JP2014024627A - エレベータのドア制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】戸閉中に検出装置が乗客を検出した場合は、再戸開していた。このため、不安全な状態になることなく乗降できる場合であっても、再戸開していたため運転効率が悪くなっていた。
【解決手段】本発明においては、戸閉中に乗客を検出しても、検出時の戸先位置と完全戸閉位置との距離が所定値以上であり、かつ検出手段による検出時間が所定時間以内である場合に、反転戸開せずにドアを所定時間停止させ、その後戸閉動作を再開する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明においては、戸閉中に乗客を検出しても、検出時の戸先位置と完全戸閉位置との距離が所定値以上であり、かつ検出手段による検出時間が所定時間以内である場合に、反転戸開せずにドアを所定時間停止させ、その後戸閉動作を再開する。
【選択図】図3
Description
本発明は、エレベータのドア制御方法に関する。
エレベータの乗りかごドアの開閉制御は、乗客の操作快適性とエレベータの運転効率に大きな影響を持つ。従って、待ち時間の少ない円滑な運転を実現するためには、乗客や荷物の乗降搬入等において乗客等の流れに無理がなくかつ無駄のないドアの開閉制御が必要とされている。
従来、乗客のエレベータ乗りかごへの乗降時のドア制御方法においては、戸閉中に検出手段により乗客または荷物を検出した場合、戸閉中のドアを反転戸開させるかその場で停止させるかを、前記検出手段が乗客または荷物を検出したときのドア位置により決定していた。
例えば、特許文献1においては、従来乗客の安全のためにドアが再戸開して無駄な動作時間が生じ運転効率が悪くなっていたものを、ドア閉止動作中に乗客がエレベータに乗り込みを行った場合には検知装置が作動し、ドア開幅が乗客の乗降に差し支えない所定幅であればその場でドアを停止させ、検知装置が動作しなくなった時点でドア閉止を再開させる構成が開示されている。
上述した特許文献1では、検出手段の検出時間については考慮されていない。従って、ドアを停止させた状態で大きな荷物を持った乗客が乗降するなどした場合は、ドア幅が狭いまま乗降することになり乗客の利便性を低下させる懸念があった。
本発明は、エレベータの戸閉制御方法において、ドアの乗降可能幅だけではなく検出手段が検出動作を継続する検出時間についても考慮し、所定のドア位置すなわちドア乗降可能幅でかつ所定の検出時間の場合に戸閉動作を所定時間停止して乗客を乗降させ、それ以外の場合にのみドアを再戸開して全開にすることを特徴とする。
本発明によれば、全開位置から全閉位置まで開閉制御されるエレベータのドアと、該ドアの端部とドア全閉位置との間の乗降空間に存在する乗客と荷物を含む対象物を検出する検出手段を有し、対象物を検出した場合にドアを全開位置まで反転戸開するように制御するエレベータのドア制御方法において、ドアの戸閉動作中に検出手段により乗降空間に対象物が検出された際に、ドアの戸閉動作を中止するステップと、ドア端部とドア全閉位置との間の乗降可能幅が所定値以上でかつ検出手段による対象物の検出時間が所定時間以内の場合に、ドアを反転戸開せずにドアの戸閉動作を所定時間中止するステップとを有することによって、無駄な再戸開動作を防止すると共に、乗客の利便性を向上させるエレベータのドア制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1を示すエレベータの全体図である。図2Aは、本発明の実施例1を示す、乗場から見たエレベータ出入口の外観図である。2Bは実施例1のエレベータの構成図である。
乗客が乗る乗りかご1と釣り合いおもり2は、図示しないガイドレールに沿って昇降する。乗りかご1と釣り合いおもり2は、モータを有する巻上機3を介して主索4によってつるべ式に懸垂され、制御盤5の制御に従い、図示しない昇降路内を上下方向に駆動される。乗りかご1の中には、行き先階の指定と扉の開閉を指示する操作ボタンをもつ図示しないかご内操作盤が設けられている。かご内操作盤はテールコード6を通じて制御盤5に接続されている。乗りかご1は、乗客のかご内操作盤操作に呼応して所望の乗場7へ移動するように制御される。
乗りかご1が任意の乗場7に到着するとドア8が開く。ドア8は、乗りかご1の上に設けられているドア駆動モータ9によって駆動され開閉動作を行う。ドア駆動モータ9は、マイコンよりなるドア開閉制御部10によって、ドア8の開閉動作を制御する。
ドア8は、図2Aに示す様に、乗りかご1に設けられているかごドア11と、乗場7に設けられている乗場ドア12よりなる。かごドア11と乗場ドア12との間の乗降空間には、乗客の通過を検出する赤外線センサからなるドアセンサ13が設けられている。ドアセンサ13は、乗客や荷物がドア8を通過すると赤外線光が遮られることで乗客や荷物等の対象物の存在を検出する。
また2Bに示す様に、ドア8が全開したことを検出する戸開スイッチAと、ドア8が全閉したことを検出する戸閉スイッチBが設けられている。
〔フローチャートの説明〕
図3は、本発明の実施例1を示すフローチャートである。
〔フローチャートの説明〕
図3は、本発明の実施例1を示すフローチャートである。
ステップS1より始まるフローは、まずステップS2において戸閉動作中かを確認する。戸閉動作中でなければ戸閉動作が始まるまでステップS2を繰り返す。ステップS2において戸閉動作中であれば、ステップS3においてドアセンサ13が乗客や荷物などの対象物を検出したかを確認する。ドアセンサ13が何も検出しなければ、戸閉動作を継続する。
ステップS3においてドアセンサ13が乗客などの対象物を検出した場合は、ステップS4にて戸閉動作を中止しドア8を停止させる。次にステップS5において出入口の乗降可能幅が所定値以上かを確認し、次いでステップS7においてドアセンサ13の検出時間が所定時間以内かを確認する。
ステップS5、S7での確認結果がnoの場合はステップS6に移動してドア8は反転再戸開して全開する。
ステップS5において出入口の乗降可能幅が所定値以上であり、ステップS7においてドアセンサ13の検出時間が所定時間以内であれば、ステップS8においてステップS4で戸閉動作を中止したドア8はそのまま所定時間停止を継続する。
ここで、ステップS5における乗降可能幅の所定値とは、乗客が十分に通過できる例えば600mm程度の値とする。また、ステップS7における検出時間の所定時間は、乗客がドア8の開閉面内で停滞せず速やかに乗降が完了する例えば0.5秒程度の時間とする。
このように設定することで、乗降可能幅が十分にあるにもかかわらず反転再戸開することや、乗客が速やかに乗降した場合に乗降が完了してから反転再戸開するなどの時間の無駄を省くことができる。
また、ステップS8におけるドア8を停止させる所定時間とは、連続して乗降する乗客の有無を確認する例えば0.5秒程度の時間である。
ステップS9以降のフローについて説明する。ステップS9においてドア8の停止時間が所定時間を経過したかを確認する。所定時間を経過していなければステップS8に戻り所定時間が経過するまでドア8は停止を継続する。ドア8の停止時間が所定時間を経過した場合は、ステップS10にてドア8は戸閉再開する。
ステップS11で戸閉完了が確認できるまで戸閉スイッチBにより戸閉検出有無の確認をおこなう。ステップS11において戸閉完了を確認できれば、ステップS12に移動してフローを終了する。
〔タイムチャートによる動作説明〕
図4〜図6は本発明の実施例1のタイムチャートである。図4〜図6によって、実施例1におけるセンサ動作と、ドア速度、ドア位置(乗降可能幅)について詳細に説明する。
〔タイムチャートによる動作説明〕
図4〜図6は本発明の実施例1のタイムチャートである。図4〜図6によって、実施例1におけるセンサ動作と、ドア速度、ドア位置(乗降可能幅)について詳細に説明する。
各タイムチャートは上段が出入口の乗降可能幅を示し、中段がドア速度を示し、下段がセンサの検出状態を示す。左端の0はドア8が全開かつドア8の速度がゼロの状態である。以上は図4〜図6に共通する。
〔ドアセンサ13が何も検出しない場合〕
図4はドアセンサ13が何も検出せずに戸閉する場合のタイムチャートである。
〔ドアセンサ13が何も検出しない場合〕
図4はドアセンサ13が何も検出せずに戸閉する場合のタイムチャートである。
図4において、出入口の乗降可能幅はドア8が全開状態の幅X1、ドア8の速度は全開を保持しているゼロである速度V1からスタートする。戸閉開始しドア速度が速度V2になるまで加速し、ドア速度が速度V2のときに出入口の乗降可能幅は幅X2になる。そこから、ドア8は最高速度V2=V3で戸閉し、出入口の乗降可能幅が幅X3になったときに戸閉速度を減速して完全戸閉する。完全戸閉した時の出入口の乗降可能幅X4とドア速度V4は共にゼロである。
〔乗降可能幅が所定値以上かつ検出時間が所定時間以内の場合〕
図5は出入口の乗降可能幅が所定値以上である幅X12で乗客などを検出し、かつ検出時間が所定時間以内である時間T1であった場合のタイムチャートである。
〔乗降可能幅が所定値以上かつ検出時間が所定時間以内の場合〕
図5は出入口の乗降可能幅が所定値以上である幅X12で乗客などを検出し、かつ検出時間が所定時間以内である時間T1であった場合のタイムチャートである。
図5において、出入口の乗降可能幅はドア8が全開状態の幅X11、ドア8の速度は全開を保持しているゼロである速度V11からスタートする。戸閉開始しドア速度が速度V12になった時にドアセンサ13が乗客などを検出してON状態、すなわち状態D1となった。この状態は図3のステップS3のyesに相当する。ここで、ドア8は戸閉動作を中止すべく速度V12から減速して速度V13=ゼロとなる。この状態は図3のステップS4に相当する。
次に、ドアセンサ13が乗客などを検出したときの出入口の乗降可能幅X12が所定値以上かどうかを判断する。この状態は図3のステップS5に相当する。ここでは、幅X12は所定値以上であるとする。
次に、ドアセンサ13がON状態を状態D1からD2まで継続した場合の検出時間T1が所定時間以内かを判断する。この状態は図3のステップS7に相当する。ここでは、時間T1は所定時間以内であるとする。
すると、幅X13からX14まで戸閉動作中止を継続し、この間ドア速度は速度V13=V14=ゼロである。この状態は図3のステップS8に相当する。
所定時間経過後は、ドアセンサ13が何も検出せず、その他乗客によるドア開操作が無ければ完全戸閉するまで戸閉動作を継続する。
〔乗降可能幅が所定値以下、または検出時間が所定時間以上の場合〕
図6は出入口の乗降可能幅が所定値以下である幅X22で乗客などを検出し、または検出時間が所定時間以上である時間T2の、少なくともどちらか一方が成立した場合のタイムチャートである。
〔乗降可能幅が所定値以下、または検出時間が所定時間以上の場合〕
図6は出入口の乗降可能幅が所定値以下である幅X22で乗客などを検出し、または検出時間が所定時間以上である時間T2の、少なくともどちらか一方が成立した場合のタイムチャートである。
図6において、出入口の乗降可能幅はドア8が全開状態の幅X21、ドア8の速度は全開を保持しているゼロである速度V21からスタートする。戸閉開始しドア速度が速度V22になった時にドアセンサ13が乗客などを検出してON状態、すなわち状態D11となった。この状態は図3のステップS3のyesに相当する。ここで、ドア8は戸閉動作を中止すべく速度V22から減速して速度V23=ゼロとなる。この状態は図3のステップS4に相当する。
次に、ドアセンサ13が乗客などを検出したときの出入口の乗降可能幅X22が所定値以上かどうかを判断する。この状態は図3のステップS5に相当する。ここでは、幅X22は所定値以下であるとする。すると、図3のステップS5においてnoであるためステップS6に移動して反転再戸開する。
一方で、幅X22が所定値以上であった場合はドアセンサ13がON状態を状態D11からD12まで継続した場合の検出時間T2が所定時間以内かを判断する。この状態は図3のステップS7に相当する。ここでは、時間T2は所定時間以上であるとする。すると、図3のステップS5においてnoであるためステップS6に移動して反転再戸開する。一度ドア8が全開まで開いた場合には、図3のステップS2からフローを再開する。
本発明は両引戸形式のドアで説明してきたが、片引戸形式のドアでも同様の効果を得ることができる。また、例として出入口の乗降可能幅、ドアセンサ13の検出時間、戸閉動作中止を継続するドア停止継続時間を具体的な数値で示したが、エレベータの利用状況、顧客要望などを加味して設定することができる。
さらに、ドアセンサ13が動作したときの出入口の乗降可能幅(例えば図5では幅X12、図6では幅X22)ではなく、ドア8が停止(例えば図5では速度V13、図6では速度V23)した時の出入口の乗降可能幅(例えば図5では幅X13、図6では幅X23)にて所定値以上かどうかを判断してもよい。こうすることで、より正確な出入口の乗降可能幅を設定でき、利用者の利便性を向上できる。
以上説明したように、本発明のように検出手段の動作位置だけではなく動作時間についても考慮することで、大きな荷物を持った乗客が乗降するなどした場合に、出入口幅が狭いままとなり利便性を低下させる恐れが無く、無駄な再戸開動作を防止すると共に乗客の利便性を向上させるエレベータのドア制御方法を提供することができる。
図7は、本発明の実施例2を示すフローチャートである。
ステップS101より始まるフローは、まずステップS102において戸閉動作中かを確認する。戸閉動作中でなければ戸閉動作が始まるまでステップS102を繰り返す。ステップS102において戸閉動作中であれば、ステップS103においてドアセンサ13が乗客などの対象物を検出したかを確認する。ドアセンサ13が何も検出しなければ、戸閉動作を継続する。ステップS103においてドアセンサ13が乗客などを検出した場合は、ステップS104にて戸閉動作を中止しドア8を停止させる。
次にステップS105において出入口の乗降可能幅が所定値以上かを確認し、次いでステップS107においてドアセンサ13の検出時間が所定時間以内かを確認する。ステップS105、S107での確認結果がnoの場合はステップS106に移動してドア8は反転再戸開する。
ステップS105において出入口の乗降可能幅が所定値以上であり、ステップS107においてドアセンサ13の検出時間が所定時間以内であれば、ステップS108においてステップS104で戸閉動作を中止したドア8はそのまま所定時間停止を継続する。
ここで、ステップS105における乗降可能幅の所定値とは、乗客が十分に通過できるだけの例えば600mm程度の値とする。また、ステップS107における検出時間の所定時間とは、乗客がドア8の開閉面内で停滞することなく、速やかに乗降が完了する例えば0.5秒程度の時間である。
このように設定することで、乗降可能幅が十分にあるにもかかわらず反転再戸開することや、速やかに乗降した場合に乗降が完了してから反転再戸開するなどの時間の無駄を省くことができる。
また、ステップS108におけるドア8を停止させる所定時間とは、連続して乗降する乗客の有無を確認する例えば0.5秒程度の時間とする。
次に、ステップS108〜S110の対象物検出ループについて説明する。ステップS109において、ステップS108にてドア8停止中にドアセンサ13の再検出の有無を確認する。ドアセンサ13が乗客などを再検出した場合はステップS106に移動して速やかに反転再戸開する。
ドアセンサ13が何も検出していない場合はステップS110においてドア8の停止時間が所定時間を経過したかを確認する。所定時間を経過していなければステップS108に戻り所定時間が経過するまでドア8は停止を継続する。このように対象物検出ループ制御を実行する。
ドアセンサ13が何も検出しないままドア8の停止時間が所定時間を経過した場合は、ステップS111において再度ドアセンサ13が対象物を検出していないことを確認して、ステップS112にてドア8は戸閉を再開する。
ステップS113において出入口の乗降可能幅が所定値以下かどうかを確認し、出入口の乗降可能幅が所定値以上であればステップS103に戻りフローを継続する。ステップS113において出入口の乗降可能幅が所定値以下になっていれば、ステップS114においてドアセンサ13の検出状態を確認し、ドアセンサ13が乗客などを再検出した場合はステップS106に移動して速やかに反転再戸開する。
ドアセンサ13が何も検出していない場合は、ステップS115で戸閉完了が確認できるまで検出有無の確認を継続する。ステップS115において戸閉完了を確認できれば、ステップS116に移動してフローを終了する。
実施例2は、上記のように、実施例1に対して、
ステップS109:ドア停止中に対象物を検出したか
ステップS111:対象物を検出したか
ステップS113:乗降可能幅は所定値以下か
ステップS114:対象物を検出したか
の各ステップを加えることにより、さらにきめの細かく効率のよいドア開閉制御を行うことができる。
ステップS109:ドア停止中に対象物を検出したか
ステップS111:対象物を検出したか
ステップS113:乗降可能幅は所定値以下か
ステップS114:対象物を検出したか
の各ステップを加えることにより、さらにきめの細かく効率のよいドア開閉制御を行うことができる。
図8は本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
実施例2では、図7において、ステップS113において出入口の乗降可能幅が所定値以上であればステップS3からのフローを繰り返すループを構成したが、出入口の乗降可能幅の所定値が比較的狭い場合は、複数の乗客が同時に乗降する状態が継続して、かえって実用に不便な場合がある。
そこで、実施例3では、多数の乗客が同時に乗降する場合を考慮して、対象物検出ループ制御である、ステップS208〜ステップS210のフロー反復回数nを、n=1の戸閉動作で1度のみに限定し、さらにステップS212において戸閉再開した場合は、図7に示す実施例2のステップS113からステップS103に戻るフローを除いたものである。
このように構成することで、乗客が連続して乗降するような混雑した状況の場合には、ドア8を全開にして乗降しやすくすることで乗降効率の低下を防止することができる。
さらに、実施例4は、前述のステップS208〜ステップS210のフローの動作回数を制限する方法のほかに、他の応用例として、出入口の乗降可能幅とステップS108〜ステップS110のフローの動作回数の関係性によって制御を変えた場合を示す。
つまり、例えば出入口の乗降可能幅が800mm〜1000mmの間ではステップS108〜ステップS110のフローは条件が揃った場合には複数回動作可能とする。また、出入口の乗降可能幅が600mm〜800mmのように比較的狭い場合ではステップS108〜ステップS110のフローを1回のみに限定し2回目以降は反転再戸開させるように制御してもよい。
このように出入口の乗降可能幅の条件に応じてループ回数を変えることで、乗降に必要な出入口の乗降可能幅を確保しつつ、乗降効率の低下を防止することができる。
図9は、上述した本発明の実施例4の動作を示すフローチャートである。実施例4は、実施例2における図7のステップS109を、S309の「対象物を所定回数検出したか」に置き換え、ステップS111を、S311の「乗降可能幅が800〜1000mmか」に置き換えたものであり、その他の構成は図7と同じである。
実施例4は、この構成により、乗降する乗客の数を正確に把握し、乗客数の条件と戸閉動作を中止したドアの乗降可能幅の条件に応じて、最適な乗降制御を行うことができる。
1:乗りかご
2:釣り合いおもり
3:巻上機
4:主索
5:制御盤
7:乗場
8:ドア
9:ドア駆動モータ
10:ドア開閉制御部
11:かごドア
12:乗場ドア
13:ドアセンサ
A:戸開スイッチ
B:戸閉スイッチ
2:釣り合いおもり
3:巻上機
4:主索
5:制御盤
7:乗場
8:ドア
9:ドア駆動モータ
10:ドア開閉制御部
11:かごドア
12:乗場ドア
13:ドアセンサ
A:戸開スイッチ
B:戸閉スイッチ
Claims (6)
- 全開位置から全閉位置まで開閉制御されるエレベータのドアと、該ドアの端部とドア全閉位置との間の乗降空間に存在する乗客と荷物を含む対象物を検出する検出手段を有し、前記対象物を検出した場合に前記ドアを前記全開位置まで反転戸開するように制御するエレベータのドア制御方法において、
前記ドアの戸閉動作中に前記検出手段により前記乗降空間に前記対象物が検出された際に、前記ドアの戸閉動作を中止するステップと、
前記ドア端部と前記ドア全閉位置との間の乗降可能幅が所定値以上でかつ前記検出手段による前記対象物の検出時間が所定時間以内の場合に、前記ドアを反転戸開せずに前記ドアの戸閉動作を所定時間中止するステップと
を有することを特徴とするエレベータのドア制御方法。 - 請求項1に記載のエレベータのドア制御方法において、前記検出手段による前記対象物の検出時間に関する前記所定時間は、前記乗客が前記乗降空間内で停滞することなく速やかに乗降が完了する時間であることを特徴とするエレベータのドア制御方法。
- 請求項1に記載のエレベータのドア制御方法において、前記ドアを反転戸開せずに前記ドアの戸閉動作を所定時間中止するステップにおける前記所定時間は、連続して乗降する前記乗客の有無を確認する時間であることを特徴とするエレベータのドア制御方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベータのドア制御方法において、
前記ドアを反転戸開せずに前記ドアの戸閉動作を所定時間中止するステップの後に、
前記ドアの戸閉動作を中止する所定時間の間に前記検出手段により前記乗降空間に前記対象物が検出されたか否かを確認するステップと、
前記検出手段が前記乗降空間において前記対象物を検出しない場合には、戸閉動作を再開するステップと
を有することを特徴とするエレベータのドア制御方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベータのドア制御方法において、
前記ドア端部と前記ドア全閉位置との間の乗降可能幅が所定値以上でかつ前記検出手段による前記対象物の検出時間が所定時間以内の場合に、前記ドアを反転戸開せずに前記ドアの戸閉動作を所定時間中止するステップと、
前記ドアの戸閉動作を中止する所定時間の間に前記検出手段により前記乗降空間に前記対象物が検出されたか否かを確認するステップと、
ドア停止が所定時間経過したかを確認するステップと
からなる対象物検出ループ制御をn回実行することを特徴とするエレベータのドア制御方法。 - 請求項5に記載のエレベータのドア制御方法において、前記対象物検出ループ制御に続いて、
前記ドアの乗降可能幅が所定範囲にあるか否かをチェックするステップを設け、
前記ドアの乗降可能幅が所定範囲内にあるときは、前記対象物検出ループ制御を複数回実行し、前記ドアの乗降可能幅が所定範囲外にあるときは、前記対象物検出ループ制御を1回実行することを特徴とするエレベータのドア制御方法。
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