JP2016127098A - ウェーハの加工方法 - Google Patents

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中村 寛
Hiroshi Nakamura
寛 中村
高明 杉山
Takaaki Sugiyama
高明 杉山
一弘 久保田
Kazuhiro Kubota
一弘 久保田
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【課題】ウェーハにエッジトリミングを実施して面取り部を部分的に除去した後ウェーハを所定の厚さに裏面研削をする際に、庇状に張り出した残存面取り部が庇の根元から折れてしまうことを抑制可能なウェーハの加工方法を提供する。【解決手段】ウェーハ11の裏面をチャックテーブル10で保持してウェーハの表面11aを露出させ、切削ブレード16を所定の厚さを超える深さでウェーハの外周縁に切り込ませつつ該チャックテーブルを回転させてウェーハの外周縁を切削し、ウェーハの表面から該所定の厚さを超える領域の該面取り部11eを除去して外周縁に段差部21を形成し、ウェーハの表面に保護部材を配設し、ウェーハの裏面を研削砥石で研削してウェーハを該所定の厚さへと薄化する工程を備え、面取り部除去においてウェーハの外周縁に形成された該段差部をウェーハの中心から径方向外側に向かって厚さが薄くなるように形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェーハの外周縁に形成された面取り部を部分的に除去するウェーハの加工方法に関する。
従来より、半導体ウェーハには、半導体前半プロセス中における割れや発塵防止のために、その外周に表面から裏面に至る円弧状の面取り部が形成されている。通常、半導体ウェーハに対する面取り部の形成は、半導体ウェーハ製造過程で実施される。
このように外周に面取り部を有するウェーハの裏面を研削してウェーハを薄くすると、面取り部に円弧面と研削面とによって形成されたナイフエッジが存在して危険であると共に、外周に欠けが生じてデバイスの品質を低下させることがある。
この問題を解決するために、半導体ウェーハの外周に形成された面取り部と平坦部との境界部分の表面に切り込みを形成して面取り部を部分的に除去した後、ウェーハの厚みが切り込み深さよりも薄くなるまでウェーハの裏面研削を行う半導体デバイスの製造方法が実施されている(例えば、特開2000−173961号公報参照)。このウェーハ外周部分の切削はエッジトリミングと称される。
特開2000−173961号公報
しかし、エッジトリミングを実施すると、部分的に除去された面取り部が庇状に外周に張り出した状態となっているため、ウェーハの裏面研削を実施すると、その張り出し部分が研削によって除去される際に、徐々に研削されるのではなく、庇の根本部分が折れてしまう場合が多く、庇の部分が大きな端材となって離脱する。
離脱した庇の部分は、研削水と共にウェーハから離間していくが、研削水の排水口に溜まってオーバーフローを発生させたり、ウェーハと研削砥石との間に挟まってウェーハに傷(スクラッチ)を作ってしまう等の問題があり、解決すべき課題となっている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェーハにエッジトリミングを実施して面取り部を部分的に除去した後ウェーハの裏面研削をする際に、庇状に張り出した残存面取り部が庇の根元から折れてしまうことを抑制可能なウェーハの加工方法を提供することである。
本発明によると、外周に面取り部を有すると共に表面に複数のデバイスが形成されたウェーハを所定の厚さへ薄化するウェーハの加工方法であって、ウェーハの裏面をチャックテーブルで保持してウェーハの表面を露出させる保持ステップと、該保持ステップを実施した後、切削ブレードを該所定の厚さを超える深さでウェーハの外周縁に切り込ませつつ該チャックテーブルを回転させてウェーハの外周縁を切削し、ウェーハの表面から該所定の厚さを超える領域の該面取り部を除去して外周縁に段差部を形成する面取り部除去ステップと、該面取り部除去ステップを実施した後、ウェーハの表面に保護部材を配設する保護部材配設ステップと、該保護部材配設ステップを実施した後、ウェーハの裏面を研削砥石で研削してウェーハを該所定の厚さへと薄化する研削ステップと、を備え、該面取り部除去ステップでは、ウェーハの外周縁に形成された該段差部が、ウェーハの中心から径方向外側に向かって厚さが薄くなるように形成されることを特徴とするウェーハの加工方法が提供される。
本発明のウェーハの加工方法によると、エッジトリミングによる面取り部除去時に形成される外周縁の段差面をウェーハの外周に向かって低くなるようなテーパー面としたことで、裏面研削時に徐々に庇の先端から削られるため、庇の根元から折れてしまいにくくなり、大きな端材の発生を防止できるという効果がある。
半導体ウェーハの表面側斜視図である。 図2(A)は半導体ウェーハの一部拡大側面図、図2(B)は半導体ウェーハの一部拡大断面図である。 第1実施形態の面取り部除去ステップを示す側面図である。 研削ステップを示す一部断面側面図である。 第2実施形態の面取り部除去ステップを示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明のウェーハの加工方法が適用可能な半導体ウェーハ(以下、単にウェーハと略称することがある)11の表面側斜視図が示されている。図2(A)は半導体ウェーハ11の一部拡大側面図、図2(B)は半導体ウェーハ11の一部拡大断面図をそれぞれ示している。
半導体ウェーハ11はシリコン等の基板13の表面に複数の機能膜及び複数の絶縁膜からなる機能層15を積層し、この機能層15に格子状に形成された複数の分割予定ライン17によって区画された各領域にIC、LSI等の半導体デバイス19を形成して構成されている。
半導体ウェーハ11には、半導体前半プロセス中における割れや発塵防止のために、その外周に表面11aから裏面11bに至る円弧状の面取り部11eが形成されている。一般的に、半導体ウェーハ11に対する面取り部11eの形成は、半導体ウェーハ製造過程で実施される。
本発明に係るウェーハの加工方法では、まず、図3に示すように、ウェーハ11の裏面11bを切削装置のチャックテーブル10で保持してウェーハ11の表面11aを露出させる保持ステップを実施する。
図3において、切削ユニット12は、回転駆動されるスピンドル14の先端に装着された切削ブレード16を含んでいる。切削ブレード16は、その先端(最外周)16aがスピンドル14の回転軸に対して所定角度傾斜して、即ちテーパー状に形成されている。
保持ステップを実施した後、矢印A方向に高速回転(例えば、30000rpm)する切削ブレード14を所定の厚さを超える深さでウェーハ11の外周縁に切り込ませつつ、チャックテーブル10を矢印B方向に回転させてウェーハ11の外周縁を切削し、ウェーハ11の表面11aから所定厚さを超える領域の面取り部11eを除去して一部を残存させる面取り部除去ステップを実施する。
この面取り部除去ステップを実施すると、切削ブレード16の先端(最外周)16aがスピンドル14の回転軸に対して斜めに形成されているため、ウェーハ11の外周縁に形成された段差部21が、ウェーハ11の中心から径方向外側に向かって厚さが薄くなるように形成される。符号23は面取り部除去ステップで除去された領域を示している。
面取り部除去ステップを実施した後、図4(A)に示すように、ウェーハ11の表面11aに保護部材25を配設する保護部材配設ステップを実施する。この保護部材25は例えば保護テープ等から形成され、ウェーハ11の表面11aに形成したデバイス19を保護するために貼着する。
保護部材配設ステップを実施した後、図4に示すように、ウェーハ11の裏面11bを研削砥石で研削してウェーハ11を所定の厚さへと薄化する研削ステップを実施する。図4(A)は研削中の状態を示す一部断面側面図、図4(B)は研削終了後の状態を示す一部断面側面図である。
図4において、研削ユニット22は、回転駆動されるスピンドル24と、スピンドル24の先端に固定されたホイールマウント26と、ホイールマウント26に着脱可能に装着される研削ホイール28とを含んでいる。研削ホイール28は、環状のホイール基台30と、ホイール基台30の下端部外周に固着された複数の研削砥石32とから構成される。
研削ステップでは、保護部材25を介してウェーハ11を吸引保持したチャックテーブル20を矢印a方向に約300rpmで回転しつつ、研削ホイール22を矢印b方向に約6000rpmで回転させると共に、研削ホイール28の研削砥石32をウェーハ11の裏面11bに接触させる。そして、研削ホイール28を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りして、ウェーハ11を図4(B)に示す所定の厚さに仕上げる。
本実施形態のウェーハの加工方法では、エッジトリミングを実施してウェーハ11の面取り部11eを部分的に除去した時に形成される外周縁の段差部21をウェーハ11の外周に向かって低くなるようなテーパー面としたことで、図4(A)に示すように、庇状に張り出した段差部21が徐々に庇の先端から削られるため、庇の根元から折れてしまうことが抑制され、大きな端材の発生を防止することができる。
図5を参照すると、本発明第2実施形態の面取り部除去ステップを示す側面図が示されている。本実施形態では、切削ブレード16Aとしては、先端が平らな通常の切削ブレードを称するが、スピンドル14を水平面に対して所定角度傾けた切削ユニット12Aを使用する。
このようにスピンドル14を水平面に対して所定角度傾けた切削ユニット12Aでウェーハ11のエッジトリミングを実施することにより、図3を参照して説明した第1実施形態の面取り部除去ステップと同様に、ウェーハ11の外周縁に形成される段差部21をウェーハ11の中心から径方向外側に向かって厚さが薄くなるように形成することができる。
上述した実施形態では、本発明の加工方法を半導体ウェーハ11に適用した例について説明したが、ウェーハ11は半導体ウェーハに限定されるものではなく、外周部に円弧状の面取り部を有する他のウェーハにも同様に適用可能である。
10,20 チャックテーブル
11 半導体ウェーハ
13 基板
15 機能層
16,16A 切削ブレード
16a 切削ブレードの先端(最外周)
17 分割予定ライン
19 半導体デバイス
21 段差部
25 保護部材
28 研削ホイール
32 研削砥石

Claims (1)

  1. 外周に面取り部を有すると共に表面に複数のデバイスが形成されたウェーハを所定の厚さへ薄化するウェーハの加工方法であって、
    ウェーハの裏面をチャックテーブルで保持してウェーハの表面を露出させる保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、切削ブレードを該所定の厚さを超える深さでウェーハの外周縁に切り込ませつつ該チャックテーブルを回転させてウェーハの外周縁を切削し、ウェーハの表面から該所定の厚さを超える領域の該面取り部を除去して外周縁に段差部を形成する面取り部除去ステップと、
    該面取り部除去ステップを実施した後、ウェーハの表面に保護部材を配設する保護部材配設ステップと、
    該保護部材配設ステップを実施した後、ウェーハの裏面を研削砥石で研削してウェーハを該所定の厚さへと薄化する研削ステップと、を備え、
    該面取り部除去ステップでは、ウェーハの外周縁に形成された該段差部が、ウェーハの中心から径方向外側に向かって厚さが薄くなるように形成されることを特徴とするウェーハの加工方法。
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