JP6657020B2 - ウェーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域にウェーハIDが形成されたウェーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造プロセスにおいては、略円板形状の半導体ウェーハの表面に格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、区画された各領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。
半導体ウェーハは研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置又はレーザ加工装置によって個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは携帯電話、パソコン等の各種電子機器に広く利用されている。半導体ウェーハの裏面を研削する前に、半導体ウェーハの表面に形成されたデバイスを保護するため、半導体ウェーハの表面には保護テープが貼着される。研削装置のチャックテーブルで保護テープを介して半導体ウェーハを吸引保持し、半導体ウェーハの裏面の研削を実施する。
特開2006−303051号公報
上記のように研削を実施する前に、研削条件等に応じて、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を先に切削して除去する場合がある。ところが、この場合、外周余剰領域に印字されたIDも除去されてなくなってしまい、後工程において、IDに関連付けられた各デバイスの情報等を処理できなくなる、という問題がある。また、外周余剰領域を研削前に除去すると、半導体ウェーハの外径が変わるので、半導体ウェーハを搬送する搬送パッドも、標準的な半導体ウェーハの外径に応じた仕様のものを使用できなくなる。このため、外径が変わるウェーハに応じて複数の搬送パッドを備えた設備とする必要があり、設備コストが上昇する、という問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ウェーハID及び外周余剰領域を残しつつウェーハを分割することができるウェーハの加工方法を提供することを目的とする。
本発明のウェーハの加工方法は、表面にデバイス及び分割予定ラインを備えるデバイス領域とデバイス領域を囲繞しウェーハIDが形成された外周余剰領域とを有するウェーハの裏面側を仕上げ厚みまで薄化して分割予定ラインに沿って加工するウェーハの加工方法であって、デバイス領域及び外周余剰領域の境界に沿って少なくとも仕上げ厚みまでウェーハの厚み方向途中までの深さのデバイス領域と外周余剰領域とを分断する分断溝を形成する分断溝形成ステップと、分断溝形成ステップを実施した後に、ウェーハの表面側に研削テープを貼着する研削テープ貼着ステップと、研削テープ貼着ステップを実施した後に、研削テープ側をチャックテーブルに保持し、ウェーハ裏面側から研削ホイールで仕上げ厚みまで研削を行う研削ステップと、研削ステップを実施した後に、ウェーハの研削をした研削面に切削テープを貼着し研削テープを剥離して転写する転写ステップと、切削テープに貼着されたウェーハのデバイス領域及び外周余剰領域のリング形状端材を切削装置のチャックテーブルに載置し、切削ブレードを外周余剰領域のリング形状端材とデバイス領域の間で切削テープの途中まで切り込み切削送りを行い、外周余剰領域のリング形状端材とデバイス領域の間で上昇させ、表面に形成された分割予定ラインに沿ってウェーハのデバイス領域の分割を行う分割ステップと、から構成され、後の工程で外周余剰領域のリング形状端材に形成されたウェーハIDで識別することを特徴とする。
この構成によれば、ウェーハに分断溝を形成しても研削及び分割後に外周余剰領域がリング状に残存し、ウェーハIDも残存するので、分割ステップより後工程でのウェーハIDに基づく処理を問題なく行うことができる。しかも、研削ステップ及び分割ステップの後でも外周余剰領域はチャックテーブルに残存するので、研削や分割の前後でウェーハの外径寸法が変わらなくなる。これにより、ウェーハ用の搬送パッドも標準的なウェーハの外径に応じた仕様にて1種類用意すればよくなり、設備コストの上昇を抑制することができる。ここで、本発明では、分割ステップを実施する際、外周余剰領域がリング形状端材として形成され、直線状となる切削溝の両端部はリング形状端材とデバイス領域との間に位置する。これにより、分割ステップにてデバイス領域を切削してもリング形状端材が分断されて個片化されず、一連に連なった状態を維持することができる。この結果、リング形状端材が細かいチップとなって飛び散ることがなくなり、デバイスの品質低下を防止できる上、ウェーハIDを良好な状態で残存させることができる。
本発明によれば、ウェーハID及び外周余剰領域を残しつつウェーハを分割することができる。
本実施の形態に係るウェーハの概略断面図である。 本実施の形態に係る分断溝形成ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る研削テープ貼着ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る研削ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る研削ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る転写ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る分割ステップの一例を示す図である。 本実施の形態に係る分割ステップの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係るウェーハの加工方法について詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係るウェーハの概略断面図である。図2は、本実施の形態に係る分断溝形成ステップの一例を示す図である。図3は、本実施の形態に係る研削テープ貼着ステップの一例を示す図である。図4及び図5は、本実施の形態に係る研削ステップの一例を示す図である。図6は、本実施の形態に係る転写ステップの一例を示す図である。図7及び図8は、本実施の形態に係る分割ステップの一例を示す図である。
図1に示すように、ウェーハWは、略円板状に形成されており、中央には複数のデバイスDが表面Waから突出する凸形状に形成されている。ウェーハWは、複数のデバイスDが形成されたデバイス領域W1と、デバイス領域W1を囲繞する外周余剰領域W2とを有している。デバイス領域W1と外周余剰領域W2とでは、図1中上面高さ位置が異なり、それらの境界W3に段差が存在している。デバイス領域W1は、格子状に配列された分割予定ラインL(図8参照)によって複数の領域に区画され、この区画された領域にデバイスDが形成される。外周余剰領域W2にはウェーハIDを特定するためのID表示部Cが形成されている。ID表示部Cは、所定の記号やバーコード等が印刷やラベル貼付等によって表面Wa側に施され、ウェーハWにおけるデバイスの種類や不良デバイスの位置等の情報と関連付けたものとされる。なお、ウェーハWの表面Waと反対側にある裏面Wbには、デバイスDが形成されていない。また、ウェーハWは、表面WaにデバイスDを形成するものであれば、シリコン、ガリウム砒素等の半導体ウェーハでもよいし、セラミック、ガラス、サファイア系の光デバイスウェーハでもよい。
図2に示すように、まず分断溝形成ステップが実施される。分断溝形成ステップでは、切削手段10を用いて、チャックテーブル11に保持されたウェーハWの表面Waにおける境界W3に分断溝W4を形成する。チャックテーブル11は、上面を保持面としてウェーハWを保持し、回転軸12の軸周りを回転可能となっている。切削手段10は、不図示のスピンドルの先端に装着された切削ブレード15を備え、切削ブレード15を所定の回転速度で回転させることができる。
分断溝形成ステップでは、まず、ウェーハWの裏面Wb側をチャックテーブル11上に載置して表面Waを上向きに露出させる。その後、図示しない吸引源の作動によりチャックテーブル11によってウェーハWを吸引保持する。そして、切削手段10の切削ブレード15を回転させながらウェーハWの境界W3に接近する方向に下降させ、切削ブレード15の刃先をウェーハWの表面Waに切り込ませる。続いて、チャックテーブル11が回転軸12の軸周りを少なくとも1回転することで、切削ブレード15が、境界W3に沿ってウェーハWの中心を中心として切削し、デバイス領域W1と外周余剰領域W2とを分断するリング状の分断溝W4を形成する。ここで、分断溝W4は、裏面Wbまで貫通しないように少なくとも厚み方向途中までの溝深さdに形成され、溝深さdは、後述する研削ステップでウェーハWを仕上げ厚みまで研削したときに裏面Wbに表出するように少なくとも設定され、好ましくは、ウェーハWの全体厚の約2/3に設定されている。
分断溝形成ステップは、上記のように切削手段10を用いて実施するほか、レーザ光線によるアブレ−ション加工によって実施してもよい。具体的には、ウェーハWに対して吸収性を有する波長のレーザ光線をウェーハWの表面Wa側から境界W3にリング状に照射して分断溝W4を形成する。
図3に示すように、分断溝形成ステップの後には研削テープ貼着ステップが実施される。研削テープ貼着ステップでは、研削テープTをウェーハWの表面Waに貼着する。この貼着は、例えば、ウェーハWの外周縁側からウェーハWの表面Waに研削テープTを繰り出しつつ、研削テープT上で貼着ローラを転動させ、ウェーハWの表面Waの全面に研削テープTを貼着する。上記のようにデバイス領域W1と外周余剰領域W2との境界W3に段差が存在しているため、研削テープTの境界W3に対応する位置にも段差が形成される。なお、研削テープTは、特に限定されるものではないが、ウェーハWの表面Waと接触する面側に粘着層を有しているものを使用する。
図4及び図5に示すように、研削テープ貼着ステップの後には研削ステップが実施される。研削ステップでは、研削手段20を用いて、チャックテーブル21に保持されるウェーハWを研削することにより、ウェーハWを裏面Wb側から仕上げ厚みまで薄厚化する。チャックテーブル21は、上面を保持面としてウェーハWを保持し、回転軸22の軸周りを回転可能となっている。研削手段20は、鉛直方向の軸心を有するスピンドル24と、スピンドル24の下端に装着された研削ホイール25と、研削ホイール25の下部に環状に固着された研削砥石26とを備えている。研削手段20は、モータ(不図示)によってスピンドル24を回転させることで、研削ホイール25を所定の回転速度で回転させることができる。
研削ステップでは、まず、図4に示すように、チャックテーブル21上に研削テープT側を載置してウェーハWの裏面Wbを上向きに露出させる。その後、図示しない吸引源の作動により、チャックテーブル21によって研削テープTを介してウェーハWを吸引保持するとともに、回転軸22の軸周りにチャックテーブル21を回転する。続いて、研削手段20の研削ホイール25を回転させながらウェーハWの裏面Wbに接近する方向に研削手段20を下降させ、回転する研削砥石26を裏面Wbに当接する。そして、図5に示すように、研削砥石26でウェーハWの裏面Wbを押圧しながら分断溝W4に到達する深さまで研削することにより、分断溝W4が裏面Wbから表出し、分断溝W4を境としてデバイス領域W1と外周余剰領域W2とが分離される。これらが分離された後、ウェーハWが仕上げ厚みまで薄化するまで研削砥石26による研削を継続する。
ここで、研削ステップでは、ウェーハWの裏面Wbが分断溝W4に到達する前の図4の状態で、研削テープTの段差によって外周余剰領域W2に貼着された研削テープTがチャックテーブル21の上面から離れて吸引保持力が弱くなる。但し、図4の状態では、デバイス領域W1に貼着された研削テープTが、広い面積でチャックテーブル21から吸引力を受けるので、ウェーハWが良好に保持された状態が維持される。図4の状態から研削が進行し、分断溝W4を境としてデバイス領域W1と外周余剰領域W2とが分離されると、図5のように外周余剰領域W2がリング形状端材W2aとなって落下する。これにより、外周余剰領域W2に貼着された研削テープTがチャックテーブル21の上面に当接し、チャックテーブル21による吸引力が低減しないようにしてウェーハWの外周余剰領域W2のリング形状端材W2aが保持される。
このように本実施の形態に係る研削ステップでは、分断溝W4を境としてデバイス領域W1と外周余剰領域W2とが分離される。そして、外周余剰領域W2に貼着された研削テープTがチャックテーブル21の上面に当接して吸引保持されるので、外周余剰領域W2のばたつきを抑制でき、ばたつきに起因する外周余剰領域W2のクラックの発生を防止することができる。
図6に示すように、研削テープ貼着ステップの後には転写ステップが実施される。転写ステップでは、環状となるフレームFの内部にウェーハWを配置してから、ウェーハWの裏面Wb及びフレームFに切削テープTpを繰り出して貼着する。これにより、切削テープTpを介しフレームFの内側にウェーハWのデバイス領域W1と外周余剰領域W2のリング形状端材W2aとが支持される。この貼着は、例えば、切削テープTp上で貼着ローラを転動させ、ウェーハWの研削面となる裏面Wb全面とフレームFの一方の面とに切削テープTpを貼着する。切削テープTpの貼着後、ウェーハWの表面Waに貼着された研削テープTを剥離することで、ウェーハWの研削テープTから切削テープTpへの転写が完了する。
図7及び図8に示すように、転写ステップの後には分割ステップが実施される。分割ステップでは、先ず、切削装置30のチャックテーブル31(図8では不図示)上に、切削テープTpに貼着されたフレームF、ウェーハWのデバイス領域W1及び外周余剰領域W2のリング形状端材W2aを載置し、吸着等によって保持する。その後、切削ブレード32を、分割予定ラインLの上方であってリング形状端材W2aとデバイス領域W1との間に位置付ける。この位置付け後、切削ブレード32を高速回転しながら下降し、切削ブレード32がウェーハWの表面WaからウェーハWの厚み方向全部を経て切削テープTpの厚さ方向の途中まで切り込む。そして、不図示の送り機構を介して分割予定ラインLに沿って切削送りするよう、切り込んだ状態の切削ブレード32とチャックテーブル31上のウェーハWとを相対移動し、分割予定ラインLに沿ってウェーハWを切削して切削溝W5を形成する。かかる切削送りによって切削溝W5の形成を進行し、切削ブレード32がリング形状端材W2aとデバイス領域W1との間に達すると、それらの間で切削ブレード32を上昇する。従って、切削溝W5の端部となる始点W5aと終点W5bとは、リング形状端材W2aの幅内に位置しており、リング形状端材W2aを幅方向に横切って分断することがない。
なお、切削溝W5の形成において、始点W5a側を形成する際の切削ブレード32の下降速度は、ウェーハWへの衝撃を緩和する等の理由から遅い速度となる。一方、終点W5b側を形成した後の切削ブレード32の上昇速度は、衝撃緩和等の制約がなくなるので、下降速度より高速に設定することによって加工時間の短縮化が図られる。
上記と同様の要領を繰り返し、ウェーハWの表面Waに形成された全ての分割予定ラインLに沿って切削溝W5を形成する加工を行い、デバイス領域W1を個々のデバイスDに分割することで分割ステップが完了する。分割ステップが完了した後の工程においても、リング形状端材W2aが分断されず、デバイス領域W1の周囲にリング状をなす状態を維持できる。これにより、カメラやセンサ等の検知手段を介してリング形状端材W2aに形成されたID表示部Cを識別することができる。
以上のように、本実施の形態に係る加工方法によれば、分断溝W4を形成しても、研削ステップ前(図4参照)から分割ステップ後(図7及び図8参照)まで、ウェーハWに外周余剰領域W2を形成した状態を維持することができる。これにより、デバイスDが凸形状となっても、研削中のばたつきに起因する外周余剰領域W2のクラックの発生を防止しつつ、外周余剰領域W2及びID表示部Cを分割ステップの後まで残すことができる。この結果、分割ステップ後にID表示部Cを識別して得た情報に基づいた各種の処理を実施することができる。しかも、外周余剰領域W2が残ることでウェーハWの外径寸法が変わらないよう維持することができ、ウェーハWの搬送機構として既存のものを一種類だけとして変更せずに利用できる。これにより、ウェーハWの外径寸法の変化に応じて、搬送機構を複数とする必要がなくなり、搬送機構についての設備コストの上昇を抑えて経済的なものとすることができる。
更に、分割ステップにて形成される切削溝W5の始点W5aと終点W5bとは、リング形状端材W2aの幅内に位置しているので、切削送りの始め側及び終わり側に未切削領域が形成される。従って、全ての分割予定ラインLに切削溝W5を形成しても、リング形状端材W2aが円環状に連なった状態に保つことができる。これにより、リング形状端材W2aが細かいチップとなって飛散することがなくなり、チップの飛散に起因する切削不良等を防止できる上、ID表示部Cの良好な残存に寄与することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状、方向などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、デバイスDが凸形状となってウェーハWの表面Waに形成されているが、凸形状となる部分がないウェーハを加工してもよい。ここで、割れや発塵防止のために外周に面取り加工が施されたウェーハでは、研削によって面取りされたウェーハの外周がナイフエッジ状になって欠け易くなるため、ナイフエッジになりうる面取り部を事前にトリミング加工によってウェーハの外周から除去する場合がある。この場合、トリミング加工によってウェーハIDを特定するためのID表示部Cもなくなってしまうという問題がある。このようなウェーハでも、上記実施の形態の加工方法では、トリミング加工を実施しなくても、研削及び分割加工するときに、外周余剰領域W2に研削テープTや切削テープTpが貼着されるので、ウェーハの外周が欠けることを防止しつつID表示部Cを残すことができる。
また、分割ステップにおいて、2つの切削ブレード32を用い、ウェーハWの異なる分割予定ラインL上で同時に切削する、いわゆるデュアルカットと称される方法によって加工してもよい。デュアルカットで加工を行えば、切削溝W5の始点W5a側を形成する際の切削ブレード32の下降速度が遅くなるスローイン加工であっても加工時間の短縮化を図ることができる。
以上説明したように、本発明は、ウェーハID及び外周余剰領域を残しつつウェーハを分割することができるという効果を有し、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域にウェーハIDが形成されたウェーハの加工方法に有用である。
21 チャックテーブル
25 研削ホイール
30 切削装置
31 チャックテーブル
32 切削ブレード
C ID表示部
D デバイス
L 分割予定ライン
T 研削テープ
Tp 切削テープ
W ウェーハ
W1 デバイス領域
W2 外周余剰領域
W2a リング形状端材
W3 境界
W4 分断溝
Wa 表面
Wb 裏面

Claims (1)

  1. 表面にデバイス及び分割予定ラインを備えるデバイス領域と該デバイス領域を囲繞しウェーハIDが形成された外周余剰領域とを有するウェーハの裏面側を仕上げ厚みまで薄化して該分割予定ラインに沿って加工するウェーハの加工方法であって、
    該デバイス領域及び該外周余剰領域の境界に沿って少なくとも仕上げ厚みまでウェーハの厚み方向途中までの深さの該デバイス領域と該外周余剰領域とを分断する分断溝を形成する分断溝形成ステップと、
    該分断溝形成ステップを実施した後に、ウェーハの表面側に研削テープを貼着する研削テープ貼着ステップと、
    該研削テープ貼着ステップを実施した後に、該研削テープ側をチャックテーブルに保持し、ウェーハ裏面側から研削ホイールで仕上げ厚みまで研削を行う研削ステップと、
    該研削ステップを実施した後に、ウェーハの研削をした研削面に切削テープを貼着し該研削テープを剥離して転写する転写ステップと、
    該切削テープに貼着されたウェーハの該デバイス領域及び該外周余剰領域のリング形状端材を切削装置のチャックテーブルに載置し、切削ブレードを該外周余剰領域の該リング形状端材と該デバイス領域の間で該切削テープの途中まで切り込み切削送りを行い、該外周余剰領域の該リング形状端材と該デバイス領域の間で上昇させ、表面に形成された分割予定ラインに沿ってウェーハの該デバイス領域の分割を行う分割ステップと、
    から構成され、
    後の工程で該外周余剰領域の該リング形状端材に形成されたウェーハIDで識別することを特徴とするウェーハの加工方法。
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