JP5897491B2 - 玄関庇および玄関庇の取付構造 - Google Patents

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JP5897491B2 JP2013065305A JP2013065305A JP5897491B2 JP 5897491 B2 JP5897491 B2 JP 5897491B2 JP 2013065305 A JP2013065305 A JP 2013065305A JP 2013065305 A JP2013065305 A JP 2013065305A JP 5897491 B2 JP5897491 B2 JP 5897491B2
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Description

本発明は、玄関上の外壁から前方に突出するようにして設けられた出窓の下端部に取り付けられる玄関庇と、この玄関庇の取付構造に関する。
従来、玄関上の外壁から出窓を前方に突出するようにして設け、当該出窓の床を、玄関庇として用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の玄関庇は、その幅が、出窓の幅と等しく設定されている。また、この玄関庇は、出窓の床を兼ねるものであり、玄関の直上階の床の一部であって、かつ外壁よりも突出する部分によって構成されている。
また、特許文献2には、住宅の玄関等の開口部の上部に取り付けられる庇が開示されている。この庇は、平面視略凹字状に形成されており、外壁から突出する平面視矩形状の構造体に対して嵌合されるようにして外壁に取り付けられている。
特開平09−072162号公報 意匠登録第1197152号公報
ところで、特許文献1に記載の玄関庇は出窓の床を兼ねているため、その出窓の下端部の分だけ玄関の上方を覆うことができるが、出窓の下端部の分だけでは広さが足りず、玄関の外側では雨を凌ぎにくい場合がある。このため、特許文献2に記載のような凹字状の庇を出窓の下端部に取り付けて、より広い範囲で玄関の上方を覆いたいという要望があった。
ところが、特許文献2に記載のような庇は、上面が外壁側から軒先側端部まで下り勾配となっているので、雨水が勢いを付けて下方に落ちる場合がある。すると、泥水等が飛び跳ねて外壁を汚したり、玄関開口部から入って玄関を汚したりする場合がある。これを防ぐために、庇の軒先側端部に沿って軒樋を取り付けて雨水を効率良く集水することが求められるが、軒樋の取り付けが想定された庇でない場合は、せっかく軒樋を取り付けても効率良く集水できなかったり、軒樋を取り付けたことによって外観性の向上が図りにくくなったりする場合がある。
本発明の課題は、玄関の上方を広く覆うことができるとともに、雨水を効率良く集水でき、しかも、外観性の向上を図ることが可能な玄関庇および玄関庇の取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図11に示すように、玄関上の外壁3から前方に突出するようにして設けられた出窓6の下端部に取り付けられる玄関庇10において、
前記出窓6の前面に固定される庇本体20と、
前記庇本体20の両端部に一体形成され、外壁側端部が前記外壁3に固定される庇袖部30,30と、を備えており、
前記庇本体20は、
当該庇本体20の軒先側端部側に設けられ、当該庇本体20の幅方向に沿って、かつ上面に開口して設けられる樋部22と、
当該庇本体20の出窓側端部に設けられ、前記出窓6の前面側から前記樋部22に向かう水勾配がある傾斜面部24と、
前記樋部22に設けられるドレーン25と、を有しており、
前記庇袖部30,30は、
前記外壁3側から前記庇本体20の前記樋部22に向かう水勾配があり、かつ当該庇袖部30,30の上面に開口する排水溝32,32と、
前記庇袖部30,30は、当該庇袖部30,30の出窓側端部に設けられ、前記出窓6の側面側から前記排水溝32,32に向かう水勾配がある傾斜面部34,34と、を有しており、
当該傾斜面部34,34は、前記庇本体20の前記傾斜面部24と一体形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記出窓6の下端部に、前記庇本体20と、当該庇本体20と一体形成される前記庇袖部30,30とが設けられるので、前記出窓6の下端部だけで前記玄関の上方を覆う場合に比して、より広い範囲で前記玄関の上方を覆うことができる。これによって、前記玄関の外側で雨を凌ぎやすくなる。
また、前記庇本体20の出窓側端部に前記傾斜面部24が設けられているので、前記出窓6の前面から前記庇本体20に向かって流れ落ちる雨水を、前記傾斜面部24を通じて前記樋部22へと流すことができる。さらに、前記庇袖部30,30は、前記樋部22に向かう水勾配がある前記排水溝32,32を有するので、前記庇袖部30,30に降った雨水を、前記排水溝32,32を通じて前記樋部22へと流すことができる。しかも、前記ドレーン25に対して例えば竪樋等を取り付けることによって前記樋部22に集められた雨水を排出することができる。これによって、前記出窓6から流れ落ちる雨水や、前記庇本体20および前記庇袖部30,30に降った雨水を、前記樋部22によって効率良く集水できるので、雨水が勢いよく下方に落ちることを防ぐことができる。
また、前記庇本体20は前記樋部22を備え、前記樋部22の取り付けが想定されたものであるから、前記庇本体20に対する納まりが良い。しかも、前記樋部22は前記庇本体20の上面に開口するものであるため、下から前記庇本体20を見上げても前記樋部22が目に入ることがないので、外観性の向上を図ることができる。
また、前記庇袖部30,30の出窓側端部に前記傾斜面部34,34が設けられているので、前記出窓6の側面から前記庇袖部30,30に向かって流れ落ちる雨水を、前記傾斜面部34,34を通じて前記排水溝32,32へと流すことができる。
また、前記庇袖部30,30の前記傾斜面部34,34と前記庇本体20の前記傾斜面部24とが一体形成されているので、これら傾斜面部24,34同士の間における防水性を確保できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の玄関庇10において、
前記樋部22は、前記出窓6の前面に固定された前記庇本体20にのみ設けられて、前記庇袖部30,30には設けられておらず、
前記庇袖部30,30に設けられた前記排水溝32,32の前記水勾配における勾配方向下方に前記樋部22が位置していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の玄関庇10において、
前記玄関を有する建物1の施工完了後における前記庇本体20および前記庇袖部30,30の出窓側端部の上端部と軒先側端部の上端部とが略等しい高さに位置することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記庇本体20および前記庇袖部30,30の出窓側端部の上端部と軒先側端部の上端部とが略等しい高さに位置するので、前記玄関庇10を、下から見上げるだけでなく、遠くからまたは多方向から見た場合であっても、前記庇本体20の上面に前記樋部22があることを気付かせにくく、より一層、外観性の向上に貢献できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の玄関庇10において、
前記出窓6の下面と前記庇本体20の下面と前記庇袖部30,30の下面にわたって設けられる軒天井部40を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記出窓6の下面と前記庇本体20の下面と前記庇袖部30,30の下面にわたって設けられる軒天井部40を備えるので、この軒天井部40によって、前記出窓6と前記庇本体20と前記庇袖部30,30との継目を遮蔽でき、前記出窓6と前記庇本体20と前記庇袖部30,30との一体感を向上させることができるとともに、外観性の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図11に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の玄関庇10が、前記出窓6の下端部に取り付けられてなる玄関庇10の取付構造であって、
前記出窓6は平面視矩形状に形成されており、
前記玄関庇10は、前記庇本体20と前記庇袖部30,30とによって平面視略凹字状に形成されており、
前記玄関庇10は、当該玄関庇10の内側面が前記出窓6の外側面に接するようにして前記出窓6および前記外壁3に固定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、平面視略凹字状に形成された前記玄関庇10は、平面視矩形状に形成された前記出窓6に対して適合しやすいので、前記玄関庇10の内側面と前記出窓6の外側面とを接しさせやすい。これによって、前記玄関庇10を前記出窓6に対して固定しやすくなるとともに、前記玄関庇10と前記出窓6との一体感、前記玄関庇10と前記外壁3との一体感を向上させることができる。
本発明によれば、出窓の下端部に取り付けられた玄関庇によって玄関の上方を広く覆うことができるとともに、雨水を効率良く集水でき、しかも、外観性の向上を図ることが可能となる。
玄関庇が採用される建物を示す斜視図である。 出窓の下端部に玄関庇が取り付けられた状態を示す斜視図である。 出窓の下端部に玄関庇が取り付けられた状態を示す正面側の斜視図である。 玄関庇の平面図である。 庇本体の側面側の断面図である。 庇本体および庇袖部の側面側の断面図である。 庇本体および庇袖部の正面側の断面図である。 庇袖部の正面側の断面図である。 玄関庇の施工工程の一つを示す斜視図である。 玄関庇の施工工程の一つを示す斜視図である。 玄関庇の施工工程の一つを示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1において符号1は、建物を示す。この建物1は二階建ての住宅であり、上部に屋根2が設けられ、周囲に外壁3が設けられている。また、この建物1は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場でパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、これに限られるものではなく、従来の軸組工法、壁式工法、ツーバイフォー工法等で構築されるものとしてもよい。
なお、前記外壁3には、後述する玄関ポーチ5や、後述する出窓6、窓等の開口部、バルコニー等が設けられている。
建物1の一方の側面の外壁3のうち、一階の玄関が設けられる位置の外壁3aは、図1〜図3に示すように、周囲の外壁3よりも屋内側に後退して設けられている。この外壁3aには玄関開口部が形成されるとともに、当該玄関開口部を開閉する玄関ドア4が設けられている。なお、この玄関ドア4の周囲にはドア枠材4aが設けられている。
前記外壁3aの両側端には、当該外壁3aと前記一方の側面の外壁3との間に位置する他の外壁3b,3bが設けられている。
また、外壁3aの上端部と外壁3b,3bの上端部との間には天井5aがあり、外壁3aの下端部と外壁3b,3bの下端部との間には床5bがある。また、当該床5bは、地面よりも一段高く設定されるとともに、前記外壁3よりも外側に広がるようにして設けられている。そして、前記外壁3aの前方の空間は、当該外壁3aと、前記外壁3b,3bと、前記天井5aと、前記床5bとによって囲まれた玄関ポーチ5とされている。なお、前記天井5aは、後述する軒天井部40によって構成されている。
前記玄関ポーチ5の上方に位置する外壁3には、当該外壁3から前方に突出するようにして出窓6が設けられている。
この出窓6は、建物1の二階の高さ方向に長尺であり、上端部が、ガラス等の面材付きの窓サッシ6aが組み込まれた部位とされている。すなわち、いわゆる高窓として機能する。なお、窓サッシ6aは、出窓6の前面および両側面の3箇所に設けられている。
また、この出窓6の上端部には、玄関庇10とは異なる庇7が設けられている。
前記出窓6の中央部および下部は、窓等の開口部が無い壁面6bとされており、出窓6の前面および両側面の三方に、当該壁面6bを形成するための壁体6c(壁パネル)が設けられている。
なお、この壁面6bは、表面に前記一方の側面の外壁3とは異なる仕上げを施すことにより、建物1の外観に付与されるアクセントとして機能する。この場合、例えば外壁3をタイル張りとし、壁面6bに無地の外壁材を取り付ける等の手法がとられる。本実施の形態においては、前記壁面6bに無地の外壁材8が取り付けられている。
また、壁面6bの裏側、すなわち壁体6cの屋内側は空洞とされていてもよいし、例えば屋内側から使用できる収納空間とされていてもよい。
前記出窓6の下端部には、図1〜図11に示すように、玄関庇10が取り付けられている。玄関庇10は、前記出窓6の前面に固定される庇本体20と、この庇本体20の両端部に一体形成され、外壁側端部が前記外壁3に固定される複数の庇袖部30,30と、軒天井部40と、を備える。なお、前記庇本体20と前記庇袖部30とが互いに接する部分は、適宜溶接されて一体化されたり、テクスビス等によって適宜留め付けられたりしている。
また、この玄関庇10は、前記庇本体20と前記庇袖部30,30とによって平面視略凹字状に形成されている。なお、前記出窓6は、この玄関庇10の形状に対応し、平面視矩形状に形成されている。すなわち、これら玄関庇10と出窓6は、凹凸嵌合するように構成されている。より詳細に説明すると、玄関庇10は、当該玄関庇10の内側面が前記出窓6の外側面に接するようにして前記出窓6および前記外壁3に固定されている。
なお、前記外壁3に対する玄関庇10の突出寸法は、前記庇7の突出寸法および前記屋根2の突出寸法よりも長く設定されている。すなわち、玄関庇10は、前記外壁3に対して、前記庇7および前記屋根2よりも大きく外側に張り出した状態となっている。
まず、前記庇本体20について説明する。
前記庇本体20は、基部21と、樋部22と、外周部23と、傾斜面部24と、ドレーン25と、を有する。
本実施の形態の庇本体20は、多くの部分が金属性の板材を適宜加工したものである。また、金属以外の材料も適宜用いられている。
前記樋部22は、図4,図5に示すように、前記庇本体20の軒先側端部側に配置され、当該庇本体20の幅方向に沿って、かつ上面に開口して設けられるものである。より詳細に説明すると、この樋部22は、側断面視において、前記庇本体20の中央部よりも軒先側端部に配置されている。
この樋部22は、玄関庇10自体の幅方向に沿って長尺で、かつ矩形状に形成された底部22aと、この底部22aの周縁部から上方に立ち上がる周壁部22bと、上面開口部22cと、を有する。そして、この樋部22の上部には、前記上面開口部22cを覆うための樋カバー22dが設けられる。
前記樋カバー22dは、当該樋カバー22dを厚さ方向に貫通する多数の孔を備えており、雨水等の水を樋部22の内部に流すことができるとともに、落ち葉やごみ等が前記上面開口部22cから樋部22の内部に侵入することを防ぐことができる。
また、前記樋部22には、前記ドレーン25が設けられている。このドレーン25は前記樋部22の左右両端部のいずれか一方に設けられる。また、このドレーン25の下端部は、軒天井部40の下面よりも下方に突出している。
なお、前記樋部22の底部22aおよび軒天井部40には、このドレーン25の下端部が挿通される孔41が適宜形成される。
前記基部21は、前記出窓6の前面から突出する前記庇本体20自体の基端に位置するものであり、前記庇本体20を全体的に見た場合に、前記樋部22よりも前記出窓6側に位置する部分を指している。
また、この基部21は、複数本のボルト21aおよびナット21bと、複数本のコーチスクリュー21cを用いて前記出窓6の下端部前面に固定されている。
また、基部21の出窓側面と、前記出窓6の前面との間にはボード状の不燃材21dが設けられている。すなわち、これら基部21と前記出窓6との間は耐火構造となっている。不燃材21dとしては、例えば石膏ボードや、木質系セメント板等が適宜使用される。
なお、より詳細に説明すると、前記不燃材21dは、基部21の出窓側面を構成する断面略C字状の板材21eと、前記出窓6の前面との間に設けられている。また、板材21eは、図7に示すように、前記出窓6の前面に対応する中央部と、その両端部とが段違いとなるように形成されている。また、当該板材21eの両端部は、当該板材21eの中央部よりも上下方向の長さが短く形成されている。さらに、この板材21eのうち、前記複数本のボルト21aおよび前記複数本のコーチスクリュー21cが設けられる部位は、二重に補強された状態となっており、玄関庇10の設置時に、当該玄関庇10の自重に耐え得る強度を有する。
さらに、前記板材21eと前記不燃材21dは、前記庇本体20の領域と前記庇袖部30の領域とを区分する役目を担っている。すなわち、概略的に、前記出窓6の前面よりも前方に位置する部位の大部分が前記庇本体20とされ、前記出窓6の前面よりも前記外壁3側で、かつ玄関庇10の両端部側に位置する部位の大部分が前記庇袖部30とされている。ここで、概略的としたのは、あくまで玄関庇10自体が、略凹字状に形成されていればよいためである。特に、後述の庇本体20側の外周部23と、後述の庇袖部30の外周部33との間には特に明確な境界はなく、一体形成されていてもよい。
また、前記基部21は、この基部21の樋部側端部に設けられる断面略C字状のチャンネル材21fを備える。このチャンネル材21fは、前記樋部22の周壁部22bと対向するとともに、前記板材21eと対向しており、後述する傾斜面部24の合板24bに固定されている。
前記複数本のボルト21aおよび前記複数本のコーチスクリュー21cは、前記出窓6の下端部と、前記不燃材21dと、前記基部21の出窓側面(すなわち、前記板材21e)とを貫通するようにして設けられている。なお、前記ボルト21aの施工時にはボルト孔を事前に形成し、前記コーチスクリュー21cの施工時には下孔を事前に形成しておくようにする。
なお、前記出窓6の下端部には、前記壁面6bを構成する3箇所の壁体6cの下面に沿って略コ字状に組まれた“まぐさ6d”が取り付けられている。すなわち、前記出窓6の壁面6bは、前記壁体6cだけでなく、当該まぐさ6dを含んで構成されているものとする。したがって、前記複数本のボルト21aおよび前記複数本のコーチスクリュー21cは、前記まぐさ6dを貫通するようにして設けられている。
また、前記複数本のボルト21aおよび前記複数本のコーチスクリュー21cを設ける際には適宜座金が使用される。
前記傾斜面部24は、前記基部21の上部を構成している。この傾斜面部24は、前記庇本体20の出窓側端部に配置され、前記出窓6の前面側から前記樋部22に向かう水勾配が形成されている。
この傾斜面部24は、金属製の上面板部24aと、この上面板部24aの下地となる合板24bと、を備える。そして、この合板24bによって傾斜面部24自体の強度を高めることができる。
さらに、この傾斜面部24の前記上面板部24aの出窓側端部には、固定板部24cが一体形成されている。この固定板部24cは、前記出窓6の前面に沿って上方に立ち上がるとともに、前記出窓6の前面に対してビス等により固定されるものである。また、この固定板部24cは、建物1の施工完了後、前記外壁材8によって遮蔽された状態となる。
前記外周部23は、前記庇本体20を全体的に見た場合に、前記基部21および前記樋部22の外周縁部に設けられた部分を指している。すなわち、この外周部23は、前記庇本体20自体の前面および両側面に設けられ、前記基部21および前記樋部22を囲むようにして設けられている。
また、この外周部23は、内側面材23aと、外側面材23bと、を備える。
前記内側面材23aは、断面略C字状に形成され、その側面部が前記樋部22に対向している。さらに、その上面部は、前記樋部22に向かって下り勾配となるように傾斜している。
前記外側面材23bは、前記庇本体20の軒先側端部となる部分であり、断面略C字状に形成され、その側面部が外側向きに配置されている。さらに、その上面部は、前記内側面材23aの上面部に沿って、かつ前記樋部22に向かって下り勾配となるように傾斜しており、これによって、前記庇本体20の軒先側端部における傾斜面部23cとされている。また、その下面部の端部には、断面略L字状に形成され、軒天井部40の端部が載置されるとともに当該端部を遮蔽する載置部23dが設けられている。
次に、前記庇袖部30について説明する。
前記庇袖部30は、前記庇本体20の幅方向両端部から前記外壁3側に突出するようにして当該庇本体20に一体形成されている。そして、前記庇本体20の幅方向両端部に設けられた庇袖部30それぞれは、基部31と、排水溝32と、外周部33と、傾斜面部34と、固定部35と、を有する。
本実施の形態の庇袖部30は、多くの部分が金属性の板材を適宜加工したものである。また、金属以外の材料も適宜用いられている。
前記排水溝32は、前記外壁3側から前記庇本体20の前記樋部22に向かう水勾配があり、かつ前記庇袖部30の上面に開口するものである。そして、この排水溝32は、前記傾斜面部34を構成する部材(上面板部34a)と、前記外周部33を構成する部材(内側面材33a、外側面材33b)と、によって構成されている。
また、この排水溝32は、断面視において、前記庇袖部30の中央部よりも外側(玄関庇10の幅方向の外側)に配置されている。
さらに、この排水溝32の樋部側端部は、前記樋部22の両端部に連通しており、当該排水溝32を流れる雨水等が前記樋部22に流れ込むように設定されている。なお、この排水溝32は、前記庇袖部30側から前記庇本体20側にかけて、これら双方の領域にわたって設けられるものである。すなわち、玄関庇10を全体的に見れば、当該玄関庇10の両端部において前記外壁3から前記樋部22にかけて設けられるものである。
前記基部31は、前記出窓6の側面に設けられる前記庇袖部30自体の基端に位置するものであり、前記庇袖部30を全体的に見た場合に、前記排水溝32よりも前記出窓6側に位置する部分を指している。また、この基部31は、前記固定部35を介して前記外壁3に固定されている。
また、この基部31は、当該基部31の出窓側面を構成する板材31aと、当該板材31aと前記出窓6の側面との間に設けられるボード状の不燃材31bと、を備える。すなわち、これら基部31と前記出窓6との間は耐火構造となっている。不燃材31bとしては、例えば石膏ボードや、木質系セメント板等が適宜使用される。
前記傾斜面部34は、前記基部31の上部を構成している。この傾斜面部34は、前記庇袖部30の出窓側端部に配置され、前記出窓6の側面側から前記排水溝32に向かう水勾配が形成されている。また、この傾斜面部34は、前記庇本体20の前記傾斜面部24と一体形成されている。
この傾斜面部34は、金属製の上面板部34aと、この上面板部34aの下地となる合板34bと、を備える。そして、前記上面板部34aの排水溝側端部と、後述する外周部33の内側面材33aおよび外側面材33bとによって前記排水溝32が構成されている。また、前記合板34bによって傾斜面部34自体の強度を高めることができる。
さらに、この傾斜面部34の前記上面板部34aの出窓側端部には、図8等に示すように、固定板部34cが一体形成されている。この固定板部34cは、前記出窓6の側面に沿って上方に立ち上がるとともに、前記出窓6の側面(前記まぐさ6d)に対してビス等により固定されるものである。なお、この固定板部34cは、前記庇本体20側の前記固定板部24cと一体形成されている。また、この固定板部34cは、建物1の施工完了後、前記外壁材8によって遮蔽された状態となる。
前記固定部35は、前記庇袖部30の前記外壁3側に設けられ、当該外壁3に固定されるものである。すなわち、前記庇袖部30は、一端部が前記庇本体20に一体形成され、他端部が前記外壁3に固定されている。
この固定部35は、当該固定部35の外壁側面を構成する板材35aと、当該板材35aと前記外壁3との間に設けられるボード状の不燃材35bと、を備える。すなわち、これら固定部35と前記外壁3との間は耐火構造となっている。不燃材35bとしては、例えば石膏ボードや、木質系セメント板等が適宜使用される。
また、この固定部35は、前記板材35aと前記不燃材35bとを貫通する複数の木ネジ35d,35dによって前記外壁3に固定されている。なお、これら複数の木ネジ35d,35dの施工時には前記板材35aに対して下孔を事前に形成しておくようにする。
さらに、この固定部35の前記外壁3側の端部には、図8等に示すように、略L字状の固定板部35cが一体形成されている。この固定板部34cは、前記外壁3に沿って上方および外側に張り出すとともに、自身の角部が前記外壁3に対してビス等により固定されるものである。なお、この固定板部35cは、前記傾斜面部34の前記固定板部34cと一体形成されている。
なお、前記板材35aは、前記基部31の板材31aと一体的に形成されるとともに、後述する外周部33の内側面材33aと一体的に形成されている。
前記外周部33は、前記庇袖部30を全体的に見た場合に、前記排水溝32よりも外側に位置する部分を指している。この外周部33は、前記庇本体20の前記外周部23と一体形成されている(または同一の部材として構成されている)。
また、この外周部33は、内側面材33aと、外側面材33bと、を備える。
前記内側面材33aは、断面略C字状に形成され、その側面部は外側向きに配置され、その上面部は前記排水溝32に向かって下り勾配となるように傾斜している。
前記外側面材33bは、前記庇袖部30の軒先側端部となる部分であり、断面略C字状に形成され、その側面部が外側向きに配置されている。さらに、その上面部は、前記内側面材33aの上面部に沿って、かつ前記排水溝32に向かって下り勾配となるように傾斜しており、これによって、前記庇本体20の外側端部における傾斜面部33cとされている。また、その下面部の端部には、断面略L字状に形成され、軒天井部40の端部が載置されるとともに当該端部を遮蔽する載置部33dが設けられている。
そして、前記内側面材33aの排水溝側端部および前記外側面材33bの排水溝側端部と、前記傾斜面部34の前記上面板部34aの排水溝側端部とによって前記排水溝32が構成されている。
なお、前記庇袖部30の外壁側端部には、前記固定部35の前記固定板部35cに接するようにして端部カバー36が設けられている。この端部カバー36によって、前記庇袖部30の外壁側端部の防水性を向上することができる。
また、図2,図5〜図8に示すように、前記玄関を有する建物1の施工完了後における前記庇本体20および前記庇袖部30の出窓側端部の上端部と軒先側端部の上端部とが略等しい高さに位置する。
すなわち、前記庇本体20の傾斜面部24の固定板部24cと、前記庇袖部30の傾斜面部34の固定板部34cは前記外壁材8によって遮蔽された状態となっている。したがって、建物1の施工完了後は、前記傾斜面部24の上面板部24aの上端部と、前記傾斜面部34の上面板部34aの上端部が、前記庇本体20および前記庇袖部30の出窓側端部の上端部となる。
一方、前記庇本体20および前記庇袖部30の軒先側端部の上端部とは、前記庇本体20の外周部23を構成する前記外側面材23bの上端部と、前記庇袖部30の外周部33を構成する前記外側面材33bの上端部とを指している。
つまり、前記傾斜面部24の上面板部24aの上端部と、前記傾斜面部34の上面板部34aの上端部と、前記外側面材23bの上端部と、前記外側面材33bの上端部は、略等しい高さに位置している。
次に、前記軒天井部40について説明する。
前記軒天井部40は、前記出窓6の下面と前記庇本体20の下面と前記庇袖部30の下面にわたって設けられている。
より詳細に説明すると、前記玄関庇10の下面と、前記出窓6の下面と、前記玄関ポーチ5の前記天井5aを覆うようにして取り付けられている。すなわち、前記出窓6において、この軒天井部40は前記まぐさ6dの下面にビス等によって取り付けられて固定されている。また、前記玄関ポーチ5において、この軒天井部40は前記天井5aを構成するものであり、図示しない野縁に対して固定されている。
また、前記玄関庇10において、前記軒天井部40は、当該軒天井部40の外周端部が前記庇本体20側の前記載置部23dと、前記庇袖部30側の前記載置部33dとに載置されている。
前記庇本体20および前記庇袖部30,30のそれぞれには、図5〜図8,図11に示すように、前記軒天井部40を固定するための野縁42が取り付けられている。前記野縁42は、その両端部それぞれが、固定金具43を介して前記庇本体20および前記庇袖部30,30に固定されている。
前記固定金具43は、平面視において略L字状に形成されており、L字の一方の片が前記庇本体20や前記庇袖部30を構成する板材21e,35a、内側面材23aに固定されている。さらに、L字の他方の片が、各野縁42の端部に固定されている。
より詳細に説明すると、前記野縁42は、前記庇本体20に対しては二本設けられている。これら二本の野縁42,42は、前記庇本体20の幅方向に沿って配置されている。これら二本の野縁42,42用の固定金具43は、前記外周部23のうち前記庇本体20の幅方向両端部に位置する前記内側面材23aのそれぞれに固定されている。そして、前記二本の野縁42,42は、前記庇本体20の幅方向両端部側にそれぞれ固定された固定金具43,43間に架け渡されるようにして固定されている。
また、前記野縁42は、前記庇袖部30に対しては一本設けられている。この野縁42は、前記庇袖部30の長さ方向に沿って配置されている。この野縁42用の固定金具43は、前記庇本体20の前記基部21を構成する前記板材21eと、前記庇袖部30の前記固定部35を構成する前記板材35aのそれぞれに固定されている。そして、前記一本の野縁42は、これら固定金具43,43間に架け渡されるようにして固定されている。
前記野縁42は、ビス等によって前記固定金具43に留め付けられている。なお、現場施工時にビスを留め付けにくい場合は、図8に示すように、ビスを斜め打ちしてもよい。
なお、前記軒天井部40は、図11に示すように、複数枚の軒天井材40aによって構成されている。本実施の形態においては三枚の軒天井材40aが用いられており、中央に配置される軒天井材40aは矩形状に形成されており、両側に配置される軒天井材40a,40aは略L字状に形成され、前記庇本体20の両端部の下面と前記庇袖部30,30の下面とを覆うことができるようになっている。
前記ドレーン25の下端部を挿通させるための孔41は、前記両側に配置される軒天井材40a,40aのどちらか一方に形成される。もしくは、これら両側の軒天井材40a,40aの双方に孔41を形成し、使用しない一方の孔41に蓋をしてもよい。
次に、以上のような玄関庇10の取付方法について説明する。
まず、前記玄関庇10を、後施工される部材を除いて、工場等で予め組み立てておく。
そして、前記出窓6の形成後、図9に示すように、当該出窓6の下端部に、前記玄関庇10が取り付けられる範囲よりも若干広い範囲に耐水シート50を貼り付ける。
続いて、ドリルによって前記ボルト21a用のボルト孔と前記コーチスクリュー21c用の下孔を前記まぐさ6dに形成する。そして、前記ボルト21aを前記下孔に、前記まぐさ6dの玄関側(裏側)から差し込んで固定しておく。
なお、本実施の形態においては前記ボルト21aの頭部には、ビス孔が形成された座金が一体形成されており、この座金を前記まぐさ6dに対してビス固定することによって、前記ボルト21aを前記まぐさ6dに固定している。
続いて、前記玄関庇10を、前記出窓6の下端部の高さまで持ち上げる。続いて、前記玄関庇10を、前記庇本体20の前記不燃材21dと前記板材21eに形成されたボルト孔に前記ボルト21aを挿入するようにして、前記出窓6側に近付けていく。そして、この玄関庇10を、当該玄関庇10の内側面が前記出窓6の外側面に接するまで寄せる。
玄関庇10の内側面が前記出窓6の外側面に接したら、図9に示すように、前記ナット21bおよび前記コーチスクリュー21cによって、前記庇本体20前記出窓6の前面に固定する。
なお、この時、前記庇袖部30の前記固定部35が前記外壁3に接している。したがって、この固定部35も、前記庇本体20の固定作業と同時に、前記木ネジ35dによって前記外壁3に固定する。
続いて、前記庇本体20の前記傾斜面部24を構成する前記固定板部24cを、ビス等によって前記出窓6の前面に固定する。
また、前記庇袖部30の前記傾斜面部34を構成する前記固定板部34cを、ビス等によって前記出窓6の側面に固定する。さらに、前記庇袖部30の前記固定部35を構成する前記固定板部35cを、ビス等によって前記外壁3に固定する。
続いて、図10に示すように、前記固定板部24c,34c,35cの上から、防水シート51を貼り付ける。
以上のようにして、前記庇本体20および前記庇袖部30の取り付けが行われる。
続いて、前記ドレーン25を前記樋部22に対して取り付けて、その後、前記樋カバー22dをビス等によって前記樋部22に取り付ける。
次に、前記軒天井部40を施工する。
まず、本実施の形態においては、前記野縁42を前記固定金具43に対して取り付けていく。また、前記両側の軒天井材40a,40aのどちらか一方のうち、前記ドレーン25に対応する位置に、このドレーン25用の孔41を形成しておく。
続いて、前記軒天井材40aを、端部を前記載置部23d,33dに載置しながら、図11に示すように、前記玄関庇10の下面と、前記出窓6の下面と、前記玄関ポーチ5の前記天井5aを覆うようにして取り付けていく。そして、ビス等を前記野縁42に打ち込むことによって前記軒天井材40aを適宜固定する。
以上のようにして前記玄関庇10の取り付けが行われる。
その後は、前記出窓6の壁面6bに対して前記外壁材8を取り付けたり、前記外壁3に外壁材を取り付けたりして、建物1の外壁の仕上げ作業を行っていくものとする。これによって、前記庇本体20の傾斜面部24の固定板部24cと、前記庇袖部30の傾斜面部34の固定板部34cと、前記固定部35の固定板部35cとを遮蔽することができる。
本実施の形態によれば、前記出窓6の下端部に、前記庇本体20と、当該庇本体20と一体形成される前記庇袖部30,30とが設けられるので、前記出窓6の下端部だけで前記玄関の上方を覆う場合に比して、より広い範囲で前記玄関の上方を覆うことができる。これによって、前記玄関の外側で雨を凌ぎやすくなる。
また、前記出窓6の前面から前記庇本体20に向かって流れ落ちる雨水を、前記傾斜面部24を通じて前記樋部22へと流すことができる。さらに、前記庇袖部30,30に降った雨水を、前記排水溝32,32を通じて前記樋部22へと流すことができる。しかも、前記ドレーン25に対して例えば竪樋等を取り付けることによって前記樋部22に集められた雨水を排出することができる。これによって、前記出窓6から流れ落ちる雨水や、前記庇本体20および前記庇袖部30,30に降った雨水を、前記樋部22によって効率良く集水できるので、雨水が勢いよく下方に落ちることを防ぐことができる。
また、前記庇本体20は前記樋部22を備え、前記樋部22の取り付けが想定されたものであるから、前記庇本体20に対する納まりが良い。しかも、前記樋部22は前記庇本体20の上面に開口するものであるため、下から前記庇本体20を見上げても前記樋部22が目に入ることがないので、外観性の向上を図ることができる。
また、前記出窓6の側面から前記庇袖部30,30に向かって流れ落ちる雨水を、前記傾斜面部34,34を通じて前記排水溝32,32へと流すことができる。
また、前記庇袖部30,30の前記傾斜面部34,34と前記庇本体20の前記傾斜面部24とが一体形成されているので、これら傾斜面部24,34同士の間における防水性を確保できる。
また、前記庇本体20および前記庇袖部30,30の出窓側端部の上端部と軒先側端部の上端部とが略等しい高さに位置するので、前記玄関庇10を、下から見上げるだけでなく、遠くからまたは多方向から見た場合であっても、前記庇本体20の上面に前記樋部22があることを気付かせにくく、より一層、外観性の向上に貢献できる。
また、前記軒天井部40によって、前記出窓6と前記庇本体20と前記庇袖部30,30との継目を遮蔽でき、前記出窓6と前記庇本体20と前記庇袖部30,30との一体感を向上させることができるとともに、外観性の向上を図ることができる。
また、平面視略凹字状に形成された前記玄関庇10は、平面視矩形状に形成された前記出窓6に対して適合しやすいので、前記玄関庇10の内側面と前記出窓6の外側面とを接しさせやすい。これによって、前記玄関庇10を前記出窓6に対して固定しやすくなるとともに、前記玄関庇10と前記出窓6との一体感、前記玄関庇10と前記外壁3との一体感を向上させることができる。
1 建物
3 外壁
5 玄関ポーチ
6 出窓
10 玄関庇
20 庇本体
22 樋部
24 傾斜面部
25 ドレーン
30 庇袖部
32 排水溝
34 傾斜面部
40 軒天井部

Claims (5)

  1. 玄関上の外壁から前方に突出するようにして設けられた出窓の下端部に取り付けられる玄関庇において、
    前記出窓の前面に固定される庇本体と、
    前記庇本体の両端部に一体形成され、外壁側端部が前記外壁に固定される庇袖部と、を備えており、
    前記庇本体は、
    当該庇本体の軒先側端部側に配置され、当該庇本体の幅方向に沿って、かつ上面に開口して設けられる樋部と、
    当該庇本体の出窓側端部に設けられ、前記出窓の前面側から前記樋部に向かう水勾配がある傾斜面部と、
    前記樋部に設けられるドレーンと、を有しており、
    前記庇袖部は、
    前記外壁側から前記庇本体の前記樋部に向かう水勾配があり、かつ当該庇袖部の上面に開口する排水溝と、
    当該庇袖部の出窓側端部に設けられ、前記出窓の側面側から前記排水溝に向かう水勾配がある傾斜面部と、を有しており、
    当該傾斜面部は、前記庇本体の前記傾斜面部と一体形成されていることを特徴とする玄関庇。
  2. 請求項1に記載の玄関庇において、
    前記樋部は、前記出窓の前面に固定された前記庇本体にのみ設けられて、前記庇袖部には設けられておらず、
    前記庇袖部に設けられた前記排水溝の前記水勾配における勾配方向下方に前記樋部が位置していることを特徴とする玄関庇。
  3. 請求項1または2に記載の玄関庇において、
    前記玄関を有する建物の施工完了後における前記庇本体および前記庇袖部の出窓側端部の上端部と軒先側端部の上端部とが略等しい高さに位置することを特徴とする玄関庇。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の玄関庇において、
    前記出窓の下面と前記庇本体の下面と前記庇袖部の下面にわたって設けられる軒天井部を備えることを特徴とする玄関庇。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の玄関庇が、前記出窓の下端部に取り付けられてなる玄関庇の取付構造であって、
    前記出窓は平面視矩形状に形成されており、
    前記玄関庇は、前記庇本体と前記庇袖部とによって平面視略凹字状に形成されており、
    前記玄関庇は、当該玄関庇の内側面が前記出窓の外側面に接するようにして前記出窓および前記外壁に固定されていることを特徴とする玄関庇の取付構造。
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