JP5881504B2 - ウエーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、外周の全周に面取り部を有するとともに外周縁にノッチが形成されたウエーハを加工するウエーハの加工方法に関する。
IC、LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ラインによって区画された半導体ウエーハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは携帯電話、パソコン等の各種電気機器に広く利用されている。
シリコンウエーハ等のウエーハにはウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチが形成されており、このノッチがウエーハの加工プロセスの各種工程でウエーハの位置決めに利用されている(例えば、特開平2−87523号公報参照)。
また、半導体ウエーハ等のウエーハの外周には表面から裏面に至る円弧状の面取り部が形成されており、ウエーハの裏面を研削してウエーハを薄く加工すると、面取り部に円弧面と研削面とによって形成されたナイフエッジが残存して危険であるとともに、外周に欠けが生じてデバイスの品質を低下させることがある。
この問題を解決するために、特開2000−173961号公報は、ウエーハの外周に形成された面取り部に表面側から切り込みを形成する所謂エッジトリミング加工を実施した後、ウエーハの板厚が切り込み深さよりも薄くなるまでウエーハの裏面研削を行う半導体装置の製造方法を開示している。
特開平2−87523号公報 特開2000−173961号公報
しかし、エッジトリミング加工でウエーハの面取り部を除去すると、面取り部とともにノッチも除去されてしまい、後工程でウエーハの結晶方位を検出することができず、ウエーハを所定の向きに位置決めできないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ナイフエッジの形成によるウエーハの破損を防止するとともに、後工程でウエーハを所定の向きに位置決め可能なウエーハの加工方法を提供することである。
本発明によると、外周に面取り部を有するとともに外周縁にノッチが形成されたウエーハを加工するウエーハの加工方法であって、ウエーハの外周縁のノッチに切削ブレードで切り込み、該ノッチを少なくともウエーハの中心方向に拡張するノッチ拡張ステップと、該ノッチ拡張ステップを実施した後、ウエーハの表面からウエーハの仕上げ厚みに至る外周の面取り部を除去する面取り部除去ステップと、該面取り部除去ステップを実施した後、ウエーハの裏面を研削してウエーハを所定厚みへ薄化する裏面研削ステップと、を備え、該ノッチ拡張ステップでは、該面取り部除去ステップで除去されるウエーハ径方向の除去領域の内周縁よりもウエーハ中心側の所定位置に至るまで該ノッチを拡張することで、該面取り部除去ステップを実施した後に該ノッチを残存させることを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
本発明のウエーハの加工方法によると、ウエーハの面取り部を除去する面取り部除去ステップを実施する前にノッチ拡張ステップでノッチが拡張されるため、面取り部除去ステップを実施した後でもノッチが残存し、拡張されたノッチを利用してウエーハを所定の向きに位置決めできる。
また、裏面研削ステップを実施する前にウエーハの面取り部が除去されるため、所謂ナイフエッジが形成されず、ナイフエッジの形成によるウエーハの破損を防止することができる。
半導体ウエーハの表面側斜視図である。 半導体ウエーハの側面図である。 ノッチ拡張ステップを示す側面図である。 ノッチ拡張ステップを示す平面図である。 ノッチ拡張ステップの第1実施形態を説明する拡大平面図である。 ノッチ拡張ステップの第2実施形態を説明する拡大平面図である。 面取り部除去ステップを示す側面図である。 裏面研削ステップを示す一部断面側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明のウエーハの加工方法の加工対象となる半導体ウエーハ11の表面側斜視図が示されている。
半導体ウエーハ11(以下ウエーハと略称する)は例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面11aに複数の分割予定ライン13が格子状に形成されているとともに、複数の分割予定ライン13によって区画された各領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成されたウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19をその表面の平端部に備えている。図2に最も良く示されるように、ウエーハ11の外周部には円弧状の面取り部11eが形成されている。21はシリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチである。
本発明のウエーハの加工方法では、まずウエーハ11の外周縁のノッチ21に切削ブレードで切り込み、ノッチ21を少なくともウエーハ11の中心方向に拡張するノッチ拡張ステップを実施する。このノッチ拡張ステップの第1実施形態について、図3乃至図5を参照して説明する。
第1実施形態のノッチ拡張ステップでは、図3に示すように、先端がR形状の切削ブレード12を矢印A方向に高速で回転させながら、チャックテーブル10を矢印X1方向に加工送りすることによりウエーハ11のノッチ21に切り込み、ノッチ21をウエーハ11の中心方向に拡張する。
図4はノッチ拡張ステップの平面図を示しており、切削ブレード12をウエーハ11に対して矢印X2方向に相対移動することにより、ノッチ21に切り込む様子を示している。符号23は後の面取り部除去ステップで除去される除去領域を示しており、23aは除去領域の内周縁をそれぞれ示している。
このノッチ拡張ステップでは、図5(B)に示すように、切削ブレード12の先端12aを除去領域23の内周縁23aを超えて切り込ませ、切欠き31を形成する。このような切欠き31を形成することにより、面取り部除去ステップを実施した後、切欠き31がノッチ21の延長部分として作用し、この切欠き31を利用して後工程でウエーハ11を所定の向きに位置決めすることができる。
第1実施形態のノッチ拡張ステップで使用するのに適した切削ブレードは、先端がR形状の切削ブレード12の他、例えば先端V形状や頂点が丸まった先端V形状の切削ブレードでもよい。切欠き31が結晶方位を示すことができ、後工程で切欠き31を画像認識で検出できる形状を形成できればよい。
図6を参照すると、ノッチ拡張ステップの第2実施形態が示されている。第2実施形態のノッチ拡張ステップでは、チャックテーブル10を所定角度回転させて、図6(A)に示すように、ノッチ21の1辺21aと切削ブレード14とを平行に位置付ける。
そして、コーナー14bが丸まった先端14aがフラットな形状の切削ブレード14を図6(B)に示すように、除去領域の内周縁23aを超えてノッチ21に切り込ませ、面取り部除去ステップ実施後にノッチ21と相似形の切欠き33を形成する。ノッチ21の底部21bの形状が切削ブレード14の先端コーナー部14bの形状に概略一致するような切削ブレード14を使用するのが好ましい。
このようにノッチ21と相似形で且つ同じ方向を向いた切欠き33を除去領域の内周縁23aを超えて形成することにより、この切欠き33を利用して後工程でウエーハ11を所定の向きに位置決めすることができる。
ノッチ拡張ステップを実施した後、ウエーハ11の表面11aからウエーハの仕上げ厚みに至る外周の面取り部11eを除去する面取り部除去ステップを実施する。この面取り部除去ステップでは、図7に示すように、切削装置のチャックテーブル10でウエーハ11を吸引保持する。
そして、切削ユニット16の切削ブレード18をウエーハ11の面取り部11eに表面11a側から所定深さ切り込ませ、チャックテーブル10を矢印B方向に低速で回転させて、ウエーハ11の外周部に円形の段差部25を形成する。
この面取り部除去ステップでの切削ブレード18の切り込み深さは、少なくともウエーハ11の表面11aからウエーハの仕上げ厚みに至る深さであり、例えば深さ100μm程度の円形の段差部25を形成する。切削ブレード18としては、例えば厚さが1〜2mm程度のワッシャーブレードを使用するのが好ましい。
図7に示した面取り部除去ステップは、切削ブレード18をウエーハ11の面取り部11eに切り込ませて実施しているが、研削ホイールの研削砥石をウエーハ11の面取り部11eに当接させて研削により面取り部11eの一部を除去するようにしてもよい。
面取り部除去ステップを実施した後、ウエーハ11の裏面11bを研削してウエーハ11を所定厚みへと薄化する裏面研削ステップを実施する。この裏面研削ステップでは、図8に示すように、ウエーハ11の表面11aに表面保護テープ27を貼着し、研削装置のチャックテーブル20でウエーハ11に貼着された表面保護テープ27側を吸引保持し、ウエーハ11の裏面11bを露出させる。
図8に示された研削ユニット22は、スピンドル24と、スピンドル24の先端に固定されたホイールマウント26と、ホイールマウント26の先端に着脱可能に装着された研削ホイール28とを含んでいる。研削ホイール28は、環状基台30と、環状基台30の下端部外周に固着された複数の研削砥石32とから構成される。
裏面研削ステップでは、チャックテーブル20を矢印a方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール28をチャックテーブル20と同一方向に、即ち矢印b方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、図示しない研削ユニット送り機構を作動して研削砥石32をウエーハ11の裏面11bに接触させる。
そして、研削ホイール28を所定の研削送り速度(例えば3〜5μm/秒)で下方に所定量研削送りして、ウエーハ11の研削を実施する。図示しない接触式又は非接触式の厚み測定ゲージによってウエーハ11の厚みを測定しながらウエーハ11を所望の厚み(例えば100μm)に仕上げる。
この裏面研削工程が完了すると、ウエーハ11がその裏面11b側から十分深く研削されるので、段差部25から上方に残留している面取り部11eを完全に除去することができる。
上述した実施形態では、本発明の加工方法を半導体ウエーハ11について実施した例について説明したが、被加工物は半導体ウエーハに限定されるものではなく、外周縁にノッチを有する他のウエーハにも本発明の加工方法は同様に適用することができる。
本発明のウエーハの加工方法では、ウエーハ11の面取り部11eを除去する面取り部除去ステップを実施する前に、ノッチ拡張ステップでノッチ21が拡張されるため、面取り部除去ステップを実施した後でもノッチがウエーハの外周部に残存し、このノッチを利用してウエーハ11を所定の向きに位置決めすることができる。
11 半導体ウエーハ
11e 面取り部
12,14,18 切削ブレード
21 ノッチ
23 除去領域
23a 除去領域の内周縁
25 段差部
28 研削ホイール
32 研削砥石

Claims (1)

  1. 外周に面取り部を有するとともに外周縁にノッチが形成されたウエーハを加工するウエーハの加工方法であって、
    ウエーハの外周縁のノッチに切削ブレードで切り込み、該ノッチを少なくともウエーハの中心方向に拡張するノッチ拡張ステップと、
    該ノッチ拡張ステップを実施した後、ウエーハの表面からウエーハの仕上げ厚みに至る外周の面取り部を除去する面取り部除去ステップと、
    該面取り部除去ステップを実施した後、ウエーハの裏面を研削してウエーハを所定厚みへ薄化する裏面研削ステップと、を備え、
    該ノッチ拡張ステップでは、該面取り部除去ステップで除去されるウエーハ径方向の除去領域の内周縁よりもウエーハ中心側の所定位置に至るまで該ノッチを拡張することで、該面取り部除去ステップを実施した後に該ノッチを残存させることを特徴とするウエーハの加工方法。
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