JP5647588B2 - 点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスエンジン等に使用される点火プラグに関する。
一般に点火プラグは、軸線方向に延びる中心電極と、中心電極の外周に設けられた筒状の絶縁体と、絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、主体金具に接合され、中心電極との間で間隙を形成する接地電極とを備えている。
また、自動車用ガソリンエンジンに使用される点火プラグにおいては、前記間隙が主体金具の先端から突出した位置に配置される。そして、前記間隙が燃焼室内に位置するように点火プラグが配置され、間隙にて発生させた火花によって、燃焼室内に供給された混合気への着火がなされる。
ところで近年では、コージェネレーションシステムやヒートポンプの普及に伴い、ガスエンジン用点火プラグの需要が伸びている。ここで、ガスエンジンの燃焼室は容積が比較的大きいことから、上述のように燃焼室内において発生させた火花により燃料ガスへと着火した場合には、燃焼室内全体での燃焼を生じさせることができないおそれがある。
そこで、燃焼室内全体において燃焼をより確実に生じさせるために、ガスエンジン用の点火プラグにおいては、前記間隙が主体金具の内周に配置されるとともに、主体金具の先端開口を塞ぐようにキャップが設けられるという技術がある。この技術では、前記間隙の周囲において、前記キャップのうち前記間隙側の面と主体金具の内周面とで副燃焼空間が形成され、さらに、前記キャップに、副燃焼空間と外部とを連通する孔が設けられる。このような点火プラグにおいては、前記間隙にて発生させた火花が、前記孔を通って副燃焼空間へと導入された燃料ガスへと着火し、燃料ガスが燃焼(爆発)する。そして、生じた火炎が前記キャップの孔から外部(燃焼室の中心側)へと噴出することで、燃焼室内の燃料ガスへの着火がなされる(例えば、特許文献1等参照)。
特開2009−270539号公報
ところで近年では、高出力化、高効率化等を図るべく、着火性の更なる向上が要求されている。しかしながら、上記従来技術では、噴出した火炎が、噴出方向と交差する方向に広がってしまうことで、火炎の噴出長が小さなものとなってしまい、ひいては十分な着火性を得ることができないおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、火炎の噴出長をより確実に増大させることができ、優れた着火性を実現することができる点火プラグを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成の点火プラグは、軸線方向に延びる中心電極と、
前記中心電極が挿通される筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配設され、前記中心電極の先端部を内周に収容する筒状の主体金具と、
前記主体金具の内周に複数配置され、自身の側面と前記中心電極の先端部外周面との間で間隙を形成する棒状の接地電極と、
前記主体金具の先端部に固定され、前記接地電極よりも前記軸線方向先端側に位置するキャップとを備え、
前記接地電極よりも前記軸線方向先端側において、前記キャップの後端側面と前記主体金具の内周面とにより形成された副燃焼空間を有するとともに、
前記キャップには、前記副燃焼空間と外部とを連通する通気孔が形成されてなる点火プラグであって、
前記通気孔の後端側開口における中心と前記通気孔の先端側開口における中心との間の距離をT(mm)とし、前記通気孔の最小内径をA(mm)としたとき、1.0≦T/Aを満たし、
前記通気孔のうち、
前記軸線と直交する方向に沿った前記軸線から前記間隙の中心までの距離をG(mm)とし、前記軸線と直交する方向に沿った前記軸線から自身の後端側開口の中心までの距離をRa(mm)としたとき、1.2≦Ra−G≦3.4を満たすものを外周側通気孔としたとき、
前記外周側通気孔が3つ以上あることを特徴とする。
上記構成1によれば、通気孔が1.0≦T/Aを満たすように構成されている。すなわち、通気孔の長さ(距離T)が最小内径A以上とされており、通気孔が比較的細長い形状となるように構成されている。このため、通気孔から外部に噴出する火炎(火柱)が、噴出方向と交差する方向(径方向)にさほど広がることなく、細く、かつ、長いものとなり、火炎の噴出長をより確実に増大させることができる。その結果、燃焼室のより中心側へと火炎を到達させることができ、優れた着火性を実現することができる。
また、上記構成によれば、軸線から間隙の中心までの距離をG(mm)とし、軸線から自身の後端側開口の中心までの距離をRa(mm)としたとき、1.2≦Ra−G≦3.4を満たす外周側通気孔が、3つ以上設けられている。
ここで、1.2≦Ra−Gとすることで、通気孔から噴出する複数の火炎が、キャップの中心(軸線)側に集中することなく、径方向に分散することとなる。すなわち、燃焼室の広範囲に対して火炎を噴出させることができる。
また、Ra−G≦3.4とすること〔つまり、間隙(爆発の中心)から通気孔までの距離が過度に大きくなることなく構成すること〕で、火花放電の位置に相違が生じても、各外周側通気孔のそれぞれから勢いよく火炎を噴出させることができる。換言すれば、1の外周側通気孔から最も離間する位置において火花放電が生じた場合であっても、火炎を前記1の外周側通気孔から勢いよく噴出させることができる。従って、各外周側通気孔から噴出する火炎の長さに極端なバラツキが生じないようにすることができる。
以上のように、上記構成によれば、燃焼室の広範囲に対して、十分な長さを有する火炎を噴出させることができる。その結果、着火性を一層向上させることができる。
構成.本構成の点火プラグは、上記構成において、前記軸線方向先端側から見たときにおいて、前記外周側通気孔の後端側開口における中心と前記軸線とを結ぶ線分を引いたとき、隣接する前記線分同士のなす角度が160°以下とされることを特徴とする。
上記構成によれば、外周側通気孔が、軸線を中心とした周方向において、それぞれ分散した位置に設けられている。従って、点火プラグ先端面において、ほぼ均等に(ムラ無く)火炎が噴出することとなり、着火性をより一層向上させることができる。
構成.本構成の点火プラグは、上記構成又はにおいて、前記外周側通気孔は、2.0≦Ra−G≦2.9を満たすことを特徴とする。
上記構成のように、Ra−Gの数値範囲をより適切なものとすることで、着火性の更なる向上を図ることができる。
構成.本構成の点火プラグは、上記構成乃至のいずれかにおいて、前記通気孔のうち、前記軸線に沿った前記中心電極の先端面上に、自身の後端側開口の中心が位置するものを中心通気孔としたとき、
前記中心通気孔を1つ以上有することを特徴とする。
上記構成によれば、外周側通気孔に加えて、中心通気孔が設けられている。従って、点火プラグ先端面のより広範囲において火炎を噴出させることができ、着火性をさらに向上させることができる。
構成.本構成の点火プラグは、上記構成乃至のいずれかにおいて、前記外周側通気孔の中心軸と、当該中心軸と交差し前記軸線と平行な直線とのなす角のうち鋭角の角度をθ1としたとき、35°≦θ1≦60°を満たすことを特徴とする。
尚、「外周側通気孔の中心軸」とあるのは、外周側通気孔の先端側開口における中心と、その後端側開口における中心とを結んだ直線をいう。
上記構成によれば、35°≦θ1を満たすように構成されている。従って、火炎の噴出方向を外周側に向けてより傾けることができ、燃焼室のより広範囲に対して火炎を噴出させることができる。その結果、より一層優れた着火性を実現することができる。
一方で、θ1を過度に大きくしてしまうと、燃料ガスの爆発中心と外周側通気孔の後端側開口の中心とを結んだ直線と、外周側通気孔の中心軸とのなす角が過度に大きなものとなる。すなわち、外周側通気孔の後端側開口に至る火炎の伝播方向に対して、外周側通気孔の延びる方向が比較的大きく傾いてしまうこととなる。従って、火炎が外周側通気孔をスムーズに通過せず、火炎噴出の勢いがそがれてしまい、ひいては火炎の噴出長を十分に得ることができないおそれがある。
この点、上記構成によれば、θ1≦60°を満たすように構成されている。そのため、火炎が外周側通気孔をスムーズに通過することとなり、火炎をより勢いよく外周側通気孔から噴出させることができる。その結果、上述した着火性の向上効果をより確実に発揮させることができる。
構成.本構成の点火プラグは、上記構成乃至のいずれかにおいて、前記軸線方向先端側から見たときにおいて、前記外周側通気孔の後端側開口における中心と前記軸線とを結ぶ線分を引いたとき、隣接する前記線分同士のなす角度がそれぞれ等しくされることを特徴とする。
上記構成によれば、外周側通気孔が周方向に等間隔で設けられている。従って、点火プラグの先端面にて、周方向において均等に火炎を噴出させることができる。その結果、極めて優れた着火性を実現することができる。
点火プラグの構成を示す一部破断正面図である。 図1のJ−J線断面図である。 点火プラグ先端部の構成を示す拡大断面図である。 通気孔の配置位置等を示す部分拡大図である。 (a)〜(f)は、各サンプルにおける通気孔の配置位置等を示す部分拡大図である。 (a)〜(e)は、各サンプルにおける通気孔の配置位置等を示す部分拡大図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、点火プラグ1を示す一部破断正面図である。尚、図1では、点火プラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側を点火プラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
点火プラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12と、当該中胴部12よりも先端側においてこれよりも細径に形成された脚長部13とを備えている。加えて、絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。そして、中胴部12と脚長部13との連接部にはテーパ状の段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿入、固定されている。当該中心電極5は、熱伝導性に優れる銅や銅合金等からなる内層5A、及び、ニッケル(Ni)を主成分とするNi合金〔例えば、インコネル(商標名)600や601等〕からなる外層5Bを備えている。さらに、中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなしており、その先端部は絶縁碍子2の先端よりも軸線CL1方向先端側に位置している。加えて、中心電極5の先端部には、耐消耗性に優れる金属〔例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、タングステン(W)、又は、これらの金属のうち少なくとも一種を主成分とする合金など〕により形成された円柱状のチップ31が設けられている。尚、本実施形態においては、チップ31の軸線CL1に沿った長さが、後述するチップ32の軸線CL1に沿った幅以上とされており、耐消耗性のより確実な向上が図られている。
また、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、中心電極5と端子電極6との間には、円柱状をなす導電性の抵抗体7が配設されている。また、抵抗体7の両端部には、導電性のガラスシール層8,9が設けられており、当該ガラスシール層8,9により、中心電極5及び端子電極6が絶縁碍子2に固定されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その先端が中心電極5の先端よりも軸線CL1方向先端側に位置している。さらに、主体金具3の先端側外周面には点火プラグ1をガスエンジン等の取付孔に取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されており、主体金具3のうちねじ部15が形成された部位の内周に、中心電極5の先端部が収容されている。加えて、ねじ部15の後端側の外周面には、径方向外側に突出形成された座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3をガスエンジン等に取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するためのテーパ状の段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3に対してその後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって主体金具3に固定されている。尚、前記段部14,21間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との隙間に入り込む燃料ガスが外部に漏れないようになっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、主体金具3の内周には、図2(図2は、図1のJ−J線断面図である)及び図3に示すように、棒状をなす複数(本実施形態では、4本)の接地電極27が配置されている。接地電極27は、軸線CL1方向先端側から中心電極5の先端面を見たときにおいて、前記先端面の外縁を形成する円の接線方向に延びており、隣接する接地電極27同士の延びる方向がそれぞれ直交するように構成されている。さらに、各接地電極27の先端部側面は、中心電極5(チップ31)の先端部外周面に対向しており、各接地電極27のうち中心電極5の外周面に対向する部位には、それぞれチップ32が接合されている。当該チップ32は、円柱状をなすとともに、耐消耗性に優れる金属(例えば、Ir、Pt、W、又は、これらの金属のうち少なくとも一種を主成分とする合金など)により形成されている。尚、各接地電極27の基端部は、環状をなす金属製のリング部26に接合されており、当該リング部26が主体金具3の内周に接合されることで、各接地電極27が主体金具3の内周に固定されている。
加えて、中心電極5(チップ31)と、各接地電極27(チップ32)との間には、間隙としての火花放電間隙33が形成されており、中心電極5及び接地電極27間に電圧が印加されることにより、火花放電間隙33にて火花放電が生じるようになっている。
また、本実施形態において、火花放電間隙33は、周方向において等間隔に複数形成されており、それぞれの火花放電間隙33の大きさ(より詳しくは、中心電極5と接地電極27とが最も接近する位置における各火花放電間隙33の大きさ)が同一とされている。そして、軸線CL1と直交する方向に沿った、軸線CL1から各火花放電間隙33の中心(より詳しくは、中心電極5と接地電極27とが最も接近する位置における各火花放電間隙33の中心)までの距離G(mm)もそれぞれ等しくされており、当該距離Gは、所定値(例えば、0.1mm以上0.8mm以下)に設定されている。
尚、軸線CL1と直交する方向に沿った軸線CL1から火花放電間隙33の中心までの距離が異なる場合、「距離G」とあるのは、軸線CL1と直交する方向に沿った軸線CL1から各火花放電間隙33の中心までの距離を平均したものをいう。
さらに、主体金具3の先端側内周には、レーザー溶接により、円板状をなす金属製のキャップ28が固定されている。キャップ28は、接地電極27よりも軸線CL1方向先端側に位置しており、その厚さD(mm)が比較的大きく(例えば、0.5mm以上6.0mm以下と)されている。また、キャップ28は、その厚さ方向に貫通する複数の通気孔34を備えている。尚、本実施形態において、通気孔34の内径は、通気孔34の中心軸方向に沿って一定とされている。
加えて、接地電極27よりも軸線CL1方向先端側には、キャップ28の後端側面と主体金具3の内周面とにより、円柱状の空間である副燃焼空間35が形成されており、前記通気孔34を介して副燃焼空間35と外部とが連通されている。そして、火花放電間隙33にて生じた火花により、通気孔34を通って副燃焼空間35に導入された燃料ガスへの着火がなされ、燃料ガスが燃焼し、副燃焼空間35で火炎が広がる。さらに、この火炎が、通気孔34から外部(燃焼室側)へと噴出することで、燃焼室の燃料ガスへとより確実な着火がなされるとともに、火炎が燃焼室全体に素早く広がることとなる。
さらに、本実施形態では、各通気孔34が比較的細長い形状となるように構成されており、具体的には、通気孔34の後端側開口における中心と通気孔34の先端側開口における中心との間の距離をT(mm)とし、通気孔34の内径をA(mm)としたとき、1.0≦T/Aを満たすように構成されている。尚、前記距離Tが過度に大きい場合や、前記内径Aが過度に小さい場合には、副燃焼空間35に対する燃料ガスの導入や、通気孔34からの火炎の噴出に支障が生じてしまうおそれがある。従って、この点を考慮すると、前記距離Tを所定値(例えば、3.0mm)以下とし、前記距離Aを所定値(例えば、1.0mm)以上とし、T/A≦3.0を満たすように構成することが好ましい。また、本実施形態では、通気孔34の内径は、通気孔34の中心軸方向に沿って一定とされているが、通気孔34の内径を前記中心軸方向に沿って変化させてもよい。この場合、通気孔34における最小内径が前記内径Aとされる。
さらに、通気孔34は、軸線CL1を中心として周方向に沿って間欠的に複数(本実施形態では、4つ)設けられた外周側通気孔34Aと、軸線CL1上に位置する中心通気孔34Bとを備えている。
外周側通気孔34Aは、軸線CL1と直交する方向に沿った軸線CL1から自身の後端側開口の中心までの距離をRa(mm)としたとき、1.2≦Ra−G≦3.4(より好ましくは、2.0≦Ra−G≦2.9)を満たすものである。すなわち、外周側通気孔34Aは、その後端側開口の中心が、燃焼ガスへの着火点であり、爆発(火炎伝播)の中心となる位置(火花放電間隙33の中心)に対して、径方向に沿って1.2mm以上外周側にずれた位置に設けられている。一方で、Ra−G≦3.4を満たすことで、各外周側通気孔34Aは、火花放電間隙33の中心から過度に離間しないように構成されている。
さらに、図4に示すように、軸線CL1方向先端側から見たときにおいて、各外周側通気孔34Aの後端側開口の中心と軸線CL1とを結ぶ線分LSを引いたとき、隣接する各線分LS同士のなす角度αがそれぞれ160°以下とされている。本実施形態において、外周側通気孔34Aは、軸線CL1を中心として、周方向に等間隔で設けられており、角度αがそれぞれ等しいもの(90°)となっている。
加えて、図3に示すように、外周側通気孔34Aの中心軸CL2と、当該中心軸CL2と交差し軸線CL1と平行な直線とのなす角のうち鋭角の角度をθ1としたとき、35°≦θ1≦60°を満たすように、各外周側通気孔34Aが構成されている。
また、前記中心通気孔34Bは、軸線CL1に沿った中心電極5(チップ31)の先端面上に、自身の後端側開口の中心が位置するものである。本実施形態において、中心通気孔34Bは、その後端側開口の中心が軸線CL1上に位置するように構成されており、その中心軸が軸線CL1と一致している。
尚、中心通気孔34Bを設けることなく、外周側通気孔34Aのみを設けることとしてもよい。また、外周側通気孔34Aの数は、3つ以上の範囲内で適宜変更してもよい。さらに、前記線分LS同士のなす角度αが160°超となるように、外周側通気孔34Aの配置位置を設定してもよい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、通気孔34が1.0≦T/Aを満たすように構成されており、通気孔34が比較的細長い形状とされている。このため、通気孔34から外部に噴出する火炎(火柱)が、噴出方向と交差する方向(径方向)にさほど広がることなく、細く、かつ、長いものとなり、火炎の噴出長をより確実に増大させることができる。その結果、燃焼室のより中心側へと火炎を到達させることができ、優れた着火性を実現することができる。
加えて、1.2≦Ra−Gを満たすように構成されているため、外周側通気孔34Aから噴出する複数の火炎が、キャップ28の中心(軸線CL1)側に集中することなく、径方向に分散することとなる。すなわち、燃焼室の広範囲に対して火炎を噴出させることができる。
さらに、Ra−G≦3.4とすることで、火花放電の位置(爆発の中心)に相違が生じても、各外周側通気孔34Aのそれぞれから勢いよく火炎を噴出させることができる。換言すれば、1の外周側通気孔34Aから最も離間する位置において火花放電が生じた場合であっても、火炎を前記1の外周側通気孔34Aから勢いよく噴出させることができる。従って、各外周側通気孔34Aから噴出する火炎の長さに極端なバラツキが生じないようにすることができる。
併せて、角度αが160°以下とされており、外周側通気孔34Aが周方向に分散した位置に設けられている。従って、点火プラグ1の先端面において、火炎がほぼ均等に(ムラ無く)噴出することとなり、着火性をより一層向上させることができる。特に本実施形態では、角度αがそれぞれ等しくされており、外周側通気孔34Aが周方向に等間隔で設けられている。従って、点火プラグ1の先端面にて、火炎を周方向において均等に噴出させることができ、着火性を極めて効果的に向上させることができる。
また、外周側通気孔34Aに加えて、中心通気孔34Bが設けられているため、点火プラグ1先端面のより広範囲において火炎を噴出させることができ、着火性をさらに向上させることができる。
加えて、35°≦θ1を満たすように構成されているため、火炎の噴出方向を外周側に向けてより傾けることができ、より広範囲に対して火炎を噴出させることができる。その結果、より一層優れた着火性を実現することができる。
一方で、θ1≦60°を満たすように構成されているため、火炎が外周側通気孔34Aをスムーズに通過することとなり、火炎をより勢いよく外周側通気孔34Aから噴出させることができる。その結果、上述した着火性の向上効果をより確実に発揮させることができる。
次いで、上記実施形態によって奏される作用効果を確認すべく、通気孔の数やその配置、中心通気孔の有無、距離T、内径A、距離G、距離R、角度αの最大値、及び、角度θ1を種々変更した点火プラグのサンプルを作製し、各サンプルについて着火性評価試験を行った。着火性評価試験の概要は次の通りである。すなわち、サンプルを6気筒のガスエンジンに取付けた上で、回転数を1800rpmとし、IMEP(平均有効圧力)を1.5MPaとし、点火条件を同一として、連続で1000サイクルに亘ってエンジンを動作させ、各サイクルにおける燃焼圧波形を得た。そして、得られた燃焼圧波形に基づいて、図示平均有効圧の変動(COV IMEP)を測定した。ここで、COV IMEPの値が小さいほど、優れた着火性を安定的に発揮することができ、着火性に優れるといえる。そこで、COV IMEPが6.0以上となったサンプルは、「×」の評価を下し、COV IMEPが5.0以上6.0未満となったサンプルは、「○」の評価を下し、COV IMEPが4.0以上5.0未満となったサンプルは、「◎」の評価を下し、COV IMEPが3.0以上4.0未満となったサンプルは、「☆」の評価を下し、COV IMEPが3.0未満となったサンプルは、「★」の評価を下した。表1に、当該試験の試験結果を示す。
尚、各サンプルともに、接地電極に対してPt−Ni合金からなるチップを設け、当該チップとしては、外径を3.5mm、厚さを3mmとしたもの、又は、外径を1.5mm、厚さを0.4mmとしたものを用いた。また、中心電極の先端部に、外径を2.5mm、厚さ(高さ)を3.7mmとしたIr−Y23(イットリア)合金からなるチップを設けた。さらに、火花放電間隙の大きさを0.45mmとし、主体金具のうち副燃焼空間を形成する部位の内径を13.2mmとし、ねじ部のねじ径をM18とした。
また、表1の通気孔配置の欄において、「B」と記載したサンプルは、図5(a)に示すように、キャップの外周側に通気孔を3つ設け、角度αが80°、80°、200°(角度αの最大値が200°)となるように通気孔を配置したものである。「C」と記載したサンプルは、図5(b)に示すように、キャップの外周側に通気孔を3つ設け、角度αが100°、100°、160°(角度αの最大値が160°)となるように通気孔を配置したものである。「D」と記載したサンプルは、図5(c)に示すように、キャップの外周側に通気孔を周方向に等間隔で3つ設け、角度αがそれぞれ120°となるように通気孔を配置したものである。「E」と記載したサンプルは、図5(d)に示すように、キャップの外周側に通気孔を3つ設け、角度αが140°、140°、80°(角度αの最大値が140°)となるように通気孔を配置したものである。
さらに、「F」と記載したサンプルは、図5(e)に示すように、キャップの外周側に通気孔を4つ設け、角度αが45°、45°、135°、135°(角度αの最大値が135°)となるように通気孔を配置したものである。「G」と記載したサンプルは、図5(f)に示すように、キャップの外周側に通気孔を4つ設け、角度αが45°、45°、110°、160°(角度αの最大値が160°)となるように通気孔を配置したものである。「H」と記載したサンプルは、図6(a)に示すように、角度αが45°、45°、70°、200°(角度αの最大値が200°)となるように通気孔を配置したものである。「J」と記載したサンプルは、図6(b)に示すように、キャップの外周側に通気孔を周方向に等間隔で4つ設け、角度αがそれぞれ90°となるように通気孔を配置したものである。「K」と記載したサンプルは、図6(c)に示すように、キャップの外周側に通気孔を周方向に等間隔で5つ設け、角度αがそれぞれ72°となるように通気孔を配置したものである。
加えて、「L」と記載したサンプルは、図6(d)に示すように、キャップの中心(軸線上)に通気孔を1つ設けるとともに、外周側に通気孔を周方向に等間隔で4つ設け、角度αがそれぞれ90°となるように通気孔を配置したものである。「M」と記載したサンプルは、キャップの中心に通気孔を1つ設けるとともに、外周側に通気孔を周方向に等間隔で8つ設け、角度αがそれぞれ45°となるように通気孔を配置したものである。
Figure 0005647588
表1に示すように、通気孔の配置やRa−Gの値などを同一とした上で、距離Tや内径Aを変更することで、T/Aを種々変更したサンプル(サンプル1〜12)のうち、1.0≦T/Aとしたサンプル(サンプル2〜4,6〜8,11,12)は、良好な着火性を実現できることが分かった。これは、1.0≦T/Aとしたことで、通気孔から外部に噴出する火炎が、径方向にさほど広がることなく、細く、かつ、長いものとなり、燃焼室のより中心側へと火炎が到達したためであると考えられる。
さらに、T/AやRa−Gの値などを同一とした上で、通気孔の配置を変更することにより、角度αを種々変更したサンプル(サンプル13〜20)のうち、角度αの最大値を160°以下としたサンプル(サンプル13〜15,17〜19)は、COV IMEPが5.3以下となり、より優れた着火性を有することが分かった。これは、サンプルの先端面において、火炎が、周方向においてほぼ均等に(ムラ無く)噴出したことによると考えられる。
加えて、通気孔の配置などを同一とした上で、距離Gや距離Raを変更することで、Ra−Gを種々変更したサンプル(サンプル7,13,21〜36)のうち、1.2≦Ra−G≦3.4を満たすサンプル(サンプル21〜28,30〜35)は、一層優れた着火性を有することが明らかとなった。これは、
(1)1.2≦Ra−Gとしたことで、通気孔から噴出する複数の火炎がキャップの中心(軸線)側に集中することなく、径方向に分散したこと
(2)Ra−G≦3.4としたこと、つまり、火花放電間隙(爆発の中心)から通気孔までの距離が過度に大きくなることなく構成したことで、放電位置(爆発の中心)に相違が生じても、キャップの外周側に配置された各通気孔のそれぞれから勢いよく火炎が噴出したこと
に起因すると考えられる。
また特に、2.0≦Ra−G≦2.9を満たすサンプル(サンプル23〜26,32〜34)は、COV IMEPが4.2となり、より一層着火性に優れることが確認された。これは、上記(1)及び(2)の作用効果がより顕著に発揮されたことによると考えられる。
さらに、通気孔の数を同一とした上で、中心通気孔の有無を変更したサンプル(サンプル(サンプル38,39,42,43)や、外周側における通気孔の配置を同一とした上で、中心通気孔の有無を変更したサンプル(サンプル37,39,41,43)の試験結果から、中心通気孔を設けることで、一層優れた着火性を実現できることが分かった。これは、中心通気孔を設けたことで、サンプル先端面のより広範囲において火炎が噴出したためであると考えられる。
また特に、中心通気孔を設けた上で、キャップの外周側に通気孔を周方向に等間隔で設けたサンプル(サンプル39,40,43,44、及び、サンプル45〜51)は、COV IMEPが4.0を下回り、極めて優れた着火性を実現できることが確認された。
加えて、通気孔の数や配置を同一とした上で、角度θ1を変更したサンプル(サンプル45〜51)のうち、35°≦θ1≦60°を満たすサンプル(サンプル47〜51)は、COV IMEPが3.0を下回り、非常に優れた着火性を有することが明らかとなった。これは、
(1)35°≦θ1としたことで、火炎の噴出方向が外周側に向けてより傾き、さらに広範囲に対して火炎が噴出したこと
(2)θ1≦60°としたことで、火炎が通気孔をスムーズに通過することとなり、通気孔から火炎を一層勢いよく噴出可能となったこと
によると考えられる
上記試験の試験結果より、着火性の向上を図るべく、1.0≦T/Aを満たすように、通気孔を構成することが好ましいといえる。
また、着火性の更なる向上を図るためには、角度αの最大値を160°以下としたり、1.2≦Ra−G≦3.4を満たすように通気孔の配置位置を設定したり、中心通気孔を設けたり、35°≦θ1≦60°を満たすように通気孔の形状を設定したりすることがより好ましいといえる。
さらに、着火性のより一層の向上を図るという観点から、2.0≦Ra−G≦2.9を満たすように通気孔の配置位置を設定したり、角度αをそれぞれ等しくしたりすることがより一層好ましいといえる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、中心通気孔34Bが1つ設けられているが、中心通気孔34Bを複数設けることとしてもよい。
(b)上記実施形態において、接地電極27は4本設けられているが、接地電極27の数はこれに限定されるものではない。従って、例えば、接地電極27を3本、5本又は6本設けることとしてもよい。尚、このような場合においても、火花放電間隙33が中心電極5の周方向に沿って等間隔に形成されるように、接地電極27の配置位置を設定することが好ましい。これにより、中心電極5の偏消耗を防止することができ、耐久性の向上を図ることができる。
(c)上記実施形態において、中心電極5はチップ31を備えているが、中心電極5にチップ31を設けなくてもよい。
(d)上記実施形態において、接地電極27はチップ32を備えているが、接地電極27にチップ32を設けなくてもよい。
(e)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
1…点火プラグ
2…絶縁碍子(絶縁体)
3…主体金具
5…中心電極
27…接地電極
28…キャップ
33…火花放電間隙(間隙)
34…通気孔
34A…外周側通気孔
34B…中心通気孔
35…副燃焼空間
CL1…軸線
LS…線分

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びる中心電極と、
    前記中心電極が挿通される筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配設され、前記中心電極の先端部を内周に収容する筒状の主体金具と、
    前記主体金具の内周に複数配置され、自身の側面と前記中心電極の先端部外周面との間で間隙を形成する棒状の接地電極と、
    前記主体金具の先端部に固定され、前記接地電極よりも前記軸線方向先端側に位置するキャップとを備え、
    前記接地電極よりも前記軸線方向先端側において、前記キャップの後端側面と前記主体金具の内周面とにより形成された副燃焼空間を有するとともに、
    前記キャップには、前記副燃焼空間と外部とを連通する通気孔が形成されてなる点火プラグであって、
    前記通気孔の後端側開口における中心と前記通気孔の先端側開口における中心との間の距離をT(mm)とし、前記通気孔の最小内径をA(mm)としたとき、1.0≦T/Aを満たし、
    前記通気孔のうち、
    前記軸線と直交する方向に沿った前記軸線から前記間隙の中心までの距離をG(mm)とし、前記軸線と直交する方向に沿った前記軸線から自身の後端側開口の中心までの距離をRa(mm)としたとき、1.2≦Ra−G≦3.4を満たすものを外周側通気孔としたとき、
    前記外周側通気孔が3つ以上あることを特徴とする点火プラグ。
  2. 前記軸線方向先端側から見たときにおいて、前記外周側通気孔の後端側開口における中心と前記軸線とを結ぶ線分を引いたとき、隣接する前記線分同士のなす角度が160°以下とされることを特徴とする請求項に記載の点火プラグ。
  3. 前記外周側通気孔は、2.0≦Ra−G≦2.9を満たすことを特徴とする請求項又はに記載の点火プラグ。
  4. 前記通気孔のうち、前記軸線に沿った前記中心電極の先端面上に、自身の後端側開口の中心が位置するものを中心通気孔としたとき、
    前記中心通気孔を1つ以上有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の点火プラグ。
  5. 前記外周側通気孔の中心軸と、当該中心軸と交差し前記軸線と平行な直線とのなす角のうち鋭角の角度をθ1としたとき、35°≦θ1≦60°を満たすことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の点火プラグ。
  6. 前記軸線方向先端側から見たときにおいて、前記外周側通気孔の後端側開口における中心と前記軸線とを結ぶ線分を引いたとき、隣接する前記線分同士のなす角度がそれぞれ等しくされることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の点火プラグ。
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