JP5877132B2 - エレベータ清掃用制御装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータの窓ガラス(ビジョンガラス)の清掃作業を簡易に実施できるエレベータ清掃用制御装置に関する。
従来、エレベータには、窓ガラスを設けたタイプ(汎用的には乗りかごのドアとそれに係合して開閉動作を連動する各階の乗場ドアとの双方に係る乗降ドアに設けられる場合が多い)のものがあり、こうしたタイプの場合には使用状態に応じて窓ガラスの汚れを清掃する必要がある。
このような窓ガラスの清掃作業を簡易に実施できるエレベータ清掃用制御装置に係る周知技術としては、例えば乗場扉(乗場ドア)の昇降路側窓ガラスの清掃作業を、エレベータの専門家以外でもかご(乗りかご)内から簡単に実施できる「エレベータの清掃装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開平8−245103号公報
上述した特許文献1の技術は、乗りかごを通常時の各階の停止位置に停止させるために昇降路内に設けたカムと、カムと対向する乗りかごの対向面側に設けられると共に、乗りかごの昇降時にカムと接触して通常時の各階の停止位置を検出する通常時停止位置検出スイッチと、このスイッチの検出信号に基づいて乗りかごを停止制御する制御手段と、を備えたエレベータにおいて、かご操作盤に設けられて清掃運転指令を出力するための清掃運転スイッチと、乗りかごを通常時の各階の停止位置より所定距離上昇した各階の清掃位置に停止させるべく乗りかごの清掃位置を検出する清掃時停止位置検出手段と、を備え、制御手段が清掃時停止位置検出手段の検出信号に基づいて乗りかごを清掃位置に停止させて乗りかごの扉を戸開(開扉)させるものとなっている。
しかしながら、特許文献1の技術によれば、乗りかご内で清掃可能となるのは、乗場ドアに設けられた窓ガラスの昇降路側面のみであり、乗りかごのドアに設けられた窓ガラスの外側面については清掃することができず、清掃用機能としては不十分であるという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、エレベータの乗場ドアに設けられた窓ガラスの昇降路側面のみならず、乗りかごのドアに設けられた窓ガラスの外側面も簡単に清掃できるエレベータ清掃用制御装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の基本構成は、建物に設備された昇降路における各階床間を昇降する乗りかごのドアと当該ドアに係合して開閉動作が連動される各階に設けられた乗場ドアとの双方に係る乗降ドアに設けられた窓ガラスを清掃するために当該乗りかごの運転制御を行うエレベータ清掃用制御装置であって、乗りかごの昇降運転時のかご位置を検出するかご位置検出手段と、乗りかごが乗場の各階床位置での停止時に当該乗りかごのドアと乗場ドアとを係合させて同時に開閉させる係合手段と、乗りかご内に設けられた予め定められたスイッチの第1の所定の操作により走行する当該乗りかごを、かご位置検出手段からのかご位置検出信号で示される係合装置の係合状態が外れる窓ガラス清掃位置で停止させる動作を行う窓ガラス清掃運転を設定する動作を行う窓ガラス清掃運転設定手段と、窓ガラス清掃位置で乗りかごを停止した後に当該乗りかごのドアを開扉する指令を発出する乗りかごドア制御指令手段と、を備え、窓ガラス清掃運転設定手段は、乗りかご内に設けられた予め定められたスイッチの第2の所定の操作により各階床における直近の階の窓ガラス清掃位置へ走行させる指令を発出する窓ガラス清掃運転走行指令手段を有し、乗りかごドア制御指令手段は、窓ガラス清掃運転走行指令手段により乗りかごが走行停止して当該乗りかごのドアが開扉した後、乗場ドアの開扉を検出してから所定時間経過後に当該乗りかごのドアを閉扉する指令を発出することを特徴とする。
本発明のエレベータ清掃用制御装置によれば、作業員が乗りかご内にいる状態で乗降ドアの係合状態が外れる直近の階の窓ガラス清掃位置で走行停止させ、乗りかごのドアのみを開扉して乗場ドアに設けられた窓ガラスの昇降路側面の清掃を行うようにした後、乗場ドアの開扉を検出してから所定時間経過後に乗りかごのドアを閉扉する制御を行うため、このときに作業員が継続して乗りかごから乗場へ移動して乗りかごの閉扉状態となったドアに設けられた窓ガラスの外側面を簡単に清掃することができるようになり、乗降ドアの窓ガラスに対して従来に無く十分に高い清掃機能が得られる。
本発明の実施例1に係るエレベータ清掃用制御装置を含むエレベータの概略構造を示したブロック図である。 図1に示すエレベータ清掃用制御装置の動作処理を示したフローチャートである。 図2に示す動作処理に含まれるビジョンガラス清掃運転の細部を示したフローチャートである。
以下に、本発明のエレベータ清掃用制御装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータ清掃用制御装置30を含むエレベータの概略構造を示したブロック図である。このエレベータは、建物に設備された昇降路1内において、乗りかご10と釣り合い錘3とが主ロープ2を介して接続されており、乗りかご10を昇降させるための巻上機4には乗りかご10の位置情報を検出するパルスエンコーダ5が設置されている。巻上機4はエレベータ清掃用制御装置30の走行制御装置31によって回転制御される。
昇降路1における各階床であって、乗りかご10が停止する乗場20a、20b、20cには、乗場ドア21a、21b、21cと、乗りかご10を乗場20a、20b、20cに呼び寄せて利用するための乗場釦24a、24b、24cと、が設置されている。乗場ドア21a、21b、21cには、乗場側ビジョンガラス(窓ガラス)22a、22b、22cと乗場ドア側係合装置23a、23b、23cとが備えられている。
乗りかご10には、乗りかご10を行先指定して任意の階へ走行させる行先釦14a、14b、14cと、乗りかご10を乗場釦24a、24b、24cには呼応せずに行先釦14a、14b、14cに呼応して走行させる専用運転に設定するための専用運転スイッチ15と、乗りかご10のドア11を開くための開釦16と、乗りかご10のドア11を閉じるための閉釦18と、乗りかご10のドア11を制御するドア制御装置17と、が設置されている。乗りかご10のドア11には、ドア11と係合して乗場ドア21a、21b、21cを連動して開閉するかごドア側係合装置13と、かご側ビジョンガラス(窓ガラス)12と、が備えられている。因みに、専用運転スイッチ15を押圧してから専用運転で乗りかご10を走行させる場合は、その後に行先釦14a、14b、14cで行先階を登録して閉釦18を乗りかご10のドア11が閉じて乗りかご10が走行するまで押圧する。また、かごドア側係合装置13は、乗場ドア側係合装置23a、23b、23cと協働して乗りかご10が乗場の各階床位置での停止時に乗りかご10のドア11と乗場ドア21a、21b、21cとを係合させて同時に開閉させる係合手段として機能する。
エレベータ清掃用制御装置30は、乗降ドアに設けられたビジョンガラス(窓ガラス)を清掃するために乗りかご10の運転制御を行うものである。具体的には、エレベータ(乗りかご10)の走行制御を行う走行制御装置31と、パルスエンコーダ5からのパルス信号により乗りかご10の位置を検出する乗りかご位置検出装置32と、乗りかご位置検出装置32からの乗りかご位置検出信号のデータに基づいて乗りかご10のドア11と乗場ドア21a、21b、21cとの係合の外れたビジョンガラスの清掃に最適な位置を検出した結果を記憶して出力するビジョンガラス清掃位置検出装置33と、ドア制御装置17に対してドア開閉制御を指令する乗りかごドア制御指令装置34と、エレベータ(乗りかご10)の走行をビジョンガラス清掃運転に設定するビジョンガラス清掃運転設定手段35と、乗りかご10内の各種釦(行先釦14a〜14c、専用運転スイッチ15、開釦16、及び閉釦18を示す)の動作状態を検出するかご内スイッチ動作検出装置36と、乗場釦24a、24b、24cの動作状態を検出する乗場釦動作検出装置37と、乗場ドア21a、21b、21cが閉扉状態のときを検出してオン信号を出力する乗場ドア閉扉検出装置38と、乗りかご10のドア11が閉扉状態のときを検出してオン信号を出力する乗りかごドア閉扉検出装置40と、を備えて構成されている。
このうち、ビジョンガラス清掃位置検出装置33は、最下階のビジョンガラス清掃位置を乗りかご10のドア11と乗場ドア21aとの係合が上方に外れた清掃の容易な範囲、他の階は乗りかご10のドア11と乗場ドア21b、21cとの係合が下方に外れた清掃の容易な範囲のデータを記憶している。ビジョンガラス清掃運転設定手段35は、乗りかご10内に設けられた予め定められたスイッチの第1の所定の操作により走行する乗りかご10を乗りかご位置検出装置32からのかご位置検出信号で示される係合装置(かごドア側係合装置13及び乗場ドア側係合装置23a、23b、23c)の係合状態が外れるビジョンガラス清掃位置で停止させる動作を行う窓ガラス清掃運転を設定する動作を行う機能を持つ他、乗りかご10内に設けられた予め定められたスイッチの第2の所定の操作により各階床における直近の階のビジョンガラス清掃位置へ走行させる指令を発出するビジョンガラス清掃運転走行指令手段39を有する。乗りかごドア制御指令装置34は、ビジョンガラス清掃位置で乗りかご10を停止した後に乗りかご10のドア11を開扉する指令を発出する開扉指令手段34aと、ビジョンガラス清掃運転走行指令手段39により乗りかご10が走行停止して乗りかご10のドア11が開扉した後、乗場ドア21a、21b、21cの開扉を検出してから所定時間経過後に乗りかご10のドア11を閉扉する指令を発出する閉扉指令手段34bと、を有する。
また、ビジョンガラス清掃運転走行指令手段39は、乗りかご10が乗場の端階位置に停止しているとき、第2の所定の操作により停止している階のビジョンガラス清掃位置へ走行させる指令を発出する。更に、乗りかごドア制御指令装置34は、乗りかご10のドア11が閉扉しているとき、乗場に設けられる乗場釦24a、24b、24cの投入に応じて乗りかご10のドア11を開扉する指令を発出する。その他、上述した第1の所定の操作は、乗りかご10内の運転盤に設けられた開釦16を押圧しながら運転盤に設けられた行先釦14a、14b、14cのみに応答する専用運転スイッチ15の投入操作とする。第2の所定の操作は、直近の階として真上の階のビジョンガラス清掃位置へ走行させる場合には運転盤に設けられた閉釦18と行先釦14a、14b、14cの最上階釦(行先釦14c)との同時押圧操作とし、直近の階として真下の階のビジョンガラス清掃位置へ走行させる場合には閉釦18と行先釦14a、14b、14cの最下階釦(行先釦14a)との同時押圧操作とする。
このエレベータ清掃用制御装置30では、後述するように乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面の清掃後にかご側ビジョンガラス12の外側面の清掃を行うように乗りかご10を運転制御する機能を持つものであるが、このためにエレベータ(乗りかご10)の制御をビジョンガラス清掃運転に設定するときには、第1の所定の操作として開釦16を押しながら専用運転スイッチ15を投入すれば良い。このときにかご内スイッチ動作検出装置36が開釦16を押しながら専用運転スイッチ15が投入されたことを検出し、ビジョンガラス清掃運転設定手段35を作動させるため、エレベータ(乗りかご10)の制御がビジョンガラス清掃運転に設定される。
乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面を最下階から順次清掃する場合には、乗りかご10を最下階の1階に停止させた後、上述したビジョンガラス清掃運転に設定する。このとき、かごドア側係合装置13と乗場ドア側係合装置23aとは係合状態にある。乗場側ビジョンガラス22aの昇降路1側面を清掃するためには、乗りかご10を最下階ビジョンガラス清掃位置まで上昇させる必要があるため、第2の所定の操作である最上階の行先釦14cを押圧しながら閉釦18を乗りかご10のドア11が閉じて走行するまで押圧する。かご内スイッチ動作検出装置36は、行先釦14cを押圧しながら閉釦18が押圧されたことを検出し、ビジョンガラス清掃運転設定手段35を作動させる。ビジョンガラス清掃運転設定手段35では、ビジョンガラス清掃運転走行指令手段39が上昇走行指令信号を乗りかごドア制御指令装置34と走行制御装置31とに送出する。乗りかごドア制御指令装置34では、上昇走行指令信号を受けると、閉扉指令手段34bにより乗りかご10のドア11を閉扉する。走行制御装置31では、上昇走行指令信号を受けると、乗場ドア閉扉検出装置38からの乗場ドア21aの閉扉を検出した信号と乗りかごドア閉扉検出装置40からの乗りかご10のドア11の閉扉を検出した信号とを受けると、乗りかご10を上昇走行させる。走行制御装置31は、ビジョンガラス清掃に最適な位置まで上昇すると、ビジョンガラス清掃位置検出装置33からその旨の信号を受け取るため、その時点で乗りかご10を停止させ、乗りかごドア制御指令装置34の開扉指令手段34aにより発令して乗りかご10のドア11を開扉する。
そこで、作業員は、乗りかご10のドア11が開扉したので、乗場側ビジョンガラス22aの昇降路1側面を清掃する。最下階での清掃が終了すると、次に直上の乗場階の乗場側ビジョンガラス22bの昇降路1側面を清掃するため、第2の所定の操作である最上階の行先釦14cを押圧しながら閉釦18を乗りかご10のドア11が閉じてビジョンガラス清掃運転走行指令手段39による指令に従って走行するまで押圧する。こうした操作を繰り返して各階床の乗場階のビジョンガラス清掃を順次行うことができる。最上階に乗りかご10が停止してビジョンガラス清掃を行う場合か、或いは直下の乗場階のビジョンガラス清掃を行う場合には、第2の所定の操作として、最下階の1階の行先釦14aを押圧しながら閉釦18を乗りかご10のドア11が閉じてビジョンガラス清掃運転走行指令手段39による指令に従って走行するまで押圧する。
また、乗りかご10のドア11のかご側ビジョンガラス12の外側面を清掃する場合には、上述したビジョンガラス清掃運転で各階床の乗場に対するビジョンガラス清掃位置に乗りかご10が停止して乗りかご10のドア11が開扉しているときに作業員がその該当する乗場へ移動する必要があるため、該当する乗場ドア21a、21b、21cを手動で開扉(かごドア側係合装置13及び該当する乗場ドア側係合装置23a、23b、23cの係合は外れた状態にある)して該当する乗場へ移動する。このとき、乗場ドア閉扉検出装置38は該当する乗場ドア21a、21b、21cの開扉を検出し、検出信号の出力をオフにすると、乗りかごドア制御指令装置34の閉扉指令手段34bが所定時間経過後に乗りかご10のドア11を閉扉する。乗りかご10のドア11が閉扉されると、作業員は該当する乗場でかご側ビジョンガラス12の外側面を容易に清掃することができる。
かご側ビジョンガラス12の外側面の清掃が終了すると、作業員は該当する乗場の乗場釦24a、24b、24cを押圧すると、その状態を検出した乗場釦動作検出装置37が検出信号を出力するため、ビジョンガラス清掃運転時に該当する乗場ドア21a、21b、21cが開扉した状態で、乗りかご10の停止位置近くの乗場釦24a、24b、24cの押圧信号を検知した乗りかごドア制御指令装置34の開扉指令手段34aが乗りかご10のドア11を開扉する。乗りかご10のドア11が開扉されると、作業員は該当する作業乗場20a、20b、20cから乗りかご10に容易に乗り込むことができる。かご側ビジョンガラス12の外側面の清掃は、任意な各階床の乗場に対するビジョンガラス清掃位置で行うことができるため、作業員は他の乗場のビジョンガラス清掃が残っていれば作業を継続し、ビジョンガラス清掃が終了していれば他の保全作業を実施することも可能である。
ビジョンガラス清掃運転を終了する場合には、投入した専用運転スイッチ15を解除すれば良く、こうした状態がかご内スイッチ動作検出装置36により検出されると、ビジョンガラス清掃運転設定手段35を作動させ、ビジョンガラス清掃運転設定手段35がビジョンガラス清掃運転を解除して通常の運転モードに移行する。そこで、作業員は通常運転や保守運転で該当する乗場の階床位置に乗りかご10を走行させ、ビジョンガラス清掃を完了させることができる。
図2は、上述したエレベータ清掃用制御装置30の動作処理を示したフローチャートである。エレベータ清掃用制御装置30の動作処理では、初期的にエレベータ(乗りかご10)は通常運転(ステップ101)になっているので、ビジョンガラス清掃のための運転を行わせるためには、作業員が乗りかご10に乗り込み、乗りかご10内で第1の所定の操作である開釦16を押しながら専用運転スイッチ15を投入する(ステップ102)ことにより、動作処理上では専用運転スイッチ15が投入されたか否かの判定(ステップ103)を行う。この判定の結果、専用運転スイッチ15が投入されていなければ通常運転(ステップ101)の前にリターンしてそれ以降の処理を繰り返すが、専用運転スイッチ15が投入されていれば引き続いて同時に開釦16が押圧されているか否かの判定(ステップ104)を行う。この判定の結果、開釦16が押圧されていなければビジョンガラス清掃以外の保守に係る専用運転実施(ステップ105)とするが、開釦16が同時に押圧されていればビジョンガラス清掃運転(ステップ106)を実施した後に通常運転(ステップ107)に移行するようにして動作処理を終了する。尚、ここでのビジョンガラス清掃運転(ステップ106)については、後文で詳述する。
図3は、図2の動作処理に含まれるビジョンガラス清掃運転(ステップ106)の細部を示したフローチャートである。ビジョンガラス清掃運転の細部処理では、ビジョンガラス清掃運転設定時に最上階の3階の行先釦14c又は最下階の行先釦14aの何れか一方を押しながら閉釦18を押圧する第2の所定の操作が実施されたか否かの確認を行うものである。具体的に云えば、最初に閉釦18が押圧有りか否かの判定(ステップ201)を行う。この判定の結果、閉釦18が押圧されていなければ専用運転スイッチ15が解除されているか否かの判定(ステップ219)にジャンプし、専用運転スイッチ15が解除されていれば動作処理を終了し、専用運転スイッチ15が解除されていなければ閉釦18が押圧有りか否かの判定(ステップ201)の前にリターンしてその後の処理を繰り返すが、閉釦18が押圧されていれば同時に最上階の行先釦14cが押圧されているか否かの判定(ステップ202)を行う。
この判定の結果、最上階の行先釦14cが押圧されていれば乗りかご10のドア11を閉(ステップ203)とした後(このときには停止階に該当する乗場ドア21a、21b、21cが係合して同時に閉扉される)に停止階は最下階であるか否かの判定(ステップ204)を行うが、最上階の行先釦14cが押圧されていなければ引き続いて最下階の行先釦14aが押圧されているか否かの判定(ステップ208)を行った結果、最下階の行先釦14aが押圧されていなければ閉釦18が押圧有りか否かの判定(ステップ201)の前にリターンしてその後の処理を繰り返すが、最下階の行先釦14aが押圧されていれば乗りかご10のドア11を閉(ステップ209)とした後(このときにも停止階に該当する乗場ドア21a、21b、21cが係合して同時に閉扉される)に停止階は最上階であるか否かの判定(ステップ210)を行う。
そこで、上述した停止階は最下階であるか否かの判定(ステップ204)の結果、停止階が最下階であれば乗りかご10を乗場20aのビジョンガラス清掃位置まで上昇運転で走行(ステップ205)させてビジョンガラス清掃位置で停止(ステップ206)するが、停止階が最下階でなければ(ビジョンガラス清掃位置を含む最下階以外の停止位置であれば)乗りかご10を直上階のビジョンガラス清掃位置まで上昇運転で走行(ステップ207)させてビジョンガラス清掃位置で停止(ステップ206)する。また、上述した停止階は最上階であるか否かの判定(ステップ210)の結果、停止階が最上階であれば乗りかご10を乗場20cのビジョンガラス清掃位置まで下降運転で走行(ステップ211)させてビジョンガラス清掃位置で停止(ステップ206)するが、停止階が最上階でなければ(ビジョンガラス清掃位置を含む最上階以外の停止位置であれば)乗りかご10を直下階のビジョンガラス清掃位置まで下降運転で走行(ステップ212)させてビジョンガラス清掃位置で停止(ステップ206)する。
何れの場合も、乗りかご10が停止(ステップ206)した後には、該当する乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面を清掃するために、乗りかご10のドア11を開(ステップ213)とした後、作業員が該当する乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面を清掃(ステップ214)する。これらの乗りかご10のドア11を開(ステップ213)とし、乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面を清掃(ステップ214)する処理の期間は、乗りかご10のドア11が開扉状態であるため、作業員が該当する乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cが設けられている乗場ドア21a、21b、21cを手作業で開扉して該当する乗場20a、20b、20cへ移動することができる。そこで、更に該当する乗場ドア21a、21b、21cが開か否かの判定(ステップ215)を行う。この判定の結果、該当する乗場ドア21a、21b、21cが開でなければ引き続いて専用運転スイッチ15が解除されているか否かの判定(ステップ219)を行い、専用運転スイッチ15が解除されていれば動作処理を終了し、専用運転スイッチ15が解除されていなければ閉釦18が押圧有りか否かの判定(ステップ201)の前にリターンしてその後の処理を繰り返すが、該当する乗場ドア21a、21b、21cが開であれば所定時間経過後に乗りかご10のドア11を閉(ステップ216)とする。
この状態で作業員は、移動した該当する乗場20a、20b、20cから乗りかご10のドア11に設けられたかご側ビジョンガラス12の外側面を容易に清掃することができるので、乗りかごドアビジョンガラス清掃(ステップ217)を行った後、作業員は再度乗りかご10に乗り込むために該当する乗場20a、20b、20cの乗場釦24a、24b、24cを押圧することになるため、動作処理上では該当する乗場20a、20b、20cの乗場釦24a、24b、24cが押圧ありか否かの判定(ステップ218)を行う。この判定の結果、該当する乗場20a、20b、20cの乗場釦24a、24b、24cの押圧がなければ乗りかごドアビジョンガラス清掃(ステップ217)の前にリターンして処理を繰り返すようにするが、該当する乗場20a、20b、20cの乗場釦24a、24b、24cの押圧があれば、かご側ビジョンガラス12の外側面の清掃を済ませた作業員が乗りかご10のドア11の開かれた状態で再度乗りかご10に乗り込んでビジョンガラス清掃運転を完了させるべく、専用運転スイッチ15を解除することになるため、動作処理上では上述した専用運転スイッチ15が解除されているか否かの判定(ステップ219)を行い、専用運転スイッチ15が解除されていれば動作処理を終了し、専用運転スイッチ15が解除されていなければ閉釦18が押圧有りか否かの判定(ステップ201)の前にリターンしてその後の処理を繰り返す。ビジョンガラス清掃運転の完了後には、図2で説明したように通常運転が実施される。
以上に説明したように、実施例1に係るエレベータ清掃用制御装置30によれば、作業員が乗りかご10内にいる状態で乗降ドア(乗りかご10のドア11及び乗場ドア21a、21b、21cを示す)の係合状態が外れる直近の階のビジョンガラス清掃位置で走行停止させ、乗りかご10のドア11のみを開扉して該当する乗場ドア21a、21b、21cに設けられた乗場側ビジョンガラス22a、22b、22cの昇降路1側面の清掃を行うようにした後、該当する乗場ドア21a、21b、21cの開扉を検出してから所定時間経過後に乗りかご10のドア11を閉扉する制御を行うため、作業員が継続して乗りかご10から該当する乗場20a、20b、20cへ移動して乗りかご10の閉扉状態となったドア11に設けられたかご側ビジョンガラス12の外側面を簡単に清掃することができることにより、乗降ドアのビジョンガラスに対して従来に無く十分に高い清掃機能が得られる。
尚、実施例1に係るエレベータ清掃用制御装置30では、説明を簡単にするため、エレベータ構造として、三階建ての昇降路1内で1系統の乗りかご10が走行する場合を説明したが、2階建てや4階以上の建物においても同様に適用できるし、昇降路1内で乗りかご10が併設される多系統の場合でも乗りかご10毎の対応を識別させれば同様な清掃用制御機能を適用することができるので、本発明のエレベータ清掃用制御装は、実施例1で開示した形態のものに限定されない。
1 昇降路
2 主ロープ
3 釣り合い錘
4 巻上機
5 パルスエンコーダ
10 乗りかご
11 ドア
12 かご側ビジョンガラス
13 かごドア側係合装置
14a、14b、14c 行先釦
15 専用運転スイッチ
16 開釦
17 ドア制御装置
18 閉釦
20a、20b、20c 乗場
21a、21b、21c 乗場ドア
22a、22b、22c 乗場側ビジョンガラス
23a、23b、23c 乗場ドア側係合装置
24a、24b、24c 乗場釦
30 エレベータ清掃用制御装置
31 走行制御装置
32 乗りかご位置検出装置
33 ビジョンガラス清掃位置検出装置
34 乗りかごドア制御装置
34a 開扉指令手段
34b 閉扉指令手段
35 ビジョンガラス清掃運転設定手段
36 かご内スイッチ動作検出装置
37 乗場釦動作検出装置
38 乗場ドア閉扉検出装置
39 ビジョンガラス清掃運転走行指令手段

Claims (4)

  1. 建物に設備された昇降路における各階床間を昇降する乗りかごのドアと当該ドアに係合して開閉動作が連動される各階に設けられた乗場ドアとの双方に係る乗降ドアに設けられた窓ガラスを清掃するために当該乗りかごの運転制御を行うエレベータ清掃用制御装置であって、
    前記乗りかごの昇降運転時のかご位置を検出するかご位置検出手段と、前記乗りかごが乗場の前記各階床位置での停止時に当該乗りかごのドアと前記乗場ドアとを係合させて同時に開閉させる係合手段と、前記乗りかご内に設けられた予め定められたスイッチの第1の所定の操作により走行する当該乗りかごを、前記かご位置検出手段からのかご位置検出信号で示される前記係合装置の係合状態が外れる窓ガラス清掃位置で停止させる動作を行う窓ガラス清掃運転を設定する動作を行う窓ガラス清掃運転設定手段と、前記窓ガラス清掃位置で前記乗りかごを停止した後に当該乗りかごのドアを開扉する指令を発出する乗りかごドア制御指令手段と、を備え、
    前記窓ガラス清掃運転設定手段は、前記乗りかご内に設けられた予め定められたスイッチの第2の所定の操作により前記各階床における直近の階の前記窓ガラス清掃位置へ走行させる指令を発出する窓ガラス清掃運転走行指令手段を有し、
    前記乗りかごドア制御指令手段は、前記窓ガラス清掃運転走行指令手段により前記乗りかごが走行停止して当該乗りかごのドアが開扉した後、前記乗場ドアの開扉を検出してから所定時間経過後に当該乗りかごのドアを閉扉する指令を発出することを特徴とするエレベータ清掃用制御装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ清掃用制御装置において、前記窓ガラス清掃運転走行指令手段は、前記乗りかごが乗場の前記各階床位置として端階位置に停止しているとき、前記第2の所定の操作により停止している階の前記窓ガラス清掃位置へ走行させる指令を発出することを特徴とするエレベータ清掃用制御装置。
  3. 請求項1又は2記載のエレベータ清掃用制御装置において、前記乗りかごドア制御指令手段は、前記乗りかごのドアが閉扉しているとき、前記乗場に設けられる乗場釦の投入に応じて当該乗りかごのドアを開扉する指令を発出することを特徴とするエレベータ清掃用制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載のエレベータ清掃用制御装置において、前記第1の所定の操作は、前記乗りかご内の運転盤に設けられた開釦を押圧しながら当該運転盤に設けられた行先釦のみに応答する専用運転スイッチの投入操作とし、前記第2の所定の操作は、前記直近の階として真上の階の前記窓ガラス清掃位置へ走行させる場合には前記運転盤に設けられた閉釦と前記行先釦の最上階釦との同時押圧操作とし、当該直近の階として真下の階の当該窓ガラス清掃位置へ走行させる場合には当該閉釦と当該行先釦の最下階釦との同時押圧操作とすることを特徴とするエレベータ清掃用制御装置。
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