわたって広げる。一の実施の形態では、スパークプラグの端部キャップに設けられ、角度を付けて端部キャップに穿設された外縁孔によってスワールパターンが達成される。スワール(旋回)効果によって、スパーク(火花)の放電に作用する流れ場の力を発生させてアーク(放電)を移動させるので、その結果、電極での比較的エネルギの低い放電を実現し、それによって電極の侵食速度(侵食率)を低下させる。
複数のスパークプラグ電極は、大きさが変数(バリアブル)に設けられたスパークギャップを形成するように接地電極及び/又は中心電極の形状を設けることによって、変動する(バリアブル)構成に設けられる。大きさが変数に設けられたスパークギャップによって、高作動圧での点火に必要なスパーク(火花)電圧を低下させ、それによって、点火に必要なエネルギを低下させる。また、この変動する構成は、小さなギャップに効果的に燃料を集中させる、大きさが変数に設けられたスパークギャップの最小のギャップによって、希薄空燃比で作動するエンジンの点火を確実にする。
プレチャンバスパークプラグの中心電極は、プレチャンバのキャビティ内へ突出する。その結果、中心電極は、プレチャンバのキャビティ内の空気/燃料混合気の燃焼と、その結果生じる温度上昇とに曝される。中心電極のセラミック絶縁体は、効果的な熱伝達経路を提供して、過早点火(プレイグニッション)を引き起こす虞のある中心電極の過熱を防ぐように設計されている。
接地電極の後方の容積は、前回の燃焼サイクルからの燃焼生成物のための容積部を提供し、特に超希薄空気/燃料混合気で、より確実な点火を提供する。この容積部により、次の燃焼サイクルの空気/燃料混合気が予燃焼チャンバ内に引き込まれるとき、燃焼生成物を後方へ押し込むことが可能となる。この容積部は、超希薄空気/燃料混合気で効果的な点火を達成するような寸法に設定される。一の実施の形態では、スパークギャップの後方の容積とスパークプラグのプレチャンバの容積との比は、エンジンの燃焼室の容積とエンジンの排気量(行程容積)との比より大きく設けられる。
本発明の他の態様、目的及び利点は、添付図面を併せ見れば、以下の詳細な説明により更に明らかになるであろう。
図1は、本発明の教示に従うプレチャンバスパークプラグのスパークプラグの寿命を最大限に延ばすステップを全体的に示すフローチャートである。
図2は、本発明の教示に従うプレチャンバスパークプラグの斜視図である。
図3は、図2に示すプレチャンバスパークプラグの拡大図である。
図4は、図2に示すプレチャンバスパークプラグの部分的な断面図である。
図5aは、本発明の教示に従う図2に示すプレチャンバスパークプラグの端部キャップの吸気孔を示す正面図である。
図5bは、図5aに示す端部キャップの断面図である。
図6aは、本発明の教示に従う一の実施の形態の発散する(ダイバージェント)電極の構成を有する接地電極の図4に示す6a、6b線に沿う断面図である。
図6bは、本発明の教示に従う他の実施の形態の発散する(ダイバージェント)電極の構成を有する接地電極の図4に示す6a、6b線に沿う断面図である。
図7は、図5a、図5bに示す吸気孔を有する図6aに示す接地電極を更に拡大して示す断面図である。
図8は、他の実施の形態の図5a、図5bに示す吸気孔を有する接地電極を更に拡大して示す断面図である。
図9は、アダプタを用いて標準的なスパークプラグからプレチャンバスパークプラグを製造するステップを示すフローチャートである。
図10は、プレチャンバスパークプラグを設けるためにアダプタで改造された標準的なスパークプラグの断面図である。
図11は、僅かに突出する端部キャップを有するプレチャンバスパークプラグの断面図である。
図12は、直交して設けられた吸気孔を有して突出する端部キャップを有するプレチャンバスパークプラグの断面図である。
図13は、本発明の一の実施の形態による角度を付けて設けられた吸気孔を有するスワール(旋回)発生器の断面図である。
本発明は、ある好ましい実施の形態と関連付けて説明されるが、それら実施の形態に限定する意図はない。反対に、意図するところは、全ての代替物、変形、及び均等物を、特許請求の範囲に定義されているように本発明の精神と範囲の内に含まれるものとして、カバーすることである。
本発明の実施の形態は、超希薄混合気及び高いエンジンBMEPで作動するプレチャンバスパークプラグにおいて、スパークプラグの寿命を最大限に延ばす方法及び装置を提供する。
図1は、プレチャンバスパークプラグの運転寿命を最大限に延ばすステップを全体的に示すフローチャートである。ステップ102では、流れ場の力を発生させるための流路を提供する。本発明の一の実施の形態では、プレチャンバスパークプラグの予燃焼チャンバは、チャンバ内で流れ場の力が発生するような方法で空気燃料混合気を受け入れるように構成される。ステップ104では、予燃焼チャンバ内部での燃焼プロセスの結果生じた燃焼生成物のための容積部が提供される。本発明の一の実施の形態では、予燃焼チャンバ内部に燃焼生成物のための容積部を形成するように接地電極を位置決めする。ステップ106では、複数のスパークプラグ電極を発散(ダイバージェント)する構成で配置する。スパークプラグの寿命を最大限に延ばすために、ステップ108では、よりリッチな空気燃料混合気をスパークギャップ近傍に集中させるために適した流れ場を点火時に提供する。流れ場の特性は、エンジンのスパークタイミング及びプレチャンバスパークプラグの吸気/排気孔の構成によって導かれる。5乃至30m/秒程度(オーダ)の速い流れ場及び上死点前の20乃至40クランク角度程度(オーダ)の大きな進角量でのスパークタイミングが好適であるのは、ギャップでの静圧が低下し、よってスパーク(火花)絶縁破壊要求電圧が低下するからである。
ここで図2乃至図4を参照すると、図1に示す複数のステップと関連した構造を組み込んだプレチャンバスパークプラグ200の一の実施の形態が示されている。スパークプラグは当該技術では周知なため、プレチャンバスパークプラグ200の従来通りの部分について本明細書で詳細に説明する必要はない。スパークプラグ200は、筒状のシェル202と、シェル202から先端部204が突出するようにシェル202内に嵌合された絶縁体とを含む。典型的にはシェル202は、低炭素鋼等の金属材料で作製される。中心電極206は絶縁体の内側に配設され、先端部204の所で一部分が絶縁体から突出するように設けられる。先端部204は、プレチャンバスパークプラグ200内で空気/燃料混合気が燃焼している間に中心電極206からの熱伝達経路を提供するために用いられる。
従来の点火(スパーク)プラグでは、接地電極は、その一端を、例えば、溶接によってシェルに接合させ、他端を横方向に曲げて、その側面が中心電極206の先端部に面するようにして用いられる。従来の点火プラグとは異なり、本発明の接地電極208は円板形状に設けられ、中心電極206の端部210に近接して取り付けられる。大きさが変数(バリアブル)に設けられたスパークギャップ212は、接地電極208と中心電極206との間に形成される。接地電極208の配置はエンジン容積比に応じて定められる。エンジン容積比は、総シリンダ容積の主燃焼室の容積に対する比である。一の実施の形態では、総予燃焼チャンバ容積の、接地電極208の後方の容積(即ち、端部キャップ216とは反対側の容積)に対する比が、エンジン容積比より小さくなるように、予燃焼チャンバ内での接地電極208の配置を選択する。これを数式で以下のように表す:
Figure 2013503447
ここで、Vは総予燃焼チャンバ容積(218+218)、Vは接地電極208の後方の残存(燃焼生成物)のための容積(218)、Vは総シリンダ容積(即ち、ピストンによる排気(行程)容積)、Vは燃焼室の容積(即ち、空気燃料混合気を有するシリンダの容積)である。例えば、V/Vが10程度(オーダ)の大きさであると仮定すると、VのVに対する比は10未満となる。接地電極208の後方の容積は、(前回の燃焼サイクルの間に)予燃焼チャンバから排出されなかった残存する燃焼生成物のための容積部を提供する。残存する燃焼生成物は、空気燃料混合気の予燃焼チャンバ内への吸気の間に空気燃料混合気を希薄化する。
スパークプラグの温度は、総予燃焼チャンバ容積の関数であることに留意されたい。典型的には、プラグの温度は、容積が増加するにつれて、主としてチャンバ内で燃焼される燃料の質量が増えるために、上昇する(即ち、より熱くなる)。温度が上昇すると、過早点火(プレイグニッション)の可能性が生じる。しかしながら、一般的に燃焼性能が容積の増加と共に改善するのは、オリフィスから噴射(注入)される高温のガスが増加して、その結果、主燃焼室内への侵入(貫入)が増大し、噴流がより強くなって、燃焼を強化するからである。その結果、VのVに対する実際に使用される比は、エンジン特性及び所望の性能に基づいて定められる。例えば、あるエンジンでは、V/Vが5の方が、V/Vが3の場合よりも良好に作動する一方で、別のエンジンでは、V/Vが3の方が、V/Vが5の場合よりも良好に作動する。
従来の点火(スパーク)プラグとは異なり、シェル202は中心電極206の端部210を越えて延在する。ねじ切り部214がシェル202の外周面上に形成され、シェル202の一部がエンジン(図示せず)の燃焼室内へと延在するようプラグ200をエンジンブロック上に取り付けるように設けられる。
端部キャップ(スワール発生器)216がシェル202を閉じることによって、予燃焼チャンバ218が形成される。予燃焼チャンバ218は、(接地)電極208の前方の点火可能容積部218と電極208の後方の残存(燃焼生成物)容積部218とから設けられる。ここで図5a及び図5bを参照すると、端部キャップ216は、作動中に新たな空気/燃料の充填口及び燃焼生成物の排出口となる穿孔220、222を含む。孔の面積及び有効流れ係数は、最適な「呼吸」効率を確保する大きさに設定する。例えば、孔の面積は、亜音速でのピストン運動中(例えば、ピストンが上死点を通過しているとき)に予燃焼チャンバ218の充填を可能とするのに十分な大きさに設けられると同時に、音速の排出ガス(即ち噴流)を供給するのに十分な小ささに設けられる。一の実施の形態では、熱伝達を最大限とし、過早点火(プレイグニッション)の可能性を最小限とする端部キャップ(スワール発生器)の構成とは、シリンダヘッドと「面一」に設ける構成である。燃焼室の構成及びシリンダヘッドの設計に応じて、僅かに突出するスワール発生器を効果的に構築することができる。
中心孔220は典型的には直線的(即ち、スパークプラグ200の長手方向軸と平行)に設けられる。外縁孔222は角度を付けて設けられ(即ち、外縁孔222の中心軸(軸方向)がスパークプラグ200の長手方向軸と交差しない)、排出ガス中にスワール(旋回)パターンを創り出す。ガス/燃料混合気のスワールは、作動中に発生するアーク(放電)を移動させるので、アーク(放電)のエネルギが接地電極208及び中心電極206のより大きな表面にわたって消散されることとなり、それによって接地電極208及び中心電極206の温度を低下させる。角度θ、α並びに距離D及びDは、ピストンストロークの速度等のエンジンの特性に基づいて選択される。一の実施の形態では、外縁孔222は、排出(即ち、主燃焼室での点火)中は外縁孔の流れを絞り(チョークし)、それによって、主たる流れ(主流)(即ち、高温ガスの排出)が中心孔220を通って発生する一方で、予燃焼チャンバ218へのガス吸入(吸気)中は十分な流れを供給してスワール(旋回)効果を与え、予燃焼チャンバ内でのガスの点火を支援するような寸法(大きさ)に設定される。スワール効果は、燃焼の安定性を改善し、適切な寸法設定では、過度に流れを制限してしまうことがない。角度を付けて設けられた孔222によって、以下に説明するように、スパーク(火花)放電に作用する流れ場の力が発生する。一の実施の形態では、角度を付けて設けられた孔222の直径は0.060インチであり、中心孔220の直径は0.065インチに設けられる。また、スパークギャップでの高い流速が、エンジン停止中に結露した水分を掃き出すという付加的な利点も提供する。
ここで図6a及び図6bを参照すると、(接地)電極208の形状は中心電極206に対して発散(ダイバージェント)する(放射状に分岐した)形状として設けられている。(接地)電極208の発散(ダイバージェンス)によって、アーク放電が伸ばされ、大きさが変数(バリアブル)に設けられたスパークギャップ212が得られる。例えば、図6aでは、接地電極208が丸突起(ローブ)形状を有するので、スパークギャップ212は中心電極206に対して凹型となる。スパークギャップ212が部位224で最小のギャップ寸法を有し、スパークギャップ212が最小のギャップの両側で発散して(大きくなっている)ことが見てとれる。一の実施の形態では、ギャップの寸法は、高BMEPでの作動における0.005乃至0.010インチ程度(オーダ)の最小のギャップから0.030乃至0.050インチ程度(オーダ)の最大のギャップまでの範囲に設けられる。最小のギャップは更に小さく設けることもできるが、現在の製造公差では、コストの高い製造技法を用いずにギャップをどれほど小さくできるかには限りがあることに留意されたい。製造公差が極めて小さい場合での0.005インチのギャップは十分に大きい。大きさが変数(バリアブル)に設けられたギャップ212は、高圧での要求スパーク(火花)電圧(即ち駆動電圧)を低下させるのに効果的である。加えて、大きさが変数(バリアブル)に設けられていることは希薄空燃比の条件で作動する場合に、より確実な点火を提供する。図6bはバリアブル(変動する)スパークギャップ212の代替の実施を示す。
前述のように、本発明は、スパーク(火花)放電に作用する流れ場の力を発生させてアーク(放電)を移動させ、はるかに大きな表面積上にスパーク(火花)のエネルギを分布させる。これは、接地電極208の上に重ね合わせた端部キャップ216の外縁孔222を示す図7で見てとれる。図示では、アーク302に作用する流れ場の力を矢印300で表している。流れ場の力がなければ、アークは最小ギャップ部位224に集中するであろう。流れ場の力がある場合には、アークは移動し、アークと関連するエネルギは、符号304で示すように、より広い面積に分布される。図7に示すように、吸気/排気孔222の構成によって、主として矢印300の方向に移動する流れ場を生じさせる。異なる構成を用いれば、流れ場は他の方向へも移動できる。吸気/排気孔222の構成は、点火時に流れ場がよりリッチな空気/燃料混合気をスパークギャップ212の近傍へ集中させ、作動を効果的とするように構成する。また、流れ場の特性は、吸気/排気孔222の構成に加えて、エンジンのスパークタイミングによっても決定されることに留意されたい。5乃至30m/秒程度(オーダ)の速い流れ場及び上死点前の20乃至40クランク角度程度(オーダ)の大きな進角量でのスパークタイミングは、スパークギャップ212での静圧を低下し、よってスパーク(火花)電圧の駆動要求電圧の低下をもたらす。図8は、接地電極208の他の実施の形態を示し、流れ場がアークに作用している状態を示す。中心電極206は円形ではなく矩形に設けられ、接地電極208は歯形状(即ち台形)に設けられていることに留意されたい。
前述の説明では、プレチャンバスパークプラグを単体(ワンピース)に設けられたシェル構成(図2参照)として説明した。シェルは、また、複合体(マルチピース)に設けられたシェル構成の形態としてもよい。例えば、標準的なスパークプラグの既存のシェルにアダプタを追加して、プレチャンバスパークプラグのシェルを形成することにより、標準的なスパークプラグをプレチャンバスパークプラグへ変換することができる。ここで図9及び図10を参照すると、一の実施の形態では、アダプタ450を用いて、標準的なスパークプラグからプレチャンバスパークプラグを製造することができる。アダプタ450は、接地電極208及び端部キャップ216と嵌合すると共に、前述のようにV/Vを有するプレチャンバのキャビティ218を提供するような寸法(大きさ)に設定される。スパークプラグのシェル454上のねじ切り部452は、研削又はその他の作業(加工)によって除去される(ステップ400)。アダプタ450の内径は、ねじ切り部452を除去したシェル454に対して、表面456が緩やかな焼嵌めを提供するように機械加工される(ステップ402)。一の実施の形態では、焼嵌め代は約0.002インチ程度(オーダ)に設けられる。アダプタを予備加熱し、スパークプラグのシェル454上に滑り込ませる(ステップ404)。固定具を使って、スパークプラグのシェル454をアダプタ450に保持し、矢印で示すように、中心電極206からアダプタ450までの熱伝達経路のための適切な接触を確保する(図10参照)。主たる熱伝達経路は、中心電極206から、絶縁体204を通り、テーパが設けられた座面458を出て、銅製のガスケット等のガスケットを経由してシリンダヘッド(不図示)へと入るように設けられる。熱伝達経路は、予燃焼チャンバ218内の空気/燃料混合気の点火による中心電極206の熱のための伝熱経路を提供し、スパークプラグの長寿命及び過早点火(プレイグニッション)の防止にとって重要である。アダプタ450は、溶接(符号460で示す)等によりスパークプラグのシェル454と一体化される(ステップ406)。溶接プロセスは典型的には、TIG溶接としばしば呼ばれるガスタングステンアーク溶接(GTAW)又は他の種類の溶接を用いて行われる。その他のろう付け等、摂氏350度で約2500psiに耐えることを可能とする技法であれば、それらの技法を用いてもよい。
アダプタ450を一体化した後、アダプタアセンブリを完成させる(ステップ408)。この完成には、予燃焼チャンバ218内に接地電極208を取り付けるステップと、端部キャップ216を取り付けるステップとが含まれる。中心電極の端部210を接地電極208と面一に設けるのであれば、端部210を機械加工してもよいことに留意されたい。一の実施の形態では、接地電極208を、一つ以上のシールつまりガスケット462を用いて内側の段部に当接させて保持するように設ける。また、接地電極208の両側において、接地電極208をシールつまりガスケットを用いて所定の位置に保持するように設けるものとしてもよい。代替として、アダプタ450の内径にねじ切りを行なって、接地電極をねじ切り部で所定の位置に保持するように設けるものとしてもよい。端部キャップ216をアダプタ450(又はシェル202)内に嵌合するように示しているが、端部キャップ216をアダプタ450(又はシェル202)に被せて嵌合してもよく、又はアダプタ450(又はシェル202)の外径と面一に設けてもよいことに留意されたい。
前述のように、燃焼室の構成及びシリンダヘッドの設計に応じて、僅かに突出したスワール発生器を構築することができる。ここで図11を参照すると、代替の実施の形態では、シェル202(又はアダプタ450)の端部から僅かに突出したスワール発生器216’を示している。スワール発生器216’は、スワール発生器216に関して前述したように、中心孔220’と外縁孔222’とを有する。スワール発生器216’はシェル202に溶接、ろう付け等によって装着されている。
図12は、本発明の一の実施の形態に係る、シェル202に装着されて突出したスワール発生器232を有するプレチャンバスパークプラグ230を示す。プレチャンバスパークプラグ230は、長手方向軸234を有する中心電極206を更に含む。前述の実施の形態のように、スワール発生器232を溶接、ろう付け等によってシェル202に装着してもよい。スワール発生器232は、複数の孔236を含み、それらは穿設して、即ち、スワール発生器232の側壁238に形成してもよい。
図13は、側壁238の4つの吸気孔240と4本の孔軸242、244、246、248とを有するスワール発生器232の一の実施の形態を示す。本発明の他の実施の形態では、3つ以下又は5つ以上の吸気孔を有してもよい。吸気孔240は、各孔軸242乃至248が長手方向軸234に対して実質的に垂直となるように配置され、各孔軸242乃至248は、どの孔軸242乃至248も長手方向軸234と交差しないように角度を付けて設けられている。空気燃料混合気が予燃焼チャンバ218内に導入されると、角度を付けて設けられた吸気孔240が、予燃焼チャンバ218内の空気燃料混合気にスワール(旋回)効果を与える。吸気孔240の精確な配置(即ち、側壁238上)及び構成(例えば、直径、角度)は、予燃焼チャンバ218内部での所望の流れ場及び空気燃料分布に応じて定められる。本発明の一の実施の形態では、4本の孔軸242乃至248が、長手方向軸234に対して実質的に垂直な一の平面上に設けられている。他の実施の形態では、孔軸242が、孔軸246と実質的に平行に設けられ、孔軸244、248に対して実質的に垂直に設けられる。
以上、超希薄混合気及び高いエンジンBMEPで作動するプレチャンバスパークプラグにおいて、スパークプラグの寿命を最大限に延ばす方法及び装置が説明されたことが理解されるだろう。電極の侵食に影響を与える鍵となる要素は、電極の単位表面積あたりの放電エネルギ、スパークギャップへの燃料の集中、放電時のガスの静圧、及び電極温度を含む。放電エネルギは、端部キャップの外縁孔によって生み出されたスワール(旋回)効果によって、より大きな表面積にわたって広げられている。スワール効果によって、電極での比較的エネルギの低い放電が実現し、それが電極の侵食速度(侵食率)を低下させる。更にまた、発散(ダイバージェント)する電極ギャップで得られた速い流れ場によって、放電が発生する前に如何なる水分結露も確実に掃き出される。接地電極及び/又は中心電極の形状からもたらされた複数の電極の発散(ダイバージェント)する構成は、高作動圧でのスパーク(火花)電圧を低下させ、それによって点火に求められるエネルギを低下させると同時に、希薄空燃比でも確実な点火を提供する。中心電極のセラミック絶縁体の設計は、効果的な熱伝達経路を提供し、中心電極の過熱を防ぐ。接地電極の後方の容積は、前回の燃焼サイクルからの燃焼生成物のための容積部を提供し、高度な希薄空気/燃料混合気でのより確実な点火を提供する。
本発明の説明に関連して(特に以下の請求項に関連して)用いられる名詞及び同様な指示語の使用は、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、単数及び複数の両方に及ぶものと解釈される。語句「備える」、「有する」、「含む」及び「包含する」は、特に断りのない限り、オープンエンドターム(即ち「〜を含むが限らない」という意味)として解釈される。本明細書中の数値範囲の具陳は、本明細書中で特に指摘しない限り、単にその範囲内に該当する各値を個々に言及するための略記法としての役割を果たすことだけを意図しており、各値は、本明細書中で個々に列挙されたかのように、明細書に組み込まれる。本明細書中で説明される全ての方法は、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、あらゆる適切な順番で行うことができる。本明細書中で使用するあらゆる例又は例示的な言い回し(例えば「等」)は、特に主張しない限り、単に本発明をよりよく説明することだけを意図し、本発明の範囲に対する制限を設けるものではない。明細書中のいかなる言い回しも、請求項に記載されていない要素を、本発明の実施に不可欠であるものとして示すものとは解釈されないものとする。
本明細書中では、本発明を実施するため本発明者が知っている最良の形態を含め、本発明の好ましい実施の形態について説明している。当業者にとっては、上記説明を読めば、これらの好ましい実施の形態の変形が明らかとなろう。本発明者は、熟練者が適宜このような変形を適用することを期待しており、本明細書中で具体的に説明される以外の方法で本発明が実施されることを予定している。従って本発明は、準拠法で許されているように、本明細書に添付された請求項に記載の内容の修正及び均等物を全て含む。更に、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、全ての変形における上記要素のいずれの組み合わせも本発明に包含される。
200 プレチャンバスパークプラグ
202 シェル
204 先端部(絶縁体)
206 中心電極
208 接地電極
210 端部(中心電極)
212 スパークギャップ
214 ねじ切り部(シェル)
216 端部キャップ(スワール発生器)
216’ 端部キャップ(スワール発生器)
218 予燃焼チャンバ
218 点火可能容積部
218 残存(燃焼生成物)容積部
220 中心孔(端部キャップ)
220’ 中心孔(端部キャップ)
222 外縁孔(端部キャップ)
222’ 外縁孔(端部キャップ)
224 最小ギャップ部位(スパークギャップ)
230 プレチャンバスパークプラグ
232 端部キャップ(スワール発生器)
234 長手方向軸(中心電極)
236 外縁孔(端部キャップ)
238 側壁(端部キャップ)
240 吸気孔(外縁孔)
242 孔軸(吸気孔)
244 孔軸(吸気孔)
246 孔軸(吸気孔)
248 孔軸(吸気孔)
300 矢印(流れ場の力)
302 アーク(放電)
304 アーク(放電)
450 アダプタ
452 ねじ切り部(シェル)
454 シェル
458 座面(アダプタ)
460 溶接
462 ガスケット

Claims (14)

  1. プレチャンバスパークプラグを製造する方法であって:
    金属製のシェルを提供するステップと;
    前記金属製のシェルの内部に複数の電極を発散する構成で配置するステップと;
    前記複数の電極のギャップの後方に、前回の点火サイクルからの燃焼生成物のための容積部を提供するステップと;
    電気アークに作用する非磁性的な流れ場の力を、前記電気アークを移動させるのに十分な力を有して、予燃焼チャンバの内部に発生させるように、複数の吸気孔を有する端部キャップを構成することによって、電気エネルギを、前記非磁性的な流れ場がない状態でエネルギが分布される電極の表面積よりも、大きな電極の表面積にわたって分布させるステップとを備え;
    前記端部キャップと前記金属製のシェルとが実質的に前記予燃焼チャンバを画成するように、前記端部キャップを前記金属製のシェルに取り付けるように構成され;
    前記複数の吸気孔の各々は、前記プレチャンバスパークプラグの長手方向軸に対して実質的に垂直である孔軸を有するように構成される;
    方法。
  2. 前記端部キャップは4つの前記吸気孔を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記4つの吸気孔の孔軸が前記プレチャンバスパークプラグの前記長手方向軸と交差しないように前記複数の吸気孔を構成するステップを更に備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記4つの孔軸は前記プレチャンバスパークプラグの前記長手方向軸と実質的に直交する一の平面内に配置されるように構成される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記4つの孔軸のいずれか一は、前記4つの孔軸の他の一と平行であり、前記4つの孔軸の更に他の二つの孔軸に対して垂直である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記端部キャップは、前記プレチャンバスパークプラグの長手方向軸と平行な孔軸を有する吸気孔を更に有するように構成される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記プレチャンバスパークプラグをエンジンに取り付けると、前記端部キャップが前記エンジンの燃焼室の内部に配置され得るように、前記金属製のシェル及び前記端部キャップの寸法を設定する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数の吸気孔は、前記予燃焼チャンバ内に5乃至30メートル/秒の流れ場の速度を生じさせるように構成される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記複数の電極のギャップの後方に容積部を提供するステップは、前記複数の電極の内の少なくとも一方の過熱を防ぐために熱伝達経路を提供するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記金属製のシェルの内部に複数の電極を発散する構成で配置するステップは、0.005乃至0.010インチの最小のスパークギャップを有するように前記複数の電極を配置するステップを有する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記金属製のシェルの内部に複数の電極を発散する構成で配置するステップは、0.03乃至0.05インチの最大のスパークギャップを有するように前記複数の電極を配置するステップを更に有する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記金属製のシェルの内部に複数の電極を発散する構成で配置するステップは、前記金属製のシェルの内部に少なくとも1つの丸突起(ローブ)形状の電極を発散する構成で配置するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記複数の電極の一としての中心電極と前記金属製のシェルとの間にセラミック絶縁体を提供するステップを更に備え、前記複数の電極のギャップの後方に燃焼生成物のための容積部を提供するステップは、前記複数の電極の一を熱伝達経路を提供するように前記セラミック絶縁体を構成するステップを有する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記複数の電極のギャップの後方に容積部を提供するステップは、前記容積部の容積Vを:
    Figure 2013503447
    によって提供するステップを有し;
    は総予燃焼チャンバ容積であり、Vはエンジン容積比である;
    請求項1に記載の方法。
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